JP2004294536A - 液晶表示装置のサンプリング位相調整装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶表示装置内部の信号処理IC17に、あらかじめ白信号発生回路としての白信号を出力できる内部SG(Signal Generator)1と、外部信号源10からの外部信号と内部SG1からの白信号との出力切替えができるようにされた切り替え手段としてのスイッチ2が用意される。そして、通常モードでは外部信号が、調整モードでは内部SGが出力されるようにマイクロコンピュータ35から出力されるADJ信号によって制御される。また、液晶ドライバ11内では、あらかじめ黒信号発生回路としての黒レベル発生回路3と、液晶ドライバ11の入力信号と黒レベル発生回路3からの黒信号との出力切替えができるようにされた切り替え手段としてのスイッチ4が用意される。そしてスイッチ4の制御は、液晶コントローラ12から出力されるBLK信号にて行われる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置のサンプリング位相の調整に使用して好適な液晶表示装置のサンプリング位相調整装置に関する。詳しくは、テストパターンの発生手段を内蔵して、調整を容易に行うことができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置にテストパターンの発生手段を内蔵する発明としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−245798号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本願発明者は、例えば3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置のサンプリング位相を調整する技術として、先に特願2002−116707号を提案した。最初に、この先願の発明について説明する。まず、図4〜図7を参照して、3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置の全体の構成を説明する。
【0005】
図4において、カラー映像信号源10が設けられ、このカラー映像信号源10から供給される青信号In(B)、赤信号In(R)、緑信号In(G)が液晶ドライバ11に入力される。そしてその液晶ドライバ11から出力された青信号Out(B)、赤信号Out(R)、緑信号Out(G)が液晶表示パネル13に供給される。
【0006】
一方、液晶コントローラ12では、互いに逆相の水平クロックHCK1、HCK2、水平表示開始信号HST及びコントロール信号CTS等の液晶駆動パルスが発生される。これらの液晶駆動パルスが液晶表示パネル13に供給される。さらに液晶コントローラ12では、液晶ドライバ11に供給されるサンプリングホールドパルスSHPも発生される。
【0007】
また、液晶表示パネル13は、H(水平)シフトレジスタ14を備える。そのHシフトレジスタ14では、液晶コントローラ12からの水平クロックHCK1、HCK2及び水平表示開始信号HSTを受けて、所定の一定時間間隔を有するn個の水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)が順次生成される。
【0008】
さらに液晶表示パネル13は、n個のアナログスイッチSW1〜SWnを備える。このアナログスイッチSW1〜SWnは、Hシフトレジスタ14からの、所定の一定時間間隔を有するn個の水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)によって順次オンにされる。
【0009】
そして、これらアナログスイッチSW1〜SWnのそれぞれは、例えば図5の下段に示すように、青、赤、緑の各信号用の3種類のアナログスイッチから構成される。この場合に、青、赤、緑の各信号用の3種類のアナログスイッチに対しては、n個の水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)は共通である。
【0010】
従って、液晶ドライバ11からの青Out(B)、赤信号Out(R)、緑信号Out(G)が、アナログスイッチSW1〜SWnを構成するそれぞれ3種類のアナログスイッチによって順次サンプリングされて、その各サンプリング出力がそれぞれのデータラインDLに出力される。その各データラインも、それぞれ青、赤、緑の各信号用の3種類のデータラインから構成される。
【0011】
また、液晶表示パネル13は、V(垂直)シフトレジスタ15を備える。そのVシフトレジスタ15は、液晶コントローラ12からの水平クロックHCK1、HCK2を受けて、垂直走査パルスを生成し、その垂直走査パルスはゲートラインGLに供給される。その各垂直走査パルスは、青、赤、緑の各信号用の走査パルスから構成される。その各ゲートラインGLも、それぞれ青、赤、緑の各信号用の3種類のゲートラインから構成される。
【0012】
そして、各データラインDL及び各ゲートラインGLの各交点に、それぞれ薄膜トランジスタ(TFT)Trが接続され、その各トランジスタTrにそれぞれ表示電極DEが接続され、その各トランジスタTr及び各表示電極DEにて、それぞれ液晶画素が構成される。その各液晶画素もそれぞれ青、赤、緑用の3種類の液晶画素から構成される。
【0013】
すなわち、例えばアナログスイッチSW1〜SWnがオンとなって、そのアナログスイッチSW1〜SWnに接続されているデータラインDLに、映像信号に基づく電圧V(n)が得られているときに、そのデータラインDLと交叉するゲートラインGLのいずれかに垂直走査パルスが与えられると、その液晶画素に電圧V(n)が充電される。
【0014】
なお実際には、アナログスイッチSW1〜SWnを構成する青、赤、緑の各信号用のアナログスイッチがオンになると、その青、赤、緑の各信号用のアナログスイッチSW1〜SWnに接続されている青、赤、緑の各信号用のデータラインDLに、青、赤、緑の各信号に基づく電圧V(n)が得られ、その電圧V(n)がそれぞれ青、赤、緑の液晶画素に充電されるものである。
【0015】
さらに、図5を参照して、3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置の詳細な回路を説明する。図5の上段において、信号源10からの青、赤、緑の各入力信号In(B)、In(R)、In(G)が、液晶ドライバ11内のサンプリングホールド回路16B、16R、16Gにそれぞれ供給されて、液晶コントローラ12からのサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPGによってサンプルホールドされる。
【0016】
これらのサンプリングホールド回路16B、16R、16Gからの各出力信号Sig(B)、Sig(R)、Sig(G)が、さらにサンプリングホールド回路16BA、16RA、16GAに供給される。そして液晶コントローラ12からの共通のサンプリングホールドパルスSHPAによりサンプルホールドされ、青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)として液晶表示パネル13に供給される。
【0017】
さらに、液晶表示パネル13では、図5の下段に示すように、液晶ドライバ11からの青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)がそれぞれアナログスイッチSW1B、SW1R、SW1G〜SWnB、SWnR、SWnGに供給される。そしてこれらの各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)が、Hシフトレジスタ14からの3画素ごとに共通の水平走査パルスGate(1)〜Gate(n)によってサンプリングされる。
【0018】
次に、図6のタイミングチャートを参照して、図5の3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置の回路の一部の動作を説明する。図6において、青、赤、緑の各入力信号In(B)、In(R)、In(G)を、サンプリングホールド回路16B、16R、16Gに供給して、青、赤、緑ごとにタイミングを異にするサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPGによってサンプルホールドする。
【0019】
なおこの場合に、サンプリングホールドパルスSHPGは一定レベルの信号とされているので、サンプリングホールド回路16Gでは入力信号In(G)のサンプルホールドは行われず、入力信号In(G)は、出力信号Sig(G)としてそのまま出力される。
【0020】
そしてこれらサンプリングホールド回路16B、16R、16Gからの各出力信号Sig(B)、Sig(R)、Sig(G)が、さらにサンプリングホールド回路16BA、16RA、16GAに供給され、液晶コントローラ12からの共通なサンプリングホールドパルスSHPAによってサンプルホールドされる。これにより、同時化された青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)が出力される。
【0021】
さらに、同時化された青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)がアナログスイッチSW1B、SW1R、SW1G〜SWnB、SWnR、SWnGに供給される。そしてHシフトレジスタ14からの、青、赤、緑で同じタイミングの水平走査パルスGate(n)の立ち上がりエッジによってサンプリングされ、青、赤、緑の各信号の電圧V(1B)、V(1R)、V(1G)〜V(nB)、V(nR)、V(nG)が出力される。
【0022】
なお、上の説明において、青、赤、緑の各入力信号In(B)、In(R)、In(G)は、デューティが50%で水平周期を有し、水平周期/6ずつ位相がずれた色信号である。また、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPAは、周期が水平周期/2のパルスである。さらにサンプリングホールドパルスSHPB、SHPRの位相差は、水平周期/6である。
【0023】
このような3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置では、液晶表示パネル13に対する駆動周波数が、1画素書込み方式のカラー液晶表示装置の場合の駆動周波数の1/3になるという利点がある。すなわち駆動周波数が低くされることによって、駆動回路の構成等が容易になり、全体として装置のコストダウンを行うことができるものである。
【0024】
ところが、その反面、液晶ドライバ11内や液晶表示パネル13内における信号線の遅延量のばらつきによって、画像表示の解像度が劣化するという欠点がある。また、例えば薄膜トランジスタTrがポリシリコンから構成されている場合には、液晶表示パネル13内のアナログスイッチSW1〜SWn等の遅延時間のばらつきによっても、画像表示の解像度の劣化が発生するという問題もある。
【0025】
そこで、このような画像表示の解像度が劣化する問題を検討すると、その主な原因は、サンプリングホールドパルスSPHAによってサンプルホールドされた各色信号に対し、液晶表示パネル13内の水平走査パルスによるサンプリング位相がずれたときに、隣接した液晶画素に混合書込みや誤書込みが発生することによるものである。
【0026】
以下に、図7を参照して、サンプリング位相による解像度劣化の原理を説明する。すなわち、図7はデータラインへのサンプリング位相が最適な状態のとき、及び最悪な状態のときをそれぞれ示すタイミングチャートである。
【0027】
図7の一段目は、タイミングを異にする青、赤、緑の各入力信号が、それぞれ青(赤)(緑)の入力信号に同期したサンプリングホールドパルスSHPAの立ち上がりエッジでサンプルホールドされ、同時化された青、赤、緑の各出力信号Out(B/R/G)を示す。
【0028】
ここでアナログスイッチSW1〜SWmに供給されてサンプリングされる青、赤、緑の各出力信号Out(B/R/G)は、実際には、液晶表示パネル13内の配線インピーダンスや配線容量によって、図7の2段目に示すOut2(B/R/G)の波形のように、波形鈍りが生じてしまう。この場合に、液晶表示パネル13内の配線インピーダンスや配線容量による青、赤、緑の各出力信号の波形鈍り無くすことは、殆ど不可能である。
【0029】
また、3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置の場合には、特に駆動周波数の低下によって、液晶ドライバ11や液晶表示パネル13内の信号線による遅延が問題となり、水平シフトレジスタ14よりの水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)に遅延ばらつきが生じる。しかしながら、この水平走査パルス(サンプリングパルス)のタイミングを是正することは可能なものである。
【0030】
さらに、このアナログスイッチSW1〜SWmに供給されてサンプリングされる青、赤、緑の各出力信号の波形鈍りや、水平シフトレジスタからの水平走査パルス(サンプリングパルス)の遅延ばらつきは、カラー液晶表示装置自体の特性のばらつき、カラー液晶表示装置に供給される電源電圧の変動、カラー液晶表示装置自体の温度及びその周囲の温度等によっても変化するものである。
【0031】
このように、青、赤、緑の各出力信号Out(B/R/G)に対する水平シフトレジスタ14からの水平走査パルス(サンプリングパルス)のタイミングが最適であれば、液晶表示パネル13によって高品位な映像表示を行うことができるが、そのタイミングが最適な状態から外れると、隣接した液晶画素に混合書込みや誤書込みが発生し、表示映像の解像度は劣化する。これは特に、液晶表示パネル13がポリシリコンパネルの場合は、サンプリング期間が短いため、上述のタイミングのずれを極力抑える必要がある。
【0032】
すなわち、データラインへのサンプリング位相が最適な状態のときは、順次に発生する水平周期/2の位相差を有する水平走査パルスGate1(n)、Gate1(n+1)の、それぞれの立ち上がりエッジによって、波形の鈍った青、赤、緑の各出力信号Out2(B/R/G)の略中央の正規値がサンプリングされて、それぞれのアナログスイッチに接続されたデータラインに、青、赤、緑の各出力信号Out2(B/R/G)がサンプリングされた正規な電圧V1(n)、V1(n+1)が出力される。
【0033】
これら電圧V1(n)、V1(n+1)の間には、
V1(n)>V1(n+1)
の関係を有する。
【0034】
ところが、水平走査パルスGate2(n)、Gate2(n+1)が、青、赤、緑の各出力信号Out2(B/R/G)に対し、1.5画素分遅れている場合は、順次に発生する水平走査パルスGate2(n)、Gate2(n+1)それぞれの立ち上がりエッジによって、波形の鈍った青(赤)(緑)出力信号Out2(B/R/G)の中間値がサンプリングされて、それぞれのアナログスイッチに接続されたデータラインに、略同じレベルのサンプリング電圧V2(n)、V2(n+1)が得られる。
【0035】
これら電圧V2(n)、V2(n+1)間には、
V2(n)≒V2(n+1)
関係があり、これが混合書込みである。
【0036】
すなわち3画素同時書込み方式の場合、水平走査パルスによる最適なサンプル位相と、最も解像度劣化が生じるサンプリング位相の差は、1.5画素となる。また、3画素同時書込みの場合、この位相差は水平クロックパルスHCK1が高レベルになっている水平周期/2のさらに半分の期間となる。
【0037】
ここで、水平クロックパルスHCK1が高レベルになっている水平周期/2の期間で、青、赤、緑の各1画素のサンプリングを行うための期間の位相を360度とすると、3画素同時書込み方式の場合、最適なサンプル位相と最も解像度劣化が生じるサンプリング位相の差は、180度に相当する。
【0038】
これに対して、本願の発明者は、先にx組(x=1、2、3……)の3原色画素信号同時書込み方式のカラー液晶表示装置における各部回路の信号遅延量のばらつきによるx組の3原色画素信号の解像度劣化を、カラー液晶表示装置の歩留りを低下させることなく、確実に改善することのできるカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整回路を提案した。
【0039】
以下に、図8を参照して、本願の発明者が先に提案した3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整装置を詳細に説明する。なお、図8において、上述の図4及び図5と対応する部分には、同一符号を付して説明すると共に、一部、重複説明及び重複図示を省略する。
【0040】
図8において、図4の信号源10からの入力信号In{青入力信号In(B)、赤入力信号In(R)、緑入力信号In(G)}が、液晶ドライバ11内の、時間軸調整回路としてのサンプリングホールド回路16に供給されて、サンプリングホールドパルスSHP′によってサンプリングホールドされる。このサンプリングホールド回路16及びサンプリングホールドパルスSHP′は、それぞれ図5と同様に構成されている。
【0041】
すなわち、青、赤、緑の各入力信号In(B)、In(R)、In(G)が、それぞれサンプリングホールド回路16B、16R、16Gに供給され、個別のサンプリングホールドパルスSHPB 、SHPR、SHPGによってサンプルホールドされる。そしてその各出力信号Sig(B)、Sig(R)、Sig(G)が、サンプリングホールド回路16BA、16RA、16GAに供給されて、共通のサンプリングホールドパルスSHPAによってサンプルホールドされる。
【0042】
さらに液晶コントローラ12内には、基準パルス発生回路30が設けられる。この基準パルス発生回路30では、各種の基準パルス、すなわち各種の基準サンプリングホールドパルスSHP、基準水平クロックパルスHCK1、HCK2、基準水平表示開始信号HST及び基準ダミー画素サンプリングパルスTESTPが発生される。
【0043】
そして、各種の基準サンプリングホールドパルスSHPは、第1の位相調整回路33によって位相調整され、その位相調整されたサンプリングホールドパルスSHP′がサンプリングホールド回路16に供給される。このサンプリングホールドパルスSHP′は、既に詳述されている。
【0044】
以下に、この第1の位相調整回路33における位相調整について説明する。先ず、図6において図示を省略した信号源10からの入力信号Inとしてのテストパターン信号が、液晶ドライバ11のサンプリングホールド回路(時間軸調整回路)16に供給される。また、マイクロコンピュータ35によって、第1の位相調整回路33の位相が切換えられる。
【0045】
これによって、サンプリングホールドパルスSHP(SHPB、SHPR、SHPG、SHPA)のタイミングが所定位相量ずつ変化せしめられ、入力信号Inとしてのテストパターン信号のタイミングが変化せしめられる。この状態で、例えばビデオカメラ37によって液晶表示パネル13の画面が撮像され、隣接した液晶画素の輝度レベルがそれぞれ測定される。
【0046】
このようにして測定された輝度レベルの差が、そのときのサンプリングホールドパルスSHPAの位相と共に、メモリ36に格納される。さらにこの測定は、サンプリングホールドパルスSHPAの所定位相量の総和がサンプリングホールドパルスSHPAの1周期になるまで、マイクロコンピュータ35によって、サンプリングホールドパルスSHPAの位相を変化して行われる。
【0047】
この測定の終了後、メモリ36に記憶された複数の輝度レベル差の内、その絶対値が最も小さくなるときのサンプリングホールドパルスSHPAの位相が検出され、この位相を180度、すなわち、サンプリングホールドパルスSHPAの(1/2)周期ずらした位相が求められる。そしてこの位相が、第1の位相調整回路33におけるサンプリングホールドパルスSHPAの位相とされる。
【0048】
また、図8においては図示を省略するが、液晶ドライバ11からの青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)は、図5と同様に液晶表示パネル13のアナログスイッチSW1B、SW1R、SW1G〜SWnB、SWnR、SWnGによってサンプリングされる。なお、これらアナログスイッチSW1B、SW1R、SW1G〜SWnB、SWnR、SWnGには、共通な水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)が供給される。
【0049】
このようなサンプリングホールドパルスSHPの位相調整によって、液晶表示パネル13の内部のサンプリング信号遅延だけでなく、信号処理系の遅延に対しても、補正が可能で、カラー液晶表示装置のセットごとに固有のデバイス個体差/電源電圧による遅延ばらつきに対して、高品位な画像の表示が可能となる。このサンプリングホールドパルスSHPの位相調整は、特に、温度特性による遅延変動の影響をあまり受けない低画素数の液晶表示パネルに好適である。
【0050】
しかしながら、サンプリング期間の特に短い高精細な液晶表示パネルに対しては、温度特性による遅延ばらつきに対しても解像度劣化の原因になるため、これについて調整する必要がある。この場合に、上述の映像信号のタイミング調整では、ビデオカメラを使用するため、常時タイミング関係をモニタすることができない。
【0051】
そこで、液晶表示パネルから、隣接する液晶画素の映像信号レベルを検出する回路を設けることで、その隣接する液晶画素の映像信号レベルの比較を行うことが可能となる。この場合に、信号処理系の温度特性による遅延ばらつきは、液晶表示パネル内部のサンプリング信号に対して、無視できる程小さいため、調整は液晶表示パネル側のサンプリング信号のみで行えば良い。
【0052】
なお、図8では図示を省略したが、液晶表示パネル13は、図1と同様に、V(垂直)シフトレジスタ15を備える。また、各データラインDL及び各ゲートラインGLの各交点に、各薄膜トランジスタ(TFT)Trが接続され、その各トランジスタTrにそれぞれ表示電極DEが接続され、その各トランジスタTr及び各表示電極DEにて、それぞれ画素が構成される。
【0053】
さらに、上述したように図8においては図示を省略するが、液晶ドライバ11からの青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)は、図5と同様に液晶表示パネル13のアナログスイッチSW1B、SW1R、SW1G〜SWnB、SWnR、SWnGによってサンプリングされる。これらアナログスイッチSW1B、SW1R、SW1G〜SWnB、SWnR、SWnGには、共通の水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)が供給される。
【0054】
そこで、このような水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)の位相調整を行うために、液晶表示パネル13におけるサンプリング遅延量を検出する必要がある。
【0055】
このため、図8に示すごとく、Hシフトレジスタ14からの水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(n′)が供給されるダミーのアナログスイッチSWdを設ける。そしてこのアナログスイッチSWdによってサンプリングされたダミー画素信号HDLYを、波形整形回路34によって波形整形して、波形整形され且つサンプリングされたダミー画素信号HDLY(図9参照)を得る。
【0056】
そして検波及び比較回路32において、波形整形され且つサンプリングされたダミー画素信号HDLYと、液晶コントローラ12内の基準ダミー画素サンプリングパルスTESTPとの間の位相を比較し、その位相差が常時一定となるように、第2の位相調整回路31において、基準パルス発生回路30からの基準水平クロックパルスHCK1、HCK2、基準水平表示開始信号HST及び基準ダミー画素サンプリングパルスTSTPの位相を調整する。
【0057】
すなわち、図9に示す波形TESTP′は、図示しない基準ダミー画素サンプリングパルスTESTPに対して、位相調整されたダミー画素サンプリングパルスを示している。なお波形整形は、2値化処理を行うためのものであり、一般的にはコンパレータが使用されるが、立ち下がり波形の位相変化が少ない場合であれば、他の回路を使用しても問題はない。
【0058】
さらに、検波及び比較回路32は、カウンタ及びラッチ回路を利用して、マスタクロックCLK(図9参照)、若しくはそのマスタクロックCLKの整数倍のクロックで、波形整形され且つサンプリングされたダミー画素信号HDLY及び液晶コントローラ12内の基準ダミー画素サンプリングパルスTESTPを計数する。これにより、これらの信号間の位相差が検波される。
【0059】
そして、検波及び比較回路32は、その位相差に対して、上述の水平走査パルス(サンプリングパルス)Gate(1)〜Gate(n)の位相調整を行うための補正量を決定することで、第2の位相調整回路31における位相を制御すると共に、ノイズ対策のために積分回路又はデバイド回路で平均化処理を行うものである。なお、図9における波形TPSは、テストパターン信号を示す。
【0060】
すなわち図8及び図9に示すごとく、第2の位相調整回路31による位相調整によって、液晶コントローラ12内の遅延量Delay(TG)が決定される。そこで位相調整を行う場合には、まず第1の位相調整回路33及び第2の位相調整回路31の位相調整を同時に行って、液晶表示パネル13に解像度の良い高品位な画像表示を行わせる。その後に、第1の位相調整回路33のみの位相調整を行わせる。
【0061】
この場合、仮に、温度特性などで、液晶表示パネル13の内部のサンプリング遅延量Delay(LCD)が変化しても、遅延量Delay(TG)及び遅延量Delay(LCD)の和の遅延量Delayが一定、すなわち、
Delay(TG)+Delay(LCD)=Delay=一定
になるように、第2の位相調整回路31による上述の各信号の位相調整を行う。
【0062】
これによって、仮に、温度特性などで液晶表示パネル13の内部のサンプリング遅延量Delay(LCD)が変化しても、サンプリング調整を行っており、その遅延量に対して補正が掛かるようになっているため、常に解像度の良い高品位な画像が液晶表示パネル13に表示される。
【0063】
次に、図10のフローチャートを参照して、図8のカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整回路の調整例を説明する。すなわち図10において、ステップST−1では、第2の位相調整回路31の位相調整を開始する。ステップST−1の次は、ステップST−2に移行して、第2の位相調整回路31の位相量をある値に設定する。
【0064】
このとき、基準パルス発生回路30からの基基準水平クロックパルスHCK1、HCK2、基準水平表示開始信号HST及び基準ダミー画素サンプリングパルスTSTPが、第2の位相調整回路31に供給されて位相調整され、その位相調整された水平クロックパルスHCK1′、HCK2′及び水平表示開始信号HST′が液晶表示パネル13に入力されると共に、位相調整されたダミー画素サンプリングパルスTSTP′が検波及び比較回路32に入力される。
【0065】
また、アナログスイッチSWdによってサンプリングされたダミー画素信号HDLYが、波形整形回路34に入力されて波形整形された後、液晶コントローラ12に入力される。液晶コントローラ12内の検波及び比較回路32において、第2の位相調整回路31から出力された、位相調整されたダミー画素サンプリングパルスTESTP′の遅延量Delay(TG)と、波形整形回路34より出力されたダミー画素信号HDLYの遅延量Delay(LCD)とを測定する。
【0066】
さらに遅延量Delay(TG)及びDelay(LCD)の和の遅延量の最長遅延量をKとしたとき、Delay(TG)=K−Delay(LCD)の演算を行って、その得られたDelay(TG)=K−Delay(LCD)を、第2の位相調整回路31の位相量として設定する。この一連の処理は、ステップST−2において、常時行われる。
【0067】
ステップST−2の次は、ステップST−3に移行して、ステップST−2における動作が行われている状態の下で、マイクロコンピュータ35の制御によって、第1の位相調整回路33の位相調整を開始する。
【0068】
ステップST−3の次は、ステップST−4に移行して、図4の信号源10からのテストパターン信号TPSを、液晶ドライバ11に供給する。このテストパターン信号TPSは、図11に示す如く、デューティが0.5の水平クロックHCK1のパルス幅Tと同じパルス幅Tを有し、白/黒切り換わる信号(デューティは0.5)である。
【0069】
ステップST−4の次は、ステップST−5に移行して、サンプリングホールド回路(時間軸調整回路)16のタイミング設定を行う。
【0070】
ここで図8におけるサンプリングホールド回路16(その具体的回路構成は、図5について説明したのと同様である)に供給される、通常表示の場合の第1の位相調整回路33から出力されるサンプリングホールドパルスSHP、すなわちサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAの位相(マイクロコンピュータ35の制御による)の設定の仕方について、図13を参照して説明する。
【0071】
図13において、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAは、水平クロックHCK1の周期THの1/2倍の周期を有する。また、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAのパルス幅τは、その周期の1/3、すなわち水平クロックHCK1の周期THの1/6である。
【0072】
そして、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAの位相を、水平クロックHCK1の周期THの1/12ずつ、すなわちサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAのパルス幅τの1/2、すなわち0.5τずつ変化させる。
【0073】
さらに、水平クロックHCK1の立ち上がり及び立ち下がりエッジに対し、τだけ遅れたサンプリングホールドパルスSHPAを基準として、これと同位相(0τ)から、0.5τ、1.0τ、1.5τ、2.0τ、2.5τ、3.0τ(0τ)遅延したサンプリングホールドパルスSHPA を、それぞれSHPA0、SHPA1、SHPA2、SHPA3、SHPA4、SHPA5、SHPA6(=SHPA 0)とする。
【0074】
また、サンプリングホールドパルスSHPA0〜SHPA6(=SHPA0)に対応し、それぞれ位相差τ、2τを有するサンプリングホールドパルスSHPB、SHPRと、常開のサンプリングホールドパルスSHPGを、それぞれサンプリングホールドパルスSHPB0、SHPR0、SHPG0〜SHPB6(=SHPB0)、SHPR6(=SHPR0)、SHPG6(=SHPG0)とする。
【0075】
次に、図14及び図15について説明する。図14及び図15は、マイクロコンピュータ35の制御により、図8におけるサンプリングホールド回路16(その具体的回路構成は、図5について説明したのと同様である)に供給する、テストパターン信号がBRG共通の場合の第1の位相調整回路33から出力されるサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAの位相の設定の仕方を示す。
【0076】
この図14及び図15において、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAは、水平クロックHCK1の周期THの1/2倍の周期を有する。また、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAのパルス幅τは、その周期の1/3、すなわち水平クロックHCK1の周期THの1/6である。
【0077】
さらに、テストパターン信号TPSは、水平クロックHCK1の周期THと同じ周期THを有し、水平クロックHCK1に対し、TH/6の位相差を有する。また、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAの位相を、水平クロックHCK1の周期THの1/12ずつ、すなわちサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAのパルス幅τの1/2、すなわち0.5τずつ変化させる。
【0078】
そして、水平クロックHCK1の立ち上がり及び立ち下がりエッジに対し、τだけ遅れたサンプリングホールドパルスSHPAを基準として、これと同位相(0τ)から、0.5τ、1.0τ、1.5τ、2.0τ、2.5τ、3.0τ(0τ)遅延したサンプリングホールドパルスSHPAを、それぞれSHPA0、SHPA1、SHPA2、SHPA3、SHPA4、SHPA5、SHPA6(=SHPA0)とする。
【0079】
また、サンプリングホールドパルスSHPA0〜SHPA6(=SHPA0)にそれぞれ対応し、共に位相差1.5τを有するサンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPGを、それぞれサンプリングホールドパルスSHPB0、SHPR0、SHPG0〜SHPB6(=SHPB0)、SHPR6(=SHPR0)、SHPG6(=SHPG0)とする。
【0080】
さらにステップST−5では、マイクロコンピュータ35の制御によって、図13または図14及び図15におけるサンプリングホールドパルスSHPA 0、SHPB0、SHPR0、SHPG0を初期設定サンプリングホールドパルスとして、第1の位相調整回路33からサンプリングホールド回路16に供給し、これによりタイミングが設定された各色信号が、液晶ドライバ11から液晶表示パネル13に供給される。
【0081】
ステップST−5の次は、ステップST−6に移行して、マイクロコンピュータ35の制御の下に、ビデオカメラ37によって液晶表示パネル13の画面を撮像して、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAの位相が変化する毎に、隣接した液晶画素の輝度レベルを測定する。
【0082】
さらに、ステップST−7に移行して、マイクロコンピュータ35の制御の下に、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPG、SHPAの位相が変化するごとに、その測定された隣接した液晶画素の輝度レベルの差をメモリ36に記憶する。
【0083】
なお、図12のA及びBは、図11のテストパターン信号TPSに基づく液晶表示パネル13に表示される白/黒ストライプ画像を示し、Aは解像度が良い場合を、Bは解像度が悪い場合をそれぞれ示す。距離Tは、図11におけるテストパターン信号TPSのパルス幅Tに相当する白ストライプ及び黒ストライプの幅を示す。
【0084】
そして、ビデオカメラ37によって、この液晶表示パネル13に表示される白/黒ストライプ画像を撮像して、その濃淡のレベル差を測定する。そして、その濃淡のレベル差と、サンプリングホールドパルスSHPAの位相とをメモリ36に記憶しておく。この場合、液晶表示パネル13全体の輝度レベルを測定し、これをサンプリングホールドパルスSHPAの位相と共に、メモリ36に記憶させるようにしても良い。
【0085】
ステップST−7の次は、ステップST−8に移行して、サンプリングホールド回路(時間軸調整回路)16のタイミングを変更する。
【0086】
すなわち、図13または図14及び図15に示すように、第1の位相調整回路33から、サンプリングホールドパルスSHPA0〜SHPA6(=SHPA0)、SHPB0、SHPR0、SHPG0〜SHPB6(=SHPB0)、SHPR6(=SHPR0)、SHPG6(=SHPG0)を順次に切換えて出力して、サンプリングホールド回路16に供給し、各色信号のタイミングを設定し、そのタイミングが設定された各色信号が、液晶ドライバ11から液晶表示パネル13に供給される。
【0087】
ステップST−8の次は、ステップST−9に移行する。ステップST−9では、図13または図14及び図15に示す、第1の位相調整回路33から出力される、サンプリングホールドパルスSHPA0〜SHPA6(=SHPA0)、SHPB0、SHPR0、SHPG0〜SHPB6(=SHPB0)、SHPR6(=SHPR0)、SHPG6(=SHPG0)が一巡したか否かを判別し、NOのときは、ステップST−6に戻り、YESのときは、ステップST−10に移行する。
【0088】
ステップST−9の次は、ステップST−10に移行して、マイクロコンピュータ35によって、メモリ36に記憶されている輝度レベル差を比較する。
【0089】
ステップST−10の次は、ステップST−11に移行して、マイクロコンピュータ35によって、サンプリングホールドパルスSHPA0、SHPA1、SHPA2、SHPA3、SHPA4、SHPA5、SHPA6(=SHPA0)のうち、最も輝度レベル差の小さい位相のサンプリングホールドパルスSHPAを検出する。
【0090】
そして、サンプリングホールドパルスSHPAの位相を、最も輝度レベル差の小さい位相を180°、すなわち1.5τずらした位相に設定する。その場合、サンプリングホールドパルスSHPB、SHPR、SHPGも、サンプリングホールドパルスSHPAの位相に合わせる。
【0091】
すなわち、例えば最も輝度レベル差の小さい位相のサンプリングホールドパルスSHPAが、サンプリングホールドパルスSHPA1であったときは、第1の位相調整回路33より出力されるサンプリングホールドパルスSHPA、SHPB、SHPR、SHPGとして、サンプリングホールドパルスSHPA4、SHPB4、SHPR4、SHPG4を設定する。
【0092】
ステップST−11の次は、ステップST−12に移行して、ステップST−11で設定されたサンプリングホールドパルスSHPA、SHPB、SHPR、SHPGに基づいて、サンプリングホールド回路(時間軸調整回路)16から出力されて、液晶表示パネル13に供給される青、赤、緑の各出力信号Out(B)、Out(R)、Out(G)のタイミングを設定する。
【0093】
ステップST−12の次は、ステップST−13に移行して、第1の位相調整回路33の位相調整を解除する。
【0094】
このようにして、RGB各信号をサンプルホールドすることで映像表示パネルに入力する映像信号の出力タイミングを制御している。そしてこの時の調整用テストパターン信号は、例えば図12のAに示すように、液晶表示パネルのサンプリングタイミングHCK1と同じ周期で白/黒切り替わる信号であり、この信号を液晶ドライバに入力する。
【0095】
従ってこのシステムでは、テストパターンを外部入力する方法としているが、サンプリングタイミングHCK1はパネルごとに異なるため、この調整を行うためにはテストパターンをパネルごとに用意する必要がある。また、全ての調整ラインにテストパターンを用意しなければならないため、調整のための工数やコストが上昇してしまう問題がある。
【0096】
すなわち上述のシステムにおいて、調整を行う場合には、例えば図16に示すように、外部に設けられるテストパターン信号源100からテストパターンの信号が入力信号に換えて供給される。そして供給されたテストパターンの信号は、信号処理IC17を通じて液晶ドライバ11に供給される。そしてこの液晶ドライバ11に内蔵される時間軸調整部18で時間軸が調整され、調整された出力信号が液晶表示パネル13に供給される。
【0097】
さらに液晶表示パネル13に表示されたテストパターンが、ビデオカメラ37で撮影され、撮影された画像がメモリ36に供給されて、マイクロコンピュータ35からの位相調整の制御値と共に記憶される。
【0098】
また、マイクロコンピュータ35では、順次サンプリングパルス(SHP)のタイミングを変化させる制御信号が形成され、この制御信号が液晶コントローラ12の位相調整部19に供給される。そしてこの位相調整部19からの信号に従って液晶表示パネル13にコントロール信号が供給されると共に、時間軸調整部18での信号の時間軸が調整される。
【0099】
これにより、上述のシステムでの映像信号と液晶表示パネルへのサンプリングタイミングの関係は、図7に示すようになる。すなわち解像度が良い時のサンプリングタイミングAと解像度が最も悪い時のサンプリングタイミングBの位相差はサンプリング期間をTとした場合T/2となる。そのため、最も解像度の悪いサンプリングタイミングを検出した後に位相補正すれば良い事になる。
【0100】
そのため、調整方法としては、以下の手順で行う事で実現可能となる。
a)調整用テストパターン信号を外部から入力
b)マイコンによって液晶コントローラの位相調整部でサンプリングパルス(SHP)のタイミングを 変化させる
c)サンプリングパルスによって液晶ドライバ内の時間軸調整部で映像信号のタイミングが変化する
d)この時カメラなどで隣接した液晶画素の輝度レベルを測定する
f)サンプリング期間Tの中で最も隣接輝度レベル差が最も小さい位相を検出する (フォーカス無限大の場合は画面全体の輝度レベルが最も小さい位相を検出)
g)この位相に対して位相をT/2シフトさせる
【0101】
この調整方法によって液晶表示パネル内部のサンプリング信号遅延だけでなく信号処理系の遅延に対しても補正が行なえる事となり、セット固有であるデバイス個体差/電源電圧による遅延ばらつきに対して高品位な画像を表示する事が可能となる。
【0102】
なお、上述のシステムで、時間軸調整部の詳細は図5、6のようになっており、RGB各信号をサンプルホールドすることで映像表示パネルに入力する映像信号の出力タイミングを制御している。この時の調整用テストパターン信号は図11、12のように液晶表示パネルのサンプリングタイミングHCK1と同じ周期で白/黒切り替わる信号であり、この信号を液晶ドライバに入力する。
【0103】
しかしながら上述のシステムでは、テストパターンを外部入力する方法としているが、サンプリングタイミングHCK1はパネル毎に異なるため、この調整を行うためにはテストパターンをパネル毎に用意する必要がある。また、全ての調整ラインにテストパターンを用意しなければならないため、調整するために工数/コストアップになってしまう問題がある。
【0104】
この出願はこのような点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問題点は、従来の装置では、テストパターンを外部入力する方法としているために、このテストパターンをパネルごとに用意し、また、全ての調整ラインにテストパターンを用意する必要があり、調整のための工数やコストを削減することができなかったというものである。
【0105】
【課題を解決するための手段】
このため本発明においては、テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成するようにしたものであって、これによれば、テストパターンをシステム内部で生成することで、液晶表示パネル個体差、電源電圧などの遅延ばらつきに対して外部信号入力無しでも調整でき、高品位の画像を表示することができると共に、パネルごと、及び調整ライン全てにテストパターンを用意する必要がなく、調整のための工数やコストを削減することができる。
【0106】
【発明の実施の形態】
すなわち本発明は、映像信号をサンプリングする液晶ドライバ及び液晶表示パネルを駆動するための液晶コントローラ及び液晶表示パネルで構成され、液晶ドライバ内で映像信号をサンプリングした後に液晶表示パネル内部のアナログスイッチで再度サンプリングを行い、液晶表示パネル及び液晶ドライバの個体差/電源電圧に対する遅延ばらつきを、テストパターンを使用して輝度レベルを検出することにより映像信号のタイミングを調整することで、映像信号とサンプリング信号のタイミングを最適にし、高品位の画像表示を実現するようにした液晶表示装置のサンプリング位相調整装置であって、テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成してなるものである。
【0107】
また、本発明においては、デューティが50%で水平周期を有し、水平周期/6ずつ位相がずれた3原色画素信号のx組(x=1、2、3……)を、水平周期/2の周期を有する共通のサンプリングホールドパルスによってサンプリングホールドして、x組の同時化3原色画素信号を得る3原色のサンプリングホールド回路と、3原色のサンプリングホールド回路より得られたx組の同時化3原色画素信号を、水平周期/2の周期を有する水平走査パルスによってサンプリングして、それぞれサンプリング電圧を得る複数のサンプリング回路、複数のサンプリング回路にそれぞれ接続された複数のデータライン、垂直走査パルスが供給される複数のゲートライン及び複数のデータライン及び複数のゲートラインの各交叉部にそれぞれ接続された複数の3原色液晶画素を備える液晶表示パネルと、サンプリングホールドパルスの位相を、水平周期/2を偶数で除算して得た所定位相ずつ切換える位相切換え回路と、テストパターンを表示させた液晶表示パネルの画面の輝度レベルを測定するビデオカメラと、ビデオカメラによって測定された輝度レベルの差が最小となるサンプリングホールドパルスの位相を検出する検出回路とを有し、検出回路によって検出されたサンプリングホールドパルスの位相を、水平周期/4だけずらして得た位相に、サンプリングホールドパルスの位相を設定するカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整回路であって、テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成してなるものである。
【0108】
以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は本発明を適用した液晶表示装置のサンプリング位相調整装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。なお、図1において、上述の図16と対応する部分には、同一符号を付して説明すると共に、一部、重複説明及び重複図示を省略する。
【0109】
図1において、液晶表示装置内部の信号処理IC17に、あらかじめ白信号発生回路としての白信号を出力できる内部SG(Signal Generator)1と、外部信号源10からの外部信号と内部SG1からの白信号との出力切替えができるようにされた切り替え手段としてのスイッチ2が用意される。そして、通常モードでは外部信号が、調整モードでは内部SGが出力されるようにマイクロコンピュータ35から出力されるADJ信号によって制御される。
【0110】
また、液晶ドライバ11内では、あらかじめ黒信号発生回路としての黒レベル発生回路3と、液晶ドライバ11の入力信号と黒レベル発生回路3からの黒信号との出力切替えができるようにされた切り替え手段としてのスイッチ4が用意される。そしてスイッチ4の制御は、液晶コントローラ12から出力されるBLK信号にて行われる。これにより、通常モードではBLK信号=Lが出力されるため、スイッチ4の制御は液晶ドライバ11入力信号が選択される。
【0111】
これに対して、調整モードではBLK信号が液晶パネル13のサンプリングタイミングHCK1と同じ周期でH/L切替わる。そしてこの調整モード時、液晶ドライバ11に入力される信号は内部SG1からの白信号であるため、結果として、図2に示すようにHCK1の周期で黒/白信号が切替わってスイッチ4から出力されることとなる。
【0112】
そしてこの場合に、液晶コントローラ13は、マイクロコンピュータ35からパネル情報を得るため、パネルごとにBLK信号を変えることが可能である。以上のことにより、外部信号無しでテストパターンを発生させる事が可能となる。
【0113】
従ってこの実施形態において、テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成するようにしたことによって、テストパターンをシステム内部で生成することで、液晶表示パネル個体差、電源電圧などの遅延ばらつきに対して外部信号入力無しでも調整でき、高品位の画像を表示することができると共に、パネルごと、及び調整ライン全てにテストパターンを用意する必要がなく、調整のための工数やコストを削減することができるすることができる。
【0114】
これによって、従来の装置では、テストパターンを外部入力する方法としているために、このテストパターンをパネルごとに用意し、また、全ての調整ラインにテストパターンを用意する必要があり、調整のための工数やコストを削減することができなったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消することができるものである。
【0115】
ところで上述のシステムでは、全ての信号処理IC17に内部SG1を用意する必要が生じる。しかしながら、信号処理ICを開発するには期間、工数が大変必要とされるため、この内部SGを用意するためだけに新たに信号処理ICを開発するのには困難が生じる恐れがある。
【0116】
そこで信号処理IC17は現行のままで、液晶ドライバ11のみ変更した方法を以下に提案する。
【0117】
すなわち図3がその方法であり、ここでは内部SG1も液晶ドライバ11に取り込んだ方式である。従って、この案であれば信号処理ICにこだわらず外部信号入力無しで調整する事が可能である。これにより、これらのシステムを構築する事でスタンドアローンでの調整の可能となり調整における工数/コストアップを抑える事が可能となる。
【0118】
なお本発明は、上述の説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱することなく種々の変形が可能とされるものである。
【0119】
【発明の効果】
従って請求項1の発明によれば、テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成するようにしたことによって、テストパターンをシステム内部で生成することで、液晶表示パネル個体差、電源電圧などの遅延ばらつきに対して外部信号入力無しでも調整でき、高品位の画像を表示することができると共に、パネルごと、及び調整ライン全てにテストパターンを用意する必要がなく、調整のための工数やコストを削減することができるものである。
【0120】
また、請求項2の発明によれば、白の映像信号を発生する白信号発生回路と黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを内蔵し、白信号発生回路で発生される白の映像信号と黒信号発生回路で発生される黒の映像信号とを切り替えてテストパターンをシステム内部にて生成することによって、良好な処理を行うことができるものである。
【0121】
また、請求項3の発明によれば、白の映像信号を発生する白信号発生回路と黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを、液晶ドライバ内に設けることによって、信号処理ICは現行のままで、良好な処理を行うことができるものである。
【0122】
さらに請求項4の発明によれば、3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整装置において、テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成するようにしたことによって、テストパターンをシステム内部で生成することで、液晶表示パネル個体差、電源電圧などの遅延ばらつきに対して外部信号入力無しでも調整でき、高品位の画像を表示することができると共に、パネルごと、及び調整ライン全てにテストパターンを用意する必要がなく、調整のための工数やコストを削減することができるものである。
【0123】
また、請求項5の発明によれば、白の映像信号を発生する白信号発生回路と黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを内蔵し、白信号発生回路で発生される白の映像信号と黒信号発生回路で発生される黒の映像信号とを切り替えてテストパターンをシステム内部にて生成することによって、良好な処理を行うことができるものである。
【0124】
また、請求項6の発明によれば、白の映像信号を発生する白信号発生回路と黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを、液晶ドライバ内に設けることによって、信号処理ICは現行のままで、良好な処理を行うことができるものである。
【0125】
これによって、従来の装置では、テストパターンを外部入力する方法としているために、このテストパターンをパネルごとに用意し、また、全ての調整ラインにテストパターンを用意する必要があり、調整のための工数やコストを削減することができなったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される液晶表示装置のサンプリング位相調整装置の一実施形態の構成図である。
【図2】その動作の説明のための図である。
【図3】本発明の適用される液晶表示装置のサンプリング位相調整装置の他の実施形態の構成図である。
【図4】3画素同時書込み方式のカラー液晶表示装置の概要を示すブロック図である。
【図5】その具体回路を示す回路図である。
【図6】そのタイミングチャート図である。
【図7】解像度劣化の原理を説明するためのタイミングチャート図である。
【図8】本願の発明が先に提案したカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整装置の例を示すブロック図である。
【図9】そのサンプリング位相の調整原理を示すタイミングチャート図である。
【図10】そのサンプリング位相調整例を示すフローチャート図である。
【図11】テストパターン信号を水平クロックと共に示すタイミングチャートである。
【図12】初期調整時における液晶表示パネルに表示される画像を示す説明図である。
【図13】通常表示のサンプリングパルスを示すタイミングチャート図である。
【図14】テストパターンがRGB共通の場合のサンプリングパルスを示すタイミングチャート図である。
【図15】図14の続きのタイミングチャート図である。
【図16】従来の液晶表示装置のサンプリング位相調整装置の構成図である。
【符号の説明】
1…白信号発生回路、2,4…切り替え手段、3…黒信号発生回路、10…信号源、11…液晶ドライバ、12…液晶コントローラ、13…液晶表示パネル、17…信号処理IC、18…時間軸調整部、19…位相調整部、35…マイクロコンピュータ、36…メモリ、37…ビデオカメラ
Claims (6)
- 映像信号をサンプリングする液晶ドライバ及び液晶表示パネルを駆動するための液晶コントローラ及び液晶表示パネルで構成され、
前記液晶ドライバ内で映像信号をサンプリングした後に前記液晶表示パネル内部のアナログスイッチで再度サンプリングを行い、
前記液晶表示パネル及び前記液晶ドライバの個体差/電源電圧に対する遅延ばらつきを、テストパターンを使用して輝度レベルを検出することにより映像信号のタイミングを調整することで、映像信号とサンプリング信号のタイミングを最適にし、
高品位の画像表示を実現するようにした液晶表示装置のサンプリング位相調整装置であって、
前記テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成する
ことを特徴とする液晶表示装置のサンプリング位相調整装置。 - 請求項1記載の液晶表示装置のサンプリング位相調整装置において、
白の映像信号を発生する白信号発生回路と黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを内蔵し、
前記白信号発生回路で発生される白の映像信号と前記黒信号発生回路で発生される黒の映像信号とを切り替えて前記テストパターンをシステム内部にて生成する
ことを特徴とする液晶表示装置のサンプリング位相調整装置。 - 請求項2記載の液晶表示装置のサンプリング位相調整装置において、
前記白の映像信号を発生する白信号発生回路と前記黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを、前記液晶ドライバ内に設ける
ことを特徴とする液晶表示装置のサンプリング位相調整装置。 - デューティが50%で水平周期を有し、水平周期/6ずつ位相がずれた3原色画素信号のx組(x=1、2、3……)を、水平周期/2の周期を有する共通のサンプリングホールドパルスによってサンプリングホールドして、x組の同時化3原色画素信号を得る3原色のサンプリングホールド回路と、
該3原色のサンプリングホールド回路より得られた前記x組の同時化3原色画素信号を、水平周期/2の周期を有する水平走査パルスによってサンプリングして、それぞれサンプリング電圧を得る複数のサンプリング回路、該複数のサンプリング回路にそれぞれ接続された複数のデータライン、垂直走査パルスが供給される複数のゲートライン及び前記複数のデータライン及び前記複数のゲートラインの各交叉部にそれぞれ接続された複数の3原色液晶画素を備える液晶表示パネルと、
前記サンプリングホールドパルスの位相を、水平周期/2を偶数で除算して得た所定位相ずつ切換える位相切換え回路と、
テストパターンを表示させた前記液晶表示パネルの画面の輝度レベルを測定するビデオカメラと、
該ビデオカメラによって測定された輝度レベルの差が最小となる前記サンプリングホールドパルスの位相を検出する検出回路とを有し、
前記検出回路によって検出された前記サンプリングホールドパルスの位相を、水平周期/4だけずらして得た位相に、前記サンプリングホールドパルスの位相を設定するカラー液晶表示装置のサンプリング位相調整回路であって、
前記テストパターンを外部信号入力ではなくシステム内部にて生成する
ことを特徴とする液晶表示装置のサンプリング位相調整回路。 - 請求項4記載の液晶表示装置のサンプリング位相調整回路において、
白の映像信号を発生する白信号発生回路と黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを内蔵し、
前記白信号発生回路で発生される白の映像信号と前記黒信号発生回路で発生される黒の映像信号とを切り替えて前記テストパターンをシステム内部にて生成する
ことを特徴とする液晶表示装置のサンプリング位相調整装置。 - 請求項5記載の液晶表示装置のサンプリング位相調整装置において、
前記白の映像信号を発生する白信号発生回路と前記黒の映像信号を発生する黒信号発生回路とを、前記液晶ドライバ内に設ける
ことを特徴とする液晶表示装置のサンプリング位相調整装置。
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