JP2004294044A - Rdf船 - Google Patents
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Abstract
【課題】RDF処理装置の設置に際し、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等を不要とする。
【解決手段】船舶1に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピット2と、RDF製造装置4及びRDF発電設備5を備えたRDF処理装置3とを設置し、RDF製造装置4において、廃棄物貯留ピット2から供給された廃棄物によりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備5におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶1のスクリュー19を駆動するように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】船舶1に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピット2と、RDF製造装置4及びRDF発電設備5を備えたRDF処理装置3とを設置し、RDF製造装置4において、廃棄物貯留ピット2から供給された廃棄物によりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備5におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶1のスクリュー19を駆動するように構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はRDF船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物(家庭やオフィス等から出される都市ごみ等の一般廃棄物や、廃プラスチック等の産業廃棄物等、可燃物を含む物)を反応機へ送給し、反応機では、例えば添加剤としてCaOやCa(OH)2等を加えて混練することによりpH調整し、pHを調整したごみを圧縮成形機へ送って所要形状に固形化してRDF(ごみ固形化燃料)とし、斯かるRDFをRDF焚きボイラで燃焼処理するRDF処理装置が提案されている。
【0003】
而して、RDF処理装置は陸上に設置されるが、設置に際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等が要求され、稼動するまでの労力は通常のプラントの建設の場合よりも多大なものである。なお、一般的なRDF処理装置としては、例えば、特許文献1がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−227730号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等を不要とすることで、RDF処理装置建設の労力を軽減し得るようにすることを目的としてなしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のRDF船は、船舶に、廃棄物からRDFを製造し且つ製造されたRDFを燃焼処理するRDF処理装置を設置したものである。
【0007】
請求項2のRDF船は、船舶に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピットと、該廃棄物貯留ピットから供給された廃棄物からRDFを製造し且つ製造されたRDFを燃焼処理するRDF処理装置を設置したものである。
【0008】
請求項3のRDF船は、船舶に、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置を設置し、RDF製造装置において廃棄物よりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶のスクリューを駆動するように構成したものである。
【0009】
請求項4のRDF船は、船舶に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピットと、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置とを設置し、RDF製造装置において、前記廃棄物貯留ピットから供給された廃棄物よりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶のスクリューを駆動するように構成したものである。
【0010】
本発明によれば、RDFの処理を行うRDF処理装置を船舶に設置するようにしているため、RDF処理装置の設置に際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等は不要であり、従って、無駄な労力を省くことができ、又、RDF処理装置におけるRDF発電設備で発電を行い、発電された電力によりスクリューを駆動して船舶の航行を行うようにしているため、船舶により物資を運送する場合にはエネルギーの有効利用をも図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明を実施する形態の一例であり、本図示例の特徴とするところは、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置を船舶に搭載し、RDF発電設備におけるRDF焚きボイラでRDFを燃焼させることにより得られた蒸気によりタービン発電機を駆動し、タービン発電機により船舶航行用のスクリューを駆動するようにした点である。
【0012】
図1中、1は船舶で、船舶1には廃棄物貯留ピット2、RDF処理装置3が搭載されており、RDF処理装置3はRDFを製造するためのRDF製造装置4とRDFを燃焼処理して発電を行うRDF発電設備5等を備えている。
【0013】
図2に示すように、RDF製造装置4は、廃棄物貯留ピット2から送給された廃棄物を投入する廃棄物投入ホッパ6と、廃棄物投入ホッパ6から送給された廃棄物を破砕する廃棄物破砕機7と、廃棄物破砕機7で破砕された廃棄物を加熱、反応させる反応機8と、反応機8で得られた生成物を加圧して成形する圧縮成形機9と、圧縮成形機9で成形された成形物を乾燥させる乾燥機10とを備え、成形物を乾燥機10で乾燥させることによりRDF11が製造され、製造されたRDF11はRDFストックスペース12に貯留し得るようになっている。
【0014】
RDF発電設備5は、RDFストックスペース12から供給されたRDF11を燃料として焚くRDF焚きボイラ13と、RDF焚きボイラ13で生成された蒸気により駆動されて発電が行われるタービン発電機14と、タービン発電機14から排気された蒸気を冷却して水に戻し、RDF焚きボイラ13へ給水として供給する冷却器15と、RDF焚きボイラ13からの排ガス中の灰塵を除去するための集塵器16と、集塵器16で集塵された排ガスを外気中へ排出する煙突17を備えており、タービン発電機14で発電された電力により、駆動される駆動装置18によりスクリュー19が駆動されるようになっている。
【0015】
20はRDF焚きボイラ13で生成された蒸気の一部を溜める蒸気溜め器で、蒸気溜め器20に溜められた蒸気は施設21において利用されるようになっている。
【0016】
22はRDF焚きボイラ13からの灰を溶融させる灰溶融炉、23は灰溶融炉22で溶融した溶融灰が冷却され固化して生成されたスラグである。
【0017】
船舶1の廃棄物貯留ピット2に貯留された廃棄物は、図示してない搬送手段により廃棄物投入ホッパ6に投入され、廃棄物投入ホッパ6から図示してない不燃物選別機に送られ、該不燃物選別機において不燃物、例えば、金属やガラス、陶磁器類等が選別除去され、次いで、不燃物が除去された後の可燃性の廃棄物は、廃棄物破砕機7へ送給されて細かく破砕され、破砕された廃棄物は反応機8において、例えば添加剤としてCaOやCa(OH)2等を加えて撹拌、混練することによりpH調整される。反応機8での撹拌、混練の際、RDF焚きボイラ13からの蒸気の熱が利用される。
【0018】
反応機8で撹拌、混練されて生成された生成物は圧縮成形機9で圧縮され、所定形状に固形化されて乾燥機10へ送給され、乾燥機10では、固形物はRDF焚きボイラ13からの蒸気の熱を利用して乾燥させられてRDF11が完成する。
【0019】
RDF11はRDFストックスペース12に貯留される等して後、RDF焚きボイラ13の燃料として利用され、燃焼される。このため、RDF焚きボイラ13では蒸気が生成され、生成された蒸気は、タービン発電機14へ送給されてタービン発電機14が駆動されることにより発電が行われ、発電により得られた電力は駆動装置18に給電されることにより駆動装置18が駆動される。このため、スクリュー19が駆動される結果、船舶1は自力航行する。
【0020】
本図示例によれば、RDF製造装置4とRDF発電設備5を備えたRDF処理装置3は船舶1に設置されており、自己完結システムが構成されている。従って、廃棄物を原料とするRDF11は船舶1に設置したRDF製造装置4により製造され、製造されたRDF11は船舶1に設置したRDF発電設備5におけるRDF焚きボイラ13の燃料として利用される。このため、RDF11の処理を船舶1上で行うことができる。
【0021】
RDF処理装置3を船舶1に設置するに際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等は不要であるため、装置建設に際しての無駄な労力を省くことができる。
【0022】
又、RDF焚きボイラ13で生成された蒸気を利用してタービン発電機14で発電を行い、発電された電力によりスクリュー19を駆動して船舶1の航行を行うようにしているため、船舶1により物資を運送する場合にはエネルギーの有効利用も図ることができる。
【0023】
なお、本発明のRDF船は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1、請求項2記載のRDF船によれば、RDFの処理を行うRDF処理装置を船舶に設置するようにしているため、RDF処理装置の設置に際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等は不要であり、従って、無駄な労力を省くことができ、又、請求項3、請求項4記載のRDF船によれば、RDF発電設備で発電を行い、発電された電力によりスクリューを駆動して船舶の航行を行うようにしているため、請求項1、請求項2の効果に加え、船舶により物資を運送する場合にエネルギーの有効利用をも図ることができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRDF船の側面図である。
【図2】RDF船に設置するRDF製造装置及びRDF発電装置を備えたRDF処理装のフローシートである。
【符号の説明】
1 船舶
2 廃棄物貯留ピット
3 RDF処理装置
4 RDF製造装置
5 RDF発電設備
11 RDF
13 RDF焚きボイラ
14 タービン発電機
19 スクリュー
【発明の属する技術分野】
本発明はRDF船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物(家庭やオフィス等から出される都市ごみ等の一般廃棄物や、廃プラスチック等の産業廃棄物等、可燃物を含む物)を反応機へ送給し、反応機では、例えば添加剤としてCaOやCa(OH)2等を加えて混練することによりpH調整し、pHを調整したごみを圧縮成形機へ送って所要形状に固形化してRDF(ごみ固形化燃料)とし、斯かるRDFをRDF焚きボイラで燃焼処理するRDF処理装置が提案されている。
【0003】
而して、RDF処理装置は陸上に設置されるが、設置に際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等が要求され、稼動するまでの労力は通常のプラントの建設の場合よりも多大なものである。なお、一般的なRDF処理装置としては、例えば、特許文献1がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−227730号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等を不要とすることで、RDF処理装置建設の労力を軽減し得るようにすることを目的としてなしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のRDF船は、船舶に、廃棄物からRDFを製造し且つ製造されたRDFを燃焼処理するRDF処理装置を設置したものである。
【0007】
請求項2のRDF船は、船舶に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピットと、該廃棄物貯留ピットから供給された廃棄物からRDFを製造し且つ製造されたRDFを燃焼処理するRDF処理装置を設置したものである。
【0008】
請求項3のRDF船は、船舶に、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置を設置し、RDF製造装置において廃棄物よりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶のスクリューを駆動するように構成したものである。
【0009】
請求項4のRDF船は、船舶に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピットと、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置とを設置し、RDF製造装置において、前記廃棄物貯留ピットから供給された廃棄物よりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶のスクリューを駆動するように構成したものである。
【0010】
本発明によれば、RDFの処理を行うRDF処理装置を船舶に設置するようにしているため、RDF処理装置の設置に際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等は不要であり、従って、無駄な労力を省くことができ、又、RDF処理装置におけるRDF発電設備で発電を行い、発電された電力によりスクリューを駆動して船舶の航行を行うようにしているため、船舶により物資を運送する場合にはエネルギーの有効利用をも図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明を実施する形態の一例であり、本図示例の特徴とするところは、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置を船舶に搭載し、RDF発電設備におけるRDF焚きボイラでRDFを燃焼させることにより得られた蒸気によりタービン発電機を駆動し、タービン発電機により船舶航行用のスクリューを駆動するようにした点である。
【0012】
図1中、1は船舶で、船舶1には廃棄物貯留ピット2、RDF処理装置3が搭載されており、RDF処理装置3はRDFを製造するためのRDF製造装置4とRDFを燃焼処理して発電を行うRDF発電設備5等を備えている。
【0013】
図2に示すように、RDF製造装置4は、廃棄物貯留ピット2から送給された廃棄物を投入する廃棄物投入ホッパ6と、廃棄物投入ホッパ6から送給された廃棄物を破砕する廃棄物破砕機7と、廃棄物破砕機7で破砕された廃棄物を加熱、反応させる反応機8と、反応機8で得られた生成物を加圧して成形する圧縮成形機9と、圧縮成形機9で成形された成形物を乾燥させる乾燥機10とを備え、成形物を乾燥機10で乾燥させることによりRDF11が製造され、製造されたRDF11はRDFストックスペース12に貯留し得るようになっている。
【0014】
RDF発電設備5は、RDFストックスペース12から供給されたRDF11を燃料として焚くRDF焚きボイラ13と、RDF焚きボイラ13で生成された蒸気により駆動されて発電が行われるタービン発電機14と、タービン発電機14から排気された蒸気を冷却して水に戻し、RDF焚きボイラ13へ給水として供給する冷却器15と、RDF焚きボイラ13からの排ガス中の灰塵を除去するための集塵器16と、集塵器16で集塵された排ガスを外気中へ排出する煙突17を備えており、タービン発電機14で発電された電力により、駆動される駆動装置18によりスクリュー19が駆動されるようになっている。
【0015】
20はRDF焚きボイラ13で生成された蒸気の一部を溜める蒸気溜め器で、蒸気溜め器20に溜められた蒸気は施設21において利用されるようになっている。
【0016】
22はRDF焚きボイラ13からの灰を溶融させる灰溶融炉、23は灰溶融炉22で溶融した溶融灰が冷却され固化して生成されたスラグである。
【0017】
船舶1の廃棄物貯留ピット2に貯留された廃棄物は、図示してない搬送手段により廃棄物投入ホッパ6に投入され、廃棄物投入ホッパ6から図示してない不燃物選別機に送られ、該不燃物選別機において不燃物、例えば、金属やガラス、陶磁器類等が選別除去され、次いで、不燃物が除去された後の可燃性の廃棄物は、廃棄物破砕機7へ送給されて細かく破砕され、破砕された廃棄物は反応機8において、例えば添加剤としてCaOやCa(OH)2等を加えて撹拌、混練することによりpH調整される。反応機8での撹拌、混練の際、RDF焚きボイラ13からの蒸気の熱が利用される。
【0018】
反応機8で撹拌、混練されて生成された生成物は圧縮成形機9で圧縮され、所定形状に固形化されて乾燥機10へ送給され、乾燥機10では、固形物はRDF焚きボイラ13からの蒸気の熱を利用して乾燥させられてRDF11が完成する。
【0019】
RDF11はRDFストックスペース12に貯留される等して後、RDF焚きボイラ13の燃料として利用され、燃焼される。このため、RDF焚きボイラ13では蒸気が生成され、生成された蒸気は、タービン発電機14へ送給されてタービン発電機14が駆動されることにより発電が行われ、発電により得られた電力は駆動装置18に給電されることにより駆動装置18が駆動される。このため、スクリュー19が駆動される結果、船舶1は自力航行する。
【0020】
本図示例によれば、RDF製造装置4とRDF発電設備5を備えたRDF処理装置3は船舶1に設置されており、自己完結システムが構成されている。従って、廃棄物を原料とするRDF11は船舶1に設置したRDF製造装置4により製造され、製造されたRDF11は船舶1に設置したRDF発電設備5におけるRDF焚きボイラ13の燃料として利用される。このため、RDF11の処理を船舶1上で行うことができる。
【0021】
RDF処理装置3を船舶1に設置するに際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等は不要であるため、装置建設に際しての無駄な労力を省くことができる。
【0022】
又、RDF焚きボイラ13で生成された蒸気を利用してタービン発電機14で発電を行い、発電された電力によりスクリュー19を駆動して船舶1の航行を行うようにしているため、船舶1により物資を運送する場合にはエネルギーの有効利用も図ることができる。
【0023】
なお、本発明のRDF船は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1、請求項2記載のRDF船によれば、RDFの処理を行うRDF処理装置を船舶に設置するようにしているため、RDF処理装置の設置に際しては、地権者との立会い交渉、立地に際しての法令上の規制の考慮、稼動してからの地域住民対策等は不要であり、従って、無駄な労力を省くことができ、又、請求項3、請求項4記載のRDF船によれば、RDF発電設備で発電を行い、発電された電力によりスクリューを駆動して船舶の航行を行うようにしているため、請求項1、請求項2の効果に加え、船舶により物資を運送する場合にエネルギーの有効利用をも図ることができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRDF船の側面図である。
【図2】RDF船に設置するRDF製造装置及びRDF発電装置を備えたRDF処理装のフローシートである。
【符号の説明】
1 船舶
2 廃棄物貯留ピット
3 RDF処理装置
4 RDF製造装置
5 RDF発電設備
11 RDF
13 RDF焚きボイラ
14 タービン発電機
19 スクリュー
Claims (4)
- 船舶に、廃棄物からRDFを製造し且つ製造されたRDFを燃焼処理するRDF処理装置を設置したことを特徴とするRDF船。
- 船舶に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピットと、該廃棄物貯留ピットから供給された廃棄物からRDFを製造し且つ製造されたRDFを燃焼処理するRDF処理装置とを設置したことを特徴とするRDF船。
- 船舶に、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置を設置し、RDF製造装置において廃棄物よりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶のスクリューを駆動するように構成したことを特徴とするRDF船。
- 船舶に、廃棄物を貯留するための廃棄物貯留ピットと、RDF製造装置及びRDF発電設備を備えたRDF処理装置とを設置し、RDF製造装置において、前記廃棄物貯留ピットから供給された廃棄物よりRDFを製造し、製造したRDFをRDF発電設備におけるRDF焚きボイラの燃料として利用して蒸気を生成させ、生成した蒸気によりタービン発電機で発電を行い、発電により得られた電力により船舶のスクリューを駆動するように構成したことを特徴とするRDF船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090948A JP2004294044A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | Rdf船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090948A JP2004294044A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | Rdf船 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004294044A true JP2004294044A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33404442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003090948A Pending JP2004294044A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | Rdf船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004294044A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196931A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Kazuo Miyata | 汚泥処理船 |
KR101017457B1 (ko) | 2010-09-01 | 2011-02-25 | 한라산업개발 주식회사 | 해양폐기물의 해상 수거, 전처리 및 도서지역 전력공급이 가능한 해양폐기물 자원화 처리 선박 |
WO2012030042A1 (ko) * | 2010-09-01 | 2012-03-08 | 한라산업개발 주식회사 | 친환경 처리장치 및 선박 하중 조절장치가 탑재된 해양폐기물의 해상 수거, 전처리 및 도서지역 전력공급이 가능한 해양폐기물 자원화 처리 선박 |
GB2490917A (en) * | 2011-05-17 | 2012-11-21 | Aleksey Nikulin | A ship propelled using a solid recovered fuel energy generation system |
JP2013538156A (ja) * | 2010-09-01 | 2013-10-10 | ハラ エンジニアリング アンド インダストリアル デベロップメント カンパニィ リミテッド | 船舶を利用した海洋送受電装置 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003090948A patent/JP2004294044A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101017457B1 (ko) | 2010-09-01 | 2011-02-25 | 한라산업개발 주식회사 | 해양폐기물의 해상 수거, 전처리 및 도서지역 전력공급이 가능한 해양폐기물 자원화 처리 선박 |
WO2012030042A1 (ko) * | 2010-09-01 | 2012-03-08 | 한라산업개발 주식회사 | 친환경 처리장치 및 선박 하중 조절장치가 탑재된 해양폐기물의 해상 수거, 전처리 및 도서지역 전력공급이 가능한 해양폐기물 자원화 처리 선박 |
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