JP2004294012A - 床暖房用接続コード - Google Patents
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Abstract
【課題】一般ユーザーが日曜大工等で容易に床暖房の施工を行うことを可能とした床暖房用接続コードを提供すること。
【解決手段】電気式床暖房用の接続コードであって、電源に接続される接続コード本体(2)と、該接続コード本体(2)に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタ(6)とを有し、前記接続コード本体(2)は、平板状の導電部(3)と、該導電部(3)における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタ(6)を嵌合可能な挿入孔(403)を有する電極部(4)と、少なくとも前記導電部(3)を被覆した絶縁材(5)と、を備えており、前記連結コネクタ(6)は、ヒーターに接続される接続部(602)と、該接続部(602)に連設された、前記挿入孔(403)に挿入可能な挿入部(601)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】電気式床暖房用の接続コードであって、電源に接続される接続コード本体(2)と、該接続コード本体(2)に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタ(6)とを有し、前記接続コード本体(2)は、平板状の導電部(3)と、該導電部(3)における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタ(6)を嵌合可能な挿入孔(403)を有する電極部(4)と、少なくとも前記導電部(3)を被覆した絶縁材(5)と、を備えており、前記連結コネクタ(6)は、ヒーターに接続される接続部(602)と、該接続部(602)に連設された、前記挿入孔(403)に挿入可能な挿入部(601)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は床暖房用接続コードに係り、より詳しくは、連結用の電極部を有する平板状の接続コード本体と、この接続コード本体における電極部に嵌合可能な連結コネクタとにより構成され、これにより、工具等を用いること無く床暖房の施工を行うことを可能とした、電気式の床暖房用の接続コードに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、室内における快適空間を形成する方法の一つとして、床暖房が用いられており、この床暖房の中には、電気式の面状発熱シートを用いたものが存在している。
【0003】
ここで、図6は、電気式の面状発熱シート31を示す図であり、この発熱シート31は、布等の基材に導電性カーボン等を含浸させた発熱体32の両端部長手方向に沿って、導電材によりなる電極パターン33を形成するとともに、発熱シート31の全体をフィルム等によってラミネートすることにより構成され、これにより、電極パターン33に電源を供給することにより、発熱体32を面状に発熱させることができるために、床面の温度を均等に上昇させることができるという利点がある。
【0004】
しかしながら、その一方、電気式の面状発熱シートは、一般的に、約25cmの幅とされているため、これを用いて床暖房を施工する場合には、床暖房の施工を欲する箇所において、この発熱シート31を必要な枚数だけ並べるとともに、それぞれの発熱シート31の電極パターン33に電源コード34を接続し、その後、この電源コード34をコントローラー35に接続しなければならない。
【0005】
そのために、床暖房発熱を施工する際には、図7に示すように、電源コード34が多数本に及んでしまい、配線が複雑になってしまう一方、結線作業は人手により行われるために、結線のための作業が煩雑になってしまう。
【0006】
また、従来から電気式の発熱シートを用いて床暖房を施工する際には、リード線等としては丸形電線を用いていたために、この丸形電線を収納するスペースを確保する為に、せっかく貼った床を配線に合わせて切断するという作業が長時間にも及んでしまうという問題点があり、またそれらにより、配線の誤り等の発生も考えられるという問題点があった。
【0007】
そのため、このような問題点を解決するために、本発明者は、複数の電極部を備えた平板状の集約コードを提案し、これにより、発熱シートのそれぞれの電極パターンと電源とをリード線等を用いて接続する必要を無くして結線作業を容易にするとともに、それにより結線の誤り等をも防止することを可能とし、更に、電源コードの厚みを少なくすることができ、それにより電源コードの設置のために必要とするスペースを少なくすることを可能とした。
【0008】
【特許文献1】特開2001−317755号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の集約コードでは、単に複数の電極部を備えたのみの構成であり、発熱シートと集約コードとを接続するためには、ハトメやリベットあるいは半田付け等が必要であるために、そのための作業及び工具が必要であり、一般ユーザーが日曜大工等により行うことは困難である。
【0010】
そこで、本発明は、一般ユーザーが日曜大工等で容易に床暖房の施工を行うことを可能とした床暖房用接続コードを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の床暖房用接続コードは、電気式床暖房用の接続コードであって、
電源に接続される接続コード本体と、該接続コード本体に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタとを有し、
前記接続コード本体は、平板状の導電部と、該導電部における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタを嵌合可能な挿入孔を有する複数個の電極部と、を備えており、
前記連結コネクタは、ヒーターに接続される接続部と、該接続部に連設された、前記挿入孔に挿入可能な挿入部とを備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明の床暖房用接続コードでは、電源に接続される接続コード本体と、この接続コードに接続されるとともに床暖房における発熱シートに接続される連結コネクタとを有しており、前記接続コード本体には複数個の電極部を形成するとともに、この電極部と前記連結コネクタとを嵌合可能としている。
【0013】
このように、本発明の床暖房用接続コネクタでは、接続コード本体における電極部と、接続コードと発熱シートとを連結するための連結コネクタとを嵌合により接続可能としているために、特別な工具等を用いることなく床暖房ユニットを構成することができ、そのため、一般ユーザーが日曜大工等で床暖房を容易に施工することを可能としている。
【0014】
【実施例】
本発明の床暖房用接続コード(以下単に「接続コード」という。)の実施例について図面を参照して説明すると、本実施例の接続コードは、電源に接続される接続コード本体2と、この接続コード本体2に連結されるとともに、ヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタ6とを有している。
【0015】
ここで、図1は本実施例における接続コード本体の一部分の構造を長手方向に沿って示した断面図であり、また、図2は本実施例の接続コード本体の一部を示した平面図であり、図において2が本実施例の接続コード本体である。
【0016】
そして、本実施例の接続コード本体2は、長尺かつ平板状のフラット電線としており、即ち、平板状の導電部3を有している。そして、この導電部3は、銅、真鍮等の導電性の素材により構成するとともに、任意の間隔を置いて、複数個の電極部4を備えている。
【0017】
ここで、前記電極部4について説明すると、本実施例において、前記電極部4は、前記導電部3を抜き加工することにより形成しており、導電部3に対して略垂直方向に連設された一対の立上り部401と、この一対の立上り部401のそれぞれの先端部において互いに対向する方向へ向けて前記導電部3と略平行方向に連設された延長部402とを有しており、これにより、電極部4には挿入孔403が形成されている。
【0018】
なお、図1において5は絶縁材であり、即ち、本実施例における接続コード本体2では、導電部3を絶縁性のラミネート材で被覆しており、これにより電気のショート等を防止している。但し、説明の都合上、図2においては絶縁材は省略している。
【0019】
次に、前記連結コネクタ6について説明すると、図3は本実施例における接続コードを構成する連結コネクタ6の平面図であり、また図4は、本実施例における接続コードを構成する連結コネクタ6の側面図であり、本実施例においてこの連結コネクタ6は、前記接続コード本体2における電極部4に連結されるとともに、他端において床暖房の発熱シートにおける電極パターンに接続され、これにより発熱シートに電源を供給可能とする。
【0020】
そして、この連結コネクタ6は、全体を導電性素材により構成するとともに、その先端部を平板状の挿入部601としており、この挿入部601を前記電極部4に形成した挿入孔403に挿入し、これにより電極部4に対して連結コネクタ6を嵌合可能としている。
【0021】
また、他端部は、挿入部601よりも幅を狭くした、同じく平板状の接続部602とされており、この接続部602を、発熱シートの電極パターンに接続可能としている。
【0022】
更に、本実施例における連結コネクタ6では、前記挿入部601の後端近傍に係止爪603を突設しており、これにより、挿入部601を電極部4の挿入孔403に挿入した際に、挿入しすぎないようにしている。但し、この係止爪603は必ずしも必要なものではない。
【0023】
なお、前記挿入孔403の幅寸法は、前記挿入部501の幅寸法とほぼ同一にするか、あるいは、わずかに小さめにするとよく、これにより、挿入孔403内に挿入部601を挿入した後には、一対の立上り部401の復元力で挿入部601を締め付け、これにより強固に連結コネクタ6を電極部4に固定することが可能である。
【0024】
次に、このように構成される本実施例の接続コードを用いた床暖房の施工方法について説明すると、図5は、本実施例の接続コードを用いて床暖房の施工を行なう場合のイメージ図であり、図において7は床暖房用の発熱シートである。そして、この発熱シート7は、前述の発熱シートと同様に、カーボン等の導電材を含浸させた発熱部8と、この発熱部8の両端部長手方向に沿って形成した電極パターン9とを備え、発熱シート7全体をフィルム等によりラミネートしている。そして、図に示すように、床暖房の施工に際しては、この発熱シート7を複数枚、並列にして床等に整列配置するとともに、本実施例の接続コード本体2を2本用意する。
【0025】
次に、まず、発熱シート7における電極パターン9のそれぞれの端部に、前記連結コネクタ6の接続部602を、半田付け等により接続する。
【0026】
そしてそれとともに、この連結コネクタ6の挿入部601を、接続コード本体2における電極部4の挿入孔403内に挿入し、これにより電極部4に連結コネクタ6の挿入部602を嵌合する。なおこのとき、連結コネクタの挿入部601を挿入孔403内に嵌合した後に、ペンチ等を用いて電極部4における延長部402を押しつぶすとよい。
【0027】
そしてその後は、接続コード本体2をビニールテープ等の絶縁手段で覆うとともに接続コード本体2の他端を、図示しない床暖房用のコントロールボックス等に接続して電源供給を可能な状態にし、更に、発熱シート7の上面にフローリング等を設置する。
【0028】
そうすると、この状態で接続コード本体2及び連結コネクタ6を介して発熱シート7に電源を供給すると、発熱部8にジュール熱が発生し、これにより床暖房を行うことが可能となる。
【0029】
そしてこのとき、本実施例の接続コードでは、接続コード本体における電極部に連結コネクタを嵌合させることのみで発熱シートへの電源供給を可能としているために、工具等を必要とせず、従って、一般ユーザーでも日曜大工等によって容易に床暖房の施工を行うことが可能である。
【0030】
なお、発熱シートの中には、長手方向に沿った両端部の他に、前記2本の電極パターン間に更に1本、長手方向に沿って電極パターンを形成し、合計で3本の電極パターンを形成したものも存在するが、かかる場合には、両端部の電極パターンに連結コネクタを接続し、この連結コネクタを接続コード本体に連結すればよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の床暖房用接続コードは、以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】
本発明の床暖房用接続コードは、電源に接続される接続コード本体と、該接続コード本体に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタとを有し、前記接続コード本体は、平板状の導電部と、該導電部における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタを嵌合可能な挿入孔を有する複数個の電極部とを備えており、前記連結コネクタは、ヒーターに接続される接続部と、該接続部に連設された、前記挿入孔に挿入可能な挿入部と、を備えたことを特徴としているため、接続コード本体における電極部と、接続コードと発熱シートとを連結するための連結コネクタとを嵌合により接続可能であり、そのため、特別な工具等を用いることなく床暖房ユニットを構成することができ、一般ユーザーが日曜大工等で床暖房を容易に施工することが可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における接続コードの実施例を構成する接続コード本体の構造を説明するための断面図である。
【図2】本発明における接続コードの実施例を構成する接続コード本体の構造を説明するための平面図である。
【図3】本発明における接続コードの実施例を構成する連結コネクタの平面図である。
【図4】本発明における接続コードの実施例を構成する連結コネクタの側面図である。
【図5】本発明における接続コードの実施例を用いた床暖房の施工方法を説明するため図である。
【図6】電気式面状発熱シートを説明するための図である。
【図7】従来の床暖房の施工方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 接続コード
2 接続コード本体
3 導電部
4 電極部
401 立上り部
402 延長部
5 ラミネート材
6 連結コネクタ
601 挿入部
602 接続部
603 係止爪
7 発熱シート
8 発熱部
9 電極パターン
【発明の属する技術分野】
本発明は床暖房用接続コードに係り、より詳しくは、連結用の電極部を有する平板状の接続コード本体と、この接続コード本体における電極部に嵌合可能な連結コネクタとにより構成され、これにより、工具等を用いること無く床暖房の施工を行うことを可能とした、電気式の床暖房用の接続コードに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、室内における快適空間を形成する方法の一つとして、床暖房が用いられており、この床暖房の中には、電気式の面状発熱シートを用いたものが存在している。
【0003】
ここで、図6は、電気式の面状発熱シート31を示す図であり、この発熱シート31は、布等の基材に導電性カーボン等を含浸させた発熱体32の両端部長手方向に沿って、導電材によりなる電極パターン33を形成するとともに、発熱シート31の全体をフィルム等によってラミネートすることにより構成され、これにより、電極パターン33に電源を供給することにより、発熱体32を面状に発熱させることができるために、床面の温度を均等に上昇させることができるという利点がある。
【0004】
しかしながら、その一方、電気式の面状発熱シートは、一般的に、約25cmの幅とされているため、これを用いて床暖房を施工する場合には、床暖房の施工を欲する箇所において、この発熱シート31を必要な枚数だけ並べるとともに、それぞれの発熱シート31の電極パターン33に電源コード34を接続し、その後、この電源コード34をコントローラー35に接続しなければならない。
【0005】
そのために、床暖房発熱を施工する際には、図7に示すように、電源コード34が多数本に及んでしまい、配線が複雑になってしまう一方、結線作業は人手により行われるために、結線のための作業が煩雑になってしまう。
【0006】
また、従来から電気式の発熱シートを用いて床暖房を施工する際には、リード線等としては丸形電線を用いていたために、この丸形電線を収納するスペースを確保する為に、せっかく貼った床を配線に合わせて切断するという作業が長時間にも及んでしまうという問題点があり、またそれらにより、配線の誤り等の発生も考えられるという問題点があった。
【0007】
そのため、このような問題点を解決するために、本発明者は、複数の電極部を備えた平板状の集約コードを提案し、これにより、発熱シートのそれぞれの電極パターンと電源とをリード線等を用いて接続する必要を無くして結線作業を容易にするとともに、それにより結線の誤り等をも防止することを可能とし、更に、電源コードの厚みを少なくすることができ、それにより電源コードの設置のために必要とするスペースを少なくすることを可能とした。
【0008】
【特許文献1】特開2001−317755号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の集約コードでは、単に複数の電極部を備えたのみの構成であり、発熱シートと集約コードとを接続するためには、ハトメやリベットあるいは半田付け等が必要であるために、そのための作業及び工具が必要であり、一般ユーザーが日曜大工等により行うことは困難である。
【0010】
そこで、本発明は、一般ユーザーが日曜大工等で容易に床暖房の施工を行うことを可能とした床暖房用接続コードを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の床暖房用接続コードは、電気式床暖房用の接続コードであって、
電源に接続される接続コード本体と、該接続コード本体に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタとを有し、
前記接続コード本体は、平板状の導電部と、該導電部における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタを嵌合可能な挿入孔を有する複数個の電極部と、を備えており、
前記連結コネクタは、ヒーターに接続される接続部と、該接続部に連設された、前記挿入孔に挿入可能な挿入部とを備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明の床暖房用接続コードでは、電源に接続される接続コード本体と、この接続コードに接続されるとともに床暖房における発熱シートに接続される連結コネクタとを有しており、前記接続コード本体には複数個の電極部を形成するとともに、この電極部と前記連結コネクタとを嵌合可能としている。
【0013】
このように、本発明の床暖房用接続コネクタでは、接続コード本体における電極部と、接続コードと発熱シートとを連結するための連結コネクタとを嵌合により接続可能としているために、特別な工具等を用いることなく床暖房ユニットを構成することができ、そのため、一般ユーザーが日曜大工等で床暖房を容易に施工することを可能としている。
【0014】
【実施例】
本発明の床暖房用接続コード(以下単に「接続コード」という。)の実施例について図面を参照して説明すると、本実施例の接続コードは、電源に接続される接続コード本体2と、この接続コード本体2に連結されるとともに、ヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタ6とを有している。
【0015】
ここで、図1は本実施例における接続コード本体の一部分の構造を長手方向に沿って示した断面図であり、また、図2は本実施例の接続コード本体の一部を示した平面図であり、図において2が本実施例の接続コード本体である。
【0016】
そして、本実施例の接続コード本体2は、長尺かつ平板状のフラット電線としており、即ち、平板状の導電部3を有している。そして、この導電部3は、銅、真鍮等の導電性の素材により構成するとともに、任意の間隔を置いて、複数個の電極部4を備えている。
【0017】
ここで、前記電極部4について説明すると、本実施例において、前記電極部4は、前記導電部3を抜き加工することにより形成しており、導電部3に対して略垂直方向に連設された一対の立上り部401と、この一対の立上り部401のそれぞれの先端部において互いに対向する方向へ向けて前記導電部3と略平行方向に連設された延長部402とを有しており、これにより、電極部4には挿入孔403が形成されている。
【0018】
なお、図1において5は絶縁材であり、即ち、本実施例における接続コード本体2では、導電部3を絶縁性のラミネート材で被覆しており、これにより電気のショート等を防止している。但し、説明の都合上、図2においては絶縁材は省略している。
【0019】
次に、前記連結コネクタ6について説明すると、図3は本実施例における接続コードを構成する連結コネクタ6の平面図であり、また図4は、本実施例における接続コードを構成する連結コネクタ6の側面図であり、本実施例においてこの連結コネクタ6は、前記接続コード本体2における電極部4に連結されるとともに、他端において床暖房の発熱シートにおける電極パターンに接続され、これにより発熱シートに電源を供給可能とする。
【0020】
そして、この連結コネクタ6は、全体を導電性素材により構成するとともに、その先端部を平板状の挿入部601としており、この挿入部601を前記電極部4に形成した挿入孔403に挿入し、これにより電極部4に対して連結コネクタ6を嵌合可能としている。
【0021】
また、他端部は、挿入部601よりも幅を狭くした、同じく平板状の接続部602とされており、この接続部602を、発熱シートの電極パターンに接続可能としている。
【0022】
更に、本実施例における連結コネクタ6では、前記挿入部601の後端近傍に係止爪603を突設しており、これにより、挿入部601を電極部4の挿入孔403に挿入した際に、挿入しすぎないようにしている。但し、この係止爪603は必ずしも必要なものではない。
【0023】
なお、前記挿入孔403の幅寸法は、前記挿入部501の幅寸法とほぼ同一にするか、あるいは、わずかに小さめにするとよく、これにより、挿入孔403内に挿入部601を挿入した後には、一対の立上り部401の復元力で挿入部601を締め付け、これにより強固に連結コネクタ6を電極部4に固定することが可能である。
【0024】
次に、このように構成される本実施例の接続コードを用いた床暖房の施工方法について説明すると、図5は、本実施例の接続コードを用いて床暖房の施工を行なう場合のイメージ図であり、図において7は床暖房用の発熱シートである。そして、この発熱シート7は、前述の発熱シートと同様に、カーボン等の導電材を含浸させた発熱部8と、この発熱部8の両端部長手方向に沿って形成した電極パターン9とを備え、発熱シート7全体をフィルム等によりラミネートしている。そして、図に示すように、床暖房の施工に際しては、この発熱シート7を複数枚、並列にして床等に整列配置するとともに、本実施例の接続コード本体2を2本用意する。
【0025】
次に、まず、発熱シート7における電極パターン9のそれぞれの端部に、前記連結コネクタ6の接続部602を、半田付け等により接続する。
【0026】
そしてそれとともに、この連結コネクタ6の挿入部601を、接続コード本体2における電極部4の挿入孔403内に挿入し、これにより電極部4に連結コネクタ6の挿入部602を嵌合する。なおこのとき、連結コネクタの挿入部601を挿入孔403内に嵌合した後に、ペンチ等を用いて電極部4における延長部402を押しつぶすとよい。
【0027】
そしてその後は、接続コード本体2をビニールテープ等の絶縁手段で覆うとともに接続コード本体2の他端を、図示しない床暖房用のコントロールボックス等に接続して電源供給を可能な状態にし、更に、発熱シート7の上面にフローリング等を設置する。
【0028】
そうすると、この状態で接続コード本体2及び連結コネクタ6を介して発熱シート7に電源を供給すると、発熱部8にジュール熱が発生し、これにより床暖房を行うことが可能となる。
【0029】
そしてこのとき、本実施例の接続コードでは、接続コード本体における電極部に連結コネクタを嵌合させることのみで発熱シートへの電源供給を可能としているために、工具等を必要とせず、従って、一般ユーザーでも日曜大工等によって容易に床暖房の施工を行うことが可能である。
【0030】
なお、発熱シートの中には、長手方向に沿った両端部の他に、前記2本の電極パターン間に更に1本、長手方向に沿って電極パターンを形成し、合計で3本の電極パターンを形成したものも存在するが、かかる場合には、両端部の電極パターンに連結コネクタを接続し、この連結コネクタを接続コード本体に連結すればよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の床暖房用接続コードは、以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】
本発明の床暖房用接続コードは、電源に接続される接続コード本体と、該接続コード本体に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタとを有し、前記接続コード本体は、平板状の導電部と、該導電部における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタを嵌合可能な挿入孔を有する複数個の電極部とを備えており、前記連結コネクタは、ヒーターに接続される接続部と、該接続部に連設された、前記挿入孔に挿入可能な挿入部と、を備えたことを特徴としているため、接続コード本体における電極部と、接続コードと発熱シートとを連結するための連結コネクタとを嵌合により接続可能であり、そのため、特別な工具等を用いることなく床暖房ユニットを構成することができ、一般ユーザーが日曜大工等で床暖房を容易に施工することが可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における接続コードの実施例を構成する接続コード本体の構造を説明するための断面図である。
【図2】本発明における接続コードの実施例を構成する接続コード本体の構造を説明するための平面図である。
【図3】本発明における接続コードの実施例を構成する連結コネクタの平面図である。
【図4】本発明における接続コードの実施例を構成する連結コネクタの側面図である。
【図5】本発明における接続コードの実施例を用いた床暖房の施工方法を説明するため図である。
【図6】電気式面状発熱シートを説明するための図である。
【図7】従来の床暖房の施工方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 接続コード
2 接続コード本体
3 導電部
4 電極部
401 立上り部
402 延長部
5 ラミネート材
6 連結コネクタ
601 挿入部
602 接続部
603 係止爪
7 発熱シート
8 発熱部
9 電極パターン
Claims (3)
- 電気式床暖房用の接続コードであって、
電源に接続される接続コード本体(2)と、
該接続コード本体(2)に接続されるとともにヒーターにおける電極部に接続される連結コネクタ(6)とを有し、
前記接続コード本体(2)は、
平板状の導電部(3)と、該導電部(3)における任意の箇所に形成した、前記連結コネクタ(6)を嵌合可能な挿入孔(403)を有する電極部(4)とを備えており、
前記連結コネクタ(6)は、ヒーターに接続される接続部(602)と、該接続部(602)に連設された、前記挿入孔(403)に挿入可能な挿入部(601)とを備えた、ことを特徴とする床暖房用接続コード。 - 電気式床暖房用の接続コードであって、
平板状の導電部(3)と、該導電部(3)における任意の箇所に形成した電極部(4)とを有しており、
前記電極部(4)は、ヒーターに接続した連結コネクタを嵌合可能な挿入孔(403)を備えたことを特徴とする床暖房用接続コード。 - 少なくとも前記導電部(3)を絶縁材(5)で被覆したことを特徴とする請求項2に記載の床暖房用接続コード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090100A JP2004294012A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 床暖房用接続コード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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