JP2004293575A - 電磁弁装置 - Google Patents

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Shinji Miyazoe
真司 宮添
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Abstract

【課題】供給ラインを相互に接続してアクチュエータに近接配置可能とした電磁弁装置を提供する。
【解決手段】両端に一対の接続ポート2,3を有する供給ライン1を有し、その途中から分岐孔5を分岐させた供給ユニットSUと、弁ボディ10に形成された弁孔12内に弁部材13が摺動自在に収容され、上記弁部材内に分岐孔に連通する導通孔18を設け、上記弁孔に一対の第1及び第2ポートAx,Bx及びAy,Byを有する二組の出力ポート16,17、並びに必要な排出ポート14,15を連通させた弁ユニットVUと、電磁パイロット弁41を有するパイロット弁ユニットPUとを備える。上記第1及び第2ポートを有する二組の出力ポート16,17は、上記供給ライン1と略平行する方向に背向させて開口させる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力流体を複数の出力ポートに選択的に出力する電磁弁装置に関するものであり、特に圧力流体を出力する際にその流路を状況に応じて変更できるようにした電磁弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
供給された圧力流体を二つの出力ポートに選択的に出力し、シリンダ等のアクチュエータを駆動するようにした電磁弁は、従来から多用されている。
この電磁弁は、通常、近接配置された多数のアクチュエータを駆動するため、その多数をマニホールドベース上に並列搭載した電磁弁集合体として用いられ、そのため、該マニホールドベース内に設けた共通の供給流路及び排気流路を通して圧力流体を給排でき、また、該マニホールドベース等に設けた給電系により一括して電磁弁の駆動制御を行うことができる点で有利なものである。
【0003】
しかしながら、多数のアクチュエータが近接配置されていない場合、例えば、ベルトコンベヤ等によって形成される生産ラインに沿って多数のアクチュエータが離散的に配置されている場合などには、電磁弁の出力ポートからアクチュエータまでの距離が長くなるため、長いチューブによってその間を接続する必要があり、アクチュエータの応答性に問題が生じる可能性があるばかりでなく、多数のアクチュエータが設置される場合には、それらのアクチュエータの数に応じて、電磁弁とアクチュエータの間にチューブの配管を行う必要があり、それらのチューブの配置スペースを考慮しなければならないと同時に、チューブの破損に対する対策も考慮しなければならなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決すべき課題は、多数のアクチュエータが離散的に配置されている場合などに適し、供給ラインを相互に接続して電磁弁をアクチュエータに近接配置可能とし、それによって電磁弁からアクチュエータまでの距離を短くして、チューブの配管を少なくできるようにした電磁弁装置を提供することにある。
【0005】
本発明の他の課題は、アクチュエータと電磁弁装置の設置の相対的な位置関係に対応し、両者間のチューブによる接続を容易にした電磁弁装置を提供することにある。
本発明のさらに他の課題は、電磁パイロット弁への通電・非通電によって決まる電磁弁の二つの出力ポートへの出力を、電磁パイロット弁を交換したりすることなく簡易に転換可能にして、容易にアクチュエータを逆作動できるようにした電磁弁装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の電磁弁装置は、両端に一対の接続ポートを有する圧力流体を流すための供給ラインを有し、その途中から分岐孔を分岐させた供給ユニットと、弁ボディに形成された上記供給ラインと実質的に直交する弁孔を備え、該弁孔内に弁部材が摺動自在に収容され、かつ該弁孔に上記分岐孔に連通する導通孔、流路が切換えられる一対の第1及び第2ポートを有する二組の出力ポート、並びに必要な排出ポートを、直接または他の流路を介して連通させた弁ユニットと、電磁パイロット弁の動作により上記弁部材を切換駆動するパイロット弁ユニットとを備え、上記弁ユニットにおける弁部材の駆動によって、上記導通孔から弁孔内に供給された圧力流体が、上記二組の出力ポートにおける第1ポートまたは第2ポートのいずれかに切換えて出力されるように構成されており、上記第1及び第2ポートを有する二組の出力ポートが、弁ボディにおける上記弁孔と略直交しかつ上記供給ラインと略平行する方向に、互いに背向させて開口されていることを特徴とするものである。
【0007】
上記構成を有する電磁弁装置は、例えば、ベルトコンベヤ等によって形成される生産ラインに沿って多数のアクチュエータを離散的に配置する場合などにおけるそれらのアクチュエータの駆動に適するもので、電磁弁装置を多数のアクチュエータにそれぞれ近接配置して、圧力流体を流すための供給ラインの両端の接続ポートをチューブにより相互に接続し、その供給ラインを通して圧力流体を供給すると、該供給ラインから分岐させた分岐孔を通して各供給ユニットに圧力流体が送給される。
【0008】
そして、上記電磁弁装置の弁ユニットにおいては、弁ボディに形成された上記供給ラインと実質的に直交する弁孔に、流路が相互に切換えられる第1及び第2ポートを有する二組の出力ポート並びに必要な排出ポートを連通させ、それらの二組の出力ポート及び排出ポートを、上記供給ラインと略平行する方向に互いに背向して弁ボディに開口させているので、電磁弁装置とアクチュエータの配置の位置的関係から、上記二組のポートのうちの使用に便利な一方のポートを利用して他方を封止し、それによって便利に使用することができる。
【0009】
上記電磁弁装置の好ましい実施の形態においては、上記導通孔が弁部材内にその軸線に沿って形成され、弁ボディの一端において前記供給ユニットの分岐孔に接続され、該導通孔の反対側端が、弁ボディ内において弁部材により第1及び第2ポートに切換え接続される弁部材周囲の供給室に連通されているものとして構成され、また、パイロット弁ユニットが、弁ボディの一端における上記導通孔が分岐孔に接続される側とは反対側の端面に装着されて、弁部材における当該端面側に位置するピストンの外端面にパイロット流体圧を作用させるようにパイロット流路が形成され、上記導通孔と分岐孔が接続される側の弁部材の端部における圧力流体の流路中に復帰バネを設けたものとして構成される。
【0010】
更に、上記電磁弁装置においては、上記弁孔に開口して上記第1及び第2ポートに連通させる第1及び第2弁孔連通孔、並びに上記第1及び第2ポートに連通する第1及び第2ポート連通孔を、上記弁ボディにおける第1及び第2ポートを開口させていない面に開口させ、弁ボディにおける該面に、上記第1及び第2弁孔連通孔を第1及び第2ポートに個別的に流路を介して連通させ、該面への接合の向きを転向することにより流体の流路を相互に逆方向に連通させる流路変更板を取り付けることができる。
このような流路変更板を取付けると、電磁パイロット弁への通電・非通電によって決まる電磁弁の二つの出力ポートへの出力を、流路変更板の向きを変えるだけで変更することができ、その変更のために電磁パイロット弁を交換したりすることなく、簡易に転換して容易にアクチュエータを逆作動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳述する。
図1及び図5から分かるように、本発明に係る電磁弁装置は、概略的には、圧力流体(圧縮空気)を供給する供給ユニットSUと、該供給ユニットSUに連設し、供給ユニットSUから供給される圧縮空気を複数のポートへ選択的に分配して外部へ出力する弁ユニットVUと、この弁ユニットVUに連設し、該弁ユニットVUにおける圧縮空気の分配を制御するパイロット弁ユニットPUとから構成されている。
【0012】
上記供給ユニットSUは、両端の開口部に一対の接続ポート2,3を有する圧力流体を流すための略筒状の供給ライン1を有し、その中間部に弁ユニットVUとの接合部4を突設して、該接合部4内に供給ライン1の途中から分岐した分岐孔5を設け、それを接合部4の端面に開口させている。
上記接続ポート2,3には、それぞれ管継手2a,3aが装着され、空気圧源あるいは隣接する同構造の電磁弁装置とチューブを介して連結できるようにしている。
【0013】
上記弁ユニットVUは、上記供給ユニットSUの接合部4に接合される直方体状の弁ボディ10を主体とし、該弁ボディ10上に接合される流路変更板11を備えている。
弁ボディ10内には、上記供給ライン1と実質的に直交する弁孔12が形成されている。該弁孔12は、弁ボディ10の端面において上記供給ユニットSUの分岐孔5に直接的に連通させると共に、中間部に一対の排出ポート14,15を直接的に開口させ、該弁孔12内に弁部材13を摺動自在に挿通している。
また、上記流路変更板11との間を通して、一対の第1及び第2ポートAx,Bxを有する出力ポート16、並びに一対の第1及び第2ポートAy,Byを有する出力ポート17に連通させるための第1及び第2の弁孔連通孔A,Bが、上記弁孔12と弁ボディ10における流路変更板11の取付面との間に開設されている。従って、出力ポート16,17は、いずれも弁孔12に直接連通していない。
【0014】
更に、弁ボディ10における流路変更板11の取付面と出力ポート16,17における第1ポートAx,Ayとの間には、ポート連通孔ax,ayを開設し、後述するように、それらのポート連通孔ax,ayを流路変更板11との間を通して上記第1の弁孔連通孔Aに連通させるようにし、また、弁ボディ10における流路変更板11の取付面と出力ポート16,17における第2ポートBx,Byとの間には、ポート連通孔bx,byを開設し、同様にそれらのポート連通孔bx,byを、流路変更板11との間を通して上記第2の弁孔連通孔Bに連通させるようにしている。上記弁ボディ10における流路変更板11の取付面は、第1ポートAx,Ayや第2ポートBx,Byを開口させていない面にする必要がある。
【0015】
一組の出力ポート16を構成する上記第1及び第2ポートAx,Bxは、上記排出ポート14の両側に配設され、また、一組の出力ポート17を構成する上記第1及び第2ポートAy,Byは、上記排出ポート15の両側に配設され、しかも、上記第1及び第2ポートを有する二組の出力ポート16,17は、弁ボディ10における上記弁孔12と略直交しかつ上記供給ライン1と略平行する方向に互いに背向して開口させている。
これらの背向して開口させた出力ポート16及び出力ポート17は、そのいずれかを、駆動しようとするアクチュエータとの相対的位置関係に応じて選択的に利用できるようにしたもので、使用しない出力ポートはプラグ等によって封止される。
【0016】
弁孔12に挿通した弁部材13には、その中心軸に沿って、上記供給ユニットSUの分岐孔5に連通する導通孔18を設け、更に該導通孔18から弁部材13の周囲の2箇所に設けた供給室22a,22bに分枝路21a,21bを開口させている。
また、上記弁部材13の両端部外周には、それぞれOリング24及びウエアリング25を設け、弁孔12に対し弁部材13をシール状態でガイドさせている。更に、該弁部材13は、その外周面に複数のシール部材26が設けられ、これらのシール部材26が弁孔12の内壁に密接することによりその部分をシールし、結果的に、これらのシール部材は、弁部材13が一方の切換え位置(図5及び図6上半参照)にあるときには、供給室22aを封止し、供給室22bを第2の弁孔連通孔Bに連通させると共に、第1の弁孔連通孔Aを排出ポート14,15に連通させ、また、弁部材13が他方の切換え位置(図6の下半参照)にあるときには、供給室22bを封止し、供給室22aを第1の弁孔連通孔Aに連通させると共に、第2の弁孔連通孔Bを排出ポート14,15に連通させるものである。
【0017】
弁ボディ10における流路変更板11を取付ける取付面には、図2及び図3に示すように、弁孔12へ連通する第1の弁孔連通孔Aと第2の弁孔連通孔Bとを設けると共に、出力ポート16を構成する第1及び第2ポートAx,Bx、並びに、出力ポート17を構成する第1及び第2ポートAy,Byにそれぞれ連通するポート連通孔ax,bx及びay,byが設けられている。
【0018】
一方、この取付面のねじ孔31にねじ32で取付けられる流路変更板11の取付面には、図4の(a)または(b)に示すように、上記弁ボディ10の取付面に設けられた弁孔連通孔A,Bとポート連通孔ax,ayまたはbx,byを連通させるための導通溝33,34が刻設されている。これらの導通溝33,34は、それぞれの周囲を囲むシール部材35によって弁ボディ10への接合時にシールされ、流路変更板11をねじ32により取外して図4の(a)及び(b)に示すように相互に180°転向させて装着した場合に、上記弁孔連通孔A,Bとポート連通孔との連通状態を逆転させるように形成したものである。
【0019】
即ち、図4の(a)の姿勢を採る流路変更板11の上下を反転させて、それを図3の(a)に示す弁ボディ10の取付面に接合したときには、該変更板11が図2に実線で示す姿勢をとり、同図3の(a)中に鎖線で示すように導通溝33,34が配設され、導通溝33によって第1の弁孔連通孔Aがポート連通孔ax及びayに導通されると共に、導通溝34によって第2の弁孔連通孔Bがポート連通孔bx及びbyと導通される。また、図4の(b)の姿勢を採る流路変更板11の上下を反転させて弁ボディ10の取付面に接合したときには、流路変更板11が図2に仮想線で示す姿勢をとり、図3の(b)中に鎖線で示すように導通溝33,34が配設され、導通溝33によって弁孔連通孔Aがポート連通孔bx及びbyに導通されると共に、導通溝34によって弁孔連通孔Bがポート連通孔ax及びayと導通される。
【0020】
上記弁ユニットVUに連設されるパイロット弁ユニットPUは、パイロット流体圧による弁部材13の駆動によって、上記導通孔18から弁孔12内の供給室22a,22b内に供給された圧縮空気を、上記二組の出力ポート16,17における第1ポートAx,Ayまたは第2ポートBx,Byのいずれかに切換えて出力させるためのものであり、電磁パイロット弁41とパイロットアダプタ42とを備えている。
【0021】
上記電磁パイロット弁41としては、公知の3ポート弁が用いられるので、ここではその説明を省略する。また、上記パイロットアダプタ42は、弁部材13の端部に当接するピストン46が収容されて、圧力室44へのパイロット流体圧の導入により該ピストン46で弁部材13を駆動するシリンダ部45と、電磁パイロット弁41が動作しないときなどに用いる手動操作部47とを備えたものである。
更に、このパイロット弁ユニットPUを動作させるため、前記供給ユニットSUの接合部4と弁部材13との間には復帰バネ38を介在させ、また、弁ボディ10における前記供給室22bと電磁パイロット弁41との間には、該電磁パイロット弁41に圧縮空気を導入するためのパイロット供給通路39を設けている。
【0022】
上記電磁パイロット弁41は、その通電によりパイロット出力流路49を通して上記圧力室44にパイロット流体圧を導入し、ピストン46により復帰バネ38に抗して弁部材13を押圧し、弁部材13を図6の上半に示す切換え位置から同下半に示す切換え位置に移動させるものである。また、電磁パイロット弁41への通電を解除したときには、圧力室44に導入していたパイロット流体圧が排出され、復帰バネ38の付勢力により弁部材13が旧位置(図6の上半参照)に復帰する。弁ボディ10に設けた通孔50は、ピストン46を駆動する際の呼吸孔として機能すると共に、上記パイロット流体圧の排気路となるものである。
【0023】
次に、この電磁弁装置の動作について説明する。
(1)流路変更板11が、図2の実線位置に装着されている場合
(1)−1.電磁パイロット弁への非通電時
この電磁弁装置は、図6の上半に示すように、電磁パイロット弁41への非通電時においては、復帰バネ38が伸張してピストン46が後退した切換え位置にある。そのため、弁部材13は、シール部材26が供給室22aを封止し、供給室22bを弁孔連通孔Bに連通させると共に、弁孔連通孔Aを排出ポート14,15に連通させる。その結果、弁孔連通孔Bを通して出力される流体が、流路変更板11における導通溝34を経て、ポート連通孔bx及びポート連通孔byから出力ポート16,17における第2ポートBx,Byへ導入され、これにより上記第2ポートBx,Byから圧縮空気が出力される。一方、弁孔連通孔Aが排出ポート14,15に連通するので、出力ポート16,17における第1ポートAx,Ayの圧縮空気は、排出ポート14,15から外部に排出される。
【0024】
(1)−2.電磁パイロット弁への通電時
電磁パイロット弁41への通電時においては、復帰バネ38の付勢力に抗してピストン46が弁部材13を押圧し、弁部材13を図6の下半に示す位置まで移動させた切換え位置にある。そのため、弁部材13は、シール26が供給室22bを封止し、供給室22aを弁孔連通孔Aに連通させると共に、弁孔連通孔Bを排出ポート14,15に連通させる。その結果、弁孔連通孔Aを通して出力される流体が、流路変更板11における導通溝33を経て、ポート連通孔ax及びポート連通孔ayから出力ポート16,17における第1ポートAx,Ayへ導入され、これにより該第1ポートAx,Ayから圧縮空気が出力される。一方、弁孔連通孔Bが排出ポート14,15に連通するので、出力ポート16,17における第2ポートBx,Byの圧縮空気は、排出ポート14,15から外部に排出される。
【0025】
(2)流路変更板11が図2の鎖線位置に装着されている場合
流路変更板11を180°転向させて図2の鎖線位置に装着した場合、弁部材13の動作に関しては前述の(1)の場合と同様であり、弁部材13の2つの位置おいて、それぞれの場合の圧縮空気の流路のみが異なるので、その異なるところのみを説明する。
【0026】
(2)−1.電磁パイロット弁への非通電時
弁孔連通孔Bを通して出力される流体が、流路変更板11における導通溝34を経て、ポート連通孔ax及びポート連通孔ayから出力ポート16,17における第1ポートAx,Ayへ導入され、これにより電磁パイロット弁41に非通電でありながら上記第1ポートAx,Ayから圧縮空気が出力される。一方、弁孔連通孔Aが排出ポート14,15に連通するので、出力ポート16,17における第2ポートBx,Byの圧縮空気は、排出ポート14,15から外部に排出される。
【0027】
(2)−2.電磁パイロット弁への通電時
弁孔連通孔Aを通して出力される流体が、流路変更板11における導通溝33を経て、ポート連通孔bx及びポート連通孔byから出力ポート16,17における第2ポートBx,Byへ導入され、これにより上記第2ポートBx,Byから圧縮空気が出力される。一方、弁孔連通孔Bが排出ポート14,15に連通するので、出力ポート16,17における第1ポートAx,Ayの圧縮空気は、排出ポート14,15から外部に排出される。
【0028】
以上において本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例によって限定的に解されるものではなく、特許請求の範囲の精神を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、本発明の電磁弁装置では、圧縮空気に限らず、その他の流体の供給に用いることができ、正圧に限らず負圧について用いることもできる。
また、排出ポートは少なくとも一面に設けることもできるが、前記供給ライン1と同様に、隣接する同構造の電磁弁装置における排出ポート14,15を順次チューブ等で接続して、多数の電磁弁装置における排気を一括処理することもできる。
【0029】
更に、上記実施例では、供給ラインの分岐孔に連通する導通孔を弁部材内に設けているが、上記分岐孔に連通する導通孔供給流体を弁ボディに形成した導通孔を介して弁孔における供給室22a,22bに導通しても良い。また、上記実施例では、出力ポート16,17を弁孔12に直接連通させることなく、流路変更板11の導通溝33,34を介して連通させているが、上記流路変更板11を用いない場合には、それらを弁孔12に直接連通させることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明の電磁弁装置は、多数のアクチュエータが離散的に配置されている場合などに適し、供給ラインを相互に接続して電磁弁をアクチュエータに近接配置することができ、それによって、電磁弁からアクチュエータまでの距離を短くして、チューブの配管を少なくすることができる。
また、弁ボディに、供給ユニットにおける圧縮空気の供給ラインと略平行する方向で、互いに背向させた二組の出力ポートを開口させているので、アクチュエータと電磁弁装置の設置の相対的な位置関係に対応して利用しやすい出力ポートを用い、両者間のチューブによる接続を容易に行うことができる。
更に、弁ボディに取付けた流路変更板により、電磁パイロット弁への通電・非通電によって決まる電磁弁の二つの出力ポートへの出力を逆に転換することができるので、電磁パイロット弁を交換したりすることなく簡易かつ容易にアクチュエータを逆作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁弁装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の一部を分解して示す分解斜視図である。
【図3】(a)及び(b)は、同装置における弁ボディの圧縮空気の流路の一部を示す説明図である。
【図4】(a)及び(b)は、流路変更板の流路について示す説明図である。
【図5】同装置の要部の中心断面を示す断面図である。
【図6】同装置の一部の中心断面を拡大して示す拡大図である。
【符号の説明】
1 供給ライン
2,3 接続ポート
4 分岐孔
10 弁ボディ
11 流路変更板
12 弁孔
13 弁部材
14,15 排出ポート
16,17 出力ポート
18 導通孔
22a,22b 供給室
33,34 導通溝
38 復帰バネ
41 電磁パイロット弁
46 ピストン
SU 供給ユニット
VU 弁ユニット
PU パイロット弁ユニット
Ax,Ay 第1ポート
Bx,By 第2ポート
A 第1弁孔連通孔
B 第2弁孔連通孔
ax,ay 第1ポート連通孔
bx,by 第2ポート連通孔

Claims (4)

  1. 両端に一対の接続ポートを有する圧力流体を流すための供給ラインを有し、その途中から分岐孔を分岐させた供給ユニットと、
    弁ボディに形成された上記供給ラインと実質的に直交する弁孔を備え、該弁孔内に弁部材が摺動自在に収容され、かつ該弁孔に上記分岐孔に連通する導通孔、流路が切換えられる一対の第1及び第2ポートを有する二組の出力ポート、並びに必要な排出ポートを、直接または他の流路を介して連通させた弁ユニットと、電磁パイロット弁の動作により上記弁部材を切換駆動するパイロット弁ユニットと、
    を備え、
    上記弁ユニットにおける弁部材の駆動によって、上記導通孔から弁孔内に供給された圧力流体が、上記二組の出力ポートにおける第1ポートまたは第2ポートのいずれかに切換えて出力されるように構成されており、
    上記第1及び第2ポートを有する二組の出力ポートが、弁ボディにおける上記弁孔と略直交しかつ上記供給ラインと略平行する方向に、互いに背向させて開口されている、
    ことを特徴とする電磁弁装置。
  2. 上記導通孔が弁部材内にその軸線に沿って形成され、弁ボディの一端において前記供給ユニットの分岐孔に接続され、該導通孔の反対側端が、弁ボディ内において弁部材により第1及び第2ポートに切換え接続される弁部材周囲の供給室に連通されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁装置。
  3. パイロット弁ユニットが、弁ボディの一端における上記導通孔が分岐孔に接続される側とは反対側の端面に装着されて、弁部材における当該端面側に位置するピストンの外端面にパイロット流体圧を作用させるようにパイロット流路が形成され、上記導通孔と分岐孔が接続される側の弁部材の端部における圧力流体の流路中に復帰バネを設けた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電磁弁装置。
  4. 上記弁孔に開口して上記第1及び第2ポートに連通させる第1及び第2弁孔連通孔、並びに上記第1及び第2ポートに連通する第1及び第2ポート連通孔を、上記弁ボディにおける第1及び第2ポートを開口させていない面に開口させ、
    弁ボディにおける該面に、上記第1及び第2弁孔連通孔を第1及び第2ポートに個別的に流路を介して連通させ、該面への接合の向きを転向することにより流体の流路を相互に逆方向に連通させる流路変更板を取り付けた、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電磁弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105546190A (zh) * 2016-01-08 2016-05-04 西安正昌电子股份有限公司 一种气压可调式双电控先导记忆阀体装置

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CN105546190A (zh) * 2016-01-08 2016-05-04 西安正昌电子股份有限公司 一种气压可调式双电控先导记忆阀体装置

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