JP2004293056A - 建物の開口部構造、雨戸、建物 - Google Patents
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Abstract
【課題】防音と空気浄化の効果を備えるとともに、高換気効果を同時に両立できる開口部構造と、雨戸と、建物を提供することにある。
【解決手段】窓2の屋外側に雨戸4を設けた建物の開口部構造において、雨戸4と窓2は、それぞれ、開口部1の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では屋外から屋内に通じる空気の通路R1,R2が形成され、該通路に面する雨戸4の屋内側面は吸音可能な面とされ、前記通路は通気可能なフィルター7で遮断されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】窓2の屋外側に雨戸4を設けた建物の開口部構造において、雨戸4と窓2は、それぞれ、開口部1の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では屋外から屋内に通じる空気の通路R1,R2が形成され、該通路に面する雨戸4の屋内側面は吸音可能な面とされ、前記通路は通気可能なフィルター7で遮断されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の開口部構造、雨戸、及び建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
防音しながら、浄化した空気を導入する従来技術としては、下記の特許文献1,2に記載されたものが知られている。
【0003】
特許文献1に記載の省エネルギー健康住宅は、木造住宅の構造内に断熱層及び、気密防湿層と木炭層で構成された省エネ健康層を設け、空調設備には室内空気循環型の熱交換機及び木炭層を持つ健康ダクトを取り付けた空調換気設備を取り付け、外気に接する建具に木製3重ガラスサッシュを取り付けるようにしたものである。
【0004】
特許文献2に記載の外気自然循環による防音・省エネルギー保健居室システムは、本体の空隙部に吸音材を充填してなる消音自然換気口を、建物上部の室内外に通じるように少なくとも2ヵ所設置することにより、室内気候を自然の気候変化に連動せしめるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−200646号公報
【特許文献2】
特開2003−21373号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1,2記載のような従来技術にあっては、いずれも、防音と空気浄化の効果はあるが、換気口の制約のため換気回数は毎時0.5〜3回程度となり、換気回数が毎時10回以上の高換気効果を同時に両立できるものではなかった。
【0007】
本発明の課題は、防音と空気浄化の効果を備えるとともに、高換気効果を同時に両立できる開口部構造と、雨戸と、建物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、窓の屋外側に雨戸を設けた建物の開口部構造において、雨戸と窓は、それぞれ、開口部の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では雨戸と窓の間に屋外から屋内に通じる空気の通路が形成され、該通路に面する雨戸の屋内側面は吸音可能な面とされ、前記通路は通気可能なフィルターで遮断されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の建物の開口部構造において、前記雨戸と窓の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、建物の開口部に開閉可能に設ける雨戸であって、板状の雨戸本体の裏面側に吸音材が設けられ、開口部の一方側に半開状態でロック可能なロック機構を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の雨戸において、前記雨戸本体は、多数の孔を穿設した孔開き板で形成され、前記吸音材は、多孔質材で形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の雨戸において、前記雨戸本体は、透光性合成樹脂板で形成され、前記吸音材は、アルミニウム繊維からなる多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されていることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1または2記載の開口部構造を備えたことを特徴とする建物である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えたことを特徴とする建物である。
【0015】
(作用)
請求項1記載の本発明の開口部構造によると、雨戸と窓は、それぞれ、開口部の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では屋外から屋内に通じる空気の通路が形成されているので、半開状態の雨戸から取り入れた屋外の空気が、雨戸と窓の間を通って半開状態の窓から屋内に供給される。このため、換気のための空気の出入口を大きくでき、従来の換気口を設けたもの等に比べて高い換気効果が得られる。
この際、空気の通路に面する雨戸の屋内側面は吸音可能な面とされているので、この通路を流通する間に外部騒音が吸音され、この通路は通気可能なフィルターで遮断されているので、空気浄化される。
従って、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0016】
請求項2記載の本発明の開口部構造によると、さらに、前記雨戸と窓の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
半開状態が上記両立できる範囲を越えて大きくなり過ぎると、吸音能力の限度を越えて防音効果がない。また、半開状態が上記両立できる範囲より小さいと、防音上問題はないが高い換気効果が得られない。
【0017】
請求項3記載の本発明の雨戸によると、板状の雨戸本体の裏面側に吸音材が設けられ、開口部の一方側に半開状態でロック可能なロック機構を備えているので、この雨戸を開口部に設けて半開状態にすると、請求項1記載の発明と同様、高換気効果と防音効果とを両立できる。
【0018】
請求項4記載の本発明の雨戸によると、さらに、前記雨戸本体は、多数の孔を穿設した孔開き板で形成され、吸音材が多孔質材で形成されているので、吸音効果を高めることができる。また、吸音材が吸着材として有害物質を吸着除去できる。
そして、前記吸音材が、透光可能な多孔質材で形成されていると、雨戸が半開状態であっても、前記雨戸本体の孔から透過した太陽光を室内に採光できる。
【0019】
請求項5記載の本発明の雨戸によると、さらに、前記雨戸本体は、透光性合成樹脂板で形成されている。そして、前記吸音材は、アルミニウム繊維からなる多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されている。
従って、雨戸が半開状態であっても、透光性の雨戸本体を通った太陽光により、フィルターで除去できない窒素酸化物(NOx )等の屋外の有害物質を酸化チタン光触媒で分解等の除去できる。
吸音材の透光性が良いと、太陽光の採光にもよいが、光触媒に到達する光が多くなるので、分解等の除去能力が高くなる。
【0020】
請求項6記載の本発明の建物によると、請求項1または2記載の開口部構造を備えているので、請求項1または2記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0021】
請求項7記載の本発明の建物によると、請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えているので、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の開口部を模式的に示す水平断面図である。図2(イ)は、本発明の一実施形態の雨戸の模式的断面図であり、(ロ)は(イ)の一部拡大断面図である。図3〜図5は、本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。図6は、網戸を模式的に示す斜視図である。
【0023】
(実施の形態1)
本実施の形態1の建物は、外壁8に、図1に示すような開口部1を備え、この開口部1と対向する外壁や間仕切り等には、適宜の排気口(不図示)が設けられている。
【0024】
本実施の形態1の開口部1は、引き違いサッシの窓2と、網戸3と、雨戸4とを、屋内側から屋外側に向かってこの順序で設けたものである。
この開口部1に設ける雨戸4は、図2に示すように、板状の雨戸本体41と、この雨戸本体41の裏面側に設けた板状の吸音材42とから構成される。
【0025】
上記雨戸本体41は、厚さ0.6〜1mmの鋼板製波板で形成されている。上記吸音材42は、アルミニウム繊維でなる多孔質材で形成されている。アルミニウム繊維は、アルミニウムを直径1mm以下の太さに延伸して繊維状にしたもので、これを焼結・熱融着し、板状に成型して多孔質材としたものである。
【0026】
上記雨戸4は、開口部1の一方側(図1の左側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構5を備えている。
また、上記窓2は、開口部の他方側(図1の右側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構6を備えている。
【0027】
上記ロック機構5,6による雨戸4と窓2の半開状態では、窓2と雨戸4の間に、屋外から屋内に通じる空気の通路R1,R2が形成される。通路R2は、網戸3を境にして屋内外に分離している。
この通路R1と通路R2とは、網戸3の雨戸の開口側に設けたフィルター7で通気可能に遮断されている。このフィルター7は、図6に示すように、網戸3と直交するように設けられ、雨戸4の開口側端部と窓2の屋外側面との間を閉じるようにしている。フィルター7は、孔寸法0.5〜5mmの網状材で形成され、防塵、防虫のために設けられている。
【0028】
前記雨戸4と窓2の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされている。
具体的には、引き違いサッシである窓2は、高さ1800mm×全幅2200mmになされており、半開状態での雨戸4の開き寸法K1は、150〜200mmの範囲になされ、窓2の開き寸法K2も、150〜200mmの範囲になされている。
【0029】
(実施の形態1の作用)
本実施の形態1によると、雨戸4と窓2は、それぞれ、開口部1の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされている。
上記の半開状態では、屋外から屋内に通じる空気の通路R1,R2が形成されているので、半開状態の雨戸4から取り入れた屋外の空気が、半開状態の窓2から屋内に供給される。このため、換気のための空気の出入口を大きくでき、従来の換気口を設けたもの等に比べて高い換気効果が得られる。
この際、空気の通路R2に面する雨戸4の屋内側面は、吸音材42によって吸音可能な面とされているので、この通路R2を流通する間に外部騒音が吸音される。吸音材42が多孔質であるので、吸音だけでなく吸着の作用も生じる。
また、上記通路R1,R2は通気可能なフィルター7で遮断されているので、防塵、防虫等によって空気浄化される。
従って、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0030】
本実施の形態1によると、さらに、前記雨戸4と窓2の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
【0031】
(実施の形態2)
実施の形態2と、後述する実施の形態3,4においては、雨戸4の構成を除けば、前記実施の形態1と同じ構成である。
本実施の形態2の雨戸4にあっては、図3に示すように、雨戸本体43は、多数の小孔を穿設した波形の孔開き鋼板(パンチングメタル)で形成され、前記吸音材44は、透光可能な多孔質材で形成されている。
上記吸音材44は、前記実施の形態1の吸音材42と同様、アルミニウム繊維でなる透光性多孔質材で形成されているが、波形の孔開き鋼板(パンチングメタル)と符合するように、同じく波付けされている。
透光性をよくするために、吸音材44に、さらに、多数の小孔を穿設してもよい。
【0032】
本実施の形態2の雨戸4によると、さらに、前記雨戸本体43が、多数の小孔を穿設した波形の孔開き鋼板(パンチングメタル)で形成されているので、吸音効果を一層高めることができる。
そして、前記吸音材44は、透光可能な多孔質材で形成されているので、雨戸4が半開状態であっても、前記雨戸本体43の孔から透過した太陽光を室内に採光できる。
【0033】
(実施の形態3)
本実施の形態3の雨戸4にあっては、図4に示すように、雨戸本体45は、多数の小孔を穿設した平板状の孔開き鋼板(パンチングメタル)で形成され、前記吸音材46は、厚さ10〜50mmのロックウールで形成されている。
このため、前記実施の形態3の雨戸4に比べて採光性は劣るが、夜間等の使用時には支障はない。
【0034】
(実施の形態4)
本実施の形態4の雨戸4にあっては、図5に示すように、雨戸本体47は、多数の小孔を穿設した透明な波形の合成樹脂板(ポリカーボネート等)で形成されている。
吸音材48は、アルミニウム繊維からなる透光可能な波形の多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されている。
このため、雨戸4が半開状態であっても、透光性の雨戸本体47と吸音材48を通って、太陽光を室内に採光できるとともに、前記フィルター7で除去できない窒素酸化物(NOx )等の屋外の有害物質を酸化チタン光触媒で分解除去できる。
【0035】
(実施の形態5)
図7は、本発明の別の実施の形態の開口部を模式的に示す垂直断面図である。前記実施の形態1〜4における窓2は、いずれも、引き違いサッシになされたものであったが、本実施の形態5においては、図7に示すように、窓2Aが内倒しサッシになされている。
【0036】
本実施の形態5の開口部は、内倒しサッシの窓2Aと、網戸3Aと、雨戸4Aとを、屋内側から屋外側に向かってこの順序で設けたものである。
上記開口部に設ける雨戸4Aは、図2に示した前記雨戸4と同様、雨戸本体41の裏面側に吸音材42を設けたものであるが、図3〜図5に示した雨戸本体43,45,47の裏面側に吸音材44,46,48を設けたものでもよい。
【0037】
上記雨戸4Aは、開口部の一方側(図7の下側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構5Aを備えている。
また、上記窓2Aは、開口部の他方側(図7の上側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構6Aを備えている。
【0038】
上記ロック機構5A,6Aによる雨戸4Aと窓2Aの半開状態では、窓2Aと雨戸4Aの間に、屋外から屋内に通じる空気の通路Rが形成される。
この通路Rは、網戸3Aの下方側に設けたフィルター7A(網戸3Aと一体に連続しているもの)で通気可能に遮断されている。
このフィルター7Aは、孔寸法0.5〜5mmの網状材で形成され、防塵、防虫のために設けられている。
【0039】
前記雨戸4Aと窓2Aの半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされている。
具体的には、内倒しサッシである窓2Aは、高さ1400mm×幅1800mm、または高さ2200mm×幅900mmになされている。
半開状態での雨戸4Aの開き寸法K1は、200〜250mmの範囲になされ、窓2Aの開き寸法K2も、200〜250mmの範囲になされている。
【0040】
(実施の形態5の作用)
本実施の形態5によると、雨戸4Aと窓2Aは、それぞれ、開口部の下方側と上方側にロック可能に半開状態とされている。
上記の半開状態では、屋外から屋内に通じる空気の通路Rが形成されているので、半開状態の雨戸4Aから取り入れた屋外の空気が、半開状態の窓2Aから屋内に供給される。このため、換気のための空気の出入口を大きくでき、従来の換気口を設けたもの等に比べて高い換気効果が得られる。
この際、空気の通路Rに面する雨戸4Aの屋内側面は、吸音材42(または吸音材44,46,48のいずれか)によって吸音可能な面とされているので、この通路Rを流通する間に外部騒音が吸音される。
また、上記通路Rは網戸3Aと一体の通気可能なフィルター7Aで遮断されているので、空気浄化される。
従って、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0041】
本実施の形態5によると、さらに、前記雨戸4Aと窓2Aの半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
【0042】
以上、本発明の一実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の開口部構造によると、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0044】
請求項2記載の本発明の開口部構造によると、さらに、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
【0045】
請求項3記載の本発明の雨戸によると、高換気効果と防音効果を両立できる。
【0046】
請求項4記載の本発明の雨戸によると、さらに、吸音効果を高めることができる。
【0047】
請求項5記載の本発明の雨戸によると、さらに、太陽光を室内に採光できるとともに、窒素酸化物(NOx )等の屋外の有害物質を除去できる。
【0048】
請求項6記載の本発明の建物によると、請求項1または2記載の開口部構造を備えているので、請求項1または2記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0049】
請求項7記載の本発明の建物によると、請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えているので、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の開口部を模式的に示す水平断面図である。
【図2】(イ)は、本発明の一実施形態の雨戸の模式的断面図であり、(ロ)は(イ)の一部拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。
【図6】網戸を模式的に示す斜視図である。
【図7】本発明の別の実施の形態の開口部を模式的に示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 建物の開口部
2,2A 窓
3,3A 網戸
4,4A 雨戸
5,5A 雨戸のロック機構
6,6A 窓のロック機構
7,7A フィルター
41,43,45,47 雨戸本体
42,44,46,48 吸音材
R1,R2,R 空気の通路
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の開口部構造、雨戸、及び建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
防音しながら、浄化した空気を導入する従来技術としては、下記の特許文献1,2に記載されたものが知られている。
【0003】
特許文献1に記載の省エネルギー健康住宅は、木造住宅の構造内に断熱層及び、気密防湿層と木炭層で構成された省エネ健康層を設け、空調設備には室内空気循環型の熱交換機及び木炭層を持つ健康ダクトを取り付けた空調換気設備を取り付け、外気に接する建具に木製3重ガラスサッシュを取り付けるようにしたものである。
【0004】
特許文献2に記載の外気自然循環による防音・省エネルギー保健居室システムは、本体の空隙部に吸音材を充填してなる消音自然換気口を、建物上部の室内外に通じるように少なくとも2ヵ所設置することにより、室内気候を自然の気候変化に連動せしめるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−200646号公報
【特許文献2】
特開2003−21373号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1,2記載のような従来技術にあっては、いずれも、防音と空気浄化の効果はあるが、換気口の制約のため換気回数は毎時0.5〜3回程度となり、換気回数が毎時10回以上の高換気効果を同時に両立できるものではなかった。
【0007】
本発明の課題は、防音と空気浄化の効果を備えるとともに、高換気効果を同時に両立できる開口部構造と、雨戸と、建物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、窓の屋外側に雨戸を設けた建物の開口部構造において、雨戸と窓は、それぞれ、開口部の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では雨戸と窓の間に屋外から屋内に通じる空気の通路が形成され、該通路に面する雨戸の屋内側面は吸音可能な面とされ、前記通路は通気可能なフィルターで遮断されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の建物の開口部構造において、前記雨戸と窓の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、建物の開口部に開閉可能に設ける雨戸であって、板状の雨戸本体の裏面側に吸音材が設けられ、開口部の一方側に半開状態でロック可能なロック機構を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の雨戸において、前記雨戸本体は、多数の孔を穿設した孔開き板で形成され、前記吸音材は、多孔質材で形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の雨戸において、前記雨戸本体は、透光性合成樹脂板で形成され、前記吸音材は、アルミニウム繊維からなる多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されていることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1または2記載の開口部構造を備えたことを特徴とする建物である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えたことを特徴とする建物である。
【0015】
(作用)
請求項1記載の本発明の開口部構造によると、雨戸と窓は、それぞれ、開口部の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では屋外から屋内に通じる空気の通路が形成されているので、半開状態の雨戸から取り入れた屋外の空気が、雨戸と窓の間を通って半開状態の窓から屋内に供給される。このため、換気のための空気の出入口を大きくでき、従来の換気口を設けたもの等に比べて高い換気効果が得られる。
この際、空気の通路に面する雨戸の屋内側面は吸音可能な面とされているので、この通路を流通する間に外部騒音が吸音され、この通路は通気可能なフィルターで遮断されているので、空気浄化される。
従って、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0016】
請求項2記載の本発明の開口部構造によると、さらに、前記雨戸と窓の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
半開状態が上記両立できる範囲を越えて大きくなり過ぎると、吸音能力の限度を越えて防音効果がない。また、半開状態が上記両立できる範囲より小さいと、防音上問題はないが高い換気効果が得られない。
【0017】
請求項3記載の本発明の雨戸によると、板状の雨戸本体の裏面側に吸音材が設けられ、開口部の一方側に半開状態でロック可能なロック機構を備えているので、この雨戸を開口部に設けて半開状態にすると、請求項1記載の発明と同様、高換気効果と防音効果とを両立できる。
【0018】
請求項4記載の本発明の雨戸によると、さらに、前記雨戸本体は、多数の孔を穿設した孔開き板で形成され、吸音材が多孔質材で形成されているので、吸音効果を高めることができる。また、吸音材が吸着材として有害物質を吸着除去できる。
そして、前記吸音材が、透光可能な多孔質材で形成されていると、雨戸が半開状態であっても、前記雨戸本体の孔から透過した太陽光を室内に採光できる。
【0019】
請求項5記載の本発明の雨戸によると、さらに、前記雨戸本体は、透光性合成樹脂板で形成されている。そして、前記吸音材は、アルミニウム繊維からなる多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されている。
従って、雨戸が半開状態であっても、透光性の雨戸本体を通った太陽光により、フィルターで除去できない窒素酸化物(NOx )等の屋外の有害物質を酸化チタン光触媒で分解等の除去できる。
吸音材の透光性が良いと、太陽光の採光にもよいが、光触媒に到達する光が多くなるので、分解等の除去能力が高くなる。
【0020】
請求項6記載の本発明の建物によると、請求項1または2記載の開口部構造を備えているので、請求項1または2記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0021】
請求項7記載の本発明の建物によると、請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えているので、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の開口部を模式的に示す水平断面図である。図2(イ)は、本発明の一実施形態の雨戸の模式的断面図であり、(ロ)は(イ)の一部拡大断面図である。図3〜図5は、本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。図6は、網戸を模式的に示す斜視図である。
【0023】
(実施の形態1)
本実施の形態1の建物は、外壁8に、図1に示すような開口部1を備え、この開口部1と対向する外壁や間仕切り等には、適宜の排気口(不図示)が設けられている。
【0024】
本実施の形態1の開口部1は、引き違いサッシの窓2と、網戸3と、雨戸4とを、屋内側から屋外側に向かってこの順序で設けたものである。
この開口部1に設ける雨戸4は、図2に示すように、板状の雨戸本体41と、この雨戸本体41の裏面側に設けた板状の吸音材42とから構成される。
【0025】
上記雨戸本体41は、厚さ0.6〜1mmの鋼板製波板で形成されている。上記吸音材42は、アルミニウム繊維でなる多孔質材で形成されている。アルミニウム繊維は、アルミニウムを直径1mm以下の太さに延伸して繊維状にしたもので、これを焼結・熱融着し、板状に成型して多孔質材としたものである。
【0026】
上記雨戸4は、開口部1の一方側(図1の左側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構5を備えている。
また、上記窓2は、開口部の他方側(図1の右側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構6を備えている。
【0027】
上記ロック機構5,6による雨戸4と窓2の半開状態では、窓2と雨戸4の間に、屋外から屋内に通じる空気の通路R1,R2が形成される。通路R2は、網戸3を境にして屋内外に分離している。
この通路R1と通路R2とは、網戸3の雨戸の開口側に設けたフィルター7で通気可能に遮断されている。このフィルター7は、図6に示すように、網戸3と直交するように設けられ、雨戸4の開口側端部と窓2の屋外側面との間を閉じるようにしている。フィルター7は、孔寸法0.5〜5mmの網状材で形成され、防塵、防虫のために設けられている。
【0028】
前記雨戸4と窓2の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされている。
具体的には、引き違いサッシである窓2は、高さ1800mm×全幅2200mmになされており、半開状態での雨戸4の開き寸法K1は、150〜200mmの範囲になされ、窓2の開き寸法K2も、150〜200mmの範囲になされている。
【0029】
(実施の形態1の作用)
本実施の形態1によると、雨戸4と窓2は、それぞれ、開口部1の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされている。
上記の半開状態では、屋外から屋内に通じる空気の通路R1,R2が形成されているので、半開状態の雨戸4から取り入れた屋外の空気が、半開状態の窓2から屋内に供給される。このため、換気のための空気の出入口を大きくでき、従来の換気口を設けたもの等に比べて高い換気効果が得られる。
この際、空気の通路R2に面する雨戸4の屋内側面は、吸音材42によって吸音可能な面とされているので、この通路R2を流通する間に外部騒音が吸音される。吸音材42が多孔質であるので、吸音だけでなく吸着の作用も生じる。
また、上記通路R1,R2は通気可能なフィルター7で遮断されているので、防塵、防虫等によって空気浄化される。
従って、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0030】
本実施の形態1によると、さらに、前記雨戸4と窓2の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
【0031】
(実施の形態2)
実施の形態2と、後述する実施の形態3,4においては、雨戸4の構成を除けば、前記実施の形態1と同じ構成である。
本実施の形態2の雨戸4にあっては、図3に示すように、雨戸本体43は、多数の小孔を穿設した波形の孔開き鋼板(パンチングメタル)で形成され、前記吸音材44は、透光可能な多孔質材で形成されている。
上記吸音材44は、前記実施の形態1の吸音材42と同様、アルミニウム繊維でなる透光性多孔質材で形成されているが、波形の孔開き鋼板(パンチングメタル)と符合するように、同じく波付けされている。
透光性をよくするために、吸音材44に、さらに、多数の小孔を穿設してもよい。
【0032】
本実施の形態2の雨戸4によると、さらに、前記雨戸本体43が、多数の小孔を穿設した波形の孔開き鋼板(パンチングメタル)で形成されているので、吸音効果を一層高めることができる。
そして、前記吸音材44は、透光可能な多孔質材で形成されているので、雨戸4が半開状態であっても、前記雨戸本体43の孔から透過した太陽光を室内に採光できる。
【0033】
(実施の形態3)
本実施の形態3の雨戸4にあっては、図4に示すように、雨戸本体45は、多数の小孔を穿設した平板状の孔開き鋼板(パンチングメタル)で形成され、前記吸音材46は、厚さ10〜50mmのロックウールで形成されている。
このため、前記実施の形態3の雨戸4に比べて採光性は劣るが、夜間等の使用時には支障はない。
【0034】
(実施の形態4)
本実施の形態4の雨戸4にあっては、図5に示すように、雨戸本体47は、多数の小孔を穿設した透明な波形の合成樹脂板(ポリカーボネート等)で形成されている。
吸音材48は、アルミニウム繊維からなる透光可能な波形の多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されている。
このため、雨戸4が半開状態であっても、透光性の雨戸本体47と吸音材48を通って、太陽光を室内に採光できるとともに、前記フィルター7で除去できない窒素酸化物(NOx )等の屋外の有害物質を酸化チタン光触媒で分解除去できる。
【0035】
(実施の形態5)
図7は、本発明の別の実施の形態の開口部を模式的に示す垂直断面図である。前記実施の形態1〜4における窓2は、いずれも、引き違いサッシになされたものであったが、本実施の形態5においては、図7に示すように、窓2Aが内倒しサッシになされている。
【0036】
本実施の形態5の開口部は、内倒しサッシの窓2Aと、網戸3Aと、雨戸4Aとを、屋内側から屋外側に向かってこの順序で設けたものである。
上記開口部に設ける雨戸4Aは、図2に示した前記雨戸4と同様、雨戸本体41の裏面側に吸音材42を設けたものであるが、図3〜図5に示した雨戸本体43,45,47の裏面側に吸音材44,46,48を設けたものでもよい。
【0037】
上記雨戸4Aは、開口部の一方側(図7の下側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構5Aを備えている。
また、上記窓2Aは、開口部の他方側(図7の上側)に半開状態でロック可能なように、ロック機構6Aを備えている。
【0038】
上記ロック機構5A,6Aによる雨戸4Aと窓2Aの半開状態では、窓2Aと雨戸4Aの間に、屋外から屋内に通じる空気の通路Rが形成される。
この通路Rは、網戸3Aの下方側に設けたフィルター7A(網戸3Aと一体に連続しているもの)で通気可能に遮断されている。
このフィルター7Aは、孔寸法0.5〜5mmの網状材で形成され、防塵、防虫のために設けられている。
【0039】
前記雨戸4Aと窓2Aの半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされている。
具体的には、内倒しサッシである窓2Aは、高さ1400mm×幅1800mm、または高さ2200mm×幅900mmになされている。
半開状態での雨戸4Aの開き寸法K1は、200〜250mmの範囲になされ、窓2Aの開き寸法K2も、200〜250mmの範囲になされている。
【0040】
(実施の形態5の作用)
本実施の形態5によると、雨戸4Aと窓2Aは、それぞれ、開口部の下方側と上方側にロック可能に半開状態とされている。
上記の半開状態では、屋外から屋内に通じる空気の通路Rが形成されているので、半開状態の雨戸4Aから取り入れた屋外の空気が、半開状態の窓2Aから屋内に供給される。このため、換気のための空気の出入口を大きくでき、従来の換気口を設けたもの等に比べて高い換気効果が得られる。
この際、空気の通路Rに面する雨戸4Aの屋内側面は、吸音材42(または吸音材44,46,48のいずれか)によって吸音可能な面とされているので、この通路Rを流通する間に外部騒音が吸音される。
また、上記通路Rは網戸3Aと一体の通気可能なフィルター7Aで遮断されているので、空気浄化される。
従って、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0041】
本実施の形態5によると、さらに、前記雨戸4Aと窓2Aの半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
【0042】
以上、本発明の一実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の開口部構造によると、高換気効果が得られるとともに、防音と空気浄化の効果も同時に両立できる。
【0044】
請求項2記載の本発明の開口部構造によると、さらに、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされているので、騒音に悩まされない快適な住まいを実現できる。
【0045】
請求項3記載の本発明の雨戸によると、高換気効果と防音効果を両立できる。
【0046】
請求項4記載の本発明の雨戸によると、さらに、吸音効果を高めることができる。
【0047】
請求項5記載の本発明の雨戸によると、さらに、太陽光を室内に採光できるとともに、窒素酸化物(NOx )等の屋外の有害物質を除去できる。
【0048】
請求項6記載の本発明の建物によると、請求項1または2記載の開口部構造を備えているので、請求項1または2記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0049】
請求項7記載の本発明の建物によると、請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えているので、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の開口部を模式的に示す水平断面図である。
【図2】(イ)は、本発明の一実施形態の雨戸の模式的断面図であり、(ロ)は(イ)の一部拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の雨戸であり、一部拡大断面図である。
【図6】網戸を模式的に示す斜視図である。
【図7】本発明の別の実施の形態の開口部を模式的に示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 建物の開口部
2,2A 窓
3,3A 網戸
4,4A 雨戸
5,5A 雨戸のロック機構
6,6A 窓のロック機構
7,7A フィルター
41,43,45,47 雨戸本体
42,44,46,48 吸音材
R1,R2,R 空気の通路
Claims (7)
- 窓の屋外側に雨戸を設けた建物の開口部構造において、雨戸と窓は、それぞれ、開口部の一方側と他方側にロック可能に半開状態とされ、該半開状態では雨戸と窓の間に屋外から屋内に通じる空気の通路が形成され、該通路に面する雨戸の屋内側面は吸音可能な面とされ、前記通路は通気可能なフィルターで遮断されていることを特徴とする建物の開口部構造。
- 前記雨戸と窓の半開状態は、吸音効果と、毎時10回以上の換気回数とを両立できる範囲になされていることを特徴とする請求項1記載の建物の開口部構造。
- 建物の開口部に開閉可能に設ける雨戸であって、板状の雨戸本体の裏面側に吸音材が設けられ、開口部の一方側に半開状態でロック可能なロック機構を備えていることを特徴とする雨戸。
- 前記雨戸本体は、多数の孔を穿設した孔開き板で形成され、前記吸音材は、多孔質材で形成されていることを特徴とする請求項3記載の雨戸。
- 前記雨戸本体は、透光性合成樹脂板で形成され、前記吸音材は、アルミニウム繊維からなる多孔質材で形成され、前記アルミニウム繊維には酸化チタン光触媒が塗布されていることを特徴とする請求項3または4記載の雨戸。
- 請求項1または2記載の開口部構造を備えたことを特徴とする建物。
- 請求項3〜5のいずれか1項に記載の雨戸を備えたことを特徴とする建物。
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---|---|---|---|
JP2003083590A JP2004293056A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 建物の開口部構造、雨戸、建物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100656141B1 (ko) | 2005-10-20 | 2006-12-13 | 김상권 | 격벽형 에어필터를 갖는 공기정화용 이중창 |
CN101220726B (zh) * | 2008-01-29 | 2011-05-18 | 贾猛虎 | 一种通风隔声窗 |
CN102146766A (zh) * | 2011-02-17 | 2011-08-10 | 南京大学 | 一种分立式有源降噪通风隔声窗 |
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2003
- 2003-03-25 JP JP2003083590A patent/JP2004293056A/ja active Pending
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