JP2004293040A

JP2004293040A - Waterproof construction method for accessory part, and fixing structure of accessory part

Info

Publication number: JP2004293040A
Application number: JP2003082988A
Authority: JP
Inventors: Hajime Okamoto; 肇岡本; Nobunao Murakami; 信直村上; Kan Hasegawa; 完長谷川; Hiroshi Takahashi; 拡高橋; Shigeru Matsuda; 繁松田; Takeshi Inoue; 武志井上; Yasunori Date; 泰則伊達; Kenzo Iwamoto; 憲三岩本; Yoshitaka Higashida; 義孝東田; Junichi Inemoto; 順一禾本
Original assignee: Mitsuboshi Belting Ltd; Takenaka Komuten Co Ltd; Architectural Yamade Corp
Current assignee: Mitsuboshi Belting Ltd; Takenaka Komuten Co Ltd; Architectural Yamade Corp
Priority date: 2003-03-25
Filing date: 2003-03-25
Publication date: 2004-10-21
Anticipated expiration: 2023-03-25
Also published as: JP4056913B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a waterproof construction method for an accessory part and a fixing structure of the accessory part, which enable work for fixing a waterproof sheet and an accessory together to be easily performed without the generation of unevenness on a fixing surface, and which are prevented from being affected by a level of skill of a worker. <P>SOLUTION: In this waterproof construction method for the accessory part 1, after the waterproof sheets 5-7 which are mainly composed of a tetrafluoroethylene resin, and the accessory 8 which is arranged in a projected or recessed corner are superposed on each other, the outer surface 8a of a superposed part is heated by a heating implement and pressurized, so that the waterproof sheets 5-7 and the accessory 8 can be fixed to each other. The outer surface 8a is mainly composed of the tetrafluoroethylene resin. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物に防水シートを敷設する下地において、底面と側壁との境界やドレン周りやパイプ周りなどに形成される出入隅の防水シート施工法に係り、詳しくは出入隅に配置される役物と防水シートとを重ね合わせ、その重ね合わせた部分の外表面から加熱することによって容易に役物と防水シートとを固着させることができる役物部の防水施工法および役物部の固着構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の防水シートを用いたシート防水工法において、屋上における周囲の立ち上げ側壁や階段室などの側壁と底面との間に形成される出入隅の防水は、比較的困難な箇所であり、本体シートの上に増貼りをして防水するような方法でなされていた。
【０００３】
また、出隅、入隅、ドレン口のような役物周りの形状に合うように、芯材を有しないポリマー変性アスファルトの防水シートを切り、その防水シートを役物周りに当接し、ハンドバーナーで熱を加えて防水シートを固着させる役物周りの防水施工方法がある（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
また、複数の出入隅角及び／又は出入隅にシート防水施工用役物を用いて、防水シートとシート防水施工用役物とを熱融着もしくは溶剤によって溶着するシート防水施工方法がある（例えば、特許文献２参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平５−１３３０５１号公報
【特許文献２】
特開平１０−６１０３５号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献１や特許文献２に記載されたものでは、熱融着する面をハンドバーナーや熱風で加熱して融解した上で重ね合わせて熱融着する方法や、溶着する面に溶剤を塗布して溶かした上で重ね合わせて溶着する方法では、ハンドバーナーなどによる融着面の加熱具合や溶剤の塗布の仕方によって、融着面または溶着面にムラが生じ、漏水の少ない確実な固着をするためには、作業者の熟練度に大きく左右される要素が大きいという問題があった。
【０００７】
本発明は、前述のような問題点を考慮し、防水シートと役物との固着作業を容易かつ固着面にムラを生じさせず行え、作業者の熟練度に左右されない役物部の防水施工法および役物部の固着構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に記載の役物部の防水施工方法は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される防水シートと、出入隅に配置される役物と、を重ね合わせた後、その重ね合わせた部分の外表面を加熱具で加熱、加圧して、前記防水シートと前記役物とを固着させる役物部の防水施工法であって、前記外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されていることを特徴とするものである。
【０００９】
このような構成によると、主成分が四フッ化エチレンで構成されている防水シートと出入隅に配置される役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物を固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。従って、防水シートが上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、防水シート自体の主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているため、その重ね合わせた部分の防水シートの外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。また、役物が上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、役物を構成する材質の主成分を四フッ化エチレンにすることができ、役物の外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。
【００１０】
請求項２に記載の役物部の防水施工方法は、請求項１において、前記加熱具の転圧部は、前記防水シートと前記役物とが接する面と、略同形状を有していることを特徴とするものである。
【００１１】
このような構成によると、加熱具の転圧部が、防水シートと役物とが接する面と略同形状を有していることによって、防水シートと役物との固着部分（即ち、防水シートと役物とが接する面）を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シートと役物との固着において、全面にムラなく確実にしかも容易に固着することができる。
【００１２】
請求項３に記載の役物部の防水施工方法は、請求項１または２において、前記加熱具で、前記防水シートと前記役物とを固着させる面を、３００℃〜５５０℃の範囲にまで加熱させ、前記防水シートと前記役物とを固着させることを特徴とするものである。
【００１３】
このような構成によると、加熱具で、防水シートと役物とを固着させる面を３００℃〜５５０℃の範囲にまで加熱させることで、加熱する外表面（主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている面）の四フッ化エチレン樹脂を溶解、分解することなく、防水シートと役物を固着することができる。従って、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された防水シートまたは主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された役物の強度を低下させず、且つ固着部分の固着強度も十分なものとすることができる。
【００１４】
請求項４に記載の役物部の防水施工方法は、請求項１乃至３のいずれかにおいて、前記防水シートと前記役物との間に、融点が１５０℃〜３００℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることを特徴とするものである。
【００１５】
このような構成によると、防水シートと役物との間に、融点が１５０℃〜３００℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物を強固に固着することができる。
【００１６】
請求項５に記載の役物部の防水施工方法は、請求項４において、前記役物は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されており、前記防水シートと固着する面側に前記フィルムを積層させることを特徴とするものである。
【００１７】
このような構成によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が１５０℃〜３００℃のフィルムを積層させることによって、防水シートと役物を固着する作業性が向上する。つまり、防水シートと役物との固着する面に、フィルムを固着面形状に切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性が向上する。
【００１８】
請求項６に記載の役物部の固着構造は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される防水シートと、出入隅に配置され、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成される役物と、が重ね合わされ、前記防水シートと前記役物とが接する面で固着されていることを特徴とするものである。
【００１９】
このような構成によると、防水シートと役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物とを固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。また、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートと役物は、加熱具で加熱することで、防水シートと役物との固着する面が軟化し、加熱具で加圧されることで、その軟化した固着面同士が接合され、防水シートと役物が固着することができる。
【００２０】
請求項７に記載の役物部の固着構造は、請求項６において、前記役物と前記防水シートとの間に、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムが介在していることを特徴とするものである。
【００２１】
このような構成によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が１５０℃〜３００℃のフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物とを強固に固着することができる。また、役物にフィルムが積層されている場合は、固着面形状にフィルムを切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性がより向上する。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態例を説明する。図１は、防水シート上に役物を配置させた状況を示す要部拡大斜視図である。図２は、加熱具の概略斜視図である。図３は、役物上に防水シートを敷設した他の実施の形態例を示すの要部拡大斜視図である。
【００２３】
図１に示すように底面２（床面）と、その底面２から立ち上がる両側壁３、４と、で３つの入り隅３１〜３３と図示しない１つの入り隅角が構成されている。その３つの入り隅３１〜３３から漏水を防ぐために敷設された防水シート５〜７と、防水シート５〜７上で、入り隅角部分に配置された役物８と、を加熱具２０で加熱、加圧し、固着させることで役物部１の固着構造がなされている。なお、役物部１は、役物８が配置される箇所をさしており、本実施の形態例においては、入り隅角付近を示す。また、二つの面が出会ってできる凹状の連続線が入り隅３１〜３３で、入り隅３１〜３３同士が出会う箇所が入り隅角である。
【００２４】
前述した防水シート５〜７は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された薄いシート状で形成されている。そして、底面２、両側壁３、４に対して、それぞれ１枚の防水シート５〜７が接着剤で貼り付けて固定されている。つまり、底面２には、防水シート５が敷設され、側壁３には、防水シート６が敷設され、側壁４には、防水シート７が敷設されており、合計３枚の防水シート５〜７が敷設されている。
【００２５】
この３つの防水シート５〜７のうち、両側壁３、４に敷設する２枚の防水シート６、７には、底面２に敷設する防水シート５と重なる重ね代６ａ、７ａを有しており、さらに側壁４に敷設する防水シート７には、側壁３に敷設する防水シート６と重なる重ね代７ｂを有している。また、役物８と固着する部分の防水シート６、７の重ね代６ａ、７ａは、重ね代６ａ、７ａ同士が重ならないように一端部がカットされており、重ね代６ａ、７ａの端面同士が突き合わさるように形成されている。
【００２６】
また、役物８は主成分が四フッ化エチレンで構成されており、平面形状が略正方形状の底面体９と、その底面体９の一角部を共有する端部から底面体９に対して垂直に立ち上がる両側壁体１０、１１と、で構成されている。また、両側壁体１０、１１は、底面体９と同様の形状を有しており、底面体９と両側壁体１０、１１は、薄い肉厚で形成されている。従って、防水シート５〜７と重ね合わせた場合でも目立って浮いたようになることはない。
【００２７】
また、役物８の形状は、本実施の形態例おいて、入り隅角を構成する底面２、両側壁３、４に沿うような形状をしているが、特に限定するものではない。つまり、漏水を防ぐために敷設された防水シートで形成されたピンホールを、役物で塞いで漏水を防止しているため、入り隅角を構成する底面や両側壁の構成が変化すれば、役物形状も変化させ、底面や両側壁の構成が変化して形成した入り隅角部分に適合した形状を有する役物を適用することができる。また、入り隅角部分だけでなく、出隅角部分や出入り隅角部分に適合した形状を有する役物も適用することができる。
【００２８】
役物８自体は、射出成形や真空成形などの一体成形あるいは底面体９と両側壁体１０、１１との溶着などの方法で製作されることが好ましい。また、役物８は、適度な柔らかさを有しているため、底面２や両側壁３、４の凹凸に追従することができる。
【００２９】
また、役物８と前述した防水シート５〜７の主成分である四フッ化エチレン樹脂は、加熱しても融解しにくく、防水シート５〜７上に配置した役物８の外表面８ａを加熱具２０で３００℃〜５５０℃の温度範囲にまで加熱することで、防水シート５〜７と役物８とが接する面を軟化させるとともに加圧し、防水シート５〜７と役物８とを固着させることができる。なお、役物８の外表面８ａは、役物８と防水シート５〜７とが接する役物８側の面と反対の面であり、底面体９と両側壁体１０、１１の３つの面９ａ、１０ａ、１１ａで構成されている。
【００３０】
また役物８は、主成分が四フッ化エチレン（以下、「ＰＴＦＥ」と称することがある）樹脂だけで構成されるものを、特に限定するものではなく、役物８を加熱具２０で加熱する側（役物８の外表面８ａ）をＰＴＦＥ樹脂で構成していれば良い。つまり、役物８と防水シート５〜７とが固着する役物８側の面に、フッ素系の樹脂で構成したフィルムを積層一体化したものを適用することができる。
また、防水シート５〜７と役物８との間に挟むようにして、前述した主成分がフッ素樹脂で構成されたフィルムを介在させて、役物８と防水シート５〜７をフィルムで固着することも可能である。
【００３１】
このフィルムを構成するフッ素系の樹脂としては、例えば、ＰＦＡ（四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体）樹脂、ＦＥＰ（四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体）樹脂、ＥＴＦＥ（四フッ化エチレン・エチレン共重合体）樹脂、ＰＶＤＦ（ビニリデンフルオライド）樹脂、ＰＶＦ（ビニルフルオライド）樹脂、ＣＴＦＥ（クロロトリフルオロエチレン）樹脂、ＥＣＴＦＥ（エチレン・クロロトリフルオロエチレン）樹脂などの樹脂を適用することが可能である。なお、フィルムは、主成分がＰＴＦＥ樹脂で構成される防水シート５〜７と役物８とを固着するため、固着性の優れた同種の素材から構成されたフッ素系の樹脂で構成されるものを適用することが好ましい。また、このフッ素系の樹脂は、ＰＴＦＥ樹脂と同様に耐候性、耐久性に優れている。
【００３２】
このフッ素系の樹脂で構成されているフィルムは、ＰＴＦＥ樹脂の融点（約３２７℃）よりも低い融点のものが好適である。フィルムの融点が１５０℃〜３００℃であるものが好ましく、融点が１５０℃未満であれば、フィルムを役物８と防水シート５〜７との間で融解して、役物８と防水シート５〜７を融着した後も高温下にて軟化し、役物８と防水シート５〜７とが剥がれてしまう可能性がある。つまり、フィルムの融点が低いと融解した温度から融着する温度までの差が小さく、固着するまでに時間がかかり、フィルムの軟化状態が続くため役物８と防水シート５〜７とが剥がれてしまうことになる。一方、フィルムの融点が３００℃以上であれば、融着時の加熱熱量を高くしないと接合できなくなり作業性が悪くなることや役物８が熱のために軟化して変形するなど形状が不安定になるため好ましくない。
【００３３】
このように、役物８と防水シート５〜７との間に挟むようにしてフィルムを介在させて、役物８と防水シート５〜７とを固着させることで、防水シート５〜７と役物８とを固着させるための加熱具２０による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シート５〜７や役物８と融着することができ、防水シート５〜７と役物８を強固に固着することができる。
【００３４】
また、予め役物８の防水シート５〜７と固着する面側に、フィルムを積層一体化させることによって、防水シート５〜７と役物８とを固着する作業性が向上する。つまり、防水シート５〜７と役物８との固着する面に、フィルムを固着面形状に切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性が向上する。
【００３５】
次いで、防水シート５〜７と役物８とを加熱、加圧して固着させる加熱具２０は、図２に示すように作業者が手で把持する把持部２１と、防水シート５〜７と役物８との固着面を軟化させ加圧する転圧部２３と、その転圧部２３と把持部２１とを連結する円筒形状の連結部２２とで構成されている。
【００３６】
把持部２１は、作業者が手で把持し易いように略円筒形状を有しており、連結部２２と接続されている端部側は、内側に空洞が形成された略半球状となっている。
【００３７】
また、転圧部２３は防水シート５〜７と役物８とが接する面と略同形状を有している。つまり、本実施の形態例において、転圧部２３は、役物８の外表面８ａと略同形状の面を有する立方体で構成されている。
【００３８】
この加熱具２０は、図示しない電源線が把持部２１の一端部に接続されており、把持部２１内、連結部２２内に電源線と接続された電線が配設されている。この電線と転圧部２３内に配設されたニクロム線とが接続されており、把持部２１に形成された図示しないスイッチを「入り」状態にすることでニクロム線が通電によって発熱し、転圧部２３自体が発熱することになる。
【００３９】
また、加熱具２０の転圧部２３は、防水シート５〜７と役物８とが接する面と略同形状の面を有する転圧部が形成されておれば良く、特に限定するものではない。例えば、底面（床面）から円柱状の構造物が凸状に形成されている場合では、その構造物の周壁と底面とでなす入り隅においては、その入り隅に適合した形状の役物が使用されるため、転圧部もその役物と防水シートとが接する面を有する形状のものを適用すれば前述した加熱具２０と同様な効果を得ることができる。
【００４０】
以上のような、防水シート５〜７、役物８、加熱具２０を用いて構成される役物部１の固着構造について、以下に詳述する。また、前述した内容と重複する箇所については割愛しながら説明する。
【００４１】
役物部１の固着構造は、図１に示すように、防水シート５が敷設された底面２と防水シート６、７が敷設された両側壁３、４とで構成された入り隅角に、主成分がＰＴＦＥ樹脂で構成された役物８を防水シート５〜７上に配置して重ね合わせた後、その重ね合わせた役物８の外表面８ａを加熱具２０で加熱、加圧して、防水シート５〜７と役物８とを固着させた構成からなる。
【００４２】
防水シート５〜７は、底面２、両側壁３、４に対して、それぞれ一枚ずつを接着剤で全面または分割して貼り付けられている。防水シート６、７は、前述したように重ね代６ａ、７ａ、７ｂを有しており、底面２に敷設された防水シート５上に、両側壁３、４に敷設する防水シート６、７の重ね代６ａ、７ａが重なるように貼り付けられている。また、側壁４に敷設される防水シート７の重ね代７ｂは、防水シート６に重なるようになっている。
【００４３】
防水シート６、７の重ね代６ａ、７ａ、７ｂは、底面２と両側壁３、４とが出会ってできる凹状の入り隅部分３１、３３と、両側壁３、４同士が出会ってできる入り隅３２部分の漏水防止を行っている。そして、入り隅３１〜３３同士が交差する部分の入り隅角の漏水防止を役物８で行っている。
【００４４】
このような防水シート５〜７と役物８との固着は、前述した加熱具２０で行われる。役物８の外表面８ａを加熱具２０で加熱し、役物８の外表面８ａを介して役物８と防水シート５〜７とが固着する面を軟化させてから加熱具２０で加圧し、防水シート５〜７と役物８とが固着される。つまり、防水シート５〜７と役物８は、同素材から構成されているので、軟化させ加圧することで融着されたよう接合される。
【００４５】
また、加熱具２０で外表面８ａから固着面（役物８と防水シート５〜７とが固着する面）を加熱する際の温度は、３００℃〜５５０℃の範囲で時間的には、３０秒〜１２０秒の範囲が好ましい。加熱温度が３００℃未満であれば固着が完了するまでに時間を要し、固着不良なども発生しやすくなる。一方、加熱温度が５５０℃以上であれば役物８を構成するＰＴＦＥ樹脂が一部分解するなどの劣化につながる。
【００４６】
また、加熱具２０の転圧部２３で加熱された役物８を加圧する際は、手で押さえつける程度の加圧でよく、０．０５ｋｇ・ｃｍ^２〜１ｋｇ・ｃｍ^２の加圧範囲が好ましい。加圧が０．０５ｋｇ・ｃｍ^２未満であれば加圧不足となり防水シート５〜７と役物８との固着力が低下し、剥がれる可能性がある。一方、加圧力が１ｋｇ・ｃｍ^２以上であれば加熱されて軟化している役物８を大きく変形させる可能性がある。
【００４７】
以上のような役物部１の固着構造によって、役物８の外表面８ａを加熱、加圧することで同素材から構成されている防水シート５〜７と役物８とを固着させることができる。つまり、ＰＴＦＥ樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができ、固着面を軟化させて固着面同士を接合することができる。また、加熱具２０で固着面を３００℃〜５５０℃の温度範囲で加熱させることで、加熱する外表面８ａの四フッ化エチレン樹脂を溶解、分解することなく、防水シート５〜７と役物８を固着させることができる。従って、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された防水シートまたは主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された役物の強度を低下させず、且つ固着部分の固着強度も十分なものとすることができる。
【００４８】
次いで、役物部１の防水施工方法について、以下に説明するが重複する箇所については、割愛しながら説明する。
【００４９】
図１に示す役物部１の防水施工法としては、入り隅角を構成する底面２と両側壁３、４に防水シート５〜７を敷設する。まず、底面２に接着剤を塗布し防水シート５に皺が生じないようにして貼り付ける。
【００５０】
次いで、側壁３に接着剤を塗布するとともに、防水シート６の重ね代６ａと防水シート５とが重なる部分の防水シート５側にも接着剤を塗布する。そして、防水シート６を側壁３に貼り付けるとともに、底面２に貼り付けた防水シート５と重ね代６ａとが重なるようにして貼り付ける。
【００５１】
次いで、側壁４に接着剤を塗布するとともに、防水シート７の重ね代７ａと防水シート５が重なる部分の防水シート５側と防水シート７の重ね代７ｂと防水シート６とが重なる部分の防水シート６側にも接着剤を塗布する。このとき、重ね代６ａ、７ａ同士が突き合せられる重ね代６ａの端面側にも接着剤を塗布しておく。そして、防水シート７を側壁４に貼り付けるとともに、底面２に貼り付けた防水シート５と重ね代７ａが重なるように貼り付け、側壁３に貼り付けた防水シート６と重ね代７ｂが重なるようにして貼り付ける。また、重ね代６ａ、７ａの端面も突き合せて接着する。
【００５２】
このようにして防水シート５〜７を底面２、両側壁３、４に貼り付けて敷設することで、入り隅３１〜３３の漏水防止は可能となるが、入り隅３１〜３３が交差する入り隅角には、防水シート５〜７によってピンホールが形成される。このピンホールを残したままだと漏水が生じるので、ピンホールを覆うようにして入り隅角に役物８が防水シート５〜７上に配置される。
【００５３】
次いで、役物８の外表面８ａに加熱具２０の転圧部２３を押し付けるようにして、防水シート５〜７と役物８とが固着する面を、外表面８ａを介して３０秒〜１２０秒の間、３００℃〜５５０℃の温度範囲で加熱して軟化させるとともに、外表面８ａを介して固着面を加圧する。この加熱具２０の転圧部２３は、防水シート５〜７と役物８とが接する面と略同形状の面を有しているので、外表面８ａを構成する３つの面９ａ、１０ａ、１１ａを同時に加熱、加圧することができる。従って、防水シート５〜７と役物８とが接する面、つまり固着面を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シート５〜７と役物８との固着において、作業者の熟練度に左右されず、全面にムラなく確実にしかも容易に固着することができる。
【００５４】
以上のような役物部１の防水施工法によって、防水シート５〜７と役物８が固着されることで、入り隅３１〜３３および入り隅角の漏水を防ぐことができる。また、役物部１の防水施工法および固着構造は、本実施の形態例おいて３つの入り隅３１〜３３で構成された入り隅角において例示しているが、特に限定するものではない。つまり、出隅で構成された出隅角や入り隅と出隅とで構成される出入隅角（出入隅）であっても同様に防水施工を行うことができる。なお、出隅は二つの面が出会ってできる凸状の連続線であり、出隅同士が出会う箇所を出隅角、出隅と入り隅とが出会う箇所を出入隅角である。
【００５５】
また、本実施の形態例では、防水シート５〜７の上に役物８を配置して防水シート５〜７と役物８とを固着しているが、特に限定するものではない。例えば、図３に示すような他の実施の形態例である役物部１´の固着構造であっても良い。なお、前述したものと同様なものは、同符号で示し説明を省略する。
【００５６】
図３に示すような役物部１´の固着構造は、役物８を底面２、両側壁３、４で構成される入り隅角に配置して、図示しないビスなどのアンカー材を用いて固定し、その上から防水シート５´を敷設し、役物８と防水シート５´とが重なる部分の防水シート５´の外表面から前述した加熱具２０を用いて加熱、加圧して役物８と防水シート５´とを固着させた後、防水シート６´、７´を敷設した構成からなる。
【００５７】
この役物８には、前述した主成分がＰＴＦＥ樹脂で構成されているものが使用されているが、特に限定するものではなく、役物８と防水シート５´とが固着する役物８側に前述したフィルムを介在または役物８に積層一体化したものを適用することができる。また、加熱具２０で直接加熱、加圧する部分が防水シート５´の外表面となることより、役物８は前述したフィルムを構成するようなフッ素系の樹脂を主成分として構成されたものでも適用することができる。なお、形状などは、前述した役物８と同様である。
【００５８】
また、防水シート５´〜７´は、前述したように主成分がＰＴＦＥ樹脂で構成されている。この防水シート５´〜７´は前述と同様に、底面２、両側壁３、４にそれぞれ貼り付けるために３枚使用されており、３枚の防水シート５´〜７´のうち底面２と側壁４に貼り付ける防水シート５´、７´は、重ね代５´ａ、５´ｂ、７´ａを有している。
【００５９】
底面２に貼り付ける防水シート５´の重ね代５´ａ、５´ｂは、底面２と両側壁３、４と出会う位置に形成される入り隅３１、３３を覆うためのものである。また、側壁４に貼り付ける防水シート７´の重ね代７´ａは、両側壁３、４が出会う位置に形成された入り隅３２を覆うためのものである。このようにして前述した防水シート５〜７の重ね代６ａ、７ａ、７ｂと同様に入り隅３１〜３３からの漏水を防止している。
【００６０】
また、底面２に貼り付ける防水シート５´を役物８上に重なるように配置するとともに、底面２、両側壁３、４に塗布される接着剤で貼り付けて敷設されている。
【００６１】
そして、役物８上に敷設された防水シート５´と役物８とが重なる部分の外表面に、前述した加熱具２０の転圧部２３で３００℃〜５５０℃の温度範囲で加熱して、防水シート５´と役物８との固着する面を軟化させるとともに、転圧部２３で加圧して防水シート５´と役物８とが固着されている。こうして役物８と固着した防水シート５´の重ね代５´ａ、５´ｂの外表面に接着剤を塗布し、防水シート６´、７´とが両側壁３、４に貼り付けられる。
【００６２】
以上のような役物部１´の固着構造によって、防水シート５´〜７´を敷設する際に生じる入り隅角のピンホール３０を役物８で塞ぐことになり、入り隅３１〜３３および入り隅角の漏水を防ぐことができる。
【００６３】
続いて、役物部１´の防水施工方法について以下に説明する。なお、重複する箇所については割愛しながら説明する。
【００６４】
図３に示す役物部１´の防水施工方法としては、役物８の底面体９と両側壁体１０、１１がそれぞれ底面２、両側壁３、４に接する位置、つまり入り隅角を覆うようにして配置させ、役物８の外表面８ａから図示しないビスなどのアンカー材を両側壁３、４および底面２に達するまで打ち込んで、役物８を固定する。
【００６５】
次いで、底面２および両側壁３、４に接着剤を塗布し、重ね代５´ａ、５´ｂを有する防水シート５に皺が生じないようにして底面２および両側壁３、４に貼り付けるとともに、防水シート５の一部が役物８と重なるようにする。
【００６６】
次いで、防水シート５´と役物８とが重なる部分の防水シート５´の外表面に加熱具２０の転圧部２３を押し付けるようにして、防水シート５´と役物８とが固着する面を、防水シート５´の外表面を介して前述と同様に加熱して軟化させるとともに、防水シート５´の外表面を介して固着面を加圧する。この加熱具２０は、前述したものと同様であるため、防水シート５´と役物８とが接する面、つまり固着面を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シート５´と役物８との固着において、作業者の熟練度に左右されず、全面にムラなく確実にしかも容易に固着させることができる。
【００６７】
こうして、役物８と防水シート５´を固着させた後、側壁３と側壁３に貼り付けられた重ね代５´ａに接着剤を塗布し、側壁３と防水シート５´の重ね代５´ａに、皺が生じないようにして防水シート６´を貼り付ける。次いで、側壁４と側壁４に貼り付けられた重ね代５´ｂに接着剤を塗布するとともに、防水シート７´の重ね代７´ａと側壁３に貼り付けられた防水シート６´とが重なる部分の防水シート６´側にも接着剤を塗布する。そして、防水シート７´を側壁４と側壁４に貼り付けられた重ね代５´ｂに貼り付けるとともに、側壁３に貼り付けた防水シート６´と重ね代７´ａが重なるようにして貼り付ける。
【００６８】
このような役物部１´の防水施工方法によって、前述した役物部１の施工方法と同様に、防水シートと役物８とが固着されることで、入り隅角の漏水を防ぐことができる。
【００６９】
以上のように、防水シート５´が役物８の上側になるようにして、防水シート５´と役物８とを重ね合わせた場合の役物部１´の防水施工方法および固着構造は、防水シート５´自体の主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているため、その重ね合わせた部分の防水シート５´の外表面から加熱、加圧することができ、防水シート５´と役物８を固着することができる。
【００７０】
また、役物８が防水シート５〜７の上側になるようにして、防水シート５〜７と役物８とを重ね合わせた場合の役物部１の防水施工方法および固着構造は、役物８を構成する材質の主成分を四フッ化エチレンにすることで、役物８の外表面８ａから加熱、加圧することができ、防水シート５〜７と役物８を固着することができる。
【００７１】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１によると、主成分が四フッ化エチレンで構成されている防水シートと出入隅に配置される役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物を固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。従って、防水シートが上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、防水シート自体の主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているため、その重ね合わせた部分の防水シートの外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。また、役物が上側になるようにして、防水シートと役物とを重ね合わせた場合は、役物を構成する材質の主成分を四フッ化エチレンにすることができ、役物の外表面から加熱、加圧することができ、防水シートと役物を固着することができる。
【００７２】
請求項２によると、加熱具の転圧部が、防水シートと役物とが接する面と略同形状を有していることによって、防水シートと役物との固着部分（即ち、防水シートと役物とが接する面）を同時に均等に加熱、加圧することができるので、防水シートと役物との固着において、全面にムラなく確実にしかも容易に固着することができる。
【００７３】
請求項３によると、加熱具で、防水シートと役物とを固着させる面を３００℃〜５５０℃の範囲にまで加熱させることで、加熱する外表面（主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている面）の四フッ化エチレン樹脂を溶解、分解することなく、防水シートと役物を固着することができる。従って、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された防水シートまたは主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成された役物の強度を低下させず、且つ固着部分の固着強度も十分なものとすることができる。
【００７４】
請求項４によると、防水シートと役物との間に、融点が１５０℃〜３００℃であり、主成分がフッ素樹脂で構成されているフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物を強固に固着することができる。
【００７５】
請求項５によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が１５０℃〜３００℃のフィルムを積層させることによって、防水シートと役物を固着する作業性が向上する。つまり、防水シートと役物との固着する面に、フィルムを固着面形状に切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性が向上する。
【００７６】
請求項６によると、防水シートと役物とを重ね合わせて固着する際に、加熱、加圧する外表面は、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されているので、外表面を加熱、加圧することで防水シートと役物とを固着することができる。つまり、四フッ化エチレン樹脂自体は、加熱しても融解しにくい材質なので加熱、加圧することができる。また、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートと役物は、加熱具で加熱することで、防水シートと役物との固着する面が軟化し、加熱具で加圧されることで、その軟化した固着面同士が接合され、防水シートと役物が固着することができる。
【００７７】
請求項７によると、予め役物の防水シートと固着する面側に、融点が１５０℃〜３００℃のフィルムを介在させることによって、防水シートと役物とを固着させるための加熱具による加熱の温度範囲を低下させることができ、固着させる作業効率を向上させることができる。また、フィルムの主成分がフッ素樹脂で構成されているため、主成分が四フッ化エチレン樹脂で構成されている防水シートや役物と融着することができ、防水シートと役物とを強固に固着することができる。また、役物にフィルムが積層されている場合は、固着面形状にフィルムを切り取る必要がなく、且つフィルムを位置ずれしないように貼り付ける必要もなくなり、作業性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】防水シート上に役物を配置させた状況を示す要部拡大斜視図である。
【図２】加熱具の概略斜視図である。
【図３】役物上に防水シートを敷設した他の実施の形態例を示すの要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
１、１´ 役物部
５、６、７防水シート
５´、６´、７´ 防水シート
８役物
８ａ外表面
２０加熱具
２３転圧部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for constructing a waterproof sheet at an entrance corner formed around a boundary between a bottom surface and a side wall, around a drain, around a pipe, etc., on a foundation on which a waterproof sheet is laid on a structure. The waterproofing construction method of the accessory portion and the attachment of the accessory portion, in which the accessory and the waterproof sheet are overlapped, and the accessory and the waterproof sheet can be easily fixed by heating from the outer surface of the overlapped portion. Regarding the structure.
[0002]
[Prior art]
In a conventional sheet waterproofing method using a waterproof sheet, waterproofing of an entrance corner formed between a bottom surface and a side wall such as a rising side wall or a staircase on the roof is a relatively difficult place, and a main body sheet is used. It was done in such a way as to add a sticker on top of it and waterproof it.
[0003]
In addition, cut a waterproof sheet of polymer-modified asphalt without a core material so that it fits the shape around the accessory such as the outside corner, the inside corner, the drain port, and abut the waterproof sheet around the accessory, hand burner There is a waterproof construction method around an accessory that applies heat to fix the waterproof sheet (for example, see Patent Document 1).
[0004]
In addition, there is a sheet waterproofing construction method in which a waterproof sheet and a sheet waterproofing construction accessory are welded to each other using a sheet waterproofing construction material at a plurality of entrance corners and / or entrance / exit corners by heat fusion or a solvent. And Patent Document 2.).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-5-133051
[Patent Document 2]
JP-A-10-61035
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the methods described in Patent Document 1 and Patent Document 2, a method in which a surface to be heat-fused is heated and melted by a hand burner or hot air and then superposed and heat-fused, or a solvent is applied to the surface to be welded. In the method of applying and melting and then overlapping and welding, depending on the heating condition of the welding surface by a hand burner or the method of applying the solvent, unevenness occurs on the welding surface or the welding surface, and there is little There is a problem in that the fixing is largely dependent on the skill of the operator.
[0007]
The present invention, in consideration of the above-described problems, can perform the fixing work between the waterproof sheet and the accessory easily and without causing unevenness on the fixing surface, and waterproofing of the accessory portion which is not affected by the skill of the operator. It is an object of the present invention to provide a fixing structure for a law and an accessory part.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The waterproofing method of the accessory portion according to claim 1 of the present invention, after overlapping the waterproof sheet whose main component is made of a tetrafluoroethylene resin and the accessory placed at the entrance corner, A method of waterproofing the accessory portion in which the outer surface of the overlapped portion is heated and pressurized by a heating tool to fix the waterproof sheet and the accessory, wherein the outer surface has four main components. It is characterized by being composed of an ethylene fluoride resin.
[0009]
According to such a configuration, when the waterproof sheet whose main component is made of ethylene tetrafluoride and the accessory placed in the entrance corner are overlapped and fixed, the outer surface to be heated and pressed is the main component. Is made of a tetrafluoroethylene resin, so that the waterproof sheet and the accessory can be fixed by heating and pressurizing the outer surface. That is, since the tetrafluoroethylene resin itself is a material that is hardly melted even when heated, it can be heated and pressed. Therefore, when the waterproof sheet and the accessory are overlapped with the waterproof sheet facing upward, the main component of the waterproof sheet itself is made of tetrafluoroethylene resin. Heat and pressure can be applied from the outer surface of the waterproof sheet, and the waterproof sheet and the accessory can be fixed. When the waterproofing material and the accessory are overlapped with the accessory on the upper side, the main component of the material constituting the accessory can be ethylene tetrafluoride, and the outer surface of the accessory is Can be heated and pressurized, and the waterproof sheet and the accessory can be fixed.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the rolling portion of the heating tool has substantially the same shape as a surface where the waterproof sheet and the accessory are in contact with each other. It is characterized by the following.
[0011]
According to such a configuration, since the rolling portion of the heating tool has substantially the same shape as the surface where the waterproof sheet and the accessory come into contact with each other, the fixing portion between the waterproof sheet and the accessory (that is, the waterproof sheet) And the accessory) can be simultaneously heated and pressed uniformly at the same time, so that the waterproof sheet and the accessory can be securely and easily fixed to the entire surface without unevenness.
[0012]
The waterproofing method of the accessory part according to claim 3 is the method according to claim 1 or 2, wherein the surface where the waterproof sheet and the accessory are fixed with the heating tool is in a range of 300 ° C to 550 ° C. It is characterized by heating and fixing the waterproof sheet and the accessory.
[0013]
According to such a configuration, by heating the surface to which the waterproof sheet and the accessory are fixed to a range of 300 ° C. to 550 ° C. with a heating tool, the outer surface to be heated (the main component is made of tetrafluoroethylene resin) The waterproof sheet and the accessory can be fixed without dissolving and decomposing the tetrafluoroethylene resin of the (configured surface). Accordingly, the strength of the waterproof sheet whose main component is made of the tetrafluoroethylene resin or the role of the main component whose main component is made of the tetrafluoroethylene resin is not reduced, and the fixing strength of the fixing portion is also sufficient. be able to.
[0014]
The method for waterproofing the accessory portion according to claim 4 is the method according to any one of claims 1 to 3, wherein the melting point is 150 ° C to 300 ° C between the waterproof sheet and the accessory, and the main component is It is characterized by interposing a film made of a fluororesin.
[0015]
According to such a configuration, the waterproof sheet and the accessory have a melting point of 150 ° C. to 300 ° C., and the main component is made of a fluororesin. The temperature range of the heating by the heater for fixing the adhesive can be reduced, and the working efficiency of the fixing can be improved. In addition, since the main component of the film is made of a fluororesin, the main component of the film can be fused with a waterproof sheet or an accessory made of a tetrafluoroethylene resin. Can be fixed.
[0016]
According to a fifth aspect of the present invention, in the method for waterproofing the accessory portion according to the fourth aspect, the accessory is mainly made of tetrafluoroethylene resin, and the film is provided on a surface side to be fixed to the waterproof sheet. Are laminated.
[0017]
According to such a configuration, the workability of fixing the waterproof sheet and the accessory is improved by previously laminating a film having a melting point of 150 ° C. to 300 ° C. on the side of the accessory that is to be fixed to the waterproof sheet. In other words, it is not necessary to cut the film into a fixed surface shape on the surface where the waterproof sheet and the accessory are fixed, and it is not necessary to attach the film so as not to be displaced, thereby improving workability.
[0018]
The fixing structure of the accessory portion according to claim 6, wherein the main component is a waterproof sheet mainly composed of a tetrafluoroethylene resin, and the accessory is disposed at an entrance and exit corner and mainly composed of a tetrafluoroethylene resin. Are overlapped, and the waterproof sheet and the accessory are fixed at a contact surface.
[0019]
According to such a configuration, when the waterproof sheet and the accessory are overlapped and fixed, the outer surface to be heated and pressed is heated from the outer surface because the main component is made of tetrafluoroethylene resin. By applying pressure, the waterproof sheet and the accessory can be fixed. That is, since the tetrafluoroethylene resin itself is a material that is hardly melted even when heated, it can be heated and pressed. Further, the waterproof sheet and the accessory, whose main components are made of tetrafluoroethylene resin, are heated with a heating tool, so that the surface to which the waterproof sheet and the accessory are fixed is softened, and the heating tool is pressed. Thereby, the softened fixing surfaces are joined to each other, and the waterproof sheet and the accessory can be fixed.
[0020]
The fixing structure of the accessory portion according to claim 7 is characterized in that, in claim 6, a film whose main component is made of a fluororesin is interposed between the accessory and the waterproof sheet. It is assumed that.
[0021]
According to such a configuration, a film having a melting point of 150 ° C. to 300 ° C. is interposed in advance on the side of the accessory that is to be fixed to the waterproof sheet, so that the heating tool for fixing the waterproof sheet and the accessory is heated. Can be lowered, and the working efficiency of fixing can be improved. In addition, since the main component of the film is made of a fluororesin, it can be fused to a waterproof sheet or an accessory whose main component is made of a tetrafluoroethylene resin, and the waterproof sheet and the accessory are firmly bonded. Can be fixed. Further, when a film is laminated on the accessory, there is no need to cut the film into a fixed surface shape, and it is not necessary to attach the film so that the film is not displaced, thereby further improving workability.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an enlarged perspective view of a main part showing a situation where an accessory is arranged on a waterproof sheet. FIG. 2 is a schematic perspective view of the heating tool. FIG. 3 is an enlarged perspective view of a main part of another embodiment in which a waterproof sheet is laid on a character.
[0023]
As shown in FIG. 1, the bottom surface 2 (floor surface) and the side walls 3 and 4 rising from the bottom surface 2 form three entrance corners 31 to 33 and one entrance corner not shown. The waterproofing sheets 5 to 7 laid to prevent water leakage from the three entrance corners 31 to 33 and the accessory 8 arranged on the entrance corners on the waterproofing sheets 5 to 7 are heated by the heating tool 20. The accessory portion 1 is fixed by pressing and fixing. Note that the accessory portion 1 refers to a position where the accessory 8 is arranged, and in the present embodiment, indicates a vicinity of an entering corner. The concave continuous line formed by the two surfaces meeting is the entry corner 31-33, and the place where the entry corners 31-33 meet is the entry corner.
[0024]
The aforementioned waterproof sheets 5 to 7 are formed in a thin sheet shape whose main component is made of tetrafluoroethylene resin. One waterproof sheet 5 to 7 is fixed to the bottom surface 2 and both side walls 3 and 4 with an adhesive. That is, a waterproof sheet 5 is laid on the bottom surface 2, a waterproof sheet 6 is laid on the side wall 3, and a waterproof sheet 7 is laid on the side wall 4, and a total of three waterproof sheets 5 to 7 are provided. Has been laid.
[0025]
Of the three waterproof sheets 5 to 7, the two waterproof sheets 6 and 7 laid on the side walls 3 and 4 have overlapping margins 6a and 7a overlapping the waterproof sheet 5 laid on the bottom surface 2. Further, the waterproof sheet 7 laid on the side wall 4 has an overlapping margin 7b overlapping the waterproof sheet 6 laid on the side wall 3. Also, the overlapping margins 6a and 7a of the waterproof sheets 6 and 7 at the portion to be fixed to the accessory 8 are cut at one end so that the overlapping margins 6a and 7a do not overlap each other. Are formed so as to abut each other.
[0026]
The main component 8 is made of tetrafluoroethylene as a main component. The bottom body 9 has a substantially square planar shape, and the bottom body 9 extends from an end sharing one corner of the bottom body 9 to the bottom body 9. And two side walls 10 and 11 which stand vertically. The side walls 10 and 11 have the same shape as the bottom body 9, and the bottom body 9 and the side walls 10 and 11 are formed with a small thickness. Therefore, even when the sheets are overlapped with the waterproof sheets 5 to 7, they do not become noticeably floated.
[0027]
In addition, in the present embodiment, the shape of the accessory 8 has a shape along the bottom surface 2 and the side walls 3 and 4 forming the entering corner, but is not particularly limited. In other words, pinholes formed with a waterproof sheet laid to prevent water leakage are blocked with accessories to prevent water leakage. By changing the object shape, it is possible to apply an accessory having a shape adapted to the corner portion formed by changing the configuration of the bottom surface and both side walls. Further, not only the entrance corner portion but also an accessory having a shape adapted to the exit corner portion or the entrance / exit corner portion can be applied.
[0028]
The accessory 8 itself is preferably manufactured by a method such as integral molding such as injection molding or vacuum molding or welding of the bottom body 9 to the side walls 10 and 11. Since the accessory 8 has a moderate softness, it can follow irregularities of the bottom surface 2 and the side walls 3 and 4.
[0029]
Further, the accessory 8 and the tetrafluoroethylene resin, which is a main component of the waterproof sheets 5 to 7 described above, are not easily melted even when heated, and the outer surface 8a of the accessory 8 disposed on the waterproof sheets 5 to 7 is removed. By heating to a temperature range of 300 ° C. to 550 ° C. with the heater 20, the surfaces of the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are softened and pressurized, and the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are pressed. Can be fixed. The outer surface 8a of the accessory 8 is a surface opposite to the surface on the accessory 8 side where the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 are in contact with each other, and includes three surfaces of a bottom body 9 and both side walls 10 and 11. 9a, 10a and 11a.
[0030]
The accessory 8 is not particularly limited to a component mainly composed of only a tetrafluoroethylene (hereinafter sometimes referred to as “PTFE”) resin, and the accessory 8 is heated by the heater 20. It is only necessary that the side (the outer surface 8a of the accessory 8) be made of PTFE resin. In other words, it is possible to apply a film formed by laminating and integrating a film made of a fluorine-based resin on the side of the accessory 8 on which the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 are fixed.
In addition, the main body 8 and the waterproof sheets 5 to 7 are fixed to each other with a film in which the above-described main component is made of a fluororesin so as to be sandwiched between the waterproof sheets 5 to 7 and the main body 8. Is also possible.
[0031]
Examples of the fluorine-based resin constituting this film include PFA (ethylene tetrafluoride / perfluoroalkoxyethylene copolymer) resin, FEP (ethylene tetrafluoride / propylene hexafluoride copolymer) resin, ETFE ( Resins such as ethylene tetrafluoride / ethylene copolymer resin, PVDF (vinylidene fluoride) resin, PVF (vinyl fluoride) resin, CTFE (chlorotrifluoroethylene) resin, and ECTFE (ethylene / chlorotrifluoroethylene) resin It is possible to apply The film is made of a fluorine-based resin made of the same kind of material having excellent adhesion, in order to fix the waterproofing sheets 5 to 7 mainly composed of PTFE resin and the accessory 8. Is preferably applied. In addition, this fluorine-based resin has excellent weather resistance and durability similarly to the PTFE resin.
[0032]
The film made of the fluorine-based resin preferably has a melting point lower than the melting point of the PTFE resin (about 327 ° C.). It is preferable that the melting point of the film is 150 ° C. to 300 ° C. If the melting point is lower than 150 ° C., the film is melted between the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 so that the accessory 8 and the waterproof sheet 5 Even after fusing of No. 7 to 7, there is a possibility that the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 are peeled off under high temperature. In other words, if the melting point of the film is low, the difference between the melting temperature and the fusing temperature is small, it takes time until the film is fixed, and the softening state of the film continues. Will be lost. On the other hand, if the melting point of the film is 300 ° C. or more, the joining cannot be performed unless the heating heat at the time of fusion is high, and the workability is deteriorated, and the shape of the accessory 8 is softened and deformed due to heat. It is not preferable because it becomes stable.
[0033]
In this way, by fixing the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 by interposing a film between the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7, the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are fixed. The temperature range of the heating by the heater 20 for fixing the fixing member can be reduced, and the efficiency of the fixing operation can be improved. Further, since the main component of the film is made of a fluororesin, it can be fused with the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 whose main component is made of a tetrafluoroethylene resin. 7 and the accessory 8 can be firmly fixed.
[0034]
In addition, the workability of fixing the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 is improved by previously laminating and integrating the film on the side of the accessory 8 to which the waterproof sheets 5 to 7 are fixed. In other words, it is not necessary to cut the film into a fixed surface shape on the surface where the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are fixed, and it is not necessary to attach the film so as not to be displaced, thereby improving workability.
[0035]
Next, as shown in FIG. 2, a heating tool 20 for heating and pressing the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 to fix the accessory is provided with a grip portion 21 that an operator grips by hand, and the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory. It comprises a rolling part 23 for softening and pressurizing the surface to be fixed to the object 8, and a cylindrical connecting part 22 for connecting the rolling part 23 and the gripping part 21.
[0036]
The grip part 21 has a substantially cylindrical shape so that an operator can easily grip it with his / her hand, and the end connected to the connecting part 22 has a substantially hemispherical shape with a cavity formed inside. I have.
[0037]
The rolling portion 23 has substantially the same shape as the surface where the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are in contact. That is, in the present embodiment, the rolling portion 23 is formed of a cube having a surface having substantially the same shape as the outer surface 8 a of the accessory 8.
[0038]
The heating device 20 has a power line (not shown) connected to one end of the grip portion 21, and an electric wire connected to the power line in the grip portion 21 and the connecting portion 22. This electric wire is connected to a nichrome wire provided in the rolling part 23. When a switch (not shown) formed on the grip part 21 is turned on, the nichrome wire generates heat by energization, and The pressure part 23 itself generates heat.
[0039]
The rolling part 23 of the heating tool 20 is not particularly limited as long as the rolling part having a surface having substantially the same shape as the surface where the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are in contact is formed. . For example, in the case where a columnar structure is formed in a convex shape from the bottom surface (floor surface), at the entry corner formed by the peripheral wall and the bottom surface of the structure, there is an accessory having a shape adapted to the entry corner. Since it is used, the same effect as that of the above-described heating tool 20 can be obtained by applying a shape having a surface where the accessory and the waterproof sheet are in contact with each other.
[0040]
The fixing structure of the accessory portion 1 configured using the waterproof sheets 5 to 7, the accessory 8, and the heating tool 20 as described above will be described in detail below. In addition, description will be made while omitting parts overlapping with the above-described contents.
[0041]
As shown in FIG. 1, the fixing structure of the accessory portion 1 is formed at a corner formed by a bottom surface 2 on which a waterproof sheet 5 is laid and side walls 3 and 4 on which waterproof sheets 6 and 7 are laid. After the main body 8 composed of PTFE resin is placed on the waterproof sheets 5 to 7 and superposed, the outer surface 8a of the superposed main body 8 is heated and pressed by the heating tool 20, The waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are fixed to each other.
[0042]
Each of the waterproof sheets 5 to 7 is attached to the bottom surface 2 and both side walls 3 and 4 one by one with an adhesive or entirely or separately. As described above, the waterproof sheets 6 and 7 have the overlap allowances 6a, 7a and 7b, and the waterproof sheets 6 and 7 laid on the side walls 3 and 4 are laid on the waterproof sheet 5 laid on the bottom surface 2. The overlapping margins 6a and 7a are attached so as to overlap. Further, the overlapping margin 7b of the waterproof sheet 7 laid on the side wall 4 overlaps the waterproof sheet 6.
[0043]
The overlapping margins 6a, 7a and 7b of the waterproof sheets 6 and 7 are concave corner portions 31 and 33 formed when the bottom surface 2 and both side walls 3 and 4 meet, and a corner formed when both side walls 3 and 4 meet each other. Water leakage is prevented for 32 parts. Then, the accessory 8 prevents leakage of the entry corner at the intersection of the entry corners 31-33.
[0044]
The fixing between the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 is performed by the heating tool 20 described above. The outer surface 8a of the accessory 8 is heated by the heater 20 to soften the surface to which the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 are fixed via the outer surface 8a of the accessory 8, and then pressurized by the heater 20. The waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are fixed. That is, since the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are made of the same material, they are softened and pressed to be joined as if they were fused.
[0045]
Further, the temperature when heating the fixing surface (the surface to which the accessory 8 and the waterproof sheets 5 to 7 are fixed) from the outer surface 8a by the heating tool 20 is in the range of 300 ° C. to 550 ° C., and is temporally 30 ° C. A range from seconds to 120 seconds is preferred. If the heating temperature is lower than 300 ° C., it takes time to complete the fixation, and poor fixation is likely to occur. On the other hand, if the heating temperature is 550 ° C. or higher, the PTFE resin constituting the accessory 8 will be partially decomposed and deteriorated.
[0046]
When pressurizing the accessory 8 heated by the rolling portion 23 of the heating tool 20, it is sufficient to press the accessory 8 by hand so that the pressure is 0.05 kg · cm. ² ~ 1kgcm ² Is preferable. Pressurization is 0.05kg ・ cm ² If it is less than 30%, the pressure will be insufficient and the fixing force between the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 will decrease, and there is a possibility that the waterproof sheets 5 to 7 may be peeled off. On the other hand, the pressing force is 1 kg · cm ² If it is more than the above, there is a possibility that the heated accessory 8 that is softened will be greatly deformed.
[0047]
With the fixing structure of the accessory portion 1 as described above, the waterproof sheets 5 to 7 made of the same material and the accessory 8 can be fixed by heating and pressurizing the outer surface 8a of the accessory 8. . In other words, the PTFE resin itself is a material that is not easily melted even when heated, so that it can be heated and pressurized, and the fixing surfaces can be softened and the fixing surfaces can be joined to each other. In addition, by heating the fixing surface in the temperature range of 300 ° C. to 550 ° C. with the heating tool 20, the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory are prevented without dissolving or decomposing the tetrafluoroethylene resin on the outer surface 8a to be heated. 8 can be fixed. Accordingly, the strength of the waterproof sheet whose main component is made of the tetrafluoroethylene resin or the role of the main component whose main component is made of the tetrafluoroethylene resin is not reduced, and the fixing strength of the fixing portion is also sufficient. be able to.
[0048]
Next, the waterproof construction method of the accessory part 1 will be described below, but overlapping parts will be described while omitting them.
[0049]
As a waterproofing method of the accessory portion 1 shown in FIG. 1, waterproof sheets 5 to 7 are laid on the bottom surface 2 and the side walls 3 and 4 which form the entering corner. First, an adhesive is applied to the bottom surface 2 and attached to the waterproof sheet 5 without wrinkles.
[0050]
Next, the adhesive is applied to the side wall 3 and the adhesive is also applied to the portion of the waterproof sheet 5 where the overlapping margin 6a of the waterproof sheet 6 and the waterproof sheet 5 overlap. Then, the waterproof sheet 6 is attached to the side wall 3 and attached so that the waterproof sheet 5 attached to the bottom surface 2 and the overlap allowance 6a overlap.
[0051]
Next, an adhesive is applied to the side wall 4, and the waterproof sheet 5 on the side where the overlap 7 a of the waterproof sheet 7 overlaps the waterproof sheet 5 and the waterproof sheet on the section where the overlap 7 b of the waterproof sheet 7 overlaps the waterproof sheet 6. An adhesive is also applied to the 6 side. At this time, an adhesive is also applied to the end face side of the overlap margin 6a where the overlap margins 6a and 7a are butted together. Then, the waterproof sheet 7 is attached to the side wall 4 and the waterproof sheet 5 attached to the bottom surface 2 is attached so that the overlap allowance 7a overlaps, so that the waterproof sheet 6 attached to the side wall 3 and the overlap allowance 7b overlap. And paste. The end faces of the overlap margins 6a and 7a are also abutted and adhered.
[0052]
By attaching and laying the waterproof sheets 5 to 7 on the bottom surface 2 and the side walls 3 and 4 in this manner, it is possible to prevent water leakage at the entry corners 31 to 33, but the entry corners 31 to 33 intersect. Pinholes are formed at the corners by the waterproof sheets 5 to 7. If this pinhole is left as it is, water leaks. Therefore, the accessory 8 is placed on the waterproof sheets 5 to 7 at the corners so as to cover the pinhole.
[0053]
Next, the surface where the waterproof sheets 5 to 7 are fixed to the accessory 8 is pressed through the outer surface 8a for 30 seconds to 120 by pressing the rolling part 23 of the heating tool 20 against the outer surface 8a of the accessory 8. During the second, while heating and softening in the temperature range of 300 ° C. to 550 ° C., the fixing surface is pressed through the outer surface 8a. Since the rolling portion 23 of the heating tool 20 has substantially the same shape as the surface where the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are in contact, the three surfaces 9a, 10a, 11a can be heated and pressed simultaneously. Therefore, the surfaces where the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are in contact with each other, that is, the fixing surfaces can be simultaneously heated and pressed at the same time, so that the worker is skilled in fixing the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8. Irrespective of the degree, it can be securely and easily fixed to the entire surface without unevenness.
[0054]
The waterproofing sheets 5 to 7 and the accessory 8 are fixed to each other by the waterproofing method of the accessory portion 1 as described above, so that leakage of the entrance corners 31 to 33 and the entrance corner can be prevented. In addition, the waterproof construction method and the fixing structure of the accessory portion 1 are illustrated at the entry corner formed by the three entry corners 31 to 33 in the present embodiment, but are not particularly limited. In other words, waterproofing can be similarly performed at an outgoing corner formed by an outgoing corner or an outgoing and incoming corner (an outgoing and incoming corner) formed by an incoming corner and an outgoing corner. In addition, the outgoing corner is a convex continuous line formed by the two surfaces meeting, the place where the outgoing corners meet is the outgoing corner angle, and the place where the outgoing corner meets the incoming corner is the outgoing corner angle.
[0055]
Further, in the present embodiment, the accessory 8 is arranged on the waterproof sheets 5 to 7 and the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are fixed, but the invention is not particularly limited. For example, a fixing structure of the accessory portion 1 'according to another embodiment as shown in FIG. 3 may be used. Note that the same components as those described above are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0056]
The fixing structure of the accessory portion 1 'as shown in FIG. 3 is such that the accessory 8 is arranged at a corner formed by the bottom surface 2 and the side walls 3 and 4, and an anchor material such as a screw (not shown) is used. The waterproofing sheet 5 'is laid from above, and the heating element 20 is heated and pressurized from the outer surface of the waterproofing sheet 5' at the portion where the accessory 8 and the waterproofing sheet 5 'overlap with each other by using the heating tool 20 described above. After fixing the waterproof sheet 8 and the waterproof sheet 5 ', the waterproof sheets 6' and 7 'are laid.
[0057]
As the accessory 8, the one whose main component is made of PTFE resin is used, but is not particularly limited, and the accessory 8 side to which the accessory 8 and the waterproof sheet 5 ′ are fixed. In this case, a film in which the above-described film is laminated or integrated with the accessory 8 can be applied. Further, since the part to be directly heated and pressed by the heating tool 20 is the outer surface of the waterproof sheet 5 ', the accessory 8 may be composed of a fluorine-based resin as a main component such as the film described above. Can be applied. The shape and the like are the same as those of the accessory 8 described above.
[0058]
The main components of the waterproof sheets 5 'to 7' are made of PTFE resin as described above. As described above, three waterproof sheets 5 'to 7' are used to adhere to the bottom surface 2 and the side walls 3, 4, respectively, and three of the three waterproof sheets 5 'to 7' The waterproof sheets 5 'and 7' to be attached to the side wall 4 have overlapping margins 5'a, 5'b and 7'a.
[0059]
The overlapping margins 5'a and 5'b of the waterproof sheet 5 'to be attached to the bottom surface 2 cover the entry corners 31 and 33 formed at positions where the bottom surface 2 and the side walls 3 and 4 meet. The overlapping margin 7'a of the waterproof sheet 7 'attached to the side wall 4 is for covering the entry corner 32 formed at the position where the side walls 3, 4 meet. In this manner, water leaks from the corners 31 to 33 are prevented in the same manner as the overlapping margins 6a, 7a, 7b of the waterproof sheets 5 to 7 described above.
[0060]
In addition, a waterproof sheet 5 ′ to be attached to the bottom surface 2 is arranged so as to overlap on the accessory 8, and is laid by being attached with an adhesive applied to the bottom surface 2 and both side walls 3 and 4.
[0061]
Then, the outer surface of the portion where the waterproof sheet 5 ′ laid on the accessory 8 and the accessory 8 overlap with each other is heated in the temperature range of 300 ° C. to 550 ° C. by the rolling unit 23 of the heating tool 20 described above. The surface to which the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 are fixed is softened, and the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 are fixed by applying pressure by the rolling portion 23. An adhesive is applied to the outer surfaces of the overlapping margins 5'a and 5'b of the waterproof sheet 5 'fixed to the accessory 8, and the waterproof sheets 6' and 7 'are attached to the side walls 3 and 4.
[0062]
With the fixing structure of the accessory portion 1 ′ as described above, the pinhole 30 at the entry corner generated when the waterproof sheets 5 ′ to 7 ′ are laid is closed by the accessory 8, and the entry corners 31 to 33 and Water leakage at the entrance corner can be prevented.
[0063]
Subsequently, a method of waterproofing the accessory portion 1 'will be described below. In addition, overlapping parts will be described while omitting them.
[0064]
As a waterproof construction method of the accessory part 1 ′ shown in FIG. 3, the bottom body 9 and the side walls 10, 11 of the accessory 8 cover the positions where the bottom body 2 and the side walls 3, 4 are in contact with the bottom face 2, the side walls 3, 4, respectively. The accessory 8 is fixed by driving an anchor material such as a screw (not shown) from the outer surface 8 a of the accessory 8 until reaching the side walls 3, 4 and the bottom surface 2.
[0065]
Next, an adhesive is applied to the bottom surface 2 and both side walls 3 and 4 and adhered to the bottom surface 2 and both side walls 3 and 4 so that wrinkles do not occur on the waterproof sheet 5 having the overlap allowances 5′a and 5′b. At the same time, a part of the waterproof sheet 5 is made to overlap with the accessory 8.
[0066]
Next, the rolled portion 23 of the heating tool 20 is pressed against the outer surface of the waterproof sheet 5 ′ where the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 overlap, so that the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 are fixed. Is heated and softened through the outer surface of the waterproof sheet 5 'in the same manner as described above, and the fixing surface is pressed through the outer surface of the waterproof sheet 5'. Since the heating tool 20 is the same as that described above, the surface where the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 are in contact, that is, the fixing surface can be simultaneously heated and pressed at the same time. In the fixing to the object 8, the fixing can be performed securely and easily on the entire surface without being affected by the skill of the operator.
[0067]
After fixing the accessory 8 and the waterproof sheet 5 'in this manner, an adhesive is applied to the side wall 3 and the overlapping margin 5'a attached to the side wall 3, and the overlapping margin 5' between the side wall 3 and the waterproof sheet 5 'is formed. A waterproof sheet 6 ′ is attached to “a” without wrinkles. Next, an adhesive is applied to the side wall 4 and the overlap margin 5'b attached to the side wall 4, and the overlap margin 7'a of the waterproof sheet 7 'and the waterproof sheet 6' attached to the side wall 3 overlap. An adhesive is also applied to the part of the waterproof sheet 6 'side. Then, the waterproof sheet 7 ′ is attached to the side wall 4 and the overlap allowance 5 ′ b attached to the side wall 4, and is attached so that the waterproof sheet 6 ′ attached to the side wall 3 overlaps the overlap allowance 7 ′ a. .
[0068]
By the waterproofing method of the accessory portion 1 ′, the waterproof sheet and the accessory 8 are fixed to each other in the same manner as the above-described method of attaching the accessory portion 1, thereby preventing water leakage at the entering corner. it can.
[0069]
As described above, the waterproofing construction method and the fixing structure of the accessory portion 1 ′ when the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 are overlapped with each other so that the waterproof sheet 5 ′ is located above the accessory 8 are as follows. Since the main component of the waterproof sheet 5 ′ itself is made of tetrafluoroethylene resin, it can be heated and pressed from the outer surface of the overlapping portion of the waterproof sheet 5 ′, and the waterproof sheet 5 ′ and the accessory 8 can be fixed.
[0070]
The waterproof construction method and the fixing structure of the accessory portion 1 when the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 are overlapped with each other so that the accessory 8 is located above the waterproof sheets 5 to 7 are as follows. By making the main component of the material constituting the material 8 ethylene tetrafluoride, heating and pressing can be performed from the outer surface 8 a of the accessory 8, and the waterproof sheets 5 to 7 and the accessory 8 can be fixed.
[0071]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect, when a waterproof sheet mainly composed of ethylene tetrafluoride and an accessory placed at an entrance corner are overlapped and fixed, heating and pressurizing are performed. Since the main surface of the surface is made of tetrafluoroethylene resin, the waterproof sheet and the accessory can be fixed by heating and pressing the outer surface. That is, since the tetrafluoroethylene resin itself is a material that is hardly melted even when heated, it can be heated and pressed. Therefore, when the waterproof sheet and the accessory are overlapped with the waterproof sheet facing upward, the main component of the waterproof sheet itself is made of tetrafluoroethylene resin. Heat and pressure can be applied from the outer surface of the waterproof sheet, and the waterproof sheet and the accessory can be fixed. When the waterproofing material and the accessory are overlapped with the accessory on the upper side, the main component of the material constituting the accessory can be ethylene tetrafluoride, and the outer surface of the accessory is Can be heated and pressurized, and the waterproof sheet and the accessory can be fixed.
[0072]
According to the second aspect, since the rolling portion of the heating tool has substantially the same shape as the surface where the waterproof sheet and the accessory come into contact with each other, the fixed portion between the waterproof sheet and the accessory (that is, the waterproof sheet and the accessory) Since the surface in contact with the accessory can be simultaneously heated and pressed evenly, the waterproof sheet and the accessory can be securely and easily fixed to the entire surface without unevenness.
[0073]
According to the third aspect, the surface to which the waterproof sheet and the accessory are fixed is heated to a range of 300 ° C. to 550 ° C. by the heating tool, so that the outer surface to be heated (main component is made of tetrafluoroethylene resin) The waterproofing sheet and the accessory can be fixed without dissolving or decomposing the tetrafluoroethylene resin on the side of the waterproof sheet. Accordingly, the strength of the waterproof sheet whose main component is made of the tetrafluoroethylene resin or the role of the main component whose main component is made of the tetrafluoroethylene resin is not reduced, and the fixing strength of the fixing portion is also sufficient. be able to.
[0074]
According to the fourth aspect, by interposing a film having a melting point of 150 ° C. to 300 ° C. and a main component composed of a fluororesin between the waterproof sheet and the accessory, the waterproof sheet and the accessory can be separated. The temperature range of the heating by the heater for fixing can be reduced, and the working efficiency of fixing can be improved. In addition, since the main component of the film is made of a fluororesin, the main component of the film can be fused with a waterproof sheet or an accessory made of a tetrafluoroethylene resin. Can be fixed.
[0075]
According to claim 5, by laminating a film having a melting point of 150 ° C. to 300 ° C. in advance on the side of the accessory that is to be fixed to the waterproof sheet, the workability of fixing the waterproof sheet and the accessory is improved. In other words, it is not necessary to cut the film into a fixed surface shape on the surface where the waterproof sheet and the accessory are fixed, and it is not necessary to attach the film so as not to be displaced, thereby improving workability.
[0076]
According to the sixth aspect, when the waterproof sheet and the accessory are overlapped and fixed to each other, the outer surface to be heated and pressed is mainly composed of ethylene tetrafluoride resin. By pressing, the waterproof sheet and the accessory can be fixed. That is, since the tetrafluoroethylene resin itself is a material that is hardly melted even when heated, it can be heated and pressed. Further, the waterproof sheet and the accessory, whose main components are made of tetrafluoroethylene resin, are heated with a heating tool, so that the surface to which the waterproof sheet and the accessory are fixed is softened, and the heating tool is pressed. Thereby, the softened fixing surfaces are joined to each other, and the waterproof sheet and the accessory can be fixed.
[0077]
According to the seventh aspect, a film having a melting point of 150 ° C. to 300 ° C. is interposed in advance on the side of the accessory that is to be fixed to the waterproof sheet, so that heating by a heating tool for fixing the waterproof sheet and the accessory is performed. The temperature range can be lowered, and the working efficiency for fixing can be improved. In addition, since the main component of the film is made of a fluororesin, it can be fused to a waterproof sheet or an accessory whose main component is made of a tetrafluoroethylene resin, and the waterproof sheet and the accessory are firmly bonded. Can be fixed. Further, when a film is laminated on the accessory, there is no need to cut the film into a fixed surface shape, and it is not necessary to attach the film so that the film is not displaced, thereby further improving workability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged perspective view of a main part showing a situation where an accessory is arranged on a waterproof sheet.
FIG. 2 is a schematic perspective view of a heating tool.
FIG. 3 is an enlarged perspective view of a main part showing another embodiment in which a waterproof sheet is laid on a character.
[Explanation of symbols]
1, 1 'character part
5, 6, 7 tarpaulin
5 ', 6', 7 'tarpaulin
8 Characters
8a Outer surface
20 heating tools
23 Rolling part

Claims

After superimposing the waterproof sheet whose main component is made of tetrafluoroethylene resin and the role placed at the entrance corner, the outer surface of the superimposed portion is heated and pressed with a heating tool, A waterproof construction method of an accessory portion for fixing the waterproof sheet and the accessory,
A method for waterproofing an accessory part, wherein a main component of the outer surface is made of a tetrafluoroethylene resin.

The waterproofing method of the accessory part according to claim 1, wherein the rolling part of the heating tool has substantially the same shape as a surface where the waterproof sheet and the accessory are in contact with each other.

The heating tool heats a surface of the waterproof sheet and the accessory to be fixed to a range of 300 ° C. to 550 ° C. to fix the waterproof sheet and the accessory. Or the waterproofing construction method of the accessory part according to 2.

The film according to any one of claims 1 to 3, wherein a film having a melting point of 150 ° C to 300 ° C and a main component composed of a fluororesin is interposed between the waterproof sheet and the accessory. The waterproofing construction method of the described accessory part.

The waterproofing construction of the accessory part according to claim 4, wherein the accessory is mainly composed of a tetrafluoroethylene resin, and the film is laminated on a surface side to be fixed to the waterproof sheet. Method.

A waterproof sheet whose main component is made of a tetrafluoroethylene resin, and an accessory that is arranged at the entrance and exit corners and whose main component is made of a tetrafluoroethylene resin are overlapped, and the waterproof sheet and the accessory are The fixing structure of the accessory portion, wherein the fixing portion is fixed on a surface in contact with.

The fixing structure according to claim 6, wherein a film whose main component is made of a fluororesin is interposed between the accessory and the waterproof sheet.