JP2004293032A - ゲート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉体を基盤に枢支する部分に加わる荷重を小さくできるゲート構造を提供する。
【解決手段】基盤1に偏芯ヒンジ機構4を介して起立・倒伏自在に設けられ、通常時に倒伏され水を堰き止めるときに起立される扉体2と、上記基盤1に偏芯ヒンジ機構4の上方に位置して設けられ、倒伏時の扉体2の上面2aの一部が起立時に当接する上側戸当たり部7と、上記基盤1に偏芯ヒンジ機構4の下方に位置して設けられ、倒伏時の扉体2の下面2bの一部が起立時に当接する下側戸当たり部14とを備えている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常時に倒伏されている扉体を水を堰き止めるときに起立させるゲート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
港湾等に設けられるゲート構造として図9に示すタイプ(逆フラップ式ゲート構造)が知られている。図示するように、このゲート構造は、根元部が基盤wに回動軸xを介して枢支された扉体yを有する。扉体yは、通常時には倒伏され、水を堰き止めるときには回動軸x廻りに回動されて起立され、基盤wに設けられた戸当たり部zに当接され、起立角度が保持される。
【0003】
かかる逆フラップ式のゲート構造は、シリンダやワイヤロープ等の機械的設備で水圧荷重を支持するものではなく、回動された扉体yが基盤wの戸当たり部zに当接して起立角度を拘束するものなので、構造が単純化するという利点があり、頻繁に扉体yの角度を変える必要のないドックゲート等に採用されている。
【0004】
なお、関連する先行技術文献としては、特開平11−61785号公報が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−61785号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記逆フラップ式のゲート構造は、力学的には、図10に示すように、片持部と2つの支点とを有する片側張出梁とみなすことができる。すなわち、水圧を受ける扉体yを片持梁とみなし、戸当たり部zを第1支点(反力S1を受ける)とみなし、回動軸xを第2支点(反力S2を受ける)とみなすことができる。そして、扉体yに加わる水圧をF、第1支点の反力をS1、第2支点の反力をS2とすると、モーメントのバランス式及び力のバランス式により次式が得られる。
【0007】
S1=F(a+b)/b …▲1▼
S2=S1−F=F(a/b)…▲2▼
通常、第1支点から水圧中心点までの長さaおよび第2支点から水圧中心点までの長さa+bは、第1支点と第2支点との長さbの数倍以上ある。よって、第1支点の反力S1及び第2支点の反力S2は、水圧加重Fよりも大きくならざるを得ない。
【0008】
ここで、反力S1を支持する戸当たり部zは、図9の紙面裏表方向(水平方向)に連続して設置できるので、反力S1を分散支持することができる。しかし、反力S2を支持する回動軸x及びその支持金具は、図9の紙面裏表方向(水平方向)に所定間隔を隔てて間欠的に設けられるので、その間隔に加わる水圧荷重Fが反力S2として回動軸x及びその支持金具に集中することになる。
【0009】
よって、機械加工部品である回動軸x及びその支持金具等を、上記荷重(反力S2)に耐えるように丈夫に精度良く製作する必要があり、高コスト化を招く。特に、扉体yの高さが数十メートル規模の大型ゲート(防潮ゲート)においては、回動軸x及びその支持金具等が非常に大きくなり、コストアップが著しい。
【0010】
また、反力S2を支持する回動軸x及びその支持金具には、波浪による水圧荷重Fの変動も作用するため、これも考慮して強度設計・製作しなければならず、さらなるコストアップを招く。
【0011】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、扉体を基盤に枢支する部分に加わる荷重を小さくできるゲート構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るゲート構造は、基盤に偏芯ヒンジ機構を介して起立・倒伏自在に設けられ、通常時に倒伏され水を堰き止めるときに起立される扉体と、上記基盤に偏芯ヒンジ機構の上方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の上面の一部が起立時に当接する上側戸当たり部と、上記基盤に偏芯ヒンジ機構の下方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の下面の一部が起立時に当接する下側戸当たり部とを備えたものである。
【0013】
上記偏芯ヒンジ機構は、上記基盤に設けられた第1ピンと、上記扉体に設けられた第2ピンと、これらピンを偏芯して連結するクランク部材とを有するものであってもよい。
【0014】
上記第1ピンの外周に第2ピンを軸芯をずらして回動自在に装着し、該第2ピンの中心と上記第1ピンの中心との間を仮想的なクランク部材としてもよい。
【0015】
上記第2ピンに、従動片を設けると共に、上記扉体側に、扉体が倒伏状態から起立状態に回動するに伴って、上記従動片に当接して第2ピンを回動する駆動片を設けてもよい。
【0016】
上記扉体の起立時の水圧作用面と、上記偏芯ヒンジ機構の偏芯軸芯同士を結ぶ仮想線と、上記上側戸当たり部の扉体当接面と、上記下側戸当たり部の扉体当接面とを、平行に配置してもよい。
【0017】
上記上側戸当たり部と起立した扉体との間、および上記下側戸当たり部と起立した扉体との間に、それぞれ弾性材を介設してもよい。
【0018】
また、基盤に第1ブラケットを介して設けられた第1ピンと、該第1ピンの外周に偏芯して回動自在に装着された第2ピンと、上記第2ピンの外周に回動自在に装着された第2ブラケットと、該第2ブラケットに設けられた扉体と、上記第2ピンに設けられた従動片と、上記第2ブラケットに設けられ、扉体が倒伏状態から起立状態に回動するに伴って、上記従動片に当接して第2ピンを回動する駆動片と、上記基盤に第1ピンの上方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の上面の一部が起立時に当接する上側戸当たり部と、上記基盤に第1ピンの下方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の下面の一部が起立時に当接する下側戸当たり部とを備えたゲート構造であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0020】
図1に本実施形態に係るゲート構造の倒伏時の側断面図を示し、図2に起立時の側断面図を示す。図例は、本発明に係るゲート構造を、港湾等に設置される高さ数十メートルの大型の防潮ゲートに適用した例を示すが、これに限らず湖沼や河川等に設置される小型の可動堰に適用してもよい。
【0021】
図示するように、このゲート構造(防潮ゲート)は、港湾の海底に設けられた基盤1に装着される。基盤1には、倒伏された扉体2が嵌ると共に扉体2の起立を許容する凹部3が形成されている。凹部3には、偏芯ヒンジ機構4を介して扉体2が起立・倒伏自在に設けられている。凹部3は、倒伏された扉体2が嵌る第1凹部3aと、その端部にそれより深く形成されて扉体2の起立を許容するための第2凹部3bとからなる。
【0022】
第1凹部3aには、倒伏された扉体2を支持するため、樹脂やゴム等の弾性体からなる受け台5が設けられている。扉体2は、図1に示すように通常時に倒伏されて凹部3に嵌り込み、図2に示すように水(海水)を堰き止めるときに起立される。扉体2の起立角度は、図例では鋭角(直角以下)であるが、直角でもよく、鈍角(直角以上)でもよい。
【0023】
扉体2は、図1及び図2の紙面裏表方向(水平方向)に沿って連続的に成形され、倒伏時にその上面2aが基盤1(海底)と面一となるように成形されている。また、扉体2は、中空構造となっており、内部に水(海水)と空気(ガス)とが所望の割合で充填され、浮力が調節できるようになっている。すなわち、扉体2は、その内部の水と空気との割合を調節することで、浮力と自重とのバランスを調節し、偏芯ヒンジ機構4を中心として起立・倒伏されるようになっている。
【0024】
基盤1の第2凹部3bには、偏芯ヒンジ機構4の上方に位置して、上側戸当たり部7が設けられている。上側戸当たり部7には、倒伏時の扉体2の上面2aの一部(上側支持部6)が起立時に当接される。上側戸当たり部7は、扉体2の起立角度を決めるストッパとして機能し、図1及び図2の紙面裏表方向(水平方向)に沿って連続的に形成されている。他方、扉体2の上側支持部6は、倒伏時の扉体2の上面2aの一部に、水平から屈曲された部分に水平方向に沿って連続的に形成されている。
【0025】
基盤1の上側戸当たり部7には、扉体2の上側支持部6が当接されたときの衝撃を吸収する弾性材8(樹脂、ゴム、軟質メタル等)が介設されている。弾性材8は、水平方向に沿って連続的に形成されており、扉体2の左右の水位差を保つための水のシール材を兼ねている。図例では、弾性材8は、図4に示すように、表面が緩やかな凸状に形成されたゴム材からなり、ボルトナット9により上側戸当たり部7に取り付けられている。
【0026】
他方、扉体2の上側支持部6には、扉体2が起立したときに、弾性材8に押し付けられる平滑な板体10が取り付けられており、シール性を高めている。図2にも示すように、板体10と上側戸当たり部7の扉体当接面11とは、扉体2の起立時において略平行になるように設定されている。また、扉体2の起立時における水圧作用面12と上側戸当たり部7の扉体当接面11とは、略平行になるように設定されている。
【0027】
なお、図4に示す板体10は、弾性材8のみで十分なシール性を発揮できれば、省略することもできる。また、図例では、弾性材8は、上側戸当たり部7に設けられているが、これとは逆に上側支持部6に設けてもよい。この場合、上記板体10は、上側戸当たり部7に設けられる。また、上側戸当たり部7と上側支持部6との双方に、弾性材8を設けてもよい。
【0028】
また、基盤1の第2凹部3bには、偏芯ヒンジ機構4の下方に位置して、下側戸当たり部14が設けられている。下側戸当たり部14には、倒伏時の扉体2の下面2bの一部(下側支持部13)が起立時に当接される。下側戸当たり部14も、上側戸当たり部7と同様に、扉体2の起立角度を決めるストッパとして機能し、水平方向に沿って連続的に形成されている。他方、扉体2の下側支持部14は、起立時の扉体2の下端に、偏芯ヒンジ機構4を超えて下方に延長された部分に設けられており、水平方向に沿って連続的に形成されている。
【0029】
基盤1の下側戸当たり部14には、扉体2の下側支持部13が当接されたときの衝撃を吸収する弾性材15(樹脂、ゴム、軟質メタル等)が介設されている。弾性材15は、水平方向に沿って連続的に形成されており、扉体2の左右の水位差を保つための水のシール材を兼ねている。図例では、弾性材15は、図5に示すように、表面が緩やかな凸状に形成されたゴム材からなり、ボルトナット16により下側戸当たり部14に取り付けられている。
【0030】
他方、扉体2の下側支持部13には、扉体2が起立したときに、弾性材15に押し付けられる平滑な板体17が取り付けられており、シール性を高めている。板体17と下側戸当たり部14の扉体当接面18とは、扉体2の起立時において略平行になるように設定されている。また、扉体2の起立時における水圧作用面12と下側戸当たり部14の扉体当接面18とは、略平行になるように設定されている。
【0031】
なお、図5に示す板体17は、弾性材15のみで十分なシール性を発揮できれば、省略することもできる。また、図例では、弾性材15は、下側戸当たり部14に設けられているが、これとは逆に下側支持部13に設けてもよい。この場合、上記板体17は、下側戸当たり部14に設けられる。また、下側戸当たり部14と下側支持部13との双方に、弾性材15を設けてもよい。
【0032】
扉体2を凹部3に枢支する偏芯ヒンジ機構4は、図1及び図2に示すように、凹部3(第2凹部3b)にブラケット19を介して設けられた第1ピン20と、第1ピン20に偏芯して扉体2に設けられた第2ピン21と、これら第1及び第2ピン20、21を連結すると共に第1ピン20を中心とした第2ピン21の回動を許容するクランク部材22とを有する。
【0033】
ブラケット19及び第1ピン20は、図1及び図2の紙面裏表方向(水平方向)に所定間隔を隔てて間欠的に複数設けられている。そして、それらに取り付けられるクランク部材22及び第2ピン21も、紙面裏表方向(水平方向)に所定間隔を隔てて間欠的に複数設けられている。
【0034】
第2ピン21は、扉体2の下面2bの根元側に、下側支持部13より上側に位置して形成された窪み部23に設けられている。窪み部23は、ブラケット19の一部及びクランク部材22を収容し、扉体2が起立・倒伏するときに、ブラケット19及びクランク部材22と干渉しない形状に形成されている。
【0035】
また、本実施形態では、図2に示すように、扉体2の起立時の水圧作用面12と、扉体2の起立時の偏芯ヒンジ機構4の第1ピン20と第2ピン21とを結ぶ仮想線と、上側戸当たり部7の扉体当接面11と、下側戸当たり部14の扉体当接面18とは、略平行に配置されている。
【0036】
以上の構成からなる本実施形態の作用を述べる。
【0037】
図1に示すように、扉体2は、通常時には、その中空の内部に水が充填されて、倒伏状態となっている。高潮発生時などのときには、図2に示すように、扉体2の内部には空気が充填されて水が排出される。すると、扉体2は、浮力が自重にうち勝って起立してくる。
【0038】
扉体2は、ある程度まで起立すると、自重による倒伏方向(図2中時計方向)の回転モーメントよりも、水圧作用面の水圧による起立方向(図2中反時計方向)の回転モーメントの方が大きくなり、上側支持部6が上側戸当たり部7の弾性材8に当接し、下側支持部13が下側戸当たり部14の弾性材15に当接するまで、回動して起立する。他方、扉体2に取り付けられた第2ピンは、扉体2が浮力によって上方に持ち上げられることにより、クランク部材22を介して凹部3に取り付けられた第1ピン20に対してその上方に回動する。
【0039】
この状態において、扉体2に加わる水圧及び波浪による水圧変動は、クランク部材22が第1ピン20を中心として回動するため第1ピン20には加わらず、クランク部材22が第2ピン21を中心として回動することで第2ピン21にも加わらず、全て上側戸当たり部7及び下側戸当たり部14に支持される。すなわち、扉体2を回動させる力(水圧)は、クランク部材22が第1ピン20を中心として回動することによって第1ピン20から逃がされ、クランク部材22が第2ピン21を中心として回動することによって第2ピン21から逃がされる。
【0040】
よって、第1ピン20及び第2ピン21には、扉体2の浮力と自重の差分の力しか作用しないことになり、極めて小さな力しか作用しない。従って、機械加工部品である第1ピン20、第2ピン21、クランク部材22及びブラケット19等を小型化でき、低コスト化を推進できる。特に、扉体2の高さが数十メートル規模の大型の防潮ゲートにおいては、各機械加工部品(第1ピン20、第2ピン21、クランク部材22及びブラケット19等)の小型化による低コスト化のメリットは大きい。
【0041】
また、図例では、図2に示すように、扉体2の起立時の水圧作用面12と、扉体2の起立時の偏芯ヒンジ機構4の第1ピン20と第2ピン21とを結ぶ仮想線とが略平行に配置されているため、クランク部材22が第1ピン20を中心とした接線方向に回動されることになり、第1ピン20及び第2ピン21にこじり力が加わることがない。但し、扉体2の起立時の水圧作用面12と、扉体2の起立時の偏芯ヒンジ機構4の第1ピン20と第2ピン21とを結ぶ仮想線とは、必ずしも厳密に平行である必要はない。平行でない場合に第1ピン20及び第2ピン21に生じるこじり力は微小だからである。
【0042】
図2の扉体2に作用する力の模式図を図3に示す。上側戸当たり部7の弾性材8から水圧中心までの距離をa、上側戸当たり部7の弾性材8から下側戸当たり部14の弾性材15までの距離をb’、扉体2に加わる水圧をF、上側戸当たり部7の反力をS1’、下側戸当たり部14の反力をS2’とすると、モーメントのバランス式及び力のバランス式により次式が得られる。
【0043】
S1’=F(a+b’)/b’ …▲3▼
S2’=S1’−F=F(a/b’)…▲4▼
ここで、図9及び図10に示す先行技術と本実施形態とを比較すると、上側の反力支持点(S1、S1’)の位置は実質的に変わらないものの、下側の反力支持点については、先行技術では扉体yの回動軸xが反力を受ける第2支点となっているのに対して本実施形態は第1ピン20及び第2ピン21は反力を受けずその延長部分に設けられた下側支持部13で反力を受けているので、支点間距離が長くなってb’>bとなる。よって、従来技術の欄で述べた▲1▼式▲2▼式と上記▲3▼式▲4▼式とを比較すると、S1’<S1、S2’<S2となり、本実施形態の方が先行技術よりも支点反力を小さくでき、扉体2や凹部3の強度設計上、有利となる。
【0044】
また、本実施形態では、図2に示すように、扉体2の起立時の水圧作用面12と、扉体2の起立時の偏芯ヒンジ機構4の第1ピン20と第2ピン21とを結ぶ仮想線と、上側戸当たり部7の扉体当接面11と、下側戸当たり部14の扉体当接面18とが略平行に配置されているため、上側戸当たり部7の扉体当接面11と、下側戸当たり部14の扉体当接面18とには、それぞれ垂直方向に反力が作用することになる。よって、扉体2を効率よく安定して支持できる。
【0045】
また、本実施形態においては、反力を受ける支点(上側戸当たり部7の弾性材8、下側戸当たり部14の弾性材15)は、図1及び図2の紙面裏表方向(水平方向)に沿って連続的に設けられているので、反力を水平方向に分散支持することができる。他方、図9に示す先行技術の場合には、第2支点である回動軸x及びその支持金具は、図9の紙面裏表方向(水平方向)に所定間隔を隔てて間欠的に設けられるので、その間隔に加わる水圧荷重Fが反力S2として回動軸xに集中してしまう。
【0046】
すなわち、本実施形態は、扉体2を枢支する第1ピン20及び第2ピン21では反力を支持せず、その上下に配置された上側支持部6と下側支持部13とで反力を支持するようにしているので、上側支持部6及び上側戸当たり部7の弾性材8を水平方向に連続的に成形すると共に、下側支持部13及び下側戸当たり部14の弾性材15を水平方向に連続的に成形することで、そこに作用する反力を分散支持することができる。また、上記弾性材8、15は、それぞれ水平方向に沿って連続的に成形されているので、水をシールして扉体2の左右の水位差を保持する。
【0047】
また、図4に示す上側戸当たり部7に設けた弾性材8の幅を、図5に示す下側戸当たり部14に設けた弾性材15の幅よりも広くしているのは、図3から明らかなように、上側戸当たり部7における反力S1’の方が下側戸当たり部14における反力S2’よりも大きいからである。ここで、各弾性材8、15の幅をそれぞれ更に広くすれば、単位面積当たりの反力(支圧応力)を更に小さくできることは勿論である。
【0048】
また、本実施形態においては、第1ピン20及び第2ピン21が水圧荷重Fの反力を支持しないため、構造が不静定にならず静定梁構造となる。よって、製作誤差などによって支点(上側戸当たり部7の弾性材8、下側戸当たり部14の弾性材15)の位置が多少ずれても、静定構造であるがゆえ、支点反力は殆ど変わらない。
【0049】
仮に、第1ピン20、第2ピン21及びクランク部材22が存在せず、ブラケット19に直接扉体2を枢支する構造であれば、扉体2は3つの支点で支持される不静定梁構造となるため、各支点の僅かな位置誤差によって支持反力が大きく変動する可能性があるが、本実施形態ではそのようなことはない。よって、本実施形態は比較的製造公差を大きく設定でき、低コスト化に繋がる。
【0050】
別の実施形態を図6乃至図8に示す。
【0051】
この実施形態は、偏芯ヒンジ機構4のみが前実施形態と異なっており、その他は同様の構成となっているため、相違点のみを説明する。この実施形態の偏芯ヒンジ機構4は、図6乃至図8に示すように、凹部3(基盤1)に第1ブラケット24を介して取り付けられた第1ピン25を有する。第1ピン25には、第1滑り軸受26を介して、第2ピン27が偏芯して装着されている。第2ピン27には、第2滑り軸受28を介して、円筒状のカラー29が装着されている。カラー29には、第2ブラケット30を介して扉体2が取り付けられている。
【0052】
すなわち、この実施形態における偏芯ヒンジ機構4は、凹部3(基盤1)に設けられた第1ピン25と、第1ピン25に偏芯して扉体2に設けられた第2ピン27と、これらピン25、27を連結すると共に第1ピン25を中心とした第2ピン27の回動を許容するクランク部材とを有するものであって、第1ピン25の外周に第2ピン27を軸芯をずらして回動自在に装着し、かかる偏芯装着された第2ピン27自身をクランク部材としたものである。そして、図7にて、第1ピン25の中心と第2ピン27の中心とを結んで仮想的にハッチングが施された部分31がクランク部材に相当する。
【0053】
詳しくは、第1ブラケット24は、図8に示すように、カラー29を左右から挟むように配置され、扉体2の水平方向に所定間隔を隔てて複数設けられている。各第1ブラケット24、24の内側対向面には、図6(b)に示すように、スラスト用の滑り軸受32が設けられている。そして、各第1ブラケット24には第1ピン25が固設され、第1ピン25には第1滑り軸受26を介して第2ピン27が偏芯して装着され、第2ピン27には第2滑り軸受28を介してカラー29が装着され、カラー29には第2ブラケット30を介して扉体2が取り付けられている。なお、第1ブラケット24に第1ピン25を回転自在に装着し、その第1ピン25に第1滑り軸受26を省略して第2ピン27を固設し、以降同様の構成としてもよい。
【0054】
第1ピン25の中心と第2ピン27の中心との距離(偏芯量)が、第1ピン25(固定軸)の軸半径よりも大きい場合には図1及び図2に示す前実施形態のようにクランク部材22を設ける必要があるが、第1ピン25(固定軸)の軸半径よりも小さい場合には本実施形態のように第1ピン25(固定軸)に偏芯させて第2ピン27(移動軸)を回転可能に装着し、第2ピン27(移動軸)自身をクランク部材とする方が構造を単純化できる。
【0055】
本実施形態における扉体2の起立・倒伏を図7を用いて説明すると、図7(a)に示すように、扉体2の内部に水を注入した状態では、扉体2はその自重によって倒伏して沈み込み、第1ピン25の中心の下方に第2ピン27の中心が位置される。この状態から、扉体2の内部に空気を注入すると、図7(b)に示すように、浮力によって扉体2が第1ピン25を中心として回動し、起立し始める。
【0056】
そして、更に扉体2の内部に空気を注入すると、図7(c)に示すように、浮力によって扉体2が第1ピン25を中心として回動し、同時に第2ピン27が第1ピン25及びカラー29に対して滑って上方に持ち上げられる。その後、扉体2は、図2に示すように、上側戸当たり部7の弾性材8及び下側戸当たり部14の弾性材15に当接するまで起立する。そして、本実施形態においても、前実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0057】
別の実施形態を図11〜図17に示す。
【0058】
図11及び図12に示すように、この実施形態は、前実施形態の偏芯ヒンジ機構4に改良を施したものである。すなわち、本実施形態に係る偏芯ヒンジ機構40は、基盤1(凹部3)に第1ブラケット41を介して設けられた第1ピン(固定ピン)42と、第1ピン42の外周に偏芯して第1滑り軸受43を介して回動自在に装着された第2ピン(偏芯ピン)44と、第2ピン44の外周に第2滑り軸受45を介して回動自在に装着された第2ブラケット46と、第2ブラケット46に設けられた扉体47とを備える。ここで、第1ピン42の中心Xと第2ピン44の中心Yとを結ぶハッチング部分が、仮想的なクランク部材Zとなる。
【0059】
第2ピン44の周面には、従動片(従動ピン)48が設けられている。ここで、第1ピン42の中心Xから第2ピン44の中心Yに向かう方向(クランク部材Zの方向)を偏芯軸の向きとすると、従動片48は、図例ではその偏芯軸(クランク部材Z)の方向線上に配置されているが、原理的には第2ピン44の外周上であればどこでもよい。また、第2ブラケット46の側面には、扉体47が倒伏状態のときに、従動片48から少し離れた回転方向後方の位置に、駆動片(駆動ピン)49が設けられている。駆動片49と従動片48とを僅かに離間した理由は、製作誤差や予期せぬ扉体47の動揺により、不要に駆動片49と従動片48とが接触することを防止するためである。
【0060】
また、図17に示すように、基盤1(凹部3)には、第1ピン42の上方に位置して、倒伏時の扉体47の上面の一部が起立時に当接する上側戸当たり部50が設けられている。また、基盤1(凹部3)には、第1ピン42の下方に位置して、倒伏時の扉体47の下面の一部が起立時に当接する下側戸当たり部51が設けられている。なお、その他の構成は前実施形態と同様となっている。
【0061】
以上の構成からなる本実施形態の作用を述べる。
【0062】
図13に示すように、扉体47が倒伏状態のときは、鉛直下向きに働く扉体47の自重G(厳密には扉体47の自重と浮力との差、扉体47の倒伏時には自重の方が大きい)により、偏芯軸(クランク部材Z)の向きは鉛直下向きとなっている。このとき、駆動片49と従動片48とは僅かに離間している。そして、扉体47を起立させるときには、扉体47の内部に空気(ガス)を注入する。
【0063】
すると、図14に示すように、扉体47に生じる浮力Fが自重に打ち勝って、扉体47(即ち扉体47に設けられた第2ブラケット46)が回動する。詳しくは、第2ブラケット46は、その駆動片49が第2ピン44に設けた従動片48に当接するまでは、第2ピン44の中心(偏芯中心)Y廻りに回動する。このとき、第2ブラケット46と第2ピン44との間の摩擦力が第2ピン44と第1ピン42との間の摩擦力よりも大きければ、第2ブラケット46の回動に伴って第2ピン44も連れ廻るが、摩擦力の関係が逆の場合には、第2ピン44は回転しない。図14では、第2ピン44が回転しないケースを示す。
【0064】
その後、図15に示すように、扉体47が更に回動すると、それに伴って第2ブラケット46の駆動片49が第2ピン44の従動片48を押すため、第2ピン44が第2ブラケット46と一体的に第1ピン42の中心(固定中心)X廻りに回動する。ここで、仮に、駆動片49及び従動片48がないとすると、第2ピン44は、図例のように第1ピン42との摩擦力の方が第2ブラケット46との摩擦力よりも大きい場合、回動しないことになる。これに対し、本実施形態では、上記駆動片49が従動片48を押すことによって、摩擦力の大小関係に拘わらず、第2ピン44を確実に回動させることができる。
【0065】
そして、第2ピン44が回動すると、仮想的なクランク部材Zも一体的に回動し、クランク部材Zの偏芯軸芯Y(第2ピン44の中心Y)に、鉛直上向きに扉体の浮力Fが作用する。すなわち、扉体47は、回動しつつ同時に内部に充填された空気によって上方に持ち上げられるため、その浮力が第2ピン44を持ち上げる方向に作用する。そして、第2ピン44を持ち上げようとする浮力は、第2ピン44が第1ピン42に偏芯装着されているので、クランク部材Zの偏芯軸芯Yに上向きに作用するのである。これにより、第2ピン44は、その従動片48が駆動片49に押されてある程度回動された後には、図16に示すように、扉体47の浮力Fによって固定中心X(第1ピン42の中心X)廻りに回動する。
【0066】
詳しくは、第2ピン44は、図15から図16に回動するに伴って、第2ピン44を回動させるモーメントの実質的なアーム長(クランク部材Zの水平面に対する投影長さ)が大きくなる。よって、第2ピン44は、途中まではその従動片48が駆動片49に押されて回動されるものの、所定角度(上記モーメントが第2ピン44と第1ピン42との摩擦力よりも大きくなる角度)以上回動された後には、扉体47の浮力Fによって発生するモーメントによって回動する。
【0067】
図17に示すように、扉体47は、更に回動すると、上側戸当たり部50及び下側戸当たり部51によって回動が止められ、所定角度に起立する。このとき、扉体47は、各戸当たり部50、51によって回転が拘束され、各戸当たり部50、51の方向(扉体47面の直角方向)の変位が拘束されるものの、それに対する直角方向(扉体47面の平行方向)の向きの変位は拘束されない。よって、偏芯軸(クランク部材Z)は、後者の方向(扉体47面の平行方向)の浮力Fの分力Fxによって、この方向に向くことになる。
【0068】
すなわち、仮に、扉体47の回動位置が固定されているとすると、第2ブラケット46の穴の位置が動かないため第2ピン44は偏芯回動せず、扉体47が浮力Fによって上昇すると共に回動することで、第2ブラケット46の穴の位置が動き、第2ピン44が偏芯回動するのである。そして、図17に示すように、扉体47が各戸当たり部50、51によって回動が規制されて第2ブラケット46の穴の位置が固定されると、そのときの第2ブラケット46の穴の位置に合うように第2ピン44が偏芯回動する。なお、このとき、偏芯軸(クランク部材Z)と扉体47とは平行となる。
【0069】
この結果、第2ピン44は、クランク部材Zが扉体47と平行となるまで回動し、その状態で停止する。よって、扉体47の左右の水位差による水圧荷重は、全て各戸当たり部50、51で支持することになり、第1ピン42には、上記浮力Fの分力Fxのみが働くことになる。なお、その他、基本的な作用・効果は、前実施形態と同様である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るゲート構造によれば、次のような優れた効果を発揮できる。
【0071】
(1)扉体に加わった水圧荷重の反力を、偏芯ヒンジ機構の各偏芯軸で支持することなく、上側戸当たり部及び下側戸当たり部で支持することができる。よって、扉体を基盤に枢支する部分に加わる荷重を小さくできる。また、扉体に波浪等の水圧荷重の変動が生じても、その変動が扉体を基盤に枢支する部分に影響を与えることはない。
【0072】
(2)偏芯ヒンジ機構の下方に下側戸当たり部を設けているので、上側戸当たり部との支点間距離b’を長くでき、モーメントバランス式▲3▼及び▲4▼から明らかなように、上側戸当たり部及び下側戸当たり部における反力を小さくできる。
【0073】
(3)偏芯ヒンジ機構の各偏芯軸が反力荷重を支持しないため、構造が不静定とならず静定構造となる。よって、設計・製作が容易となる。
【0074】
(4)駆動片及び従動片によって、第2ピンを確実に回動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るゲート構造の倒伏時の側断面図である。
【図2】上記ゲート構造の起立時の側断面図である。
【図3】上記ゲート構造の扉体に加わる力の模式図である。
【図4】上記ゲート構造の上側戸当たり部の側断面図である。
【図5】上記ゲート構造の下側戸当たり部の側断面図である。
【図6】上記ゲート構造の偏芯ヒンジ機構の変形例を示す説明図であり、(a)は側断面図、(b)は正面断面図である。
【図7】上記偏芯ヒンジ機構の作動を示す説明図であり、(a)は扉体の倒伏時、(b)は扉体の起立中、(c)は扉体の起立後の様子を示す図である。
【図8】上記偏芯ヒンジ機構の正面図である。
【図9】従来例を示すゲート機構の側断面図である。
【図10】上記ゲート機構の扉体に加わる力の模式図である。
【図11】上記ゲート構造の偏芯ヒンジ機構の変形例を示す側断面図(図12のXI−XI線断面図)である。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】上記偏芯ヒンジ機構の作動説明図である。
【図14】上記偏芯ヒンジ機構の作動説明図である。
【図15】上記偏芯ヒンジ機構の作動説明図である。
【図16】上記偏芯ヒンジ機構の作動説明図である。
【図17】上記偏芯ヒンジ機構の作動説明図である。
【符号の説明】
1 基盤
2 扉体
2a 上面
2b 下面
4 ヒンジ機構
7 上側戸当たり部
8 弾性材
11 扉体当接面
12 水圧作用面
14 下側戸当たり部
15 弾性材
18 扉体当接面
20 第1ピン
21 第2ピン
22 クランク部材
31 クランク部材
41 第1ブラケット
42 第1ピン
44 第2ピン
46 第2ブラケット
47 扉体
48 従動片
49 駆動片
50 上側戸当たり部
51 下側戸当たり部

Claims (7)

  1. 基盤に偏芯ヒンジ機構を介して起立・倒伏自在に設けられ、通常時に倒伏され水を堰き止めるときに起立される扉体と、上記基盤に偏芯ヒンジ機構の上方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の上面の一部が起立時に当接する上側戸当たり部と、上記基盤に偏芯ヒンジ機構の下方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の下面の一部が起立時に当接する下側戸当たり部とを備えたことを特徴とするゲート構造。
  2. 上記偏芯ヒンジ機構は、上記基盤に設けられた第1ピンと、上記扉体に設けられた第2ピンと、これらピンを偏芯して連結するクランク部材とを有するものである請求項1記載のゲート構造。
  3. 上記第1ピンの外周に第2ピンを軸芯をずらして回動自在に装着し、該第2ピンの中心と上記第1ピンの中心との間を仮想的なクランク部材とした請求項2記載のゲート構造。
  4. 上記第2ピンに、従動片を設けると共に、上記扉体側に、扉体が倒伏状態から起立状態に回動するに伴って、上記従動片に当接して第2ピンを回動する駆動片を設けた請求項3記載のゲート構造。
  5. 上記扉体の起立時の水圧作用面と、上記偏芯ヒンジ機構の偏芯軸芯同士を結ぶ仮想線と、上記上側戸当たり部の扉体当接面と、上記下側戸当たり部の扉体当接面とを、平行に配置した請求項1乃至4記載のゲート構造。
  6. 上記上側戸当たり部と起立した扉体との間、および上記下側戸当たり部と起立した扉体との間に、それぞれ弾性材を介設した請求項1乃至5記載のゲート構造。
  7. 基盤に第1ブラケットを介して設けられた第1ピンと、該第1ピンの外周に偏芯して回動自在に装着された第2ピンと、上記第2ピンの外周に回動自在に装着された第2ブラケットと、該第2ブラケットに設けられた扉体と、上記第2ピンに設けられた従動片と、上記第2ブラケットに設けられ、扉体が倒伏状態から起立状態に回動するに伴って、上記従動片に当接して第2ピンを回動する駆動片と、上記基盤に第1ピンの上方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の上面の一部が起立時に当接する上側戸当たり部と、上記基盤に第1ピンの下方に位置して設けられ、倒伏時の扉体の下面の一部が起立時に当接する下側戸当たり部とを備えたことを特徴とするゲート構造。
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