【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は食品搬送システムに関し、特に消費された寿司ネタの種類と数量を早期に把握可能な回転寿司店舗の食品搬送システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の回転寿司店舗の食品搬送システムでは、無端コンベアにより搬送される寿司皿の数を検出する手段として、寿司皿の裏底面に識別標識を取付けて無端コンベア上を周回する寿司皿を１箇所または２箇所に設けられた読み取り装置により検出するものが知られている。また、無端コンベア上を周回する各種寿司ネタの種類を表示すると共に、客により消費された寿司ネタの種類を確定するため、無端コンベア上にメニュー札を置き、無端コンベアの１箇所または２箇所に設けられた読み取り装置により、このメニュー札の情報を受信するものがある（例えば、特許文献１，２参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００３−５２５１８号公報（図３、図４）
【特許文献２】
特開２００３−５２５１９号公報（段落０００６、０００７）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術による回転寿司搬送システムにおいては、客室内で消費された寿司ネタの種類と皿数の把握は可能であるものの、寿司を載せた寿司皿が無端コンベア（以下、単に「コンベア」ともいう。）上に載せられてから１周しないと消費された寿司ネタの種類と皿数の把握ができない。したがって、コンベアが島状に１ループで構成される程度の小規模なシステムにおいては、コンベアが１周するのに要する時間も短く、さしたる不都合は顕在化しないものの、図１に示すようなコンベアが半島状に幾つも連なるような大規模なシステムにおいては、コンベアが１周するのに要する時間が長くなり、種々の不都合が顕在化する。
【０００５】
すなわち、大規模な回転寿司搬送システムにおいては、コンベアの上流側に位置する客席に座った客は、メニュー札の後に寿司が載せられた皿が数多く流れ、種々の寿司ネタを選択して食することができる。一方、コンベアの下流側の席に座った客は、売れ行きの良い寿司ネタほど上流側の席において消費される確率が高いため、メニュー札がコンベア上を通過してもメニュー札に対応したネタの寿司が盛られた皿がコンベア上を流れてこないことになり、希望する寿司ネタを食するのに時間を要することになる。このような事情下においては、下流側の席に座る人は少なくなり、上流側の席に客が集中して店舗全体の有効活用が阻害されることになる。また、下流側の席に座った客の顧客満足度が低下し、客足が遠のくという問題があった。
【０００６】
さらに、大規模な回転寿司搬送システムにおいては、寿司ネタの種類を問わず均一価格で寿司を提供すべく、コスト低減が強く要請されている。そのためには廃棄される寿司の量を少なくして、食材経費のムダおよび廃棄コストのムダを無くす必要がある。したがって、客の消費動向に合致した寿司ネタを適時に、かつ適量をコンベア上に供給して寿司の廃棄量を低減する必要がある。また、厨房内の作業効率を向上させて店舗経費の低減を図る必要もある。
【０００７】
本発明は、上記した諸課題に鑑みてなされたものであり、大規模な回転寿司店舗に採用される食品搬送システムにおいて、無端コンベアの流れに沿った部位の搬送量を平準化し、もって店舗全体の利用効率を向上させることを第１の目的とするものである。
【０００８】
本発明の第２の目的は、客の消費動向に適合した寿司ネタの種類を消費量に適合した量だけタイムリーに供給することにより、寿司の廃棄量を低減し、もってコスト低減を図ることである。
【０００９】
本発明の第３の目的は、厨房内作業の作業能率を向上させて店舗全体のコスト低減を図ることである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明における請求項１の食品搬送システムは、食品を載せた容器を無端コンベアにより客室に搬送する食品搬送システムにおいて、前記食品を載せた容器とは別に食品の種類を識別可能なメニュー札を載せた容器を前記無端コンベア上に載置し、前記メニュー札を載せた容器の後流側無端コンベア上にメニュー札の内容に対応した食品を載せた容器を載置し、前記無端コンベアの流れ方向の複数箇所に前記メニュー札を検出するメニュー札検出手段と容器数を検出する容器数検出手段を備え、前記複数箇所のメニュー札検出手段からの出力と前記複数箇所の容器数検出手段からの出力とから前記容器数検出手段の各所で消費された食品の種類と容器数を算出する制御手段を有し、消費された食品の種類と容器数をメニュー札検出時ごとに表示するものである。
【００１１】
この請求項１の構成によれば、大規模なシステムであっても無端コンベアの上流側と下流側での食品の種類および食品容器の数量を平準化することができ、店舗の利用効率を向上させることができる。
【００１２】
本発明における請求項２の食品搬送システムは、前記容器数検出手段として設定時間識別標識を容器に取り付け、前記設定時間識別標識に設定時間を記憶させて設定時間検出器により容器数を検出すると共に、前記設定時間検出器からの信号を処理する制御手段により前記設定時間の経過を把握して寿司の廃棄時期を判断するものである。
【００１３】
この請求項２の構成によれば、客席に対して常時新鮮な食品を搬送することができ、店舗に対する顧客満足度が向上する。
【００１４】
本発明における請求項３の食品搬送システムは、無端コンベア上に載置した後一定時間が経過して廃棄される食品の種類と容器数を検出し、所定時間毎の廃棄食品の種類と容器数を表示し、記録保存するものである。
【００１５】
この請求項３の構成によれば、廃棄される食品の種類と数量を経時的に把握することができ、時間帯や季節要因による消費動向が推定可能になる。
【００１６】
本発明における請求項４の食品搬送システムは、客室で消費された食品の種類と容器数を音出力により厨房内に知らせるものである。
【００１７】
この請求項４の構成によれば、厨房作業者は視覚によらず、聴覚により客席で消費された寿司ネタの種類と数量を把握できる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。図１は本発明が適用される大規模回転寿司の店舗内客席配置を示す平面図である。大規模な回転寿司の店舗では、店舗フロアの有効活用を図るため、無端コンベア４による搬送路には、いくつかの半島形状をしたレーン４ａ，４ｂ，４ｃが形成され、全体として１本の無端コンベア４で構成されている。そして、厨房２と客室３とは仕切り５により仕切られ、客室３内に半島状に突き出したレーン４ａ，４ｂ，４ｃ以外の搬送路４ｄは、厨房２内に配設されている。各種の寿司ネタが載せられた寿司皿１は、無端コンベア４のうち、厨房２内を流れるコンベア４ｄ上に載置されて客室３内に循環搬送されるようになっている。また、客室３内の各レーン４ａ，４ｂ，４ｃの両側には脚付きテーブル６やカウンターテーブル７が設けられ、来店する客に供されるようになっている。なお、Ｃレーン４ｃの出口には、提供されてから所定時間が経過して古くなった寿司を選別して廃棄するための廃棄装置８が設けられている。
【００１９】
図２は図１に示した店舗に設置された回転寿司搬送システムの構成を説明するための略図である。厨房２内の搬送路４ｄに載置された寿司を載せた皿１は、先ずＡレーン４ａに搬送され、順次Ｂレーン４ｂ、Ｃレーン４ｃへと搬送されるようになっている。各レーンの折り返し部を構成する搬送路４ｆ，４ｇは、厨房２内に設置されている。すなわち、Ａレーン４ａとＢレーン４ｂとの折り返し部には搬送路４ｆが設けられ、Ｂレーン４ｂとＣレーン４ｃとの折り返し部には搬送路４ｇが設けられている。また、各レーンには入口部と出口部、そして中間部にメニュー札１０を検出するためのメニュー札検出手段１１と皿数を検出するための皿数検出手段１２が装備されている。たとえばＡレーン４ａについて見ると、入口部にメニュー札検出器１１ａと皿数検出器１２ａが、出口部にメニュー札検出器１１ｃと皿数検出器１２ｃが、そして中間部にもメニュー札検出器１１ｂと皿数検出器１２ｂが取り付けられている。Ｂレーン４ｂやＣレーン４ｃについても同様にして各３対のメニュー札検出器１１と皿数検出器１２が取り付けられている。したがって、図２に示す実施例では搬送路全体として合計９対のメニュー札検出器１１と皿数検出器１２が装着されていることになる。また、これらのメニュー札検出器１１と皿数検出器１２は、いずれも非接触方式でメニュー札や皿数を検出できるようになっている。
【００２０】
ここで、コンベア４による搬送路について簡単に説明すると、搬送路は平面が三日月形状をした合成樹脂板を、チェーンを介して数百枚を回動自在に接続したクレッセントコンベア（図示せず）により形成されている。そして、この搬送路はモータ駆動により矢印方向に移動でき、必要に応じて移動速度を調節することも可能になっている。
【００２１】
次に、寿司ネタの種類を検出するメニュー札検出手段を図２〜図４に基づいて説明する。寿司ネタには、「まぐろ」「いか」など種々のものがあるが、消費量の多いものもあれば少ないものもある。また、各寿司ネタの消費量は時間帯や季節要因による影響を受け、常に一定というわけではない。そこで、図４に示すように寿司皿１の上に寿司の代わりに寿司ネタの種類を明記したメニュー札１０を置き、コンベア４上に流す。前記メニュー札１０の上面には寿司ネタの種類を記憶させた識別標識１３が固着されている。この識別標識１３には非接触で検出できる不揮発性記憶素子（ＥＥＰ−ＲＯＭ）を用いることができる。この不揮発性記憶素子１３に記憶された情報は、搬送路の途中に設けられたメニュー札検出器１１により読取られる。したがって、あるメニュー札検出器１１において「まぐろ」という寿司ネタが読取られれば、その位置のコンベア上には「まぐろ」というメニュー札１０を載せた皿１が流れていることになる。このメニュー札検出器１１は一定範囲内の距離であれば、前記不揮発性記憶素子１３に記憶された情報を非接触で読取ることができるものである。搬送路の途中に設けられたメニュー札検出器１１の出力は、各々図３に示すように、厨房２内に設置された管理盤１５へ有線または無線により送られる。
【００２２】
次に、寿司皿１の皿数検出手段１２について図２に基づいて説明する。皿数検出手段１２としては広く市販されている近接スイッチを用いることができる。具体的には無端コンベア４によって搬送される寿司皿１の側方または下方であってコンベア部材であるクレッセントと干渉しない部位に近接スイッチを設置する。その結果、近接スイッチが設置された部位を寿司皿１が通過するごとに近接スイッチの出力信号はオンオフ動作することになる。そして、検出された出力信号は無線または有線により厨房２内に設置された管理盤１５に送られる。また、この皿数検出手段１２としての近接スイッチは、搬送路の途中において前記メニュー札１０を検出するためのメニュー札検出器１１と対にして同数設けられている。
【００２３】
ここで、皿数を検出するためには、あるメニュー札情報を検出した後、次のメニュー札情報が検出されるまでの間に検出される近接スイッチのパルス数をカウントすればよい。あるメニュー札情報を検出してから次のメニュー札情報を検出するまでにカウントされたパルス数が搬送された寿司皿数に相当することになる。本発明の特徴は寿司ネタの種類を問わず、寿司ネタの種類を識別するメニュー札１０の後流側コンベア４上に載置する寿司皿１の数を常に一定数量に定めていることである。たとえば、皿数を３個と定めた場合、寿司ネタの種類を問わず、メニュー札１０の後流側コンベア４上には、常に３個の同一ネタの寿司皿１を載置する。寿司ネタが「まぐろ」の場合であっても「いか」の場合であっても、メニュー札１０の後には常に３皿の同一ネタを載せた寿司皿１を載置する。このようにすることにより、例えば客室３で「まぐろ」が一皿も消費されなければ、つぎの皿数検出用の近接スイッチ１２によって検出されるパルス数は３個であるが、「まぐろ」が１皿消費されると、つぎの皿数検出用の近接スイッチ１２によって検出されるパルス数は２個となり、「まぐろ」が１皿消費されたことを直ちに知ることができる。同様にして「まぐろ」が２皿消費されると、つぎの皿数検出用の近接スイッチ１２によって検出されるパルス数は１個となり、「まぐろ」が２皿消費されたことを直ちに知ることができる。このようにして寿司ネタの種類の相違を考慮することなく、客室３内で消費された寿司ネタの種類と数量を容易に把握することができる。この寿司ネタの種類と数量の信号を管理盤１５から厨房２内の表示器２１に送信することにより厨房作業者に寿司ネタの消費動向を知らせることができる。また、管理盤１５からデータ保存用ＰＣ１７に信号を送信することにより、ＰＣ１７にデータを保存することができる。
【００２４】
なお、時間帯や季節要因、客層により消費される寿司ネタの種類には変動があり、消費量の多い寿司ネタと少ない寿司ネタの差違は小さくない。しかし、本発明によるシステムでは、この消費量変化に対して以下のようにして対応することができる。例えば、図２においてコンベアの上流側に位置するＡレーン４ａでは「まぐろ」の人気が高く、消費量が多いとすれば、Ａレーン４ａ途中または出口に設置されたメニュー札検出手段１１ｂ，１１ｃおよび皿数検出手段１２ｂ，１２ｃにより「まぐろ」の消費量が多いことが検出される。この事情を把握した厨房２内の厨房作業者は、Ａレーン４ａとＢレーン４ｂの折り返し搬送路である厨房２内に配設されたコンベア４ｆ上に「まぐろ」の寿司皿１を補給すればよい。ここで重要なことは、この補給をする場合であっても寿司ネタを識別するメニュー札１０と共に、同一寿司ネタを載せた３皿の寿司皿１を補給することである。このような措置によりコンベアの後流側のレーンであるＢレーン４ｂやＣレーン４ｃであっても、上流側のＡレーン４ａと同様に「まぐろ」の寿司を待ち時間を要することなく食することができる。その結果、大規模なシステムであってもコンベア４の上流側と下流側での寿司ネタの種類および寿司皿１の数量を平準化することができる。したがって、たとえコンベア４の下流側の席に座った客であっても、客は自分の好みの寿司ネタが搬送されて来るのを待つ時間が短縮され、客の店舗内での滞席時間も短縮される。その結果、店舗の利用効率を向上させることができる。
【００２５】
次に、皿数を検出するために設定時間識別標識１８を寿司皿１に取り付け、前記設定時間識別標識１８に設定時間を記憶させて設定時間検出器１９により皿数を検出すると共に、前記設定時間検出器１９からの信号を処理する制御手段１５により、前記設定時間の経過を把握して寿司の廃棄時期を判断する回転寿司搬送システムについて説明する。図５に示すように、設定時間識別標識１８は寿司皿１の裏底面に取り付けるのが好ましい。また、この設定時間識別標識１８には図４において示した識別標識１３と同じ不揮発性記憶素子（ＥＥＰ−ＲＯＭ）を用いることができる。この不揮発性記憶素子１８への時間設定は、厨房２内に置かれた書込み装置により寿司皿１をコンベア４ｄ上に載置する際に行われる。また、コンベア４上を流れる皿数の検出は、図２における皿数検出器１２に代替して、図６に略図を示すように不揮発性記憶素子１８の記憶情報である設定時間を読取る設定時間検出器１９を設け、その出力信号を管理盤１５へ送信することにより行うことができる。このような構成により設定時間検出器１９からコンベア４上を搬送される皿数と各寿司皿１の設定時間情報を得ることができる。したがって、この設定時間検出器１９からの出力信号を厨房２内に設置された管理盤１５へ送信することにより、コンベア４上に提供されてから時間が経過した寿司皿１を峻別して寿司の廃棄時期を判定することができる。
【００２６】
このような回転寿司搬送システムによれば、客室３に対して常時新鮮な寿司を搬送することができ、店舗に対する顧客満足度を向上させることができる。また、廃棄される寿司ネタの種類と数量を早期に把握できることから、廃棄される寿司の総量を低減することができる。
【００２７】
次に、無端コンベア４上に載置した後一定時間が経過して廃棄される寿司ネタの種類と皿数を検出し、所定時間ごとの廃棄寿司ネタの種類と皿数を表示し、記録保存する回転寿司搬送システムについて説明する。上述したような寿司皿１の裏底面に不揮発性記憶素子１８を取付けて設定時間を記憶させ、所定時間が経過した寿司を廃棄することは、顧客に新鮮な寿司を提供するためには欠くことのできないものであるが、廃棄される寿司の数量は利益に直結する重要事項である。廃棄量が少ないほど利益率が向上することは言うまでもない。そこで、図３に示すように廃棄寿司を制御する廃棄装置制御盤１６から、廃棄された寿司ネタの種類と廃棄量、廃棄日時に関する廃棄データを管理盤１５に取り込み、これらのデータを単位時間ごとに、又は単位日ごとにまとめてデータ保存用ＰＣ１７に送信し、データを格納保存する。そして、これらの蓄積情報から時間帯や季節要因の寿司消費に及ぼす影響を知ることができる。したがって、これらの要因を食材の仕入れに反映させることにより、食材の棚卸量を減らすことが可能となるし、在庫管理も容易になる。その結果、コスト低減を図ることができる。
【００２８】
次に、客室３で消費された寿司ネタの種類と皿数を音出力により厨房２内にいる作業者に知らせることを特徴とする回転寿司搬送システムについて説明する。上記の実施例によれば、客室３で消費された寿司ネタの種類と数量を迅速に把握することが可能となる。しかし、これらの情報を厨房２内に設置された表示器２１に表示するだけでは、厨房２内の調理作業者は視覚によって情報を知覚する必要がある。一方、厨房２内の作業者は調理等の作業を行っているわけであり、調理作業には視覚による知覚が不可欠である。したがって、度々表示器２１に目を向けることは調理作業に支障が生じ、作業能率の低下を来たすことにもなる。そこで、管理盤１５からのデータ出力を表示器２１に表示して目視で知覚可能にすると共に、厨房２内にスピーカ２２を設置して、このスピーカ２２から音声情報として消費された寿司ネタの種類と数量を厨房作業者に知覚できるようにした。このことにより、厨房作業者は調理作業に専念できる。したがって、厨房作業者の作業能率が向上し、店舗全体として人件費の低減を図ることができる。
【００２９】
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。たとえば前記実施例では、図４に示すように寿司ネタの種類を記憶させる識別標識１３として、不揮発性記憶素子であるＥＥＰ−ＲＯＭを用いて説明したが、ＥＥＰ−ＲＯＭに替えてバーコードを使用し、光学的手段により寿司ネタの種類を読取るようにすることもできる。また、前記実施例では、寿司ネタの種類を識別するためのメニュー札１０を載せた皿１の後流側コンベア４上に載置する一定数量の皿数を３皿として説明したが、皿数が３皿に限定されるものでないことは言うまでもない。さらに、前記実施例では食品として寿司を搬送するシステムについて述べたが、寿司以外の食品、たとえばサラダやデザート等の搬送をも行うことができる。
【００３０】
【発明の効果】
本発明における請求項１の食品搬送システムによれば、大規模なシステムであっても無端コンベアの上流側と下流側での寿司ネタの種類および寿司皿数量を平準化することができる。したがって、たとえコンベアの下流側の席に座った客であっても、客は自分の好みの寿司ネタが搬送されて来るのを待つ時間が短縮され、客の店舗内での滞席時間も短縮される。その結果、店舗の利用効率を向上させることができる。
【００３１】
本発明における請求項２の食品搬送システムによれば、客席に対して常時新鮮な寿司を搬送することができ、店舗に対する顧客満足度が向上する。また、廃棄される寿司ネタの種類と数量が適時に把握できることから、廃棄される寿司の総量を低減することができる。
【００３２】
本発明における請求項３の食品搬送システムによれば、廃棄される寿司ネタの種類と数量を経時的に把握することができるので、時間帯や季節要因による需要動向も推定可能になる。したがって、必要な時に必要な量だけ寿司ネタを仕入れることができ、食材の棚卸量を減らすことが可能となるし、在庫管理も容易になる。その結果、コスト低減を図ることができる。
【００３３】
本発明における請求項４の食品搬送システムによれば、厨房作業者は視覚によらず、聴覚により消費された寿司ネタの種類と数量を把握できるので、厨房作業に専念できる。したがって、厨房作業者の作業能率が向上し、同数の客に対して少ない人員で対応できるので、店舗全体としての人件費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す平面図である。
【図２】本発明の実施例を示す回転寿司搬送システムの無端コンベア構成図である。
【図３】本発明の実施例を示す回転寿司搬送システムの制御部構成図である。
【図４】メニュー札を載置した容器の外観を示す斜視図である。
【図５】識別標識が取付けられた容器の裏底面を示す斜視図である。
【図６】設定時間検出器の設置状況を示す無端コンベアの断面図である。
【符号の説明】
１ 容器（皿）
２ 厨房
３ 客室
４ 無端コンベア（搬送路）
１０ メニュー札
１１ メニュー札検出手段（メニュー札検出器）
１２ 容器数検出手段（皿数検出器、近接スイッチ）
１５ 制御手段（管理盤）
１８ 設定時間識別標識（不揮発性記憶素子）
１９ 設定時間検出器[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a food transport system, and more particularly, to a food transport system of a revolving sushi restaurant that can quickly determine the type and quantity of consumed sushi ingredients.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in this type of food conveyor system of a conveyor belt sushi restaurant, as a means for detecting the number of sushi plates conveyed by the endless conveyor, an identification mark is attached to the back bottom surface of the sushi plate, and a sushi plate that circulates on the endless conveyor is used. One that is detected by a reading device provided at one or two locations is known. In addition, while displaying the types of various sushi foods circling on the endless conveyor, a menu tag is placed on the endless conveyor to determine the type of sushi food consumed by the customer, and placed at one or two places on the endless conveyor. Some reading devices provided receive the information on the menu tag (for example, see Patent Documents 1 and 2).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2003-52518 (FIGS. 3 and 4)
[Patent Document 2]
JP-A-2003-52519 (paragraphs 0006 and 0007)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conveyor belt sushi transport system according to the above-described conventional technology, although it is possible to know the type and number of dishes of sushi consumed in a guest room, a sushi plate on which sushi is placed is transferred to an endless conveyor (hereinafter simply referred to as a “conveyor”). It is not possible to know the type of sushi material consumed and the number of dishes until one round after it is placed on the sushi. Therefore, in a small-scale system in which the conveyor is constituted by one loop in the form of an island, the time required for the conveyor to make one round is short, and although the inconvenience does not appear, the conveyor as shown in FIG. In a large-scale system in which a number of peninsulas are connected, the time required for the conveyor to make one round becomes longer, and various inconveniences become apparent.
[0005]
That is, in a large-scale conveyor belt sushi transport system, a customer sitting on the customer seat located on the upstream side of the conveyor has many dishes on which sushi is placed after the menu tag, and selects and eats various sushi ingredients. be able to. On the other hand, for customers sitting on the downstream seats of the conveyor, the higher the sales of sushi items, the higher the probability of being consumed in the upstream seats. The plate on which sushi is served does not flow on the conveyor, and it takes time to eat the desired sushi material. Under such circumstances, the number of people sitting on the downstream seats is reduced, and customers are concentrated on the upstream seats, which hinders effective use of the entire store. In addition, there is a problem that the customer satisfaction of the customer sitting on the downstream seat decreases, and the customer's feet are far away.
[0006]
Further, in a large-scale sushi conveyor system, cost reduction is strongly demanded to provide sushi at a uniform price regardless of the type of sushi material. For that purpose, it is necessary to reduce the amount of sushi to be discarded, thereby eliminating waste of food costs and waste of disposal costs. Therefore, it is necessary to reduce the amount of sushi discarded by supplying sushi ingredients in a timely and appropriate amount on a conveyor in accordance with the consumption trends of customers. It is also necessary to improve the work efficiency in the kitchen to reduce store expenses.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and in a food transport system adopted in a large-scale revolving sushi restaurant, the transport amount of a portion along a flow of an endless conveyor is leveled, and thus the entire store is It is a first object of the present invention to improve the utilization efficiency of a computer.
[0008]
A second object of the present invention is to reduce the amount of sushi waste and thereby reduce costs by supplying in a timely manner a type of sushi material suitable for the consumption trend of customers, in an amount suitable for the consumption amount. It is.
[0009]
A third object of the present invention is to improve the efficiency of work in the kitchen and reduce the cost of the entire store.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The food transport system according to claim 1 of the present invention is a food transport system that transports a container loaded with food to a passenger cabin by an endless conveyor, wherein a menu tag that can identify a type of food is placed separately from the container loaded with the food. Placed on the endless conveyor, a container on which food corresponding to the contents of the menu tag is placed on the downstream endless conveyor on which the menu tag is placed, and the flow direction of the endless conveyor. A menu tag detecting means for detecting the menu tag and a container number detecting means for detecting the number of containers at a plurality of locations, the output from the menu tag detecting means at the plurality of locations and the output from the container number detecting means at the plurality of locations. And control means for calculating the type of food consumed and the number of containers in each part of the container number detection means, and the type of food consumed and the number of containers are displayed each time a menu tag is detected. It is intended to.
[0011]
According to the configuration of claim 1, even in a large-scale system, the types of foods and the number of food containers on the upstream side and the downstream side of the endless conveyor can be equalized, and the use efficiency of the store is improved. Can be done.
[0012]
In the food transport system according to claim 2 of the present invention, a set time identification sign is attached to the container as the container number detection means, the set time is stored in the set time identification sign, and the number of containers is detected by the set time detector The control means for processing a signal from the set time detector grasps the lapse of the set time and determines the sushi disposal time.
[0013]
According to the configuration of the second aspect, fresh food can always be transported to the customer seat, and customer satisfaction with the store is improved.
[0014]
The food transport system according to claim 3 of the present invention detects the type of food and the number of containers that are discarded after a certain period of time after being placed on the endless conveyor, and the type and number of containers of waste food for each predetermined time. Is displayed and recorded and stored.
[0015]
According to the configuration of the third aspect, the type and quantity of the food to be discarded can be grasped over time, and the consumption trend due to the time zone and seasonal factors can be estimated.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a food transport system for notifying the type of food consumed in a guest room and the number of containers in a kitchen by sound output.
[0017]
According to the configuration of the fourth aspect, the kitchen worker can recognize the type and quantity of the sushi spoiler consumed at the customer's seat by hearing, not visually.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view showing an arrangement of customer seats in a store of a large-scale conveyor belt sushi to which the present invention is applied. In a large-scale conveyor belt sushi restaurant, several peninsula-shaped lanes 4a, 4b, and 4c are formed on the transport path by the endless conveyor 4 in order to effectively use the store floor, and one endless end as a whole. It is composed of a conveyor 4. The kitchen 2 and the guest room 3 are separated by a partition 5, and a transport path 4 d other than the lanes 4 a, 4 b, and 4 c protruding into the guest room 3 in a peninsula shape is disposed in the kitchen 2. The sushi plate 1 on which various sushi ingredients are placed is placed on a conveyor 4d flowing through the kitchen 2 among the endless conveyors 4, and is circulated and transported into the passenger compartment 3. Further, on both sides of each of the lanes 4a, 4b, 4c in the guest room 3, a legged table 6 and a counter table 7 are provided so as to be provided to customers who come to the store. At the exit of the C lane 4c, there is provided a disposal device 8 for selecting and discarding sushi that has become old after a predetermined time has elapsed since the sushi was provided.
[0019]
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining the configuration of the conveyor belt sushi transport system installed in the store shown in FIG. The plate 1 on which the sushi placed on the transport path 4d in the kitchen 2 is first transported to the A lane 4a, and then to the B lane 4b and the C lane 4c sequentially. The transport paths 4f and 4g that constitute the turn-back portion of each lane are installed in the kitchen 2. That is, a transport path 4f is provided at a turn-back portion between the A lane 4a and the B lane 4b, and a transport path 4g is provided at a turn-back portion between the B lane 4b and the C lane 4c. Each lane is provided with an entrance section, an exit section, and a menu label detection section 11 for detecting a menu label 10 and a dish number detection section 12 for detecting the number of dishes in an intermediate section. For example, regarding the A lane 4a, the menu tag detector 11a and the number of dishes detector 12a are provided at the entrance, the menu tag detector 11c and the number of dishes 12c are provided at the exit, and the menu tag detector 11b is provided at the middle. And a plate number detector 12b. Similarly, for the B lane 4b and the C lane 4c, three pairs of menu tag detectors 11 and number of dishes detectors 12 are attached. Therefore, in the embodiment shown in FIG. 2, a total of nine pairs of menu tag detectors 11 and plate number detectors 12 are mounted on the entire transport path. Further, both the menu tag detector 11 and the number of dishes 12 can detect the number of menu tags and the number of dishes in a non-contact manner.
[0020]
Here, the conveying path by the conveyor 4 will be briefly described. The conveying path is a crescent conveyor (not shown) in which several hundred sheets of a crescent-shaped synthetic resin plate are rotatably connected via a chain. Is formed. The transport path can be moved in the direction of the arrow by driving a motor, and the moving speed can be adjusted as needed.
[0021]
Next, a menu tag detecting means for detecting the type of sushi material will be described with reference to FIGS. There are various types of sushi, such as "tuna" and "squid", but some consume a large amount and some consume less. In addition, the consumption of each sushi material is affected by time of day and seasonal factors and is not always constant. Therefore, as shown in FIG. 4, a menu tag 10 specifying the type of sushi is placed on the sushi plate 1 instead of sushi, and the sushi is flowed on the conveyor 4. On the upper surface of the menu tag 10, an identification mark 13 storing the type of the sushi is fixed. As the identification mark 13, a non-volatile storage element (EEP-ROM) that can be detected in a non-contact manner can be used. The information stored in the nonvolatile storage element 13 is read by a menu tag detector 11 provided in the middle of the transport path. Therefore, if a menu tag detector 11 reads a sushi material "tuna", the plate 1 on which the menu tag 10 "tuna" is placed flows on the conveyor at that position. The menu tag detector 11 can read the information stored in the nonvolatile storage element 13 in a non-contact manner if the distance is within a certain range. As shown in FIG. 3, the output of the menu tag detector 11 provided in the middle of the transport path is sent to the management panel 15 installed in the kitchen 2 by wire or wirelessly.
[0022]
Next, the plate number detecting means 12 of the sushi plate 1 will be described with reference to FIG. As the number-of-plates detecting means 12, a commercially available proximity switch can be used. More specifically, a proximity switch is installed at a side or below the sushi plate 1 conveyed by the endless conveyor 4 and not interfering with the crescent as a conveyor member. As a result, the output signal of the proximity switch is turned on and off every time the sushi dish 1 passes through the portion where the proximity switch is installed. Then, the detected output signal is sent to the management panel 15 installed in the kitchen 2 by radio or wire. Further, the same number of proximity switches as the number of dishes detecting means 12 are provided in pairs with the number of the menu tag detectors 11 for detecting the menu tag 10 in the middle of the transport path.
[0023]
Here, in order to detect the number of dishes, it is only necessary to count the number of pulses of the proximity switch detected after detecting certain menu tag information and before detecting the next menu tag information. The number of pulses counted from detection of certain menu tag information to detection of the next menu tag information corresponds to the number of sushi plates conveyed. A feature of the present invention is that the number of sushi plates 1 placed on the downstream conveyor 4 of the menu tag 10 for identifying the type of sushi is always fixed, regardless of the type of sushi. . For example, if the number of dishes is determined to be three, three sushi dishes 1 of the same material are always placed on the downstream conveyor 4 of the menu tag 10 regardless of the type of sushi material. Regardless of whether the sushi material is “tuna” or “squid”, three sushi plates 1 on which the same material is placed are always placed after the menu tag 10. In this way, for example, if no dish of “tuna” is consumed in the cabin 3, the number of pulses detected by the proximity switch 12 for detecting the number of dishes is three, but “tuna” is When one dish is consumed, the number of pulses detected by the proximity switch 12 for detecting the next number of dishes becomes two, and it is possible to immediately know that one tuna has been consumed. Similarly, when two dishes of “tuna” are consumed, the number of pulses detected by the next switch 12 for detecting the number of dishes is one, and it is immediately known that two dishes of “tuna” have been consumed. it can. In this way, the type and quantity of the sushi material consumed in the guest room 3 can be easily grasped without considering the difference in the type of the sushi material. By transmitting the signal of the type and quantity of the sushi material from the management panel 15 to the display 21 in the kitchen 2, it is possible to inform the kitchen worker of the consumption trend of the sushi material. In addition, by transmitting a signal from the management panel 15 to the PC 17 for data storage, data can be stored in the PC 17.
[0024]
It should be noted that there is a variation in the type of sushi ingredients consumed depending on time of day, seasonal factors, and customer groups, and the difference between sushi ingredients that consume a large amount and sushi ingredients that are small is not small. However, the system according to the present invention can cope with this change in consumption amount as follows. For example, in FIG. 2, in the A lane 4a located on the upstream side of the conveyor, "tuna" is popular and the consumption is large. If the tuna is consumed, the menu tag detecting means 11b and 11c installed in the A lane 4a or at the exit are provided. The number of dishes 12b and 12c detects that the consumption of "tuna" is large. The kitchen worker in the kitchen 2 having grasped this situation can supply the "tuna" sushi plate 1 on the conveyor 4f provided in the kitchen 2 which is the return transport path of the A lane 4a and the B lane 4b. Good. What is important here is to supply three sushi plates 1 on which the same sushi material is placed together with the menu tag 10 for identifying the sushi material even in the case of this supply. Even if the lanes B4 and C4c, which are the lanes on the downstream side of the conveyor due to such measures, eat "tuna" sushi without waiting time similarly to the lane 4a on the upstream side. Can be. As a result, the type of sushi and the number of sushi plates 1 on the upstream and downstream sides of the conveyor 4 can be equalized even in a large-scale system. Therefore, even if the customer is sitting on the downstream seat of the conveyor 4, the customer can wait for their favorite sushi material to be transported, and the customer's staying time in the store can be reduced. Be shortened. As a result, the use efficiency of the store can be improved.
[0025]
Next, in order to detect the number of dishes, a set time identification sign 18 is attached to the sushi dish 1, the set time is stored in the set time identification mark 18, the number of dishes is detected by a set time detector 19, and the setting time is set. A rotating sushi transport system in which the control means 15 which processes a signal from the time detector 19 grasps the lapse of the set time and determines the sushi disposal time will be described. As shown in FIG. 5, it is preferable that the set time identification mark 18 is attached to the back bottom surface of the sushi plate 1. In addition, the same nonvolatile memory element (EEP-ROM) as the identification mark 13 shown in FIG. The setting of the time in the nonvolatile storage element 18 is performed when the sushi plate 1 is placed on the conveyor 4d by the writing device placed in the kitchen 2. Further, the detection of the number of dishes flowing on the conveyor 4 is performed by replacing the dish number detector 12 in FIG. 2 with a set time for reading a set time which is information stored in the nonvolatile storage element 18 as schematically shown in FIG. This can be performed by providing the detector 19 and transmitting the output signal to the management panel 15. With such a configuration, the number of dishes conveyed on the conveyor 4 and the set time information of each sushi dish 1 can be obtained from the set time detector 19. Therefore, by transmitting the output signal from the set time detector 19 to the control panel 15 installed in the kitchen 2, the sushi plate 1 which has been provided on the conveyor 4 and which has passed the time has been distinguished from each other. The disposal time can be determined.
[0026]
According to such a rotating sushi transport system, fresh sushi can be transported to the guest room 3 at all times, and customer satisfaction with the store can be improved. In addition, since the type and quantity of sushi to be discarded can be grasped at an early stage, the total amount of sushi to be discarded can be reduced.
[0027]
Next, the type and number of plates of sushi that are discarded after a certain period of time after being placed on the endless conveyor 4 are detected, and the type and number of plates of sushi that are discarded for each predetermined time are displayed and stored. The conveyor belt sushi transport system is described. Attaching the nonvolatile storage element 18 to the back bottom surface of the sushi plate 1 as described above to store the set time, and discarding the sushi after a predetermined time is indispensable for providing fresh sushi to customers. Although not possible, the amount of sushi to be discarded is an important factor that directly affects profits. It goes without saying that the smaller the amount of waste, the higher the profit margin. Therefore, as shown in FIG. 3, from the disposal device control panel 16 for controlling the disposal of sushi, the disposal data relating to the type, the disposal amount, and the disposal date and time of the disposed sushi are taken into the management panel 15 and these data are collected every unit time. The data is transmitted to the data storage PC 17 collectively for each unit day, and the data is stored and stored. Then, from these accumulated information, it is possible to know the effect of time and seasonal factors on sushi consumption. Therefore, by reflecting these factors in the procurement of foodstuffs, it becomes possible to reduce the inventory of foodstuffs and to facilitate inventory management. As a result, cost can be reduced.
[0028]
Next, a description will be given of a rotating sushi transport system characterized by notifying a worker in the kitchen 2 of the type and the number of dishes consumed in the guest room 3 by sound output. According to the above embodiment, it is possible to quickly grasp the type and quantity of the sushi ingredients consumed in the guest room 3. However, simply displaying such information on the display 21 installed in the kitchen 2 requires the cooking operator in the kitchen 2 to visually perceive the information. On the other hand, the worker in the kitchen 2 performs work such as cooking, and visual perception is indispensable for the cooking work. Therefore, frequent attention to the display 21 may hinder the cooking operation, resulting in a decrease in work efficiency. Therefore, the data output from the management panel 15 is displayed on the display 21 so that the data can be visually perceived, and a speaker 22 is installed in the kitchen 2, and the type of the sushi material consumed as audio information from the speaker 22 is set. And the quantity can be perceived by kitchen workers. This allows the kitchen worker to concentrate on cooking. Therefore, the work efficiency of the kitchen worker is improved, and the labor cost of the entire store can be reduced.
[0029]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. For example, in the above embodiment, as shown in FIG. 4, the identification mark 13 for storing the type of sushi is described using an EEP-ROM which is a nonvolatile storage element, but a bar code is used instead of the EEP-ROM. Alternatively, the type of sushi material can be read by optical means. Further, in the above-described embodiment, the fixed number of plates placed on the downstream conveyor 4 of the plate 1 on which the menu tag 10 for identifying the type of the sushi is placed is described as three plates. It is needless to say that is not limited to three dishes. Furthermore, in the above-described embodiment, a system for transporting sushi as food has been described, but it is also possible to transport food other than sushi, such as salads and desserts.
[0030]
【The invention's effect】
According to the food transport system of the first aspect of the present invention, the types of sushi and the number of sushi dishes on the upstream and downstream sides of the endless conveyor can be equalized even in a large-scale system. Therefore, even if the customer is sitting on the downstream seat of the conveyor, the customer can wait for their favorite sushi to be transported and the customer's staying time in the store is also reduced. Is done. As a result, the use efficiency of the store can be improved.
[0031]
According to the food transport system of claim 2 of the present invention, fresh sushi can always be transported to the customer seat, and customer satisfaction with the store is improved. In addition, since the type and quantity of sushi to be discarded can be grasped in a timely manner, the total amount of sushi to be discarded can be reduced.
[0032]
According to the food transport system of claim 3 of the present invention, the type and quantity of sushi ingredients to be discarded can be grasped over time, so that demand trends due to time zones and seasonal factors can be estimated. Therefore, it is possible to purchase the necessary amount of sushi material when necessary, and it is possible to reduce the stock amount of the food material, and the inventory management becomes easy. As a result, cost can be reduced.
[0033]
According to the food transport system of the fourth aspect of the present invention, the kitchen worker can recognize the type and quantity of the consumed sushi material by hearing, not visually, and can concentrate on the kitchen work. Therefore, the work efficiency of the kitchen worker is improved, and the same number of customers can be handled with a small number of workers, so that the labor cost of the whole store can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of an endless conveyor of a conveyor belt sushi transport system showing an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a configuration diagram of a control unit of the conveyor belt sushi transport system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing an appearance of a container on which a menu tag is placed.
FIG. 5 is a perspective view showing a back bottom surface of the container to which the identification mark is attached.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an endless conveyor showing a setting state of a set time detector.
[Explanation of symbols]
1 container (dish)
2 Kitchen 3 Guest room 4 Endless conveyor (transport path)
10 Menu tag 11 Menu tag detecting means (Menu tag detector)
12 Container number detection means (pan number detector, proximity switch)
15 control means (management panel)
18 Set time identification indicator (non-volatile storage element)
19 Set time detector
