JP2004289270A - 携帯型無線端末機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る携帯型無線端末機においては、本体ケーシング10に開閉可能に連結された蓋体ケーシング20に、その表面と裏面の間を貫通する開口部23が形成され、該開口部23には、長方形の外形を有するディスプレイパネル40が収容され、該ディスプレイパネル40は、前記開口部23にて反転可能に支持されている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機の如く、扁平なキャビネットを具えた携帯型無線端末機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、扁平なキャビネットの表面と裏面にディスプレイを配置した携帯電話機が知られている。
例えば図8及び図9示す折り畳み式携帯電話機においては、本体ケーシング(81)に蓋体ケーシング(82)がヒンジ機構(80)を介して開閉可能に連結して構成されている。本体ケーシング(81)の前面には、複数の操作キー(83)が配列されると共に、該操作キー(83)の下方には送話部(85)が設けられている。又、蓋体ケーシング(82)の前面には、メインディスプレイ(84)が配置されると共に、該メインディスプレイ(84)の上方には受話部(86)が設けられている。
又、図9に示す如く、蓋体ケーシング(82)の背面には、サブディスプレイ(87)が配置されると共に、該サブディスプレイ(87)の近傍にはCCDカメラ(88)が配備されている。
【0003】
図8及び図9に示す折り畳み式携帯電話機において、両ケーシング(81)(82)を閉じた場合には、サブディスプレイ(87)によって時刻や着信などが表示される。又、カメラ撮影のとき、ユーザ自身を撮影するときにはサブディスプレイ(87)にCCDカメラ(88)による画像が映し出される。
【0004】
しかしながら、サブディスプレイ(87)はメインディスプレイ(84)よりも小さいので、ユーザ自身を撮影する場合、ユーザ自身の姿をサブディスプレイ(84)にて確認しながら撮影を行なうことは困難であった。
かかる問題を解決するために、サブディスプレイをメインディスプレイの如く大きくすることが考えられる。しかしながら、サブディスプレイは、本来、本体を閉じ状態に設定してメインディスプレイが露出していない場合に、必要最小限の情報をユーザが確認するために本体の裏面に配備されたものである。そのため、サブディスプレイの大型化が要求されるのは、ユーザが、自身を本体の裏面に配備されたカメラによって撮影するときのみであり、それ以外にサブディスプレイの大型化が要求される機会は少ない。加えて、サブディスプレイを大型化することによって、コストが従来よりも高くなることや、キャビネットの厚さが増大して電話機自体が大型化する問題が生じる。
【0005】
上記問題を解決することが可能な折り畳み式携帯電話機として、例えば図10に示す如く、本体ケーシング(91)にヒンジ機構(97)及び回転軸(98)を介して蓋体ケーシング(92)を支持した折り畳み式携帯電話機が提案されている(特許文献2参照)。
該折り畳み式携帯電話機においては、本体ケーシング(91)の表面に複数の操作キー(93)が配備されると共に、該操作キー(93)の下方には送話部(95)が配備されている。又、蓋体ケーシング(92)の表面には、ディスプレイ(94)が配備され、該ディスプレイ(94)の上方には受話部(96)が配備されている。
【0006】
図10に示す折り畳み式携帯電話機においては、蓋体ケーシング(92)を開閉方向に垂直な軸を中心として反転させることが出来るので、本体ケーシング(91)の裏面にカメラを配備した場合においても、蓋体ケーシング(92)を反転させて、ディスプレイ(94)の向きとカメラの向きを同じ方向に設定することが出来る。これによって、ユーザは、自身をカメラ撮影するときにも、ディスプレイ(94)にて自身の撮影位置を確認しながらカメラ撮影を行なうことが出来る。
又、蓋体ケーシング(92)を反転させた状態で両ケーシング(91)(92)を閉じ状態に設定することも可能であり、その場合、ディスプレイ(94)を従来のサブディスプレイのように使用することが出来る。
従って、本体の裏面にサブディスプレイを設ける必要はなく、コストを節減することが出来ると共に、電話機本体を従来よりも薄くすることが出来る。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−298513号公報(
【0039】、
【図2】)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示す折り畳み式携帯電話機においては、蓋体ケーシング(92)を反転させると、送話部(95)と受話部(96)が反対方向を向くこととなり、このときに着信があった場合には、蓋体ケーシング(92)を反転させて送話部(95)と受話部(96)を同じ方向に向ける操作が必要となる。この様に、図10に示す折り畳み式携帯電話機においては、蓋体ケーシング(92)を反転させたときに着信があると、その着信に応答するための操作が従来よりも煩雑となる問題がある。
【0009】
そこで本発明の目的は、ディスプレイの向きを反転させることが可能な携帯型無線端末機において、ディスプレイの向きに拘わらず、着信に応答するための操作が簡易な携帯型無線端末機を提供することである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る携帯型無線端末機において、扁平なキャビネットには、その表面と裏面の間を貫通する開口部(23)が形成され、該開口部(23)には、ディスプレイパネル(40)が収容され、該ディスプレイパネル(40)は、前記開口部(23)にて反転可能に支持されている。
【0011】
又、具体的構成において、前記キャビネットには、ディスプレイパネル(40)を反転可能に支持する枢支機構が配備されている。
【0012】
上記本発明に係る携帯型無線端末機においては、ディスプレイパネル(40)のみをキャビネットに対して反転させることが出来、これによって、ディスプレイパネル(40)の画面の表示方向を、キャビネットの表面側に設定することが出来ると共にキャビネットの裏面側に設定することが出来る。この結果、キャビネットの他の部分の位置関係がディスプレイパネル(40)を反転させる以前と以後で変化することはない。
従って、ディスプレイパネル(40)の画面がキャビネットの裏面側に向けられている場合にも、ディスプレイパネル(40)の画面がキャビネットの表面側に向けられていたときと同じ様に、容易に着信に応答することが出来る。
【0013】
又、具体的構成において、前記枢支機構は、上下方向に伸びる枢軸を有し、該枢軸によってディスプレイパネル(40)の上端部と下端部の少なくとも何れか一方が枢支されている。
該具体的構成においては、ユーザに対するディスプレイパネル(40)の画面の表示が、ディスプレイパネル(40)を反転させることによって逆向きになることはない。従って、ディスプレイパネル(40)の反転に伴って、該ディスプレイパネル(40)の画面の逆向き表示の補正を行なう必要はなく、又、ユーザがディスプレイパネル(40)の反転にあわせてキャビネットの保持姿勢を変える必要はない。
【0014】
又、具体的構成において、前記ディスプレイパネル(40)は、前記枢支機構の枢軸を中心線として線対称の外形を有している。
該具体的構成において、ディスプレイパネル(40)は線対称な外形の中心線を枢軸として反転するので、ディスプレイパネル(40)を反転させた後の端縁は、ディスプレイパネル(40)を反転させる前の端縁と一致する。これによって、前記開口部(23)をディスプレイパネル(23)の外形に等しい大きさ若しくは僅かに大きい断面形状に形成することが出来、この結果、キャビネットに設ける開口部の大きさを最小化することが出来る。
【0015】
又、具体的構成において、前記キャビネットには、その表面又は裏面の何れかにカメラ(42)が配備されている。
該具体的構成においては、カメラ(42)に対してディスプレイパネル(40)を反転させることが出来るので、これによって、カメラ(42)と同じ方向にディスプレイパネル(40)の画面を向けることが出来ると共に、カメラ(42)とは反対の方向にディスプレイパネル(40)の画面を向けることが出来る。
従って、ユーザは、景色などをカメラ撮影する場合に、カメラ(42)とディスプレイパネル(40)の画面を互いに反対方向に向けることにより、ディスプレイパネル(40)の画面によりカメラ(42)による画像を確認しながら撮影を行なうことが出来る。又、ユーザ自身を撮影する場合には、カメラ(42)とディスプレイパネル(40)の画面を同じ方向に向けることにより、ディスプレイパネル(40)の画面に映し出された自身の姿を確認しながらカメラ撮影を行なうことが出来る。
【0016】
又、具体的構成において、前記キャビネットは、本体ケーシング(10)と、蓋体ケーシング(20)と、両ケーシング(10)(20)を互い開閉可能に連結するヒンジ機構(30)とから構成されており、該キャビネットには、
両ケーシング(10)(20)の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
前記ディスプレイパネル(40)の向きを検知する向き検知手段と、
前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の開き状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット表面側と検知された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を通常の使用状態である第1画面表示状態に設定し、前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット裏面側と検知された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を前記第1画面表示状態よりも表示すべき情報量を減少させた第2画面表示状態に設定し、前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット表面側と検知された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を停止する、画面表示制御手段
とが内蔵されている。
【0017】
該具体的構成において、ディスプレイパネル(40)の画面の表示は、両ケーシング(10)(20)の開閉状態と、ディスプレイパネル(40)の向きとによって、切り替えられる。
従って、ユーザは、ディスプレイパネル(40)の画面の表示を、両ケーシング(10)(20)の開閉操作とディスプレイパネル(40)の反転操作とによって切り替えることが出来る。
【0018】
更に具体的な構成として、前記キャビネットには、その表面又は裏面の何れかにカメラ(42)が配備されると共に、
カメラ(42)による撮影モードが設定されているか否かを判断する判断手段と、
前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット裏面側と検知され、更に判断手段によりカメラ(42)による撮影モードではないと判断された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を前記第2画面表示状態に設定し、前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット裏面側と検知され、更に判断手段にてカメラ(42)による撮影モードであると判断された場合にディスプレイパネル(40)の画面にカメラ(42)による画像を表示する、画面表示制御手段
とが内蔵されている。
【0019】
該具体的構成において、ディスプレイパネル(40)の画面の表示は、両ケーシング(10)(20)の開閉状態とディスプレイパネル(40)の向きとカメラ(42)による撮影モードの設定とによって切り替えられる。
従って、ユーザは、ディスプレイパネル(40)の画面の表示を、両ケーシング(10)(20)の開閉操作とディスプレイパネル(40)の反転操作とカメラ(42)による撮影モードの設定操作とによって切り替えることが出来る。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係る携帯型無線端末機によれば、ディスプレイの向きに拘わらず、着信に応答するための操作が簡易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を折り畳み式携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る折り畳み式携帯電話機においては、図1に示す如く、本体ケーシング(10)に蓋体ケーシング(20)がヒンジ機構(30)を介して開閉可能に連結して構成されており、これによって、蓋体ケーシング(20)は、図1の如く両ケーシング(10)(20)の表面を露出させた開き状態と、図2の如く両ケーシング(10)(20)の表面を対向させた閉じ状態との間で、本体ケーシング(10)に対して開閉可能である。
【0022】
本体ケーシング(10)の表面には、複数の操作キー(11)が配列されると共に、該操作キー(11)の下方にはマイクロフォン(12)が設けられている。又、本体ケーシング(10)の側面には、複数のサイドキー(13)が配列されている。
蓋体ケーシング(20)には、図3に示す如く、その表面と裏面の間を貫通する開口部(23)が形成されており、該開口部(23)には、表面に画面を具えたディスプレイパネル(40)が収容されると共に、開口部(23)の側部には、ディスプレイパネル(40)の画面の向きが蓋体ケーシング(20)の表面側と裏面側の何れに向いているかを検知する向き検知器(55)が設けられている。
又、蓋体ケーシング(20)の上端部には、アンテナ(24)が突設され、開口部(23)の上方には、スピーカ(22)が配備されると共に、開口部(23)の下方には、蓋体ケーシングの開閉状態を検知する開閉検知器(54)が設けられている。又、蓋体ケーシング(20)の裏面には、図2に示す如く、ヒンジ機構(30)の近傍にカメラ(42)が配備されている。
【0023】
図3に示す如く、ディスプレイパネル(40)は、蓋体ケーシング(40)の上下方向に伸びる直線を中心線として線対称の長方形の外形を有しており、ディスプレイパネル(40)の上端部と下端部にはそれぞれ、前記中心線と交わる位置に一対の係合ピン(31)(31)が突設されている。
蓋体ケーシング(20)の開口部(23)の上端部と下端部には、一対の係合孔(図示省略)が凹設され、該一対の係合孔に前記一対の係合ピン(31)(31)が係合することによって枢支機構が構成されており、これによって、ディスプレイパネル(40)は、蓋体ケーシング(20)の開口部にて、図1の如くディスプレイパネル(40)の画面を蓋体ケーシング(20)の表面側に向けた位置と、ディスプレイパネル(40)の画面を蓋体ケーシング(20)の裏面側に向けた位置との間で、反転可能に取り付けられることとなる。
【0024】
図6は、上記折り畳み式携帯電話機の電気的構成を表わしている。図示の如く、デュープレクサ(51)に対して並列に受信回路(52)及び送信回路(53)が接続されており、アンテナ(24)によって受信された信号は、デュープレクサ(51)を経て受信回路(52)に供給され、受話信号が復調される。該受話信号は、制御回路(50)を経てスピーカ(22)に供給されて放音される。又、マイクロフォン(12)から入力された送話信号は、制御回路(50)を経て送信回路(53)に供給され、変調を受ける。変調を受けた送話信号は、デュープレクサ(51)を経てアンテナから送信される。
又、制御回路(50)には、前記開閉検知器(54)及び向き検知器(55)が接続されており、開閉検知器(54)から得られる開/閉検知信号が制御回路(50)に供給されると共に、向き検知器(55)から得られる表面側/裏面側検知信号が制御回路(50)に供給される。
更に、制御回路(50)には、上述のディスプレイパネル(40)と、カメラ(42)と、複数の操作キー(11)が接続されると共に、メモリ(14)が接続されている。
【0025】
上記折り畳み式携帯電話機においては、着信時に着信日時や発呼者の電話番号の着信データが取得され、過去の着信時についての着信データからなる着信履歴がメモリ(14)に格納される。該着信履歴は、ユーザの着信履歴表示に応じて、ディスプレイパネル(40)の画面に表示される。そして、ユーザが着信履歴に含まれる複数人の発呼者の着信データの中から、所望の着信データを選択すると、その発呼者に対して自動的に発呼が行なわれる。
【0026】
本発明に係る折り畳み式携帯電話機においては、両ケーシング(10)(20)の開閉状態と、ディスプレイパネル(40)の画面の向きと、カメラ(42)による撮影モードの設定とによって、ディスプレイパネル(40)の画面の表示を切り替えるベく、図7に示す画面表示切り替え手続きが実行される。
【0027】
折り畳み式携帯電話機の電源がオンになると、制御回路(50)は、先ずステップS1にて、蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して開き状態に設定されているか否かを判断し、ここで蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して開かれており、イエスと判断されると、ステップS2に移行して、ディスプレイパネル(40)が蓋体ケーシング(20)に対して表面側を向いているか否かを判断する。ここでイエスと判断されると、ステップ3に移行して、カメラ(42)による撮影モードが設定されているか否かを判断し、ここでイエスと判断されると、ステップS4に移行して、ディスプレイパネル(40)の画面にカメラ(42)による撮影画像を表示する。
【0028】
又、蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して開き状態に設定されると共に、ディスプレイパネル(40)の画面が表面側を向いており、更にカメラ(42)による撮影モードに設定されておらず、ステップS3でノーと判断された場合には、ステップS5に移行して、ディスプレイパネル(40)の画面の表示を、通常の使用状態である第1画面表示状態に設定する。
【0029】
又、蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して開き状態に設定されると共に、ディスプレイパネル(40)の画面が裏面側を向いており、ステップS2にてノーと判断された場合には、ステップS7に移行してディスプレイパネル(40)の表示動作を停止する。
【0030】
蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して閉じ状態に設定されており、ステップS1にてノーと判断されたときには、ステップS6に移行して、ディスプレイパネル(40)が蓋体ケーシング(20)に対して表面側を向いているか否かを判断する。ここでイエスと判断されると、ステップS7に移行して、ディスプレイパネル(40)の表示動作を停止する。
【0031】
又、蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して閉じ状態に設定されると共に、ディスプレイパネル(40)の画面が裏面側を向いており、ステップS6にてノーと判断されたときには、ステップ8に移行して、カメラ(42)による撮影モードか否かを判断し、ここでイエスと判断されると、ステップS4に移行して、ディスプレイパネル(40)にカメラ(42)による撮影画像を表示する。
【0032】
又、蓋体ケーシング(20)が本体ケーシング(10)に対して閉じ状態に設定されると共に、ディスプレイパネル(40)の画面が裏面側を向いており、更にカメラ(42)による撮影モードに設定されておらず、ステップS8にてノーと判断された場合には、ステップS9に移行して、ディスプレイパネル(40)の画面の表示を、第1画面表示状態よりも表示すべき情報量を減少させた第2画面表示状態に設定する。
【0033】
上記本発明の折り畳み式携帯電話機は、図1に示す如く、両ケーシング(10)(20)を開いた状態に設定して、通話、メールの作成、カメラ(42)による撮影が行なわれる。通話やメールの作成を行なう場合には、図1に示す如く、蓋体ケーシング(20)に反転可能に取り付けられたディスプレイパネル(40)を蓋体ケーシング(20)の表面側に設定する。このとき、制御回路(50)によって、両ケーシング(10)(20)の開き状態と、ディスプレイパネル(40)の画面の向きが表面側であることと、カメラ(42)による撮影モードが設定されていないことが判断され、ディスプレイパネル(40)の画面の表示は、通常の使用状態である第1画面表示状態に設定される。
従って、着信時には、ディスプレイパネル(40)の画面に相手の電話番号や氏名が表示され、これに応答して操作キー(11)によるオフフック操作を行なうと、マイクロフォン(12)とスピーカ(22)によって通話が可能となる。
【0034】
又、メールの受信時には、操作キー(11)の操作によって、ディスプレイパネル(40)の画面に受信メールの一覧が表示され、その1つを選択して受信メールの内容を確認することが出来る。又、メール作成時には、操作キー(11)の操作によって、ディスプレイパネル(40)の画面にユーザが作成した文面が表示される。
【0035】
又、カメラ(42)による撮影を行なうときは、操作キー(11)若しくはサイドキー(13)の操作によって撮影モードが設定され、制御回路(50)により撮影モードが設定されたことが判断されると、ディスプレイパネル(40)は、カメラ(42)による画像を表示する。この結果、操作キー(11)及びサイドキー(13)を操作してカメラ撮影を行なうことが出来る。又、ユーザ自身を撮影する場合には、ディスプレイパネル(40)を反転させて画面を裏面側に設定する。これによって、カメラ(42)とディスプレイパネル(40)の画面は同じ方向を向くこととなり、ユーザは、自身の撮影位置をディスプレイパネル(40)の画面にて確認しつつ、サイドキー(13)を操作してカメラ撮影を行なうことが出来る。
【0036】
又、上述の如くディスプレイパネル(40)を反転させてディスプレイパネル(40)の画面の向きを裏面側に向けているときに着信があった場合にも、マイクロフォン(12)とスピーカ(22)は、ディスプレイパネル(40)の画面の向きに拘わらず両ケーシング(10)(20)の表面側を向いているので、操作キー(11)によるオフフック操作を行なうだけで、着信に応答することが出来る。
【0037】
上記本発明の折り畳み式携帯電話機を携帯するときには、図1に示す開き状態から、図2に示す両ケーシング(10)(20)の表面を対向させて閉じ状態に設定し、鞄や衣類のポケットに収容して携帯する。
このとき、ディスプレイパネル(40)の画面は蓋体ケーシング(20)及び本体ケーシング(10)の内側に隠れているので、外力の作用による破損の虞はない。又、制御回路(50)によって、両ケーシング(10)(20)の閉じ状態と、ディスプレイパネル(40)の画面の向きが表面側であることが判断され、ディスプレイパネル(40)の表示動作は停止される。
【0038】
又、図4に示す如く、ディスプレイパネル(40)を反転させて、ディスプレイパネル(40)の画面を蓋体ケーシング(20)の裏面側に設定した状態で、両ケーシング(10)(20)を閉じ状態に設定することも可能である。
このとき、カメラ(42)による撮影モードが設定されていなければ、制御回路(50)によって、両ケーシング(10)(20)の閉じ状態と、ディスプレイパネル(40)の画面の向きが裏面側であることと、カメラ(42)による撮影モードが設定されていないことが判断され、ディスプレイパネル(40)の画面の表示は、第2画面表示状態に設定される。
該第2画面表示状態においては、ディスプレイパネル(40)の画面には、時刻や着信の有無が表示され、着信があった場合には着信者の電話番号などが表示されることとなり、ユーザは携帯時にそれらを容易に確認することが出来る。
【0039】
又、図4に示す閉じ状態のときに撮影モードに設定されていれば、制御回路(50)によって、両ケーシング(10)(20)の閉じ状態と、ディスプレイパネル(40)の画面の向きが裏面側であることと、カメラ(42)による撮影モードが設定されていることが判断され、図5の如くディスプレイパネル(40)の画面には、カメラ(42)による撮影画像が表示される。このとき、カメラ(42)とディスプレイパネル(40)の画面は同じ方向を向いているので、ユーザは、自身の撮影位置をディスプレイパネル(40)の画面にて確認しつつ、サイドキー(13)を操作してカメラ撮影を行なうことが出来る。
【0040】
又、図4に示す閉じ状態で着信があった場合、両ケーシング(10)(20)を開き状態に設定する。このとき、マイクロフォン(12)とスピーカ(22)は、ディスプレイパネル(40)の画面の向きに拘わらず両ケーシング(10)(20)の表面側を向いているので、操作キー(11)によるオフフック操作を行なうだけで、着信に応答することが出来る。
【0041】
上記本発明に係る折り畳み式携帯電話機においては、ディスプレイパネル(40)のみを蓋体ケーシング(20)に対して反転させることが出来、これによって、ディスプレイパネル(40)の画面の表示方向を、蓋体ケーシング(20)の表面側に設定することが出来ると共に、蓋体ケーシング(20)の裏面側に設定することが出来る。この結果、ディスプレイパネル(40)の画面を何れの方向に向けたとしても、電話機本体の他の部分、例えばスピーカ(22)とマイクロフォン(12)の位置関係がディスプレイパネル(40)を反転させる以前と以後で変化することはない。
従って、ディスプレイパネル(40)が裏面側を向いているときに着信があったとしても、操作キー(11)によるオフフック操作によって、容易に着信に応答することが出来る。
【0042】
又、ディスプレイパネル(40)の画面の表示は、両ケーシング(10)(20)の開閉状態とディスプレイパネル(40)の画面の向きとカメラ(42)による撮影モードの設定とによって切り替えられることとなる。
従って、ユーザは、ディスプレイパネル(40)の画面の表示を、両ケーシング(10)(20)の開閉操作とディスプレイパネル(40)の反転操作とカメラ(42)による撮影モードの設定操作によって切り替えることが出来る。
【0043】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、カメラ(42)を蓋体ケーシング(20)の表面側に配備した構成によっても、本実施例と同様の効果が得られる。又、ディスプレイパネル(40)の枢軸をヒンジ機構(30)と平行となる位置に設けた構成によっても、本実施例と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み式携帯電話機の斜視図である。
【図2】該折り畳み式携帯電話機を閉じ状態を示す斜視図である。
【図3】ディスプレイパネルを反転させている状態を示す斜視図である。
【図4】該折り畳み式携帯電話機の他の閉じ状態を示す斜視図である。
【図5】該折り畳み式携帯電話機を閉じ状態に設定すると共に撮影モードを設定した状態を示す斜視図である。
【図6】該折り畳み式携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図7】ディスプレイパネルによる画面表示処理の手続きを示すフローチャートである。
【図8】従来の折り畳み式携帯電話機の斜視図である。
【図9】該折り畳み式携帯電話機の背面を示す斜視図である。
【図10】従来の他の折り畳み式携帯電話機の斜視図である。
【符号の説明】
(10) 本体ケーシング
(20) 蓋体ケーシング
(23) 開口部
(30) ヒンジ機構
(31) 係合ピン
(40) ディスプレイパネル
(42) カメラ
(54) 開閉検知器
(55) 向き検知器
Claims (7)
- 扁平なキャビネットを具えた携帯型無線端末機において、前記キャビネットには、その表面と裏面の間を貫通する開口部(23)が形成され、該開口部(23)には、ディスプレイパネル(40)が収容され、該ディスプレイパネル(40)は、前記開口部(23)にて反転可能に支持されていることを特徴とする携帯型無線端末機。
- 前記キャビネットには、ディスプレイパネル(40)を反転可能に支持する枢支機構が配備されている請求項1に記載の携帯型無線端末機。
- 前記枢支機構は、上下方向に伸びる枢軸を有し、該枢軸によってディスプレイパネル(40)の上端部と下端部の少なくとも何れか一方が枢支されている請求項2に記載の携帯型無線端末機。
- 前記ディスプレイパネル(40)は、前記枢支機構の枢軸を中心線として線対称の外形を有している請求項2又は請求項3に記載の携帯型無線端末機。
- 前記キャビネットには、その表面又は裏面の何れかにカメラ(42)が配備されている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の携帯型無線端末機。
- 前記キャビネットは、本体ケーシング(10)と、蓋体ケーシング(20)と、両ケーシング(10)(20)を互い開閉可能に連結するヒンジ機構(30)とから構成されており、該キャビネットには、
両ケーシング(10)(20)の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
前記ディスプレイパネル(40)の向きを検知する向き検知手段と、
前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の開き状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット表面側と検知された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を通常の使用状態である第1画面表示状態に設定し、前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット裏面側と検知された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を前記第1画面表示状態よりも表示すべき情報量を減少させた第2画面表示状態に設定し、前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット表面側と検知された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を停止する、画面表示制御手段
とが内蔵されている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の携帯型無線端末機。 - 前記キャビネットには、その表面又は裏面の何れかにカメラ(42)が配備されると共に、
カメラ(42)による撮影モードが設定されているか否かを判断する判断手段と、
前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット裏面側と検知され、更に判断手段によりカメラ(42)による撮影モードではないと判断された場合にディスプレイパネル(40)の画面の表示を前記第2画面表示状態に設定し、前記開閉検知手段により両ケーシング(10)(20)の閉じ状態が検知されると共に前記向き検知手段によりディスプレイパネル(40)の向きがキャビネット裏面側と検知され、更に判断手段にてカメラ(42)による撮影モードであると判断された場合にディスプレイパネル(40)の画面にカメラ(42)による画像を表示する、画面表示制御手段
とが内蔵されている請求項6に記載の携帯型無線端末機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003076033A JP2004289270A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 携帯型無線端末機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003076033A JP2004289270A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 携帯型無線端末機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004289270A true JP2004289270A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33291187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003076033A Pending JP2004289270A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 携帯型無線端末機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004289270A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053610A1 (fr) * | 2006-11-05 | 2008-05-08 | Toyo Sangyo Co., Ltd. | Téléphone portable |
JP2012069101A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-04-05 | Willcom Inc | 広告配信装置及びそれに使用する携帯通信機器 |
-
2003
- 2003-03-19 JP JP2003076033A patent/JP2004289270A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008053610A1 (fr) * | 2006-11-05 | 2008-05-08 | Toyo Sangyo Co., Ltd. | Téléphone portable |
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Legal Events
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