JP2004288339A - 光ピックアップ - Google Patents

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JP2004288339A
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bobbin
optical pickup
lens holder
specific gravity
optical
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JP2003081977A
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Kenji Kato
賢二 加藤
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】光ピックアップアクチュエータの可動部の小型化を実現し、もって光ピックアップの小型化を実現する。
【解決手段】レンズホルダー21とボビン22は、互いに組み合わされて光ピックアップアクチュエータの可動部20を構成する。ボビン22は、可動部20の重心と駆動中心とが一致するよう、バランサー部51を有している。レンズホルダー21とボビン22とは、共通の2種以上の原材料を用いて製造されるが、その原材料の比率を違えることにより、ボビン22の比重をレンズホルダー21のそれより大きくしてある。これにより、バランサー部51の小型化・薄型化が実現できる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクドライブに用いられる光ピックアップに関し、特に、その小型化に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクドライブは、光ディスクと呼ばれる光学的記録媒体に記録された情報を再生し、あるいは、情報を記録/再生するためのものである。光ディスクとしては、CD(CD−R、CD−RW、CD−ROM、及びオーディオCD等を含む)やDVD(DVD−ROM、DVD−R,DVD−RAM等を含む)がある。
【0003】
光ディスクドライブは、光ディスクにレーザ光を照射し、その反射光を検出するために、光ピックアップを備えている。
【0004】
光ピックアップは、発光素子、受光素子及び光学素子が搭載され、かつ光ディスクの半径方向に沿って移動可能なピックアップベースと、このピックアップベースに取り付けられる光ピックアップアクチュエータとを含んでいる。
【0005】
光ピックアップアクチュエータは、フォーカシング制御及びトラッキング制御を行うためのもので、アクチュエータベースを介してピックアップベースに固定されるダンパベースと、このダンパベースに4本のサスペンションワイヤを用いて取り付けられる可動部とを有している。
【0006】
光ピックアップアクチュエータの可動部は、レンズホルダーとボビンとを有している。レンズホルダーには、光ディスクに対向するように対物レンズが固定される。ボビンには、この可動部を上下左右方向に移動させるための電磁力を発生させるコイルが巻き回されている。
【0007】
従来の光ピックアップにおける光ピックアップアクチュエータの可動部は、レンズホルダーとボビンとが、同一の原材料を用いて製造されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
光ピックアップアクチュエータの可動部は、不要な共振が発生しないよう、その重心を駆動中心に一致させる必要がある。換言すると、光ピックアップアクチュエータの可動部の形状は、駆動中心を原点とする直交座標を想定したとき、XYZ方向のいずれに関しても、モーメント中心が原点に一致するように決定されている。
【0009】
ここで、可動部のレンズホルダーは、光ピックアップを斜め上方に掲げる様な形状とする必要があることから、それに応じて、ボビンを斜め下方に突出(厚く)させる必要がある。それゆえ、従来の光ピックアップには、光ピックアップアクチュエータの可動部が厚みを有しており、その小型化が困難であるという問題点がある。
【0010】
そこで、本発明は、光ピックアップアクチュエータの可動部の小型化を実現し、もって光ピックアップの小型化を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、互いに組み合わされて一体化されるレンズホルダー(21)とボビン(22)とを備えた光ピックアップにおいて、前記ボビン(22)の比重を前記レンズホルダー(21)の比重よりも大きくしたことを特徴とする光ピックアップが得られる。
【0012】
前記レンズホルダー(21)と前記ボビン(22)の比重を互いに異ならせるには、これを構成する2種以上の原材料の比率を互いに異ならせればよい。
【0013】
なお、上記括弧内の参照符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、何ら本発明を限定するものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本願発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態に係る光ピックアップの概要について説明する。なお、この光ピックアップは、CD,DVD等の光ディスクに記録された情報を再生し、又はこれら光ディスクに情報を記録するとともに再生する光ディスクドライブに用いられる。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態に係る光ピックアップであって、その上部カバーを取り外した状態を示している。図示の光ピックアップは、ピックアップベース11と、そこに搭載される光ピックアップアクチュエータ12とを有している。
【0017】
ピックアップベース11は、図示しない光ディスクドライブのメインフレームに固定されるガイドバーを挿通させるためのガイド穴13を有している。ピックアップベース11は、ガイドバーに沿って、即ち、光ディスクドライブに導入された光ディスクの半径方向に沿って摺動可能に、ガイドバーに取り付けられる。
【0018】
ピックアップベース11には、また、発光素子であるレーザダイオード14や、受光素子(図示せず)、及び光学系(図示せず)等も搭載されている。
【0019】
光ピックアップアクチュエータ12は、対物レンズ15を保持し、フォーカシング制御及びトラッキング制御を行うために、ピックアップベース11に対し、対物レンズ15を上下左右方向に移動させる。
【0020】
次に、図2を参照して、光ピックアップアクチュエータ12について、より詳細に説明する。
【0021】
図示の光ピックアップアクチュエータ12は、対物レンズ15を保持する可動部20と、この可動部20を図の上下方向及び左右方向に移動可能に支持する固定部30とを備えている。
【0022】
可動部20は、対物レンズ15を保持するレンズホルダー21と、このレンズホルダー21に一体的に取り付けられるボビン22とを備えている。レンズホルダー21とボビン22とを一体化したことにより、これらの間には、孔部21aが形成される。また、ボビン22は、その中央部に孔部22aを有している。
【0023】
ボビン22には、トラッキングコイル23,24と、図示しないフォーカシングコイルが巻回されている。トラッキングコイル23,24は、各々垂直方向に巻回されており、ボビン22の図の奥側に、左右対称に設けられている。一方、フォーカスコイルは、ボビン22の外周面上に、即ち水平方向に巻回されている。なお、トラッキングコイル23,24は、フォーカシングコイルの外周側に位置する。
【0024】
また、ボビン22は、両側に突出する上下2個所の突起25を有している。これらの突起には、サスペンションワイヤ26の一端が固定されるとともに、トラッキングコイル23,24及びフォーカシングコイルの端部が固定される。また、サスペンションワイヤとこれらコイルとは電気的に接続されている。
【0025】
固定部30は、アクチュエータベース31と、ダンパベース32とを有している。アクチュエータベース31は、図1のピックアップベース11に固定され、ダンパベース32は、アクチュエータベース31の後端に固定される。つまり、ダンパベース32は、アクチュエータベース31を介してピックアップベース11に固定される。
【0026】
アクチュエータベース31の一部は、ヨーク41,42として用いられる。ヨーク41,42には、それぞれ一対のマグネット43が固定される。2対のマグネット43は、それぞれトラッキングコイル23,24を挟むように、孔部21a及び孔部22a内に配置されている。
【0027】
ダンパベース32は、4本のサスペンションワイヤ26の他端側を、図示しない制振材により保持固定している。また、ダンパベース32には、サスペンションワイヤ26を介してトラッキングコイル23,24及びフォーカシングコイルへの通電を行うための導伝板33が設けられている。
【0028】
以上のような構成おいて、サスペンションワイヤ26を介してトラッキングコイル23,24及び/又はフォーカシングコイルに通電を行うと、各コイルが発生する電磁力とマグネット43との磁力との相互作用により、可動部20が固定部30に対して上下方向及び左右方向に移動する。
【0029】
次に、図3乃至図5を参照して、可動部20に用いられるレンズホルダー21とボビン22について説明する。
【0030】
レンズホルダー21及びボビン22は、共通の2種以上の原材料、例えば、ガラスフィラーと液晶ポリマーとを用いて、成形等により別々に製造される。そして、レンズホルダー21とボビン22は、それぞれ図3の左側及び右側に示すような形状を有し、互いに組み合わされて一体化され、図4に示すような形状となる。
【0031】
ここで、可動部20に対し、その重心を原点とする直交座標を想定すると、図5のようになる。
【0032】
可動部20を駆動する際に不要共振の発生を抑えるには、駆動中心と可動部20の重心とを一致させる必要がある。つまり、図5において駆動中心は、直交座長の原点である。ここで、図5から容易に理解できるように、レンズホルダー21は、YZ方向(図の斜め右上方)へと大きく突き出した形状となっている。また、これとのバランスをとるため(x軸周りのモーメント中心を重心位置に一致させるため)、ボビン22は、−Y−Z方向(図の左下方)に突出するバランサー部51を有している。
【0033】
可動部20のさらなる小型化・薄型化を実現し、光ピックアップの小型化・薄型化を実現するには、ボビン22の−Y−Z方向への突出量を減少させればよい。しかしながら、ボビン22の−Y方向の突出量を減少させるには、ボビン22のバランサー部51の厚みを厚く(−Z方向の突出量を大きく)しなければならず、ボビンのバランサー部51の厚みを薄く(−Z方向の突出量を小さく)するには、−Y方向の突出量を大きくしなければならない。
【0034】
そこで、本実施の形態では、レンズホルダー21とボビン22の、原材料比(割合)を互いに異ならせ、ボビン22の比重をレンズホルダー21の比重よりも大きくしている。具体的には、ボビン22に含まれるガラスフィラーの割合を、レンズホルダー21のガラスフィラーの割合よりも大きくしている。その結果、ボビンのバランサー部51を小型化・薄型化することができる。
【0035】
こうして、本実施の形態に係る光ピックアップは、小型化・薄型化が実現できる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、互いに組み合わされて一体化されるボビンとレンズホルダーとを備えた光ピックアップにおいて、前記ボビンの比重を前記レンズホルダーの比重よりも大きくしたことで、従来に比べ小型化・薄型化が可能になり、もって光ディスクドライブの小型化・薄型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る光ピックアップの上部カバーを外した状態を示す斜視図である。
【図2】図1の光ピックアップに用いられる光ピックアップアクチュエータの斜視図である。
【図3】図2の光ピックアップアクチュエータに含まれる可動部に用いられるレンズホルダー及びボビンの斜視図である。
【図4】図3のレンズホルダーとボビンとを組み合わせた状態を示す斜視図である。
【図5】図2の光ピックアップアクチュエータに含まれる可動部に対し、その重心に原点を持つ直交座標を想定した図である。
【符号の説明】
11 ピックアップベース
12 光ピックアップアクチュエータ
13 ガイド穴
14 レーザダイオード
15 対物レンズ
20 可動部
21 レンズホルダー
21a 孔部
22 ボビン
22a 孔部
23,24 トラッキングコイル
25 突起
26 サスペンションワイヤ
30 固定部
31 アクチュエータベース
32 ダンパベース
33 導伝板
41,42 ヨーク
43 マグネット
51 バランサー部

Claims (4)

  1. 互いに組み合わされて一体化されるレンズホルダーとボビンとを備えた光ピックアップにおいて、
    前記ボビンの比重を前記レンズホルダーの比重よりも大きくしたことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記レンズホルダーと前記ボビンとが、共通の2種以上の原材料からなり、これら原材料の比率を互いに異ならせることによって、前記ボビンの比重を前記レンズホルダーの比重よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記原材料が、ガラスフィラー及び液晶ポリマーであることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 請求項1乃至3に記載の光ピックアップを備えたことを特徴とする光ディスクドライブ。
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