JP2004287735A - 情報処理システム及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理装置と任意の送受信装置との間での情報の送受信を制限して情報を保護する情報処理システム、及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置(情報処理装置)1は、PC(送受信装置)2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるデバイスドライバ161を記憶しており、デバイスドライバ161を画像処理装置1からPC2へ送信して、PC2に導入させる。PC2は、導入したデバイスドライバを用いて画像処理装置1へ情報を送信し、画像処理装置1は、自身が提供したデバイスドライバ161が用いられて情報が送信されたものであるかを認証する。画像処理装置1は、認証に成功したPC2から受信した情報の処理を行い、認証に失敗した出所不明のデバイスドライバを用いた送受信装置から受信した情報の処理を禁止する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像処理装置(情報処理装置)1は、PC(送受信装置)2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるデバイスドライバ161を記憶しており、デバイスドライバ161を画像処理装置1からPC2へ送信して、PC2に導入させる。PC2は、導入したデバイスドライバを用いて画像処理装置1へ情報を送信し、画像処理装置1は、自身が提供したデバイスドライバ161が用いられて情報が送信されたものであるかを認証する。画像処理装置1は、認証に成功したPC2から受信した情報の処理を行い、認証に失敗した出所不明のデバイスドライバを用いた送受信装置から受信した情報の処理を禁止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部の装置が情報処理装置に対して情報を送受信するために必要なコンピュータプログラムを管理できる情報処理システム、及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ装置として機能する画像処理装置で情報を出力する方法は、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報を送受信する送受信装置にケーブルを介して接続された画像処理装置にて画像として出力する従来の方法から、通信ネットワークに画像処理装置と送受信装置とが接続され、通信ネットワークを介して送受信装置から画像処理装置へ出力の指示を送信して画像処理装置が画像を出力する方法へと移り変わり始めている。また、近年の画像処理装置は、プリンタ装置の機能に加えて、用紙に記録された画像を走査して画像データとして取り込み、取り込んだ画像データを送受信装置へ送信するスキャナ装置の機能、取り込んだ画像データに基づいて画像を形成して出力する複写装置の機能、及びファクシミリ通信を用いて外部のファクシミリ装置との間で画像データを送受信するファクシミリ装置の機能など、多くの機能を備えた多機能型の画像処理装置となっているものがある。この様な多機能型の画像処理装置は、内部にハードディスク等の記憶手段を備え、取り込んだ画像データ等の情報を記憶手段に記憶し、必要なときに記憶している画像データを再利用できる構成となっている。
【0003】
画像処理装置が扱う情報には、企業秘密を記載した文章などの機密性を有する情報が含まれている場合があり、通信ネットワークを介して複数の送受信装置が同一の画像処理装置を使用する状態では、不特定多数の者によって、通信ネットワークを通過する情報の読み取り、又は画像処理装置にて出力された情報の閲覧が可能であり、機密性が保たれるように情報を保護することが困難である。そこで、通信ネットワークへ送信する情報を暗号化する、又は情報の出力を指示した使用者が直接に画像処理装置を操作したときのみに情報を出力するなどの方法を用いて、画像処理装置にて処理する情報を保護する画像処理装置が提案されている。特許文献1では、送受信装置から送信された情報を、画像処理装置にて暗号化して記憶し、パスワードの入力などにより使用者を認証した後に出力する技術が開示されている。また、画像処理装置が記憶している情報が不正に取り出されることを防止するために、特許文献2では、情報の処理が完了した段階で、消去または上書きなどを行って情報の読み出しを困難な状態にする画像処理装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−306273号公報
【特許文献2】
特開昭59−50660号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
コンピュータが、送受信装置として画像処理装置との間で情報を送受信して画像出力などの処理を行わせるためには、コンピュータは、該コンピュータに画像処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムであるデバイスドライバに従って動作する必要がある。従来、コンピュータは、CD−ROM等の記録媒体に記録されたデバイスドライバを読み込むか、又はウェブサイトに登録されたデバイスドライバを通信ネットワークを介してダウンロードする等して、デバイスドライバを記憶し、記憶したデバイスドライバをロードして、送受信装置として機能していた。しかし、従来の画像処理装置では、デバイスドライバを手に入れることが容易であるため、任意のコンピュータにデバイスドライバを導入し、該コンピュータから画像処理装置へ情報の出力指示を送信して、画像処理装置が記憶している情報を外部へ出力させることにより、画像処理装置が記憶している情報を不特定多数の者が取得することが容易であり、画像処理装置が記憶している情報を保護することが困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、画像処理装置である情報処理装置が、デバイスドライバを管理し、該情報処理装置から導入されたデバイスドライバを用いる送受信装置からの情報のみに対して処理を行うことにより、情報を保護できる情報処理システム、及び情報処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る情報処理システムは、情報を処理する情報処理装置と、該情報処理装置に接続されて情報を送受信する送受信装置とを備える情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記送受信装置に前記情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を記憶する手段と、前記コンピュータプログラム及び前記認証情報を前記送受信装置へ提供する手段とを備え、前記送受信装置は、提供された前記コンピュータプログラムに従って、処理に係る情報と共に、提供された前記認証情報を前記情報処理装置へ送信する手段を備え、前記情報処理装置は、更に、受信した前記認証情報と記憶している前記認証情報とを比較して、前記コンピュータプログラムを認証する手段と、認証に成功した場合に、受信した情報に応じた処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る情報処理システムは、情報を処理する情報処理装置と、該情報処理装置に接続されて情報を送受信する送受信装置とを備える情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記送受信装置に前記情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを記憶する手段と、前記コンピュータプログラムを前記送受信装置へ提供する手段と、前記コンピュータプログラムを提供した前記送受信装置を識別する識別情報を、前記送受信装置から取得する手段と、取得した前記識別情報を記憶する記憶手段とを備え、前記送受信装置は、提供された前記コンピュータプログラムに従って、処理に係る情報と共に、該送受信装置を識別する識別情報を前記情報処理装置へ送信する手段を備え、前記情報処理装置は、更に、受信した前記識別情報に対応する識別情報を前記記憶手段に記憶しているか否かを判定する手段と、前記識別情報を前記記憶手段に記憶していると判定された場合に、受信した情報に応じた処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る情報処理システムは、前記処理手段は、前記送受信装置から受信した情報又は記憶している情報から画像を形成して出力すべくなしてあることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る情報処理システムは、前記処理手段は、画像データを生成し、生成した画像データを記憶又は前記送受信装置へ送信すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置へ前記コンピュータプログラムを送信する送信装置を更に備え、前記情報処理装置は、前記送信装置を認証する手段と、認証に成功した場合に、受信した前記コンピュータプログラムを記憶する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る情報処理装置は、外部の装置との間で情報を送受信し、情報を処理する情報処理装置において、外部の装置にそれとの間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を記憶する手段と、前記コンピュータプログラム及び前記認証情報を外部の装置へ提供する手段と、外部の装置から、処理に係る情報と共に、前記認証情報を受信する手段と、受信した前記認証情報と記憶している前記認証情報とを比較して、前記装置へ提供した前記コンピュータプログラムを認証する手段と、認証に成功した場合に、受信した情報に応じた処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る情報処理装置は、外部の装置との間で情報を送受信し、情報を処理する情報処理装置において、外部の装置にそれとの間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを記憶する手段と、前記コンピュータプログラムを他の装置へ提供する手段と、前記コンピュータプログラムを提供した前記装置を識別する識別情報を、前記装置から取得する手段と、取得した前記識別情報を記憶する記憶手段と、外部の装置から、処理に係る情報と共に、前記装置を識別する識別情報を受信する手段と、受信した前記識別情報に対応する識別情報を前記記憶手段に記憶しているか否かを判定する手段と、前記識別情報を前記記憶手段に記憶していると判定された場合に、受信した情報に応じた処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明においては、送受信装置に情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を、情報処理装置が送受信装置へ提供し、送受信装置は、情報処理装置へ情報を送信するときに、記憶している認証情報を送信し、情報処理装置は、受信した認証情報を用いて、自身が提供したコンピュータプログラムが用いられているかを認証し、認証に成功した場合に、送受信装置から受信した情報に従って情報の処理を行う。
【0015】
本発明においては、送受信装置に情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを、情報処理装置が送受信装置へ提供し、情報処理装置は、また、コンピュータプログラムを提供した送受信装置を識別する識別情報を記憶し、送受信装置は、情報処理装置へ情報を送信するときに、自身を識別する識別情報を送信し、情報処理装置は、受信した識別情報を用いて、情報の送信元のコンピュータは自身がコンピュータプログラムを提供した送受信装置であるかを認証し、認証に成功した場合に、送受信装置から受信した情報に従って情報の処理を行う。
【0016】
また、本発明においては、情報処理装置は、画像を形成して出力するプリンタ装置である。
【0017】
また、本発明においては、情報処理装置は、画像データを形成して送受信装置へ送信するスキャナ装置である。
【0018】
更に、本発明においては、情報処理装置が記憶しているコンピュータプログラムは、更新時等に、特定の送信装置から送信され、記憶される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、本発明の情報処理装置であり、演算を行うCPU及び演算に伴う一時的な情報を記憶するRAM等からなる制御部11を備え、制御部11には、画像処理装置1の制御を行うための制御プログラムを記憶しているROM15が接続されており、制御部11は、ROM15が記憶している制御プログラムに従って、画像処理装置1全体の制御を行う。また、制御部11には、画像処理装置1の状態を示す情報を記憶するメモリである管理部14が接続されており、制御部11は、管理部14が記憶している情報を参照し、参照した情報に基づいて画像処理装置1の制御を行う。また、制御部11には、用紙に記録された画像を走査して読み取り、読みとった画像に基づいた電子的な画像データを生成する画像読み取り部17と、画像データを一時的に記憶する画像メモリ18と、画像メモリ18が記憶している画像データから画像を形成し、形成した画像を記録用紙に記録して出力する画像形成部19とが接続されており、画像処理装置1は、画像読み取り部17にて読みとった画像を複写する複写装置として機能する。また、制御部11には、ハードディスク又は不揮発性のメモリからなる記憶部16が接続されており、記憶部16は画像データを記憶する。また、制御部11には、使用者からの操作を受け付ける操作部12が接続されており、操作部12は、操作のために必要な情報を表示する液晶パネル等の表示手段と、使用者の操作により制御命令などの情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部とからなっている。
【0020】
更に、制御部11には、LAN等の外部の通信ネットワークNに接続された通信部13が接続されており、通信部13は、通信ネットワークNを介して、外部との間で情報を交換する。通信ネットワークNには、本発明に係る送受信装置である複数のPC2,2,…が接続されており、通信部13は、PC2から送信された画像データを通信ネットワークNを介して受信し、画像形成部19は、通信部13が受信した画像データから画像を形成して出力することができ、画像処理装置1は、プリンタ装置として機能する。また、画像処理装置1は、画像読み取り部17が画像を読みとって生成した画像データを通信部13から通信ネットワークNを介してPC2へ送信することができ、スキャナ装置として機能する。通信ネットワークNには、複数の画像処理装置1,1,…が接続されており、PC2は、任意の画像処理装置1を用いて画像出力などの処理を行うことができる。また、通信部13は、ファクシミリ通信を行うことが可能であり、通信ネットワークNに接続された図示しない公衆回線網を介して、画像読み取り部17が画像を読みとって生成した画像データを、他のファクシミリ装置へファクシミリ通信にて送信することができ、また、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信にて送信された画像データを受信しすることができ、画像処理装置1は、ファクシミリ装置として機能する。更に、通信ネットワークNには、複数の画像処理装置1,1,…を管理するサーバ装置3が接続されている。
【0021】
記憶部16は、画像処理装置1が処理した画像データを処理履歴として記憶している。例えば、出力の失敗または出力部数の不足のために一度出力した画像をもう一度出力する必要がある場合は、操作部12にて受け付けた指示、又はPC2から送信されて通信部13にて受信した指示に従って、制御部11は、記憶している画像データを記憶部16から読み出し、画像形成部19にて画像の出力を行う。また、記憶部16は、複写、ファクシミリ送信、画像出力、及び画像読み取り等で使用した画像データを蓄積しておくことができ、使用者は、操作部12での操作により、又はPC2から処理命令を送信することにより、記憶部16が記憶している画像データを選択し、画像形成部19での画像の出力、又は通信部13から外部への画像データの送信などを行って、記憶部16が記憶している画像データを利用することができ、画像処理装置1は、画像データのサーバ装置として機能する。更に、記憶部16は、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させる本発明のコンピュータプログラムであるデバイスドライバ161と、該デバイスドライバ161を認証するための認証情報162とを記憶している。認証情報162は、デバイスドライバ161のバージョンナンバーとデバイスドライバ161を記憶部16に記憶している画像処理装置1のシリアルナンバーとを組み合わせた情報などの、デバイスドライバ161と画像処理装置1との組み合わせに固有の情報となっている。
【0022】
画像処理装置1の機能は、ROM15が記憶している制御プログラムに従って制御部11が制御しており、制御プログラムは、画像読み取り部17での画像データの生成、通信部13での外部との情報の送受信、及び画像形成部19での画像の出力などの入出力処理を行うためのプログラムに加え、処理する情報を保護する情報保護処理を行うためのプログラム、画像処理装置1との間で情報を送受信すべきPC2へデバイスドライバ161を導入する導入処理を行うためのプログラム、情報を送受信するPC2を認証する認証処理を行うためのプログラム、及び記憶部16に記憶しているデバイスドライバ161を更新する更新処理を行うためのプログラムを含んでいる。制御部11は、情報保護処理を行う制御プログラムに従って、画像読み取り部17が生成した画像データ、及び通信部13にて受信した画像データを暗号化して記憶部16又は画像メモリ18に記憶し、画像を出力するときは、画像メモリ18に記憶した画像データを復号して画像形成部19にて画像を出力する。また、制御部11は、情報保護処理を行う制御プログラムに従って、画像の出力が終了した後で、記憶部16が記憶している画像データを、消去する、又は画像データに所定の情報を上書きする等の処理を行って、記憶部16が記憶している画像データを、利用できないように無価値化する。また、操作部12にて使用者の操作により認証を受け付けた場合に画像を出力するようにしてもよい。このように、情報保護処理を行うことで、画像処理装置1は、扱う情報の機密性を保つことができる。
【0023】
図2は、本発明に係る送受信装置であるPC2の内部の構成を示すブロック図である。PC2は、演算を行うCPU21と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM22と、ハードディスク等の内部記憶装置23とを備え、内部記憶装置23は、コンピュータプログラムを記憶しており、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているコンピュータプログラムをRAM22にロードし、ロードしたコンピュータプログラムに従って、PC2に必要な処理を行う。また、PC2は、通信ネットワークNに接続された通信部26を備えており、通信ネットワークNを介して画像処理装置1から通信部26にて受信したデバイスドライバ231及び認証情報232を内部記憶装置23に記憶することが可能である。CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているデバイスドライバ231をRAM22にロードし、ロードしたデバイスドライバ231に従って、通信ネットワークNを介して画像処理装置1との間で情報の送受信を行う。またPC2は、キーボード又はマウス等の入力装置24と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力装置25とを備えており、情報の入力を初めとするオペレータからの操作を受け付ける構成となっている。
【0024】
図3は、本発明に係る送信装置であるサーバ装置3の内部の構成を示すブロック図である。サーバ装置3は、コンピュータを用いて構成され、演算を行うCPU31と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM32と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置33と、ハードディスク等の内部記憶装置34とを備えており、最新のデバイスドライバ341が記録されているCD−ROM等の記録媒体30からデバイスドライバ341を外部記憶装置33にて読み取り、読み取ったデバイスドライバ341を内部記憶装置34に記憶する。サーバ装置3は、操作権限を有する管理者によって管理され、管理者以外はサーバ装置3を操作することはできない構成となっている。また、サーバ装置3は、通信ネットワークNに接続された通信部35を備えており、通信ネットワークNを介して画像処理装置1へ最新のデバイスドライバ341を送信することが可能となっている。
【0025】
次に、本発明の情報処理システムが行う処理をフローチャートを用いて説明する。本発明の情報処理システムでは、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるための本発明のコンピュータプログラムであるデバイスドライバ161を、画像処理装置1がPC2へ提供し、PC2が画像処理装置1との間で情報を送受信するときには、画像処理装置1は、PC2が利用しているデバイスドライバ231が、該画像処理装置1が提供したデバイスドライバ161であるか否かを認証する。
【0026】
図4及び図5は、デバイスドライバ161をPC2が導入するために本発明の情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。PC2は、入力装置24にてオペレータの操作により、デバイスドライバ161の導入の指示を受け付け(S101)、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているコンピュータプログラムをRAM22にロードし、ロードしたコンピュータプログラムに従って、通信ネットワークNに接続されている画像処理装置1,1,…に係る情報の要求を、通信部26から通信ネットワークNを介して画像処理装置1,1,…へ送信する(S102)。画像処理装置1は、通信部13にて、画像処理装置1に係る情報の要求を受信し(S103)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、管理部14が記憶している画像処理装置1の型番名などの画像処理装置1の存在を示す情報を、通信部13から通信ネットワークNを介してPC2へ送信する(S104)。PC2は、通信部26にて、画像処理装置1,1,…の情報を受信し(S105)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信した画像処理装置1,1,…の情報を一覧にして出力装置25に出力する(S106)。CPU21は、次に、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、一覧にして出力装置25に出力した画像処理装置1,1,…の中から、オペレータの操作による、デバイスドライバ231の導入元となる画像処理装置1の選択の受け付けを入力装置24にて監視し(S107)、選択を受け付けなかった場合には(S107:NO)、処理を終了し、選択を受け付けた場合は(S107:YES)、オペレータの操作による、選択を受け付けた画像処理装置1の詳細な情報を出力する指示の受け付けを入力装置24にて監視し(S108)、指示を受け付けない場合は(S108:NO)、処理をステップS114へ進め、詳細な情報を出力する指示を受け付けた場合は(S108:YES)、選択を受け付けた画像処理装置1へ、該画像処理装置1に係る詳細な情報の要求を通信部26から送信する(S109)。画像処理装置1は、通信部13にて、詳細な情報の要求を受け付け(S110)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、管理部14が記憶している可能な出力方法または出力用紙サイズ等の画像処理装置1に係る詳細な情報を、通信部13からPC2へ送信する(S111)。PC2は、通信部26にて、画像処理装置1の詳細な情報を受信し(S112)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信した詳細な情報を出力装置25に出力する(S113)。
【0027】
ステップS113が終了した場合、又はステップS108にて画像処理装置1の詳細な情報の出力の指示を受け付けなかった場合は、CPU21は、次に、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、オペレータの操作による、デバイスドライバ161の導入要求の受け付けを入力装置24にて監視し(S114)、導入要求を受け付けなかった場合は(S114:NO)、処理をステップS106へ戻し、導入要求を受け付けた場合は(S114:YES)、デバイスドライバ161の要求を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S115)。画像処理装置1は、通信部13にて、デバイスドライバ161の要求を受信し(S116)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、記憶部16に記憶しているデバイスドライバ161及び認証情報162を、通信部13からPC2へ送信する(S117)。PC2は、通信部26にて、デバイスドライバ161及び認証情報162を受信し(S118)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信した認証情報162を内部記憶装置23に記憶し(S119)、受信したデバイスドライバ161を内部記憶装置23に記憶してPC2のシステムに組み込むセットアップを行い(S120)、処理を終了する。
【0028】
図6は、PC2からの指示により画像処理装置1が情報の処理を行うために、本発明の情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。PC2から送信した画像データの画像としての出力、又は画像処理装置1が画像読み取り部17で生成した画像データのPC2への送信など、画像処理装置1での情報処理の実行の指示を、PC2は、オペレータの操作により入力装置24にて受け付け(S21)、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているデバイスドライバ231をRAM22にロードし、ロードしたデバイスドライバ231に従って、情報の処理指示および内部記憶装置23に記憶している認証情報232を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S22)。画像処理装置1は、通信部13にて情報の処理指示および認証情報232を受信し(S23)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信した認証情報232は、記憶部16に記憶している認証情報162と一致する正当なものであるか否かを判定し(S24)、受信した認証情報232が正当であると判定された場合は(S24:YES)、PC2に情報の処理指示を送信させたデバイスドライバ231は画像処理装置1がPC2へ導入したデバイスドライバ161であると認証されたため、処理指示として受信した画像データを画像形成部19にて画像として出力する、又は画像読み取り部17にて生成して記憶部16に記憶している画像データを通信部13からPC2へ送信する等の情報処理を行い(S25)、処理を終了する。受信した認証情報232が、記憶部16に記憶している認証情報162と一致しないために正当なものではないと判定された場合は(S24:NO)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、デバイスドライバ231が画像処理装置1から導入されたものではないために情報処理ができないことを示すエラーを通信部13からPC2へ送信し(S26)、PC2は、エラーを通信部26にて受信し(S27)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信したエラーの内容を出力装置25に出力し(S28)、処理を終了する。
【0029】
図7は、本発明の情報処理システムが行うデバイスドライバ161の更新処理の動作の手順を示すフローチャートである。外部記憶装置33にて記録媒体30からサーバ装置3へデバイスドライバが読み込まれたときなど、サーバ装置3は、適切なタイミングで、IPアドレス等のサーバ装置3を特定するサーバ情報を、通信部35から通信ネットワークNを介して画像処理装置1へ送信する(S301)。画像処理装置1は、通信部13にて、サーバ情報をサーバ装置3から受信し(S302)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信したサーバ情報を記憶部16に記憶している情報と比較するなどして、受信したサーバ情報が正当であるか否かを判定し(S303)、受信したサーバ情報が正当ではないと判定された場合には(S303:NO)、デバイスドライバ161の更新の不許可を示す情報を通信部13からサーバ装置3へ送信し(S304)、サーバ装置3は、更新の不許可を示す情報を通信部35にて受信し(S305)、処理を終了する。ステップS303にてサーバ情報が正当であると判定された場合には(S303:YES)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、デバイスドライバ161の更新の許可を示す情報を通信部13からサーバ装置3へ送信し(S306)、サーバ装置3は、更新の許可を示す情報を通信部35にて受信し(S307)、CPU31は、内部記憶装置34に記憶しているデバイスドライバ341を、通信部35から画像処理装置1へ送信する(S308)。画像処理装置1は、通信部13にてデバイスドライバ341を受信し(S309)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信したデバイスドライバ341を、新しいデバイスドライバ161として内部記憶装置16に記憶し(S310)、処理を終了する。なお、デバイスドライバ161を更新するときに、認証情報162も更新することとしても良い。
【0030】
以上詳述した如く、本発明においては、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるデバイスドライバ161、及び該デバイスドライバ161を認証するための認証情報162を、画像処理装置1がPC2へ提供し、PC2は、画像処理装置1へ情報を送信するときに、記憶している認証情報232を送信し、画像処理装置1は、受信した認証情報232を用いて、自身が提供したデバイスドライバ161が用いられているかを認証し、認証に成功した場合に、PC2から受信した情報に従って情報の処理を行う。画像処理装置1がデバイスドライバ161を提供したPC2のみに対して、情報の送受信を可能とするため、情報を送受信できるPC2を制限し、出所不明のデバイスドライバを導入した任意のPCからの情報の送受信を禁止する。画像処理装置1がプリンタ装置である場合は、任意のPCからの指示によって画像処理装置1が記憶している情報が画像として出力されて、画像処理装置1が記憶している情報を不特定多数の者が取得することを阻止し、また、画像処理装置1がスキャナ装置である場合は、任意のPCからの指示によって画像処理装置1が記憶している画像データが前記PCへ送信されて、画像処理装置1が記憶している情報を不特定多数の者が取得することを阻止し、画像処理装置1が処理する情報を保護することができる。
【0031】
更に、本発明においては、デバイスドライバ161の更新時等、デバイスドライバ161を画像処理装置1に記憶させる場合には、操作権限を有する特定の管理者によって操作される特定のサーバ装置3からデバイスドライバ341が送信され、画像処理装置1は送信されたデバイスドライバ341を記憶する。デバイスドライバの更新についても、特定の装置からのみ行われるため、デバイスドライバを管理して情報の安全性をより高めることができる。
【0032】
なお、本実施の形態においては、本発明の情報処理装置である画像処理装置1は、プリンタ装置およびスキャナ装置などの複数の機能を備えた多機能型の画像処理装置1であるとしたが、これに限るものではなく、プリンタ装置のみ又はスキャナ装置のみ等、単機能の画像処理装置であってもよい。
【0033】
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係る本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図であり、図9は、実施の形態2に係る送受信装置であるPC2の内部の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、画像処理装置1は、デバイスドライバ161を導入したPC2を識別する識別情報を記憶しておき、識別情報を用いてPC2の認証を行う。画像処理装置1は、記憶部16に、デバイスドライバ161を記憶し、また、デバイスドライバ161を導入したPC2,2,…の夫々を識別する、IPアドレス又はMacアドレス等の識別情報をテーブルにして記憶している。PC2は、通信ネットワークNを介して画像処理装置1から通信部26にて受信したデバイスドライバ231を内部記憶装置23に記憶することが可能な構成となっている。情報処理システム、画像処理装置1、及びPC2のその他の構成は、実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
【0034】
図10は、デバイスドライバ161をPC2が導入するために実施の形態2に係る情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。画像処理装置1及びPC2は、まず、図4に示すステップS101〜ステップS114の処理を行い、次に、PC2が、デバイスドライバ161の導入要求の受け付けを入力装置24にて受け付けた場合、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、デバイスドライバ161の要求、及びPC2を識別するIPアドレス又はMacアドレス等の識別情報を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S41)。画像処理装置1は、通信部13にて、デバイスドライバ161の要求および識別情報を受信し(S42)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信した識別情報を追加して記憶部16に記憶し(S43)、記憶部16に記憶しているデバイスドライバ161を通信部13からPC2へ送信する(S44)。PC2は、通信部26にて、デバイスドライバ161を受信し(S45)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信したデバイスドライバ161を内部記憶装置23に記憶してPC2のシステムに組み込むセットアップを行い(S46)、処理を終了する。
【0035】
図11は、PC2からの指示により画像処理装置1が情報の処理を行うために、実施の形態2に係る情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。PC2から送信した画像データの画像としての出力、又は画像処理装置1が画像読み取り部17で生成した画像データのPC2への送信など、画像処理装置1での情報処理の実行の指示を、PC2は、オペレータの操作により入力装置24にて受け付け(S51)、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているデバイスドライバ231をRAM22にロードし、ロードしたデバイスドライバ231に従って、情報の処理指示およびPC2を識別する識別情報を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S52)。画像処理装置1は、通信部13にて情報の処理指示および識別情報を受信し(S53)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信した識別情報は、記憶部16にテーブルとして記憶している識別情報の中に含まれているか否かを判定し(S54)、受信した識別情報が記憶している識別情報の中に含まれていると判定された場合は(S54:YES)、PC2に情報の処理指示を送信させたデバイスドライバ231は画像処理装置1がPC2へ導入したデバイスドライバ161であると認証されたため、処理指示として受信した画像データを画像形成部19にて画像として出力する、又は画像読み取り部17にて生成して記憶部16に記憶している画像データを通信部13からPC2へ送信する等の情報処理を行い(S55)、処理を終了する。受信した識別情報が記憶している識別情報の中に含まれていないと判定された場合は(S54:NO)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、デバイスドライバ231が画像処理装置1から導入されたものではないために情報処理ができないことを示すエラーを通信部13からPC2へ送信し(S56)、PC2は、エラーを通信部26にて受信し(S57)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信したエラーの内容を出力装置25に出力し(S58)、処理を終了する。
【0036】
本実施の形態においては、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるデバイスドライバ161を、画像処理装置1がPC2へ提供し、画像処理装置1は、また、デバイスドライバ161を提供したPC2を識別する識別情報を記憶し、PC2は、画像処理装置1へ情報を送信するときに、自身を識別する識別情報を送信し、画像処理装置1は、受信した識別情報を用いて、自身がデバイスドライバ161を提供したPC2であるかを認証し、認証に成功した場合に、PC2から受信した情報に従って情報の処理を行う。本実施の形態においても、画像処理装置1がデバイスドライバ161を提供したPC2のみに対して、情報の送受信を可能とするため、情報を送受信できるPC2を制限し、出所不明のデバイスドライバを導入した任意のPCからの情報の送受信を禁止して、画像処理装置1が処理する情報を保護することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明においては、送受信装置に情報処理装置との間で情報を送受信させるためのコンピュータプログラムを、情報処理装置が送受信装置へ提供し、情報処理装置は、自身がコンピュータプログラムを提供した送受信装置からの情報のみを受け付けて情報を処理する事により、情報処理装置へ情報を送受信できる送受信装置を制限し、出所不明のコンピュータプログラムを用いた任意の送受信装置からの情報の送受信を禁止できる。
【0038】
また、本発明においては、任意の送受信装置からの指示によって情報処理装置が記憶している情報が画像として出力されて不特定多数の者が取得することを阻止し、情報処理装置が処理する情報を保護することができる。
【0039】
また、本発明においては、任意の送受信装置からの指示によって情報処理装置が記憶している画像データが前記送受信装置へ送信されて不特定多数の者が取得することを阻止し、画像処理装置が処理する情報を保護することができる。
【0040】
更に、本発明においては、デバイスドライバであるコンピュータプログラムは、特定の送信装置からのみ情報処理装置へ送信可能であるため、デバイスドライバを管理して情報処理装置が処理する情報の安全性をより高めることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る送受信装置であるPCの内部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る送信装置であるサーバ装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図4】デバイスドライバをPCが導入するために本発明の情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。
【図5】デバイスドライバをPCが導入するために本発明の情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】PCからの指示により画像処理装置が情報の処理を行うために、本発明の情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の情報処理システムが行うデバイスドライバの更新処理の動作の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2に係る本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2に係る送受信装置であるPCの内部の構成を示すブロック図である。
【図10】デバイスドライバをPCが導入するために実施の形態2に係る情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。
【図11】PCからの指示により画像処理装置が情報の処理を行うために、実施の形態2に係る情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置(情報処理装置)
11 制御部
13 通信部
16 記憶部
2 PC(送受信装置)
21 CPU
23 内部記憶装置
26 通信部
3 サーバ装置(送信装置)
35 通信部
161、231、341 デバイスドライバ(コンピュータプログラム)
162、232 認証情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部の装置が情報処理装置に対して情報を送受信するために必要なコンピュータプログラムを管理できる情報処理システム、及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ装置として機能する画像処理装置で情報を出力する方法は、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報を送受信する送受信装置にケーブルを介して接続された画像処理装置にて画像として出力する従来の方法から、通信ネットワークに画像処理装置と送受信装置とが接続され、通信ネットワークを介して送受信装置から画像処理装置へ出力の指示を送信して画像処理装置が画像を出力する方法へと移り変わり始めている。また、近年の画像処理装置は、プリンタ装置の機能に加えて、用紙に記録された画像を走査して画像データとして取り込み、取り込んだ画像データを送受信装置へ送信するスキャナ装置の機能、取り込んだ画像データに基づいて画像を形成して出力する複写装置の機能、及びファクシミリ通信を用いて外部のファクシミリ装置との間で画像データを送受信するファクシミリ装置の機能など、多くの機能を備えた多機能型の画像処理装置となっているものがある。この様な多機能型の画像処理装置は、内部にハードディスク等の記憶手段を備え、取り込んだ画像データ等の情報を記憶手段に記憶し、必要なときに記憶している画像データを再利用できる構成となっている。
【0003】
画像処理装置が扱う情報には、企業秘密を記載した文章などの機密性を有する情報が含まれている場合があり、通信ネットワークを介して複数の送受信装置が同一の画像処理装置を使用する状態では、不特定多数の者によって、通信ネットワークを通過する情報の読み取り、又は画像処理装置にて出力された情報の閲覧が可能であり、機密性が保たれるように情報を保護することが困難である。そこで、通信ネットワークへ送信する情報を暗号化する、又は情報の出力を指示した使用者が直接に画像処理装置を操作したときのみに情報を出力するなどの方法を用いて、画像処理装置にて処理する情報を保護する画像処理装置が提案されている。特許文献1では、送受信装置から送信された情報を、画像処理装置にて暗号化して記憶し、パスワードの入力などにより使用者を認証した後に出力する技術が開示されている。また、画像処理装置が記憶している情報が不正に取り出されることを防止するために、特許文献2では、情報の処理が完了した段階で、消去または上書きなどを行って情報の読み出しを困難な状態にする画像処理装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−306273号公報
【特許文献2】
特開昭59−50660号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
コンピュータが、送受信装置として画像処理装置との間で情報を送受信して画像出力などの処理を行わせるためには、コンピュータは、該コンピュータに画像処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムであるデバイスドライバに従って動作する必要がある。従来、コンピュータは、CD−ROM等の記録媒体に記録されたデバイスドライバを読み込むか、又はウェブサイトに登録されたデバイスドライバを通信ネットワークを介してダウンロードする等して、デバイスドライバを記憶し、記憶したデバイスドライバをロードして、送受信装置として機能していた。しかし、従来の画像処理装置では、デバイスドライバを手に入れることが容易であるため、任意のコンピュータにデバイスドライバを導入し、該コンピュータから画像処理装置へ情報の出力指示を送信して、画像処理装置が記憶している情報を外部へ出力させることにより、画像処理装置が記憶している情報を不特定多数の者が取得することが容易であり、画像処理装置が記憶している情報を保護することが困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、画像処理装置である情報処理装置が、デバイスドライバを管理し、該情報処理装置から導入されたデバイスドライバを用いる送受信装置からの情報のみに対して処理を行うことにより、情報を保護できる情報処理システム、及び情報処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る情報処理システムは、情報を処理する情報処理装置と、該情報処理装置に接続されて情報を送受信する送受信装置とを備える情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記送受信装置に前記情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を記憶する手段と、前記コンピュータプログラム及び前記認証情報を前記送受信装置へ提供する手段とを備え、前記送受信装置は、提供された前記コンピュータプログラムに従って、処理に係る情報と共に、提供された前記認証情報を前記情報処理装置へ送信する手段を備え、前記情報処理装置は、更に、受信した前記認証情報と記憶している前記認証情報とを比較して、前記コンピュータプログラムを認証する手段と、認証に成功した場合に、受信した情報に応じた処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る情報処理システムは、情報を処理する情報処理装置と、該情報処理装置に接続されて情報を送受信する送受信装置とを備える情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記送受信装置に前記情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを記憶する手段と、前記コンピュータプログラムを前記送受信装置へ提供する手段と、前記コンピュータプログラムを提供した前記送受信装置を識別する識別情報を、前記送受信装置から取得する手段と、取得した前記識別情報を記憶する記憶手段とを備え、前記送受信装置は、提供された前記コンピュータプログラムに従って、処理に係る情報と共に、該送受信装置を識別する識別情報を前記情報処理装置へ送信する手段を備え、前記情報処理装置は、更に、受信した前記識別情報に対応する識別情報を前記記憶手段に記憶しているか否かを判定する手段と、前記識別情報を前記記憶手段に記憶していると判定された場合に、受信した情報に応じた処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る情報処理システムは、前記処理手段は、前記送受信装置から受信した情報又は記憶している情報から画像を形成して出力すべくなしてあることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る情報処理システムは、前記処理手段は、画像データを生成し、生成した画像データを記憶又は前記送受信装置へ送信すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置へ前記コンピュータプログラムを送信する送信装置を更に備え、前記情報処理装置は、前記送信装置を認証する手段と、認証に成功した場合に、受信した前記コンピュータプログラムを記憶する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る情報処理装置は、外部の装置との間で情報を送受信し、情報を処理する情報処理装置において、外部の装置にそれとの間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を記憶する手段と、前記コンピュータプログラム及び前記認証情報を外部の装置へ提供する手段と、外部の装置から、処理に係る情報と共に、前記認証情報を受信する手段と、受信した前記認証情報と記憶している前記認証情報とを比較して、前記装置へ提供した前記コンピュータプログラムを認証する手段と、認証に成功した場合に、受信した情報に応じた処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る情報処理装置は、外部の装置との間で情報を送受信し、情報を処理する情報処理装置において、外部の装置にそれとの間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを記憶する手段と、前記コンピュータプログラムを他の装置へ提供する手段と、前記コンピュータプログラムを提供した前記装置を識別する識別情報を、前記装置から取得する手段と、取得した前記識別情報を記憶する記憶手段と、外部の装置から、処理に係る情報と共に、前記装置を識別する識別情報を受信する手段と、受信した前記識別情報に対応する識別情報を前記記憶手段に記憶しているか否かを判定する手段と、前記識別情報を前記記憶手段に記憶していると判定された場合に、受信した情報に応じた処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明においては、送受信装置に情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を、情報処理装置が送受信装置へ提供し、送受信装置は、情報処理装置へ情報を送信するときに、記憶している認証情報を送信し、情報処理装置は、受信した認証情報を用いて、自身が提供したコンピュータプログラムが用いられているかを認証し、認証に成功した場合に、送受信装置から受信した情報に従って情報の処理を行う。
【0015】
本発明においては、送受信装置に情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを、情報処理装置が送受信装置へ提供し、情報処理装置は、また、コンピュータプログラムを提供した送受信装置を識別する識別情報を記憶し、送受信装置は、情報処理装置へ情報を送信するときに、自身を識別する識別情報を送信し、情報処理装置は、受信した識別情報を用いて、情報の送信元のコンピュータは自身がコンピュータプログラムを提供した送受信装置であるかを認証し、認証に成功した場合に、送受信装置から受信した情報に従って情報の処理を行う。
【0016】
また、本発明においては、情報処理装置は、画像を形成して出力するプリンタ装置である。
【0017】
また、本発明においては、情報処理装置は、画像データを形成して送受信装置へ送信するスキャナ装置である。
【0018】
更に、本発明においては、情報処理装置が記憶しているコンピュータプログラムは、更新時等に、特定の送信装置から送信され、記憶される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、本発明の情報処理装置であり、演算を行うCPU及び演算に伴う一時的な情報を記憶するRAM等からなる制御部11を備え、制御部11には、画像処理装置1の制御を行うための制御プログラムを記憶しているROM15が接続されており、制御部11は、ROM15が記憶している制御プログラムに従って、画像処理装置1全体の制御を行う。また、制御部11には、画像処理装置1の状態を示す情報を記憶するメモリである管理部14が接続されており、制御部11は、管理部14が記憶している情報を参照し、参照した情報に基づいて画像処理装置1の制御を行う。また、制御部11には、用紙に記録された画像を走査して読み取り、読みとった画像に基づいた電子的な画像データを生成する画像読み取り部17と、画像データを一時的に記憶する画像メモリ18と、画像メモリ18が記憶している画像データから画像を形成し、形成した画像を記録用紙に記録して出力する画像形成部19とが接続されており、画像処理装置1は、画像読み取り部17にて読みとった画像を複写する複写装置として機能する。また、制御部11には、ハードディスク又は不揮発性のメモリからなる記憶部16が接続されており、記憶部16は画像データを記憶する。また、制御部11には、使用者からの操作を受け付ける操作部12が接続されており、操作部12は、操作のために必要な情報を表示する液晶パネル等の表示手段と、使用者の操作により制御命令などの情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部とからなっている。
【0020】
更に、制御部11には、LAN等の外部の通信ネットワークNに接続された通信部13が接続されており、通信部13は、通信ネットワークNを介して、外部との間で情報を交換する。通信ネットワークNには、本発明に係る送受信装置である複数のPC2,2,…が接続されており、通信部13は、PC2から送信された画像データを通信ネットワークNを介して受信し、画像形成部19は、通信部13が受信した画像データから画像を形成して出力することができ、画像処理装置1は、プリンタ装置として機能する。また、画像処理装置1は、画像読み取り部17が画像を読みとって生成した画像データを通信部13から通信ネットワークNを介してPC2へ送信することができ、スキャナ装置として機能する。通信ネットワークNには、複数の画像処理装置1,1,…が接続されており、PC2は、任意の画像処理装置1を用いて画像出力などの処理を行うことができる。また、通信部13は、ファクシミリ通信を行うことが可能であり、通信ネットワークNに接続された図示しない公衆回線網を介して、画像読み取り部17が画像を読みとって生成した画像データを、他のファクシミリ装置へファクシミリ通信にて送信することができ、また、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信にて送信された画像データを受信しすることができ、画像処理装置1は、ファクシミリ装置として機能する。更に、通信ネットワークNには、複数の画像処理装置1,1,…を管理するサーバ装置3が接続されている。
【0021】
記憶部16は、画像処理装置1が処理した画像データを処理履歴として記憶している。例えば、出力の失敗または出力部数の不足のために一度出力した画像をもう一度出力する必要がある場合は、操作部12にて受け付けた指示、又はPC2から送信されて通信部13にて受信した指示に従って、制御部11は、記憶している画像データを記憶部16から読み出し、画像形成部19にて画像の出力を行う。また、記憶部16は、複写、ファクシミリ送信、画像出力、及び画像読み取り等で使用した画像データを蓄積しておくことができ、使用者は、操作部12での操作により、又はPC2から処理命令を送信することにより、記憶部16が記憶している画像データを選択し、画像形成部19での画像の出力、又は通信部13から外部への画像データの送信などを行って、記憶部16が記憶している画像データを利用することができ、画像処理装置1は、画像データのサーバ装置として機能する。更に、記憶部16は、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させる本発明のコンピュータプログラムであるデバイスドライバ161と、該デバイスドライバ161を認証するための認証情報162とを記憶している。認証情報162は、デバイスドライバ161のバージョンナンバーとデバイスドライバ161を記憶部16に記憶している画像処理装置1のシリアルナンバーとを組み合わせた情報などの、デバイスドライバ161と画像処理装置1との組み合わせに固有の情報となっている。
【0022】
画像処理装置1の機能は、ROM15が記憶している制御プログラムに従って制御部11が制御しており、制御プログラムは、画像読み取り部17での画像データの生成、通信部13での外部との情報の送受信、及び画像形成部19での画像の出力などの入出力処理を行うためのプログラムに加え、処理する情報を保護する情報保護処理を行うためのプログラム、画像処理装置1との間で情報を送受信すべきPC2へデバイスドライバ161を導入する導入処理を行うためのプログラム、情報を送受信するPC2を認証する認証処理を行うためのプログラム、及び記憶部16に記憶しているデバイスドライバ161を更新する更新処理を行うためのプログラムを含んでいる。制御部11は、情報保護処理を行う制御プログラムに従って、画像読み取り部17が生成した画像データ、及び通信部13にて受信した画像データを暗号化して記憶部16又は画像メモリ18に記憶し、画像を出力するときは、画像メモリ18に記憶した画像データを復号して画像形成部19にて画像を出力する。また、制御部11は、情報保護処理を行う制御プログラムに従って、画像の出力が終了した後で、記憶部16が記憶している画像データを、消去する、又は画像データに所定の情報を上書きする等の処理を行って、記憶部16が記憶している画像データを、利用できないように無価値化する。また、操作部12にて使用者の操作により認証を受け付けた場合に画像を出力するようにしてもよい。このように、情報保護処理を行うことで、画像処理装置1は、扱う情報の機密性を保つことができる。
【0023】
図2は、本発明に係る送受信装置であるPC2の内部の構成を示すブロック図である。PC2は、演算を行うCPU21と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM22と、ハードディスク等の内部記憶装置23とを備え、内部記憶装置23は、コンピュータプログラムを記憶しており、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているコンピュータプログラムをRAM22にロードし、ロードしたコンピュータプログラムに従って、PC2に必要な処理を行う。また、PC2は、通信ネットワークNに接続された通信部26を備えており、通信ネットワークNを介して画像処理装置1から通信部26にて受信したデバイスドライバ231及び認証情報232を内部記憶装置23に記憶することが可能である。CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているデバイスドライバ231をRAM22にロードし、ロードしたデバイスドライバ231に従って、通信ネットワークNを介して画像処理装置1との間で情報の送受信を行う。またPC2は、キーボード又はマウス等の入力装置24と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力装置25とを備えており、情報の入力を初めとするオペレータからの操作を受け付ける構成となっている。
【0024】
図3は、本発明に係る送信装置であるサーバ装置3の内部の構成を示すブロック図である。サーバ装置3は、コンピュータを用いて構成され、演算を行うCPU31と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM32と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置33と、ハードディスク等の内部記憶装置34とを備えており、最新のデバイスドライバ341が記録されているCD−ROM等の記録媒体30からデバイスドライバ341を外部記憶装置33にて読み取り、読み取ったデバイスドライバ341を内部記憶装置34に記憶する。サーバ装置3は、操作権限を有する管理者によって管理され、管理者以外はサーバ装置3を操作することはできない構成となっている。また、サーバ装置3は、通信ネットワークNに接続された通信部35を備えており、通信ネットワークNを介して画像処理装置1へ最新のデバイスドライバ341を送信することが可能となっている。
【0025】
次に、本発明の情報処理システムが行う処理をフローチャートを用いて説明する。本発明の情報処理システムでは、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるための本発明のコンピュータプログラムであるデバイスドライバ161を、画像処理装置1がPC2へ提供し、PC2が画像処理装置1との間で情報を送受信するときには、画像処理装置1は、PC2が利用しているデバイスドライバ231が、該画像処理装置1が提供したデバイスドライバ161であるか否かを認証する。
【0026】
図4及び図5は、デバイスドライバ161をPC2が導入するために本発明の情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。PC2は、入力装置24にてオペレータの操作により、デバイスドライバ161の導入の指示を受け付け(S101)、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているコンピュータプログラムをRAM22にロードし、ロードしたコンピュータプログラムに従って、通信ネットワークNに接続されている画像処理装置1,1,…に係る情報の要求を、通信部26から通信ネットワークNを介して画像処理装置1,1,…へ送信する(S102)。画像処理装置1は、通信部13にて、画像処理装置1に係る情報の要求を受信し(S103)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、管理部14が記憶している画像処理装置1の型番名などの画像処理装置1の存在を示す情報を、通信部13から通信ネットワークNを介してPC2へ送信する(S104)。PC2は、通信部26にて、画像処理装置1,1,…の情報を受信し(S105)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信した画像処理装置1,1,…の情報を一覧にして出力装置25に出力する(S106)。CPU21は、次に、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、一覧にして出力装置25に出力した画像処理装置1,1,…の中から、オペレータの操作による、デバイスドライバ231の導入元となる画像処理装置1の選択の受け付けを入力装置24にて監視し(S107)、選択を受け付けなかった場合には(S107:NO)、処理を終了し、選択を受け付けた場合は(S107:YES)、オペレータの操作による、選択を受け付けた画像処理装置1の詳細な情報を出力する指示の受け付けを入力装置24にて監視し(S108)、指示を受け付けない場合は(S108:NO)、処理をステップS114へ進め、詳細な情報を出力する指示を受け付けた場合は(S108:YES)、選択を受け付けた画像処理装置1へ、該画像処理装置1に係る詳細な情報の要求を通信部26から送信する(S109)。画像処理装置1は、通信部13にて、詳細な情報の要求を受け付け(S110)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、管理部14が記憶している可能な出力方法または出力用紙サイズ等の画像処理装置1に係る詳細な情報を、通信部13からPC2へ送信する(S111)。PC2は、通信部26にて、画像処理装置1の詳細な情報を受信し(S112)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信した詳細な情報を出力装置25に出力する(S113)。
【0027】
ステップS113が終了した場合、又はステップS108にて画像処理装置1の詳細な情報の出力の指示を受け付けなかった場合は、CPU21は、次に、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、オペレータの操作による、デバイスドライバ161の導入要求の受け付けを入力装置24にて監視し(S114)、導入要求を受け付けなかった場合は(S114:NO)、処理をステップS106へ戻し、導入要求を受け付けた場合は(S114:YES)、デバイスドライバ161の要求を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S115)。画像処理装置1は、通信部13にて、デバイスドライバ161の要求を受信し(S116)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、記憶部16に記憶しているデバイスドライバ161及び認証情報162を、通信部13からPC2へ送信する(S117)。PC2は、通信部26にて、デバイスドライバ161及び認証情報162を受信し(S118)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信した認証情報162を内部記憶装置23に記憶し(S119)、受信したデバイスドライバ161を内部記憶装置23に記憶してPC2のシステムに組み込むセットアップを行い(S120)、処理を終了する。
【0028】
図6は、PC2からの指示により画像処理装置1が情報の処理を行うために、本発明の情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。PC2から送信した画像データの画像としての出力、又は画像処理装置1が画像読み取り部17で生成した画像データのPC2への送信など、画像処理装置1での情報処理の実行の指示を、PC2は、オペレータの操作により入力装置24にて受け付け(S21)、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているデバイスドライバ231をRAM22にロードし、ロードしたデバイスドライバ231に従って、情報の処理指示および内部記憶装置23に記憶している認証情報232を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S22)。画像処理装置1は、通信部13にて情報の処理指示および認証情報232を受信し(S23)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信した認証情報232は、記憶部16に記憶している認証情報162と一致する正当なものであるか否かを判定し(S24)、受信した認証情報232が正当であると判定された場合は(S24:YES)、PC2に情報の処理指示を送信させたデバイスドライバ231は画像処理装置1がPC2へ導入したデバイスドライバ161であると認証されたため、処理指示として受信した画像データを画像形成部19にて画像として出力する、又は画像読み取り部17にて生成して記憶部16に記憶している画像データを通信部13からPC2へ送信する等の情報処理を行い(S25)、処理を終了する。受信した認証情報232が、記憶部16に記憶している認証情報162と一致しないために正当なものではないと判定された場合は(S24:NO)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、デバイスドライバ231が画像処理装置1から導入されたものではないために情報処理ができないことを示すエラーを通信部13からPC2へ送信し(S26)、PC2は、エラーを通信部26にて受信し(S27)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信したエラーの内容を出力装置25に出力し(S28)、処理を終了する。
【0029】
図7は、本発明の情報処理システムが行うデバイスドライバ161の更新処理の動作の手順を示すフローチャートである。外部記憶装置33にて記録媒体30からサーバ装置3へデバイスドライバが読み込まれたときなど、サーバ装置3は、適切なタイミングで、IPアドレス等のサーバ装置3を特定するサーバ情報を、通信部35から通信ネットワークNを介して画像処理装置1へ送信する(S301)。画像処理装置1は、通信部13にて、サーバ情報をサーバ装置3から受信し(S302)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信したサーバ情報を記憶部16に記憶している情報と比較するなどして、受信したサーバ情報が正当であるか否かを判定し(S303)、受信したサーバ情報が正当ではないと判定された場合には(S303:NO)、デバイスドライバ161の更新の不許可を示す情報を通信部13からサーバ装置3へ送信し(S304)、サーバ装置3は、更新の不許可を示す情報を通信部35にて受信し(S305)、処理を終了する。ステップS303にてサーバ情報が正当であると判定された場合には(S303:YES)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、デバイスドライバ161の更新の許可を示す情報を通信部13からサーバ装置3へ送信し(S306)、サーバ装置3は、更新の許可を示す情報を通信部35にて受信し(S307)、CPU31は、内部記憶装置34に記憶しているデバイスドライバ341を、通信部35から画像処理装置1へ送信する(S308)。画像処理装置1は、通信部13にてデバイスドライバ341を受信し(S309)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信したデバイスドライバ341を、新しいデバイスドライバ161として内部記憶装置16に記憶し(S310)、処理を終了する。なお、デバイスドライバ161を更新するときに、認証情報162も更新することとしても良い。
【0030】
以上詳述した如く、本発明においては、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるデバイスドライバ161、及び該デバイスドライバ161を認証するための認証情報162を、画像処理装置1がPC2へ提供し、PC2は、画像処理装置1へ情報を送信するときに、記憶している認証情報232を送信し、画像処理装置1は、受信した認証情報232を用いて、自身が提供したデバイスドライバ161が用いられているかを認証し、認証に成功した場合に、PC2から受信した情報に従って情報の処理を行う。画像処理装置1がデバイスドライバ161を提供したPC2のみに対して、情報の送受信を可能とするため、情報を送受信できるPC2を制限し、出所不明のデバイスドライバを導入した任意のPCからの情報の送受信を禁止する。画像処理装置1がプリンタ装置である場合は、任意のPCからの指示によって画像処理装置1が記憶している情報が画像として出力されて、画像処理装置1が記憶している情報を不特定多数の者が取得することを阻止し、また、画像処理装置1がスキャナ装置である場合は、任意のPCからの指示によって画像処理装置1が記憶している画像データが前記PCへ送信されて、画像処理装置1が記憶している情報を不特定多数の者が取得することを阻止し、画像処理装置1が処理する情報を保護することができる。
【0031】
更に、本発明においては、デバイスドライバ161の更新時等、デバイスドライバ161を画像処理装置1に記憶させる場合には、操作権限を有する特定の管理者によって操作される特定のサーバ装置3からデバイスドライバ341が送信され、画像処理装置1は送信されたデバイスドライバ341を記憶する。デバイスドライバの更新についても、特定の装置からのみ行われるため、デバイスドライバを管理して情報の安全性をより高めることができる。
【0032】
なお、本実施の形態においては、本発明の情報処理装置である画像処理装置1は、プリンタ装置およびスキャナ装置などの複数の機能を備えた多機能型の画像処理装置1であるとしたが、これに限るものではなく、プリンタ装置のみ又はスキャナ装置のみ等、単機能の画像処理装置であってもよい。
【0033】
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係る本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図であり、図9は、実施の形態2に係る送受信装置であるPC2の内部の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、画像処理装置1は、デバイスドライバ161を導入したPC2を識別する識別情報を記憶しておき、識別情報を用いてPC2の認証を行う。画像処理装置1は、記憶部16に、デバイスドライバ161を記憶し、また、デバイスドライバ161を導入したPC2,2,…の夫々を識別する、IPアドレス又はMacアドレス等の識別情報をテーブルにして記憶している。PC2は、通信ネットワークNを介して画像処理装置1から通信部26にて受信したデバイスドライバ231を内部記憶装置23に記憶することが可能な構成となっている。情報処理システム、画像処理装置1、及びPC2のその他の構成は、実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
【0034】
図10は、デバイスドライバ161をPC2が導入するために実施の形態2に係る情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。画像処理装置1及びPC2は、まず、図4に示すステップS101〜ステップS114の処理を行い、次に、PC2が、デバイスドライバ161の導入要求の受け付けを入力装置24にて受け付けた場合、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、デバイスドライバ161の要求、及びPC2を識別するIPアドレス又はMacアドレス等の識別情報を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S41)。画像処理装置1は、通信部13にて、デバイスドライバ161の要求および識別情報を受信し(S42)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信した識別情報を追加して記憶部16に記憶し(S43)、記憶部16に記憶しているデバイスドライバ161を通信部13からPC2へ送信する(S44)。PC2は、通信部26にて、デバイスドライバ161を受信し(S45)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信したデバイスドライバ161を内部記憶装置23に記憶してPC2のシステムに組み込むセットアップを行い(S46)、処理を終了する。
【0035】
図11は、PC2からの指示により画像処理装置1が情報の処理を行うために、実施の形態2に係る情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。PC2から送信した画像データの画像としての出力、又は画像処理装置1が画像読み取り部17で生成した画像データのPC2への送信など、画像処理装置1での情報処理の実行の指示を、PC2は、オペレータの操作により入力装置24にて受け付け(S51)、CPU21は、内部記憶装置23に記憶しているデバイスドライバ231をRAM22にロードし、ロードしたデバイスドライバ231に従って、情報の処理指示およびPC2を識別する識別情報を、通信部26から画像処理装置1へ送信する(S52)。画像処理装置1は、通信部13にて情報の処理指示および識別情報を受信し(S53)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、受信した識別情報は、記憶部16にテーブルとして記憶している識別情報の中に含まれているか否かを判定し(S54)、受信した識別情報が記憶している識別情報の中に含まれていると判定された場合は(S54:YES)、PC2に情報の処理指示を送信させたデバイスドライバ231は画像処理装置1がPC2へ導入したデバイスドライバ161であると認証されたため、処理指示として受信した画像データを画像形成部19にて画像として出力する、又は画像読み取り部17にて生成して記憶部16に記憶している画像データを通信部13からPC2へ送信する等の情報処理を行い(S55)、処理を終了する。受信した識別情報が記憶している識別情報の中に含まれていないと判定された場合は(S54:NO)、制御部11は、ROM15に記憶している制御プログラムに従って、デバイスドライバ231が画像処理装置1から導入されたものではないために情報処理ができないことを示すエラーを通信部13からPC2へ送信し(S56)、PC2は、エラーを通信部26にて受信し(S57)、CPU21は、RAM22にロードしたコンピュータプログラムに従って、受信したエラーの内容を出力装置25に出力し(S58)、処理を終了する。
【0036】
本実施の形態においては、PC2に画像処理装置1との間で情報を送受信させるデバイスドライバ161を、画像処理装置1がPC2へ提供し、画像処理装置1は、また、デバイスドライバ161を提供したPC2を識別する識別情報を記憶し、PC2は、画像処理装置1へ情報を送信するときに、自身を識別する識別情報を送信し、画像処理装置1は、受信した識別情報を用いて、自身がデバイスドライバ161を提供したPC2であるかを認証し、認証に成功した場合に、PC2から受信した情報に従って情報の処理を行う。本実施の形態においても、画像処理装置1がデバイスドライバ161を提供したPC2のみに対して、情報の送受信を可能とするため、情報を送受信できるPC2を制限し、出所不明のデバイスドライバを導入した任意のPCからの情報の送受信を禁止して、画像処理装置1が処理する情報を保護することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明においては、送受信装置に情報処理装置との間で情報を送受信させるためのコンピュータプログラムを、情報処理装置が送受信装置へ提供し、情報処理装置は、自身がコンピュータプログラムを提供した送受信装置からの情報のみを受け付けて情報を処理する事により、情報処理装置へ情報を送受信できる送受信装置を制限し、出所不明のコンピュータプログラムを用いた任意の送受信装置からの情報の送受信を禁止できる。
【0038】
また、本発明においては、任意の送受信装置からの指示によって情報処理装置が記憶している情報が画像として出力されて不特定多数の者が取得することを阻止し、情報処理装置が処理する情報を保護することができる。
【0039】
また、本発明においては、任意の送受信装置からの指示によって情報処理装置が記憶している画像データが前記送受信装置へ送信されて不特定多数の者が取得することを阻止し、画像処理装置が処理する情報を保護することができる。
【0040】
更に、本発明においては、デバイスドライバであるコンピュータプログラムは、特定の送信装置からのみ情報処理装置へ送信可能であるため、デバイスドライバを管理して情報処理装置が処理する情報の安全性をより高めることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る送受信装置であるPCの内部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る送信装置であるサーバ装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図4】デバイスドライバをPCが導入するために本発明の情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。
【図5】デバイスドライバをPCが導入するために本発明の情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】PCからの指示により画像処理装置が情報の処理を行うために、本発明の情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の情報処理システムが行うデバイスドライバの更新処理の動作の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2に係る本発明の情報処理システムの構成、及び本発明の情報処理装置である画像処理装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2に係る送受信装置であるPCの内部の構成を示すブロック図である。
【図10】デバイスドライバをPCが導入するために実施の形態2に係る情報処理システムが行う動作の手順を示すフローチャートである。
【図11】PCからの指示により画像処理装置が情報の処理を行うために、実施の形態2に係る情報処理システムが行う認証処理の動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置(情報処理装置)
11 制御部
13 通信部
16 記憶部
2 PC(送受信装置)
21 CPU
23 内部記憶装置
26 通信部
3 サーバ装置(送信装置)
35 通信部
161、231、341 デバイスドライバ(コンピュータプログラム)
162、232 認証情報
Claims (7)
- 情報を処理する情報処理装置と、該情報処理装置に接続されて情報を送受信する送受信装置とを備える情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記送受信装置に前記情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を記憶する手段と、
前記コンピュータプログラム及び前記認証情報を前記送受信装置へ提供する手段とを備え、
前記送受信装置は、
提供された前記コンピュータプログラムに従って、処理に係る情報と共に、提供された前記認証情報を前記情報処理装置へ送信する手段を備え、
前記情報処理装置は、更に、
受信した前記認証情報と記憶している前記認証情報とを比較して、前記コンピュータプログラムを認証する手段と、
認証に成功した場合に、受信した情報に応じた処理を行う処理手段と
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 情報を処理する情報処理装置と、該情報処理装置に接続されて情報を送受信する送受信装置とを備える情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記送受信装置に前記情報処理装置との間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを記憶する手段と、
前記コンピュータプログラムを前記送受信装置へ提供する手段と、
前記コンピュータプログラムを提供した前記送受信装置を識別する識別情報を、前記送受信装置から取得する手段と、
取得した前記識別情報を記憶する記憶手段とを備え、
前記送受信装置は、
提供された前記コンピュータプログラムに従って、処理に係る情報と共に、該送受信装置を識別する識別情報を前記情報処理装置へ送信する手段を備え、
前記情報処理装置は、更に、
受信した前記識別情報に対応する識別情報を前記記憶手段に記憶しているか否かを判定する手段と、
前記識別情報を前記記憶手段に記憶していると判定された場合に、受信した情報に応じた処理を行う処理手段と
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 前記処理手段は、前記送受信装置から受信した情報又は記憶している情報から画像を形成して出力すべくなしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
- 前記処理手段は、画像データを生成し、生成した画像データを記憶又は前記送受信装置へ送信すべくなしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
- 前記情報処理装置へ前記コンピュータプログラムを送信する送信装置を更に備え、
前記情報処理装置は、前記送信装置を認証する手段と、
認証に成功した場合に、受信した前記コンピュータプログラムを記憶する手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理システム。 - 外部の装置との間で情報を送受信し、情報を処理する情報処理装置において、
外部の装置にそれとの間で情報を送受信させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを認証するための認証情報を記憶する手段と、
前記コンピュータプログラム及び前記認証情報を外部の装置へ提供する手段と、
外部の装置から、処理に係る情報と共に、前記認証情報を受信する手段と、
受信した前記認証情報と記憶している前記認証情報とを比較して、前記装置へ提供した前記コンピュータプログラムを認証する手段と、
認証に成功した場合に、受信した情報に応じた処理を行う手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 外部の装置との間で情報を送受信し、情報を処理する情報処理装置において、
外部の装置にそれとの間で情報を送受信させるコンピュータプログラムを記憶する手段と、
前記コンピュータプログラムを他の装置へ提供する手段と、
前記コンピュータプログラムを提供した前記装置を識別する識別情報を、前記装置から取得する手段と、
取得した前記識別情報を記憶する記憶手段と、
外部の装置から、処理に係る情報と共に、前記装置を識別する識別情報を受信する手段と、
受信した前記識別情報に対応する識別情報を前記記憶手段に記憶しているか否かを判定する手段と、
前記識別情報を前記記憶手段に記憶していると判定された場合に、受信した情報に応じた処理を行う手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003077777A JP2004287735A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 情報処理システム及び情報処理装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101930347A (zh) * | 2009-06-24 | 2010-12-29 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 图像形成系统和图像形成装置 |
-
2003
- 2003-03-20 JP JP2003077777A patent/JP2004287735A/ja active Pending
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JP2011008378A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成システム及び画像形成装置並びにプリンタドライバ |
US8432569B2 (en) | 2009-06-24 | 2013-04-30 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming system, image forming apparatus and recording medium |
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