JP2004287604A - 患者情報管理システム、患者情報管理方法、患者識別情報生成装置、および、患者識別情報管理装置 - Google Patents

患者情報管理システム、患者情報管理方法、患者識別情報生成装置、および、患者識別情報管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】患者の個人情報を数値化して登録の際のチェックデジットとして利用することで、既存の医療機関のシステムに大きな変更を加えることなく患者の2重登録を防ぐことができる患者情報管理システム等を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明にかかる患者情報管理システムは、患者識別情報生成装置において、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、作成された患者識別情報を患者識別情報管理装置に送信し、患者識別情報管理装置において、送信された患者識別情報を受信し、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者情報管理システム、患者情報管理方法、患者識別情報生成装置、および、患者識別情報管理装置に関し、特に、患者の個人情報を数値化して登録の際のチェックデジットとして利用することで、既存の医療機関のシステムに大きな変更を加えることなく患者の2重登録を防ぐことができる患者情報管理システム、患者情報管理方法、患者識別情報生成装置、および、患者識別情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、遺伝子等の研究が進展するに伴い、複数の医療機関の協力を得て大規模に患者を募集して研究を推進する機運が高まっている。
【0003】
そして、このような大規模な研究においては、募集した患者の情報管理が大変重要になってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来における匿名化方式では、連結可能匿名化であったとしても一人の患者が医療機関を複数受診している時は、研究サイドから患者の2重登録を防ぐ有効な手立てがないという問題点がある。
【0005】
また、2重登録を防ごうとした場合は、複数の医療機関同士が患者のデータベースを共有するなど、現状のシステムに対して大きな変更を必要とするという問題点がある。
【0006】
このように、従来のシステム等は数々の問題点を有しており、その結果、システムの利用者および管理者のいずれにとっても、利便性が悪く、また、利用効率が悪いものであった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、患者の個人情報を数値化して登録の際のチェックデジットとして利用することで、既存の医療機関のシステムに大きな変更を加えることなく患者の2重登録を防ぐことができる患者情報管理システム、患者情報管理方法、患者識別情報生成装置、および、患者識別情報管理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の患者情報管理システムは、患者識別情報生成装置と患者識別情報管理装置とをネットワークを介して通信可能に接続した患者情報管理システムであって、上記患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段と、上記患者識別チェック情報生成手段により生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成手段と、上記患者識別情報作成手段により作成された上記患者識別情報を上記患者識別情報管理装置に送信する患者識別情報送信手段とを備え、上記患者識別情報管理装置は、上記患者識別情報送信手段により送信された上記患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、上記患者識別情報受信手段により受信された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
このシステムによれば、患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、作成された患者識別情報を患者識別情報管理装置に送信し、患者識別情報管理装置は、送信された患者識別情報を受信し、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる。
【0010】
また、医療機関は、既存システムの変更をする必要がなく、また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる。
【0011】
また、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0012】
また、請求項2に記載の患者情報管理システムは、請求項1に記載の患者情報管理システムにおいて、上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であることを特徴とする。
【0013】
これは患者情報の一例を一層具体的に示すものである。このシステムによれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる。
【0014】
また、本発明は患者情報管理方法に関するものであり、請求項3に記載の患者情報管理方法は、患者識別情報生成装置と患者識別情報管理装置とをネットワークを介して通信可能に接続した患者情報管理システムを用いて実行される患者情報管理方法であって、上記患者識別情報生成装置において、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成ステップと、上記患者識別情報生成装置において、上記患者識別チェック情報生成ステップにより生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成ステップと、上記患者識別情報生成装置において、上記患者識別情報作成ステップにより作成された上記患者識別情報を上記患者識別情報管理装置に送信する患者識別情報送信ステップと、上記患者識別情報管理装置において、上記患者識別情報送信ステップにより送信された上記患者識別情報を受信する患者識別情報受信ステップと、上記患者識別情報管理装置において、上記患者識別情報受信ステップにより受信された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
この方法によれば、患者識別情報生成装置において、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、患者識別情報生成装置において、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、患者識別情報生成装置において、作成された患者識別情報を患者識別情報管理装置に送信し、患者識別情報管理装置において、送信された患者識別情報を受信し、患者識別情報管理装置において、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる。
【0016】
また、医療機関は、既存システムの変更をする必要がなく、また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる。
【0017】
また、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0018】
また、請求項4に記載の患者情報管理方法は、請求項3に記載の患者情報管理方法において、上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であることを特徴とする。
【0019】
これは患者情報の一例を一層具体的に示すものである。この方法によれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる。
【0020】
また、本発明は患者識別情報生成装置に関するものであり、請求項5に記載の患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段と、上記患者識別チェック情報生成手段により生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
この装置によれば、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成するので、医療機関は既存システムの変更をする必要がなく、容易に患者識別情報を作成できる。
【0022】
また、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0023】
また、請求項6に記載の患者識別情報生成装置は、請求項5に記載の患者識別情報生成装置において、上記患者識別情報を送信する患者識別情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0024】
この装置によれば、チェックデジットを付加して患者識別情報を送信するので、患者の氏名等を特定せずに容易にインターネット等で患者識別情報の送信ができ、安全性を高く維持したまま情報の共有化を図ることができる。
【0025】
また、請求項7に記載の患者識別情報生成装置は、請求項5に記載の患者識別情報生成装置において、上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であることを特徴とする。
【0026】
これは患者情報の一例を一層具体的に示すものである。この装置によれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる。
【0027】
また、本発明は患者識別情報管理装置に関するものであり、請求項8に記載の患者識別情報管理装置は、患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、上記患者識別情報受信手段により受信された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】
この装置によれば、患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報を受信し、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる。
【0029】
また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる。
【0030】
また、本発明は、患者情報管理システムに関するものであり、請求項9に記載の患者情報管理システムは、患者識別情報生成装置と患者識別情報管理装置とを含む患者情報管理システムであって、上記患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段と、上記患者識別チェック情報生成手段により生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成手段とを備え、上記患者識別情報管理装置は、上記患者識別情報作成手段により上記患者識別情報生成装置にて作成された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】
このシステムによれば、患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、患者識別情報管理装置は、患者識別情報生成装置にて作成された患者識別情報の患者識別チェック情報を例えばオフラインで記録媒体を介して搬送および記録し、その患者識別チェック情報に基づいて同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる。
【0032】
また、医療機関は、既存システムの変更をする必要がなく、また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる。
【0033】
また、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0034】
また、請求項10に記載の患者情報管理システムは、請求項9に記載の患者情報管理システムにおいて、上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であることを特徴とする。
【0035】
これは患者情報の一例を一層具体的に示すものである。このシステムによれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる。
【0036】
また、本発明は患者識別情報管理装置に関するものであり、請求項11に記載の患者識別情報管理装置は、患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段を備えたことを特徴とする。
【0037】
この装置によれば、患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報の患者識別チェック情報を例えばオフラインで記録媒体を介して搬送および記録し、その患者識別チェック情報に基づいて同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる。
【0038】
また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる患者情報管理システム、患者情報管理方法、患者識別情報生成装置、および、患者識別情報管理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0040】
[本発明の概要]
以下、本発明の概要について説明し、その後、本発明の構成および処理等について詳細に説明する。図1は本発明における患者情報管理システムの概要を示す図であり、該概要のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0041】
本発明は、概略的に、以下の基本的特徴を有する。すなわち、図1に示すように、本発明の患者情報管理システムは、概略的に、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する患者識別情報生成装置100と、研究機関などが管理する患者識別情報管理装置200とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成される。
【0042】
ここで、患者識別情報生成装置100は、例えば、氏名、生年月日などの患者情報を数値化した患者識別チェック情報と対応する患者番号とを組み合わせて患者識別情報を生成する機能を有する。
【0043】
また、患者識別情報管理装置200は、複数の医療機関から受信した患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せし、患者の2重登録を防ぐ機能を有する。
【0044】
ここで、本発明における患者情報管理システムの基本原理について、図2を参照して説明する。図2は、本発明における患者情報管理システムの基本原理を示す図である。
【0045】
まず、患者識別情報生成装置100は、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する患者情報から、当該患者情報を数値化した情報である患者識別チェック情報を生成する(ステップS−1)。
【0046】
ここで、当該患者情報は、例えば、患者の氏名および/または患者の生年月日などでもよい。
【0047】
また、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0048】
ついで、患者識別情報生成装置100は、患者識別チェック情報と対応する患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する(ステップS−2)。
【0049】
ここで、当該患者番号は、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する各患者に付された識別番号である。
【0050】
ついで、患者識別情報生成装置100は、作成された当該患者識別情報を患者識別情報管理装置200に送信する(ステップS−3)。
【0051】
ついで、患者識別情報管理装置200は、患者識別情報生成装置100より送信された当該患者識別情報を受信する(ステップS−4)。
【0052】
さらに、患者識別情報管理装置200は、受信された当該患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せする(ステップS−5)。
【0053】
なお、本発明において、患者識別情報生成装置100と、患者識別情報管理装置200とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成される場合を一例に説明したが、かかる場合に限定されることなく、ネットワーク300を介さずオフラインで媒体を搬送し、チェックする構成をとってもよい。
【0054】
具体的には、患者識別情報生成装置100は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、患者識別情報管理装置200は、患者識別情報生成装置100にて作成された患者識別情報の患者識別チェック情報を例えばオフラインで記録媒体を介して搬送および記録し、その患者識別チェック情報に基づいて同一である患者番号を名寄せしてもよい。
【0055】
[システム構成−患者識別情報生成装置100]
まず、本システムの構成について説明する。図3は、本発明が適用される患者識別情報生成装置100のシステム構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0056】
本システムは、概略的に、患者識別情報生成装置100と、患者識別情報管理装置200とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成されている。
【0057】
図3において、ネットワーク300は、患者識別情報生成装置100と患者識別情報管理装置200とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット等である。
【0058】
図3において、患者識別情報生成装置100は、概略的に、患者識別情報生成装置100の全体を統括的に制御するCPU等の制御部102、通信回線等に接続されるルータ等の通信装置(図示せず)に接続される通信制御インターフェース部104、入力装置112や出力装置114に接続される入出力制御インターフェース部108、および、各種のデータベースやファイルなどを格納する記憶部106を備えて構成されており、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。さらに、この患者識別情報生成装置100は、ルータ等の通信装置(図示せず)および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、各種の通信ネットワークに通信可能に接続されている。
【0059】
図3の記憶部106に格納される各種のデータベースやテーブルやファイル(患者情報ファイル106a〜患者識別情報ファイル106c)は、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種処理に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
【0060】
これら記憶部106の各構成要素のうち、患者情報ファイル106aは、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する、例えば、患者の氏名および/または患者の生年月日などの患者情報と、対応する患者番号とを格納する格納手段である。
【0061】
図5は、患者情報ファイル106aに格納される情報の一例を示す図である。
この患者情報ファイル106aに格納される情報は、図5に示すように、患者番号と、氏名と、生年月日とを相互に関連付けて格納されている。
【0062】
ここで、図5は、例えば、患者番号「T0011234」の氏名「○山△夫」の生年月日が「1960年12月6日」であることが示されている。
【0063】
また、患者識別チェック情報ファイル106bは、患者情報を数値化した患者識別チェック情報を格納する格納手段である。
【0064】
図6は、患者識別チェック情報ファイル106bに格納される情報の一例を示す図である。この患者識別チェック情報ファイル106bに格納される情報は、図6に示すように、患者番号と、患者識別チェック情報とを相互に関連付けて格納されている。
【0065】
ここで、図6は、例えば、患者番号「T0011234」の患者の患者識別チェック情報が「K39CJDJ」であることが示されている。
【0066】
また、患者識別情報ファイル106cは、患者番号と、対応する患者識別チェック情報とを組み合わせた患者識別情報を格納する格納手段である。
【0067】
図7は、患者識別情報ファイル106cに格納される情報の一例を示す図である。この患者識別情報ファイル106cに格納される情報は、図7に示すように、患者識別情報が格納されている。
【0068】
ここで、図7は、例えば、患者識別情報が「T0011234−K39CJDJ」であることが示されている。
【0069】
また、図3において、通信制御インターフェース部104は、患者識別情報生成装置100とネットワーク300(またはルータ等の通信装置)との間における通信制御を行う。すなわち、通信制御インターフェース部104は、他の端末と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
【0070】
また、図3において、入出力制御インターフェース部108は、入力装置112や出力装置114の制御を行う。ここで、出力装置114としては、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカを用いることができる(なお、以下においては出力装置114をモニタとして記載する場合がある)。また、入力装置112としては、バーコードリーダ、キーボード、マウス、および、マイク等を用いることができる。また、モニタも、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現する。
【0071】
また、図3において、制御部102は、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、患者識別チェック情報生成部102a、患者識別情報作成部102b、患者識別情報送信部102cを含んで構成されている。
【0072】
このうち、患者識別チェック情報生成部102aは、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する、例えば、患者の氏名および/または患者の生年月日などの患者情報を数値化した患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段である。
【0073】
ここで、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0074】
また、患者識別情報作成部102bは、患者識別チェック情報生成部102aにより生成された患者識別チェック情報と対応する患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報手段である。
【0075】
また、患者識別情報送信部102cは、患者識別情報作成部102bにより作成された患者識別情報を患者識別情報管理装置200に送信する患者識別情報送信手段である。
【0076】
なお、これら各部によって行われる処理の詳細については、後述する。
【0077】
[システム構成−患者識別情報管理装置200]
まず、本システムの構成について説明する。図4は、本発明が適用される患者識別情報管理装置200のシステム構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0078】
本システムは、概略的に、患者識別情報生成装置100と、患者識別情報管理装置200とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成されている。
【0079】
図4において、患者識別情報管理装置200は、概略的に、患者識別情報管理装置200の全体を統括的に制御するCPU等の制御部202、通信回線等に接続されるルータ等の通信装置(図示せず)に接続される通信制御インターフェース部204、入力装置212や出力装置214に接続される入出力制御インターフェース部208、および、各種のデータベースやファイルなどを格納する記憶部206を備えて構成されており、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。さらに、この患者識別情報管理装置200は、ルータ等の通信装置(図示せず)および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、各種の通信ネットワークに通信可能に接続されている。
【0080】
図4の記憶部206に格納される各種のデータベースやテーブルやファイル(患者識別情報ファイル206a、および、名寄せ患者識別情報ファイル206b)は、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種処理に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
【0081】
これら記憶部206の各構成要素のうち、患者識別情報ファイル206aは、患者番号と、対応する患者識別チェック情報とを組み合わせた患者識別情報を格納する格納手段である。
【0082】
図8は、患者識別情報ファイル206aに格納される情報の一例を示す図である。この患者識別情報ファイル206aに格納される情報は、図8に示すように、患者識別情報が格納されている。
【0083】
ここで、図8は、例えば、患者識別情報が「T0011234−K39CJDJ」であることが示されている。
【0084】
また、名寄せ患者識別情報ファイル206bは、患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せした情報を格納する格納手段である。
【0085】
図9は、名寄せ患者識別情報ファイル206bに格納される情報の一例を示す図である。名寄せ患者識別情報ファイル206bに格納される情報は、図9に示すように、患者情報の患者識別チェック情報と、患者情報の患者番号とを相互に関連付けて格納されている。
【0086】
ここで、図9は、例えば、患者識別情報が「T0011234−K39CJDJ」である患者と、「S0468431−K39CJDJ」である患者が同一の患者識別チェック情報「K39CJDJ」であるため、患者番号を名寄せして格納されていることが示されている。
【0087】
また、図4において、通信制御インターフェース部204は、患者識別情報生成装置100とネットワーク300(またはルータ等の通信装置)との間における通信制御を行う。すなわち、通信制御インターフェース部204は、他の端末と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
【0088】
また、図4において、入出力制御インターフェース部208は、入力装置212や出力装置214の制御を行う。ここで、出力装置214としては、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカを用いることができる(なお、以下においては出力装置214をモニタとして記載する場合がある)。また、入力装置212としては、バーコードリーダ、キーボード、マウス、および、マイク等を用いることができる。また、モニタも、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現する。
【0089】
また、図4において、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、患者識別情報受信部202a、名寄せ部202bを含んで構成されている。
【0090】
このうち、患者識別情報受信部202aは、患者識別情報を患者識別情報生成装置100より受信する受信手段である。
【0091】
また、名寄せ部202bは、患者識別情報受信部202aにより受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せする名寄せ手段である。
【0092】
なお、これら各部によって行われる処理の詳細については、後述する。
【0093】
[システムの処理]
次に、このように構成された本実施の形態における本システムの処理の一例について、以下に図10等を参照して詳細に説明する。
【0094】
(メイン処理)
図10は、本実施形態における本システムのメイン処理の一例を示すフローチャートである。
【0095】
まず、患者識別情報生成装置100は、患者識別チェック情報生成部102aの処理により、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する、予め患者情報ファイル106aに格納された患者情報から、当該患者情報を数値化した情報である患者識別チェック情報を生成し、患者識別チェック情報ファイル106bの所定の領域に、予め患者情報ファイル106aに格納された患者番号と対応させて格納する(ステップSA−1)。
【0096】
ここで、当該患者情報は、例えば、患者の氏名および/または患者の生年月日などでもよい。
【0097】
また、当該患者番号は、各医療機関、例えば、病院などが個別に管理する各患者に付された当該患者情報と対応する識別番号である。
【0098】
また、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよい。このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる。
【0099】
ついで、患者識別情報生成装置100は、患者識別情報作成部102bの処理により、患者識別チェック情報と対応する患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、患者識別情報ファイル106cの所定の領域に格納する(ステップSA−2)。
【0100】
ついで、患者識別情報生成装置100は、患者識別情報送信部102cの処理により、作成された当該患者識別情報を患者識別情報管理装置200に送信する(ステップSA−3)。
【0101】
ついで、患者識別情報管理装置200は、患者識別情報受信部202aの処理により、患者識別情報生成装置100より送信された患者識別情報を受信し、患者識別情報ファイル206aの所定の領域に格納する(ステップSA−4)。
【0102】
さらに、患者識別情報管理装置200は、名寄せ部202bの処理により、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せし、名寄せ患者識別情報ファイル206bの所定の領域に格納する(ステップSA−5)。
【0103】
これにて、メイン処理が終了する。
【0104】
なお、本実施形態において、患者識別情報生成装置100と、患者識別情報管理装置200とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成される場合を一例に説明したが、かかる場合に限定されることなく、ネットワーク300を介さずオフラインで媒体を搬送し、チェックする構成をとってもよい。
【0105】
具体的には、患者識別情報生成装置100は、患者識別チェック情報生成部102aの処理により、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成してもよい。
【0106】
ついで、患者識別情報生成装置100は、患者識別情報作成部102bの処理により、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成してもよい。
【0107】
ついで、患者識別情報管理装置200は、名寄せ部202bの処理により、患者識別情報生成装置100の患者識別情報作成部102bの処理により作成された患者識別情報の患者識別チェック情報を例えばオフラインで記録媒体を介して搬送および記録し、その患者識別チェック情報に基づいて同一である患者番号を名寄せしてもよい。
【0108】
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【0109】
例えば、患者識別情報生成装置100および患者識別情報管理装置200がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、患者識別情報生成装置100および患者識別情報管理装置200とは別筐体で構成されるクライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するように構成してもよい。
【0110】
また、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0111】
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0112】
また、患者識別情報生成装置100および患者識別情報管理装置200に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0113】
例えば、患者識別情報生成装置100および患者識別情報管理装置200の各部または各装置が備える処理機能、特に制御部102、および、制御部202にて行なわれる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することも可能である。
【0114】
すなわち、ROMまたはHDなどの記憶部106、および、記憶部206などには、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAM等にロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102、および、制御部202を構成する。
【0115】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0116】
記憶部106、および、記憶部206に格納される各種のファイル等(記憶部106:患者情報ファイル106a〜患者識別情報ファイル106c、記憶部206:患者識別情報ファイル206aおよび名寄せ患者識別情報ファイル206b)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
【0117】
また、患者識別情報生成装置100および患者識別情報管理装置200は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理端末等の情報処理装置にプリンタやモニタやイメージスキャナ等の周辺装置を接続し、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0118】
また、患者識別情報生成装置100および患者識別情報管理装置200の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、各データベースを独立したデータベース装置として独立に構成してもよく、また、処理の一部をCGI(Common Gateway Interface)を用いて実現してもよい。
【0119】
さらに、ネットワーク300は、患者識別情報生成装置100と患者識別情報管理装置200とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネットや、イントラネットや、LAN(有線/無線の双方を含む)や、VANや、パソコン通信網や、公衆電話網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、専用回線網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、CATV網や、IMT2000方式、GSM方式またはPDC/PDC−P方式等の携帯回線交換網/携帯パケット交換網や、無線呼出網や、Bluetooth等の局所無線網や、PHS網や、CS、BSまたはISDB等の衛星通信網等のうちいずれかを含んでもよい。すなわち、本システムは、有線・無線を問わず任意のネットワークを介して、各種データを送受信することができる。
【0120】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、作成された患者識別情報を患者識別情報管理装置に送信し、患者識別情報管理装置は、送信された患者識別情報を受信し、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる患者情報管理システムおよび患者情報管理方法を提供することができる。
【0121】
また、本発明によれば、医療機関は、既存システムの変更をする必要がなく、また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる患者情報管理システム、および、患者情報管理方法を提供することができる。
【0122】
また、本発明によれば、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよく、このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる患者情報管理システム、および、患者情報管理方法を提供することができる。
【0123】
また、本発明によれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる患者情報管理システム、および、患者情報管理方法を提供することができる。
【0124】
また、本発明によれば、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成するので、医療機関は既存システムの変更をする必要がなく、容易に患者識別情報を作成できる患者識別情報生成装置を提供することができる。
【0125】
また、本発明によれば、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよく、このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる患者識別情報生成装置を提供することができる。
【0126】
また、本発明によれば、チェックデジットを付加して患者識別情報を送信するので、患者の氏名等を特定せずに容易にインターネット等で患者識別情報の送信ができ、安全性を高く維持したまま情報の共有化を図ることができる患者識別情報生成装置を提供することができる。
【0127】
また、本発明によれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる患者識別情報生成装置を提供することができる。
【0128】
また、本発明によれば、患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報を受信し、受信された患者識別情報の患者識別チェック情報が同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる患者識別情報管理装置を提供することができる。
【0129】
また、本発明によれば、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる患者識別情報管理装置を提供することができる。
【0130】
また、本発明によれば、患者識別情報生成装置は、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成し、生成された患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成し、患者識別情報管理装置は、患者識別情報生成装置にて作成された患者識別情報の患者識別チェック情報を例えばオフラインで記録媒体を介して搬送および記録し、その患者識別チェック情報に基づいて同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる患者情報管理システムを提供することができる。
【0131】
また、本発明によれば、医療機関は、既存システムの変更をする必要がなく、また、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる患者情報管理システムを提供することができる。
【0132】
また、本発明によれば、患者情報の数値化には、一方向関数(例えば、ハッシュ関数など)を利用してもよく、このような一方向関数を用いた数値化を行うことにより数値から患者情報を再現することが不可能となり、高い安全性を確保することができるようになる患者情報管理システムを提供することができる。
【0133】
また、本発明によれば、患者情報は、患者の氏名および/または生年月日であるので、これらの各患者の必須項目に基づいて個人を明確に識別することができるため、医療機関による導入負担を少なく実現することができる患者情報管理システムを提供することができる。
【0134】
また、本発明によれば、患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報の患者識別チェック情報を例えばオフラインで記録媒体を介して搬送および記録し、その患者識別チェック情報に基づいて同一である患者番号を名寄せするので、患者の2重登録を防ぐことができ、研究機関はより正確なデータを収集できる患者識別情報管理装置を提供することができる。
【0135】
また、本発明によれば、研究機関は、患者の氏名等の特定をせずに名寄せを行うことができ、容易に研究に協力できる患者識別情報管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における患者情報管理システムの概要を示す図である。
【図2】本発明における患者情報管理システムの基本原理を示す図である。
【図3】本発明が適用される患者識別情報生成装置100のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明が適用される患者識別情報管理装置200のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図5】患者情報ファイル106aに格納される情報の一例を示す図である。
【図6】患者識別チェック情報ファイル106bに格納される情報の一例を示す図である。
【図7】患者識別情報ファイル106cに格納される情報の一例を示す図である。
【図8】患者識別情報ファイル206aに格納される情報の一例を示す図である。
【図9】名寄せ患者識別情報ファイル206bに格納される情報の一例を示す図である。
【図10】本実施形態における本システムのメイン処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 患者識別情報生成装置
102 制御部
102a 患者識別チェック情報生成部
102b 患者識別情報作成部
102c 患者識別情報送信部
104 通信制御インターフェース部
106 記憶部
106a 患者情報ファイル
106b 患者識別チェック情報ファイル
106c 患者識別情報ファイル
108 入出力制御インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 患者識別情報管理装置
202 制御部
202a 患者識別情報受信部
202b 名寄せ部
204 通信制御インターフェース部
206 記憶部
206a 患者識別情報ファイル
206b 名寄せ患者識別情報ファイル
208 入出力制御インターフェース部
212 入力装置
214 出力装置
300 ネットワーク

Claims (11)

  1. 患者識別情報生成装置と患者識別情報管理装置とをネットワークを介して通信可能に接続した患者情報管理システムであって、
    上記患者識別情報生成装置は、
    各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段と、
    上記患者識別チェック情報生成手段により生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成手段と、
    上記患者識別情報作成手段により作成された上記患者識別情報を上記患者識別情報管理装置に送信する患者識別情報送信手段と、を備え、
    上記患者識別情報管理装置は、
    上記患者識別情報送信手段により送信された上記患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、
    上記患者識別情報受信手段により受信された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段と、を備えたことを特徴とする患者情報管理システム。
  2. 上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であること、を特徴とする請求項1に記載の患者情報管理システム。
  3. 患者識別情報生成装置と患者識別情報管理装置とをネットワークを介して通信可能に接続した患者情報管理システムを用いて実行される患者情報管理方法であって、
    上記患者識別情報生成装置において、各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成ステップと、
    上記患者識別情報生成装置において、上記患者識別チェック情報生成ステップにより生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成ステップと、
    上記患者識別情報生成装置において、上記患者識別情報作成ステップにより作成された上記患者識別情報を上記患者識別情報管理装置に送信する患者識別情報送信ステップと、
    上記患者識別情報管理装置において、上記患者識別情報送信ステップにより送信された上記患者識別情報を受信する患者識別情報受信ステップと、
    上記患者識別情報管理装置において、上記患者識別情報受信ステップにより受信された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せステップと、を含むことを特徴とする患者情報管理方法。
  4. 上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であること、を特徴とする請求項3に記載の患者情報管理方法。
  5. 各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段と、
    上記患者識別チェック情報生成手段により生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成手段と、を備えたことを特徴とする患者識別情報生成装置。
  6. 上記患者識別情報を送信する患者識別情報送信手段、をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の患者識別情報生成装置。
  7. 上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であること、を特徴とする請求項5に記載の患者識別情報生成装置。
  8. 患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、
    上記患者識別情報受信手段により受信された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段と、を備えたことを特徴とする患者識別情報管理装置。
  9. 患者識別情報生成装置と患者識別情報管理装置とを含む患者情報管理システムであって、
    上記患者識別情報生成装置は、
    各病院が個別に管理する患者の情報である患者情報から患者識別チェック情報を生成する患者識別チェック情報生成手段と、
    上記患者識別チェック情報生成手段により生成された上記患者識別チェック情報と対応する上記患者の患者番号とを組み合わせて患者識別情報を作成する患者識別情報作成手段と、を備え、
    上記患者識別情報管理装置は、
    上記患者識別情報作成手段により上記患者識別情報生成装置にて作成された上記患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段と、を備えたことを特徴とする患者情報管理システム。
  10. 上記患者情報は、上記患者の氏名および/または生年月日であること、を特徴とする請求項9に記載の患者情報管理システム。
  11. 患者識別チェック情報と対応する患者の患者番号とを組み合わせた患者識別情報の上記患者識別チェック情報が同一である上記患者番号を名寄せする名寄せ手段、を備えたことを特徴とする患者識別情報管理装置。
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