JP2004286777A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全体として低コスト化を実現したバックライト構造を備えた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネルの背面に設置されたバックライトを、略枠状のモールドフレーム部MLDと、該モールドフレーム部MLDの4辺内側に2色成形で導光板部GLBを一体化した構成とし、かつ前ールドフレーム部MDLの4辺の少なくとも一辺の内側と導光板部GLBの間に発光素子LED1,LED2,LED3を収容して該発光素子からの光を前記導光板部の内部に導入するための凹部AV1,AV2,AV3を形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】液晶表示パネルの背面に設置されたバックライトを、略枠状のモールドフレーム部MLDと、該モールドフレーム部MLDの4辺内側に2色成形で導光板部GLBを一体化した構成とし、かつ前ールドフレーム部MDLの4辺の少なくとも一辺の内側と導光板部GLBの間に発光素子LED1,LED2,LED3を収容して該発光素子からの光を前記導光板部の内部に導入するための凹部AV1,AV2,AV3を形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に係り、特に光源として発光ダイオード等の発光素子をサイドエッジに配置した導光体を備えたバックライトを有する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機や携帯情報端末などの小型情報端末では、その表示デバイスとして省電力かつ小型軽量である液晶表示装置を採用するのが一般的である。この液晶表示装置には、液晶表示パネルに形成した電子潜像を可視化するための照明手段として外光を利用したもの、液晶表示パネルの背面あるいは前面に補助照明装置を設置したものがある。液晶表示パネルの背面に設置する補助照明装置はバックライトと称し、前面に設置する補助照明装置はフロントライトと称している。
【0003】
この種の携帯端末の補助照明装置用の光源としては、表示画面サイズが比較的大きなノートパソコンなどのように冷陰極蛍光ランプを側壁(サイドエッジ)に配置した導光体を有するものもあるが、携帯電話機や小型携帯情報端末(所謂、PDA等)には上記冷陰極蛍光ランプに代えて消費電力が少ない発光ダイオード(LED)に代表される小電力駆動の発光素子が多く用いられている。
【0004】
図4は導光体に発光素子として発光ダイオードを用いたバックライトを有する液晶表示装置の要部構成例を模式的に説明する断面図である。この種のバックライトは、液晶表示パネルPNLの背面に設置された導光体GLBの側壁(サイドエッジ)に対向させて発光ダイオードLEDが設けられている。ここでは、発光ダイオードLEDはプリント基板PCBに植立させて実装している。
【0005】
プリント基板PCBは硬質プリント基板、あるいはフレキシブルプリント基板であり、背面(発光ダイオードLEDと反対面)に駆動ICや他の電子部品などが実装されている。発光ダイオードLEDは、その発光部Eを導光体GLBのサイドエッジに接して配置される。発光ダイオードLEDの発光部Eから出光した光はこの側壁を入光面として導光体GLBに導入される。なお、プリント基板5に対するLEDの実装に関連する従来技術を開示したものとして「特許文献1」があるが、液晶表示装置との関連についての開示はない。また電子機器の筐体モールドの関しては「特許文献2」あるいは「特許文献3」に記載があるが、液晶表示装置のバックライトの構造に関しては考慮されていない。
【0006】
図5は従来の発光ダイオードLEDを用いたバックライトの構成例を説明する展開斜視図である。このバックライトは樹脂材からなる略枠状のモールドケースMLDの内側に透明な樹脂の導光板GLBを設置しており、モールドケースMLDは全体として弾性を有する樹脂材料で形成されている。導光板GLBはモールドケースMLDの弾性力で保持されている。そして、1つの辺LW1の内壁には発光素子としての発光ダイオードLED1,LED2,LED3の収容部AV1,AV2,AV3が形成されている。
【0007】
モールドケースMLDに保持される導光板GLBの発光ダイオードの収容部AV1,AV2,AV3側が発光ダイオードLED1,LED2,LED3のその発光部E1,E2,E3からの光の入光面LPとなっている。そして、導光板GLBの表面および/または背面には、面内輝度均一性を得るための反射パターンが形成されている(図示は省略)。この反射パターンは白色塗料のドットあるいはストライプ印刷、または溝(シボ)で構成される。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−77724号公報
【特許文献2】
特開平7−283560号公報
【特許文献3】
特開2001−298277号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
発光ダイオードLEDはプリント基板PCBに実装されて導光体GLBに入光面に対向させて配置されるが、このとき、発光ダイオードLED(の発光部E)と導光体GLBとが密接していないと、両者の隙間から光漏れが生じ、あるいはこの隙間で乱反射が起こり、光の利用効率が低下して液晶表示パネルの表示画面の輝度向上を阻害する。
【0010】
また、モールドフレームMLDと導光板GLBはそれぞれ別個の専用金型で成形され、モールドフレームMLDに導光板GLBを嵌め込む構成となっている。そのため、この嵌め込み作業時に導光板GLBの側面が擦れて異物の発生源となったり、内部反射光に悪影響を及ぼして品質の低下の原因ともなる。両者の製作寸法精度には限界があり、擦れなく嵌め込み作業を容易とすることは困難である。また、この種の金型は高価であり、モールドフレームMLDと導光板GLBのために専用金型それぞれ要することは液晶表示装置の全体のコスト低減を妨げる要因の一つとなっている。本発明の目的は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、モールドフレームMLDに導光板GLBを嵌め込む構成において生じる寸法精度の限界による品質の低下を回避して発光ダイオード等の発光素子の放射光を効率よく導光体に導入すると共に、全体として低コスト化を実現したバックライト構造を備えた液晶表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの背面に設置されたバックライトを備えた液晶表示装置において、
前記バックライトを、略枠状のモールドフレーム部と、該モールドフレーム部の4辺内側に2色成形で導光板部を一体化した構成とし、かつ前記モールドフレーム部の前記4辺の少なくとも一辺の内側と前記導光板部の間に発光素子を収容して該発光素子からの光を前記導光板部の内部に導入するための1または複数の凹部を形成した。
【0012】
また、本発明は、前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に光拡散シートとプリズムシートの積層体を介挿した。
【0013】
さらに、本発明では、前記発光素子を、その一端をプリント基板に植立してその発光部を前記凹部に装入する構成とした。
【0014】
またさらに、本発明の液晶表示装置では、前記液晶表示パネルの表示領域側に当該表示領域を露呈する開口と、前記バックライト側に延びる周壁を形成した金属ケースを有し、前記金属ケースの前記周壁の内壁を前記バックライトのモールドフレーム部に係合させて一体に組み立てた。
【0015】
なお、本発明は、携帯電話機や携帯情報端末等の小サイズに限らず、比較的大サイズの液晶表示パネルを用いた機器のバックライト、あるいは所謂フロントライトにも同様に適用できる。そして、本発明は、上記の構成、および後述する実施例の構造に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による液晶表示装置の1実施例を説明するための液晶表示パネルや金属ケースを除いたバックライトの説明図であり、図1(a)は液晶表示パネル側から見た平面図、図1(b)は図1(a)のA−A’線に沿った断面図である。モールドフレーム部MLDと導光板部GLBは一つの金型を用い、所謂2色成形で一体成形したものである。導光板部GLBの材料は、透明なポリカーボネート樹脂であり、モールドフレーム部MLDは白色(高反射タイプ)のポリカーボネート樹脂を用いる。なお、異種または同系等の樹脂材料を用いた2色成形は既知であるので、詳しい成形工程は説明を省略する。
【0017】
一体成形したバックライトは、枠状のモールドフレーム部MLDの一辺側(LW1)において、導光板部GLBに凹部AV1,AV2,AV3を有し、この凹部AV1,AV2,AV3のそれぞれに発光ダイオードLED1,LED2,LED3が装入して実装されるようになっている。発光ダイオードLED1,LED2,LED3はフレキシブルプリント基板FPCに一端を固定して、その発光部E(E1,E2,E3)からの光を導光板部GLBに導入する。
【0018】
図2は本発明による液晶表示装置の第1実施例の要部を説明する展開斜視図である。図1で説明したバックライトは、液晶表示パネルPNLとの間にプリズムシートPRSや拡散シートLDSを積層した光学補償シートOPSを介して該液晶表示パネルの背面に設けられ、表示領域を露呈する開口(窓)Wを有する金属ケースSHCで一個の液晶表示装置に組み立てられる。図2では、金属ケースSHCの周壁に突出部DTが形成されている。そして、バックライトを構成するモールドフレーム部MDLの側面に金属ケースSHCの突出部DTと係合する凹陥HLを付加したものである。なお、液晶表示パネルPNLと光学補償シートOPSは点線で示した。モールドフレーム部MDLの導光体部GLBおよび発光ダイオードLED1,LED2,LED3を実装したフレキシブルプリント基板FPCは図示を省略すた。なお、金属ケースSHCの側壁先端部にバックライトの背面側に折り曲げる爪NLを設けてもよい、
【0019】
図3は本発明の液晶表示装置の全体構成例を説明するための展開斜視図である。モールドフレーム部MDLと導光板部GLB一体化したバックライトの上にプリズムシートPRSと拡散シートLDSからなる光学補償シートOPSを介して液晶表示パネルPNLが積層される。発光ダイオードLED1.LED2,LED3を実装したフレキシブルプリント基板FPSは、図示したように発光ダイオードを凹部AV1,AV2,AV3に装入するようにバックライトの光学補償シートOPS設置側に設けられる。
【0020】
光学補償シートOPSを構成する拡散シートLDSやプリズムシートPRSの間、光学補償シートOPSと液晶表示パネルPNLの間、あるいは導光体部GLBと光学補償シートOPSの間、導光体部GLBとフレキシブルプリント基板FPCの間、等の各構成要素の間の所要部分にはスペーサや両面粘着テープ等の固定手段を介在させる場合があるが、理解を容易にするため図示は省略した。なお、バックライトの背面に、他の電子部品を実装したプリント基板PCBを配置することもできる。
【0021】
そして、これら液晶表示パネルPNL、光学補償シートOPS、バックライトを積層した後、図2で説明した金属ケースを被せ、一体の液晶表示装置に構成される。液晶表示パネルPNLに点線で示した領域は表示領域ARを示し、金属ケースSHCの開口Wで露呈され、バックライトの導光体部の照明領域とほぼ一致する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、バックライトを構成するモールドフレームと導光板を2色成形で一体化したため、モールドフレームMLDに導光板GLBを嵌め込む構成において生じる寸法精度の限界による品質の低下を回避して発光ダイオード等の発光素子の放射光を効率よく導光体に導入すると共に、全体として低コスト化を実現したバックライト構造を備えた液晶表示装置を提供することができる。また、モールドフレームと導光板を一つの金型で成形するため、全体として低コストで高品質の液晶表示装置を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の1実施例を説明するための液晶表示パネルや金属ケースを除いたバックライトの説明図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の第1実施例の要部を説明する展開斜視図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の全体構成例を説明するための展開斜視図である。
【図4】導光体に発光素子として発光ダイオードを用いたバックライトを有する液晶表示装置の要部構成例を模式的に説明する断面図である。
【図5】従来の発光ダイオードLEDを用いたバックライトの構成例を説明する展開斜視図である。
【符号の説明】
PNL 液晶表示パネル
MDL モールドケース(モールドケース部)
LW1 モールドケース(モールドケース部)の1辺
AV1,AV2,AV3 凹部
GLB 導光体(導光体部)
LP 入光面
LED1,LED2,LED3 発光ダイオード
FCP フレキシブルプリント基板
SHC 金属ケース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に係り、特に光源として発光ダイオード等の発光素子をサイドエッジに配置した導光体を備えたバックライトを有する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機や携帯情報端末などの小型情報端末では、その表示デバイスとして省電力かつ小型軽量である液晶表示装置を採用するのが一般的である。この液晶表示装置には、液晶表示パネルに形成した電子潜像を可視化するための照明手段として外光を利用したもの、液晶表示パネルの背面あるいは前面に補助照明装置を設置したものがある。液晶表示パネルの背面に設置する補助照明装置はバックライトと称し、前面に設置する補助照明装置はフロントライトと称している。
【0003】
この種の携帯端末の補助照明装置用の光源としては、表示画面サイズが比較的大きなノートパソコンなどのように冷陰極蛍光ランプを側壁(サイドエッジ)に配置した導光体を有するものもあるが、携帯電話機や小型携帯情報端末(所謂、PDA等)には上記冷陰極蛍光ランプに代えて消費電力が少ない発光ダイオード(LED)に代表される小電力駆動の発光素子が多く用いられている。
【0004】
図4は導光体に発光素子として発光ダイオードを用いたバックライトを有する液晶表示装置の要部構成例を模式的に説明する断面図である。この種のバックライトは、液晶表示パネルPNLの背面に設置された導光体GLBの側壁(サイドエッジ)に対向させて発光ダイオードLEDが設けられている。ここでは、発光ダイオードLEDはプリント基板PCBに植立させて実装している。
【0005】
プリント基板PCBは硬質プリント基板、あるいはフレキシブルプリント基板であり、背面(発光ダイオードLEDと反対面)に駆動ICや他の電子部品などが実装されている。発光ダイオードLEDは、その発光部Eを導光体GLBのサイドエッジに接して配置される。発光ダイオードLEDの発光部Eから出光した光はこの側壁を入光面として導光体GLBに導入される。なお、プリント基板5に対するLEDの実装に関連する従来技術を開示したものとして「特許文献1」があるが、液晶表示装置との関連についての開示はない。また電子機器の筐体モールドの関しては「特許文献2」あるいは「特許文献3」に記載があるが、液晶表示装置のバックライトの構造に関しては考慮されていない。
【0006】
図5は従来の発光ダイオードLEDを用いたバックライトの構成例を説明する展開斜視図である。このバックライトは樹脂材からなる略枠状のモールドケースMLDの内側に透明な樹脂の導光板GLBを設置しており、モールドケースMLDは全体として弾性を有する樹脂材料で形成されている。導光板GLBはモールドケースMLDの弾性力で保持されている。そして、1つの辺LW1の内壁には発光素子としての発光ダイオードLED1,LED2,LED3の収容部AV1,AV2,AV3が形成されている。
【0007】
モールドケースMLDに保持される導光板GLBの発光ダイオードの収容部AV1,AV2,AV3側が発光ダイオードLED1,LED2,LED3のその発光部E1,E2,E3からの光の入光面LPとなっている。そして、導光板GLBの表面および/または背面には、面内輝度均一性を得るための反射パターンが形成されている(図示は省略)。この反射パターンは白色塗料のドットあるいはストライプ印刷、または溝(シボ)で構成される。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−77724号公報
【特許文献2】
特開平7−283560号公報
【特許文献3】
特開2001−298277号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
発光ダイオードLEDはプリント基板PCBに実装されて導光体GLBに入光面に対向させて配置されるが、このとき、発光ダイオードLED(の発光部E)と導光体GLBとが密接していないと、両者の隙間から光漏れが生じ、あるいはこの隙間で乱反射が起こり、光の利用効率が低下して液晶表示パネルの表示画面の輝度向上を阻害する。
【0010】
また、モールドフレームMLDと導光板GLBはそれぞれ別個の専用金型で成形され、モールドフレームMLDに導光板GLBを嵌め込む構成となっている。そのため、この嵌め込み作業時に導光板GLBの側面が擦れて異物の発生源となったり、内部反射光に悪影響を及ぼして品質の低下の原因ともなる。両者の製作寸法精度には限界があり、擦れなく嵌め込み作業を容易とすることは困難である。また、この種の金型は高価であり、モールドフレームMLDと導光板GLBのために専用金型それぞれ要することは液晶表示装置の全体のコスト低減を妨げる要因の一つとなっている。本発明の目的は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、モールドフレームMLDに導光板GLBを嵌め込む構成において生じる寸法精度の限界による品質の低下を回避して発光ダイオード等の発光素子の放射光を効率よく導光体に導入すると共に、全体として低コスト化を実現したバックライト構造を備えた液晶表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの背面に設置されたバックライトを備えた液晶表示装置において、
前記バックライトを、略枠状のモールドフレーム部と、該モールドフレーム部の4辺内側に2色成形で導光板部を一体化した構成とし、かつ前記モールドフレーム部の前記4辺の少なくとも一辺の内側と前記導光板部の間に発光素子を収容して該発光素子からの光を前記導光板部の内部に導入するための1または複数の凹部を形成した。
【0012】
また、本発明は、前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に光拡散シートとプリズムシートの積層体を介挿した。
【0013】
さらに、本発明では、前記発光素子を、その一端をプリント基板に植立してその発光部を前記凹部に装入する構成とした。
【0014】
またさらに、本発明の液晶表示装置では、前記液晶表示パネルの表示領域側に当該表示領域を露呈する開口と、前記バックライト側に延びる周壁を形成した金属ケースを有し、前記金属ケースの前記周壁の内壁を前記バックライトのモールドフレーム部に係合させて一体に組み立てた。
【0015】
なお、本発明は、携帯電話機や携帯情報端末等の小サイズに限らず、比較的大サイズの液晶表示パネルを用いた機器のバックライト、あるいは所謂フロントライトにも同様に適用できる。そして、本発明は、上記の構成、および後述する実施例の構造に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による液晶表示装置の1実施例を説明するための液晶表示パネルや金属ケースを除いたバックライトの説明図であり、図1(a)は液晶表示パネル側から見た平面図、図1(b)は図1(a)のA−A’線に沿った断面図である。モールドフレーム部MLDと導光板部GLBは一つの金型を用い、所謂2色成形で一体成形したものである。導光板部GLBの材料は、透明なポリカーボネート樹脂であり、モールドフレーム部MLDは白色(高反射タイプ)のポリカーボネート樹脂を用いる。なお、異種または同系等の樹脂材料を用いた2色成形は既知であるので、詳しい成形工程は説明を省略する。
【0017】
一体成形したバックライトは、枠状のモールドフレーム部MLDの一辺側(LW1)において、導光板部GLBに凹部AV1,AV2,AV3を有し、この凹部AV1,AV2,AV3のそれぞれに発光ダイオードLED1,LED2,LED3が装入して実装されるようになっている。発光ダイオードLED1,LED2,LED3はフレキシブルプリント基板FPCに一端を固定して、その発光部E(E1,E2,E3)からの光を導光板部GLBに導入する。
【0018】
図2は本発明による液晶表示装置の第1実施例の要部を説明する展開斜視図である。図1で説明したバックライトは、液晶表示パネルPNLとの間にプリズムシートPRSや拡散シートLDSを積層した光学補償シートOPSを介して該液晶表示パネルの背面に設けられ、表示領域を露呈する開口(窓)Wを有する金属ケースSHCで一個の液晶表示装置に組み立てられる。図2では、金属ケースSHCの周壁に突出部DTが形成されている。そして、バックライトを構成するモールドフレーム部MDLの側面に金属ケースSHCの突出部DTと係合する凹陥HLを付加したものである。なお、液晶表示パネルPNLと光学補償シートOPSは点線で示した。モールドフレーム部MDLの導光体部GLBおよび発光ダイオードLED1,LED2,LED3を実装したフレキシブルプリント基板FPCは図示を省略すた。なお、金属ケースSHCの側壁先端部にバックライトの背面側に折り曲げる爪NLを設けてもよい、
【0019】
図3は本発明の液晶表示装置の全体構成例を説明するための展開斜視図である。モールドフレーム部MDLと導光板部GLB一体化したバックライトの上にプリズムシートPRSと拡散シートLDSからなる光学補償シートOPSを介して液晶表示パネルPNLが積層される。発光ダイオードLED1.LED2,LED3を実装したフレキシブルプリント基板FPSは、図示したように発光ダイオードを凹部AV1,AV2,AV3に装入するようにバックライトの光学補償シートOPS設置側に設けられる。
【0020】
光学補償シートOPSを構成する拡散シートLDSやプリズムシートPRSの間、光学補償シートOPSと液晶表示パネルPNLの間、あるいは導光体部GLBと光学補償シートOPSの間、導光体部GLBとフレキシブルプリント基板FPCの間、等の各構成要素の間の所要部分にはスペーサや両面粘着テープ等の固定手段を介在させる場合があるが、理解を容易にするため図示は省略した。なお、バックライトの背面に、他の電子部品を実装したプリント基板PCBを配置することもできる。
【0021】
そして、これら液晶表示パネルPNL、光学補償シートOPS、バックライトを積層した後、図2で説明した金属ケースを被せ、一体の液晶表示装置に構成される。液晶表示パネルPNLに点線で示した領域は表示領域ARを示し、金属ケースSHCの開口Wで露呈され、バックライトの導光体部の照明領域とほぼ一致する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、バックライトを構成するモールドフレームと導光板を2色成形で一体化したため、モールドフレームMLDに導光板GLBを嵌め込む構成において生じる寸法精度の限界による品質の低下を回避して発光ダイオード等の発光素子の放射光を効率よく導光体に導入すると共に、全体として低コスト化を実現したバックライト構造を備えた液晶表示装置を提供することができる。また、モールドフレームと導光板を一つの金型で成形するため、全体として低コストで高品質の液晶表示装置を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の1実施例を説明するための液晶表示パネルや金属ケースを除いたバックライトの説明図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の第1実施例の要部を説明する展開斜視図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の全体構成例を説明するための展開斜視図である。
【図4】導光体に発光素子として発光ダイオードを用いたバックライトを有する液晶表示装置の要部構成例を模式的に説明する断面図である。
【図5】従来の発光ダイオードLEDを用いたバックライトの構成例を説明する展開斜視図である。
【符号の説明】
PNL 液晶表示パネル
MDL モールドケース(モールドケース部)
LW1 モールドケース(モールドケース部)の1辺
AV1,AV2,AV3 凹部
GLB 導光体(導光体部)
LP 入光面
LED1,LED2,LED3 発光ダイオード
FCP フレキシブルプリント基板
SHC 金属ケース。
Claims (4)
- 液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの背面に設置されたバックライトを備えた液晶表示装置であって、
前記バックライトは、略枠状のモールドフレーム部と、該モールドフレーム部の4辺内側に2色成形で一体化された導光板部を有し、かつ前記モールドフレーム部の前記4辺の少なくとも一辺の内側と前記導光板部の間に発光素子を収容して該発光素子からの光を前記導光板の内部に導入するための1または複数の凹部を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に光拡散シートとプリズムシートの積層体を介挿したことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記発光素子は、一端をプリント基板に植立して前記発光部を前記凹部に装入されることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶表示パネルの表示領域側に当該表示領域を露呈する開口と、前記バックライト側に延びる周壁を形成した金属ケースを有し、前記金属ケースの前記周壁の内壁を前記バックライトのモールドフレーム部に係合させて一体に組み立てたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003075266A JP2004286777A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 液晶表示装置 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004286777A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154320A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Citizen Watch Co Ltd | 表示装置及び照明装置 |
JP2007010818A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
JP2007041760A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Nec Lcd Technologies Ltd | 液晶表示装置 |
JP2007149587A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Optrex Corp | バックライト装置 |
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