JP2004286469A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検体およびその測定に必要な乾式分析素子12を搭載するサンプルトレイ2と、検体を乾式分析素子12に点着する点着機構6とを備え、乾式分析素子12に点着した検体の成分濃度を測定する際に、検体を乾式分析素子12に自動的に点着し測定する自動測定モードに加え、検体を乾式分析素子12に手操作で点着し測定する手動測定モードを備え、この手動測定モードになったとき、自動測定モードで使用する点着機構6が点着部3の上方よりサンプルトレイ2の上方へ手動操作の妨げにならない待避位置へ移動するよう構成してなる。また、消耗品搭載モードでは、消耗品搭載部が開放部位となるようにサンプルトレイを作動させる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液、尿等の検体を、比色タイプの乾式分析素子、電解質タイプなどの乾式分析素子に点着し、検体中の所定の生化学物質の物質濃度、イオン活量等の成分を求める生化学分析装置等の自動分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、検体の小滴を点着供給するだけでこの検体中に含まれている特定の化学成分または有形成分を定量分析することのできる比色タイプの乾式分析素子や検体に含まれる特定イオンのイオン活量を測定することのできる電解質タイプの乾式分析素子が開発され、実用化されている。これらの乾式分析素子を用いた生化学分析装置は、簡単かつ迅速に検体の分析を行うことができるので、医療機関、研究所等において好適に用いられている。
【0003】
比色タイプの乾式分析素子を使用する比色測定法は、検体を乾式分析素子に点着した後、これをインキュベータ内で所定時間恒温保持して呈色反応(色素生成反応)させ、次いで検体中の所定の生化学物質と乾式分析素子に含まれる試薬との組み合わせにより予め選定された波長を含む測定用照射光をこの乾式分析素子に照射してその光学濃度を測定し、この光学濃度から、予め求めておいた光学濃度と所定の生化学物質の物質濃度との対応を表す検量線を用いて該生化学物質の濃度を求めるものである。一方、電解質タイプの乾式分析素子を使用する電位差測定法は、上記の光学濃度を測定する代わりに、同種の乾式イオン選択電極の2個1組からなる電極対に点着された検体中に含まれる特定イオンの活量を、参照液を用いてポテンシオメトリで定量分析することにより求めるものである。
【0004】
上記いずれの方法においても、液状の検体は検体容器(採血管等)に収容して装置にセットするとともに、その測定に必要な乾式分析素子および消耗品を装置に搭載し、乾式分析素子を搭載位置から点着部およびインキュベータへ搬送する一方、点着機構の点着ノズルによって検体を搭載位置から点着部へ供給して乾式分析素子へ点着するものである。
【0005】
上記自動分析装置においては、多数の検体を順次自動的に測定するように、搭載された検体を乾式分析素子に自動的に点着し、その呈色反応等を測定する自動測定動作が行われるように構成される。また、その測定に使用される消耗品については、吸引ノズルの先端に装着する使い捨てのノズルチップ、希釈液、混合容器等の、検体点着時に使用されて消耗される消耗品が検体とともに、分析装置に搭載される(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
一方、検体数が少なく、例えば1検体の測定を行う場合には、分析装置を自動測定動作させるための設定等が煩雑であることから、または、所定量の検体を自動的に点着する機構は構造が複雑でコストが上昇することから、点着用ピペットを用いて手操作で乾式分析素子への検体の点着を行うようにした分析装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−94637号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−99842号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような自動分析装置では、多数の検体を順次自動的に乾式分析素子に点着し測定する自動測定が行えるとともに、単発的な検体に対しては手動操作で乾式分析素子へ点着し測定する手動測定が行えるように構成することが、それぞれの要求に対応することができる。
【0010】
このように、自動測定と手動測定の両方が行えるように構成した場合に、自動測定における点着機構は、点着部とサンプルトレイ間を移動可能に設置して、サンプルトレイに搭載した検体を吸引保持して点着位置へ移動し、点着部に搬送された乾式分析素子に上方より接近して点着を行うように設置されるものであり、通常この点着機構は、点着部の上方に停止して待機状態となっている。しかし、この状態で手動操作に切り替えて、点着用ピペットを持って検体を吸引し、点着部に位置する乾式分析素子に点着しようとする場合に、点着部の上方に停止している自動測定用の上記点着機構に点着用ピペットまたは手が干渉して、作業性よく手点着を行うことが困難となる問題を有している。
【0011】
また、多数の検体の測定を継続して行うと消耗品が減少し、これに応じて所定間隔もしくは始業時などに消耗品の搭載、交換等の作業が必要となり、前述の公知文献1のように、大型の機器では専用の消耗品セット部位が設置されてなるものであるが、小型の機器では専用スペースを確保することは困難で、小型化の障害となる。一方、通常、検体を搭載する作業の頻度が高く、待機状態ではこの検体搭載作業が容易に行えるように検体搭載部が機器の開放位置に移動しているように設定されている。このため、消耗品搭載部が機器の内部に位置することで消耗品搭載の作業性が低くなる問題を有する。
【0012】
本発明はかかる点に鑑み、測定作業の作業性を改善し、効率よく分析測定が行えるようにした自動分析装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動分析装置は、検体およびその測定に必要な乾式分析素子を搭載するサンプルトレイと、検体を前記乾式分析素子に点着する点着機構を備え、前記サンプルトレイに搭載した検体を前記点着機構により乾式分析素子に点着し成分濃度を測定する自動分析装置において、
前記検体を乾式分析素子に自動的に点着し測定する自動測定モードに加え、前記検体を乾式分析素子に手操作で点着し測定する手動測定モードを備え、手動測定モードになったとき、自動測定モードで使用する前記点着機構が手動操作の妨げにならない待避位置へ移動するよう構成されてなることを特徴とするものである。
【0014】
前記点着機構が点着部の上方位置から側方のサンプルトレイ上の待避位置へ移動するのが好適である。
【0015】
また、本発明の他の自動分析装置は、検体およびその測定に必要な乾式分析素子並びに消耗品を搭載するサンプルトレイと、検体を前記乾式分析素子に点着する点着機構とを備え、前記サンプルトレイに搭載した検体を前記点着機構により乾式分析素子に点着し成分濃度を測定する自動分析装置において、
前記サンプルトレイに前記消耗品を搭載する消耗品搭載モードを備え、この消耗品搭載モードになったとき、前記サンプルトレイの消耗品搭載部が機器の開放部位に移動するよう構成されてなることを特徴とするものである。
【0016】
前記消耗品搭載部が前面側開放部位に移動するのが好適である。
【0017】
なお、前述の自動測定モード、手動測定モード、および、消耗品搭載モードへの操作モードの切り替えは、操作パネルの操作キーを操作することによって行われ、その指示に従って、制御系では点着機構、サンプルトレイをそれぞれの操作モードに応じて作動する制御を行うようになっている。
【0018】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、自動測定モードに加えて手動測定モードを備え、手動測定モードになったとき、自動測定モードで使用する点着機構が手動操作の妨げにならない待避位置へ移動するように構成したことにより、点着用ピペットを使用した手点着による手動測定が、自動点着用の機構に阻害されることなく行え、その作業性が良好となり、精度のよい点着操作が可能で、自動測定と手動測定の並設が実施可能となる。
【0019】
また、サンプルトレイに消耗品を搭載する消耗品搭載モードを備え、この消耗品搭載モードになったとき、サンプルトレイの消耗品搭載部が機器の開放部位に移動するよう構成したことにより、サンプルトレイへの消耗品の搭載が、点着機構等の他の部品に阻害されることなく行え、その作業性が良好となり、測定効率の向上が図れる。
【0020】
これらにより、手動測定時および消耗品搭載時の操作ミスを防止して操作性が向上し、稼働効率の向上が図れ、故障の発生要因となることもない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。この実施形態では生化学分析装置による自動分析装置の例であり、図1は一実施形態の生化学分析装置の概略機構を示す部分断面正面図、図2は生化学分析装置の要部機構の平面図、図3は手動測定モードに切り替えた状態の部分断面正面図、図4は消耗品搭載モードに切り替えた状態の平面図、図5は装置に設置された操作パネルの正面図、図6はテンキー配列を切り替えた状態の操作パネルの正面図である。
【0022】
図1および図2により生化学分析装置1の全体構成を説明する。この生化学分析装置1は、サンプルトレイ2、点着部3、第1のインキュベータ4、第2のインキュベータ5、点着機構6、不図示の素子搬送機構、移送機構8、チップ廃却部9、素子廃却機構10などを備えてなる。
【0023】
サンプルトレイ2は円形で、検体を収容した検体容器11、未使用の乾式分析素子12(比色タイプの乾式分析素子および電解質タイプの乾式分析素子)を収容した素子カートリッジ13、消耗品(ノズルチップ14、希釈液容器15、混合カップ16および参照液容器17)を搭載する。なお、検体容器11は検体アダプタ18を介して搭載され、ノズルチップ14はチップラック19に多数収納されて搭載される。
【0024】
点着部3は、サンプルトレイ2の中心線の延長上に配置され、搬送された乾式分析素子12に血漿、全血、血清、尿などの検体の点着が行われるもので、点着機構6によって比色測定タイプの乾式分析素子12には検体を、電解質タイプの乾式分析素子12には検体と参照液を点着する。この点着部3に続いてノズルチップ14が廃却されるチップ廃却部9が配置されている。
【0025】
第1のインキュベータ4は円形で、チップ廃却部9の延長位置に配置され、比色タイプの乾式分析素子12を収容して所定時間恒温保持し、比色測定を行う。第2のインキュベータ5(図2参照)は、点着部3の側方における隣接位置に配設され、電解質タイプの乾式分析素子12を収容して所定時間恒温保持し、電位差測定を行う。
【0026】
不図示の素子搬送機構は、前記サンプルトレイ2の内部に配設され、このサンプルトレイ2の中心と第1のインキュベータ4の中心とを結び、点着部3およびチップ廃却部9を通る直線状の素子搬送経路R(図2)に沿って、乾式分析素子12をサンプルトレイ2から点着部3へ、さらに第1のインキュベータ4へ搬送する素子搬送部材(搬送バー)を備える。移送機構8は点着部3を兼ねて設置され、点着部3から第2のインキュベータ5へ、素子搬送経路Rと直交する方向に、電解質タイプの乾式分析素子12を移送する。
【0027】
点着機構6は上部に配設され、昇降移動する点着ノズル45が前述の素子搬送経路Rと同一直線上を移動し、検体および参照液の点着、希釈液による検体の希釈混合を行う。点着ノズル45は、先端にノズルチップ14を装着し、該ノズルチップ14内に検体、参照液等を吸引し吐出するもので、その吸引吐出を行う不図示のシリンジ手段が付設され、使用後のノズルチップ14はチップ廃却部9で外されて落下廃却される。
【0028】
素子廃却機構10(図2参照)は第1のインキュベータ4に付設され、測定後の比色タイプの乾式分析素子12を第1のインキュベータ4の中心部に押し出して落下廃棄する。なお、上記素子搬送機構によって廃却することもできる。また、第2のインキュベータ5で測定した後の電解質タイプの乾式分析素子12は、前記移送機構8によって廃却穴69に廃棄される。
【0029】
また、サンプルトレイ2の近傍には、血液から血漿を分離する不図示の血液濾過ユニットが設置されている。
【0030】
各部の機構を具体的に説明する。まず、サンプルトレイ2は、正転方向および逆転方向に回転駆動される円盤状の回転ディスク21と、その中央部の円盤状の非回転部22とを有する。
【0031】
回転ディスク21には、図2に示すように、各検体を収容した採血管等の検体容器11を検体アダプタ18を介して保持するA〜Eの5つの検体搭載部23と、これに隣接して各検体の測定項目に対応して通常複数の種類が必要とされる未使用の乾式分析素子12を積み重ねた状態で収容した素子カートリッジ13を保持する5つの素子搭載部24と、多数のノズルチップ14を保持孔に並んで収容したチップラック19を保持する2つのチップ搭載部25と、希釈液を収容した3つの希釈液容器15を保持する希釈液搭載部26と、希釈液と検体とを混合するための混合カップ16(多数のカップ状凹部が配置された成形品)を保持するカップ搭載部27とが円弧状に配置されている。
【0032】
また、非回転部22には、素子搬送経路Rの延長上で点着ノズル45の移動範囲に、参照液を収容した参照液容器17を保持する筒状の参照液搭載部28を備え、この参照液搭載部28には、参照液容器17の開口部を開閉する蒸発防止蓋35(図1)が設置されている。
【0033】
蒸発防止蓋35は、下端が非回転部22に揺動可能に枢支された揺動部材37に保持され、閉方向に付勢されている。揺動部材37の上端係止部37aが点着機構6の移動フレーム42の下端角部42aと当接可能であり、参照液の吸引時に近接移動した移動フレーム42により揺動部材37が開方向に揺動され、蒸発防止蓋35が参照液容器17を開口して点着ノズル45による参照液吸引が可能となる。その他の状態では蒸発防止蓋35が参照液容器17の開口部を閉塞して参照液の蒸発を防止し、その濃度変化による測定精度の低下を阻止する。
【0034】
前記回転ディスク21は、外周部が支持ローラ31で支持され、中心部が不図示の支持軸に回転自在に保持されている。また、回転ディスク21の外周には、不図示のタイミングベルトが巻き掛けられ、駆動モータによって正転方向または逆転方向に回転駆動される。非回転部22は上記支持軸に回転不能に取り付けられている。
【0035】
前記素子カートリッジ13は、上方から未使用の乾式分析素子12が混在状態で通常複数枚重ねられて挿入され、前記素子搭載部24に装填されると、素子搬送面と同一高さに最下端部の乾式分析素子12が位置し、最下端部の前面側には1枚の乾式分析素子12のみが通過し得る開口が、後面側には素子搬送部材が挿通可能な開口が形成されている。なお、乾式分析素子12の下面に付設されたバーコード等によるロット番号などが素子カートリッジ13の下方から読み取れるように底面に窓部が形成されている。
【0036】
また、前記検体アダプタ18は筒状に形成され、上部から検体容器11が挿入される。この検体アダプタ18は、不図示の識別部を有し、検体の種類(処理情報)、検体容器11の種類(サイズ)等の情報が設定され、測定の初期時点でサンプルトレイ2の外周部に配設された識別センサ30(図2)によってその識別が読み取られ、検体の希釈の有無、血漿濾過の有無などが判別されると共に、検体容器11のサイズに伴う液面変動量が算出され、それに応じた処理制御が行われる。血漿濾過が必要な検体容器11に対しては、アダプタ18に検体容器11を挿入した上に、濾過フィルターを備えたホルダーがスペーサ(いずれも不図示)を介して装着される。
【0037】
点着部3および移送機構8は、サンプルトレイ2と第1のインキュベータ4との間に素子搬送経路Rと直交する方向に長い支持台61を備え、その上に移動可能に摺動枠62が設置されている。この摺動枠62には、点着用開口が形成された第1素子押え63および第2素子押え64が隣接して一体に移動可能に装着されている。第1素子押え63(第2素子押え64も同様)は、支持台61に面する底面に、前記素子移動経路Rに沿って乾式分析素子12が通過する凹部を有する。また、摺動枠62は、一端部がガイドバー65に案内され、他端部側の長溝62aにピン66が係合され、さらに、ラックギヤ62bに駆動モータ68の駆動ギヤ67が噛合して移動される。支持台61には、第2のインキュベータ5および廃却穴69が設置されている。
【0038】
そして、図2のように、第1素子押え63が点着部3に位置している際には、点着後の比色タイプの乾式分析素子12は素子搬送機構によって押し出されて第1のインキュベータ4に移送される。一方、電解質タイプの乾式分析素子12への点着が行われると、摺動枠62が移動されて点着後の乾式分析素子12は第1素子押え63に保持されたまま支持台61上を滑るように第2のインキュベータ5に移送され、電位差測定が行われる。その際には、第2素子押え64が点着部3(点着位置)に移動し、その後に搬送される比色タイプの乾式分析素子12に対する検体の点着および第1のインキュベータ4への搬送が可能である。第2のインキュベータ5での測定が完了すると、摺動枠62がさらに移動されて測定後の乾式分析素子12を廃却穴69に移送して落下廃却する。
【0039】
なお、比色タイプの乾式分析素子12を搬送する際には第2素子押え64を点着部3に移動させておき、電解質タイプの乾式分析素子12が搬送されるときのみ、第1素子押え63を点着部3に移動させるようにしてもよい。
【0040】
点着機構6(図1)は、固定フレーム40の水平ガイドレール41に、横方向に移動可能に保持された移動フレーム42を備え、この移動フレーム42に昇降移動可能に2本の点着ノズル45が設置されている。移動フレーム42には中央に縦ガイドレール43が固着され、この縦ガイドレール43の両側に2つのノズル固定台44が摺動自在に保持されている。ノズル固定台44の下部には、それぞれ点着ノズル45の上端部が固着され、上部に上方に延びる軸状部材が駆動伝達部材47に挿通されている。ノズル固定台44と駆動伝達部材47との間に介装された圧縮バネにより、ノズルチップ14の嵌合力を得るようになっている。ノズル固定台44は駆動伝達部材47と一体に上下移動可能であると共に、点着ノズル45の先端部にノズルチップ14を嵌合する際に、圧縮バネの圧縮でノズル固定台44に対して駆動伝達部材47が下降移動可能である。上記駆動伝達部材47は、上下のプーリ49に張設されたベルト50に固定され、不図示のモーターによるベルト50の走行に応じて上下移動する。なお、ベルト50の外側部位には、バランスウェイト51が取り付けられ、非駆動時の点着ノズル45の下降移動が防止される。
【0041】
また、移動フレーム42は不図示のベルト駆動機構によって横方向に駆動され、2つのノズル固定台44は独自に上下移動するように、その横移動および上下移動が制御され、2つの点着ノズル45は、一体に横移動すると共に、独自に上下移動するようになっている。例えば、一方の点着ノズル45は検体用であり、他方の点着ノズル45は希釈液用および参照液用である。
【0042】
両点着ノズル45は棒状に形成され、内部に軸方向に延びるエア通路が設けられ、下端にはピペット状のノズルチップ14がシール状態で嵌合される。この点着ノズル45にはそれぞれ不図示のシリンジポンプ等に接続されたエアチューブが連結され、吸引・吐出圧が供給される。また、この吸引圧力の変化に基づき検体等の液面検出が行えるようになっている。
【0043】
チップ廃却部9は、搬送経路Rを上下方向に交差して設けられ、上部材81および下部材82を備える。このチップ廃却部9における支持台61には、楕円形に開口された落下口83が形成されている。上部材81は支持台61の上面に固着され、落下口83の直上部位には係合切欠き84が設けられ、下部材82は支持台61の下面に落下口83の下方を囲むように筒状に形成され、落下するノズルチップ14をガイドするようになっている。
【0044】
そして、ノズルチップ14が装着されている点着ノズル45を、上部材81内に下降させてから横方向に移動させ、その係合切欠き84にノズルチップ14の上端を係合してから、点着ノズル45を上昇移動させてノズルチップ14を抜き取り、外れたノズルチップ14は落下口83を通して落下廃却される。
【0045】
比色測定を行う第1のインキュベータ4は、外周部に円環状の回転部材87を備え、この回転部材87は内周下部に固着された傾斜回転筒88が下部のベアリング89に支持されて回転自在である。回転部材87の上部に上位部材90が一体に回転可能に配設されている。上位部材90の底面は平坦であり、回転部材87の上面には円周上に所定間隔で複数(図1の場合13個)の凹部が形成されて両部材87,90間にスリット状空間による素子室91が形成され、この素子室91の底面の高さは搬送面の高さと同一に設けられている。また、傾斜回転筒88の内孔は測定後の乾式分析素子12の廃却孔92に形成され、素子室91の乾式分析素子12がそのまま中心側に移動されて落下廃却される。
【0046】
上位部材90には図示しない加熱手段が配設され、その温度調整によって素子室91内の乾式分析素子12を所定温度に恒温保持する。また上位部材90には素子室91に対応して乾式分析素子12のマウントを上から押えて検体の蒸発防止を行う不図示の押え部材が配設されている。上位部材90の上面には保温カバー94が配設される一方、この第1のインキュベータ4は全体が遮光カバー95によって覆われる。さらに、回転部材87の各素子室91の底面中央には測光用の開口91aが形成され、この開口91aを通して図1に示す位置に配設された測光ヘッド96による乾式分析素子12の反射光学濃度の測定が行われる。第1のインキュベータ4の回転駆動は、不図示のベルト機構により行われ、往復回転駆動される。
【0047】
廃却機構10は、外周側から中心方向に素子室91内に進退移動する廃却バー101を備えている。この廃却バー101は後端部が水平方向に走行するベルト102に固定され、駆動モータ103の駆動によるベルト102の走行に応じ、素子室91から測定後の乾式分析素子12を押し出して廃却する。なお、廃却孔92の下方には測定後の乾式分析素子12を回収する回収箱が配設される。
【0048】
また、イオン活量を測定する第2のインキュベータ5は、前述の摺動枠62の第1素子押え63が上位部材となり、その底部の凹部によって測定本体97の上面との間に1つの素子室が形成される。この第2のインキュベータ5には、図示しない加熱手段が配設され、その温度調整によって乾式分析素子12のイオン活量を測定する部分を所定温度に恒温加熱する。さらに、測定本体97の側辺部にはイオン活量測定のための3対の電位測定用プローブ98が出没して乾式分析素子12のイオン選択電極に接触可能に設けられている。
【0049】
なお、不図示の血漿濾過ユニットは、サンプルトレイ2に保持された検体容器11(採血管)の内部に挿入され上端開口部に取り付けられたガラス繊維からなるフィルターを有する不図示のホルダーを介して血液から血漿を分離吸引し、ホルダー上端のカップ部に濾過された血漿を保持するようになっている。
【0050】
そして、上記のような生化学分析装置1では、後述の操作パネル7(図5)における手動キー76の操作によって自動測定モードと手動測定モードとに切り替えられるとともに、消耗品キー75の操作により消耗品搭載モードに切り替え可能である。
【0051】
上記自動測定モードは、サンプルトレイ2に搭載した検体を点着機構6により自動的に乾式分析素子12に点着して前記検体の成分を測定するものである。この自動測定モードでは、点着機構6は点着部3の上方からサンプルトレイ2の上方位置へと前述のように移動可能であり、測定開始時の初期待機状態では点着機構6(移動フレーム42)は図1に示すように点着部3の上方に位置している。
【0052】
一方、手動キー76の操作によって切り替えられた手動測定モードは、不図示の点着用ピペットを用いて検体を乾式分析素子12に手操作で点着し、以降は同様に測定するものである。この手動測定モードでは、図3に示すように、自動測定モードで使用する点着機構6(移動フレーム42)は、点着部3の上方位置から側方のサンプルトレイ2の上方位置へ、手動操作の妨げにならない待避位置へ移動するよう、その作動が制御されるようになっている。なお、点着機構6は図3の状態よりさらにサンプルトレイ2上へ移動させるようにしてもよい。
【0053】
さらに、消耗品キー75の操作により切り替えられた消耗品搭載モードは、上記のような自動測定および手動測定によって、サンプルトレイ2に搭載された消耗品14〜17を使用しつつ点着機構6により検体を乾式分析素子12に点着して測定を行うことにより、サンプルトレイ2に搭載された消耗品14〜17が減少もしくは無くなった際に、その消耗品を補充搭載する、または初期搭載するものである。この消耗品搭載モードになったとき、サンプルトレイ2は、図4に示すように、消耗品搭載部25〜27が機器の開放部位、図の場合は下方が装置前面であり、この前面側開放部位へ移動するよう、その作動が制御されるようになっている。
【0054】
なお、測定開始時の初期待機状態では、サンプルトレイ2は図2に示すように、複数の検体搭載部23および素子搭載部24が装置前面の開放部位にあり、消耗品搭載部25〜27が図上方の奥部側に位置している。
【0055】
次に、図5は上記のような生化学分析装置1に設置されている操作パネル7の正面図である。この操作パネル7(インターフェース)は、パネル70に表示画面71、スタートキー72、ストップキー73、検体キー74、消耗品キー75、手動キー76、緊急キー77、キャリブレーションキー78、テンキー79など、指先で押して各種の指示操作を行う操作キーが配設されている。
【0056】
この操作パネル7は、不図示の制御系に接続され、そこに登録されている制御プログラムに基づく測定処理が設定され、自動的に自動測定動作、手動測定動作、緊急測定動作、キャリブレーション動作、消耗品搭載動作などが選択実行されるようになっている。
【0057】
例えば、多検体の自動測定は、測定する複数の検体容器11をサンプルトレイ2のA〜Eの各検体搭載部23にセットし、操作パネル7のスタートキー72を押すと、Aの検体から順番に測定が開始され、乾式分析素子12の搬送、検体点着、インキュベーション、測光などの一連の測定動作が自動的に行われる。検体がセットされたものが順次測定され、測定結果が出力される。
【0058】
手動測定は、操作パネル7のスタートキー72を押すと、乾式分析素子12が点着部に3に搬送され、手操作で検体容器11から測定する検体を点着用ピペットにより吸引し乾式分析素子12へ点着した後は、同様の測定動作が自動的に行われ、測定結果が出力される。
【0059】
そして、上記操作パネルに設置されたテンキー79は、電卓タイプ配列と、電話機タイプ配列とに変更可能である。図5におけるテンキー配列は電話機タイプ配列であり、図6は電卓タイプ配列である。その変更は、それぞれの配列に応じてテンキー79のキー番号表示が異なるパッドを交換し、または、画面表示方式の場合には画面を切り換え、制御系における入力モードを切り替えることによって行える。
【0060】
上記テンキー配列の切り替えは、ユーザーの要望に応じて行われ、操作者が使い慣れているキー配列に配置することで、入力が正確にかつ迅速に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の生化学分析装置の概略構成を示す部分断面正面図
【図2】生化学分析装置の要部機構の平面図
【図3】手動測定モードに切り替えた状態の部分断面正面図
【図4】消耗品搭載モードに切り替えた状態の平面図
【図5】装置に設置された操作パネルの正面図
【図6】テンキー配列を切り替えた状態の操作パネルの正面図
【符号の説明】
1 自動分析装置(生化学分析装置)
2 サンプルトレイ
3 点着部
6 点着機構
7 操作パネル
11 検体容器
12 乾式分析素子
14〜17 消耗品
25〜27 消耗品搭載部
Claims (4)
- 検体およびその測定に必要な乾式分析素子を搭載するサンプルトレイと、検体を前記乾式分析素子に点着する点着機構とを備え、前記サンプルトレイに搭載した検体を前記点着機構により乾式分析素子に点着し成分濃度を測定する自動分析装置において、
前記検体を乾式分析素子に自動的に点着し測定する自動測定モードに加え、前記検体を乾式分析素子に手操作で点着し測定する手動測定モードを備え、
手動測定モードになったとき、自動測定モードで使用する前記点着機構が手動操作の妨げにならない待避位置へ移動するよう構成されてなることを特徴とする自動分析装置。 - 前記点着機構が点着部の上方位置から側方のサンプルトレイ上の待避位置へ移動することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
- 検体およびその測定に必要な乾式分析素子並びに消耗品を搭載するサンプルトレイと、検体を前記乾式分析素子に点着する点着機構とを備え、前記サンプルトレイに搭載した検体を前記点着機構により乾式分析素子に点着し成分濃度を測定する自動分析装置において、
前記サンプルトレイに前記消耗品を搭載する消耗品搭載モードを備え、この消耗品搭載モードになったとき、前記サンプルトレイの消耗品搭載部が機器の開放部位に移動するよう構成されてなることを特徴とする自動分析装置。 - 前記消耗品搭載部が前面側開放部位に移動することを特徴とする請求項3に記載の自動分析装置。
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