JP2004284302A - Alcパネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ALCパネル内補強筋の最上部主筋上方に形成されたシャドウおよびALCパネルの長辺小口部に露出した小口シャドウや巣を減少し、最上部主筋近傍の引張り強度低下がなく、かつ美観の優れたALCパネルの製造方法を提供する。
【解決手段】補強筋を配設した型枠内に原料スラリーを注入して発泡させ、得られた半可塑性硬化体をオートクレーブで蒸気養生するALCパネルの製造方法において、前記原料スラリーの体積膨張による上昇時における発泡高さが最終製品高さの90〜99%に達したときに前記補強筋に加振を開始し、最終製品高さの104〜108%に達したときに加振を終了するALCパネルの製造方法。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ALCパネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ALCパネルは、気泡を多数内在させた嵩比重0.5前後のものであり、一般的には次のように製造される。まず図1に示すように主筋1と副筋2とからなる鉄筋マット3を篭状にした補強筋4(主筋1が水平方向、また副筋2が垂直方向となる)を、型枠7に懸架されたブリッジ5から吊下げ用ピン6に係止する。そして、図2に示すように石灰質原料および珪酸質原料からなる主原料、水および金属アルミニウムなどの発泡剤を混合した原料スラリーを前記型枠7の高さ方向略中央部(図中、符号Cで示す位置)まで注入し、発泡・硬化させ半可塑性硬化体を得る。そして、図3に示すように前記半可塑性硬化体をピアノ線で適宜所望の部位で切断したのち、高温・高圧の蒸気を用いて本硬化させ、ALCパネル8を得る。尚、前記ピアノ線での切断は、図2及び図3に示すように各補強筋4間(図中、符号9で示す位置:ALCパネル8の厚さ寸法となる。)および所定の高さ位置(図中、符号9a(B)で示す位置:最終製品となったALCパネル8の幅寸法となる。)で切断される。
【0003】
前述した製造方法において得られたALCパネル8は、以下の問題が発生する。すなわち、図2及び図3に示すように、第1にALCパネル8内にある補強筋4の最上部主筋1aの上部に形成され、そしてその長さ方向に沿った大きな空洞10(以下、シャドウという)が存在する。このことで、ALCパネル8の上部側長辺小口部11の引張り強度が低下するという問題がある。第2にALCパネル8の長辺小口部11に表れるクレバス状の空洞12(以下、小口シャドウという)が露出することがある。このことで、美観が損なわれ、ALCパネル8の商品性が非常に低下するという問題がある。
【0004】
前記シャドウ10の形成は、以下の如く推察される。すなわち、気泡発生による原料スラリーの体積膨張過程において、前記原料スラリーが前記気泡とともに次第に上昇し、補強筋4の最上部主筋1aを通過する際に、該最上部主筋1aの真上に気泡が集中する。その後該気泡同士の合一が起こり、シャドウ10が形成される。また、前記体積膨張過程において、前記最上部主筋1aの真上に該原料スラリーが回り込めない程度に該原料スラリーの粘度が上昇した結果、空洞の状態で残存したものと推察される。
【0005】
次に小口シャドウ12の形成は、以下の如く推察される。つまり、前記最上部主筋1aの真上に形成されたシャドウ10が、体積膨張とともにさらに上方へ移動していく。その後、体積膨張が終了し、該原料スラリー中に該シャドウ10が内在した状態の半可塑性硬化体を得る。そして、前記半可塑性硬化体をピアノ線で切断(図2および図3の符号9a)すると、前記シャドウ10は、ALCパネル8の長辺小口部11に露出し、小口シャドウ12になると推察される。前記小口シャドウ12は、幅が3mm〜10mm程度、長さが1mを超えることもある。
【0006】
ところで、前記半可塑性硬化体中に大きな気泡を形成させないための方策として、前記原料スラリー中に巻き込まれた粗大気泡を脱泡する方法が提案されている(特許文献1参照)。すなわち、前記原料スラリーに減水剤を注入するとともに、前記原料スラリーの型枠への注入時に、振動子を使用して前記原料スラリーに振動を与えて、空気の巻き込みによる粗大気泡を脱泡する方法である。また、原料スラリーの放出管を金網で囲み、前記金網を振動させながら原料スラリーを注入する方法も提案されている(特許文献2参照)。
【0007】
しかしながら、上記2つの方法はいずれも原料スラリーを型枠に注入する際、すなわち原料スラリーが体積膨張する前の初期段階での方策であり、前述した体積膨張過程で起こる気泡の合一などに対しては、その性能を十分に発揮出来るものではなかった。
【0008】
一方、前記シャドウ10を低減するため、図2および図3に示すように原料スラリーの最終発泡高さAとなる時点において、原料スラリーへ振動をかけると、原料スラリー内に大きな空洞となる巣13が形成されることがある。この巣13の形成は、以下の如く推察される。
【0009】
すなわち、原料スラリーが最終発泡高さAとなる時点において、石灰質原料とりわけ生石灰の消化・発熱反応により原料スラリーの粘度がかなり増大して、気泡周囲にマトリックスが形成された状態となる。この状態で、原料スラリーへ振動をかけると気泡周囲のマトリックスが破壊され、その結果気泡同士が合一していき、巣13が形成されていくものと推察される。前記巣13は、図3に示すようにALCパネル8の長辺小口部11に大きな空洞となり露出し、美観が劣り商品性の大きな低下を来すという問題がある。ここで最終発泡高さAとは、図2に示すように型枠7に注入した原料スラリーが発泡剤により体積膨張し、該原料スラリーが最高高さに達した位置のことをいう。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−157159号公報
【特許文献2】
特開平7−164424号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として鋭意検討した結果達成されたものである。
【0012】
従って、本発明の課題は、ALCパネル内の補強筋の最上部主筋上方に形成されるシャドウ10およびALCパネルの長辺小口部11に露出する小口シャドウ12や巣13を減少させることにより、前記長辺小口部11の引張り強度低下がなく、かつ美観の優れたALCパネルの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によるALCパネルの製造方法は、前記課題を解決するために、
ALCパネルの長さ方向に埋設される主筋と幅方向に埋設される副筋とを主体とする補強筋を、前記副筋を鉛直方向に立設した状態で複数枚を配設した型枠内に原料スラリーを注入して発泡させ、得られた半可塑性硬化体をオートクレーブで蒸気養生するALCパネルの製造方法において、
前記原料スラリーの体積膨張による上昇時における発泡高さが最終製品高さの90〜99%に達したとき前記補強筋に加振を開始し、最終製品高さの104〜108%に達したとき加振を終了するALCパネルの製造方法とした。
【0014】
ここで本発明において最終製品高さBとは、図2に示すように半可塑性硬化体のピアノ線切断において、所定幅のALCパネル8とするために行う切断位置である。すなわち、発泡方向に対して垂直方向に切断する位置で、型枠底面7aからの高さ位置のことをいう。
【0015】
また、第2の発明は、前記振動の周波数を10〜80Hzとした。そして、第3の発明は、最終製品高さの90〜100%に達するまで加振の周波数を40〜80Hzとし、最終製品高さの100%に達した後の加振の周波数を10〜50Hzとした。さらに、第4の発明は、加振を断続的に行い、加振を5秒以上、加振停止を10秒以上とする方法を採用した。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のALCパネルの製造方法を図1〜図3に基づいて詳述する。通常ALCパネル8は、以下の方法により製造される。まず、珪酸質原料、石灰質原料、水、添加剤および発泡剤などの各原料を混合・攪拌して原料スラリーとする。そして、図1に示すように主筋と副筋とからなる複数枚の前記補強筋4を載置した型枠7内に前記原料スラリーを注入する。そして、前記発泡剤の化学反応によって気泡が発生し、そして原料スラリーの体積膨張が終了し、半可塑性硬化体が得られる。その後、前記半可塑性硬化体を所定の寸法となるようピアノ線で切断したのち、高温・高圧の蒸気を用いて本硬化させ、ALCパネル8を得る。
【0017】
本発明は、前記ALCパネル8の製造方法において、前記原料スラリーの体積膨張による上昇時の発泡高さが、最終製品高さの90〜99%に達したとき前記補強筋4に加振を開始し、最終製品高さの104〜108%に達したとき加振を終了する方法とした。この方法を採用することで、前記原料スラリーの体積膨張時に形成される最上部主筋1a上のシャドウ10、小口シャドウ12および巣13を抑制することができる。
【0018】
前記補強筋4への加振は、電動式または電磁式振動子を型枠7に懸架したブリッジ5に当接させてもよく、また前記補強筋4に直接当接させてもよい。また、ブリッジ5に前記振動子を設置する場合、600〜1000mm間隔でブリッジ5を設け、該ブリッジ5に1箇所以上設置する方法を採用すると、振動が前記補強筋4を介して原料スラリーに一様に伝搬するためより効果的である。また、各ブリッジ5を連結手段により連結体となしたブリッジ(図示せず)とし、このブリッジに前記振動子を当接させてもよい。また、前記補強筋4は、上述した籠状のもののほか、マット状、メッシュ状およびラス網状のものが採用できる。
【0019】
ところで加振の効果は、主に以下の2つの事象により推察することができる。第1は原料スラリーを振動させることで、最上部主筋1aの上部に集中した気泡を分散・脱気させることができ、シャドウ10が大きく成長するのを抑制できる。そして、第2は、生成した消石灰および他の粉末原料の粒子の結合体が、加振によりその結合体およびその吸着水が遊離する。その結果、増大した原料スラリー粘度が低下する。このことにより、形成されたシャドウ10部へ原料スラリーが周辺より流れ込み、該シャドウ10を埋めるものと推察される。
【0020】
しかしながら、前記原料スラリーが最終発泡高さ(図2、符号A)となる近傍において加振を行うと、上述したように形成された気泡周囲のマトリックスが破壊され、その結果気泡の合一が起こり、大きな空洞(巣13)が形成される。つまり、前記原料スラリーが最終発泡高さとなる近傍においては、該原料スラリー粘度が非常に大きくなっており、加振により気泡周囲のマトリックスが破壊されてもその結合体およびその吸着水が容易に遊離せず、その結果原料スラリー粘度が低下しないため、気泡の合一により大きな空洞(巣13)の状態で残存するものと推察される。
【0021】
いずれにしても、前記最上部主筋1a上部のシャドウ10は、前記原料スラリーが最上部主筋1aを通過後に形成されるものであるため、該原料スラリーの発泡高さが最上部主筋1aに達した時(図2、符号Ba)から体積膨張が完了するまでの間、詳しくは原料スラリーが最終製品高さ位置(図2、符号B)の104〜108%に到達するまでに加振を行うと、シャドウ10および巣13の形成を抑制することができる。小口シャドウ12形成の抑制については、上述したようにシャドウ10の形成を抑制することにより、小口シャドウ12の形成も同時に抑制できるものと推察される。また、加振によるマトリックスの破壊を最小限に押さえるためには、加振時間はなるべく短い方が好ましい。
【0022】
また、加振の際に振動の周波数を10〜80Hzとすると、マトリックスの破壊を最小限に押さえることができるため、前記シャドウ10や巣13の形成を抑制することができる。さらに前記振動の周波数が、30〜70Hzであると、シャドウ10や巣13の形成をより容易に抑制できるため好ましい。
【0023】
また、最終製品高さの90〜100%に達するまで加振の周波数を40〜80Hzとすると、該原料スラリー粘度が低く気泡周囲にマトリックスが十分形成されていない状態であるため、前記シャドウ10形成を容易に抑制できる。
【0024】
そして、最終製品高さの100%に達した後においては、原料スラリー粘度が高く、気泡周囲にある程度安定したマトリックスが形成されているため、加振の周波数を10〜50Hzとすることで、マトリックスの破壊が最小限となり、前記シャドウ10や巣13の形成を容易に抑制することができる。また、加振時の振幅が10〜100μmあると、前記原料スラリーの粘度を低下できるとともに前記マトリックスの破壊を最小限に押さえることができるため、より効果的である。さらに、加振の振幅が50〜80μmあると、よりその効果が顕著に発揮され好ましい。
【0025】
さらに、上記加振は連続的に行うのではなく、所定時間加振したのちに所定時間停止するというように断続的な方法を採用すると、加振時間が短縮されるために前記マトリックスを破壊することなくシャドウ10や巣13の形成をより抑制できる。すなわち、加振を5秒以上行い、加振停止を10秒以上とすることにより、シャドウ10や巣13の形成を効率良く抑制できる。この時加振のON/OFFの間隔は、最長で60秒程度とすると、その間に加振で抑制できないほど大きなシャドウ10が形成されにくいため好ましい。
【0026】
上述したような加振条件を採用することで、加振による最上部主筋1a上部のシャドウ10の形成を抑制し、さらに巣13の形成を抑制することができる。その結果、ALCパネル8内の最上部主筋1a上部のシャドウ10や上部側長辺小口部11における小口シャドウ12および巣13が殆ど見られない美観の優れ、かつ上部側長辺小口部11の引張り強度低下のない優れたALCパネル8を得ることが可能となる。
【0027】
また、前記振動子を前記原料スラリーの粘度を低く調整する方策と併用すればより効果的である。すなわち、前記原料スラリーの粘度が800〜1500cP程度に調整されていると、該原料スラリーの粘度上昇が遅くなり、前記原料スラリー注入時に巻き込んだ空気を体積膨張の後半(最終製品高さB以降)まで容易に脱泡できるとともに前記最上部主筋1a通過後に形成されるシャドウ10や巣13の形成をより容易にかつ効果的に抑制することができる。
【0028】
以下、本発明の試験例を挙げて具体的に説明する。ALCパネル8の製作は、各試験例において同じ補強筋籠4を使用し、また同数および同寸法のALCパネル8を60枚製作した。前記補強筋籠4は直径5mmの鉄線を用い、その寸法は厚さ×幅×長さ=70mm×480mm×2960mmとした。そして、製作されたALCパネル8の寸法は厚さ×幅×長さ=100mm×600mm×2990mmである。
【0029】
さらに、各試験例とも同一配合の原料スラリーを用いた。すなわち、粉末原料として珪石粉44重量部、生石灰粉16重量部、ポルトランドセメント11重量部、半可塑性硬化体の回収物およびALCパネル8のリサイクル粉29重量部に対して、水61重量部を加えミキサーで攪拌したのち、発泡剤としてアルミニウム粉末を前記粉末原料の固形分100重量部に対し0.065重量部を加え、原料スラリーとした。尚、ブリッジ5は1型枠当たり6ケ使用し、そして前記振動子を各ブリッジ5に2個設置した。また、前記振動子の加振時の振幅は、各試験例において全て50μmで行った。
【0030】
各試験例で得られたALCパネルの評価方法として、シャドウ10、小口シャドウ12および巣13の目視観察や面積測定を行った。すなわち、前記シャドウ10の評価は、後述する引張り強度測定を行ったのちに露出するシャドウ10(断面積1cm以上の空洞)の個数を集計し、ALCパネル1枚当たりの発生数として評価した。
【0031】
また、前記小口シャドウ12の評価は、試験条件毎に無作為に15枚のALCパネルを抽出し、長辺小口部11に露出した該シャドウ12の発生数を集計し、ALCパネル1枚当たりの発生数として評価した。また前記巣13の面積は、前記15枚のALCパネルにおいて、長辺小口部11に露出した1cm以上の巣13全てを合計し、ALCパネル1枚当たりの面積として評価した。さらに、小口シャドウ12の形成による長辺小口部11の物性低下の有無を判断するため、引張り強度測定を行い、前記目視観察や面積測定結果とともに総合的に評価した。
【0032】
引張り強度の測定は、試験条件毎に前記15枚のALCパネルのうち無作為に3枚のALCパネルを抽出し、図3に示すように発泡上部の長辺小口部11にアタッチメント20(縦×横=45mm×90mm)を7箇所/枚、接着剤で貼着し引張り強度を測定した。尚、測定の前にアタッチメント20の両側面に沿って最上部主筋1aの上端まで長辺小口部11に切り込み(図3、符号D)を入れ、そののち建研式引張り試験機を用い測定した。
【0033】
(試験例1)
前記原料スラリーを補強筋が載置された型枠内に注入し、該原料スラリーが最終製品高さの96%に達したとき周波数60Hzの振動を開始し、そして最終製品高さの106%に達したときに加振を終了し、硬化させ半可塑性硬化体を得た。そして、前記半可塑性硬化体を前記ALCパネル8の製品寸法(厚さ×幅×長さ=100mm×600mm×2990mm)にピアノ線で切断したのち、高温・高圧の蒸気を用いて本硬化後ALCパネルを得た。
【0034】
(試験例2)
前記加振の周波数を30Hzに変更したほか前記試験例1と同様とした。
【0035】
(試験例3)
前記原料スラリーが最終製品高さの96%に達したとき周波数60Hzの振動を開始し、そして最終製品高さの100%に達したときに加振の周波数を30Hzに変更し、最終製品高さの106%に達したときに加振を終了したほかは試験例1と同様とした。
【0036】
(試験例4)
前記原料スラリーが最終製品高さの96%に達したとき周波数60Hzの振動を開始し、15秒後に停止、さらに15秒後に加振を再開というように15秒ごとにON/OFFを切り替えながら加振を行い、そして最終製品高さの106%に達したときに加振を終了したほかは試験例1と同様とした。
【0037】
(試験例5)
前記原料スラリーの体積膨張途中において加振を一切行なわず、本硬化後ALCパネルを得た。
【0038】
(試験例6)
前記原料スラリーが最上部主筋に達したとき(製品高さの85%に達したとき)、周波数60Hzの振動を開始し、そして最終製品高さの106%に達したときに加振を終了し、硬化させ半可塑性硬化体とし、本硬化後ALCパネルを得た。
【0039】
(試験例7)
前記原料スラリーが最終製品高さの96%に達したとき周波数60Hzの振動を開始し、そして最終製品高さの112%に達したときに加振を終了し、硬化させ半可塑性硬化体とし、本硬化後ALCパネルを得た。
【0040】
(試験例8)
前記原料スラリーが最終製品高さの96%に達したとき周波数10Hzの振動を開始し、そして最終製品高さの106%に達したときに加振を終了し、硬化させ半可塑性硬化体とし、本硬化後ALCパネルを得た。
【0041】
(試験例9)
前記原料スラリーが最終製品高さの96%に達したとき周波数100Hzの振動を開始し、そして最終製品高さの106%に達したときに加振を終了し、次いで硬化させ半可塑性硬化体とし、本硬化後ALCパネルを得た。
【0042】
各試験例で製作したALCパネルの評価結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
Figure 2004284302
【0044】
表1の結果で分かるように、シャドウの評価結果は試験例1〜4、6〜9において○以上であることが分かった。また、小口シャドウの評価結果は試験例1〜4、6、7、9において○以上であることが分かった。そして、巣の評価結果は試験例1〜5、8において○以上であることが分かった。さらに、引張り強度測定結果は、試験例5以外は全て0.50N/mm以上の良好な結果であった。
【0045】
上記各評価結果より総合的に評価した結果、試験例1〜4、8、9で○以上の良好な結果が得られた。その中で試験例1〜4では、各評価項目が全て○以上の結果が得られた。すなわち、美観および引張り強度の良好なALCパネルが得られた。
【0046】
【発明の効果】
本発明の軽量気泡コンクリートの製造方法を採用することで、最上部主筋上部のシャドウ形成を抑制することができ、さらに発泡上部の長辺小口部に露出する小口シャドウおよび巣の形成を抑制することができる。このため、長辺小口部の物性低下による運搬やハンドリング時の破損を防止できるとともに、外観性が非常に向上したALCパネルを得ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠内に補強筋を載置した斜視説明図。
【図2】半可塑性硬化体中のシャドウや巣を示す断面図。
【図3】ALCパネルのシャドウ、小口シャドウおよび巣を示す斜視説明図。
【符号の説明】
1 主筋
1a 最上部主筋
2 副筋
3 鉄筋マット
4 補強筋
5 ブリッジ
6 吊下げ用ピン
7 型枠
7a 型枠底面
8 ALCパネル
9 ピアノ線切断面
9a ALCパネル幅の切断面
10 シャドウ
11 長辺小口部
12 小口シャドウ
13 巣
20 アタッチメント
A 最終発泡高さ
B 最終製品高さ
Ba 最上部主筋位置
C 型枠注入時の原料スラリ−高さ
D 切り込み

Claims (4)

  1. ALCパネルの長さ方向に埋設される主筋と幅方向に埋設される副筋とを主体とする補強筋を、前記副筋を鉛直方向に立設した状態で複数枚を配設した型枠内に原料スラリーを注入して発泡させ、得られた半可塑性硬化体をオートクレーブで蒸気養生するALCパネルの製造方法において、前記原料スラリーの体積膨張による上昇時における発泡高さが最終製品高さの90〜99%に達したときに前記補強筋に加振を開始し、最終製品高さの104〜108%に達したときに加振を終了することを特徴とするALCパネルの製造方法。
  2. 前記振動の周波数を10〜80Hzとする請求項1記載のALCパネルの製造方法。
  3. 最終製品高さの90〜100%に達するまで加振の周波数を40〜80Hzとし、最終製品高さの100%に達した後の加振の周波数を10〜50Hzとする請求項1または2記載のALCパネルの製造方法。
  4. 加振を断続的に行い、加振を5秒以上、加振停止を10秒以上とする請求項1〜3記載のALCパネルの製造方法。
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CN118483010A (zh) * 2024-04-03 2024-08-13 深圳信息职业技术学院 一种泡沫地聚物材料的质量控制方法及其应用

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