JP2004283309A - 放射線撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線撮影装置と撮影制御装置とを含む放射線撮影システムにおいて、識別標識の入力や撮影を連続して行い、かつ、放射線撮影装置における患者や撮影メニューの確認を容易にする。
【解決手段】この放射線撮影システム10は、記録媒体に付された識別標識を読み取る第1の読取手段と、該識別情報を撮影情報に対応付けて記憶する記憶手段と、第1の信号に応答して該記録媒体に対応する撮影情報を含む第2の信号を出力する第1の制御手段とを有する撮影制御装置30と、今回撮影に用いられる記録媒体に付された識別標識を読み取る第2の読取手段と、該記録媒体の識別情報を含む第1の信号を出力すると共に、第2の信号に応答して該記録媒体に対応する撮影情報を表示部に表示させる第2の制御手段と、第2の制御手段の制御の下で放射線を発生する放射線発生手段とを有する放射線撮影装置20とを具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検者にX線等の放射線を照射して撮影を行うことにより、記録シート等の記録媒体に放射線画像を記録する放射線撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を用いた撮影方法は様々な分野で利用されており、特に医療分野においては、診断のための最も重要な手段の一つとなっている。最初のX線写真が実現されてから、X線写真法は数々の改良を重ねられ、現在では蛍光スクリーンとX線フィルムを組み合わせた方法が主流となっている。一方、近年においては、医療用画像診断に用いられる装置として、X線CTや超音波、MRI等の様々なディジタル化された装置が実用化されており、病院内での診断情報処理システム等の構築が進められようとしている。X線画像についても、ディジタル化するための多くの研究がなされてきたが、輝尽性蛍光体を用いた放射線撮影方法が確立され、従来のX線写真法に置き換わるものとして注目されている。
【0003】
輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)とは、放射線を照射するとその放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する物質であり、その存在は従来から知られていた。これを用いた放射線撮影方法は、輝尽性蛍光体を塗布した記録シートに人体等の被写体の放射線画像を撮影記録し、この記録シートをレーザ光等の励起光で走査すると輝尽発光光が生じるので、この光を光電的に読み取ることにより画像データを得るものである。この画像データを適切に処理した後、CRT等のディスプレイに出力したり、レーザプリンタ等によりフィルムに印刷して、放射線画像を可視画像として表示することができる。
【0004】
このような放射線撮影方法は、撮影感度や画質の面で、従来のX線写真法に匹敵する性能を持っている。例えば、従来のX線写真法と比較して、露光域が極めて広く、また、露光量に対する輝尽発光光の応答が露光域全域に渡ってほぼ比例している。このため、被写体をどのような放射線量で撮影しても、画像の存在する発光域をとらえ、過不足なく正規化してディジタル信号化することができる。また、このようにして得た信号を適切な画像処理方法と組み合わせることにより、様々な撮影条件の下でも定常的に良質な画像を提供することが可能である。さらに、直接、ディジタル化された画像情報を得ているので、画像の劣化を招くことなく、大量のデータを長期保存することが可能になるばかりか、医療診断情報システムへの発展等も可能になる。
【0005】
ところで、カセッテと呼ばれるケースに記録シートが収納されて用いられる放射線撮影システムにおいては、ある患者の撮影に用いられる記録シートを他の患者の撮影に用いられる記録シートと区別するための識別標識として、従来から、バーコードが用いられていた。放射線撮影の際には、そのバーコードを読み取って得られたバーコード情報が、被検者である患者の性別や氏名等の患者情報や、撮影部位等を含む撮影メニュー等に対応付けて登録される。
【0006】
しかしながら、放射線撮影装置と、これとは独立した装置である撮影制御装置(コンソール)とを接続して用いる放射線撮影システムにおいては、撮影制御装置と放射線撮影装置との間で撮影条件が送受信されるが、撮影条件と記録シートのバーコード情報とは対応付けられていないので、バーコードの登録と撮影とを必ず1:1で実施する必要があり、運用上不便であった。
【0007】
関連する技術として、下記の特許文献1には、X線発生装置に外部制御ポートが1つしかなくても、複数のX線撮影制御装置がX線発生装置と通信することを可能とするX線撮影制御装置が述べられている。このX線撮影制御装置においては、操作者がユーザインターフェースを用いて指定したX線撮影条件を、GEN/IF(generation interface)を介して、X線発生装置制御部に送信することができる。
【0008】
しかしながら、このX線撮影制御装置によれば、1つのX線発生装置に複数のX線撮影制御装置を接続して撮影条件を設定することは可能であるが、撮影条件と記録シートのバーコード情報との対応付けについては述べられていない。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−276031号公報(第6,7頁、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、放射線撮影装置と撮影制御装置とを含む放射線撮影システムにおいて、複数回の撮影を行う場合に、バーコード等の識別情報の登録や撮影を連続して行うことを可能とし、かつ、放射線撮影装置における患者や撮影メニューの確認を容易にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る放射線撮影システムは、被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録媒体に放射線画像を記録する放射線撮影システムであって、複数回の撮影にそれぞれ用いる複数の記録媒体に付された識別標識を読み取ることにより該複数の記録媒体の識別情報を得る第1の読取手段と、複数の記録媒体の識別情報を複数回の撮影に関する撮影情報にそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、今回撮影に用いられる記録媒体の識別情報を含む第1の信号に応答して、該記録媒体に対応する撮影情報を含む第2の信号を出力する第1の制御手段とを有する撮影制御装置と、今回撮影に用いられる記録媒体に付された識別標識を読み取る第2の読取手段と、第2の読取手段によって得られた該記録媒体の識別情報を含む第1の信号を撮影制御装置に出力すると共に、撮影制御装置から入力した第2の信号に応答して、今回撮影に用いられる記録媒体に対応する撮影情報を表示部に表示させる第2の制御手段と、第2の制御手段の制御の下で放射線を発生する放射線発生手段とを有する放射線撮影装置とを具備する。
【0012】
また、本発明の第2の観点に係る放射線撮影システムは、被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録媒体に放射線画像を記録する放射線撮影システムであって、複数回の撮影に関する撮影情報を記憶する記憶手段と、複数回の撮影に関する撮影情報の内から所望の撮影情報を選択するために用いられる選択手段と、今回撮影に用いられる記録媒体の識別情報を含む第1の信号に応答して、該記録媒体の識別情報を選択された撮影情報に対応付けると共に、選択された撮影情報を含む第2の信号を出力する第1の制御手段とを有する撮影制御装置と、今回撮影に用いられる記録媒体に付された識別標識を読み取る読取手段と、読取手段によって得られた該記録媒体の識別情報を含む第1の信号を撮影制御装置に出力すると共に、撮影制御装置から入力した第2の信号に応答して、今回撮影に用いられる記録媒体に対応する撮影情報を表示部に表示させる第2の制御手段と、第2の制御手段の制御の下で放射線を発生する放射線発生手段とを有する放射線撮影装置とを具備する。
【0013】
本発明によれば、記録媒体に付された識別標識を読み取る読取手段を放射線撮影装置に設け、今回撮影に用いられる記録媒体に対応する撮影情報を放射線撮影装置の表示部に表示させるようにしたので、複数回の撮影を行う場合に、バーコード等の識別情報の登録や撮影を連続して行うことを可能とし、かつ、放射線撮影装置における患者や撮影メニューの確認を容易にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影システムを含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。
【0015】
放射線撮影の記録媒体として用いられる記録シート(輝尽性蛍光体シート)1は、輝尽性蛍光体物質を塗布したものであり、放射線が照射されることにより被写体の情報が記録される。記録シート1には、識別標識としてバーコードが表示されている。本実施形態においては、記録シート1が、カセッテと呼ばれるケースに収納されており、カセッテに設けられている窓から記録シート1のバーコードが読み取れるようになっている。
【0016】
図1に示すように、この医用画像撮影システムは、被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録シート1に放射線画像を記録する放射線撮影システム10と、記録シート1に記録されている放射線画像等の情報を光電的に読み取って画像データを生成する医用画像読取装置40と、医用画像読取装置40から画像データを入力して各種の処理を行い、医療用診断画像を表示又は出力する医用画像処理装置50とによって構成される。これらは、ネットワークN1を介して接続されている。さらに、必要に応じて、病院のデータベースサーバ、IDカードリーダ、又は、端末装置等の外部装置60が、ネットワークN1に接続される。
【0017】
放射線撮影システム10は、被検者にX線等の放射線を照射して撮影を行うことにより記録シート1に放射線画像を記録する放射線撮影装置20と、放射線撮影装置20における管電圧、管電流、又は照射時間等の撮影条件を制御する撮影制御装置(コンソール)30とを有している。
【0018】
放射線撮影装置20は、記録シート1の位置を上下に移動させることにより被検者における撮影位置を昇降させる撮影位置昇降機構21と、被検者の足の位置を決める撮影台22と、被検者に放射線を照射する放射線発生部23と、記録シートに識別標識として表示されているバーコードを読み取るバーコードリーダ24と、撮影情報を表示する表示部25と、放射線撮影装置20の各部を制御する制御部26とを有している。
【0019】
放射線撮影装置20のバーコードリーダ24は、カセッテが撮影台22にセットされたときに記録シート1のバーコードを自動的に読み取れるように、撮影台22の所定の位置に設置されるのが望ましいが、特に固定せず、手動でバーコードを読み取るようにしても良い。
【0020】
撮影制御装置30には、被検者である患者の性別や氏名等の患者情報、及び、撮影部位等を含む撮影メニュー等が、複数登録される。これらの患者情報及び撮影メニュー等は、撮影制御装置30の入力部31において入力されても良いし、ネットワークN1を介して外部から供給されるようにしても良い。
【0021】
撮影制御装置30は、放射線撮影装置20の各部を制御する制御部31と、撮影メニューの一覧から患者に対応して撮影メニューを選択したり各種の命令等を入力するために用いられる入力部32と、記録シート1のバーコードを読み取るバーコードリーダ33とを有している。ここで、バーコードリーダ33を用いることにより、制御部31は、登録されている複数の患者情報及び撮影メニューに対して、それぞれの記録シートのバーコードを関連付け、バーコード情報を登録することができる。
【0022】
さらに、撮影制御装置30は、登録された複数の患者情報や撮影メニュー等を表示する表示部34と、選択された撮影メニューや入力された各種の命令等を一旦記憶するメモリ35と、複数の撮影メニューに対応する撮影条件等を記録しているハードディスク36aと、ハードディスク36aを制御するハードディスク制御部36bとを有している。
【0023】
なお、患者情報、撮影メニュー、及び、バーコード情報は、メモリ35に一旦記憶された後、ハードディスク36a、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等に記録するようにしても良い。
【0024】
本実施形態においては、放射線撮影装置20がバーコードリーダ24を含む構成としたことにより、バーコードリーダ24を用いて記録シートのバーコードを読み取って得られたバーコード情報を含む撮影情報要求信号を放射線撮影装置20から撮影制御装置30に送信して、その記録シートを用いる撮影に関する患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等の撮影情報を要求することができる。
【0025】
この要求に対し、撮影制御装置30は、撮影情報を含む撮影情報応答信号を放射線撮影装置20に送信し、放射線撮影装置20において、受信した撮影情報に基づく撮影条件が放射線発生部23に設定され、撮影情報が表示部25に表示される。
【0026】
このようにして設定された撮影条件の下で被検者の放射線撮影が行われ、その放射線画像が記録シートに記録される。撮影後、記録シートは、医用画像読取装置40の所定の位置にセットされる。
【0027】
医用画像読取装置40において、レーザ光源41から出射した光ビームは、光走査部42を通って記録シート1の表面を走査する。この走査により光ビームが記録シート1に照射され、光ビームが照射された箇所から蓄積記録された放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光が生じる。輝尽発光光は、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)43により光電的に検出され、アナログ信号として出力されて増幅器44により増幅され、A/D変換器45によりディジタル化される。A/D変換器45から出力される画像データは、画像付帯情報と共に、ネットワークN1を介して医用画像処理装置50に入力される。
【0028】
医用画像処理装置50は、各種の命令や画像形式についての設定等を入力するために用いられる入力部51と、医用画像読取装置40から入力された画像データに対して規格化、階調処理、論理読み処理等の画像処理を施すと共に、表示される画像形式を制御する処理部52と、処理部52から出力される画像データに基づいて医療用診断画像を表示する表示部53と、医療用診断画像をフィルム等に印刷するプリンタ54とを含んでいる。
【0029】
次に、本実施形態に係る放射線撮影システムの動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。
【0030】
図2に示すように、まず、ステップS31において、撮影内容の登録が行われる。即ち、撮影制御装置30において、患者情報及び撮影メニューが登録される。通常の撮影においては、一度に複数回の撮影が行われるので、複数の患者情報及び撮影メニューがまとめて登録されることになる。
【0031】
次に、ステップS32において、撮影制御装置30のバーコードリーダ33を用いて複数の記録シートのバーコードを読み込むことにより、制御部31が、複数の患者情報及び撮影メニューに対して、それぞれの記録シートのバーコードを関連付け、バーコード情報を登録する。
【0032】
放射線撮影を行う際には、ステップS21において、放射線撮影装置20の撮影台22に記録シートを収納したカセッテをセットすると、バーコードリーダ24は、記録シートのバーコードを読み取る。ステップS22において、放射線撮影装置20は、記録シートのバーコードを読み取って得られたバーコード情報を含む撮影情報要求信号を撮影制御装置30に送信して、その記録シートを用いる撮影に関する患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等の撮影情報を要求する。
【0033】
撮影制御装置30は、ステップS33において、受信した撮影情報要求信号に含まれているバーコード情報に基づいて、そのバーコード情報によって表される記録シートのバーコードに関連付けられた患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等を検索し、検索された患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等の撮影情報を含む撮影情報応答信号を放射線撮影装置20に送信する。
【0034】
放射線撮影装置20は、ステップS23において、受信した撮影情報応答信号に含まれている撮影情報に基づいて撮影条件を設定し、撮影情報を表示部25に表示する。表示された撮影情報を見ることにより、オペレータは、放射線撮影装置20にセットされている記録シートに関連付けられた患者、撮影メニュー、又は撮影条件が、これから実際に撮影しようとしている患者、撮影メニュー、又は撮影条件と一致していることを確認できる。その後、ステップS24において、設定された撮影条件の下で、放射線撮影が行われる。
【0035】
次の放射線撮影を行う際には、ステップS25において、放射線撮影装置20の撮影台22に次の記録シートを収納したカセッテをセットすると、バーコードリーダ24が記録シートのバーコードを読み取り、ステップS26において、撮影情報要求信号が撮影制御装置30に送信される。撮影制御装置30は、ステップS34において撮影情報応答信号を放射線撮影装置20に送信し、放射線撮影装置20は、ステップS27において撮影条件の設定と撮影情報の表示を行い、ステップS28において放射線撮影が行われる。以下、同様のことが繰り返されて、ステップS31において登録された複数の撮影メニューに対応する撮影が終了する。
【0036】
次に、本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影システムについて説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影システムの構成を示すブロック図である。
【0037】
図3に示すように、本実施形態においては、撮影制御装置80がバーコードリーダを含まない構成となっており、バーコードの読出しには、放射線撮影装置20のバーコードリーダ24のみが用いられる。その他の構成については、図1に示す第1の実施形態と同様である。
【0038】
次に、本実施形態に係る放射線撮影システムの動作について、図3及び図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。
【0039】
図4に示すように、まず、ステップS81において、撮影内容の登録が行われる。即ち、撮影制御装置80において、患者情報及び撮影メニューが登録される。通常の撮影においては、一度に複数回の撮影が行われるので、複数の患者情報及び撮影メニューがまとめて登録されることになる。
【0040】
放射線撮影を行う際には、ステップS82において、複数の患者情報及び撮影メニューの内から、所望の患者情報及び撮影メニューを選択することにより、その患者情報及び撮影メニューを選択状態としておく。
【0041】
ステップS21において、放射線撮影装置20の撮影台22に記録シートを収納したカセッテをセットすると、バーコードリーダ24は、記録シートのバーコードを読み取る。ステップS22において、放射線撮影装置20は、記録シートのバーコードを読み取って得られたバーコード情報を含む撮影情報要求信号を撮影制御装置80に送信して、その記録シートを用いる撮影に関する患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等の撮影情報を要求する。
【0042】
撮影制御装置80は、ステップS83において、受信した撮影情報要求信号に含まれているバーコード情報によって表される記録シートのバーコードを、選択されている患者情報及び撮影メニューに対応付けて、そのバーコード情報を登録する。
【0043】
また、撮影制御装置80は、ステップS84において、受信した撮影情報要求信号に含まれているバーコード情報に基づいて、そのバーコード情報によって表される記録シートのバーコードに関連付けられた患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等を検索し、検索された患者情報、撮影メニュー、又は撮影条件等の撮影情報を含む撮影情報応答信号を放射線撮影装置20に送信する。
【0044】
放射線撮影装置20は、ステップS23において、受信した撮影情報応答信号に含まれている撮影情報に基づいて撮影条件を設定し、撮影情報を表示部25に表示する。表示された撮影情報を見ることにより、オペレータは、放射線撮影装置20にセットされている記録シートに関連付けられた患者、撮影メニュー、又は撮影条件が、これから実際に撮影しようとしている患者、撮影メニュー、又は撮影条件と一致していることを確認できる。その後、ステップS24において、設定された撮影条件の下で、放射線撮影が行われる。
【0045】
次の放射線撮影を行う際には、ステップS85において、複数の患者情報及び撮影メニューの中から、次の患者情報及び撮影メニューを選択することにより、その患者情報及び撮影メニューを選択状態としておく。
【0046】
ステップS25において、放射線撮影装置20の撮影台22に次の記録シートを収納したカセッテをセットすると、バーコードリーダ24が記録シートのバーコードを読み取り、ステップS26において、放射線撮影装置20が撮影情報要求信号を撮影制御装置80に送信する。
【0047】
撮影制御装置80は、ステップS86において、バーコード情報によって表される記録シートのバーコードを選択されている患者情報及び撮影メニューに対応付けて、そのバーコード情報を登録する。撮影制御装置80は、ステップS87において撮影情報応答信号を放射線撮影装置20に送信し、放射線撮影装置20は、ステップS27において撮影条件の設定と撮影情報の表示を行い、ステップS28において放射線撮影が行われる。以下、同様のことが繰り返されて、ステップS81において登録された複数の撮影メニューに対応する撮影が終了する。
【0048】
以上の実施形態においては、記録媒体に付された識別標識として、記録シートに表示されたバーコードを用いたが、記録シートのケースであるカセッテに表示されたバーコードを用いたり、バーコードの替りに文字を用いたり、非接触型識別システム(RF−ID)によって発生される磁界の変化又は電磁波を用いても良い。
【0049】
例えば、カセッテに書き替え可能なリライトカードを取り付けて、リライトカード等に描かれた文字を、OCR(optical character reader:光学式文字読み取り装置)で認識するようにしても良い。あるいは、カセッテに非接触型識別システムのトランスポンダを取り付けて、放射線撮影装置に設置されたリーダが、トランスポンダに非接触で電力を供給し、トランスポンダによって発生される磁界の変化又は電磁波を読み取るようにしても良い。
【0050】
また、放射線撮影装置と撮影制御装置との間のデータの伝送は、ネットワークを介したシリアル伝送により行っても良いし、非接触型識別システムのトランスポンダをカセッテに取り付けて行っても良い。データの伝送に非接触型識別システムを用いる場合には、カセッテの運搬に伴って撮影情報も移動させることができるので、放射線撮影装置から撮影制御装置に撮影情報要求信号を送信する必要はなくなる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、放射線撮影装置と撮影制御装置とを含む放射線撮影システムにおいて、複数回の撮影を行う場合に、バーコード等の識別情報の登録や撮影を連続して行うことを可能とし、かつ、放射線撮影装置における患者や撮影メニューの確認を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影システムを含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録シート(輝尽性蛍光体シート)
10 放射線撮影システム
20 放射線撮影装置
21 撮影位置昇降機構
22 撮影台
23 放射線発生部
24 バーコードリーダ
25 表示部
26 制御部
30 撮影制御装置
31 制御部
32 入力部
33 バーコードリーダ
34 表示部
35 メモリ
36a ハードディスク
36b ハードディスク制御部
40 医用画像読取装置
41 レーザ光源
42 光走査部
43 フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)
44 増幅器
45 A/D変換器
50 医用画像処理装置
51 入力部
52 処理部
53 表示部
54 プリンタ
60 外部装置
N1 ネットワーク

Claims (6)

  1. 被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録媒体に放射線画像を記録する放射線撮影システムであって、
    複数回の撮影にそれぞれ用いる複数の記録媒体に付された識別標識を読み取ることにより該複数の記録媒体の識別情報を得る第1の読取手段と、前記複数の記録媒体の識別情報を複数回の撮影に関する撮影情報にそれぞれ対応付けて記憶する記憶手段と、今回撮影に用いられる記録媒体の識別情報を含む第1の信号に応答して、該記録媒体に対応する撮影情報を含む第2の信号を出力する第1の制御手段とを有する撮影制御装置と、
    今回撮影に用いられる記録媒体に付された識別標識を読み取る第2の読取手段と、前記第2の読取手段によって得られた該記録媒体の識別情報を含む第1の信号を前記撮影制御装置に出力すると共に、前記撮影制御装置から入力した第2の信号に応答して、今回撮影に用いられる記録媒体に対応する撮影情報を表示部に表示させる第2の制御手段と、前記第2の制御手段の制御の下で放射線を発生する放射線発生手段とを有する放射線撮影装置と、
    を具備する放射線撮影システム。
  2. 被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録媒体に放射線画像を記録する放射線撮影システムであって、
    複数回の撮影に関する撮影情報を記憶する記憶手段と、複数回の撮影に関する撮影情報の内から所望の撮影情報を選択するために用いられる選択手段と、今回撮影に用いられる記録媒体の識別情報を含む第1の信号に応答して、該記録媒体の識別情報を選択された撮影情報に対応付けると共に、選択された撮影情報を含む第2の信号を出力する第1の制御手段とを有する撮影制御装置と、
    今回撮影に用いられる記録媒体に付された識別標識を読み取る読取手段と、前記読取手段によって得られた該記録媒体の識別情報を含む第1の信号を前記撮影制御装置に出力すると共に、前記撮影制御装置から入力した第2の信号に応答して、今回撮影に用いられる記録媒体に対応する撮影情報を表示部に表示させる第2の制御手段と、前記第2の制御手段の制御の下で放射線を発生する放射線発生手段とを有する放射線撮影装置と、
    を具備する放射線撮影システム。
  3. 前記記録媒体に付された識別標識が、記録シート又はそのケースに表示されたバーコードであり、前記読取手段が、バーコードを読み取るバーコードリーダである、請求項1又は2記載の放射線撮影システム。
  4. 前記記録媒体に付された識別標識が、記録シート又はそのケースに表示された文字であり、前記読取手段が、文字を読み取る光学式文字読み取り装置である、請求項1又は2記載の放射線撮影システム。
  5. 前記記録媒体に付された識別標識が、記録シート又はそのケースに設けられたトランスポンダによって発生される磁界の変化又は電磁波であり、前記読取手段が、前記トランスポンダに非接触で電力を供給し、トランスポンダによって発生される磁界の変化又は電磁波を読み取るリーダである、請求項1又は2記載の放射線撮影システム。
  6. 前記トランスポンダが、前記撮影制御装置と前記放射線撮影装置との間のデータの伝送に用いられる、請求項5記載の放射線撮影システム。
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