JP2004283018A - 動物飼育施設 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】順次隣接する前室2と飼育室3と後室4とメンテナンス用廊下5とを備え、飼育室3には、飼育器を収納し得るラック6が設けられた動物飼育施設であって、前室2及び飼育室3には、HEPAフィルタ15,16により清浄化された空調空気10を導入し得るように構成すると共に、前室2からは導入された空気の一部を飼育室3へ導入し得るよう構成し、飼育室3から後室4へ導入された空気の一部を、HEPAフィルタ17を通したうえ排気するように構成すると共に、残りの空気をメンテナンス用廊下5を介して排気するよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は動物飼育施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多数の動物飼育室へ調整された空気を供給する動物飼育施設としては、例えば、図5に示すようなものがある。図5中、1は動物飼育室を備えた建造物で、建造物1は清浄廊下である前室2、前室2に隣接して配置された飼育室3、飼育室3に隣接して配置された汚染廊下である後室4、後室4に隣接して配置されたメンテナンス用廊下5を備えており、飼育室3内には、いわゆるオープンタイプの飼育器(図示せず)を収納し得るようにしたラック6が設置されるようになっている。
【0003】
前室2と飼育室3を仕切る壁面の上部天井側、飼育室3と後室4を仕切る壁面の上部天井側、後室4とメンテナンス用廊下5を仕切る壁面の上部天井側には、夫々、差圧ダンパ7,8,9が設けられており、陽圧維持のための加圧余剰分の空気は差圧ダンパ7,8,9の部分において壁面に設けた開口部(以下、差圧ダンパの開口部と称す。)を通り、前室2から飼育室3へ、又、飼育室3から後室4へ、更に後室4からメンテナンス用廊下5へと流れるようになっている。
【0004】
外気処理空調機で処理されて再熱ヒータで温調された空気、すなわち、空調処理された空気(空調空気)10を送給し得るようにした空気供給主管11は先端側で3系統の空気供給管12,13,14に分岐し、各空気供給管12,13,14は、前室2、飼育室3、後室4の天井部に設置したHEPAフィルタ15,16,17に接続されている。而して、空調空気10はHEPAフィルタ15,16,17で塵埃を除去されてクリーンな状態にされ、前室2、飼育室3、後室4内に導入されるようになっている。HEPAフィルタ15,16,17は高性能フィルタであり、DOP99.97%の除去効率があり、空気中を浮遊する塵埃に付着する微生物、或は微生物自体を除去し得るようになっている。
【0005】
飼育室3内の下部床面側には排気用吸込み口18が配置され、排気用吸込み口18には、飼育室3内を延在し且つ飼育室3から外部へ延びる排気管19が接続されている。
【0006】
後室4内の下部床面側には排気用吸込み口20が配置され、排気用吸込み口20には、後室4内を延在し且つ後室4から外部へ延びる排気管21が接続されている。
【0007】
メンテナンス用廊下5の天井部には排気用吸込み口22が配置され、排気用吸込み口22には、メンテナンス用廊下5から外部へ延びる排気管23が接続されている。
【0008】
排気管19にはHEPAフィルタ24が接続されていると共に、排気管19,21,23は1本に合流して、中途部にスクラバ26が接続された排気主管25に接続されている。なお、図中、27は差圧ダンパ8の開口部に設けられた粗塵及び脱臭フィルタ、28は排気用吸込み口20の吸込み口前面に設けられた粗塵及び脱臭フィルタである。
【0009】
空調空気10は、空気供給主管11から各空気供給管12,13,14を通ってHEPAフィルタ15,16,17へ導入され、HEPAフィルタ15,16,17において脱塵、除菌され清浄化された後、前室2,飼育室3,後室4に導入される。
【0010】
而して、前室2に導入された空気は、一部が前室2に滞留して前室2を陽圧に保持し、各壁、天井、床面を押すかたちのままの状態で差圧ダンパ7の部分の開口から差圧ダンパ7の閉まる力に抗して飼育室3へ導入され、飼育室3では、空気供給管13からの空気と前室2からの空気が合流して飼育室3内を上方から斜め下方へ流れ、相当量の空気はラック6に収納された飼育器を通る。このため、空気には体毛や臭いが同伴されるが、体毛や臭いは粗塵及び脱臭フィルタ28で除去されるため、これらを除去された空気が排気用吸込み口18から排気管19へ吸込まれる。
【0011】
又、残りの空気は、粗塵及び脱臭フィルタ27で体毛や臭いが除去されて差圧ダンパ8の開口部から差圧ダンパ8の閉まろうとする力に抗して後室4へ導入され、後室4では、空気供給管14からの空気と合流し、相当量の空気は差圧ダンパ9の開口部からメンテナンス用廊下5へ流入し、残りの空気は、排気用吸込み口20へ流入する。
【0012】
メンテナンス用廊下5に導入された空気は全量、排気用吸込み口22から排気管23へ流入する。
【0013】
排気管19内の排気空気は、HEPAフィルタ24により菌体等の微生物を除去されて清浄化された後、又、排気管21,23内の排気空気はそのままの状態で、夫々流れて排気主管25へ流入し、スクラバ26で散布される水等の液体により洗浄され、除菌及び脱臭が行われて下流へ送給される。
【0014】
上記動物飼育施設では、飼育室3へ清浄化されていない空気が流入しないよう、各室の圧力は、例えば前室2で4mmAq(++)、飼育室3で2mmAq(+)、後室4で0mmAq(±0)、メンテナンス用廊下5で大気圧より低圧(−)となるよう、すなわち、前室2内の圧力>飼育室3の圧力>後室4の圧力>メンテナンス用廊下5の圧力となるよう、差圧ダンパ8,9の開度が調整されている。メンテナンス用廊下5の圧力は飼育室3の圧力よりも低い負圧であるため、微生物に汚染された汚染空気が飼育室3や外気に漏れることはない。
【0015】
上記動物飼育施設において、例えば、飼育室3へ単位時間当りに1100の流量の空調処理された空気を供給する必要がある場合の空気送給系統の空気量は次の通りである。すなわち、空気供給主管11を流れる空調空気10の流量はQ1=1600、空気供給管12から前室2へ導入される空調空気10の流量はQ2=300、空気供給管13から飼育室3内へ導入される空調空気10の流量はQ3=1000、空気供給管14から後室4へ導入される空調空気10の流量はQ4=300である。
【0016】
又、前室2から飼育室3へ導入される空気の流量はQ5=100で、残りの空気(Q2−Q5=200)は前室2の圧力を保持するために、種々の隙間からの漏れ損量として使用される。
【0017】
飼育室3で排気管19へ吸込まれる空気の流量はQ6=900、飼育室3から後室4へ導入される空気の流量はQ7=200、後室4で排気管21に吸込まれる空気の流量はQ8=100、後室4からメンテナンス用廊下5へ導入される空気の流量はQ9=400、メンテナンス用廊下5から排気管23へ吸込まれる空気の流量はQ10=400、排気主管25を流れる空気の流量はQ11=1400である。なお、各流量を示す数値は絶対量ではなく比率である。
【0018】
なお、従来の動物飼育施設の一般的な技術レベルを示すものとしては例えば、特許文献1、非特許文献1等がある。
【0019】
【特許文献1】
特開平8−242718号公報
【非特許文献1】
熊谷技報第36号、1985.2 動物実験施設バイオクリーンルームの施工 第243頁〜251頁
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す動物飼育施設では、上述のように換気することにより、飼育動物の健康状態を良好に維持することができるが、後室4を清浄に保つために後室4に対しても空調空気を供給しなければならない。従って、多量の空調処理された空気が必要となると共に、余分な管系が必要となり、しかも外気処理空調機が大型化して設備費、運転維持費が高価となるという問題がある。
【0021】
本発明は、上述の実情に鑑み、後室に対して空調処理された空気を供給しないようにして、管系を簡略にすると共に、外気処理空調機の小型化を図り、以って設備費、運転維持費を節減し得るようにした動物飼育施設を提供することを目的としてなしたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1の動物飼育施設は、順次隣接する前室と飼育室と後室とを備え、飼育室には、飼育器を収納し得るラックが設けられた動物飼育施設であって、前記前室及び飼育室には、空調処理されると共にフィルタにより清浄化された空気を導入し得るよう構成し、前室からは導入された前記空気の一部を飼育室へ導入し得るよう構成し、飼育室から後室へ導入された空気をフィルタを通したうえ排気するよう構成したものである。
【0023】
請求項2の動物飼育施設は、順次隣接する前室と飼育室と後室とメンテナンス用空間とを備え、前記飼育室には、飼育器を収納し得るラックが設けられた動物飼育施設であって、前記前室及び飼育室には、空調処理されると共にフィルタにより清浄化された空気を導入し得るよう構成し、前室からは導入された前記空気の一部を飼育室へ導入し得るよう構成し、飼育室から後室へ導入された空気の一部を、フィルタを通したうえ排気するよう構成すると共に、残りの空気をメンテナンス用空間を介して排気するよう構成したものである。
【0024】
請求項3の動物飼育施設においては、飼育室内の空気をフィルタを通してラックに収納された飼育器に送給すると共に、ラックから排気された空気をフィルタを通して飼育室内に戻すようにした局所換気手段を設けたものである。
【0025】
請求項4の動物飼育施設は、飼育室内の空気をフィルタを通してラックに収納された飼育器に送給すると共に、ラックから排気された空気をフィルタを通して飼育室の外部へ排気し得るようにした局所換気手段を設けたものである。
【0026】
請求項5の動物飼育施設は、室からの排気を排気浄化手段に通すよう構成したものであり、請求項6の動物飼育施設は、局所換気手段からの排気を排気浄化手段に通すように構成したものであり、請求項7の動物飼育施設は、フィルタを高性能フィルタとしたものである。
【0027】
本発明によれば、後室に対して直接空調処理された空気を供給しないようにすることにより、空調処理された空気や排気空気の管系を簡略にできると共に、管系に付属する設備も小型にすることができ、しかも外気処理空調機の小型化を図ることが可能となるため、設備費、運転維持費を節減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の動物飼育施設の実施形態の第一例であって、図中、図5と同一の符号を付した部分は同一のものを表わす。
【0029】
本図示例において図5に示す動物飼育施設と異なるところは、図5に示す空気供給管14をなくすと共に、飼育室3の排気用吸込み口18、排気管19、排気管19に設けられたHEPAフィルタ24、脱臭フィルタ28をもなくし、しかも、飼育室3から後室4へ空気を送る差圧ダンパ8及び脱臭フィルタ27を下部の床面近傍に設置し、後室4内の排気用吸込み口20、排気管21の後室4内敷設部分をなくし、後室4の空気の多くを天井部に設けたHEPAフィルタ17を通して外部の排気管21に排気し得るようにした点であり、これ以外の構成は従来の図5に示す動物飼育施設と略同じである。
【0030】
次に、上記した実施の形態の作動を説明する。
従来の動物飼育施設と同様、図示してない外気処理空調機で処理され、再熱ヒータで温調された空調空気10は、空気供給主管11から各空気供給管12,13を通り、HEPAフィルタ15,16により脱塵されて清浄化された後、前室2,飼育室3に導入される。
【0031】
而して、前室2に導入された空気は、一部が前室2に滞留して前室2を陽圧に保持し、各壁、天井、床を押す形のままの状態で差圧ダンパ7の開口部から差圧ダンパ7の閉まる力に抗して飼育室3へ導入され、飼育室3では、空気供給管13からの空気と前室2からの空気が合流して飼育室3内を上方から斜め下方へ流れ、相当量の空気はラック6に収納された飼育器を通る。このため、空気には体毛や臭いが同伴され、体毛や臭いが同伴された空気は全量、下部の床面近くに設置した差圧ダンパ8の開口部から差圧ダンパ8の閉まる力に抗して後室4内へ導入される。この際、空気中の臭いは脱臭フィルタ27により除去される。
【0032】
後室4へ導入された空気は室内の汚染を同伴し上昇し、多くはHEPAフィルタ17において、同伴された塵埃に付着したり、それ自体で漂う微生物を除去され、清浄化された後、排気管21に流入し、残りの空気は、差圧ダンパ9の開口部から差圧ダンパ9の閉まる力に抗してメンテナンス用廊下5へ導入される。
【0033】
メンテナンス用廊下5に導入された空気は全量、排気用吸込み口22から排気管23へ流入する。
【0034】
排気管21,23内の排気空気は排気主管25へ流入し、スクラバ26で散布される水等の液体により洗浄され、塵埃及び脱臭が行われて下流へ送給される。
【0035】
上述のように換気することにより、飼育動物の健康状態を良好に維持することができ、外部へ菌体等の微生物が漏出することを防止することができる。
【0036】
上記動物飼育施設では、飼育室3へ清浄化されていない空気が流入するのを防止するため、各室の圧力は図5で説明したと同一の圧力となるよう、差圧ダンパ8,9の開度が調整される。この場合にも、メンテナンス用廊下5の圧力は飼育室3の圧力よりも低く、大気圧よりも低い負圧であるため、微生物に汚染された汚染空気が飼育室3や外気に漏れることはない。
【0037】
上記図示例において、飼育室3へ単位時間当りに1100の流量の空調処理された空気を供給する必要がある場合の空気送給系統の空気量は次の通りである。すなわち、空気供給主管11を流れる空気の流量はQ1=1300、空気供給管12から前室2へ導入される空気の流量はQ2=300、空気供給管13から飼育室3内へ導入される空気の流量はQ3=1000である。
【0038】
又、前室2から飼育室3へ導入される空気の流量はQ5=100で、残りの空気(Q2−Q5=200)は、図5の場合と同様、前室2の圧力を保持するため、種々の隙間からの漏れ損量としての加圧余剰分として使用される。
【0039】
飼育室3から後室4へ導入される空気の流量はQ7(=Q3+Q5)=1100、後室4でHEPAフィルタ17から排気管21に吸込まれる空気の流量はQ8=1000、後室4からメンテナンス用廊下5へ導入される空気の流量はQ9=100、メンテナンス用廊下5から排気管23へ吸込まれる空気の流量はQ10=100、排気主管25を流れる空気の流量はQ11=1100である。なお、本例においても、各流量を示す数値は絶対量ではなく比率である。
【0040】
上記図示例によれば、後室4に対して直接、空調空気10を供給しないようにすることにより空調空気10や排気空気の、管系を簡略にできると共に管系に付属する設備も小型にすることができ、しかも外気処理空調機の小型化を図ることが可能となるため、設備費、運転維持費を節減することができる。
【0041】
図2は本発明の動物飼育施設の実施形態の第二例であって、飼育室3のラック6に収納した飼育器を局所換気し得るようにした例である。図中、29はラック6上に設置した給気装置であり、給気装置29はファン30及びHEPAフィルタ31を備えている。32はラック6上に設置した排気装置であり、排気装置32はファン33及びHEPAフィルタ34を備えている。而して、局所換気手段は給気装置29及び排気装置32により構成されている。
【0042】
本図示例においては、飼育室3内の空気の一部は、給気装置29のファン30によりHEPAフィルタ31に送給され、HEPAフィルタ31で清浄化されてラック6における各段に設置した飼育器を通り、体毛や臭いを同伴して排気装置32ののファン33によりHEPAフィルタ34に送給され、HEPAフィルタ34において、検体である動物からの菌体等の微生物が除去されると共に体毛が除去されて飼育室3内へ戻される。空気中の臭いは、空気が差圧ダンパ8の開口部を差圧ダンパ8が閉まる力に抗して通る際に、脱臭フィルタ27により除去される。
【0043】
このように、局所換気することにより、上記図示例と同様な作用効果を奏し得るうえ、飼育動物をより一層良好な健康状態に保持することができる。
【0044】
図3、図4は本発明の動物飼育施設の実施形態の第三例であり、本図示例では、図2に示すように、ラック6に収納した飼育器の局所換気を行うに際し、排気装置32のHEPAフィルタ34に排気管35を接続し、空気を排気管35から排気管36を介し排気主管25へ排気し得るようにしたものである。排気管35,36の飼育室3内と飼育室3外との境界部は、図4に示すように、直接的には接続されておらず、いわゆる間接接続になっている。すなわち、排気管35は上端において飼育室3内に連通しており、排気管35の上端には、飼育室3内において排気管36の下端が隙間37を置いて遊嵌している。
【0045】
この場合、空気供給管13から飼育室3へ導入する空調処理された空気の単位時間当りの流量をQ3=1000とした場合、比率としては、排気管35,36から排気される空気の流量はQ6’=300、飼育室3から後室4へ導入される空気の流量はQ7=800、後室4から排気管21へ排気される空気の流量はQ8=700であり、他の箇所は前記図示例と同一である。
【0046】
このようにすることにより、上記図示例と同様の作用効果を奏することができる。又、局所換気に用いられた空気は飼育室3内に排気されないため、飼育室3の清浄度が良好となり、更に、飼育室3の図示してない扉が開かれて飼育室3内の圧力が変動したような場合には、圧力変動は隙間37から排気管36側へ逃げるため、ラック6の飼育器の部分には圧力変動が及ばず、飼育されている動物にストレスを与えることがない。
【0047】
なお、本発明の動物飼育施設においては、フィルタとしてHEPAフィルタを用いる場合について説明したが、HEPAフィルタ以外であっても、ULPAフィルタのような高性能フィルタを用いることもできること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜7記載の動物飼育施設によれば、、後室に対して直接空調空気を供給しないようにすることにより、空調空気や排気空気の管系を簡略にできると共に管系に付属する設備も小型にすることができ、しかも外気処理空調機の小型化を図ることが可能となるため、設備費、運転維持費を節減することができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動物飼育施設の実施の形態の第一例の概要を示す正面図である。
【図2】本発明の動物飼育施設の実施の形態の第二例の概要を示す正面図である。
【図3】本発明の動物飼育施設の実施の形態の第三例の概要を示す正面図である。
【図4】図3のIV部拡大図である。
【図5】従来の動物飼育施設の一例の概要を示す正面図である。
【符号の説明】
2 前室
3 飼育室
4 後室
5 メンテナンス用廊下(メンテナンス用空間)
6 ラック
15 HEPAフィルタ(フィルタ)(高性能フィルタ)
16 HEPAフィルタ(フィルタ)(高性能フィルタ)
17 HEPAフィルタ(フィルタ)(高性能フィルタ)
26 スクラバ(排気浄化手段)
29 給気装置(局所換気手段)
31 HEPAフィルタ(フィルタ)(高性能フィルタ)
32 排気装置(局所換気手段)
34 HEPAフィルタ(フィルタ)(高性能フィルタ)
Claims (7)
- 順次隣接する前室と飼育室と後室とを備え、飼育室には、飼育器を収納し得るラックが設けられた動物飼育施設であって、前記前室及び飼育室には、空調処理されると共にフィルタにより清浄化された空気を導入し得るよう構成し、前室からは導入された前記空気の一部を飼育室へ導入し得るよう構成し、飼育室から後室へ導入された空気をフィルタを通したうえ排気するよう構成したことを特徴とする動物飼育施設。
- 順次隣接する前室と飼育室と後室とメンテナンス用空間とを備え、前記飼育室には、飼育器を収納し得るラックが設けられた動物飼育施設であって、前記前室及び飼育室には、空調処理されると共にフィルタにより清浄化された空気を導入し得るよう構成し、前室からは導入された前記空気の一部を飼育室へ導入し得るよう構成し、飼育室から後室へ導入された空気の一部を、フィルタを通したうえ排気するよう構成すると共に、残りの空気をメンテナンス用空間を介して排気するよう構成したことを特徴とする動物飼育施設。
- 飼育室内の空気をフィルタを通してラックに収納された飼育器に送給すると共に、ラックから排気された空気をフィルタを通して飼育室内に戻すようにした局所換気手段を設けた請求項1又は2記載の動物飼育施設。
- 飼育室内の空気をフィルタを通してラックに収納された飼育器に送給すると共に、ラックから排気された空気をフィルタを通して飼育室の外部へ排気し得るようにした局所換気手段を設けた請求項1又は2記載の動物飼育施設。
- 室からの排気を排気浄化手段に通すよう構成した請求項1、2、3又は4記載の動物飼育施設。
- 局所換気手段からの排気を排気浄化手段に通すよう構成した請求項4記載の動物飼育施設。
- フィルタを高性能フィルタとした請求項1、2、3、4、5又は6記載の動物飼育施設。
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