JP2004282985A - 電子装置 - Google Patents

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康一 小野瀬
Noriyuki Tokunaga
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Abstract

【課題】 着脱ユニットを効率良く充電し、電力の無駄な消費を防止できる電子装置を提供する。
【解決手段】 各コネクタ5,6が接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続状態において、操作表示ユニット3が省電力状態にある場合には、充電池8を急速充電し、操作表示ユニット3が動作状態にある場合には、充電池8の充電を抑制する。これによって操作表示ユニット3への供給電力の削減と充電時間の短縮を図り、効率良く充電する。また各コネクタ5,6が接続されていない場合には、電源部7からコネクタ5への電力供給を停止する。これによって剥き出しのコネクタ5からの、放電および他の物品の接触などによる無駄な電力消費を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着脱可能に設けられる着脱ユニットを備え、相互に装着された状態で、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置に関する。
第1の従来の技術として電子機器における充電に関する技術がある。この技術では、電子機器に電力源としての蓄電池が内蔵されるともに、蓄電池以外に、商用電源に接続可能な第2電源が設けられている。第2電源は、電子機器の各構成に電力を供給できるとともに、蓄電池に電力を供給して充電することができる。第2電源による電力の供給は、制御部によって制御され、電子機器の動作状態による電気的負荷が大きい場合には、第2電源による蓄電池の充電を禁止している。このようにして、電子機器の動作に必要な電力と、蓄電池の充電のための電力とを、同時に供給しない構成として、第2電源の小形化とコストダウンとを図っている(たとえば特許文献1参照)。
第2の従来の技術として、電気機器における電源に関する技術がある。この技術では、電気機器に電力源としての充電池が内蔵されるともに、充電池以外に、商用電源に接続可能な外部電源が設けられている。外部電源は、電気機器の各構成に電力を供給できるとともに、充電池に電力を供給して充電することができる。外部電源による電力の供給は、電源部によって制御され、電気機器が動作状態であればトリクル充電し、待機状態を含む非動作の場合は急速充電している。このようにして第1特許文献の技術と同様に、電源部の小形化とコストダウンとを図っている(たとえば特許文献2参照)。
第3の従来の技術として、コードレス電話装置における充電に関する技術がある。この技術では、子機は電池を内蔵しており、親機は、商用電源に接続可能なACアダプタ(外部電源)と、子機の電池を充電する充電回路とを備えている。親機の送信回路が動作中には、前記充電回路を不動作として、親機から子機の電池への充電は、停止されている。この技術もまた、このようにしてACアダプタの小形化を図っている(たとえば特許文献3参照)。
特開平3−89816号公報 特開平4−340332号公報 特開平6−303185号公報
第1および第2の従来の技術は、ACアダプタから電子装置本体への充電の仕方を制御する技術であり、電子装置本体とこの電子装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを有する電子装置における電子装置本体から着脱ユニットへの電力供給を、着脱ユニットの状態に基づいて制御する技術ではない。
また第3の従来の技術は、電子装置本体に相当する親機から、これに着脱可能なユニットに相当する子機への充電を、親機の状態に基づいて制御する技術であり、電子装置本体とこの電子装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを有する電子装置における電子装置本体から着脱ユニットへの電力供給を、着脱ユニットの状態に基づいて制御する技術ではない。
このような現状において、電子装置本体と着脱ユニットとを有する電子装置において、電子装置本体から着脱ユニットを充電可能にし、着脱ユニットを効率良く充電する技術が望まれている。
また第1〜第3の従来の技術では、電力を供給する側において、接続部からの電力の無駄な消費を無くすように構成されていない。
本発明の目的は、電子装置本体から着脱ユニットが保持する充電池を効率良く充電できる電子装置を提供することである。
また本発明の目的は、電子装置本体に対して操作表示ユニットが離脱された状態にあるとき、電子装置本体における電力供給用の接続手段から電力が無駄に消費されてしまうことを防ぐことができる電子装置を提供することである。
本発明は、装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを備え、装置本体に着脱ユニットが装着された状態において、装置本体の電力供給用接続手段と着脱ユニットの電力受給用接続手段とが接続されて、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置であって、
着脱ユニットは、消費電力が大きい動作状態と、消費電力が小さい省電力状態との2つの状態に切り換えるユニットであり、
充電可能な充電池を保持する保持手段と、
着脱ユニットが動作状態および省電力状態のいずれの状態にあるか検出する状態検出手段と、
保持手段に保持される充電池の充電量を検出する電池充電量検出手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別する着脱ユニット側接続判別手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、着脱ユニットが省電力状態にあり、保持手段に保持される充電池が満充電状態でない場合には、充電池を急速充電し、着脱ユニットが動作状態にある場合には、充電池の充電を抑制する充電手段とを含むことを特徴とする電子装置である。
本発明に従えば、装置本体に、電源および電力供給用接続手段が設けられ、着脱ユニットに、電力受給用接続手段が設けられ、着脱ユニットが装置本体に装着される装着状態で、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続され、装置本体から着脱ユニットに電力が供給される。着脱ユニットには、状態検出手段、着脱ユニット側接続判別手段、電池充電量検出手段および充電手段が設けられ、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別し、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、着脱ユニットが省電力状態にあり、保持手段に保持される充電池が満充電状態でない場合には、充電池を急速充電し、着脱ユニットが動作状態にある場合には、充電池の充電を抑制することができる。着脱ユニットが省電力状態にある場合には、着脱ユニットにおける消費電力が小さいので、充電池を急速充電することによって、着脱ユニットへの供給電力が大きくなることなく、できるだけ迅速に充電して充電時間を短縮することができる。着脱ユニットが動作状態にある場合には、着脱ユニットにおける消費電力が大きいので、充電池の充電を抑制することによって、着脱ユニットへの供給電力が大きくなることを防ぐことができる。このようにして着脱ユニットへの供給電力の削減と充電時間の短縮を図ることができ、効率良く充電することができる。まだ満充電でない場合に充電することによって、無駄な電力消費と充電池の劣化を防ぐことができる。
また本発明は、装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを備え、装置本体に着脱ユニットが装着された状態において、装置本体の電力供給用接続手段と着脱ユニットの電力受給用接続手段とが接続されて、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置であって、
装置本体は、
電源と、
電源に接続され、着脱ユニットに電力を供給するための前記電力供給用接続手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別する装置本体側接続判別手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されていない場合には、電源から電力供給用接続手段への電力供給を停止する電力供給停止手段とを含むことを特徴とする電子装置である。
本発明に従えば、装置本体に、電源および電力供給用接続手段が設けられ、着脱ユニットに、電力受給用接続手段が設けられ、着脱ユニットが装置本体に装着される装着状態で、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続され、装置本体から着脱ユニットに電力が供給される。装置本体には、装置本体側接続判別手段および電力供給停止手段が設けられ、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別し、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されていない場合には、電源から電力供給用接続手段への電力供給を停止することができる。電力供給用接続手段は、着脱ユニットが装置本体に装着されていない離脱状態にある場合、外部に露出している。このように電力供給用接続手段が露出する状態で、電力供給用接続手段に電源から電力が供給可能な状態にあると、放電および他の物品の接触などによって、電力供給用接続手段から無駄に電力が消費されてしまうおそれがあるが、前述のように電力供給停止手段によって、電源から電力供給用接続手段への電力供給が停止されるので、電力の無駄な消費を確実に防ぐことができる。
また本発明は、装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを備え、装置本体に着脱ユニットが装着された状態において、装置本体の電力供給用接続手段と着脱ユニットの電力受給用接続手段とが接続されて、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置であって、
着脱ユニットは、
照明部によって背後から照明して画像を表示する表示手段と、
充電可能な充電池を保持する保持手段と、
照明部が点灯している動作状態および照明部が消灯している省電力状態のいずれの状態にあるか検出する状態検出手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別する着脱ユニット側接続判別手段と、
保持手段に保持される充電池の充電量を検出する電池充電量検出手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、着脱ユニットが省電力状態にあり、保持手段に保持される充電池が満充電状態でない場合には、充電池を急速充電し、着脱ユニットが動作状態にある場合には、充電池の充電を抑制する充電手段とを含むことを特徴とする電子機器である。
本発明に従えば、装置本体に、電源および電力供給用接続手段が設けられ、着脱ユニットに、電力受給用接続手段が設けられ、着脱ユニットが装置本体に装着される装着状態で、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続され、装置本体から着脱ユニットに電力が供給される。着脱ユニットには、状態検出手段、着脱ユニット側接続判別手段、電池充電量検出手段および充電手段が設けられ、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別し、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、照明部が消灯している場合には、保持手段に保持される充電池を急速充電し、照明部が点灯してかつ電池が満充電でない場合には、保持手段に保持される充電池の充電を抑制することができる。照明部が消灯している場合には、着脱ユニットは消費電力が小さい省電力状態にあるので、充電池を急速充電することによって、着脱ユニットへの供給電力が大きくなることなく、できるだけ迅速に充電して充電時間を短縮することができる。照明部が点灯している場合には、着脱ユニットは消費電力が大きい動作状態にあるので、充電池の充電を抑制することによって、着脱ユニットへの供給電力が大きくなることを防ぐことができる。このようにして着脱ユニットへの供給電力の削減と充電時間の短縮を図ることができ、効率良く充電することができる。まだ満充電でない場合に充電することによって、無駄な電力消費と充電池の劣化を防ぐことができる。
また本発明は、前記充電手段は、充電池の充電を停止することによって充電を抑制することを特徴とする。
本発明に従えば、着脱ユニットが動作状態にある場合、充電池の充電が停止されるので、着脱ユニットが動作状態にある場合の着脱ユニットへの供給電力を確実に小さく抑えることができる。
また本発明は、前記充電手段は、充電池をトリクル充電することによって充電を制御することを特徴とする。
本発明に従えば、着脱ユニットが動作状態にある場合、充電池がトリクル充電されるので、着脱ユニットが動作状態にある場合にも充電池を少しずつ充電することができ、充電時間をさらに短縮することができる。
また本発明は、充電停止およびトリクル充電のいずれか一方を選択する選択手段を含み、
充電手段は、選択手段によって充電停止が選択されている場合、充電池の充電を停止することによって充電を抑制し、選択手段によってトリクル充電が選択されている場合、充電池をトリクル充電して充電を抑制することを特徴とする。
本発明に従えば、選択手段によって充電停止が選択されると、着脱ユニットが動作状態にある場合、充電池の充電が停止されるので、着脱ユニットが動作状態にある場合の着脱ユニットへの供給電力を確実に小さく抑えることができる。着脱ユニットが動作状態にあり、充電池が満充電状態である場合には、選択手段によって充電の停止を選択することによって、無駄な電力の消費を抑制することができる。
また選択手段によってトリクル充電が選択されると、着脱ユニットが動作状態にある場合、充電池がトリクル充電されるので、着脱ユニットが動作状態にある場合にも充電池を少しずつ充電することができ、充電時間をさらに短縮することができる。着脱ユニットが動作状態にあり、満充電状態でない場合には、選択手段によってトリクル充電を選択することによって、充電池が少しずつ充電され、充電時間を短縮することができる。また充電池が少しずつ充電されることによって、着脱ユニットを装置本体から離脱させても、着脱ユニットの動作状態を可及的長く保つことができる。
選択手段によって、充電停止およびトリクル充電を選択することによって、たとえば装置の状態に応じて充電の抑制の仕方を選択することができるので、利便性が向上する。
また本発明は、電力受給用接続手段に、電力需給用接続手段を介して電力が供給されているか否かを判別する電力受給判別手段と、
電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、電力受給用接続手段に電力が供給されない場合、保持手段に保持される充電池から着脱ユニットへの電力の供給を停止する電力供給停止手段を含むことを特徴とする。
本発明に従えば、電力受給判別手段と電力供給停止手段が設けられ、電力受給用接続手段に、電力需給用接続手段を介して電力が供給されているか否かを判別し、電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、電力受給用接続手段に電力が供給されない場合、保持手段に保持される充電池から着脱ユニットへの電力の供給を停止することができる。電力受給用接続手段に電力が供給されない場合には、充電池の充電を行なうことができない。このような場合に、充電池から着脱ユニットへの電力供給が停止されるので、無駄な充電池の消耗を防ぐことができる。
本発明によれば、着脱ユニットが省電力状態にある場合には、充電池を急速充電することによって、できるだけ迅速に充電して充電時間を短縮することができる。着脱ユニットが動作状態にある場合には、充電池の充電を抑制することによって、着脱ユニットへの供給電力が大きくなることを防ぐことができる。このようにして着脱ユニットへの供給電力の削減と充電時間の短縮を図り、効率良く充電することができる。
また本発明によれば、電力供給用接続手段は、着脱ユニットが装置本体に装着されていない離脱状態にある場合、外部に露出している。このように電力供給用接続手段が露出する状態では、電力供給停止手段によって、電源から電力供給用接続手段への電力供給が停止されるので、電力の無駄な消費を確実に防ぐことができる。
また本発明によれば、照明部が消灯している場合には、充電池を急速充電することによって、できるだけ迅速に充電して充電時間を短縮することができる。照明部が点灯している場合には、充電池の充電を抑制することによって、着脱ユニットへの供給電力が大きくなることを防ぐことができる。このようにして着脱ユニットへの供給電力の削減と充電時間の短縮を図り、効率良く充電することができる。
また本発明によれば、着脱ユニットが動作状態にある場合、充電池の充電が停止されるので、着脱ユニットが動作状態にある場合の着脱ユニットへの供給電力を確実に小さく抑えることができる。
また本発明によれば、着脱ユニットが動作状態にある場合、充電池がトリクル充電されるので、着脱ユニットが動作状態にある場合にも充電池を少しずつ充電することができ、充電時間をさらに短縮することができる。
また本発明によれば、充電停止およびトリクル充電を選択することによって、たとえば装置の状態に応じて充電の抑制の仕方を選択することができるので、利便性が向上する。
また本発明によれば、電力受給用接続手段に電力が供給されない場合には、充電池から着脱ユニットへの電力供給が停止されるので、無駄な充電池の消耗を防ぐことができる。
図1は、本発明の実施の一形態である通信装置1を装置本体2に操作表示ユニット3が装着された状態で示す正面図である。図2は、通信装置1を装置本体2から操作表示ユニット3が離脱された状態で示す正面図である。通信装置1は、装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを有し、着脱ユニットが充電池からの電力で動作可能なユニットである電子装置の一例である。本発明の電子装置は、通信装置1に限定されることはなく、前述のような装置本体と着脱ユニットとを有する電子装置全てに適用することができるが、本実施の形態では、通信装置1を例に挙げて説明する。
通信装置1は、たとえばファクシミリ装置として実現され、通信回線4を介して画像を含む各種の情報を通信、すなわち送受信可能であり、処理対象としての前記情報を、処理要求に応じて処理する情報通信処理装置である。この通信装置1は、装置本体2と、着脱ユニットである操作表示ユニット3を含んで構成される。情報の処理は、情報の表示、情報の送受信および情報の加工などを含む。ここで処理対象となる情報は、装置本体2および操作表示ユニット3の各入力手段で入力される情報および受信した情報である。
操作表示ユニット3は、装置本体2に対して、図1に示すように装着して装着状態とすることができるとともに、図2に示すように離脱して離脱状態とすることができる。装置本体2には、本体コネクタ5が設けられ、操作表示ユニット3には、ユニットコネクタ6が設けられる。また装置本体2には、商用電源に接続可能な電源部7が設けられ、操作表示ユニット3には、充電可能な蓄電池である充電池8が設けられる。操作表示ユニット3は、充電池8を保持する保持手段を有する。保持手段は充電池8を機械的に保持する。充電池8は、操作表示ユニット3に内蔵される。前記保持手段は、たとえば操作表示ユニット3の筺体および充電池ホルダなどによって実現される。さらに装置本体2には、装置アンテナ9が設けられ、操作表示ユニット3には、ユニットアンテナ10が設けられる。
装着状態では、各コネクタ5,6は接続され、装置本体2と操作表示ユニット3とは電気的に接続され、各コネクタ5,6を介して、装置本体2の電源部7から操作表示ユニット3に電力を供給することができるとともに、装置本体2および操作表示ユニット3間で、有線通信によって、情報および制御指令の送受信が可能である。離脱状態では、各コネクタ5,6の接続は解除され、装置本体2から操作表示ユニット3への電力供給は停止され、装置本体2および操作表示ユニット3間は、各アンテナ9,10を介して、ブルートゥースなどの無線通信によって、情報および制御指令の送受信が可能である。
装着状態では、操作表示ユニット3は、装置本体2から供給される電力によって駆動されて動作可能であるとともに、充電池8の充電が可能である。離脱状態では、操作表示ユニット3は、充電池8の電力によって駆動されて動作可能である。このように操作表示ユニット3は、装着状態と離脱状態とで、駆動される電力源が切り換る。
図3は、装置本体2の電気的構成を示すブロック図である。図1および図2を併せて参照して、装置本体2は、キーパネル部15、モデム16、NCU17、スキャナ部18、印刷部19、ハンドセット20、本体無線送受信部21、本体送受信メモリバッファ22、本体USBインターフェース23、本体プログラム記憶部24、本体情報記憶部25および本体CPU26を有し、これら各構成は、本体データバス27に接続されるこによって相互に接続される。また装置本体2は、本体アンテナ9、本体コネクタ5、給電停止スイッチ回路28および電源部7をさらに有する。本体アンテナ9は、本体無線送受信部21に接続されて設けられ、本体コネクタ5および給電停止スイッチ回路28は、本体USBインターフェース23に接続され、また本体コネクタ5は、給電停止スイッチ回路28を介して電源部7に接続されている。
キーパネル部11は、ファンクションキー、テンキー、カーソルキーおよび決定キーなどの操作キーを含む入力操作用のキーパネル部である。操作者は、キーパネル部15を操作することによって、処理対象としての情報を入力し、また情報の処理内容を表す処理要求を入力することができる。情報の処理内容は、たとえば情報の送信および情報の印刷を含む。
モデム16は、情報および制御指令を含む送受信データを変復調する手段である。ネットワークコントロールユニットであるNCU(Network Control Unit)17は、公衆電話交換ネットワークPSTNの通信回線4への接続および接続の解除を制御し、他の通信装置との通信の開始および終了を制御する。この通信は、情報の送信と情報の受信とを含む。
スキャナ部18は、原稿を読取るための手段であり、たとえばファクシミリ通信によって送信する情報を読取る。読取った原稿の画像は、処理対象の情報である。つまりこのスキャナ部18は、キーパネル部15およびNCU17と同様に、情報を入力する手段を構成する。印刷部19は、情報を印刷する手段である。たとえば他の通信装置からファクシミリ通信によって受信した情報を印刷することもできるし、スキャナ部18で読取った情報を印刷することもできる。この印刷部18は、情報の出力手段として機能する。スキャナ部18および印刷部19を用いることによって、画像を複写することができる。
ハンドセット20は、送話部および受話部を有する。このハンドセット20の送話部から音声を入力し、受話部から音声を出力する。送話部から入力した音声を他の通信装置に送信することができるし、他の通信装置から受信した音声を受話部から出力することができる。つまりハンドセット20を用いて他の通信装置と通話することができる。この音声も処理対象としての情報であり、ハンドセット20は、情報の入力手段としての機能および情報の出力手段としての機能を有する。したがってキーパネル部15、スキャナ部18およびハンドセット20を含んで装置本体2の入力手段が構成される。
本体無線送受信部21は、情報および制御指令を本体アンテナ9から電波29として送信することができる。また本体無線送受信部21は、電波29として到来する情報および制御指令を本体アンテナ9を介して受信することができる。この本体無線送受信部21および本体アンテナ9は、操作表示ユニット3が装置本体2から離脱されているとき、操作表示ユニット3との間で無線通信するための手段である。
本体送受信メモリバッファ22は、送受信データを一時的に記憶する手段である。本体プログラム記憶部24は、リードオンリメモリ(Read Only Memory:ROM)によって実現され、画像の送受信および通話などにおける情報の処理に係る装置本体2のルーチンワークなど、装置本体2における動作を達成するための制御プログラムを記憶している。本体情報記憶部25は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)またはフラッシュメモリなどの書き換え可能なメモリによって実現され、情報を記憶することができる。
本体ユーエスビー(Universal Serial Bus:USB)インターフェース23は、本体コネクタ5を介した操作表示ユニット3との有線通信を可能にするための手段である。また本体USBインターフェース23は、給電停止スイッチ回路28にも接続されており、給電停止スイッチ回路28への動作の状態の取得および給電停止スイッチ回路28の動作指令の少なくともいずれか一方をするために用いることができる。
本体中央演算処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)26は、本体プログラム記憶部24に記憶される制御プログラムを読み出して実行することによって、他の通信装置との通信および操作表示ユニット3との通信などを実行できるように、前述の各構成に制御指令を与えて制御する。また本体CPU26は、本体USBインターフェース23を制御して、給電停止スイッチ回路28を制御することも可能である。
電源部7は、商用電源に接続可能であり、商用電源から電力を取得して、取得した電力を装置本体2を構成する前述の各構成に与えることができる。また電源部7は、本体コネクタ5が有する電力供給用接続手段としての電力供給用端子である第1本体端子J1(図7参照)に電力を供給し、この第1本体端子J1から本体コネクタ5を介して操作表示ユニット3に電力を供給することが可能である。
この電源部7と、本体コネクタ5との間に給電停止スイッチ回路28が介在されている。この給電停止スイッチ回路28は、装着状態にある場合は、第1本体端子J1への電源部7からの電力供給を許容し、離脱状態にある場合には、第1本体端子J1への電源部7からの電力供給を停止する。さらに具体的には、操作表示ユニット3が装置本体2に装着されない離脱状態では、本体CPU26から本体USBインターフェース23を介して与えられる制御指令に基づいて、第1本体端子J1への電力供給を停止する構成であってもよい。また装着状態および離脱状態だけでなく、ハンドセット20が装置本体に装着されていない場合は、離脱状態と同様に、制御指令によって第1本体端子J1への電力供給を停止するようにしてもよい。つまり、ハンドセット20および操作表示ユニット3が装置本体2に装着された状態では、第1本体端子J1への電力供給を許容し、ハンドセット20および操作表示ユニット3の少なくともいずれか一方が装置本体2に装着されない時、本体CPU26からUSBインターフェース23を経由して制御指令を給電停止スイッチ回路28に与え、これによって第1本体端子J1への電力供給を停止するように構成されてもよい。
図4は、操作表示ユニット3の電気的構成を示すブロック図である。図1および図2を併せて参照して、操作表示ユニット3は、I/Oコントローラ30、バックライト制御部31、液晶表示部32、タッチペン入力部33、キー入力部34、表示用メモリ35、タイマー36、ブザー37、ユニット無線送受信部38、ユニット送受信メモリバッファ39、ユニットUSBインターフェース40、ユニットプログラムメモリ41、ユニット情報記憶部42およびユニットCPU43を有し、これら各構成は、ユニットデータバス44に接続されることによって相互に接続される。
また操作表示ユニット3は、ユニットアンテナ10、ユニットコネクタ6および充電手段である電源回路45をさらに有する。ユニットアンテナ10は、ユニット無線送受信部38に接続されて設けられ、ユニットコネクタ6および電源回路45は、ユニットUSBインターフェース40に接続されている。
操作表示ユニット3は、外見上、図1に示すように、VGA(Video Graphics Array)画面である表示画面を有するカラーの液晶表示部32と、前記表示画面の1/4程度の大きさの領域(図示省略)を有するタッチペン入力部33とが一体に設けられるペンタッチ入力パネル一体型の表示パネル50を有している。液晶表示部32は、情報を表示する表示手段として機能し、制御指令に基づいて情報を表示する。
液晶表示部32は、照明部であるバックライトを有し、バックライトを点灯させて背後から照明することによって、画像を表示する手段である。バックライトは、バックライト制御部31によって、点灯および消灯が制御される。バックライト制御31は、ユニットデータバス44には直接接続されておらず、アイオー(I/O)コントローラ30を介してユニットデータバス44に接続されている。
ソフトキーを含むタッチペン入力部33は、操作者が指などの身体の一部または入力用のペンを、表示パネル50に接触させることによって、情報および処理要求を入力することができる。キー入力部34は、カーソルキーおよび決定キーを含む十字キーを有する。操作者は、キー入力部34を操作することによって、情報および処理要求を入力することができる。このキー入力部34とタッチペン入力部33とを含んで操作表示ユニット3の入力手段が構成される。
表示用メモリ35は、たとえばRAMによって実現され、液晶表示部32に情報を表示するために用いられる。タイマー36は、タイマー時間を設定し、予め定める動作の開始時刻など、所定の基準時刻からの経過時間を計測することができる。ブザー37は、警報音など発生および予め定める報知内容を操作者に報知するなど、発鳴および各種報知が可能である。
ユニット無線送受信部38は、情報および制御指令をユニットアンテナ10から電波29として送信することができる。また本体無線送受信部21は、電波29として到来する情報および制御指令をユニットアンテナ10を介して受信することができる。このユニット無線送受信部38およびユニットアンテナ10は、操作表示ユニット3が装置本体2から離脱されているとき、装置本体2との間で無線通信するための手段である。
ユニット送受信メモリバッファ39は、送受信データを一時的に記憶する手段である。ユニットプログラム記憶部41は、ROMによって実現され、画像の送受信および通話などにおける情報の処理に係る操作表示ユニット3のルーチンワークなど、操作表示ユニット3における動作を達成するためのプログラムなどを記憶している。具体的には、インターネットホームページを閲覧するためのブラウザ52、電子メールの送受信を行うためのメーラー53、充電池8の充電動作を制御するための充電制御プログラム54、シリアル転送方式のユニットUSBインターフェース40をサポートするオペレーションシステム(OS)55およびその他の制御プログラム56が格納されている。ユニット情報記憶部42は、RAMまたはフラッシュメモリなどの書き換え可能なメモリによって実現され、情報を記憶することができる。
ユニットUSBインターフェース40は、ユニットコネクタ6を介した装置本体2との有線通信を可能にするための手段である。またユニットUSBインターフェース40は、電源回路45にも接続されており、電源回路45への動作の状態の取得および電源回路45の動作指令の少なくともいずれか一方をするために用いることができる。
ユニットCPU43は、ユニットプログラム記憶部43に記憶されるブラウザ52、メーラー53、充電制御プログラム54、OS55および制御プログラム56を読み出して実行することによって、装置本体2との通信はもちろん、インターネットホームページの閲覧、電子メールの送受信、充電の制御などを実行できるように、前述の各構成に制御指令を与えて制御する。またユニットCPU43は、ユニットUSBインターフェース40を制御して、電源回路45を制御することも可能である。
通信装置1は、ファクシミリ装置であるが、操作表示ユニット3の液晶表示部32に、インターネットに接続されたサーバーに開設されるホームページの内容を、処理対象の情報として扱い、表示させて閲覧することができる。また電子メールの内容を情報として扱い、操作表示ユニット3の液晶表示部32に、電子メールを表示させて確認したり、電子メールを送受信することができる。したがって表示パネル50は、単なるファクシミリ装置の表示部としての働きとは別に、インターネットの閲覧ならびに電子メールの受信・送信の操作および表示ができるよう構成されている。
操作表示ユニット3は、装置本体2に対して着脱可能であり、図1に示すように装置本体2に装着し、図2に示すように装置本体2から離脱させることができる。この操作表示ユニット3は、表示手段である表示パネル50による情報の表示を含む、情報の処理が可能である。操作表示ユニット3の入力手段は、装置本体2の入力手段と同様に、操作者が操作して通信装置1への指示、すなわち処理要求を入力することができる。
操作表示ユニット3が装置本体2に装着される装着状態では、各コネクタ5,6が接続されており、情報および制御指令は、装置本体2および操作表示ユニット3間で有線通信される。また操作表示ユニット3が装置本体2から離脱される離脱状態では、各コネクタ5,6の接続が解除されており、情報および制御指令は、装置本体2および操作表示ユニット3間で無線通信される。
ユニットコネクタ6は、電力受給用接続手段としての電力受給用端子である第1ユニット端子PT1(図5参照)を有している。操作表示ユニット3が装置本体2に装着される装着状態では、第1ユニット端子PT1が第1本体端子J1に接続され、装置本体2の電源部7から操作表示ユニット3の電源回路45に電力が与えられる。電源回路45は、装置本体2から供給される電力を、操作表示ユニット3の前述の各構成に供給することができる。また電源回路45は、装置本体2から供給される電力を充電池8に与え、充電池8を充電することができる。操作表示ユニット3が装置本体2から離脱される状態では、電源回路45は、充電池8の電力を操作表示ユニット3の前述の各構成に供給することができる。このように操作表示ユニット3は、この操作表示ユニット3の各構成に対する電力供給を、この操作表示ユニット3内蔵の充電池8に蓄えられている電力と、装置本体2から供給される電力とに、切り替えられる構造である。
図5は、電源回路45の構成を示す電子回路図である。電源回路45は、DC/DCコンバータ60、第1および第2フューズF1,F2、第1〜第4ダイオードD1〜D4、ツェナーダイオードZD、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2、第1および第2バッファQ3,Q4および第1〜第10ユニット抵抗器R1〜R10を含んで構成される。第1および第2フューズF1,F2は、過電流防止のための設けられ、第1〜第4ダイオードD1〜D4は、逆流防止のために設けられ、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2は、pnp形のユニットトランジスタであって、スイッチング素子として用いられ、第1および第2バッファQ3,Q4は、否定の論理演算をするインバータである。
充電池8は、ニッケル水素電池などの二次電池であって、公称電圧4.8V、電池容量1700mAH程度の小形高密度のものである。この充電池8の負極は接地されている。充電池8の正極には、第1フューズF1を介して、第1ダイオードD1のアノードが接続されている。この第1ダイオードD1のカソードは、DC/DCコンバータ60の入力ポートに接続されている。直流/直流(DC/DC)コンバータ60は、入力ポートに与えられる電力を、出力ポートから操作表示ユニット3の電気回路伝体に、すなわち操作表示ユニット3の各構成に、VO1〜VOnで示す数種の直流安定化電圧で、電力を供給する。
負荷回路であるDC/DCコンバータ60の入力ポートには、第3および第4ダイオードD3,D4ならびにツェナーダイオードZDのカソードが、第1ダイオードD1と共通に接続されている。ツェナーダイオードZDは、DC/DCコンバータ60のリミッターでサージの影響を抑制するために設けられている。このツェナーダイオードZDのアノードは接地されている。
ユニットコネクタ6は、前記第1ユニット端子PT1に加えて、第2および第3ユニット端子PT2,PT3を有し、電源回路45は、第1〜第3ユニット端子PT1〜PC3に接続されている。第1ユニット端子PT1は、第2フューズF2を介して第2ダイオードD2および第3ダイオードD3のアノードにそれぞれ接続されている。第2ダイオードD2のカソードは、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2のエミッタに接続されている。
第1ユニットトランジスタQ1のベースは、直列に接続される第1および第2ユニット抵抗器R1,R2の中間点に接続されている。第1ユニット抵抗器R1の第1ユニットトランジスタQ1に接続される側と反対側のポートは、第1バッファQ3の出力ポートに接続される。この第1バッファQ3の入力ポートは、I/Oコントローラ30の出力ポートCHG1に接続される入力端子IN1に接続されている。第2ユニット抵抗器R2の第1ユニットトランジスタQ1に接続される側と反対側のポートは、第2フューズF2と第2および第3ダイオードD2,D3との中間点に接続されている。
第2ユニットトランジスタQ2のベースは、直列に接続される第3および第4ユニット抵抗器R3,R4の中間点に接続されている。第3ユニット抵抗器R3の第2ユニットトランジスタQ2に接続される側と反対側のポートは、第2バッファQ4の出力ポートに接続される。この第2バッファQ4の入力ポートは、I/Oコントローラ30の出力ポートCHG2に接続される入力端子IN2に接続されている。第4ユニット抵抗器R4の第2ユニットトランジスタQ2に接続される側と反対側のポートは、第2ユニット抵抗器R2と同様に、第2フューズF2と第2および第3ダイオードD2,D3との中間点に接続されている。
第1ユニットトランジスタQ1のコレクタは、第5ユニット抵抗器R5を介して、第1フューズF1と第1ダイオードD1との中間点に接続される。また第2ユニットトランジスタQ2のコレクタは、第6ユニット抵抗器R6を介して、第1フューズF1と第1ダイオードD1との中間点に接続される。たとえば、第5ユニット抵抗器R5のユニット抵抗値は8Ωであり、第6ユニット抵抗器R6のユニット抵抗値は100Ωであり、第5ユニット抵抗器R5のユニット抵抗値に比べて、第6ユニット抵抗器R6のユニット抵抗値が大きく設定されている。
第2ユニット端子PT2は、第4ダイオードD4のアノードに接続され、第3ユニット端子PT3は、接地されている。第1ユニット端子PT1は、離脱状態では、接地電位にあり、装着状態では、接地電位よりも充電池8の公称電圧よりやや高めの電圧を有する電位となるように、装置本体2から給電されている。第2ユニット端子PT2には、ユニットUSBインターフェース40でコントロールされる微弱電流Is(サスペンションモード)が与えられている。
第7および第8ユニット抵抗器R7,R8は、直列に接続されている。第7ユニット抵抗器R7の第8ユニット抵抗器R8に接続される側と反対側は、第1フューズF1と第1ダイオードD1との中間点に接続される。第8ユニット抵抗器R8の第7ユニット抵抗器R7に接続される側と反対側は、接地されている。第7および第8ユニット抵抗器R7,R8の中間点は、I/Oコントローラ30の入力ポートBATMONに接続される出力端子OUT1に接続されている。第7および第8ユニット抵抗器R7,R8で分圧された中間点の接地電位に対する電圧は、I/Oコントローラ30からユニットCPU43に与えられ、充電池8の電圧監視に用いられる。
また第9および第10ユニット抵抗器R9,R10は、直列に接続されている。第9ユニット抵抗器R9の第10ユニット抵抗器R10に接続される側と反対側は、第2ダイオードD2と第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2との中間点に接続される。第10ユニット抵抗器R10の第1ユニット抵抗器R9に接続される側と反対側は、接地されている。第9および第10ユニット抵抗器R9,R10の中間点は、I/Oコントローラ30の入力ポートPWMONに接続される出力端子OUT2に接続されている。第9および第10ユニット抵抗器R9,R10で分圧された中間点の接地電位に対する電圧は、AD(Analog Digital)変換されてI/Oコントローラ30からユニットCPU43に与えられ、装置本体2からの供給される供給電圧の監視に用いられる。
各入力端子IN1,IN2には、I/Oコントローラ30から、バックライトの状態を示す状態データとして、高レベル“H”(たとえば+3〜+5V)および低レベル“L”(たとえば0〜+0.8V)の電圧で表される状態データが与えられる。各入力端子IN1,IN2に低レベル“L”の状態データ与えられている場合、第1および第2バッファQ3,Q4の出力は、高レベル“H”となり、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2は閉状態となり、充電池8の充電が停止される。各入力端子IN1,IN2に高レベル“H”の状態データ与えられている場合、第1および第2バッファQ3,Q4の出力は、低レベル“L”となり、第1および第2ユニット抵抗器R1,R2の分岐点の電位ならびに第3および第4ユニット抵抗器R3,R4の分岐点の電位が下降し、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2のベース電流が流れ、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2は開状態となり、充電池8を充電することが可能になる。
操作表示ユニット3を統括的に制御する手段であるユニットCPU43が、バックライトを消灯するように、I/Oコントローラ30を介してバックライト制御部31に制御指令を与えると、入力端子IN1に高レベル“H”の状態データが与えられ、入力端子IN2に低レベル“L”の状態データが与えられる。このとき、充電池8に向けて流入する充電電流I1の上限は第5ユニット抵抗器R5によって抑制される。
ユニットCPU43が、バックライトを点灯するように、I/Oコントローラ30を介してバックライト制御部31に制御指令を与えると、入力端子IN1に低レベル“L”の状態データが与えられ、入力端子IN2に高レベル“H”の状態データが与えられる。このとき、充電池8に向けて流入する充電電流I2の上限は第6ユニット抵抗器R6によって抑制される。
たとえば前述のように、第5ユニット抵抗器R5のユニット抵抗値を8Ω、第6ユニット抵抗器R6のユニット抵抗値を100Ωとすれば、第1ユニットトランジスタQ1を介して流れる電流は、第2ユニットトランジスタQ2を介して流れる電流の約12倍とすることができる。すなわち、第1ユニットトランジスタQ1と、第1、第2および第5ユニット抵抗器R1,R2,R5と、第1バッファQ3を含んで急速充電回路が形成される。また第2ユニットトランジスタQ2と、第3、第4および第6ユニット抵抗器R3,R4,R6と、第2バッファQ4を含んでトリクル充電回路が形成される。本実施の形態では、バックライトが点灯している場合、トリクル充電が行われるが、入力端子IN2には、“H”と“L”が交互に変化するパルス列状の信号電圧の状態データが与えられる。
DC/DCコンバータ60の最も大きい負荷はバックライトの点灯電力である。バックライト制御部31は昇圧型スイッチングレギュレータで構成され、I/Oコントローラ30からバックライト制御部31への出力ポートに、バックライト点灯のフラグが立つとバックライトが点灯し、大きな電流が消費される。逆にバックライト消灯のフラグが立つと消灯し、消費電流は大きく減少する。本実施の形態では、このようなバックライトが点灯する動作状態と、バックライトが消灯する省電力状態とを、I/Oコントローラ30およびユニットCPU42で監視、判定し、そのデータに基づいて、電源回路45が、充電動作を制御している。したがって本実施の形態では、I/Oコントローラ30およびユニットCPU43は、状態検出手段である。
またPT1に与えられる給電電圧は、装着状態と離脱状態とで異なるので、第9および第10ユニット抵抗器R9,R10の中間点の電圧を監視し、この供給電圧に関連するデータを出力端子OUT2からI/Oコントローラ30に与えることによって、ユニットCPU42で装着状態と離脱状態とを判別することができる。したがって本実施の形態では、I/Oコントローラ30およびユニットCPU43は、ユニット側接続判別手段である。
また本実施の形態では、電源回路45が充電手段であり、I/Oコントローラ30およびユニットCPU43が操作表示ユニット3の状態に応じて、電源回路45による充電動作を制御する充電制御手段である。
本実施の形態では、充電池8の充電量を検出する電池充電量検出手段が設けられる。また本実施の形態では、充電池8は、保持手段に着脱可能に保持される。このような本実施の形態では、充電池8が装着、すなわち接続されているか否かを判定する電池装着検出手段が設けられている。
充電池8の充電量は、充電池8の充電電圧、つまり正極の接地電位に対する電圧との間に相関関係を有している。したがって充電池8が装着、すなわち電源回路45に接続されていることを前提として、前記充電電圧を検出することによって、充電量を検出、つまり満充電であるか否かを検出することができる。充電電圧が「0」の場合、充電量は「0」であり、充電電圧が予め定める電圧の場合、充電量は満充電である。
したがって、充電電圧に関連するデータを、出力端子OUT1からI/Oコントローラ30に与えることによって、ユニットCPU42によって、充電量を検出することができる。したがって本実施の形態では、I/Oコントローラ30およびユニットCPU43は、電池充電量検出手段である。
本実施の形態では、充電池8が着脱可能であり、充電池8が離脱、すなわち電源回路45に接続されていない場合がある。充電池8が離脱されている状態では、第1ユニット端子PT1に装置本体2から供給電圧が与えられた状態で、入力端子IN2に高レベル“H”を与えても、充電電流I2が流れない。これを利用し、第1ユニット端子PT1に装置本体2から供給電圧が与えられ、かつ入力端子IN2に高レベル“H”を与えた状態の充電電圧を検出するこによって、充電池8が装着されているか否かを検出することができる。
したがって、第1ユニット端子PT1に装置本体2から供給電圧が与えられ、かつ入力端子IN2に高レベル“H”を与えた状態で、充電電圧に関連するデータを、出力端子OUT1からI/Oコントローラ30に与えることによって、ユニットCPU42によって、充電池8が装着されているか否かを検出することができる。したがって本実施の形態では、I/Oコントローラ30およびユニットCPU43は、電池装着検出手段である。
また本発明の他の実施の形態において電池装着検出手段は、たとえば充電池8が操作表示ユニット3に装着された状態、つまり充電池8が保持手段に保持された状態と、充電池8が操作表示ユニット3から離脱した状態とでスイッチング態様が変化する機械的なスイッチとユニットCPU43とを含んで実現され、ユニットCPU43が前記スイッチのスイッチング態様を判別することによって、充電池8の着脱を検出してもよい。本発明の他の実施の形態において、充電池8は操作表示ユニット3に固定して設けられてもよい。本発明の他の実施の形態において、電池装着検出手段は電池充電量検出手段によって実現されてもよい。
このようにして、第1ユニット端子PT1には、装着状態にある場合、上記バックライトが点灯しているときは、充電池8の端子電圧の如何に関わらず、急速充電を止めトリクル充電に切り換える。したがって、装置本体2からの殆どの供給電力は第1ユニット端子PT1から第2フューズF2、第3ダイオードD3を経て流入する負過電流I3によって消費される。充電池8の端子電圧が満充電に到っていなければトリクル充電し、第2ダイオードD2、第2ランジスタQ2、第6ユニット抵抗器R6を経て充電電流I2が流れている。充電池8の端子電圧は、第7および第8ユニット抵抗器R7,R8の中間位置における電圧に基づいて検出され、これに基づいて、満充電の場合は、充電を停止し、満充電でない場合には、操作表示ユニット3の状態に基づいて、急速充電およびトリクル充電のいずれかで充電するように充電制御手段が制御する。
図6は、充電回路45の充電電流制御の動作を示すタイミングチャートである。図6(A)は、入力端子IN2に印加されるパルス列電圧波形を示し、図6(B)は、これに対応する第2ユニットトランジスタQ2に流れる充電電流I2を示す。図6(C)は、入力端子IN1に印加される電圧波形を示し、図6(D)は、これに対応する第1ユニットトランジスタQ1に流れる充電電流I1を示す。
バックライト点灯を制御手段(I/Oコントローラ30およびユニットCPU43が検出すると、入力端子IN2への出力信号、すなわち状態データは“H”に保持されてトリクル充電が開始され、入力端子IN1への状態データは“L”に保持されて急速充電が停止される。この例では、図6(A)の状態データの入力によって、図6(B)の充電電流I2で充電される。
たとえば充電池8の端子電圧が4.4ボルト(V)であり、第1ユニット端子PT1の供給電圧が5.9ボルト(V)であり、第2ダイオードD2および第2ユニットトランジスタQ2での電圧降下の合計を0.5ボルト(V)として、デューティ50%のスイッチング動作で第2ユニットトランジスタQ2がオンオフ(開閉)するトリクル充電を継続すれば、充電電流I2の平均電流は5ミリアンペア(mA)と小さい値である。
たとえばバックライト点灯時の実際の消費電力を1,100ミリワット(mW)程度とみて、電源電圧5.9ボルト(V)とすると、バックライト消費電流は186ミリアンペア(mA)程度である。したがって、充電電流I2はバックライト消費電流の2.7%と僅かな電流値に押さえられる。
バックライト消灯を制御手段(I/Oコントローラ30およびユニットCPU43)が検出すると、入力端子IN2への状態データが“L”に保持されてトリクル充電が停止され、入力端子IN1への状態データが“H”に保持され、充電池8への急速充電が始まる。この例では、図6(C)の状態データの入力によって、図6(D)の充電電流I1で充電される。
たとえば充電池8の端子電圧が4.4ボルト(V)であり、第1ユニット端子PT1の供給電圧が5.9ボルト(V)であり、第2ダイオードD2と第1ユニットトランジスタQ1での合計の電圧降下を0.5ボルト(V)として、第1ユニットトランジスタQ1のスイチング・オン動作で急速充電が開始され、その時の充電電流I1は125ミリアンペア(mA)と大きく、バックライト消費電流に近い電流値となる。もし、充電池の端子電圧が4ボルト(V)であれば充電電流I1は約180ミリアンペア(mA)となり、充電電流I1はバックライト消費電流と同等になる。
以上を詳述すると、小さな電流を無視すれば、操作表示ユニット3における電流の関係は、第1ユニット端子PT1に供給される電流をI0、急速充電電流をI1、トリクル充電電流をI2、操作表示ユニット3における消費電力をI3、充電池8への電流をI4として、以下のようになる。
操作表示ユニット3が装置本体2に接続される装着状態において、
(1)表示用バックライト消灯中は急速充電であり、I0=I1+I3、I1=I4となる。また、
(2)表示用バックライト点灯中はトリクル充電であり、I0=I2+I3、I2=I4となる。
このように、供給電流I0は負荷電流I3と充電電流I4の合計となる。
操作表示ユニット3が装置本体2から離脱される離脱状態において、
(3)表示用バックライト消灯中は、I0=0、I1=0、I3=−I4となる。また、
(4)表示用バックライト点灯中は、I0=0、I1=0、I3=−I4となる。
このように、負荷電流I3の全てが、充電池から流出する電流−I0で消費される。
図7は、装置本体2の給電停止スイッチ回路28の構成を示す電子回路図である。図7において1点鎖線の右側は装置本体2であり、左側が操作表示ユニット3である。本体コネクタ5が、第1、第3、第4本体端子J1,J3,J4を有し、ユニットコネクタ6は、さらに第4ユニット端子PT4を有する。本体コネクタ5には、第2ユニット端子PT2に対応するコネクタ端子はない。対応関係の理解を容易にするために、第2コネクタ端子という用語は用いない。各コネクタ5,6が接続されると、第1、第3、第4本体端子J1,J3,J4と、第1、第3、第4ユニット端子PT1,PT3,PT4とがそれぞれ接続される。
給電停止スイッチ回路28は、第1および第2本体トランジスタQ5,Q6と、第1および第2本体抵抗器R11,R12を含んで構成される。第1および第2本体トランジスタQ5,Q6は、pnp形のトランジスタである。電源部7は、交流である商用電源を直流に変換して電力を供給する交流/直流(AC/DC)コンバータとしての機能を有する。この電源部7の出力ポートから、たとえば6V程度の直流電圧が給電される。この電源部7の出力ポートと第4本体端子J4との間に第1および第2本体抵抗器R11,R12が直列に接続されている。
第1および第2本体トランジスタQ5,Q6は、ダーリントン接続されている。つまり第1本体トランジスタQ5のエミッタに第2本体トランジスタQ6のベースが接続されている。第1本体トランジスタQ5のベースは、第1および第2本体抵抗器R11,R12との中間点に接続されている。第2本体トランジスタQ6のエミッタは、電源部7の出力ポートに接続されている。第1および第2本体トランジスタQ5,Q6のコレクタは、ともに第1本体端子J1に接続されている。また第3本体端子J3は、接地されている。
この給電停止スイッチ回路28は、電源部7が商用電源に接続され、出力ポートから電力、実施には電圧が給電されていると、第2本体トランジスタQ6のエミッタに前記電圧が給電される。操作表示ユニット3が装置本体2に接続されていると、第4本体端子J4が第4ユニット端子PT4に接続されている。第4ユニット端子PT4は、直接またはユニットUSBインターフェース40の制御出力によって間接的に、接地されており、第4本体端子J4も接地される。このように第2本体トランジスタQ6のエミッタに給電され、かつ第4本体端子J4が接地されると、第1および第2本体抵抗器R11,R12に電流が流れ、分圧点である中間点の電圧が電源部7の出力ポートよりも低くなり、第1本体トランジスタQ5のベース電圧が下がり、ダーリントン接続された2個の第1および第2トランジスタQ5,Q6の両方にベース電流が流れ、第1および第2本体トランジスタQ5,Q6が開状態となり、装置本体2から操作表示ユニット3への給電つまり電力供給が開始される。
装置本体2から操作表示ユニット3が離脱されると、各コネクタ5,6が機械的および電気的に接続解除される。この状態では、第4本体端子J4がオープンとなり、電源部7の出力ポートと同一電圧となる。これによって第1本体トランジスタQ5のベース電圧は電源部7の出力電圧と同じになり、第1および第2本体トランジスタQ5、Q6は閉状態となり、給電停止スイッチ回路が閉じて、第1本体端子J1は電源部7から開放され、この端子J1への給電が停止される。このように装着状態では、第1本体端子J1への給電を許容し、離脱状態では、第1本体端子J1への給電を停止することができる。
第4本体端子J4は、第4ユニット端子PT4を用いることなく、装置本体2において、直接I/Oポートに接続して、接地および非接地をプログラム制御するようにしてもよい。この場合、たとえばリミットスイッチなど検出手段を用いて、装着状態および離脱状態を検出し、これに基づいて、第4本体端子J4の接地および非接地を制御すればよい。
このような給電停止スイッチ回路28は、第1および第2本体抵抗器R11,R12を含む構成によって、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1が接続されているか否かを判別する判別手段として機能し、第1および第2本体トランジスタQ5,Q6を含む構成によって、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1が接続されていない場合には、第1本体端子J1への電力供給を停止する機能を有する。
図8は、電源回路45の制御動作を示すフローチャートである。図8には、前提として、装置本体2の電源スイッチはONされて、装置本体2から操作表示ユニット3への電力供給が可能であり、操作表示ユニット3の電源装置がONされて、電源回路45およびその他の各構成が動作可能な状態から開始される動作を示す。この動作は、操作表示ユニット3のI/Oコントローラ30およびユニットCPU43を含む制御手段の制御に基づくものである。
前述の状態となったステップS0から制御動作が開始され、ステップS1において、装置本体2に操作表示ユニット3が装着されているかを、ユニット側接続判別手段の結果に基づいて確認する。装着されていればステップS2に進み、装置本体2からの電力供給で操作表示ユニット3が稼動され、所定の処理をするように各構成を制御する。続くステップS3では、液晶表示用バックライトが点灯中かを、状態検出手段の結果に基づいて、確認する。このステップS3で、I/Oコントローラの出力ポートにバックライト点灯のフラグが立っていれば(点灯中)、ステップS4に進み、もしバックライト点灯フラグが立っていなければ(消灯中)、ステップS8に進む。
ステップS4では、充電池8があるか否か、すなわち充電池8が装着されているか否かを、電池着脱検出手段の結果に基づいて確認し、充電池8がある場合には、ステップS5に進み、充電池8がない場合には、ステップS7に進む。ステップS5では、トリクル充電するように電源回路45を制御し、ステップS6に進む。
続くステップS6では、充電池8が満充電か否かを電池充電量検出手段の結果に基づいて確認する。具体的には、充電池8の正極の端子電圧である充電電圧が予め定める電圧(指定値、例えば5.2V)以上かを確認し、指定値未満ならば満充電でないと判断し、ステップS5に戻り充電が繰り返される。一方この確認で充電池8の端子電圧が指定値以上となれば、充電池8が満充電と判断し、ステップS7に進む。ステップS7では、充電電力の供給を停止し、ステップS1に戻る。
ステップS8では、ステップS4と同様に、充電池8があるか否かを確認し、充電池8がある場合には、ステップS9に進み、充電池8がない場合には、ステップS7に進む。ステップS9では、ステップS6と同様に、充電池8が満充電か否かを確認し、満充電でないと判断した場合には、ステップS10に進み、満充電であると判断した場合には、ステップS7に進む。ステップS10では、急速充電するように電源回路45を制御し、ステップS6に進む。
操作表示ユニット3が装置本体2に装着中はこのループを繰り返し、ステップS1の結果、装置本体2から操作表示ユニット3が取り外されていると判断されると、ステップS11に進む。ステップS11において、操作表示ユニット3に内蔵される充電池8の電力で、操作表示ユニット3全体の電力供給をまかないながら、所定の処理をするように各構成を制御する。
次にステップS12にて充電池8の端子電圧(充電電圧)が許容値(例えば4.4V)以上であるか否かを確認する。許容値未満であれば、ステップS13に進み、許容値以上であれば、ステップS14に進む。ステップS13では、充電池8を充電すべきであることを操作者に知らせるため、ブザー37によるブザー発鳴および表示画面上に「要充電」または「装置本体に取り付けください」等の表示を出力し、充電池8への充電を直接的に操作者に促すように報知する。そしてステップS14に進む。この例のフローでは1回の報知であるがN(Nは2以上の整数)回繰り返して注意を促す方法であってもよい。
続くステップS14ではタイマー36で、Tj=τ(10分〜120分)をセットし、任意の時間の時限タイマーをスタートする。ステップS15において、設定したタイマーが、遅延時間τ分(例えば15分)経った否かを判定し、経過していなければ、ステップS14に戻る。すなわち設定した時間τ分経過するまで、この時間経過確認のステップを繰り返す。ステップS14で、設定した時間τ分経過したことを確認すると、ステップS16に進み、タイマーTjをリセットして、ステップS1に戻る。これは装置本体2より取り外されて使用される操作表示ユニット3の監視と要充電報知ループであり、適当な時間を置いて繰り返されるように配慮している。
操作表示ユニット3が装置本体2に装着されれば、ステップS1〜S10のループで再度充電がなされ充電池8の端子電圧(充電電圧)も指定値以上の許容電圧値に回復する。
本実施の形態によれば、装置本体2に、電源部7および第1本体端子J1が設けられ、操作表示ユニット3に、第1ユニット端子PT1が設けられ、装着状態で、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続され、装置本体2から操作表示ユニット3に電力が供給される。操作表示ユニット3には、状態検出手段および着脱ユニット側接続判別手段としての制御手段、つまりI/Oコントローラ30およびユニットCPU43を含む構成が設けられ、充電手段としての電源回路45が設けられる。
そして第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が省電力状態、具体的にはバックライト消灯状態にある場合には、充電池8を急速充電し、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態にある場合には、充電池8の充電を抑制することができる。操作表示ユニット3が省電力状態にある場合には、操作表示ユニット3における消費電力が小さいので、充電池8を急速充電することによって、操作表示ユニット3への供給電力が大きくなることなく、できるだけ迅速に充電して充電時間を短縮することができる。操作表示ユニット3が動作状態にある場合には、操作表示ユニット3における消費電力が大きいので、充電池8の充電を抑制することによって、操作表示ユニット3への供給電力が大きくなることを防ぐことができる。このようにして操作表示ユニット3への供給電力の削減と充電時間の短縮を図ることができ、効率良く充電することができる。
また装置本体2には、第1および第2本体抵抗器R11,R12を含んで構成される装置本体側接続判別手段および第1および第2本体トランジスタQ5,Q6を含んで構成される電力供給停止手段が設けられ、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別し、接続されていない場合には、電源部7から第1本体端子J1への電力供給を停止することができる。第1本体端子J1は、表示操作ユニット3が装置本体2に装着されていない離脱状態にある場合、外部に露出している。この状態で、第1本体端子J1に電源部7から電力が供給可能な状態にあると、放電および他の物品の接触などによって、無駄に電力が消費されてしまうおそれがあるが、前述のように電源部7からの電力供給が停止されるので、電力の無駄な消費を確実に防ぐことができる。
また操作表示ユニット3が動作状態にある場合、充電池8をトリクル充電するようにすれば、操作表示ユニット3が動作状態にある場合にも充電池8を少しずつ充電することができ、充電時間をさらに短縮することができる。
また充電池8が装着されているか否かを判断することによって、無駄な充電処理を回避することができ、消費電力を抑えることができる。また充電池8の充電量を検出し、満充電のときには、充電しないようにして、無駄な充電処理を回避することができ、消費電力を抑えることができるとともに、充電池8が不所望に劣化することを防ぐことができる。しかもこの充電池8の装着状態と、充電量とは、充電電圧(端子電圧)に基づいて、具体的には、第7および第8ユニット抵抗器R7,R8間の電圧に基づいて検出している。このようにして検出に用いる回路を共用することができ、小形化を実現することができる。
本発明の実施の他の形態として、装着状態で操作表示ユニット3が動作状態にある場合、充電池8の充電を停止するようにしてもよい。この場合、具体的は、図5に示す電源回路45において、第2ユニットトランジスタQ2、第2バッファQ4ならびに第3および第4ユニット抵抗器R3,R4を含むトリクル充電回路が取り除かれた構成の電源回路が用いられる。急速充電回路の制御は、前述の実施の形態と同一にすればよい。その他の構成は、前述の構成と同様である。このような構成であっても、トリクル充電をすることによる効果を除いて同様に達成することができる。また操作表示ユニット3が動作状態にある場合、充電池8の充電を停止することによって、操作表示ユニット3が動作状態にある場合の操作表示ユニット3への供給電力を確実に小さく抑えることができる。
図9は、本発明のさらに実施の他の形態の通信装置における操作表示ユニット103を示すブロック図である。本実施の形態の通信装置は、図1に示す前述の実施の形態の通信装置1と同様な構成を有し、通信装置1の操作表示ユニット3に選択部104を追加した構成であるので、同様な部分には、同様な参照符号を付してその説明を省略する。操作表示ユニット103は、図4に示す操作表示ユニット3の各構成に加えて、選択部104を有する。
選択部104は、充電停止およびトリクル充電のいずれかを選択する選択手段である。選択部104は、たとえばボタンスイッチなどの機械的なスイッチによって実現される。本実施の形態では、選択部104は、2つのスイッチング態様を有する機械スイッチによって実現され、前記スイッチング態様のうちの一方を充電停止に対応させ、他方をトリクル充電に対応させている。
ユニットCPU43は、充電制御プログラム54を読み出して実行し、選択部104のスイッチング態様から充電停止が選択されているのか、トリクル充電が選択されているのかを取得する。またユニットCPU43は、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態であり、かつ選択部104によって充電停止が選択されている場合には、充電回路45に充電を停止させる動作指令を与える。具体的には、ユニットCPU43は、充電回路45の各入力端子IN1,IN2に、I/Oコントローラ30から、低レベル“L”の状態データを与える。これによって、第1および第2ユニットトランジスタQ1,Q2は閉状態となり、充電池8の充電が停止される。
一方ユニットCPU43は、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態であり、かつ選択部103によってトリクル充電が選択されている場合には、充電回路45に充電池8をトリクル充電する動作指令を与える。具体的には、ユニットCPU43は、充電回路45の一方の入力端子IN1に、I/Oコントローラ30から、低レベル“L”の状態データを与え、充電回路45の他方の入力端子IN2に、I/Oコントローラ30から、前述した図6(A)に示す状態データを与える。
前述したように選択部104によって充電停止が選択されると、操作表示ユニット3が動作状態にある場合、充電池8の充電が停止されるので、操作表示ユニット3が動作状態にある場合の操作表示ユニット3への供給電力を確実に小さく抑えることができる。したがって、操作表示ユニット3が動作状態にあり、充電池8が満充電状態である場合には、選択部104によって充電の停止を選択しておくことによって、無駄な電力の消費を抑制することができ、また本体装置2に設けられる電源部7の負荷を軽減することができる。
また前述したように選択部104によってトリクル充電が選択されると、操作表示ユニット3が動作状態にある場合、充電池8がトリクル充電されるので、操作表示ユニット3が動作状態にある場合にも充電池8を少しずつ充電することができ、充電時間をさらに短縮することができる。操作表示ユニット3が動作状態にあり、満充電状態でない場合には、選択部104によってトリクル充電を選択することによって、充電池8が少しずつ充電され、充電時間を短縮することができる。また充電池8が少しずつ充電されることによって、操作表示ユニット3を装置本体2から離脱させても、操作表示ユニット3の動作状態を可及的長く保つことができる。
本実施の形態の通信装置は、前述した実施の形態の通信装置と同様な効果を有し、さらに選択部104によって、充電停止およびトリクル充電を選択することによって、たとえば操作表示ユニット3の状態に応じて充電の抑制の仕方を選択することができるので、利便性がさらに向上する。
本発明の実施のさらに他の形態において、前述した通信装置の構成において選択部104を設けず、キー入力部34を含んで、充電停止およびトリクル充電のいずれかを選択する選択手段を構成してもよい。この場合、キー入力部34によって利用者がユニットCPU43に、充電停止およびトリクル充電のいずれかに対応する動作指令を与える。この動作指令は、たとえばユニット情報記憶部42に記憶される。ユニットCPU43は、ユニット情報記憶部42に記憶される充電停止またはトリクル充電に対応する動作指令を取得することによって、充電停止およびトリクル充電のいずれが選択されているのかを判別することができる。このような構成であっても図9に示す通信装置と同様の効果を達成することができる。
本発明の他の実施の形態において、ユニットCPU43と、充電制御プログラム54とを含んで前述した充電停止およびトリクル充電のいずれかを選択する選択手段を実現してもよい。本実施の形態の通信装置の構成は、前述の図1に示す通信装置1の構成と同様であるので、重複する説明を省略する。本実施の形態の通信装置における選択手段は、ユニットCPU43と、充電制御プログラム54とを含む。ユニットCPU43は、充電制御プログラム54を読み出して実行し、充電池8の充電量に応じて、充電停止およびトリクル充電のいずれかを選択する。
ユニットCPU43は、充電池8の充電量が予め定める充電量以上であるか否かを電池充電量検出手段の結果に基づいて判別する。具体的には、充電池8に第1ユニット端子PT1から供給電圧が印加されている状態で、充電池8の正極の端子電圧である充電電圧が予め定める電圧(しきい値)以上かを確認し、しきい値以上であれば充電停止を選択し、しきい値未満ならばトリクル充電を選択する。たとえば第1ユニット端子PT1の供給電圧が7.0Vである場合、前記予め定める電圧は、たとえば5.75ボルト(V)以上、5.85ボルト(V)未満に選ばれ、好ましくは5.8ボルト(V)に選ばれる。前述したように充電池8の充電量は、充電池8の充電電圧を検出することによって、検出することができる。
ユニットCPU43は、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態であり、かつ充電停止が選択されている場合には、充電回路45に充電を停止させる動作指令を与える。一方ユニットCPU43は、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態であり、かつトリクル充電が選択されている場合には、充電回路45に充電池8をトリクル充電する動作指令を与える。その他の動作は、前述した通信装置と同様である。
このような構成であっても、前述した図9に示す通信装置と同様な効果を達成することができる。さらに、選択手段による充電停止およびトリクル充電の選択は、利用者がたとえば入力手段を操作することによって行なわれるのではなく、充電池8の充電量に基づいて行なわれるので、充電停止とトリクル充電とを効率よく選択することができる。これによって、無駄な電力の消費を抑制することができ、また充電池8の充電時間を短縮することができる。
本実施の形態において、選択手段は、充電池8の充電量に基づいて、充電停止およびトリクル充電のいずれかを選択しているが、本発明のさらに他の実施の形態において、選択手段は、本体装置2の状態に応じて、充電停止およびトリクル充電のいずれかを選択してもよい。本実施の形態の通信装置の選択手段は、前述の実施の形態の通信装置の選択手段と同様に、ユニットCPU43および充電制御プログラム54を含む。本実施の形態の通信装置の構成は、前述の図1に示す通信装置1の構成と同様であるので、重複する説明を省略する。
本体装置2の本体CPU26は、本体プログラム記憶部24に記憶される制御プログラムを読み出して実行し、電源部7に負荷がかかる状態、言い換えれば本体装置2の各構成部における消費電力量が大きな状態であるか否かを判断する。電源部7に負荷がかかる状態とは、本体装置2の各構成部のうち、動作時に消費電力の大きな予め定める構成部を動作させている状態であり、たとえばファクシミリ送受信およびコピーなどを実行するために、スキャナ部18および印刷部19などを動作させている状態である。本体CPU26は、電源部7に負荷がかかる状態であると判断すると、ユニットCPU43に、この電源部7に負荷がかかる状態であることを示す所定の情報を与える。本実施の形態では、スキャナ部18および印刷部19のうち少なくともいずれかが動作していれば、本体CPU26は電源部7に負荷がかかる状態であると判断する。
ユニットCPU43は、前記電源部7に負荷がかかる状態であることを示す所定の情報を受取った場合、充電停止を選択する。またユニットCPU43は、前記前記電源部7に負荷がかかる状態であることを示す所定の情報を受取らない場合、トリクル充電を選択する。
ユニットCPU43は、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態であり、かつ充電停止が選択されている場合には、充電回路45に充電を停止させる動作指令を与える。一方ユニットCPU43は、第1本体端子J1と第1ユニット端子PT1とが接続されているか否かを判別するとともに、操作表示ユニット3の状態を検出し、接続されている状態において、操作表示ユニット3が動作状態、具体的にはバックライト点灯状態であり、かつトリクル充電が選択されている場合には、充電回路45に充電池8をトリクル充電する動作指令を与える。その他の動作は、前述した通信装置と同様である。
このような構成であっても、前述した図9に示す通信装置と同様な効果を達成することができる。さらに、選択手段による充電停止およびトリクル充電の選択は、利用者がたとえば入力手段を操作することによって行なわれるのではなく、本体装置2の状態に基づいて行なわれるので、本体装置2に設けられる電源部7の負荷を軽減することができる。
本実施の形態では、本体装置2の各構成部のうちの予め定める構成部の動作に基づいて、本体CPU26が電源部7に負荷がかかる状態であると判断しているが、本発明の他の形態において、本体装置2の各構成部で消費される消費電力を計測し、本体CPU26は、計測された消費電力が予め定めるしきい値以上であるか否かを判断して、前記消費電力が予め定めるしきい位置以上であれば、ユニットCPU43に、電源部7に負荷がかかる状態であることを示す所定の情報を与えてもよい。この場合であっても同様な効果を実現することができる。
さらに本発明の他の実施の形態において、前述した通信装置の構成を組み合わせ、選択手段が、充電池8の充電量および本体装置2の状態に応じて、充電停止およびトリクル充電を選択してもよい。このような通信装置では、無駄な電力の消費を抑制することができ、また充電池8の充電時間を短縮することができ、さらに本体装置2に設けられる電源部7の負荷を軽減することができる。
図10は、本発明のさらに他の実施の形態である通信装置における操作表示ユニット203の構成を示すブロック図であり、図11は操作表示ユニット203の電源回路145を示すブロック図である。本実施の通信装置は、前述の図1に示す実施の形態の通信装置1と同様な構成を有し、操作表示ユニット3に操作表示ユニットが通信装置本体に装着されているか、および操作表示ユニットが通信装置本体から離脱しているかを検出する着脱検出部204を付加し、操作表示ユニット3の電源回路45を図11に示す電源回路145に代えた構成であるので、同様な部分には、同様な参照符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における操作表示ユニット203には、操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されているか、および操作表示ユニット203が通信装置本体から離脱しているかを検出する着脱検出部204が設けられる。着脱検出手段204は、たとえば操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されている装着状態と、操作表示ユニット203が通信装置本体から離脱した離脱状態とで、スイッチング態様が変化する機械的なスイッチを含んで実現される。ユニットCPU43は、前記スイッチのスイッチング態様を判別することによって、操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されているか、および操作表示ユニット203が通信装置本体から離脱しているかを判別することができる。操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されている装着状態では、本体コネクタ5とユニットコネクタ6とが接続される。また操作表示ユニットが通信装置本体から離脱した離脱状態では、本体コネクタ5とユニットコネクタ6とは接続されていない。
電源回路145は、前述した図5に示す電源回路45の各構成に加えて、スイッチSWを含む。スイッチSWは、充電池8の正極とDC/DCコンバータ60の入力ポートとの間に直列に接続される。具体的にはスイッチSWの一端子が、第1フューズF1を介して充電池8に接続され、スイッチSWの他端子が、第1ダイオードD1のアノードに接続される。スイッチSWは、一端子および他端子間が導通する導通状態と、一端子および他端子間を非導通とする非導通状態とを選択する。以後、スイッチSWの一端子および他端子間が導通する導通状態を、閉結状態と記載し、スイッチSWの一端子および他端子が非導通となる状態を、開放状態と記載する場合がある。スイッチSWは、USBインターフェース40を介してユニットCPU43から与えられる制御指令に基づいて動作する。スイッチSWは、たとえば半導体スイッチによって実現される。スイッチSWは、たとえばUSBインターフェース40から所定の電圧を与えられた状態で開放状態となり、USBインターフェース40から所定の電圧が与えられない状態で閉鎖状態となる。
また前述したようにユニットCPU43には、第9および第10ユニット抵抗器R9,R10で分圧された中間点の接地電位に対する電圧が、AD変換されてI/Oコントローラ30から情報として与えられる。ユニットCPU43は、充電制御プログラム54を読み出して実行し、前記I/Oコントローラ30から与えられる情報を受取ることによって、電力受給用接続手段としての電力受給用端子である第1ユニット端子PT1に、電力供給用接続手段としての電力供給用端子である第1本体端子J1を介して電力が供給されているか否かを判別する。
ユニットCPU43が、操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されていると判別し、かつ第1ユニット端子PT1に第1本体端子J1を介して電力が供給されていないと判別すると、次にユニットCPU43は、装置本体2との間で無線通信が可能であるか否かを判別する。装置本体2との間で無線通信が可能であるか否かを判別するために、ユニットCPU43は、ユニット無線送受信部38を制御して所定の情報をユニットアンテナ10から電波29として送出させる。本体無線送信部21は、本体アンテナ9を介して電波29として到来する所定の情報を受信すると、この所定の情報に対応する応答情報を、本体アンテナ9から電波29として送出する。ユニット無線送信部38は、ユニットアンテナ10を介して電波29として到来する応答情報を受信すると、ユニットCPU43にこの応答情報を受信したことを通知する。これによって、ユニット無線送信部38からの通知によって、ユニットCPU43は、装置本体2との間で無線通信が可能であるか否かを判別することができる。
ユニットCPU43が、操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されていると判別し、かつ第1本体端子J1から第1ユニット端子PT1に電力が供給されていないと判別し、さらに本体無線送受信部21との無線通信が可能ではないと判別した場合、ユニットCPU43は、充電池8を充電することができない状態であると判断する。充電池8を充電することができない状態は、装置本体2の電源が停止した状態を含む。電源が停止した状態とは、装置本体2に設けられる電源部7に、商用電源から電力が供給されない状態、または装置本体2の電源スイッチがOFFとなっている状態である。装置本体2の電源スイッチがOFFとなっている状態では、商用電源から電源部7に電力が供給されているが、電源部7から装置本体2の各部に電力が供給されていない。
ユニットCPU43が、充電池8を充電することができない状態であると判断すると、このユニットCPU43は、スイッチSWを制御して、スイッチSWを開放状態にする。これによって充電池8から操作表示ユニット3への電力供給が停止される。したがって充電池8を充電することができない状態において、充電池8の無駄な電力の消耗を防ぐことができる。前述したようにスイッチSWは、USBインターフェース40から所定の電圧が与えられない状態で閉鎖状態となるので、ユニットCPU43に電力が供給されない場合であっても閉鎖状態が保持される。本実施の形態では、電力停止手段は、ユニットCPU43と、スイッチSWを含む。
電源が停止した状態から、第1本体端子J1に電力が供給されると、第1ユニット端子PT1を介して操作表示ユニット3に再び電力が供給される。したがって、操作表示ユニット3の各構成に電力が供給される。ここでユニットCPU43が、第1本体端子J1から第1ユニット端子PT1に電力が供給されていると判別した場合、スイッチSWを制御して、スイッチSWを閉結状態にする。これによって充電池8から操作表示ユニット3に再び電力を供給することができる。
本実施の形態では、操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されており、第1ユニット端子PT1に第1本体端子J1を介して電力が供給されておらず、かつ装置本体2との間で無線通信ができない場合に、スイッチSWを開放状態としているが、本発明のさらに他の実施の形態として、ユニットCPU43が、操作表示ユニット203が通信装置本体に装着されてると判別し、第1本体端子J1から第1ユニット端子PT1に電力が供給されていないと判別した場合、ユニットCPU43が、スイッチSWを制御して、スイッチSWを開放状態としてもよい。この場合であっても、同様な効果を達成することができる。
本発明のさらに他の実施の形態として、本体無線送受信部21が、所定の情報を予め定める間隔で、本体アンテナ9から電波29として送出し、ユニット無線送受信部38がユニットアンテナ10を介して電波29として到来する前記所定の情報を受信し、ユニットCPU43にこの所定の情報を受信したことを通知する構成としてもよい。このような構成であっても、ユニットCPU43は、装置本体2との間で無線通信が可能であるか否かを判別することができる。この場合であっても、同様な効果を達成することができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内で構成を変更することができる。たとえば通信装置以外の電子装置に適用してもよい。
本発明の実施の一形態である通信装置1を装置本体2に操作表示ユニット3が装着された状態で示す正面図ある。 通信装置1を装置本体2から操作表示ユニット3が離脱された状態で示す正面図ある。 装置本体2の電気的構成を示すブロック図である。 操作表示ユニット3の電気的構成を示すブロック図である。 電源回路45の構成を示す電子回路図である。 充電回路45の充電電流制御の動作を示すタイミングチャートである。 装置本体2の給電停止スイッチ回路28の構成を示す電子回路図である。 電源回路45の制御動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに実施の他の形態の通信装置における操作表示ユニット103を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施の形態である通信装置における操作表示ユニット203の構成を示すブロック図である。 操作表示ユニット203の電源回路145を示すブロック図である。
符号の説明
1 通信装置
2 装置本体
3,103 操作表示ユニット
5,6 コネクタ
7 電源部
8 充電池
26,43 CPU
28 給電停止スイッチ回路
30 I/Oコントローラ
45,145 電源回路
104 選択部

Claims (7)

  1. 装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを備え、装置本体に着脱ユニットが装着された状態において、装置本体の電力供給用接続手段と着脱ユニットの電力受給用接続手段とが接続されて、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置であって、
    着脱ユニットは、消費電力が大きい動作状態と、消費電力が小さい省電力状態との2つの状態に切り換えるユニットであり、
    充電可能な充電池を保持する保持手段と、
    着脱ユニットが動作状態および省電力状態のいずれの状態にあるか検出する状態検出手段と、
    保持手段に保持される充電池の充電量を検出する電池充電量検出手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別する着脱ユニット側接続判別手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、着脱ユニットが省電力状態にあり、保持手段に保持される充電池が満充電状態でない場合には、充電池を急速充電し、着脱ユニットが動作状態にある場合には、充電池の充電を抑制する充電手段とを含むことを特徴とする電子装置。
  2. 装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを備え、装置本体に着脱ユニットが装着された状態において、装置本体の電力供給用接続手段と着脱ユニットの電力受給用接続手段とが接続されて、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置であって、
    装置本体は、
    電源と、
    電源に接続され、着脱ユニットに電力を供給するための前記電力供給用接続手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別する装置本体側接続判別手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されていない場合には、電源から電力供給用接続手段への電力供給を停止する電力供給停止手段とを含むことを特徴とする電子装置。
  3. 装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられる着脱ユニットとを備え、装置本体に着脱ユニットが装着された状態において、装置本体の電力供給用接続手段と着脱ユニットの電力受給用接続手段とが接続されて、装置本体から着脱ユニットに電力を供給可能な電子装置であって、
    着脱ユニットは、
    照明部によって背後から照明して画像を表示する表示手段と、
    充電可能な充電池を保持する保持手段と、
    照明部が点灯している動作状態および照明部が消灯している省電力状態のいずれの状態にあるか検出する状態検出手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されているか否かを判別する着脱ユニット側接続判別手段と、
    保持手段に保持される充電池の充電量を検出する電池充電量検出手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、着脱ユニットが省電力状態にあり、保持手段に保持される充電池が満充電状態でない場合には、充電池を急速充電し、着脱ユニットが動作状態にある場合には、充電池の充電を抑制する充電手段とを含むことを特徴とする電子機器。
  4. 前記充電手段は、充電池の充電を停止することによって充電を抑制することを特徴とする請求項1または3記載の電子装置。
  5. 前記充電手段は、充電池をトリクル充電することによって充電を制御することを特徴とする請求項1または3記載の電子装置。
  6. 充電停止およびトリクル充電のいずれか一方を選択する選択手段を含み、
    充電手段は、選択手段によって充電停止が選択されている場合、充電池の充電を停止することによって充電を抑制し、選択手段によってトリクル充電が選択されている場合、充電池をトリクル充電して充電を抑制することを特徴とする請求項1または3記載の電子装置。
  7. 電力受給用接続手段に、電力需給用接続手段を介して電力が供給されているか否かを判別する電力受給判別手段と、
    電力供給用接続手段と電力受給用接続手段とが接続されている状態において、電力受給用接続手段に電力が供給されない場合、保持手段に保持される充電池から着脱ユニットへの電力の供給を停止する電力供給停止手段を含むことを特徴とする請求項1または3記載の電子装置。
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