JP2004282886A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

ハイブリッド自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP2004282886A
JP2004282886A JP2003070041A JP2003070041A JP2004282886A JP 2004282886 A JP2004282886 A JP 2004282886A JP 2003070041 A JP2003070041 A JP 2003070041A JP 2003070041 A JP2003070041 A JP 2003070041A JP 2004282886 A JP2004282886 A JP 2004282886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
motor
hybrid vehicle
electric motor
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003070041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3901116B2 (ja
Inventor
Akihiro Yamanaka
章弘 山中
Yutaka Taga
豊 多賀
Kensuke Uechi
健介 上地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003070041A priority Critical patent/JP3901116B2/ja
Publication of JP2004282886A publication Critical patent/JP2004282886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3901116B2 publication Critical patent/JP3901116B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

【課題】予期しないトルクが作用するのを防止すると共に電動機を良好な状態として作動させ、車両全体のエネルギ効率の向上を図る。
【解決手段】モータMG2の切り離しが可能な変速機60を介してモータMG2を駆動輪39a,39bに機械的に接続されたリングギヤ軸32aに接続し、比較的高速で走行している最中にシフトレバー81がニュートラルに操作されたときやモータMG2の温度が高いとき、モータMG2の要求トルクが値0に近いときには、変速機60によりモータMG2を切り離す。そして、切り離しの状態が解除したときにモータMG2を接続する。これにより、高速でモータMG2が連れ回されることによって生じる回生トルクを作用させないようにしたり、モータMG2を良好な温度で駆動したり、効率の悪い範囲でのモータMG2の駆動を抑止することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のハイブリッド自動車として、出願人は、遊星歯車機構を介して駆動軸に接続されたエンジンと駆動軸に変速機を介して接続された電動機とを備えるものを提案している(特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、電動機を変速機を介して駆動軸に接続することにより、電動機から駆動軸に出力する動力の形態を変更可能にしている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−225578号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたハイブリッド自動車でも、通常の自動車と同様に、車両に搭載した機器を良好な状態として作動させることや自動車全体としてのエネルギ効率の向上を図ることは課題とされ、こうした課題に対してハイブリッド自動車特有の構成に基づいた処理が行なわれることが望ましい。
【0005】
本発明のハイブリッド自動車は、車両に搭載した電動機をより良好な状態として作動させることを目的の一つとする。また、本発明のハイブリッド自動車は、車両全体のエネルギ効率の向上を図ることを目的の一つとする。さらに、本発明のハイブリッド自動車は、運転者の予期しないトルクが作用するのを防止することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明のハイブリッド自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の第1のハイブリッド自動車は、
内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
シフト位置を検出するシフト位置検出手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
前記シフト位置検出手段によりシフト位置としてニュートラルが検出され前記車速検出手段により所定車速以上の車速が検出されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の第1のハイブリッド自動車では、シフト位置としてニュートラルが検出され所定車速以上の車速が検出されたときに、電動機からの動力が車軸に接続された駆動軸に伝達されないよう電動機から駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段を制御する。したがって、走行中にシフトがニュートラルにされたときには電動機を停止することができる。この結果、電動機が連れ回されることによって生じる電動機の逆起電力の影響、即ち、予期しない制動トルクが作用するのを抑止することができる。
【0009】
本発明の第2のハイブリッド自動車は、
内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
シフト位置を検出するシフト位置検出手段と、
前記電動機の回転軸の回転数を検出する回転数検出手段と、
前記シフト位置検出手段によりシフト位置としてニュートラルが検出され前記回転数検出手段により所定回転数以上の回転数が検出されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
【0010】
この本発明の第2のハイブリッド自動車では、シフト位置としてニュートラルが検出され電動機の回転数が所定回転数以上のときに、電動機からの動力が車軸に接続された駆動軸に伝達されないよう電動機から駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段を制御する。したがって、走行中にシフトがニュートラルにされたときには電動機を停止することができる。この結果、電動機が連れ回されることによって生じる電動機の逆起電力の影響、即ち、予期しない制動トルクが作用するのを抑止することができる。
【0011】
こうした本発明の第1または第2のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記伝達解除手段により前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されない状態とされている最中に前記シフト位置検出手段によりシフト位置として走行用の位置が検出されたときには、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、走行に対する運転者の意向に迅速に対応することができる。
【0012】
本発明の第3のハイブリッド自動車において、
内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
運転者の操作に基づいて前記電動機の目標駆動状態を設定する目標駆動状態設定手段と、
該目標駆動状態設定手段により前記電動機から出力すべきトルクが値0の駆動状態を含む所定の駆動状態の範囲内の目標駆動状態が設定されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
【0013】
この本発明の第3のハイブリッド自動車では、運転者の操作に基づいて電動機から出力すべきトルクが値0の駆動状態を含む所定の駆動状態の範囲内の目標駆動状態が設定されたときに、電動機からの動力が車軸に接続された駆動軸に伝達されないよう電動機から駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段を制御する。電動機の駆動状態が出力トルクが値0の駆動状態を含む所定の駆動状態の範囲内では電動機の効率が低くなる場合が多いから、こうした効率の低い範囲での電動機の駆動を抑止することができる。この結果、自動車全体のエネルギ効率を向上させることができる。ここで、「所定の駆動状態の範囲」として、値0を含む所定の動力の範囲としたり、値0を含む所定のトルクの範囲とすることができる。
【0014】
こうした本発明の第3のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記伝達解除手段により前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されない状態とされている最中に前記目標駆動状態設定手段により前記所定の駆動状態の範囲外の目標駆動状態が設定されたときには、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者の意向に迅速に対応することができる。
【0015】
本発明の第4のハイブリッド自動車は、
内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
前記電動機の温度を検出する温度検出手段と、
運転者の操作に基づいて前記内燃機関と前記電動機とから出力すべき目標動力を設定する目標動力設定手段と、
前記温度検出手段により所定温度以上の温度が検出され前記目標動力設定手段により所定動力未満の目標動力が設定されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
【0016】
この本発明の第4のハイブリッド自動車では、電動機の温度として所定温度以上の温度が検出され運転者の操作に基づいて内燃機関と電動機とから出力すべき目標動力として所定動力未満の動力が設定されたときに、電動機からの動力が車軸に接続された駆動軸に伝達されないよう電動機から駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段を制御する。したがって、電動機の温度を所定温度以上となるのを抑止することができる。この結果、電動機を良好な状態で作動させることができる。ここで、「所定動力」としては、電動機を停止した状態で内燃機関から出力可能な動力の範囲内とすることもできる。
【0017】
こうした本発明の第4のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記伝達解除手段により前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されない状態とされている最中に前記目標動力設定手段により前記所定動力を超える第2の所定動力以上の目標動力が設定されたとき又は前記温度検出手段により所定温度未満の第2の所定温度以下の温度が検出されたときには、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、走行に対する運転者の意向に迅速に対応することができる。
【0018】
これら本発明の第1ないし第4のハイブリッド自動車において、前記駆動軸の回転数を検出する駆動軸回転数検出手段を備え、前記制御手段は、前記電動機を前記伝達解除手段により接続したときに該電動機が前記駆動軸回転数検出手段により検出された回転数に略相当する回転数で回転するよう該電動機を駆動制御した後に前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動機の接続をスムースに行なうことができる。
【0019】
また、本発明の第1ないし第4のハイブリッド自動車において、前記伝達解除手段は、変更可能な変速比をもって前記電動機からの動力を変速して前記駆動軸に伝達可能な手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動機からの動力を変速して駆動軸に伝達することができる。
【0020】
本発明の第1ないし第4のハイブリッド自動車において、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸とに接続され該3軸のいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な前記電動機とは異なる第2の電動機と、を備えるものとすることもできる。
【0021】
本発明の第1ないし第4のハイブリッド自動車において、前記内燃機関の出力軸に接続された第1のロータと前記駆動軸に接続された第2のロータとを有し、電力の入出力を伴って該第1のロータと該第2のロータとで動力の授受を行なう対ロータ電動機を備えるものとすることもできる。
【0022】
本発明の第1ないし第4のハイブリッド自動車において、前記内燃機関の出力軸の動力を変更可能な変速比をもって車軸に伝達する内燃機関用変速手段と、車両の走行状態に基づいて前記内燃機関用変速手段の変速比を制御する内燃機関用変速制御手段と、を備えるものとすることもできる。
【0023】
これら上述の第1ないし第4のハイブリッド自動車を包含する上位概念として、本発明のハイブリッド自動車は、
内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
前記電動機への駆動要求が低いときには前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とするものと考えることができる。
【0024】
この上位概念としての本発明のハイブリッド自動車では、電動機への駆動要求が低いときには電動機からの動力が駆動軸に伝達されないように制御する。この「電動機への駆動要求が低いとき」としては、上述の第1および第2のハイブリッド自動車では「シフト位置がニュートラルとされたとき」が相当し、第3のハイブリッド自動車では「電動機から出力すべきトルクが値0の駆動状態を含む所定の駆動状態の範囲内の目標駆動状態が設定されたとき」が相当し、第4のハイブリッド自動車では「内燃機関と電動機とから出力すべき目標動力として所定動力未満の目標動力が設定されたとき」が相当する。こうした制御により、この上位概念化された本発明のハイブリッド自動車では、電動機が連れ回されることによって生じる電動機の逆起電力の影響としての予期しない制動力が作用することを抑止することができる効果や効率の低い範囲での電動機の駆動を抑止することができる効果,電動機を良好な状態で作動させることができる効果などを奏することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。第1実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、変速機60を介して動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
【0026】
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
【0027】
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32には変速機60を介してモータMG2がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32に出力する。リングギヤ32は、ギヤ機構37,デファレンシャルギヤ38を介して車両前輪の駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ギヤ機構37,デファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。なお、駆動系として見たときの動力分配統合機構30に接続される3軸は、キャリア34に接続されたエンジン22の出力軸であるクランクシャフト26,サンギヤ31に接続されモータMG1の回転軸となるサンギヤ軸31aおよびリングギヤ32に接続されると共に駆動輪39a,39bに機械的に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aとなる。
【0028】
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2から生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1とモータMG2とにより電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号やモータMG2の温度を検出する温度センサ46からのモータ温度θm,図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
【0029】
変速機60は、モータMG2の回転軸48とリングギヤ軸32aとの接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータMG2の回転軸48の回転数を2段に減速してリングギヤ軸32aに伝達できるよう構成されている。変速機60の構成の一例を図2に示す。この図2に示す変速機60は、ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aは、外歯歯車のサンギヤ61と、このサンギヤ61と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62と、サンギヤ61に噛合する複数の第1ピニオンギヤ63aと、この第1ピニオンギヤ63aに噛合すると共にリングギヤ62に噛合する複数の第2ピニオンギヤ63bと、複数の第1ピニオンギヤ63aおよび複数の第2ピニオンギヤ63bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア64とを備えており、サンギヤ61はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構60bは、外歯歯車のサンギヤ65と、このサンギヤ65と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66と、サンギヤ65に噛合すると共にリングギヤ66に噛合する複数のピニオンギヤ67と、複数のピニオンギヤ67を自転かつ公転自在に保持するキャリア68とを備えており、サンギヤ65はモータMG2の回転軸48に、キャリア68はリングギヤ軸32aにそれぞれ連結されていると共にリングギヤ66はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bとは、リングギヤ62とリングギヤ66、キャリア64とキャリア68とによりそれぞれ連結されている。変速機60は、ブレーキB1,B2を共にオフとすることによりモータMG2の回転軸48をリングギヤ軸32aから切り離すことができ、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。なお、ブレーキB1,B2を共にオンとする状態は回転軸48やリングギヤ軸32aの回転を禁止するものとなる。
【0030】
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
【0031】
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量に対応したアクセル開度Accを検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60のブレーキB1,B2の図示しないアクチュエータに駆動信号などが出力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
【0032】
こうして構成された第1実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクT*および要求パワーP*を計算し、計算した要求トルクT*および要求パワーP*がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求パワーP*に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求パワーP*とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求パワーP*がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求パワーP*に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、こうした各運転モードでは、モータMG1についてはエンジン22を効率よく運転する運転ポイントの回転数となるよう目標回転数Nm1*が設定されて回転数制御がなされ、モータMG2についてはリングギヤ軸32aに要求トルクT*が出力されるようトルク指令Tm2*が設定されて駆動制御される。
【0033】
次に、第1実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にモータMG2の接続と切り離しの動作について説明する。図3は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるモータ接続処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。
【0034】
モータ接続処理が実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPやモータMG2の回転数Nm2,ブレーキB1,B2の状態,車速センサ88からの車速Vなどの処理に必要なデータを読み込む処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG2の回転数Nm2の入力は、モータECU40により計算された回転数Nm2を通信により行ない、ブレーキB1,B2の状態の読み込みは、ハイブリッド用電子制御ユニット70の出力ポートから出力した直前のオンオフ信号をRAM76の所定アドレスに格納しておいたものを読み込むことにより行なわれる。
【0035】
続いて、シフトポジションSPがニュートラル(以下、Nレンジという)であるか否かを判定する(ステップS110)。シフトポジションSPがNレンジでないときには、ブレーキB1,B2が共にオフとされているかを判定する(ステップS120)。ここで、通常はブレーキB1,B2を共にオフとしないから、この判定は否定的な結果となり、本ルーチンを終了する。即ち、通常に走行している状態では、このモータ接続処理では、情報を読み込むだけで終了するのである。
【0036】
走行中に運転者がシフトレバー81を操作してシフトポジションSPがNレンジとされると、ステップS110で肯定的な結果となり、車速Vが閾値Vref以上であるか否かを判定する(ステップS150)。ここで、閾値Vrefは、モータMG2を連れ回したときに生じるモータMG2の逆起電力が無視することができない程度の大きさとなる車速として設定されている。車速Vが閾値Vref未満のときには、モータMG2の逆起電力を考慮する必要がないと判断して、この処理を終了し、車速Vが閾値Vref以上のときには、モータMG2に大きな逆起電力を発生させないようブレーキB1,B2を共にオフとして(ステップS160)、この処理を終了する。
【0037】
モータMG2に大きな逆起電力を発生させないようブレーキB1,B2を共にオフとされた後に運転者がシフトレバー81を操作してシフトポジションSPがNレンジ以外のポジションとなったときには、ステップS120でブレーキB1,B2が共にオフであると判定され、モータMG2が車速VにHiギヤの状態のときのギヤ比kを乗じて計算される回転数で回転するようモータMG2を制御し(ステップS130)、ブレーキB1をオンとして変速機60をHiギヤの状態とし(ステップS140)、この処理を終了する。こうしてモータMG2を接続することにより、接続時に生じ得るトルクショックを抑止することができる。
【0038】
以上説明した第1実施例のハイブリッド自動車20によれば、走行中に運転者がシフトレバー81をNレンジに操作したときには、ブレーキB1,B2をオフとしてモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離すから、モータMG2を連れ回すことによって生じるモータMG2の逆起電力の影響、即ち、予期しない制動トルクが作用するのを抑止することができる。また、第1実施例のハイブリッド自動車20では、走行中に運転者がシフトレバー81をNレンジに操作した後に他のポジションに操作したときには、切り離したモータMG2を直ちに接続するから、運転者の走行の意志に迅速に対応することができる。しかも、モータMG2を接続する際には、接続状態がHiギヤの状態となるようにすると共にモータMG2の回転数をHiギヤの状態にしたときの回転数となるようモータMG2を制御した後で接続するから、モータMG2の接続の際に生じ得るトルクショックを抑止することができる。
【0039】
第1実施例のハイブリッド自動車20では、閾値Vref以上の車速で走行している最中に運転者がシフトレバー81をNレンジに操作したときに、ブレーキB1,B2をオフとしてモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離すものとしたが、モータMG2が閾値Nref以上の回転数となって走行している最中に運転者がシフトレバー81をNレンジに操作したときに、ブレーキB1,B2をオフとしてモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離すものとしてもよい。この場合のモータ接続処理を図4に示す。図4のモータ接続処理は、図3の処理のステップS150の車速Vと閾値Vrefとの比較の処理をモータMG2の回転数Nm2と閾値Nrefとの比較の処理に置き換えたものである。ここで、閾値Nrefは、モータMG2を連れ回したときに生じるモータMG2の逆起電力が無視することができない程度の大きさとなるモータMG2の回転数として設定されている。こうすれば、変速機60の状態、即ち、Loギヤの状態であるかHiギヤの状態であるかに拘わらず、モータMG2を連れ回すことによって生じるモータMG2の逆起電力の影響、即ち、予期しない制動トルクが作用するのを抑止することができる。
【0040】
次に、本発明の第2実施例としてのハイブリッド自動車20Bについて説明する。第2実施例のハイブリッド自動車20Bは、図1および図2に例示した第1実施例のハイブリッド自動車20と同一のハード構成をしている。以下の第2実施例のハイブリッド自動車20Bについての説明では、第1実施例のハイブリッド自動車20のハード構成で用いた符号を用いて説明する。なお、ハード構成以外の符号についても特に明示しない限り同一の意味として用いる。
【0041】
第2実施例のハイブリッド自動車20Bでは、図5に例示するモータ接続処理によりモータMG2の接続や切り離しが行なわれる。この処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。モータ接続処理が実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、温度センサ46からのモータMG2のモータ温度θmや要求トルクT*,モータMG2の回転数Nm2,ブレーキB1,B2の状態などの処理に必要なデータを読み込む処理を実行する(ステップS300)。ここで、要求トルクT*については、図示しないトルク制御ルーチンにより運転モードやアクセル開度Acc,車速Vに基づいて設定されてRAM76の所定アドレスに書き込まれるから、その値を読み込むものとした。なお、モータMG2の回転数Nm2やブレーキB1,B2の状態の読み込みについては前述した。
【0042】
続いて、読み込んだモータ温度θmが閾値θref未満であるか否かを判定する(ステップS310)。ここで、閾値θrefは、モータMG2の許容動作温度の上限より低い値やモータMG2が効率よく運転できる温度範囲の上限より若干低い値として設定されている。いま、モータ温度θmが閾値θrefより低い状態から閾値θref以上の状態となり、再び閾値θref以下の状態となるときを考える。
【0043】
まず、モータ温度θmが閾値θrefより低い状態のときには、モータ温度θmは閾値θref未満であるから、ブレーキB1,B2が共にオフとされているか否かを判定する(ステップS320)。通常はブレーキB1,B2を共にオフとしないから、この判定は否定的な結果となり、本ルーチンを終了する。即ち、通常に走行している状態では、このモータ接続処理では、情報を読み込むだけで終了するのである。
【0044】
モータ温度θmが閾値θref以上となると、ステップS310で肯定的な結果となり、要求トルクT*が閾値Tref未満であるか否かを判定する(ステップS350)。ここで、閾値Trefは、モータMG2を停止してもエンジン22からの動力だけで走行可能な要求トルクとして設定されており、アクセル開度Accや車速Vなどにより定めることができる。要求トルクT*が閾値Tref以上のときには、モータMG2からの動力も必要と判断して、この処理を終了し、要求トルクT*が閾値Tref未満のときには、エンジン22からの動力だけで走行可能と判断して、ブレーキB1,B2を共にオフとしてモータMG2を切り離し(ステップS360)、この処理を終了する。
【0045】
モータ温度θmが閾値θref以上となってモータMG2が切り離された後にモータ温度θmが閾値θref未満となったときには、ステップS320でブレーキB1,B2が共にオフであると判定され、モータMG2が車速VにHiギヤの状態のときのギヤ比kを乗じて計算される回転数で回転するようモータMG2を制御し(ステップS330)、ブレーキB1をオンとして変速機60をHiギヤの状態とし(ステップS340)、この処理を終了する。こうしてモータMG2を接続することにより、接続時に生じ得るトルクショックを抑止することができる。
【0046】
以上説明した第2実施例のハイブリッド自動車20Bによれば、モータMG2の温度θmが閾値θref以上となったときには、ブレーキB1,B2をオフとしてモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離すから、モータMG2の駆動を停止させて冷却することができる。この結果、モータMG2が効率の悪い高温状態で運転されることを防止することができる。しかも、モータMG2の温度θmが閾値θref以上となっても、要求トルクT*が大きいときにはそのままモータMG2を駆動させるから、運転者の走行要求に対応したものとすることができる。また、第2実施例のハイブリッド自動車20Bでは、モータMG2の温度θmが閾値θref未満となってモータMG2を接続する際には、接続状態がHiギヤの状態となるようにすると共にモータMG2の回転数をHiギヤの状態にしたときの回転数となるようモータMG2を制御した後で接続するから、モータMG2の接続の際に生じ得るトルクショックを抑止することができる。
【0047】
次に、本発明の第3実施例としてのハイブリッド自動車20Cについて説明する。第3実施例のハイブリッド自動車20Cは、図1および図2に例示した第1実施例のハイブリッド自動車20と同一のハード構成をしている。以下の第3実施例のハイブリッド自動車20Cについての説明では、第1実施例のハイブリッド自動車20のハード構成で用いた符号を用いて説明する。なお、ハード構成以外の符号についても特に明示しない限り同一の意味として用いる。
【0048】
第3実施例のハイブリッド自動車20Cでは、図6に例示するモータ接続処理によりモータMG2の接続や切り離しが行なわれる。この処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。モータ接続処理が実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG2への要求トルクとしてのトルク指令Tm2*やモータMG2への要求パワーPm2*,ブレーキB1,B2の状態などの処理に必要なデータを読み込む処理を実行する(ステップS400)。ここで、モータMG2のトルク指令Tm2*は、前述したが、運転モードやリングギヤ軸32aに要求される要求トルクT*,リングギヤ軸32aの回転数(あるいは車速V),変速機60の状態(Loギヤの状態かHiギヤの状態)などから、効率のよい運転ポイントで運転されるエンジン22から出力された要求パワーP*(バッテリ50の充放電を伴うときにはこれに充放電電力を加えたパワー)を動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによる動力変換でリングギヤ軸32aに要求トルクT*が出力される際に計算されて設定されている。モータへの要求パワーPm2*は、トルク指令Tm2*にモータMG2の回転数Nm2を乗じることにより計算することができる。なお、ブレーキB1,B2の状態の読み込みについては前述した。
【0049】
続いて、読み込んだモータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上であるか否か及び読み込んだ要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上であるか否かを判定する(ステップS410)。ここで、閾値Tmrefは、モータMG2が効率よく運転できる下限のトルクまたはその近傍のトルクとして設定されており、閾値Pmrefは、モータMG2からの要求パワーPm2*をエンジン22からの動力で十分賄うことができる程度の値より小さな値として設定されている。いま、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上か要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上かのいずれかの状態からトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref未満となると共に要求パワーPm2*の絶対値も閾値Pmref未満となる状態となり、再びトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上か要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上かのいずれかの状態となる場合を考える。
【0050】
まず、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上か要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上かのいずれかの状態では、ステップS410では肯定的な結果となり、ブレーキB1,B2が共にオフとされているか否かが判定される(ステップS420)。通常はブレーキB1,B2を共にオフとしないから、この判定は否定的な結果となり、本ルーチンを終了する。
【0051】
モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref未満で要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref未満となると、ステップS410で肯定的な結果となり、モータMG2の効率の悪い範囲での駆動を回避するために、ブレーキB1,B2を共にオフとしてモータMG2を切り離し(ステップS460)、この処理を終了する。
【0052】
モータMG2を切り離した後に再びトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上か要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上かのいずれかの状態となったときには、ステップS420でブレーキB1,B2が共にオフであると判定され、モータMG2が車速VにHiギヤの状態のときのギヤ比kを乗じて計算される回転数で回転するようモータMG2を制御し(ステップS430)、ブレーキB1をオンとして変速機60をHiギヤの状態とし(ステップS440)、この処理を終了する。こうしてモータMG2を接続することにより、接続時に生じ得るトルクショックを抑止することができる。
【0053】
以上説明した第3実施例のハイブリッド自動車20Cによれば、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref未満で要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref未満のときには、ブレーキB1,B2をオフとしてモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離すから、効率の悪い範囲でのモータMG2の駆動を抑止することができる。この結果、自動車全体としてのエネルギ効率を向上させることができる。また、第3実施例のハイブリッド自動車20Cでは、モータMG2を切り離した後にトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上か要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上かのいずれかの状態となったときには、切り離したモータMG2を直ちに接続するから、運転者の走行の意志に迅速に対応することができる。しかも、モータMG2を接続する際には、接続状態がHiギヤの状態となるようにすると共にモータMG2の回転数をHiギヤの状態にしたときの回転数となるようモータMG2を制御した後で接続するから、モータMG2の接続の際に生じ得るトルクショックを抑止することができる。
【0054】
第3実施例のハイブリッド自動車20Cでは、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上か要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上かのいずれかの状態のときにはモータMG2が接続された状態とし、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref未満となると共に要求パワーPm2*の絶対値も閾値Pmref未満となる状態となったときにモータMG2を切り離すものとしたが、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref以上のときにはモータMG2を接続した状態とし、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が閾値Tmref未満となったときにモータMG2を切り離すものとしたり、モータMG2の要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref以上のときにはモータMG2を接続した状態とし、モータMG2の要求パワーPm2*の絶対値が閾値Pmref未満となったときにモータMG2を切り離すものとしてもかまわない。
【0055】
以上、図1および図2に示すハイブリッド自動車20,20B,20CにおけるモータMG2の切り離しと接続に関する処理(モータ接続処理)について図3ないし図6を用いて説明した。こうしたモータ接続処理は、各々が単独で動作するものとしてもよいし、任意の2つまたは3つのモータ接続処理を組み合わせて動作するものとしてもよい。
【0056】
実施例のハイブリッド自動車20,20B,20Cでは、変速機60として2段に変速できると共にモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離し可能なものを用いたが、モータMG2をリングギヤ軸32aから切り離し可能であれば、3段以上の有段変速機を用いてもよく、無段変速機を用いるものとしてもよい。また、変速機60を備えないものとしてもかまわない。
【0057】
実施例のハイブリッド自動車20,20B,20Cでは、モータMG2を接続する際には、接続状態がHiギヤの状態となるようにすると共にモータMG2の回転数をHiギヤの状態にしたときの回転数となるようモータMG2を制御した後で接続するものとしたが、接続状態がLoギヤの状態となるようにすると共にモータMG2の回転数をLoギヤの状態にしたときの回転数となるようモータMG2を制御した後で接続するものとしてもよい。また、モータMG2を接続しようとするときの運転モードなどからLoギヤの状態またはHiギヤの状態を選択してLoギヤの状態またはHiギヤの状態の状態としてモータMG2を接続するものとしてもよい。
【0058】
実施例のハイブリッド自動車20,20B,20Cでは、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を変速機60を介してリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪193a,193bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
【0059】
実施例のハイブリッド自動車20,20B,20Cでは、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪39a,39bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。また、図9の変形例にハイブリッド自動車320に例示するように、エンジン22からの動力を変速して駆動輪39a,39bの車軸に接続された駆動軸に出力する変速機330を備えるものとしてもよい。この場合、変速機330は有段変速機であっても無段変速機であってもよい。このようにエンジン22からの動力を変速して駆動輪39a,39bの車軸に接続された駆動軸に出力する変速機330を備える場合、図10の変形例のハイブリッド自動車420に例示するように、モータMG2から変速機60を介して出力される動力を更に変速機330で変速して駆動輪39a,39bに伝達するものとしてもよい。この図10の例では、変速機60に代えてクラッチを用いるものとしてもよい。
【0060】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】変速機60の構成の一例を示す構成図である。
【図3】第1実施例のハイブリッド自動車20におけるモータ接続処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】変形例のモータ接続処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】第2実施例のハイブリッド自動車20Bにおけるモータ接続処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】第3実施例のハイブリッド自動車20Cにおけるモータ接続処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
【図8】変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
【図9】変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。
【図10】変形例のハイブリッド自動車420の構成の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
20,20B,20C,120,220,320,420 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 変速機、60a ダブルピニオンの遊星歯車機構、60b シングルピニオンの遊星歯車機構、61 サンギヤ、62 リングギヤ、63a 第1ピニオンギヤ、63b 第2ピニオンギヤ、64キャリア、65 サンギヤ、66 リングギヤ、67 ピニオンギヤ、68 キャリア、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、193a,193b 駆動輪、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、330 変速機、MG1,MG2 モータ、B1,B2 ブレーキ。

Claims (16)

  1. 内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
    前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
    シフト位置を検出するシフト位置検出手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記シフト位置検出手段によりシフト位置としてニュートラルが検出され前記車速検出手段により所定車速以上の車速が検出されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  2. 内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
    前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
    シフト位置を検出するシフト位置検出手段と、
    前記電動機の回転軸の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記シフト位置検出手段によりシフト位置としてニュートラルが検出され前記回転数検出手段により所定回転数以上の回転数が検出されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  3. 前記制御手段は、前記伝達解除手段により前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されない状態とされている最中に前記シフト位置検出手段によりシフト位置として走行用の位置が検出されたときには、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段である請求項1または2記載のハイブリッド自動車。
  4. 内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
    前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
    運転者の操作に基づいて前記電動機の目標駆動状態を設定する目標駆動状態設定手段と、
    該目標駆動状態設定手段により前記電動機から出力すべきトルクが値0の駆動状態を含む所定の駆動状態の範囲内の目標駆動状態が設定されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  5. 前記所定の駆動状態の範囲は、値0を含む所定の動力の範囲である請求項4記載のハイブリッド自動車。
  6. 前記所定の駆動状態の範囲は、値0を含む所定のトルクの範囲である請求項4または5記載のハイブリッド自動車。
  7. 前記制御手段は、前記伝達解除手段により前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されない状態とされている最中に前記目標駆動状態設定手段により前記所定の駆動状態の範囲外の目標駆動状態が設定されたときには、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段である請求項4ないし6いずれか記載のハイブリッド自動車。
  8. 内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
    前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
    前記電動機の温度を検出する温度検出手段と、
    運転者の操作に基づいて前記内燃機関と前記電動機とから出力すべき目標動力を設定する目標動力設定手段と、
    前記温度検出手段により所定温度以上の温度が検出され前記目標動力設定手段により所定動力未満の目標動力が設定されたとき、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  9. 前記所定動力は、前記電動機を停止した状態で前記内燃機関から出力可能な動力の範囲内である請求項8記載のハイブリッド自動車。
  10. 前記制御手段は、前記伝達解除手段により前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されない状態とされている最中に前記目標動力設定手段により前記所定動力を超える第2の所定動力以上の目標動力が設定されたとき又は前記温度検出手段により所定温度未満の第2の所定温度以下の温度が検出されたときには、前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段である請求項9記載のハイブリッド自動車。
  11. 請求項3,7,10のいずれか記載のハイブリッド自動車であって、
    前記駆動軸の回転数を検出する駆動軸回転数検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記電動機を前記伝達解除手段により接続したときに該電動機が前記駆動軸回転数検出手段により検出された回転数に略相当する回転数で回転するよう該電動機を駆動制御した後に前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されるよう前記伝達解除手段を制御する手段である
    ハイブリッド自動車。
  12. 前記伝達解除手段は、変更可能な変速比をもって前記電動機からの動力を変速して前記駆動軸に伝達可能な手段である請求項1ないし11いずれか記載のハイブリッド自動車。
  13. 請求項1ないし12いずれか記載のハイブリッド自動車であって、
    前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸とに接続され、該3軸のいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    前記第3の軸に動力を入出力可能な前記電動機とは異なる第2の電動機と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  14. 前記内燃機関の出力軸に接続された第1のロータと前記駆動軸に接続された第2のロータとを有し、電力の入出力を伴って該第1のロータと該第2のロータとで動力の授受を行なう対ロータ電動機を備える請求項1ないし12いずれか記載のハイブリッド自動車。
  15. 請求項1ないし12いずれか記載のハイブリッド自動車であって、
    前記内燃機関の出力軸の動力を変更可能な変速比をもって車軸に伝達する内燃機関用変速手段と、
    車両の走行状態に基づいて前記内燃機関用変速手段の変速比を制御する内燃機関用変速制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  16. 内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なハイブリッド自動車であって、
    前記電動機から車軸に接続された駆動軸への動力の伝達および伝達の解除を行なう伝達解除手段と、
    前記電動機への駆動要求が低いときには前記電動機からの動力が前記駆動軸に伝達されないよう前記伝達解除手段を制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
JP2003070041A 2003-03-14 2003-03-14 ハイブリッド自動車 Expired - Fee Related JP3901116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003070041A JP3901116B2 (ja) 2003-03-14 2003-03-14 ハイブリッド自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003070041A JP3901116B2 (ja) 2003-03-14 2003-03-14 ハイブリッド自動車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004282886A true JP2004282886A (ja) 2004-10-07
JP3901116B2 JP3901116B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=33286895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003070041A Expired - Fee Related JP3901116B2 (ja) 2003-03-14 2003-03-14 ハイブリッド自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3901116B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202383A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Denso Corp 電気自動車の制御装置
US8046123B2 (en) 2005-12-26 2011-10-25 Denso Corporation Control apparatus for electric vehicles
WO2012026044A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 トヨタ自動車株式会社 車両用制御装置
WO2012101878A1 (ja) * 2011-01-25 2012-08-02 日野自動車株式会社 制御装置、ハイブリッド自動車および制御方法、並びにプログラム
US8257213B2 (en) 2006-03-29 2012-09-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid driving apparatus, and control method thereof
WO2017068256A1 (fr) * 2015-10-23 2017-04-27 Renault S.A.S Transmission hybride pour véhicule automobile

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09280083A (ja) * 1996-04-15 1997-10-28 Toyota Motor Corp ハイブリッド車
JP2000224713A (ja) * 1999-02-03 2000-08-11 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2003063265A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両の駆動力分配装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09280083A (ja) * 1996-04-15 1997-10-28 Toyota Motor Corp ハイブリッド車
JP2000224713A (ja) * 1999-02-03 2000-08-11 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2003063265A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車両の駆動力分配装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8046123B2 (en) 2005-12-26 2011-10-25 Denso Corporation Control apparatus for electric vehicles
JP2007202383A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Denso Corp 電気自動車の制御装置
US8257213B2 (en) 2006-03-29 2012-09-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid driving apparatus, and control method thereof
JP5585656B2 (ja) * 2010-08-27 2014-09-10 トヨタ自動車株式会社 車両用制御装置
WO2012026044A1 (ja) * 2010-08-27 2012-03-01 トヨタ自動車株式会社 車両用制御装置
DE112010005824B4 (de) * 2010-08-27 2016-04-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung für ein Fahrzeug
DE112010005824T5 (de) 2010-08-27 2013-06-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung für ein Fahrzeug
US20130151057A1 (en) * 2010-08-27 2013-06-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for a vehicle
US8983696B2 (en) 2010-08-27 2015-03-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for a vehicle
CN103153740A (zh) * 2011-01-25 2013-06-12 日野自动车株式会社 控制装置、混合动力汽车、控制方法、以及程序
US8818578B2 (en) 2011-01-25 2014-08-26 Hino Motors, Ltd. Control device, hybrid vehicle, control method, and computer program
JPWO2012101878A1 (ja) * 2011-01-25 2014-06-30 日野自動車株式会社 制御装置、ハイブリッド自動車および制御方法、並びにプログラム
WO2012101878A1 (ja) * 2011-01-25 2012-08-02 日野自動車株式会社 制御装置、ハイブリッド自動車および制御方法、並びにプログラム
WO2017068256A1 (fr) * 2015-10-23 2017-04-27 Renault S.A.S Transmission hybride pour véhicule automobile
FR3042742A1 (fr) * 2015-10-23 2017-04-28 Renault Sas Transmission hybride pour vehicule automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JP3901116B2 (ja) 2007-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3707411B2 (ja) 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP4086043B2 (ja) ハイブリッド車およびその走行抵抗の測定方法
JP4176080B2 (ja) 動力伝達装置および動力出力装置並びにこれを搭載する自動車、動力出力装置の制御方法
JP2006161778A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御装置,動力出力装置の制御方法
JP2007069625A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP4209375B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP3901116B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP4254781B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4277841B2 (ja) 車両および走行用パワーの表示方法
JP2004056922A (ja) 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP3846401B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP4005589B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力伝達装置
JP4088572B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車
JP3852595B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP4005587B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力伝達装置,動力出力装置の制御方法
JP2004236406A (ja) 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP2007131047A (ja) ハイブリッド車および駆動装置,ハイブリッドの制御方法
JP4030532B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置,動力出力装置の制御方法
JP4299287B2 (ja) 車両およびその制御方法並びに車載用の駆動装置
JP3984229B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載した自動車並びにその制御方法
JP2006014387A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP3960300B2 (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びにこれを搭載する自動車
JP3962391B2 (ja) ハイブリッド車両の動力出力装置およびハイブリッド車両並びにハイブリッド車両の動力出力装置の制御方法
JP2004156763A (ja) ハイブリッド自動車
JP4054005B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061225

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees