JP2004282333A - 構内交換機 - Google Patents
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Abstract
【課題】予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる構内交換機を提供することを目的とする。
【解決手段】記憶媒体15から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段17に記憶するとともに、記憶手段17に記憶した文字列ファイルデータ17aに従って、内線電話機2の表示部に文字列を表示するLCD制御手段20bとを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】記憶媒体15から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段17に記憶するとともに、記憶手段17に記憶した文字列ファイルデータ17aに従って、内線電話機2の表示部に文字列を表示するLCD制御手段20bとを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内線電話機の表示部に文字列を表示可能な構内交換機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、着信や発信の状態や操作ボタンの操作指示等を内線電話機の表示部に表示するボタン電話装置等の構内交換機がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような構内交換機は、内線電話機の表示部に表示する着信や発信の状態や操作ボタンの操作指示等の文字列データを記憶手段に記憶しておき、その記憶手段から取出して、状況に応じた文字列を表示部に表示させるものであり、内線電話機の利用者に種々の情報を提供できる点で便利である。
【0004】
一方、このような構内交換機を、言語の異なる複数の国で販売するためには、国ごとに言語の異なる文字列データを記憶した構内交換機を開発する必要があり、このような場合に販売台数が少ないと非効率的となり生産性が低くなる。そこで予め複数の言語の文字列データを記憶しておき、内線ごとに使用する文字列データを割当てることによって対応することも考えられる(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−283797号公報
【特許文献2】
特開昭60−64560号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(特許文献2)のように複数の言語の文字列データを記憶しておき、内線毎に使用する文字列データを割当てる場合、言語の数が多くなればなるほど記憶手段として確保すべき記憶容量が大きくなり、また、内線毎に文字データを選択する作業も煩わしくなるという課題があった。さらに、記憶手段に記憶していない言語の文字列データを簡単に追加することもできない。
【0007】
本発明は、上記従来の課題に鑑み、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる構内交換機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するために、表示部を備えた複数の内線電話機を接続するための内線インターフェイスと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、該文字列ファイルデータに従って内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
これにより、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる構内交換機を提供することができるようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明は、表示部を備えた内線電話機を接続可能な構内交換機であって、表示部を備えた複数の内線電話機を接続するための内線インターフェイスと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、該文字列ファイルデータに従って内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする構内交換機であり、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができるという作用を有する。
【0011】
本発明の第2の発明は、第1の発明において、制御手段は、記憶媒体読込手段により読み出したデータに予め設定された文字列ファイル名のデータがあった場合に、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶することを特徴とする構内交換機であり、文字列ファイルデータ以外のデータが記憶媒体に記憶されている場合に、誤って記憶手段に記憶することを防止することができるという作用を有する。従って、文字列ファイルデータ以外のデータを記憶手段に記憶することによって、内線電話機に解読不能な文字列が表示されることを避けることができる。
【0012】
本発明の第3の発明は、第2の発明において、制御手段は、記憶媒体に予め設定された文字列ファイル名のデータが2以上存在していると判定した場合には、存在する文字列ファイル名のデータ全てを読み出して、記憶手段に記憶することを特徴とする構内交換機であり、複数の文字列ファイルデータ記憶手段に記憶することができるという作用を有する。
【0013】
本発明の第4の発明は、第3の発明において、内線電話機ごとに、記憶手段に記憶した文字列ファイルの1つを対応付ける内線電話機言語テーブルが設けられたことを特徴とする構内交換機であり、内線電話機毎に利用者に応じた言語の文字列等の表示を行うことができるという作用を有する。
【0014】
本発明の第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明において、制御手段は、電源が入力された場合または読み込み要求があった場合に、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶することを特徴とする構内交換機であり、電源立ち上げ時に自動的に、または利用者や設置者からの要求(PC等を使用して命令)をしたときのみ記憶媒体の文字列ファイルデータを読み出すことができるため、内線電話機2の表示手段に文字列を表示する際、わざわざ記憶媒体読込手段を動作させて記憶手段から言語データを読み込む必要がないので、表示手段への表示の遅延を防ぐことができ、更に記憶媒体読込手段16の寿命が短くなることを防ぐことも可能となるという作用を有する。
【0015】
本発明の第6の発明は、第4または5の発明において、制御手段は、内線電話機の表示部に表示した文字列を変更するときに、内線電話機言語テーブルを参照して、表示部に表示する文字列ファイルを選択するとともに、該選択した文字列ファイルを記憶手段から取り出して、内線電話機の表示部に文字列を変更表示することを特徴とする構内交換機であり、内線電話機の表示手段にメッセージを表示する直前に、言語データを選択し、表示に必要なメッセージを取り出すので、表示に不要なメッセージを言語データテーブル以外で保持する必要がなくなるという作用を有する。
【0016】
本発明の第7の発明は、第1〜6のいずれかの発明において、所定の言語で記述された基本文字列ファイルを記憶する第2の記憶手段を備え、制御手段は、電源が入力された場合または読み込み要求があった場合に、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出すことができないと判定した場合には、第2の記憶手段に記憶した基本文字列ファイルの文字列データを読み出して、内線電話機の表示部に文字列として表示することを特徴とする構内交換機であり、記憶媒体がない場合や記憶媒体に所定のデータがない等でも、内線電話機の表示手段に所定の言語の文字列を表示することが可能となり、また構内交換機に記憶しておくべき言語データが一つでよいので、記憶手段に確保しておくべき記憶領域も少なくて済むという作用を有する。
【0017】
本発明の第8の発明は、表示部を備えた内線電話機を接続可能な構内交換機であって、第1の言語で記述された複数の文字列から構成される第1の文字列ファイルと第2の言語で記述された複数の文字列から構成される1以上の第2の文字列ファイルとが同一の配列構造で対応付けられて記憶可能な第1の記憶手段と、内線インターフェイスごとに第1の文字列ファイルまたは第2の文字列ファイルを指定する指定手段と、指定手段により指定され、内線電話機が接続される内線インターフェイスごとに第1の文字列ファイルまたは第2の文字列ファイルを関連付けた電話機言語テーブルと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、電源が入力されたとき記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体読込手段により読み出したデータに予め設定された文字列ファイルのファイル名があった場合には、記憶媒体読込手段により記憶媒体から文字列ファイルを読み出させるとともに、所定の順序で配列構造の1以上の文字列ファイルとして第1の記憶手段に記憶させ、内線電話機言語テーブルに基づいて、記憶手段の文字列ファイルを選択するとともに、該文字列ファイルから内線電話機の表示部に表示する文字列を取り出して、内線電話機に送信する制御手段と、を備えたことを特徴とする構内交換機であり、ユーザの設置環境毎に必要な言語データを記憶媒体に記憶しておきさえすれば、交換機への電源入力(電源ON)の際に、記憶媒体から言語データを読み込んで構内交換機内部の記憶手段記憶するので、不必要な言語データを記憶しておく必要がなく、記憶手段を効率よく使用することができる。また、内線電話機の表示手段に文字列を表示する際、わざわざ記憶媒体読込手段を動作させて記憶手段から言語データを読み込む必要がないので、表示手段への表示の遅延を防ぐことができ、更に記憶媒体読込手段の寿命が短くなることを防ぐことも可能となるという作用を有する。
【0018】
本発明の第9の発明は、第8の発明において、所定の言語で記述される複数の文字列を有する基本文字列ファイルを記憶する第2の記憶手段を備え、制御手段は、記憶媒体読込手段により読み出したデータに文字列ファイルのファイル名がなかった場合には、第2の記憶手段から基本文字列ファイルを取り出し、該基本文字列ファイルを、第1の文字列ファイルとして第1の記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項9に記載の構内交換機であり、記憶媒体がない場合や記憶媒体に所定のデータがない等でも、内線電話機の表示手段に所定の言語の文字列を表示することが可能となり、また構内交換機に記憶しておくべき言語データが一つでよいので、記憶手段に確保しておくべき記憶領域も少なくて済むという作用を有する。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における構内交換機の構成図、図2は本発明の実施の形態1における言語データテーブル図、図3は本発明の実施の形態1における内線言語データテーブル図、図4は本発明の実施の形態1における言語テーブルの構成図である。
【0021】
図1において、1は構内交換機、2,2a,・・,2nは内線電話機である。内線電話機2は内線電話機2a,・・,2nの総称である。11はアナログ電話回線との接続及び通信を行うアナログ外線インターフェイス、12はデジタル電話回線との接続及び通信を行うデジタル外線インターフェイス、13a〜13nは内線電話機2a,・・,2nを接続するための内線インターフェイス、14はアナログ外線インターフェイス11、デジタル外線インターフェイス12、内線インターフェイス13a〜13n間の音声信号の接続及び切断を行うためのスイッチ手段、15はメモリーカードなどの記憶媒体、16は脱着可能な記憶媒体15に記憶された文字列ファイルなどのデータを読み取るための記憶媒体読込手段、17はプログラムや各種設定内容を記憶するとともにデータ書き込みと読出しを行う記憶手段、17aは記憶手段17に設けられた言語データテーブル、17bは記憶手段17に設けられた電話機言語テーブルである。この言語データテーブル17aは、記憶媒体読込手段16により記憶媒体15から読み取られた1以上の文字列ファイルデータをテーブル番号と関連付けたテーブルであり、また、電話機言語テーブル17bは、言語データテーブル17aに記憶された文字列ファイルデータのうち、内線電話機で使用する言語データの一つを内線毎に関連付けたテーブルである。なお、ここで文字列ファイルデータとは、所定の言語で記述された1または2以上の文字列を有するファイルデータであり、ファイル名が与えられているものである。例えば、言語データでいえば、日本語の文字列ファイルデータは、日本語で記述された複数の表示用メッセージ「着信」「メッセージあり」等の文字列を所定の順序で配列したファイルデータであり、ファイル名として「jp」等が付与される。そして、電話機言語テーブル17bには、こうした複数の言語文字列ファイルデータが表示用メッセージごとに対応付けられた配列の構造で格納される。なお、実施の形態1においては、文字列ファイルデータとして言語データを挙げているが、言語データに限られない。
【0022】
18は後述するパーソナルコンピュータ(以下、PC)を接続可能に構成され、PCと制御手段間の通信を行うためのPCインターフェイス、19はPCであり、このPCからPCインターフェイス18を介して、構内交換機1の様々な設定が可能である。
【0023】
20は構内交換機1全体を制御する制御手段、20aはファイル制御手段、20bはLCD制御手段、20cはサービス制御手段、20dは内線制御手段である。ここで、ファイル制御手段20aは、電源が入力されたときあるいはPC19からPCインターフェイス18を介して要求を受けたときなどに、記憶媒体読込手段16を動作させ、記憶媒体15に予め設定しておいた文字列ファイルのファイル名があった場合には、記憶媒体15から文字列ファイルを読み出し、この文字列ファイルが1のみのときは、第1の文字列ファイルとして、文字列ファイルが2以上のときは、第1の文字列ファイル、第2の文字列ファイル,・・というように、ファイル数に応じて順次、言語データテーブル17aに記憶させるように制御する。
【0024】
なお、このファイル制御手段20aは、文字列ファイルのファイル名称に予め優先度をつけて、優先度の高いものから順に言語データテーブル17aに記憶させることも可能である。このようにすれば、記憶媒体15に記憶されている順番とは関係なく、ユーザによく使用される言語順、例えば第1の文字列ファイルとして英語、第2の文字列ファイルとして日本語、第3の文字列ファイルとして仏語、第4の文字列ファイルとして独語、第5の文字列ファイルとして中国語というような順に自動的に言語データテーブル17aに記憶させることができ、これによって電話機言語テーブル17bを設定するときに、第1の文字列ファイルから読み出せば、高頻度で使用される言語順に選択肢が現れるようになり、設定が容易になる。さらに、PC19から構内交換機1を使用する国名を入力させ、その国で使用される順に優先度をつけるようにすることも、設定を容易にする。
【0025】
また、LCD制御手段20bは、内線電話機2の表示部(この場合、図示しないLCD)に表示すべき文字列ファイルを電話機言語テーブル17bに基づいて判定し、言語データテーブル17aから判定した言語の文字列ファイル、例えばファイル名「jp」のファイルを選択し、そのファイルデータから表示すべき文字列を取り出して、内線電話機2に文字列データを送信する等の制御を行う。
【0026】
図2は言語データテーブル17aの構成を示すもので、このテーブルは、ファイル制御手段20aにより、記憶媒体15から読み出した文字列ファイルデータ(以下、「言語データ」という)の順にテーブル番号と対応付けられて記憶手段17に登録されてものである。例えば、最初に読み出された言語データAはテーブル番号1の位置に格納され、次に読み出された言語データBはテーブル番号2の位置に、3番目に読み出された言語データCはテーブル番号3の位置に格納され、これが繰返されて、言語データJはテーブル番号10の位置に格納される。
【0027】
なお、上述のように言語データに優先度をつけて、優先度の高い方から順にテーブル番号と対応付けるようにしてもよい。このときテーブル番号1が優先度が最も高い言語データと格納箇所となり、テーブル番号2が次に優先度の高い言語データの格納箇所、・・となる。また、言語データの各々は、基本的にそれぞれ異なる言語で構成されるものであって、例えば言語データAは日本語、言語データBは英語、言語データCは仏語というように構成されるが、言語データAと言語データBを同じ言語で構成し、ファイルデータに含まれる文字列の各々を異なる表現とするように構成することも可能である。このようにすれば、博多弁や東北弁のように地方に応じた表現の文字列を内線電話機2の表示部に表示することも可能となる。
【0028】
図3は電話機言語データテーブル17aであり、内線電話機2毎に表示部に表示する言語データの一つが対応付けられて登録される。この対応付けはPC19や内線電話機2から設定可能である。このPC19や内線電話機2等が実施の形態1における指示手段である。図3に示すように、内線電話機「Tel1」はテーブル番号2の言語データB、例えば英語が対応付けられ、内線電話機「Tel2」はテーブル番号1の言語データA、例えば日本語が対応付けられる。設定は、PC19等の画面上で、言語データテーブルに登録された言語データ名を一覧表示し、その中から所望の言語データ名をカーソル等で選択することにより行うことができる。なお、図示しないが、時間ごとに言語データを選択するようにしてもよい。例えば、昼間のうちは、英語の言語データを、夜間は仏語の言語データを一つの内線電話機に設定するようにすれば、一つの内線電話機を昼と夜で異なる者が使用した場合でも、所望の言語を内線電話機に表示することが可能となる。
【0029】
図4は、各言語データが記憶手段17にどのような形態で格納されるのか、データ格納構造を示すものであり、各言語データに含まれる複数の文字列が対応付けられて格納される形態を示している。例えば、メッセージ番号aの領域には、テーブル番号1の記憶領域に格納される言語データが言語データA(例えば、日本語)であれば、「着信」という文字列が、テーブル番号2の領域に格納される言語データが言語データB(例えば、英語)であれば「Incoming Call」という文字列がデータとして格納される。「着信」と「Incoming Call」の文字列の内容は対応している。このようにテーブル番号1,2,3,・・の記憶領域に格納される各言語データは、メッセージ番号で各文字列の内容が同等で対応付けられ、各言語データで同一の配列構造から構成されているため、構内交換機のLCD制御手段20bは、表示すべきメッセージのメッセージ番号から言語データの種類に関わらず、簡単に適切なメッセージを取り出すことが可能となる。
【0030】
また、図4に示すように文字列の内容の配列が言語データに関わらず、一定であれば、メッセージ番号が言語データ内に存在する必要はなく、CSV形式のようなものでもよい。この場合、カンマなどの区切りを基準に文字列の順番をカウントして、適切な文字列を取り出すことができる。なお、リターン区切り等同様である。
【0031】
以上のように構成された構内交換機1について、記憶媒体15から言語データを読み込んで、言語データテーブル17aに登録するまでの動作を図5のフローチャートを用いて以下に具体的に説明する。図5は本発明の実施の形態1における構内交換機の起動時のフローチャートである。
【0032】
まず、構内交換機1のメイン電源をONにすると、制御手段20は構内交換機1の種々のデータを初期化する処理を開始する(S1)。その後、ファイル制御手段20aは、言語データテーブル17aを初期化して、空の状態にする(S2)。テーブル番号1,2,3・・の各記憶領域に言語データが読み込み可能になる。次に、ファイル制御手段20aは、記憶媒体読込手段16を動作させ(S3)、予め設定してある言語データのファイル名と比較し、記憶媒体15に該当するファイル名があった場合には、その言語データのデータを記憶媒体15から読み出し、この言語データが1ファイルのみのときは、第1の言語データとして、言語データが2以上のファイルのときは、第1の言語データ、第2の言語データというように順次、言語データテーブル17aに記憶させるように制御する(S4〜S5)。そして、記憶媒体15に記憶された全言語データのデータを読み込み、読み込むべき言語データがなくなったと判定した場合には、記憶媒体読込手段16の動作を終了する(S6)。また、S4において、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合についても、S6の読込未のファイルがない場合の1つの場合として扱い、記憶媒体読込手段16の動作を終了する(S6)。なお、記憶媒体15に言語データのファイル名があるかどうかの判定は、言語データのファイル名のデータを記憶手段17に記憶しておくことにより行うことができる。
【0033】
このように、本発明の実施の形態1によれば、ユーザの設置環境毎に必要な言語データを記憶媒体15に記憶しておきさえすれば、構内交換機1への電源入力(電源ON)の際に、記憶媒体15から言語データを読み込んで構内交換機1内部の記憶手段17に記憶するので、不必要な言語データを記憶しておく必要がなく、記憶手段17を効率よく使用することができる。また、内線電話機2の表示部に文字列を表示する際、わざわざ記憶媒体読込手段16を動作させて記憶手段17から言語データを読み込む必要がないので、表示部への表示の遅延を防ぐことができ、さらに記憶媒体読込手段16の寿命が短くなることを防ぐことも可能となる。
【0034】
また、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や、記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合には、記憶媒体読込手段16の動作を終了することとしたので、内線電話機2の表示部には文字列が表示されないこととなる。従って、記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていないことや誤った記憶手段17を接続したことを、利用者や設置者などが容易に発見することが可能となる。また、構内交換機1の設定情報データ等、記憶媒体15から構内交換機1が読み込む必要があるデータが存在する場合にも、内線電話機2の表示部には文字列が表示されなければ、設定情報データ等が構内交換機1に読み込まれていないと推測できる点で有効である。
【0035】
なお、本実施の形態1では、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合には、言語データテーブル17aに言語データが登録されないことになるが、構内交換機1に、所定の言語で記述された言語データ(本発明の実施の形態1の基本文字列ファイル)を予め記憶手段17の所定の領域に記憶しておき、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や、記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合に、ファイル制御手段20aにより、記憶手段の所定領域に記憶しておいた言語データを言語データテーブル17aに登録するようにすることもできる。このようにすれば、記憶媒体15がない場合等においても、内線電話機2の表示部にデフォルトで所定の言語の文字列を表示することが可能となり、また構内交換機1に記憶しておくべき言語データが一つでよいので、記憶手段17に確保しておくべき記憶領域も少なくて済む。
【0036】
次に、このように言語データテーブル17aに登録された言語データのデータが、どのように内線電話機2の表示部に表示されるかを図6のシーケンスチャートを用いて以下に具体的に説明する。図6は本発明の実施の形態1における内線電話機への表示動作のフローチャートである。
【0037】
構内交換機1のサービス制御手段20cは、内線制御手段20dに対し、内線A(例えば、内線番号Tel1の内線電話機2a)の表示部にメッセージ番号eを表示するように要求する(S10)。この要求を受けた内線制御手段20dは、LCD制御手段20bに対し、内線A情報(例えば、内線番号Tel1)及びメッセージeを含むメッセージ送信要求を行う(S11)。このメッセージ送信要求を受けたLCD制御手段20bは、送信要求中に含まれる内線A情報に関連する言語データ情報を電話機言語テーブル17bから取り出す。そして、取り出した言語データ情報に対応するテーブル番号2(言語データB)を言語データテーブル17aから選択し、この言語データテーブル17a中のメッセージeに該当するメッセージ「message Waiting」を取り出す(S12)。LCD制御手段20bは取り出したメッセージ「message Waiting」を内線制御手段20dに通知する(S13)。内線制御手段20dは内線A(例えば、内線番号Tel1)に対し、LCD制御手段20bから通知されたメッセージ「message Waiting」を表示するように要求する(S14)。なお、内線制御手段20dは所定間隔でこのメッセージを表示するように要求し、表示内容に変更が生じた場合、LCD制御手段20bからメッセージが通知されたときに、内線電話機2に送信するメッセージ表示要求の内容を変更する。
【0038】
以上のように本実施の形態1によれば、内線電話機2の表示部にメッセージを表示する直前に、言語データを選択し、表示に必要なメッセージを取り出すので、表示に不要なメッセージを言語データテーブル17a以外、例えば内線制御手段20dで保持する必要がなくなる。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、記憶手段に記憶した文字列ファイルデータに従って、内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたので、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択によりきわめて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における構内交換機の構成図
【図2】本発明の実施の形態1における言語データテーブル図
【図3】本発明の実施の形態1における内線言語データテーブル図
【図4】本発明の実施の形態1における言語テーブルの構成図
【図5】本発明の実施の形態1における構内交換機の起動時のフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1における内線電話機への表示動作のフローチャート
【符号の説明】
1 構内交換機
11 アナログ外線インターフェイス
12 デジタル外線インターフェイス
13 内線インターフェイス
14 スイッチ手段
15 記憶媒体
16 記憶媒体読込手段
17 記憶手段
17a 言語データテーブル
17b 電話機言語テーブル
18 PCインターフェイス
19 パーソナルコンピュータ(PC)
20 制御手段
20a ファイル制御手段
20b LCD制御手段
20c サービス制御手段
20d 内線制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、内線電話機の表示部に文字列を表示可能な構内交換機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、着信や発信の状態や操作ボタンの操作指示等を内線電話機の表示部に表示するボタン電話装置等の構内交換機がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような構内交換機は、内線電話機の表示部に表示する着信や発信の状態や操作ボタンの操作指示等の文字列データを記憶手段に記憶しておき、その記憶手段から取出して、状況に応じた文字列を表示部に表示させるものであり、内線電話機の利用者に種々の情報を提供できる点で便利である。
【0004】
一方、このような構内交換機を、言語の異なる複数の国で販売するためには、国ごとに言語の異なる文字列データを記憶した構内交換機を開発する必要があり、このような場合に販売台数が少ないと非効率的となり生産性が低くなる。そこで予め複数の言語の文字列データを記憶しておき、内線ごとに使用する文字列データを割当てることによって対応することも考えられる(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−283797号公報
【特許文献2】
特開昭60−64560号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(特許文献2)のように複数の言語の文字列データを記憶しておき、内線毎に使用する文字列データを割当てる場合、言語の数が多くなればなるほど記憶手段として確保すべき記憶容量が大きくなり、また、内線毎に文字データを選択する作業も煩わしくなるという課題があった。さらに、記憶手段に記憶していない言語の文字列データを簡単に追加することもできない。
【0007】
本発明は、上記従来の課題に鑑み、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる構内交換機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するために、表示部を備えた複数の内線電話機を接続するための内線インターフェイスと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、該文字列ファイルデータに従って内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
これにより、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる構内交換機を提供することができるようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明は、表示部を備えた内線電話機を接続可能な構内交換機であって、表示部を備えた複数の内線電話機を接続するための内線インターフェイスと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、該文字列ファイルデータに従って内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする構内交換機であり、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択により極めて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができるという作用を有する。
【0011】
本発明の第2の発明は、第1の発明において、制御手段は、記憶媒体読込手段により読み出したデータに予め設定された文字列ファイル名のデータがあった場合に、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶することを特徴とする構内交換機であり、文字列ファイルデータ以外のデータが記憶媒体に記憶されている場合に、誤って記憶手段に記憶することを防止することができるという作用を有する。従って、文字列ファイルデータ以外のデータを記憶手段に記憶することによって、内線電話機に解読不能な文字列が表示されることを避けることができる。
【0012】
本発明の第3の発明は、第2の発明において、制御手段は、記憶媒体に予め設定された文字列ファイル名のデータが2以上存在していると判定した場合には、存在する文字列ファイル名のデータ全てを読み出して、記憶手段に記憶することを特徴とする構内交換機であり、複数の文字列ファイルデータ記憶手段に記憶することができるという作用を有する。
【0013】
本発明の第4の発明は、第3の発明において、内線電話機ごとに、記憶手段に記憶した文字列ファイルの1つを対応付ける内線電話機言語テーブルが設けられたことを特徴とする構内交換機であり、内線電話機毎に利用者に応じた言語の文字列等の表示を行うことができるという作用を有する。
【0014】
本発明の第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明において、制御手段は、電源が入力された場合または読み込み要求があった場合に、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶することを特徴とする構内交換機であり、電源立ち上げ時に自動的に、または利用者や設置者からの要求(PC等を使用して命令)をしたときのみ記憶媒体の文字列ファイルデータを読み出すことができるため、内線電話機2の表示手段に文字列を表示する際、わざわざ記憶媒体読込手段を動作させて記憶手段から言語データを読み込む必要がないので、表示手段への表示の遅延を防ぐことができ、更に記憶媒体読込手段16の寿命が短くなることを防ぐことも可能となるという作用を有する。
【0015】
本発明の第6の発明は、第4または5の発明において、制御手段は、内線電話機の表示部に表示した文字列を変更するときに、内線電話機言語テーブルを参照して、表示部に表示する文字列ファイルを選択するとともに、該選択した文字列ファイルを記憶手段から取り出して、内線電話機の表示部に文字列を変更表示することを特徴とする構内交換機であり、内線電話機の表示手段にメッセージを表示する直前に、言語データを選択し、表示に必要なメッセージを取り出すので、表示に不要なメッセージを言語データテーブル以外で保持する必要がなくなるという作用を有する。
【0016】
本発明の第7の発明は、第1〜6のいずれかの発明において、所定の言語で記述された基本文字列ファイルを記憶する第2の記憶手段を備え、制御手段は、電源が入力された場合または読み込み要求があった場合に、記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出すことができないと判定した場合には、第2の記憶手段に記憶した基本文字列ファイルの文字列データを読み出して、内線電話機の表示部に文字列として表示することを特徴とする構内交換機であり、記憶媒体がない場合や記憶媒体に所定のデータがない等でも、内線電話機の表示手段に所定の言語の文字列を表示することが可能となり、また構内交換機に記憶しておくべき言語データが一つでよいので、記憶手段に確保しておくべき記憶領域も少なくて済むという作用を有する。
【0017】
本発明の第8の発明は、表示部を備えた内線電話機を接続可能な構内交換機であって、第1の言語で記述された複数の文字列から構成される第1の文字列ファイルと第2の言語で記述された複数の文字列から構成される1以上の第2の文字列ファイルとが同一の配列構造で対応付けられて記憶可能な第1の記憶手段と、内線インターフェイスごとに第1の文字列ファイルまたは第2の文字列ファイルを指定する指定手段と、指定手段により指定され、内線電話機が接続される内線インターフェイスごとに第1の文字列ファイルまたは第2の文字列ファイルを関連付けた電話機言語テーブルと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、電源が入力されたとき記憶媒体読込手段を動作させ、記憶媒体読込手段により読み出したデータに予め設定された文字列ファイルのファイル名があった場合には、記憶媒体読込手段により記憶媒体から文字列ファイルを読み出させるとともに、所定の順序で配列構造の1以上の文字列ファイルとして第1の記憶手段に記憶させ、内線電話機言語テーブルに基づいて、記憶手段の文字列ファイルを選択するとともに、該文字列ファイルから内線電話機の表示部に表示する文字列を取り出して、内線電話機に送信する制御手段と、を備えたことを特徴とする構内交換機であり、ユーザの設置環境毎に必要な言語データを記憶媒体に記憶しておきさえすれば、交換機への電源入力(電源ON)の際に、記憶媒体から言語データを読み込んで構内交換機内部の記憶手段記憶するので、不必要な言語データを記憶しておく必要がなく、記憶手段を効率よく使用することができる。また、内線電話機の表示手段に文字列を表示する際、わざわざ記憶媒体読込手段を動作させて記憶手段から言語データを読み込む必要がないので、表示手段への表示の遅延を防ぐことができ、更に記憶媒体読込手段の寿命が短くなることを防ぐことも可能となるという作用を有する。
【0018】
本発明の第9の発明は、第8の発明において、所定の言語で記述される複数の文字列を有する基本文字列ファイルを記憶する第2の記憶手段を備え、制御手段は、記憶媒体読込手段により読み出したデータに文字列ファイルのファイル名がなかった場合には、第2の記憶手段から基本文字列ファイルを取り出し、該基本文字列ファイルを、第1の文字列ファイルとして第1の記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項9に記載の構内交換機であり、記憶媒体がない場合や記憶媒体に所定のデータがない等でも、内線電話機の表示手段に所定の言語の文字列を表示することが可能となり、また構内交換機に記憶しておくべき言語データが一つでよいので、記憶手段に確保しておくべき記憶領域も少なくて済むという作用を有する。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における構内交換機の構成図、図2は本発明の実施の形態1における言語データテーブル図、図3は本発明の実施の形態1における内線言語データテーブル図、図4は本発明の実施の形態1における言語テーブルの構成図である。
【0021】
図1において、1は構内交換機、2,2a,・・,2nは内線電話機である。内線電話機2は内線電話機2a,・・,2nの総称である。11はアナログ電話回線との接続及び通信を行うアナログ外線インターフェイス、12はデジタル電話回線との接続及び通信を行うデジタル外線インターフェイス、13a〜13nは内線電話機2a,・・,2nを接続するための内線インターフェイス、14はアナログ外線インターフェイス11、デジタル外線インターフェイス12、内線インターフェイス13a〜13n間の音声信号の接続及び切断を行うためのスイッチ手段、15はメモリーカードなどの記憶媒体、16は脱着可能な記憶媒体15に記憶された文字列ファイルなどのデータを読み取るための記憶媒体読込手段、17はプログラムや各種設定内容を記憶するとともにデータ書き込みと読出しを行う記憶手段、17aは記憶手段17に設けられた言語データテーブル、17bは記憶手段17に設けられた電話機言語テーブルである。この言語データテーブル17aは、記憶媒体読込手段16により記憶媒体15から読み取られた1以上の文字列ファイルデータをテーブル番号と関連付けたテーブルであり、また、電話機言語テーブル17bは、言語データテーブル17aに記憶された文字列ファイルデータのうち、内線電話機で使用する言語データの一つを内線毎に関連付けたテーブルである。なお、ここで文字列ファイルデータとは、所定の言語で記述された1または2以上の文字列を有するファイルデータであり、ファイル名が与えられているものである。例えば、言語データでいえば、日本語の文字列ファイルデータは、日本語で記述された複数の表示用メッセージ「着信」「メッセージあり」等の文字列を所定の順序で配列したファイルデータであり、ファイル名として「jp」等が付与される。そして、電話機言語テーブル17bには、こうした複数の言語文字列ファイルデータが表示用メッセージごとに対応付けられた配列の構造で格納される。なお、実施の形態1においては、文字列ファイルデータとして言語データを挙げているが、言語データに限られない。
【0022】
18は後述するパーソナルコンピュータ(以下、PC)を接続可能に構成され、PCと制御手段間の通信を行うためのPCインターフェイス、19はPCであり、このPCからPCインターフェイス18を介して、構内交換機1の様々な設定が可能である。
【0023】
20は構内交換機1全体を制御する制御手段、20aはファイル制御手段、20bはLCD制御手段、20cはサービス制御手段、20dは内線制御手段である。ここで、ファイル制御手段20aは、電源が入力されたときあるいはPC19からPCインターフェイス18を介して要求を受けたときなどに、記憶媒体読込手段16を動作させ、記憶媒体15に予め設定しておいた文字列ファイルのファイル名があった場合には、記憶媒体15から文字列ファイルを読み出し、この文字列ファイルが1のみのときは、第1の文字列ファイルとして、文字列ファイルが2以上のときは、第1の文字列ファイル、第2の文字列ファイル,・・というように、ファイル数に応じて順次、言語データテーブル17aに記憶させるように制御する。
【0024】
なお、このファイル制御手段20aは、文字列ファイルのファイル名称に予め優先度をつけて、優先度の高いものから順に言語データテーブル17aに記憶させることも可能である。このようにすれば、記憶媒体15に記憶されている順番とは関係なく、ユーザによく使用される言語順、例えば第1の文字列ファイルとして英語、第2の文字列ファイルとして日本語、第3の文字列ファイルとして仏語、第4の文字列ファイルとして独語、第5の文字列ファイルとして中国語というような順に自動的に言語データテーブル17aに記憶させることができ、これによって電話機言語テーブル17bを設定するときに、第1の文字列ファイルから読み出せば、高頻度で使用される言語順に選択肢が現れるようになり、設定が容易になる。さらに、PC19から構内交換機1を使用する国名を入力させ、その国で使用される順に優先度をつけるようにすることも、設定を容易にする。
【0025】
また、LCD制御手段20bは、内線電話機2の表示部(この場合、図示しないLCD)に表示すべき文字列ファイルを電話機言語テーブル17bに基づいて判定し、言語データテーブル17aから判定した言語の文字列ファイル、例えばファイル名「jp」のファイルを選択し、そのファイルデータから表示すべき文字列を取り出して、内線電話機2に文字列データを送信する等の制御を行う。
【0026】
図2は言語データテーブル17aの構成を示すもので、このテーブルは、ファイル制御手段20aにより、記憶媒体15から読み出した文字列ファイルデータ(以下、「言語データ」という)の順にテーブル番号と対応付けられて記憶手段17に登録されてものである。例えば、最初に読み出された言語データAはテーブル番号1の位置に格納され、次に読み出された言語データBはテーブル番号2の位置に、3番目に読み出された言語データCはテーブル番号3の位置に格納され、これが繰返されて、言語データJはテーブル番号10の位置に格納される。
【0027】
なお、上述のように言語データに優先度をつけて、優先度の高い方から順にテーブル番号と対応付けるようにしてもよい。このときテーブル番号1が優先度が最も高い言語データと格納箇所となり、テーブル番号2が次に優先度の高い言語データの格納箇所、・・となる。また、言語データの各々は、基本的にそれぞれ異なる言語で構成されるものであって、例えば言語データAは日本語、言語データBは英語、言語データCは仏語というように構成されるが、言語データAと言語データBを同じ言語で構成し、ファイルデータに含まれる文字列の各々を異なる表現とするように構成することも可能である。このようにすれば、博多弁や東北弁のように地方に応じた表現の文字列を内線電話機2の表示部に表示することも可能となる。
【0028】
図3は電話機言語データテーブル17aであり、内線電話機2毎に表示部に表示する言語データの一つが対応付けられて登録される。この対応付けはPC19や内線電話機2から設定可能である。このPC19や内線電話機2等が実施の形態1における指示手段である。図3に示すように、内線電話機「Tel1」はテーブル番号2の言語データB、例えば英語が対応付けられ、内線電話機「Tel2」はテーブル番号1の言語データA、例えば日本語が対応付けられる。設定は、PC19等の画面上で、言語データテーブルに登録された言語データ名を一覧表示し、その中から所望の言語データ名をカーソル等で選択することにより行うことができる。なお、図示しないが、時間ごとに言語データを選択するようにしてもよい。例えば、昼間のうちは、英語の言語データを、夜間は仏語の言語データを一つの内線電話機に設定するようにすれば、一つの内線電話機を昼と夜で異なる者が使用した場合でも、所望の言語を内線電話機に表示することが可能となる。
【0029】
図4は、各言語データが記憶手段17にどのような形態で格納されるのか、データ格納構造を示すものであり、各言語データに含まれる複数の文字列が対応付けられて格納される形態を示している。例えば、メッセージ番号aの領域には、テーブル番号1の記憶領域に格納される言語データが言語データA(例えば、日本語)であれば、「着信」という文字列が、テーブル番号2の領域に格納される言語データが言語データB(例えば、英語)であれば「Incoming Call」という文字列がデータとして格納される。「着信」と「Incoming Call」の文字列の内容は対応している。このようにテーブル番号1,2,3,・・の記憶領域に格納される各言語データは、メッセージ番号で各文字列の内容が同等で対応付けられ、各言語データで同一の配列構造から構成されているため、構内交換機のLCD制御手段20bは、表示すべきメッセージのメッセージ番号から言語データの種類に関わらず、簡単に適切なメッセージを取り出すことが可能となる。
【0030】
また、図4に示すように文字列の内容の配列が言語データに関わらず、一定であれば、メッセージ番号が言語データ内に存在する必要はなく、CSV形式のようなものでもよい。この場合、カンマなどの区切りを基準に文字列の順番をカウントして、適切な文字列を取り出すことができる。なお、リターン区切り等同様である。
【0031】
以上のように構成された構内交換機1について、記憶媒体15から言語データを読み込んで、言語データテーブル17aに登録するまでの動作を図5のフローチャートを用いて以下に具体的に説明する。図5は本発明の実施の形態1における構内交換機の起動時のフローチャートである。
【0032】
まず、構内交換機1のメイン電源をONにすると、制御手段20は構内交換機1の種々のデータを初期化する処理を開始する(S1)。その後、ファイル制御手段20aは、言語データテーブル17aを初期化して、空の状態にする(S2)。テーブル番号1,2,3・・の各記憶領域に言語データが読み込み可能になる。次に、ファイル制御手段20aは、記憶媒体読込手段16を動作させ(S3)、予め設定してある言語データのファイル名と比較し、記憶媒体15に該当するファイル名があった場合には、その言語データのデータを記憶媒体15から読み出し、この言語データが1ファイルのみのときは、第1の言語データとして、言語データが2以上のファイルのときは、第1の言語データ、第2の言語データというように順次、言語データテーブル17aに記憶させるように制御する(S4〜S5)。そして、記憶媒体15に記憶された全言語データのデータを読み込み、読み込むべき言語データがなくなったと判定した場合には、記憶媒体読込手段16の動作を終了する(S6)。また、S4において、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合についても、S6の読込未のファイルがない場合の1つの場合として扱い、記憶媒体読込手段16の動作を終了する(S6)。なお、記憶媒体15に言語データのファイル名があるかどうかの判定は、言語データのファイル名のデータを記憶手段17に記憶しておくことにより行うことができる。
【0033】
このように、本発明の実施の形態1によれば、ユーザの設置環境毎に必要な言語データを記憶媒体15に記憶しておきさえすれば、構内交換機1への電源入力(電源ON)の際に、記憶媒体15から言語データを読み込んで構内交換機1内部の記憶手段17に記憶するので、不必要な言語データを記憶しておく必要がなく、記憶手段17を効率よく使用することができる。また、内線電話機2の表示部に文字列を表示する際、わざわざ記憶媒体読込手段16を動作させて記憶手段17から言語データを読み込む必要がないので、表示部への表示の遅延を防ぐことができ、さらに記憶媒体読込手段16の寿命が短くなることを防ぐことも可能となる。
【0034】
また、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や、記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合には、記憶媒体読込手段16の動作を終了することとしたので、内線電話機2の表示部には文字列が表示されないこととなる。従って、記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていないことや誤った記憶手段17を接続したことを、利用者や設置者などが容易に発見することが可能となる。また、構内交換機1の設定情報データ等、記憶媒体15から構内交換機1が読み込む必要があるデータが存在する場合にも、内線電話機2の表示部には文字列が表示されなければ、設定情報データ等が構内交換機1に読み込まれていないと推測できる点で有効である。
【0035】
なお、本実施の形態1では、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合には、言語データテーブル17aに言語データが登録されないことになるが、構内交換機1に、所定の言語で記述された言語データ(本発明の実施の形態1の基本文字列ファイル)を予め記憶手段17の所定の領域に記憶しておき、記憶媒体15に所定の言語データのファイル名がなかった場合や、記憶媒体15が記憶媒体読込手段16に接続されていない場合に、ファイル制御手段20aにより、記憶手段の所定領域に記憶しておいた言語データを言語データテーブル17aに登録するようにすることもできる。このようにすれば、記憶媒体15がない場合等においても、内線電話機2の表示部にデフォルトで所定の言語の文字列を表示することが可能となり、また構内交換機1に記憶しておくべき言語データが一つでよいので、記憶手段17に確保しておくべき記憶領域も少なくて済む。
【0036】
次に、このように言語データテーブル17aに登録された言語データのデータが、どのように内線電話機2の表示部に表示されるかを図6のシーケンスチャートを用いて以下に具体的に説明する。図6は本発明の実施の形態1における内線電話機への表示動作のフローチャートである。
【0037】
構内交換機1のサービス制御手段20cは、内線制御手段20dに対し、内線A(例えば、内線番号Tel1の内線電話機2a)の表示部にメッセージ番号eを表示するように要求する(S10)。この要求を受けた内線制御手段20dは、LCD制御手段20bに対し、内線A情報(例えば、内線番号Tel1)及びメッセージeを含むメッセージ送信要求を行う(S11)。このメッセージ送信要求を受けたLCD制御手段20bは、送信要求中に含まれる内線A情報に関連する言語データ情報を電話機言語テーブル17bから取り出す。そして、取り出した言語データ情報に対応するテーブル番号2(言語データB)を言語データテーブル17aから選択し、この言語データテーブル17a中のメッセージeに該当するメッセージ「message Waiting」を取り出す(S12)。LCD制御手段20bは取り出したメッセージ「message Waiting」を内線制御手段20dに通知する(S13)。内線制御手段20dは内線A(例えば、内線番号Tel1)に対し、LCD制御手段20bから通知されたメッセージ「message Waiting」を表示するように要求する(S14)。なお、内線制御手段20dは所定間隔でこのメッセージを表示するように要求し、表示内容に変更が生じた場合、LCD制御手段20bからメッセージが通知されたときに、内線電話機2に送信するメッセージ表示要求の内容を変更する。
【0038】
以上のように本実施の形態1によれば、内線電話機2の表示部にメッセージを表示する直前に、言語データを選択し、表示に必要なメッセージを取り出すので、表示に不要なメッセージを言語データテーブル17a以外、例えば内線制御手段20dで保持する必要がなくなる。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、記憶媒体から文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、記憶手段に記憶した文字列ファイルデータに従って、内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたので、予め記憶手段に言語データを記憶しておかなくても、利用者の選択によりきわめて容易に必要な言語の文字列データを、内線電話機の表示部に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における構内交換機の構成図
【図2】本発明の実施の形態1における言語データテーブル図
【図3】本発明の実施の形態1における内線言語データテーブル図
【図4】本発明の実施の形態1における言語テーブルの構成図
【図5】本発明の実施の形態1における構内交換機の起動時のフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1における内線電話機への表示動作のフローチャート
【符号の説明】
1 構内交換機
11 アナログ外線インターフェイス
12 デジタル外線インターフェイス
13 内線インターフェイス
14 スイッチ手段
15 記憶媒体
16 記憶媒体読込手段
17 記憶手段
17a 言語データテーブル
17b 電話機言語テーブル
18 PCインターフェイス
19 パーソナルコンピュータ(PC)
20 制御手段
20a ファイル制御手段
20b LCD制御手段
20c サービス制御手段
20d 内線制御手段
Claims (9)
- 表示部を備えた内線電話機を接続可能な構内交換機であって、表示部を備えた複数の内線電話機を接続するための内線インターフェイスと、脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、
前記記憶媒体読込手段を動作させ、前記記憶媒体から前記文字列ファイルデータを読み出して記憶手段に記憶するとともに、該文字列ファイルデータに従って前記内線電話機の表示部に文字列を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする構内交換機。 - 前記制御手段は、前記記憶媒体読込手段により読み出したデータに予め設定された文字列ファイル名のデータがあった場合に、前記記憶媒体から前記文字列ファイルデータを読み出して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の構内交換機。
- 前記制御手段は、前記記憶媒体に予め設定された文字列ファイル名のデータが2以上存在していると判定した場合には、存在する文字列ファイル名のデータ全てを読み出して、前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2記載の構内交換機。
- 前記内線電話機ごとに、前記記憶手段に記憶した文字列ファイルの1つを対応付ける内線電話機言語テーブルが設けられたことを特徴とする請求項3記載の構内交換機。
- 前記制御手段は、電源が入力された場合または読み込み要求があった場合に、前記記憶媒体読込手段を動作させ、前記記憶媒体から前記文字列ファイルデータを読み出して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の構内交換機。
- 前記制御手段は、前記内線電話機の表示部に表示した文字列を変更するときに、前記内線電話機言語テーブルを参照して、前記表示部に表示する文字列ファイルを選択するとともに、該選択した文字列ファイルを前記記憶手段から取り出して、前記内線電話機の表示部に文字列を変更表示することを特徴とする請求項4または5に記載の構内交換機。
- 所定の言語で記述された基本文字列ファイルを記憶する第2の記憶手段を備え、前記制御手段は、電源が入力された場合または読み込み要求があった場合に、前記記憶媒体読込手段を動作させ、前記記憶媒体から前記文字列ファイルデータを読み出すことができないと判定した場合には、前記第2の記憶手段に記憶した基本文字列ファイルの文字列データを読み出して、前記内線電話機の表示部に文字列として表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の構内交換機。
- 表示部を備えた内線電話機を接続可能な構内交換機であって、第1の言語で記述された複数の文字列から構成される第1の文字列ファイルと第2の言語で記述された複数の文字列から構成される1以上の第2の文字列ファイルとが同一の配列構造で対応付けられて記憶可能な第1の記憶手段と、
前記内線インターフェイスごとに前記第1の文字列ファイルまたは前記第2の文字列ファイルを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定され、前記内線電話機が接続される内線インターフェイスごとに前記第1の文字列ファイルまたは前記第2の文字列ファイルを関連付けた電話機言語テーブルと、
脱着可能な記憶媒体を接続し、該記憶媒体に記憶された文字列ファイルデータを読み取ることができる記憶媒体読込手段と、
電源が入力されたとき前記記憶媒体読込手段を動作させ、前記記憶媒体読込手段により読み出したデータに予め設定された文字列ファイルのファイル名があった場合には、前記記憶媒体読込手段により前記記憶媒体から前記文字列ファイルを読み出させるとともに、所定の順序で前記配列構造の1以上の文字列ファイルとして前記第1の記憶手段に記憶させ、前記内線電話機言語テーブルに基づいて、前記記憶手段の文字列ファイルを選択するとともに、該文字列ファイルから前記内線電話機の表示部に表示する文字列を取り出して、前記内線電話機に送信する制御手段と、を備えたことを特徴とする構内交換機。 - 所定の言語で記述される複数の文字列を有する基本文字列ファイルを記憶する第2の記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶媒体読込手段により読み出したデータに文字列ファイルのファイル名がなかった場合には、前記第2の記憶手段から前記基本文字列ファイルを取り出し、該基本文字列ファイルを、前記第1の文字列ファイルとして前記第1の記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項8に記載の構内交換機。
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