JP2004280625A - デバイスドライバ装着電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一の電子機器に、デバイスドライバが内蔵された第二の電子機器の当該デバイスドライバ読み取りのための専用制御ソフトウェアが格納されていなくても、第二の電子機器との通信制御が実行可能なデバイスドライバ装着電子機器を提供する。
【解決手段】第一電子機器1と通信可能に接続される第二電子機器2の通信インターフェース部3に、第一電子機器1に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部5と、ストレージデバイスインターフェース制御部5により制御され、第二電子機器に対するデバイスドライバが格納された記憶手段6と、前記第二電子機器2の前記第一電子機器1に対する接続制御手段7とを備えて構成され、前記ストレージデバイスインターフェース制御部5は、前記第一電子機器との接続確立後に前記接続制御手段を作動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】第一電子機器1と通信可能に接続される第二電子機器2の通信インターフェース部3に、第一電子機器1に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部5と、ストレージデバイスインターフェース制御部5により制御され、第二電子機器に対するデバイスドライバが格納された記憶手段6と、前記第二電子機器2の前記第一電子機器1に対する接続制御手段7とを備えて構成され、前記ストレージデバイスインターフェース制御部5は、前記第一電子機器との接続確立後に前記接続制御手段を作動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デバイスドライバ装着電子機器に関し、例えば、第一の電子機器としてのコンピュータとUSB(Universal Serial Bus)などの通信手段を用いて接続される第二の電子機器としてのデジタルカメラなどのデバイスに、第一の電子機器で実行されるそのデバイスドライバが装着されたデバイスドライバ装着電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、スキャナ、ディジタルスチルカメラ等の各種の電子機器には、コンピュータの電源が投入された状態で着脱自在で、装着されて直ちに動作するプラグアンドプレイ(PnP)が可能な通信手段が格納されている。このような通信手段の例として、IEEE1394、USB等が実用化されているが、これらの電子機器は、ホストとなるコンピュータに当該電子機器を制御するためのソフトウェアであるデバイスドライバを予めインストールすることにより、コンピュータとのデータのやりとりが可能となる。
【0003】
例えば、USBを標準で備えた最近のコンピュータには、USB機器としてキーボード等のヒューマンインターフェースデバイスやHDD等のストレージデバイス等の汎用のデバイスドライバがOSに標準で格納されているが、独自のデバイスドライバで動作するUSB機器を制御するためには、そのデバイスドライバが事前にコンピュータにインストールされている必要がある。
【0004】
従来、そのデバイスドライバをインストールするために、USB機器にそのデバイスドライバを格納したフレキシブルディスク(以下、「FD」と記す。)やコンパクトディスク(以下、「CDROM」と記す。)等のメディアが添付され、ユーザは、未だデバイスドライバのインストールされていないコンピュータでUSB機器を使用するために、そのデバイスドライバの格納されているFDやCDROM等のメディアよりコンピュータにインストール後、USB機器を使用していた。
【0005】
しかし、上述したように、メディアでデバイスドライバが提供されている場合、USB機器をコンピュータに接続してもコンピュータ側にデバイスドライバが格納されていない場合には当該USB機器を制御することができないため、FD等のメディアからデバイスドライバをインストールしなければならず、異なるコンピュータに接続する度に上述した面倒な手続きが必要とされるといった煩雑さがあった。そしてデバイスドライバが格納されたFD等のメディアを紛失した場合にはUSB機器が使えなくなるためメディアを管理する必要もあり、ハンドヘルドコンピュータ等の小型のコンピュータでは、FDやCDROMを読み出すためのディスク装置が格納されていないため、ドライバのインストール作業そのものが不可能という問題もあった。
【0006】
さらに、USB機器を出先で使う場合、出先で別のコンピュータとUSB機器のデータをやり取りしたいときは、デバイスドライバを格納したメディアを一緒に持ち歩かなければならない、といった問題もあった。
【0007】
この問題に対して、電子機器自体にその電子機器のデバイスドライバを格納して、電子機器の通信インターフェース部を介してデバイスドライバをコンピュータに転送することにより、コンピュータがそのデバイスドライバを使用して、電子機器を制御できるようにする方法として、電子機器内に予めデバイスドライバを内蔵し、USBでコンピュータと接続する時に2つのコンフィグレーションを用い、まず第1のコンフィグレーションでデバイスドライバを転送し、その後第2のコンフィグレーションに設定して、先に転送したデバイスドライバを用いて制御する方法等が提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−194645号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2002−373144号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術によれば、いずれの場合にもコンピュータ側に当該電子機器のデバイスディスクリプタに対応した専用の制御ソフトウェアがインストールされていなければ、デバイスドライバをコンピュータ側に転送制御できず、任意の電子機器に対する専用ソフトを予めコンピュータにインストールしておくのは、物理的に非常に困難である。
【0011】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、第一の電子機器としてのコンピュータに、デバイスドライバが内蔵された第二の電子機器の当該デバイスドライバ読み取りのための専用制御ソフトウェアが格納されていなくても、第二の電子機器との通信制御が実行可能なデバイスドライバ装着電子機器を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の特徴構成は、第一電子機器と通信可能に接続される第二電子機器の通信インターフェース部に、前記第一電子機器に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部と、前記ストレージデバイスインターフェース制御部により制御され、前記第二電子機器に対するデバイスドライバが格納された記憶手段と、前記第一電子機器に対して前記第二電子機器の接続を確認させる接続制御手段とを備えて構成され、前記ストレージデバイスインターフェース制御部は、前記第一電子機器との接続確立後に前記接続制御手段を作動させるように構成してある点にある。
【0013】
つまり、第一電子機器としての近年のコンピュータのOSには、サポートされている通信インターフェースに対応してキーボード等のヒューマンインターフェースデバイスやHDD等のストレージデバイス等の基本的電子機器に対応した汎用のデバイスドライバが標準で格納されている。そこで、当該コンピュータに接続を予定する任意の第二電子機器のインターフェース部に、これら汎用のデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部を設けることにより、コンピュータには、先ず、当該第二電子機器に対応したデバイスドライバが格納されたストレージデバイスを認識させ、その後、接続制御手段により当該第二電子機器の接続を認識させるのである。当該第二電子機器を認識したコンピュータは、コンピュータのハードディスクや接続されているストレージデバイスを順次アクセスしてそれに対応したデバイスドライバをサーチして、前記ストレージデバイスインターフェース制御部に格納管理されているデバイスドライバを読み出すので、その読み出されたデバイスドライバにより当該第二電子機器の制御が可能となるのである。
【0014】
そして、通信インターフェースとしてUSBが採用される場合にあっては、前記ストレージデバイスインターフェース制御部を、USBハブと、USBストレージコントローラとを備えて構成し、前記接続制御手段を、前記第二電子機器のUSBデータラインのプルアップ抵抗をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成することにより実現できるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の一例として、USBを通信インターフェースとして備え、USBホストである第一電子機器としてのコンピュータにより実行されるデバイスドライバが格納された第二電子機器としてのデジタルカメラを説明する。図1(イ)に示すように、第一電子機器としてのコンピュータ1と通信可能に接続される第二電子機器としてのデジタルカメラ2の通信インターフェース部3に、前記コンピュータ1に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部5と、前記ストレージデバイスインターフェース制御部5により制御され、前記デジタルカメラ本体2aに対応したデバイスドライバが格納された記憶手段としてのROM4と、前記デジタルカメラ本体2aのコンピュータ1に対する接続制御手段7とを備えてデバイスドライバ装着電子機器(デジタルカメラ)2が構成される。
【0016】
前記ストレージデバイスインターフェース制御部5は、USBハブ5aと、USBストレージコントローラ5bとを備え、さらに、USBストレージコントローラ5bにはそれ自身を制御するファームウェアが格納されたROM5cを備えて構成してある。前記接続制御手段7は、デジタルカメラに対するUSBデータラインのプルアップ抵抗R2をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成してあり、前記USBストレージコントローラ5bは、コンピュータ1と自身の接続確立後に前記接続制御手段7を作動させるように構成してある。
【0017】
ここで、USB規格について概説する。図1(ロ)に示すように、USBデータラインD+,D−は、信号がD+,D−の間で差動伝送されるツイストペアラインで構成され、前記プルアップ抵抗R2は、USBデータラインの何れかのラインをプルアップするためのもので、コンピュータは、このプルアップ抵抗が接続されているか否かによりUSB機器の着脱を検出し、さらに、D+,D−のいずれのデータ線にプルアップされるかによりデータの伝送速度が判別される。
【0018】
USB機器には、その構成単位として「エンドポイント」が定義されており、USBホストであるコンピュータはUSB機器のエンドポイント(通常は所定容量のFIFOが使用される)との間で実際の通信を行なう。USB機器は複数のエンドポイントを持つことができるが、ホストに接続された当初は双方向に通信可能なコントロールエンドポイントと呼ばれるデフォルトのエンドポイントを介してコマンド通信がなされ、このときに、デバイスの持つ能力をホストに申告するためのデータであるディスクリプタが読み込まれる。
【0019】
また、いくつかのエンドポイントを含む論理的な機能単位としてのインターフェースが定義され、1つのUSB機器は、複数のインターフェースを持つことができ、それらの集合がデバイス構成となる。USB規格で定義されているコンフィグレーションは、インターフェースのもつエンドポイントの構成や特性を切り替えるためのもので、USB機器は複数のコンフィグレーションをもつことができ、これにより、エンドポイントやインターフェースの組み合わせが異なるようなデバイス構成を排他的に切り替え可能なUSB機器が実現される。
【0020】
USB機器はUSBホストに接続されたときには、コンフィグレーションされておらず、どのインターフェースも使用することができないが、ホストからのコマンドを受信して、ある1つのデバイス構成にコンフィグレーションされることにより、その構成に含まれるインターフェースが使用可能になり、接続が確立される。詳細は、規格書を参照されたい。
【0021】
前記USBストレージコントローラ5bは、図2に示すように、エンドポイントを構成するFIFOが装着されたUSB送受信回路52がUSBラインドライバ51を介して接続されるとともに、USB送受信回路52等を制御するCPU53、各種データを記憶するRAM55,通信制御用のタイマ54、前記プルアップ抵抗R2を制御するI/Oポート56とドライバ回路57、前記CPU53による実行プログラムであるファームウェアが格納された記憶手段、前記デバイスドライバが格納された記憶手段をアクセスする制御回路であるメモリコントローラ58を備えて構成してある。
【0022】
以下に、その動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。USBハブ5aがコンピュータ1のUSBソケットに挿入されると、USBストレージコントローラ5bは、前記プルアップ抵抗R2をオフする(当初よりオフされていればよい)。前記プルアップ抵抗は、差動伝送される2本のUSBデータラインの何れかのラインをプルアップするためのもので、コンピュータは、このプルアップ抵抗が接続されているか否かによりUSB機器の着脱を検出し、さらに、いずれのデータ線にプルアップされるかによりデータの伝送速度を検出する。従って、USBハブ5aがコンピュータ1に接続されたときに当該プルアップ抵抗R2がオフされていると、コンピュータは、当該デジタルカメラ2aの接続を認識しない状態となる。このとき、USBハブ5aを介してUSBストレージコントローラ5bに接続されているUSBデータラインはプルアップ抵抗R1によりプルアップされているので、コンピュータ1からはUSB機器としてUSBストレージコントローラ5bの接続が認識される(S1,S2)。
【0023】
コンピュータ1は、USBストレージコントローラ5bからその特性を示す情報であるディスクリプタを読み取り(S3)、コンフィグレーションディスクリプタの内容に従って、そのUSB機器のコンフィグレーションを行う(S4)。コンピュータ1はディスクリプタからUSB機器の種類、属性を知り、それに応じたデバイスドライバを選択するのであるが(S5)、このとき、当該USBストレージコントローラ5bのデバイスドライバは、コンピュータ1のOSに標準装備されているので、直ちに内部メモリにロードされ、前記デジタルカメラ本体2aに対するデバイスドライバが格納された記憶手段としてのROM4の内容がアクセス可能な状態に置かれて接続が確立される(S6)。
【0024】
次に、USBストレージコントローラ5bは、前記接続制御手段7を作動させてデジタルカメラに対するUSBデータラインのプルアップ抵抗R2をオンに切り替える(S7)。これにより、コンピュータ1は、USBラインに新たなデバイスが接続されたことを認識して(S8)、上述と同様に、デジタルカメラ2からその特性を示す情報であるディスクリプタを読み取り、コンフィグレーションディスクリプタの内容に従って、そのUSB機器のコンフィグレーションを行う(S9)。コンピュータ1はディスクリプタからUSB機器の種類、属性を知り、それに応じたデバイスドライバをハードディスクなどの記憶装置をサーチして選択するのであるが(S10)、このとき、当該デバイスドライバが前記USBストレージコントローラ5bにより管理されるメモリデバイスであるROM4に格納されていることが認識されるので、当該USBストレージコントローラ5bを介して前記ROM4に格納されたデジタルカメラ本体2aに対するデバイスドライバがダウンロードされる(S11)。こうして、コンピュータは当該デジタルカメラ2に対する制御が可能な状態に移行できるのである(S12)。
【0025】
このように、ホストとなるコンピュータ1が制御するためのデバイスドライバをUSB機器自身に内蔵することにより、従来のデバイスドライバが格納されたFD等のメディアを管理し、携帯し、必要に応じて煩雑なインストール作業を行なうという手間を省くことが可能となるのであり、汎用のストレッジデバイスに対するデバイスドライバはコンピュータに標準的にそなわっているので、事前に特別の制御ソフトをインストールしておく必要もなくなるのである。
【0026】
以下に別実施形態を説明する。上述の実施形態によれば、前記デジタルカメラ本体2aに対するデバイスドライバが格納された記憶手段として、ROMを使用したものを説明したが、不揮発性メモリとしては、ROM以外に電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ等のEEPROMを使用することが可能である。この場合には、デバイスドライバの更新作業が極めて容易に行なえるという利点がある。これらデバイスを使用するときに、デバイスドライバに加えて、前記ストレージコントローラ5b自身を制御するファームウェアをも併せて格納することで、ファームウェア格納用のROM5cが不要となり部品点数の削減によるコストメリットが得られるばかりでなくファームウェアの更新も容易に行なえるのである。
【0027】
上述の実施形態では、デバイスドライバがインストールされ、デジタルカメラが認識された後も、USBストレージデバイス側のプルアップ抵抗R1がプルアップされた状態を継続するものであり、コンピュータからは常にアクセス可能な状態におかれていたが、デジタルカメラ2のデバイスドライバがインストールされた後に、前記プルアップ抵抗R1をオフする第二接続制御手段をカメラ側又はUSBストレージデバイス側に設けることにより、不要となったデバイスドライバを格納している部分がコンピュータ1から取り外されたように認識されるように構成してもよい。これにより、コンピュータ上で不要なデバイスの認識を省くことができるので、操作者にとりアクセスすることのないデバイスを画面上で見なければならないという操作上の煩雑さを低減できるという利点がある。
【0028】
USBハブ5aとUSBストレージコントローラ5bとデバイスドライバを格納する記憶手段4を接続するためのロジック回路等をディスクリートで構成すると、USB ハブ2、USBストレージコントローラ3にそれぞれラインドライバD1,D2を持つ必要があり、少なくとも4つのラインドライバが必要になるが、図4に示すように、USBデータラインのプルアップ抵抗R2をオンオフ制御するための端子を含めて1チップのコントローラに集積することにより、ラインドライバが2つに削減可能となる。このときのUSBストレージコントローラ5bは、図5に示す構成となる。
【0029】
上述の実施形態では、デバイスドライバ装着電子機器の一例としてデジタルカメラに適用したものを説明したが、これに限らず任意のUSB機器に適用可能なことはいうまでもない。
【0030】
上述の実施形態では、通信インターフェースとしてUSBを採用し、USBホストとしてコンピュータを第一電子機器としたものを説明したが、本発明の技術思想を具現化するに当たっては、通信インターフェースはこれに限るものではなく、IEEE1394や、IEEE802.11bなどの他のインターフェース規格にも適用可能である。この場合には、接続制御手段は、USBデータラインのプルアップ抵抗R2をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成するものではなく、それらの規格に適応したハードウェア及び/又はソフトウェアで構成されるものである。
【発明の効果】
本発明によれば、第一の電子機器としてのコンピュータに、デバイスドライバが内蔵された第二の電子機器の当該デバイスドライバ読み取りのための専用制御ソフトウェアが格納されていなくても、第二の電子機器との通信制御が実行可能なデバイスドライバ装着電子機器を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデバイスドライバ装着電子機器のブロック構成図
【図2】本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の要部のブロック構成図
【図3】本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の動作を説明するフローチャート
【図4】別実施形態を示すデバイスドライバ装着電子機器のブロック
【図5】別実施形態を示すバイスドライバ装着電子機器の要部のブロック構成図
【符号の説明】
1:第一電子機器(コンピュータ)
2:第二電子機器(デジタルカメラ)
3:通信インターフェース部
4:記憶手段(ROM)
5:ストレージデバイスインターフェース制御部
5a:USBハブ
5b:USBストレージコントローラ
5c:ROM
7:接続制御手段
R1:プルアップ抵抗
R2:プルアップ抵抗
【発明の属する技術分野】
本発明は、デバイスドライバ装着電子機器に関し、例えば、第一の電子機器としてのコンピュータとUSB(Universal Serial Bus)などの通信手段を用いて接続される第二の電子機器としてのデジタルカメラなどのデバイスに、第一の電子機器で実行されるそのデバイスドライバが装着されたデバイスドライバ装着電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、スキャナ、ディジタルスチルカメラ等の各種の電子機器には、コンピュータの電源が投入された状態で着脱自在で、装着されて直ちに動作するプラグアンドプレイ(PnP)が可能な通信手段が格納されている。このような通信手段の例として、IEEE1394、USB等が実用化されているが、これらの電子機器は、ホストとなるコンピュータに当該電子機器を制御するためのソフトウェアであるデバイスドライバを予めインストールすることにより、コンピュータとのデータのやりとりが可能となる。
【0003】
例えば、USBを標準で備えた最近のコンピュータには、USB機器としてキーボード等のヒューマンインターフェースデバイスやHDD等のストレージデバイス等の汎用のデバイスドライバがOSに標準で格納されているが、独自のデバイスドライバで動作するUSB機器を制御するためには、そのデバイスドライバが事前にコンピュータにインストールされている必要がある。
【0004】
従来、そのデバイスドライバをインストールするために、USB機器にそのデバイスドライバを格納したフレキシブルディスク(以下、「FD」と記す。)やコンパクトディスク(以下、「CDROM」と記す。)等のメディアが添付され、ユーザは、未だデバイスドライバのインストールされていないコンピュータでUSB機器を使用するために、そのデバイスドライバの格納されているFDやCDROM等のメディアよりコンピュータにインストール後、USB機器を使用していた。
【0005】
しかし、上述したように、メディアでデバイスドライバが提供されている場合、USB機器をコンピュータに接続してもコンピュータ側にデバイスドライバが格納されていない場合には当該USB機器を制御することができないため、FD等のメディアからデバイスドライバをインストールしなければならず、異なるコンピュータに接続する度に上述した面倒な手続きが必要とされるといった煩雑さがあった。そしてデバイスドライバが格納されたFD等のメディアを紛失した場合にはUSB機器が使えなくなるためメディアを管理する必要もあり、ハンドヘルドコンピュータ等の小型のコンピュータでは、FDやCDROMを読み出すためのディスク装置が格納されていないため、ドライバのインストール作業そのものが不可能という問題もあった。
【0006】
さらに、USB機器を出先で使う場合、出先で別のコンピュータとUSB機器のデータをやり取りしたいときは、デバイスドライバを格納したメディアを一緒に持ち歩かなければならない、といった問題もあった。
【0007】
この問題に対して、電子機器自体にその電子機器のデバイスドライバを格納して、電子機器の通信インターフェース部を介してデバイスドライバをコンピュータに転送することにより、コンピュータがそのデバイスドライバを使用して、電子機器を制御できるようにする方法として、電子機器内に予めデバイスドライバを内蔵し、USBでコンピュータと接続する時に2つのコンフィグレーションを用い、まず第1のコンフィグレーションでデバイスドライバを転送し、その後第2のコンフィグレーションに設定して、先に転送したデバイスドライバを用いて制御する方法等が提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−194645号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2002−373144号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術によれば、いずれの場合にもコンピュータ側に当該電子機器のデバイスディスクリプタに対応した専用の制御ソフトウェアがインストールされていなければ、デバイスドライバをコンピュータ側に転送制御できず、任意の電子機器に対する専用ソフトを予めコンピュータにインストールしておくのは、物理的に非常に困難である。
【0011】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、第一の電子機器としてのコンピュータに、デバイスドライバが内蔵された第二の電子機器の当該デバイスドライバ読み取りのための専用制御ソフトウェアが格納されていなくても、第二の電子機器との通信制御が実行可能なデバイスドライバ装着電子機器を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の特徴構成は、第一電子機器と通信可能に接続される第二電子機器の通信インターフェース部に、前記第一電子機器に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部と、前記ストレージデバイスインターフェース制御部により制御され、前記第二電子機器に対するデバイスドライバが格納された記憶手段と、前記第一電子機器に対して前記第二電子機器の接続を確認させる接続制御手段とを備えて構成され、前記ストレージデバイスインターフェース制御部は、前記第一電子機器との接続確立後に前記接続制御手段を作動させるように構成してある点にある。
【0013】
つまり、第一電子機器としての近年のコンピュータのOSには、サポートされている通信インターフェースに対応してキーボード等のヒューマンインターフェースデバイスやHDD等のストレージデバイス等の基本的電子機器に対応した汎用のデバイスドライバが標準で格納されている。そこで、当該コンピュータに接続を予定する任意の第二電子機器のインターフェース部に、これら汎用のデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部を設けることにより、コンピュータには、先ず、当該第二電子機器に対応したデバイスドライバが格納されたストレージデバイスを認識させ、その後、接続制御手段により当該第二電子機器の接続を認識させるのである。当該第二電子機器を認識したコンピュータは、コンピュータのハードディスクや接続されているストレージデバイスを順次アクセスしてそれに対応したデバイスドライバをサーチして、前記ストレージデバイスインターフェース制御部に格納管理されているデバイスドライバを読み出すので、その読み出されたデバイスドライバにより当該第二電子機器の制御が可能となるのである。
【0014】
そして、通信インターフェースとしてUSBが採用される場合にあっては、前記ストレージデバイスインターフェース制御部を、USBハブと、USBストレージコントローラとを備えて構成し、前記接続制御手段を、前記第二電子機器のUSBデータラインのプルアップ抵抗をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成することにより実現できるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の一例として、USBを通信インターフェースとして備え、USBホストである第一電子機器としてのコンピュータにより実行されるデバイスドライバが格納された第二電子機器としてのデジタルカメラを説明する。図1(イ)に示すように、第一電子機器としてのコンピュータ1と通信可能に接続される第二電子機器としてのデジタルカメラ2の通信インターフェース部3に、前記コンピュータ1に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部5と、前記ストレージデバイスインターフェース制御部5により制御され、前記デジタルカメラ本体2aに対応したデバイスドライバが格納された記憶手段としてのROM4と、前記デジタルカメラ本体2aのコンピュータ1に対する接続制御手段7とを備えてデバイスドライバ装着電子機器(デジタルカメラ)2が構成される。
【0016】
前記ストレージデバイスインターフェース制御部5は、USBハブ5aと、USBストレージコントローラ5bとを備え、さらに、USBストレージコントローラ5bにはそれ自身を制御するファームウェアが格納されたROM5cを備えて構成してある。前記接続制御手段7は、デジタルカメラに対するUSBデータラインのプルアップ抵抗R2をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成してあり、前記USBストレージコントローラ5bは、コンピュータ1と自身の接続確立後に前記接続制御手段7を作動させるように構成してある。
【0017】
ここで、USB規格について概説する。図1(ロ)に示すように、USBデータラインD+,D−は、信号がD+,D−の間で差動伝送されるツイストペアラインで構成され、前記プルアップ抵抗R2は、USBデータラインの何れかのラインをプルアップするためのもので、コンピュータは、このプルアップ抵抗が接続されているか否かによりUSB機器の着脱を検出し、さらに、D+,D−のいずれのデータ線にプルアップされるかによりデータの伝送速度が判別される。
【0018】
USB機器には、その構成単位として「エンドポイント」が定義されており、USBホストであるコンピュータはUSB機器のエンドポイント(通常は所定容量のFIFOが使用される)との間で実際の通信を行なう。USB機器は複数のエンドポイントを持つことができるが、ホストに接続された当初は双方向に通信可能なコントロールエンドポイントと呼ばれるデフォルトのエンドポイントを介してコマンド通信がなされ、このときに、デバイスの持つ能力をホストに申告するためのデータであるディスクリプタが読み込まれる。
【0019】
また、いくつかのエンドポイントを含む論理的な機能単位としてのインターフェースが定義され、1つのUSB機器は、複数のインターフェースを持つことができ、それらの集合がデバイス構成となる。USB規格で定義されているコンフィグレーションは、インターフェースのもつエンドポイントの構成や特性を切り替えるためのもので、USB機器は複数のコンフィグレーションをもつことができ、これにより、エンドポイントやインターフェースの組み合わせが異なるようなデバイス構成を排他的に切り替え可能なUSB機器が実現される。
【0020】
USB機器はUSBホストに接続されたときには、コンフィグレーションされておらず、どのインターフェースも使用することができないが、ホストからのコマンドを受信して、ある1つのデバイス構成にコンフィグレーションされることにより、その構成に含まれるインターフェースが使用可能になり、接続が確立される。詳細は、規格書を参照されたい。
【0021】
前記USBストレージコントローラ5bは、図2に示すように、エンドポイントを構成するFIFOが装着されたUSB送受信回路52がUSBラインドライバ51を介して接続されるとともに、USB送受信回路52等を制御するCPU53、各種データを記憶するRAM55,通信制御用のタイマ54、前記プルアップ抵抗R2を制御するI/Oポート56とドライバ回路57、前記CPU53による実行プログラムであるファームウェアが格納された記憶手段、前記デバイスドライバが格納された記憶手段をアクセスする制御回路であるメモリコントローラ58を備えて構成してある。
【0022】
以下に、その動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。USBハブ5aがコンピュータ1のUSBソケットに挿入されると、USBストレージコントローラ5bは、前記プルアップ抵抗R2をオフする(当初よりオフされていればよい)。前記プルアップ抵抗は、差動伝送される2本のUSBデータラインの何れかのラインをプルアップするためのもので、コンピュータは、このプルアップ抵抗が接続されているか否かによりUSB機器の着脱を検出し、さらに、いずれのデータ線にプルアップされるかによりデータの伝送速度を検出する。従って、USBハブ5aがコンピュータ1に接続されたときに当該プルアップ抵抗R2がオフされていると、コンピュータは、当該デジタルカメラ2aの接続を認識しない状態となる。このとき、USBハブ5aを介してUSBストレージコントローラ5bに接続されているUSBデータラインはプルアップ抵抗R1によりプルアップされているので、コンピュータ1からはUSB機器としてUSBストレージコントローラ5bの接続が認識される(S1,S2)。
【0023】
コンピュータ1は、USBストレージコントローラ5bからその特性を示す情報であるディスクリプタを読み取り(S3)、コンフィグレーションディスクリプタの内容に従って、そのUSB機器のコンフィグレーションを行う(S4)。コンピュータ1はディスクリプタからUSB機器の種類、属性を知り、それに応じたデバイスドライバを選択するのであるが(S5)、このとき、当該USBストレージコントローラ5bのデバイスドライバは、コンピュータ1のOSに標準装備されているので、直ちに内部メモリにロードされ、前記デジタルカメラ本体2aに対するデバイスドライバが格納された記憶手段としてのROM4の内容がアクセス可能な状態に置かれて接続が確立される(S6)。
【0024】
次に、USBストレージコントローラ5bは、前記接続制御手段7を作動させてデジタルカメラに対するUSBデータラインのプルアップ抵抗R2をオンに切り替える(S7)。これにより、コンピュータ1は、USBラインに新たなデバイスが接続されたことを認識して(S8)、上述と同様に、デジタルカメラ2からその特性を示す情報であるディスクリプタを読み取り、コンフィグレーションディスクリプタの内容に従って、そのUSB機器のコンフィグレーションを行う(S9)。コンピュータ1はディスクリプタからUSB機器の種類、属性を知り、それに応じたデバイスドライバをハードディスクなどの記憶装置をサーチして選択するのであるが(S10)、このとき、当該デバイスドライバが前記USBストレージコントローラ5bにより管理されるメモリデバイスであるROM4に格納されていることが認識されるので、当該USBストレージコントローラ5bを介して前記ROM4に格納されたデジタルカメラ本体2aに対するデバイスドライバがダウンロードされる(S11)。こうして、コンピュータは当該デジタルカメラ2に対する制御が可能な状態に移行できるのである(S12)。
【0025】
このように、ホストとなるコンピュータ1が制御するためのデバイスドライバをUSB機器自身に内蔵することにより、従来のデバイスドライバが格納されたFD等のメディアを管理し、携帯し、必要に応じて煩雑なインストール作業を行なうという手間を省くことが可能となるのであり、汎用のストレッジデバイスに対するデバイスドライバはコンピュータに標準的にそなわっているので、事前に特別の制御ソフトをインストールしておく必要もなくなるのである。
【0026】
以下に別実施形態を説明する。上述の実施形態によれば、前記デジタルカメラ本体2aに対するデバイスドライバが格納された記憶手段として、ROMを使用したものを説明したが、不揮発性メモリとしては、ROM以外に電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ等のEEPROMを使用することが可能である。この場合には、デバイスドライバの更新作業が極めて容易に行なえるという利点がある。これらデバイスを使用するときに、デバイスドライバに加えて、前記ストレージコントローラ5b自身を制御するファームウェアをも併せて格納することで、ファームウェア格納用のROM5cが不要となり部品点数の削減によるコストメリットが得られるばかりでなくファームウェアの更新も容易に行なえるのである。
【0027】
上述の実施形態では、デバイスドライバがインストールされ、デジタルカメラが認識された後も、USBストレージデバイス側のプルアップ抵抗R1がプルアップされた状態を継続するものであり、コンピュータからは常にアクセス可能な状態におかれていたが、デジタルカメラ2のデバイスドライバがインストールされた後に、前記プルアップ抵抗R1をオフする第二接続制御手段をカメラ側又はUSBストレージデバイス側に設けることにより、不要となったデバイスドライバを格納している部分がコンピュータ1から取り外されたように認識されるように構成してもよい。これにより、コンピュータ上で不要なデバイスの認識を省くことができるので、操作者にとりアクセスすることのないデバイスを画面上で見なければならないという操作上の煩雑さを低減できるという利点がある。
【0028】
USBハブ5aとUSBストレージコントローラ5bとデバイスドライバを格納する記憶手段4を接続するためのロジック回路等をディスクリートで構成すると、USB ハブ2、USBストレージコントローラ3にそれぞれラインドライバD1,D2を持つ必要があり、少なくとも4つのラインドライバが必要になるが、図4に示すように、USBデータラインのプルアップ抵抗R2をオンオフ制御するための端子を含めて1チップのコントローラに集積することにより、ラインドライバが2つに削減可能となる。このときのUSBストレージコントローラ5bは、図5に示す構成となる。
【0029】
上述の実施形態では、デバイスドライバ装着電子機器の一例としてデジタルカメラに適用したものを説明したが、これに限らず任意のUSB機器に適用可能なことはいうまでもない。
【0030】
上述の実施形態では、通信インターフェースとしてUSBを採用し、USBホストとしてコンピュータを第一電子機器としたものを説明したが、本発明の技術思想を具現化するに当たっては、通信インターフェースはこれに限るものではなく、IEEE1394や、IEEE802.11bなどの他のインターフェース規格にも適用可能である。この場合には、接続制御手段は、USBデータラインのプルアップ抵抗R2をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成するものではなく、それらの規格に適応したハードウェア及び/又はソフトウェアで構成されるものである。
【発明の効果】
本発明によれば、第一の電子機器としてのコンピュータに、デバイスドライバが内蔵された第二の電子機器の当該デバイスドライバ読み取りのための専用制御ソフトウェアが格納されていなくても、第二の電子機器との通信制御が実行可能なデバイスドライバ装着電子機器を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデバイスドライバ装着電子機器のブロック構成図
【図2】本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の要部のブロック構成図
【図3】本発明によるデバイスドライバ装着電子機器の動作を説明するフローチャート
【図4】別実施形態を示すデバイスドライバ装着電子機器のブロック
【図5】別実施形態を示すバイスドライバ装着電子機器の要部のブロック構成図
【符号の説明】
1:第一電子機器(コンピュータ)
2:第二電子機器(デジタルカメラ)
3:通信インターフェース部
4:記憶手段(ROM)
5:ストレージデバイスインターフェース制御部
5a:USBハブ
5b:USBストレージコントローラ
5c:ROM
7:接続制御手段
R1:プルアップ抵抗
R2:プルアップ抵抗
Claims (5)
- 第一電子機器と通信可能に接続される第二電子機器の通信インターフェース部に、前記第一電子機器に格納済みの汎用ストレージデバイスドライバに対応したストレージデバイスインターフェース制御部と、前記ストレージデバイスインターフェース制御部により制御され、前記第二電子機器に対するデバイスドライバが格納された記憶手段と、前記第一電子機器に対して前記第二電子機器の接続を確認させる接続制御手段とを備えて構成され、前記ストレージデバイスインターフェース制御部は、前記第一電子機器との接続確立後に前記接続制御手段を作動させるように構成してあるデバイスドライバ装着電子機器。
- 前記ストレージデバイスインターフェース制御部は、USBハブと、USBストレージコントローラとを備えて構成され、前記接続制御手段は、前記第二電子機器のUSBデータラインのプルアップ抵抗をオン/オフ切替するスイッチ手段で構成してある請求項1記載のデバイスドライバ装着電子機器。
- 前記第一電子機器に対する前記第二電子機器の接続確立後に前記ストレージデバイスインターフェース制御部のUSBデータラインのプルアップ抵抗をオフする第二接続制御手段を設けてある請求項2記載のデバイスドライバ装着電子機器。
- 前記記憶手段に前記ストレージデバイスインターフェース制御部を制御するファームウェアが格納されている請求項1から3のいずれかに記載のデバイスドライバ装着電子機器。
- 前記記憶手段がEEPROMで構成されている請求項1から4の何れかに記載のデバイスドライバ装着電子機器。
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Cited By (2)
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WO2006118040A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Kyocera Corporation | 接続装置及び接続方法 |
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- 2003-03-18 JP JP2003072968A patent/JP2004280625A/ja not_active Withdrawn
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