JP2004280601A - 手書き情報入力装置及び情報処理装置 - Google Patents

手書き情報入力装置及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004280601A
JP2004280601A JP2003072624A JP2003072624A JP2004280601A JP 2004280601 A JP2004280601 A JP 2004280601A JP 2003072624 A JP2003072624 A JP 2003072624A JP 2003072624 A JP2003072624 A JP 2003072624A JP 2004280601 A JP2004280601 A JP 2004280601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
document
area
handwritten
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003072624A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Beppu
智彦 別府
Hitoshi Hattori
仁 服部
Toshiyuki Furuta
俊之 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003072624A priority Critical patent/JP2004280601A/ja
Publication of JP2004280601A publication Critical patent/JP2004280601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、紙の上に既に印字された画像や情報を操作することが可能な手書き情報入力装置を提供する。
【解決手段】電子的に作成された文書が印刷された紙文書上に加えられた手書き情報を取得する手書き入力部と、電子的に作成された文書を識別する文書識別情報を取得する文書識別情報読み取り装置とを有する手書き情報入力装置であって、手書き入力部により入力された座標情報が、領域の指定であるか否かを判断する領域指定判断装置と、領域指定判断装置により判断された領域に対して、動作を指定する動作指定装置と、領域指定判断装置により判断された領域の座標情報と、動作指定装置により指定された動作を保存する指定領域保存装置とを有することを特徴とする、手書き情報入力装置により実現する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータへ手書き情報を入力する手書き情報入力装置に関連し、特に手書き情報入力装置の制御装置及び制御方法に関連する。また、本発明は、電子文具装置、コンピュータへの手書き情報入力装置にも関連する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、業務を電子的に行うことが進展しており、流通する電子文書が増大している。一方では、CRT、LCDなどのディスプレイの品質は、いまだ紙への印刷よりも劣る点も多い。このために、電子的に作成された文書を、紙文書として紙に印刷する機会が増大している。これらの紙文書に対して行われた手書き作業を有効に利用するために、加筆情報を電子化する手段が必要とされている。しかし、現在使われている手書き情報入力装置は、機能が低いため使い勝手が悪い。
【0003】
例えば、タブレット、デジタイザとよばれる、板状のセンサーとペン型の装置を用いて、コンピュータへ手書き入力を行う装置が存在している。しかし、これらの装置は単純に加筆座標情報を取得するだけである。従って、紙文書への手書き作業を電子文書に反映するためには、不具合が生ずる場合がある。例えば、電子文書を印刷した紙の上へ、更に加筆する場合には、元の電子文書へ、このように加筆された情報を挿入することが望ましいが、これは、不可能であった。
【0004】
またスキャナ装置を用いても、紙文書を電子文書とすることが可能であるが、しかし、この場合にも、紙文書へ行った手書き作業を、電子文書に反映するためには不具合が生ずる場合がある。例えば、電子文書を印刷した紙文書を、スキャナで再び電子化した場合には、ワープロソフトなどで作成した元の電子文書が存在するにもかかわらず、別の電子文書として画像文書が作成されるだけであり、元の電子文書に加筆情報を挿入することは不可能である。
【0005】
これらの従来の装置では、加筆座標を取得する機能、あるいは画像を取得する機能のみを有しているので、紙に印刷された元の電子文書がどのようなものであるかを識別することが不可能である。従って、取得した加筆座標を挿入すべき電子文書が不明であるので、前述のような不具合が生じている。
【0006】
このような問題を解決するために、特許文献1や、本発明者らによる特許文献2においては、次のような方法を使用している。
【0007】
まず、電子的に作成された文書を印刷するときに、バーコードなどの、機械が識別しやすい模様(パターン)によって、元の電子文書を特定する文書識別情報を、同時に印刷する。ここで、文書識別情報とは、紙文書上に印刷された文書の、元ととなる電子ファイルの保存場所、ファイル名、ページ番号などを表す情報、又は、それらを管理する情報であり、たとえば「//C:¥MyDocument¥tmp.doc,pp1」などの情報である。
【0008】
次に、印刷された紙文書へ手書き入力を行う時には、加筆された入力の座標情報と共に、文書識別情報を取得する。
【0009】
次に、加筆情報を電子文書に挿入するときに、上述の文書識別情報に従って、手書き情報の書き加えられた紙文書が、元々どの電子文書を印刷したのかを識別する。そして、手書きで入力された情報を、適切な電子文書へ挿入することが可能である。
【0010】
特に、特許文献2に記載された例おいては、手書き情報入力装置上に、複数の紙文書を積載して設置し、この紙文書を順次めくりながら自動的に識別することが可能になっている。これにより、大量の、紙へ施された加筆操作を、適切に電子文書に反映させ、そして、電子文書と紙文書とを、相互に用いながら、業務をより効率よく実施することを可能としている。
【0011】
図1は、特許文2に示された従来技術の手書き情報入力装置100の概略図を示す。従来技術の手書き情報入力装置100は、主に、電磁誘導式ディジタイザのような手書き入力部103、文字識別情報読み取り装置105、及び専用入力ペン106を有する。手書き入力部103上には、紙文書101が配置され、この紙文書101には文字識別情報104が印刷されている。そして、紙文書101には、専用入力ペン106により、手書き情報102が入力される。
【0012】
図1に示された従来技術の手書き情報入力装置100は、紙文書101へ加えられた筆記動作による手書き情報102を、適切な元の電子文書へ反映させるための装置である。手書き入力部103と、文書識別情報読取装置105は、文書識別情報104が印刷された紙文書101へ専用入力ペン106により、手書き入力を行うときに、手書き情報102と文書識別情報104とを同時に取得する。
【0013】
このときに、専用入力ペン106は、実際に紙に筆記できることが望ましい。特許文献2に示された図1に示された従来技術の手書き情報入力装置100は、取得された手書き情報を文書識別情報104に従って、適切な電子文書に反映させることを可能とするものである。
【0014】
また、特許文献3には、LCDやディスプレー上に透明パッドを設置し、パッド上で指示した領域に対応した領域に表示されているデータを処理する情報処理装置が示されている。
【0015】
【特許文献1】
特開平9−91083号公報
【0016】
【特許文献2】
特開2000−112646号公報
【0017】
【特許文献3】
特開平6−282375号公報
【0018】
【特許文献4】
特開平9−91083号の補正の掲載
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
一方、通常の紙文書を利用した作業においては、図1に示された手書き情報入力装置100によって実現される、文字や図形を加筆する作業だけでなく、すでに紙の上に印刷されている画像の複写や、挿入、及び削除を行う場合も多い。例えば、予め作成された文書の一部だけを削除して、新しい文書として利用したり、又は、既存の文書の一部を複写して、他の文書と組み合わせて新しい文書を作成する作業などが、多く存在する。
しかし、図1に示された手書き情報入力装置100では、上述のように文書識別情報と加筆座標のみを取得できるためので、既存の文書から、指示された領域のデータを取得することを必要とされる、上述の作業は、実行することが困難である。
【0020】
本発明は、上述の問題点を解消することを目的とする。特に、電子的に作成された文書が紙面上に印刷された紙文書に対して、手書き入力された手書き情報を取得することが可能な、手書き情報入力装置において、手書き情報入力装置上に設置された紙文書上に予め印刷された情報を取得し、複製し、そして挿入すること等を可能にするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下の本発明により解決される。
【0021】
請求項1の発明は、電子的に作成された文書が印刷された紙文書上に加えられた手書き情報を取得する手書き入力部と、前記電子的に作成された文書を識別する文書識別情報を取得する文書識別情報読み取り装置とを有する手書き情報入力装置であって、
前記手書き入力部により入力された座標情報が、領域の指定であるか否かを判断する領域指定判断装置と、
前記領域指定判断装置により判断された領域に対して、動作を指定する動作指定装置と、
前記領域指定判断装置により判断された領域の前記座標情報と、前記動作指定装置により指定された前記動作を保存する指定領域保存装置とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項1の発明により、紙とペンを用いた操作によって、電子ファイルを操作するための装置を提供することができる。
【0023】
請求項2に記載の発明は、電子的に作成された文書が印刷された紙文書上に加えられた手書き情報を取得する手書き入力部と、前記電子的に作成された文書を識別する文書識別情報を取得する文書識別情報読み取り装置とを有する手書き情報入力装置と通信する、前記電子的に作成された文書を保存する記憶装置を有する情報処理装置であって、
前記手書き情報入力装置上に設置された、前記文書識別情報を付与された前記紙文書上で、前記手書き入力部によって領域を指定したときに、前記対応する電子的に作成された文書内の前記指定された領域に記載されている情報を保存する情報保存部を備えることを特徴とする。
【0024】
請求項2に記載の発明により、紙とペンを用いた操作によって電子ファイルを操作することが可能な情報処理装置を提供できる。
【0025】
請求項3に記載の発明は、指定された領域に記載されている情報を、対応する電子的に作成された文書から削除することを特徴とする。
【0026】
請求項3に記載の発明により、目的は紙とペンを用いた操作によって電子ファイルを操作することが可能な情報処理装置において、操作後の電子ファイルをより見やすくすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を、以下に詳細に説明する。
【0028】
本発明は、図1に示された手書き情報入力装置100に対して、手書き入力部103上に設置した紙文書101に、すでに印刷された情報をコピーし、送信し、そして削除する等の操作を可能にするものである。
【0029】
図2は、本発明に従った手書き情報入力装置200の概略を示す図である。図2に示された手書き情報入力装置200は、主に、電磁誘導式ディジタイザのような手書き入力部203、文字識別情報読み取り装置205、専用入力ペン206、及び動作指定装置210を有する。動作指定部210は、指定した領域に対して行う動作を指定する。
【0030】
図3は、ホストコンピュータシステム300を示す図であり、ホストコンピュータシステム300は、ホストコンピュータ301とプリンタなどの印刷装置により構成される出力装置302を有する。ホストコンピュータ301は、記憶装置303を有し、記憶装置303内には、電子文書304が記憶されている。
【0031】
図3に示されたホストコンピュータ301は、通信装置によって手書き情報入力装置200と接続されることが可能である。図2に示された手書き情報入力装置200の手書き入力部203上には、複数の紙文書201が配置される。、この複数の紙文書201は、図3に示された記憶装置303内に記憶された電子文書304が、出力装置302のより印刷されたものであり、そして、それぞれ、異なった文字識別情報204が印刷されている。そして、紙文書201には、専用入力ペン206により、手書き情報202が入力される。
【0032】
先ず最初に、本発明の動作の概要を以下に、説明する。
【0033】
最初に、手書き情報入力装置200上に、電子文書から印刷した紙文書201を設置する。
【0034】
次に、手書き情報入力装置200上で、コピー、送信、及び削除などの動作を実施する領域を指定する。
【0035】
次に、手書き情報入力装置200上で、実施する動作を指定する。
【0036】
次に、設置された紙文書201より読み取った文書識別情報204に従って、ホストコンピュータ301内の、記憶装置303に記憶されている、対応する電子文書304を特定する。
【0037】
次に、ホストコンピュータ301を介して通信して、特定された電子文書304から、指定した領域に対応する情報を読み出し、そして、一旦、手書き情報入力装置200内に保存する。
【0038】
次に、保存された情報に対して、コピーなどのような指示された動作を実行する。例えば、コピー動作の場合には、一旦保存した情報を、公知のWindows(登録商標)システムでクリップボードと呼ばれる共通のデータバッファに保存する動作であり、また、送信動作の場合には、保存された情報をメールソフトなどによって送信する動作である。
【0039】
次に、本発明の実施例の動作について、以下に詳しく説明する。
【0040】
図2の手書き情報入力装置200の手書き入力部203は、電磁誘導方式、超音波方式などを使用した、実際の紙の上から座標入力を行うことが可能なタブレットである。また、文書識別情報204は、例えば、バーコード、2次元コード等によって表現される。文書識別情報読取装置205は、前述のコードを読み取ることが可能なコードリーダでありそして、専用入力ペン206は前述の手書き入力部203に対応して、実際の紙の上に筆記することが可能であり且つ、入力した座標を電子的に取得することが可能なペンである。
【0041】
紙文書201は、図3に示された電子文書304を、プリンタなどの印刷装置である出力装置302によって印刷したものである。紙文書201上にある、バーコードなどの形式を使用して印刷された文書識別情報204は、電子文書304を識別することを可能とする情報を表す。この情報は、例えば、電子文書304が保存されている記憶装置303内の保存場所や、ファイル名又は、ページ番号などを表す情報、又は、それらの情報を管理する情報である。例えば、「//C:¥MyDocument¥tmp.doc,pp1」などの情報である。
【0042】
動作指定装置210は、例えば、ボタンを用いることが可能であり、コピー、メール、削除などのような、指定した領域に対して実行する動作をそれぞれ対応付けたスイッチを設置することにより実現する。
【0043】
つぎに、本発明の手書き情報入力装置200の機能ブロックを図4によって説明する。本発明による、手書き情報入力装置200は、主に、手書き入力部203、文字識別情報読み取り装置205、動作指定装置210、電子文書呼び出し部401、情報切り出し部402、情報保存部403、データ通信装置404、動作実行部405、領域座標保存部406、領域指定判断部407、及び410データバスにより構成される。
【0044】
領域指定判断部407は、手書き入力部203によって得られた手書き情報202の座標が、領域を指定したものかどうかの判断を行う。
【0045】
領域座標保存部406は、指定した領域座標データと領域指定動作を行った際に設置されていた紙文書の文書識別情報を保存する。
【0046】
データ通信装置404は、電子文書304が保存されている図3に示されたホストコンピュータ301等と情報を送受信する。
【0047】
これらは互いにデータバス410などによって接続され、更に、図示されてないマイコンなどを用いたコントローラ、コントローラに接続されたパラレルポート、電源などを備える。
【0048】
領域指定判断部407はソフトウェアとして構成することも可能でありそして、これは、主にコストの面から望ましい。動作指定装置210における動作指定の読み取りは、たとえばスイッチに接続されたパラレルポートを読み取ることで実施する。
【0049】
電子文書呼び出し部401は、読み取られた文書識別情報から適切な電子文書を呼び出す。
【0050】
情報切り出し部402は、呼び出された電子文書から、取得された指定領域に対応する部分を切り出す。
【0051】
情報保存部403は、切り出した情報を保存する。
【0052】
また、動作実行部405は、動作指定装置404で指示された動作を実行する。
【0053】
ここで、手書き情報入力装置200が、図1に示された手書き情報入力装置100と同様に、ホストコンピュータ301などと一体となって運用される場合には、電子文書呼び出し部401、情報切り出し部402、情報保存部403、動作実行部405は、手書き情報入力装置200と一体である必要はなく、ホストコンピュータ301側に設置することも可能である。
【0054】
これらは、互いにデータバス410などによって接続されるが、単一のコンピュータシステム内にて実行するソフトウェアとして構成することも可能である。これは、主にコストの面から望ましい。
【0055】
図2に示された手書き情報入力装置200と図3に示されたホストコンピュータ301は、データ通信装置404によって適宜接続される。データ通信装置404は、イーサネット(登録商標)などのネットワーク技術、USB、シリアル接続などのローカル接続技術などを用いることができる。
【0056】
次に本発明の動作の例を以下に説明する。
【0057】
先ず第1の手順では、座標取得動作について説明する。座標取得動作は、手書き入力部203より手書き入力202の座標を取得する。手書き入力は、手書き情報入力装置200の手書き入力部203上の座標を表し、専用入力ペン206により、手書き情報入力装置200の手書き入力部203上の任意の点を指すことで取得される。
【0058】
第2の手順では、文書識別情報の取得動作について説明する。文書識別情報の取得動作は、文書識別情報読取装置205を使用して、紙文書201上の文書識別情報204を取得する。座標取得手順と文書識別情報取得手順は、次のようである。
【0059】
座標の取得は、例えば、電磁誘導式ディジタイザである、手書き入力部203により行う。電磁誘導式ディジタイザである手書き入力部203は、手書き入力しているときに電磁場を放射するアクティブなペンであり、その発する電磁場を手書き情報入力装置200が検出することにより、座標が取得される。
【0060】
また、文書識別情報の取得は、例えば、バーコードリーダである、文字識別情報読み取り装置205により、紙文書201の所定の位置に印刷されたバーコード等で表される文書識別情報を読み取ることにより行う。これは、例えば、特開2000−112646号公報にも示されている。
【0061】
第3の手順では、領域指定の特定動作について説明する。上記の手順によって得られた手書き入力202の座標が、領域の指定にかかわる座標入力であるかどうかを判断する。この入力により領域が指定されたのか否かの判断は、手書き入力された座標に連なる一連の一筆書きが、領域の定義に当てはまるかどうかに従って判断する。
【0062】
図5、図6及び図7は、領域の定義の例を示す。領域が指定されたかどうかは、いわゆる閉領域と呼ばれる一筆書きで囲まれた領域などを用いて判断することができる。図5、図6及び図7において、記号Sは、一筆書きの開始位置でありそして、Eは終了位置である。
【0063】
図5と図6に示された斜線部分は、閉領域である。この場合に、一筆書きは正確に閉じている必要はない。たとえば図6に示されたように、ある程度、始点と終点が近接しているだけでも、閉領域と判断することができる。
【0064】
また領域の定義はこの方法に限らず、たとえばある領域を削除する場合には図7に示されたように、削除したい領域を覆うように筆記することも可能である。
【0065】
本手順において領域が指定されていないと判断した場合は、先願と同様の上記座標取得と、文書識別情報取得の手順を繰り返す。
【0066】
第4の手順では、動作指定の読み取り動作について説明する。動作指定の読み取り動作は、前述の手順によって領域が指定された場合には、動作指定装置210によって指定された動作を読み取る。動作が指定されない場合には、上述の、座標取得と、文書識別情報取得の手順を繰り返す。
【0067】
第5の手順では、領域情報の保存動作について説明する。領域情報の保存動作は、上記の手順によって領域が指定され、動作が指定された場合に、領域の座標と領域が指定されたときに設置されていた紙文書201の文書識別情報204と、指定された動作を、領域座標保存部406に保存する。
【0068】
第6の手順では、保存情報の送受信動作について説明する。保存情報の送受信動作は、上記の手順によって領域座標保存部406に保存された情報を、通信部404によって手書き情報入力装置200から、ホストコンピュータ301へ送信される。
【0069】
第7の手順では、電子文書の読み出し動作について説明する。電子文書の読み出し動作は、取得された文書識別情報204に従って、適切な電子文書304を、ホストコンピュータ301から読み出す。
【0070】
第8の手順では、情報の切り出し動作について説明する。情報の切り出し動作は、上記手順により読み出された電子文書から、指定された領域を切り出し、そして、情報保存部403に保存する。
第9の手順では、動作の実行について説明する。動作の実行は、動作実行部405により、上記手順により保存された情報に対して、上記手順により指定された動作を実行する。ここで、上記の手順のうち、第7の手順から第9の手順は、ホストコンピュータ301において実行され、第1の手順から第6の手順と、必ずしも同時に実行される必要はない。
【0071】
上記第4の手順で指定され、第9の動作実行手順において実行する動作としては「コピー」、「メール」、「削除」などを指定することができる。
【0072】
ここで、実行する動作として「コピー」動作が指定された場合には、たとえば、情報保存部403に保存されている切り出された情報を公知のWindows(登録商標)システムでクリップボードと呼ばれる共通のデータバッファに保存する動作を実行する。
【0073】
次に、実行する動作として「削除」動作が指定された場合には、たとえば、情報保存部403に保存されている切り出された情報を、記憶装置303に保存されている元となる電子文書304から削除する動作を実行する。ここで、指定された領域が削除された電子文書を、新しい電子文書として保存することも可能であり或は、既存の電子文書に置き換えて保存することも可能である。また、削除済みの電子文書を改めて紙文書として印刷することも可能である。
【0074】
次に、実行する動作として「メール」動作が指定された場合には、たとえば新規メールを作成し、情報保存部403に保存されている切り出された情報を作成したメール文書に挿入あるいは添付する動作を実行する。
【0075】
また、上記の操作を行った後に、領域指定にかかわる座標データを表示することも、表示しないことも可能である。
【0076】
図8は、「コピー」動作において、領域指定にかかわる座標データを表示した場合の例を示す図である。また、図9は、「コピー」動作において、領域指定にかかわる座標データを表示しない場合の例を示す図である。図8に示すように領域802の指定に関する座標データを表示した場合には、コピーした領域の周縁部に枠801が表示される。一方、図9に示すように領域802の指定に関する座標データを表示しない場合には、図8では表示されるコピーした領域の周縁部の枠は表示されない。
【0077】
また、上記の「コピー」等の動作を行った後に、この「コピー」等の動作を反映した電子文書を、再び紙文書として自動的に印刷することも可能である。
【0078】
【発明の効果】
請求項1の発明によって、手書き情報入力装置によって、領域とその領域に対する操作を指示することを可能としているので、紙の上に既に印字された画像や情報を操作することが可能となる。
【0079】
請求項2の発明によって、情報処理装置に対して、領域とその領域に対する操作を指示することを可能としているので、紙の上にすでに印字された画像や情報を操作することが可能となる。
【0080】
請求項3の発明によって、情報処理装置に対して、領域の指定にかかわる座標列を削除することを可能としているために、操作後の電子ファイルをより見やすくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の手書き情報入力装置の概略を示す図である。
【図2】本発明に従った手書き情報入力装置の概略を示す図である。
【図3】ホストコンピュータシステムを示す図である。
【図4】本発明に従った手書き情報入力装置の機能ブロックの概略を示す図である。
【図5】本発明に従った領域の定義の例を示す図である。
【図6】本発明に従った領域の定義の例を示す図である。
【図7】本発明に従った領域の定義の例を示す図である。
【図8】領域指定にかかわる座標データを表示した場合の例を示す図である。
【図9】領域指定にかかわる座標データを表示しない場合の例を示す図である。
【符号の説明】
100 手書き情報入力装置
101 紙文書
102 手書き情報
103 手書き入力部
104 文書識別情報
105 文書識別情報読取装置
106 専用入力ペン
200 手書き情報入力装置
201 紙文書
203 手書き入力部
205 文字識別情報読み取り装置
206 専用入力ペン
210 動作指定装置
300 ホストコンピュータシステム
301 ホストコンピュータ
302 出力装置
303 記憶装置
304 電子文書
401 電子文書呼び出し部
402 情報切り出し部
403 情報保存部
404 データ通信装置
404 動作指定装置
405 動作実行部
406 領域座標保存部
407 領域指定判断部

Claims (3)

  1. 電子的に作成された文書が印刷された紙文書上に加えられた手書き情報を取得する手書き入力部と、前記電子的に作成された文書を識別する文書識別情報を取得する文書識別情報読み取り装置とを有する手書き情報入力装置であって、
    前記手書き入力部により入力された座標情報が、領域の指定であるか否かを判断する領域指定判断装置と、
    前記領域指定判断装置により判断された領域に対して、動作を指定する動作指定装置と、
    前記領域指定判断装置により判断された領域の前記座標情報と、前記動作指定装置により指定された前記動作を保存する指定領域保存装置とを有することを特徴とする、手書き情報入力装置。
  2. 電子的に作成された文書が印刷された紙文書上に加えられた手書き情報を取得する手書き入力部と、前記電子的に作成された文書を識別する文書識別情報を取得する文書識別情報読み取り装置とを有する手書き情報入力装置と通信する、前記電子的に作成された文書を保存する記憶装置を有する情報処理装置であって、
    前記手書き情報入力装置上に設置された、前記文書識別情報を付与された前記紙文書上で、前記手書き入力部によって領域を指定したときに、前記対応する電子的に作成された文書内の前記指定された領域に記載されている情報を保存する情報保存部を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記指定された領域に記載されている情報を、前記対応する電子的に作成された文書から削除することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
JP2003072624A 2003-03-17 2003-03-17 手書き情報入力装置及び情報処理装置 Pending JP2004280601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003072624A JP2004280601A (ja) 2003-03-17 2003-03-17 手書き情報入力装置及び情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003072624A JP2004280601A (ja) 2003-03-17 2003-03-17 手書き情報入力装置及び情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004280601A true JP2004280601A (ja) 2004-10-07

Family

ID=33288772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003072624A Pending JP2004280601A (ja) 2003-03-17 2003-03-17 手書き情報入力装置及び情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004280601A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282700A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282700A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8131081B2 (en) Image processing apparatus, and computer program product
US20190238688A1 (en) Scan privacy tool for printing operations
US8164771B2 (en) Image processing apparatus for treating recording medium provided with RFID chip
US8045198B2 (en) System and method for processing a change history of a PDF file
US20070279672A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4378519B2 (ja) 情報表示装置
US6594405B1 (en) Method and apparatus for preprinted forms completion
JP2007048053A (ja) 文書処理方法および文書処理装置、プログラム
JP2009151508A (ja) 会議メモ記録装置および会議メモ記録プログラム
JP2008092451A (ja) スキャナシステム
US8804204B2 (en) Password generating system and method, and non-transitory computer readable medium
JP4136282B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体
JP2004280601A (ja) 手書き情報入力装置及び情報処理装置
JP2005063029A (ja) 手書き情報取得装置
JP2001260498A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP6839389B2 (ja) 画像処理及びエラー対処システム並びにリニアライズド及び非リニアライズド・ポータブル・ドキュメント・フォーマット(Pdf)ファイルの印刷方法
JP2004025576A (ja) 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム
CN113448522B (zh) 可变数据打印输出方法、装置、终端设备及可读存储介质
JPH08138007A (ja) 情報の記録・読み取り方法及び文書情報処理装置
JP2006107124A (ja) タブレット及び情報読み取り方法
JP2008118364A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JPH0452161A (ja) プリンタ
US8817318B2 (en) Printer
JP6672666B2 (ja) 情報処理装置、及びプログラム
JP2005159764A (ja) 記録方法及び装置及びプログラム及び記憶媒体