JP2004279923A - ゴムローラアセンブリおよび画像形成装置 - Google Patents

ゴムローラアセンブリおよび画像形成装置 Download PDF

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Ryoichi Yamamoto
良一 山本
Hironao Shirai
宏尚 白井
Hideo Yamaki
秀郎 山木
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Abstract

【課題】製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制された取外し可能なゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】転写ローラアセンブリ20Kは,軸部材1と,ゴム部2とを有するゴムローラと,取手部材3とを有している。軸部材1は,取手部材3の支持部36,37と軸方向に摺動可能に組み合わされている。また,軸部材1には,溝11が形成されている。また,取手部材3は,支持部36の軸方向の外側にL字型のフック33が設けられている。そして,フック33の先端は,軸部材1の溝11内に配置されている。このフック33の先端部分が軸部材1の溝11による段差に引っかかることによって,取手部材3の軸方向の移動範囲が制限される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置に関する。さらに詳細には,製造が容易なゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から,電子写真方式の画像形成装置では,転写ローラとして導電性を有するゴムローラを備えるものが多数ある(例えば,特許文献1,特許文献2参照)。そして,この種の画像形成装置では,そのゴムローラを介して転写電圧を被転写体に印加することで,トナー像が被転写体へ転写されるようにしているものがある。また,転写用のゴムローラは,そのゴムローラを支持する支持部材とともに一体化した転写ローラアセンブリとして画像形成装置に装着されている。
【0003】
ここで,画像形成装置に対して着脱可能な転写ローラアセンブリについて説明する。転写ローラアセンブリは,図15に示すように軸部材(ローラの芯金)1とゴム部2とを有するゴムローラと,ゴムローラを支持する取手部材3とを備えている。軸部材1には,切削加工により段差28,29が形成されている。すなわち,軸部材1は,軸方向の中央部分であって径が大きい大径部18と,軸方向の両端部分であって径が小さい小径部16,17とによって構成される。そして,軸部材1の大径部18には,ゴム部2が圧入されている。ゴム部2の軸方向の長さは,大径部18の軸方向の長さよりも短い。そのため,ゴム部2の全体が大径部18上に配置されている。また,軸部材1は,小径部16,17にて取手部材3に支持されている。取手部材3は,両端部の支持部36,37にて軸部材1を支持している。また,ゴム部2は,支持部36と支持部37との間,すなわち支持部36,37より内側に配置されている。すなわち,支持部36と支持部37との間隔Dは,軸部材1の大径部18の軸方向の長さよりも長い。また,軸部材1は,取手部材3の支持部36,37と軸方向に摺動できるように組み合わされている。取手部材3が軸方向に摺動できる範囲は,図16に示すように軸部材1の段差28,29が取手部材3の支持部36,37と当接することにより規制される。ここで,ゴム部2の長さは,大径部18の長さよりも短いため,ゴム部2と取手部材3とは接触しない。従って,ゴム部2の変形およびそれに伴う抵抗変動が抑制されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−191557号公報
【特許文献2】
特開2000−98809号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,前記した従来の技術には以下のような問題があった。すなわち,転写ローラアセンブリの製造において,軸部材1の小径部16,17の削り代が大きい。また,軸部材1の小径部16,17と取手部材3の支持部36,37とを摺動させる必要があるため,切削精度等が要求される。さらに,ゴム部2を軸部材1に圧入させる際に,ゴム部2の内壁が軸部材1の段差28,29に引っかかってしまうことがある。そのため,製造し難く,歩留りも悪い。
【0006】
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制された取外し可能なゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題の解決を目的としてなされたゴムローラアセンブリは,画像形成装置に対して着脱可能なゴムローラアセンブリであって,回転軸と,回転軸上に配置されているゴムローラ部材と,回転軸を,ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置で支持し,回転軸に対して軸方向に摺動可能である支持部材と,回転軸の,ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置に形成されている溝と,支持部材に設けられ,先端部が回転軸の溝内に配置されている移動規制部材とを備えるものである。また,本発明の画像形成装置は,そのゴムローラアセンブリを備えるものである。
【0008】
本発明のゴムローラアセンブリでは,支持部材が回転軸に対して軸方向に摺動可能に組み合わされている。そして,回転軸には溝が形成されている。また,支持部材には移動規制部材が設けられており,その先端部が回転軸の溝内に配置されている。これにより,支持部材の軸方向への移動範囲を制限している。また,回転軸の溝の幅は,移動規制部材の先端部の幅よりも多少広い程度でよい。そのため,切削加工での回転軸の削り代は小さい。また,切削精度も要求されない。そのため,短時間でかつ容易に切削加工を行うことができる。また,ゴムローラ部材を溝が形成されていない側から圧入することで,ゴムローラ部材の引っかかりを防ぐことができる。従って,製造が容易であり,歩留まりもよい。
【0009】
また,本発明の別のゴムローラアセンブリは,画像形成装置に対して着脱可能なゴムローラアセンブリであって,回転軸と,回転軸上に配置されているゴムローラ部材と,回転軸を,ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置で支持し,回転軸に対して軸方向に摺動可能である支持部材と,回転軸上に固定され,支持部材の軸方向の一方の側への移動を規制する第1の移動規制部材と,回転軸上に固定され,支持部材の軸方向の他方の側への移動を規制する第2の移動規制部材とを備えるものである。また,本発明の別の画像形成装置は,そのゴムローラアセンブリを備えるものである。
【0010】
本発明の別のゴムローラアセンブリでは,第1の移動規制部材および第2の移動規制部材を回転軸上に固定することで,支持部材の軸方向への移動範囲を制限している。そのため,支持部材の移動範囲を制限するために,回転軸を切削する必要はない。また,第1の移動規制部材および第2の移動規制部材をEリング等で固定するために多少の切削を行うとしても,その削り代は小さい。また,切削精度も要求されない。また,その程度の幅の溝であれば,ゴムローラ部材の内壁が引っかかることは少ない。従って,製造が容易であり,歩留まりもよい。
【0011】
また,本発明のゴムローラアセンブリの第1の移動規制部材と第2の移動規制部材との一方は,外部の駆動力を回転軸に伝達する駆動ギアであるとするとよりよい。これにより,第1の移動規制部材もしくは第2の移動規制部材は,支持部材の軸方向の移動を規制するとともに,外部の駆動力を回転軸に伝達する機能を兼ねることができる。このため,部品数を削減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,電子写真方式のカラー複写機に本発明を適用したものである。
【0013】
[第1の形態]
本形態の画像形成装置は,タンデム方式のフルカラー複写機であり,図1に示すように並列に配置された4つの作像ユニットを有するものである。詳細には,本形態のカラー複写機は,イメージリーダ部100と,プリンタ部200とを備えている。イメージリーダ部100は,原稿ガラス板に載置された原稿の画像をスキャナ等で読み撮るものである。
【0014】
プリンタ部200は,イメージリーダ部100にて読み撮られた画像を基に,記録用紙上に画像を形成するものである。詳細には,プリンタ部200は色ごとに,作像部40K,40C,40M,40Yを有している。またその他に,給紙部50,定着部80,転写ベルト51,2次転写ローラ52,制御部90等を有している。作像部40K,40C,40M,40Yは,露光ヘッド70K,70C,70M,70Yと,トナー像を形成する画像プロセス部60K,60C,60M,60Yと,形成されたトナー像を転写ベルト51上に転写する1次転写ローラ10K,10C,10M,10Yとを有している。各1次転写ローラは,それぞれ転写ローラホルダに着脱可能に装着されており,画像形成装置から取り外すことが可能である。画像プロセス部60K,60C,60M,60Yは,トナー像を担持する感光体ドラム41K,41C,41M,41Yを有し,これを中心として帯電チャージャ42K,42C,42M,42Y,現像器43K,43C,43M,43Y,クリーナ44K,44C,44M,44Y等を有している。
【0015】
また,本形態の画像形成装置には,1次転写ローラを有する転写ローラアセンブリを装着するための転写ローラホルダが色ごとに設置されいる。具体的には,図2に示すような転写ローラアセンブリ取付けホルダ30Kが設置されている。そして,1次転写ローラ10Kを有する転写ローラアセンブリ20Kは,転写ローラアセンブリ取付けホルダ30K内に装着される。これにより,転写ローラアセンブリ20Kは,画像形成装置からの着脱が可能である。なお,図2は転写ローラアセンブリ20Kが装着されていない状態を,図3は転写ローラアセンブリ20Kが装着されている状態を,それぞれ示している。
【0016】
次に,本発明の特徴点である転写ローラアセンブリ20Kについて詳説する。なお,その他の転写ローラアセンブリについても同様である。本形態の転写ローラアセンブリ20Kは,図4の概念図に示すように軸部材1と,ゴム部2とを有するゴムローラと,取手部材3とを有している。軸部材1には,ゴム部2が圧入されている。ゴム部2の軸方向の長さは,軸部材1の軸方向の長さよりも短い。そのため,ゴム部2の全体が軸部材1上に配置されている。なお,ゴム部2は,電子伝導,イオン伝導等の導電性を有するものである。また,多層構造のものでもよい。導電材としては,カーボンや金属等が該当する。ゴム部材としては,発泡ウレタンゴム,発泡EPDM,フッ素コート発泡シリコンゴム,発泡NBR,発泡ヒドリンゴム等が該当する。
【0017】
また,取手部材3は,両端部の支持部36,37にて軸部材1を支持している。すなわち,軸部材1は,軸方向の両端部付近にて取手部材3に支持されている。さらに,取手部材3の支持部36,37は,軸部材1と軸方向に摺動可能に組み合わされている。また,ゴム部2は,支持部36と支持部37との間,すなわち支持部36,37より内側に配置されている。そのため,ゴム部2の長さは,支持部36と支持部37との間隔Dよりも短い。
【0018】
また,軸部材1には,支持部36より外側に溝11が形成されている。また,取手部材3には,支持部36より外側に,L字型のフック33が設けられている。そして,フック33の先端は,軸部材1の溝11内に配置されている。このフック33の先端部分が軸部材1の溝11による段差に引っかかることによって,取手部材3の軸方向の移動範囲が制限される。すなわち,取手部材3の軸方向の移動範囲は,溝11の幅による。そして,溝11の幅は,フック33の先端を差し入れることができ,さらに軸方向への多少のあそびを確保できる程度の長さでよい。これにより,取手部材3とゴム部2との接触が防止される。
【0019】
次に,本形態の転写ローラアセンブリ20Kの製造過程での特徴点について説明する。本形態の軸部材1には,一方の端部付近に切削加工にて溝11が形成される。そして,その溝11の幅は,フック33の先端の幅より多少広い程度でよい。そのため,従来の転写ローラアセンブリの場合と比較して削り代が小さい。また,従来の転写ローラアセンブリのように小径部にて摺動させる必要がないため,切削精度も要求されない。また,ゴム部2は,溝11が形成されていない側から圧入すればよい。そのため,ゴム部2の圧入の際に,ゴム部2の内壁が溝11に引っかかることはない。
【0020】
以上詳細に説明したように第1の形態の転写ローラアセンブリ20Kは,軸部材1の一方の端部付近に溝11を形成することとしている。そして,取手部材3のフック33の先端を軸部材1の溝11内に配置することによって,取手部材3の軸方向への移動範囲を制限することとしている。また,従来の転写ローラアセンブリの削り代と比較して溝11の削り代は小さい。また,従来の切削加工と比較して切削精度は要求されない。そのため,短時間でかつ容易に切削加工を行うことができる。また,ゴム部2の内壁が溝11に引っかかることはない。そのため,歩留まりもよい。従って,製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制された取外し可能なゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置が実現されている。
【0021】
[第2の形態]
本形態の転写ローラアセンブリ21Kは,図5に示すように軸部材1と,ゴム部2とを有するゴムローラと,取手部材3とを有している。さらに,支持部36,37よりも外側に軸方向規制部材12,13を有している。軸方向規制部材12,13は,Eリング等のリング部材により固定されている。なお,接着剤やビス止め等によって固定してもよい。軸方向規制部材12は,取手部材3の図5中の左側への移動を規制している。軸方向規制部材13は,取手部材3の図5中の右側への移動を規制している。すなわち,取手部材3は,軸方向規制部材12,13と当接することによって,軸方向への移動範囲が制限される。これにより,取手部材3とゴム部2との接触が防止される。
【0022】
次に,本形態の転写ローラアセンブリ21Kの製造過程での特徴点について説明する。本形態の軸部材1では,Eリング等のリング部材を設置する位置に切削加工にて溝が形成される。そして,その溝の幅は,リング部材を固定するために必要な大きさ程度でよい。そのため,従来の転写ローラアセンブリと比較して削り代が小さい。なお,接着剤やビス止め等による固定であれば溝を形成する必要がない。また,従来の転写ローラアセンブリのように小径部にて摺動させる必要がないため,切削精度も要求されない。また,リング部材を固定する程度の幅の溝であれば,ゴム部2の内壁がその溝に引っかかることは少ない。
【0023】
以上詳細に説明したように第2の形態の転写ローラアセンブリ21Kは,支持部36,37の外側に軸方向規制部材12,13を設置することとしている。そして,その軸方向規制部材12,13によって,取手部材3の軸方向への移動範囲を制限することとしている。また,軸方向規制部材12,13をリング部材で固定するために行う切削加工では,従来の転写ローラアセンブリの削り代と比較して削り代が小さい。また,従来の切削加工と比較して切削精度は要求されない。そのため,短時間でかつ容易に切削加工を行うことができる。また,ゴム部2の内壁がその溝に引っかかることは少ない。さらに,歩留まりもよい。従って,製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制されたゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置が実現されている。
【0024】
[第3の形態]
本形態の転写ローラアセンブリ22Kは,図6に示すように軸部材1と,ゴム部2とを有するゴムローラと,取手部材3とを有している。さらに,軸部材1の両端部にキャップ部材14,15を有している。キャップ部材14,15は,軸部材1の端部から圧入されることによって固定されている。具体的には,軸部材1の端部では,図7に示すようにDカットされている。一方,キャップ部材14は,図8に示すようにDカットされた軸部材1の端部と同様の形状の穴141が形成されている。さらに,穴141の内壁には突起部142が形成されている。なお,キャップ部材15も同様の形状である。このような形状のキャップ部材14,15を,軸部材1の端部とキャップ部材14,15の穴141とが一致するように設置して,軸部材1の端部から圧入する。そして,キャップ部材14,15は,圧入の際に突起部142がつぶされることで軸部材1の端部に固定される(図9参照)。取手部材3は,キャップ部材14,15と当接することによって,軸方向への移動範囲が制限される。これにより,取手部材3とゴム部2との接触が防止される。
【0025】
次に,本形態の転写ローラアセンブリ22Kの製造過程での特徴点について説明する。本形態の軸部材1では,両端部が切削加工にてDカットされる。そして,切削される軸方向の長さは,キャップ部材14,15を固定するために必要な長さ程度でよい。そのため,従来の転写ローラアセンブリと比較して削り代が小さい。また,従来の転写ローラアセンブリのように小径部にて摺動させる必要がないため,切削精度も要求されない。また,キャップ部材14,15を固定する程度の段差であれば,ゴム部2の内壁がその段差に引っかかることは少ない。
【0026】
以上詳細に説明したように第3の形態の転写ローラアセンブリ22Kは,キャップ部材14,15によって,取手部材3の軸方向への移動範囲を制限することとしている。また,従来の転写ローラアセンブリの削り代と比較して両端部の削り代は小さい。また,従来の切削加工と比較して切削精度は要求されない。また,ゴム部2の内壁が両端部の段差に引っかかることは少ない。従って,製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制されたゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置が実現されている。
【0027】
[第4の形態]
本形態の転写ローラアセンブリ23Kは,図10に示すように軸部材1と,ゴム部2とを有するゴムローラと,取手部材3とを有している。さらに,軸部材1の一方の端部には,軸方向規制部材12が固定されている。また,他方の端部には,駆動ギア34が固定されている。軸方向規制部材12は,第2の形態のリング部材12と同様のものである。駆動ギア34も,軸方向規制部材12と同様にEリング等のリング部材によって固定されている。取手部材3は,リング部材12および駆動ギア34と当接することによって,軸方向への移動範囲が制限される。これにより,取手部材3とゴム部2との接触が防止される。
【0028】
次に,本形態の転写ローラアセンブリ23Kの製造過程での特徴点について説明する。本形態の軸部材1では,駆動ギア34等を固定するためのリング部材が設置される位置に切削加工にて溝が形成される。そして,その溝の幅は,リング部材を固定するために必要な大きさでよい。そのため,従来の転写ローラアセンブリと比較して削り代が小さい。なお,接着剤やビス止め等による固定であれば溝を形成する必要がない。また,従来の転写ローラアセンブリのように小径部にて摺動させる必要がないため,切削精度も要求されない。
【0029】
以上詳細に説明したように第4の形態の転写ローラアセンブリ23Kは,取手部材3の移動範囲を制限する手段として駆動ギア34を利用することとしている。そして,駆動ギア34をリング部材で固定するために行う切削加工では,従来の転写ローラアセンブリの削り代と比較して削り代が小さい。また,従来の切削加工と比較して切削精度は要求されない。そのため,短時間でかつ容易に切削加工を行うことができる。従って,本形態の転写ローラアセンブリ23Kであっても,製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制されたゴムローラアセンブリが実現されている。
【0030】
[第5の形態]
本形態の転写ローラアセンブリ24Kは,図11に示すように軸部材1と,ゴム部2とを有するゴムローラと,ガイド部35とホルダ36,37とを有する取手部材3とを有している。さらに,取手部材3の軸方向への移動範囲を制限する手段として,軸部材1の一方の端部には,第1の形態と同様の溝11が形成されており,ホルダ36に設けられたフック33の先端部が溝11内に配置されている。また,他方の端部には,第4の形態のように駆動ギア34が固定されている。さらには,ホルダ37に規制部材39が設けられている。これにより,取手部材3のホルダ36,37とゴム部2との接触が防止されている。なお,本形態の転写ローラアセンブリ24Kの軸部材1には,ゴム部2とホルダ36,37との間に位置決め部材26,27が固定されている。
【0031】
図12は,図11中の矢印P方向から見たときのホルダ36を示している。図12中のフック33の先端部Aを軸部材1に形成された溝11に差し入れることで,図12中の矢印方向へのがたつきが規制される。図13は,図11中の矢印Q方向から見たときのホルダ37を示している。図13中の規制部材39の面Bを駆動ギア34と当接させることで,図13中の矢印方向へのがたつきが規制される。図14は,図11中の矢印R方向から見たときのホルダ37を示している。図14中の矢印Cの範囲内に位置決め部材26,27を配置することで,位置決め部材26,27がゴム部2の端部に接触することを防いでいる。
【0032】
以上詳細に説明したように第5の形態の転写ローラアセンブリ24Kの軸部材1の一方の端部では,取手部材3のフック33の先端部を軸部材1の溝11内に配置することとしている。また,他方の端部では,駆動ギア34を軸部材1に固定することとしている。そして,これらによって,取手部材3の軸方向への移動範囲を制限することとしている。すなわち,第1の形態から第4の形態での取手部材3の移動範囲を制限する手段を組み合わせてもよい。
【0033】
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,本実施の形態では,転写ローラアセンブリに本発明を適用しているがこれに限るものではない。すなわち,給紙ローラアセンブリ等であってもよい。
【0034】
また,取手部材3の他にも,ゴム部2と当接してゴム部2を変形させる可能性があるものがある。例えば,転写前ガイド,除電部材保持板である。しかしながらそのようなものであっても,本形態の取手部材3のように軸方向への移動範囲を制限することで,ゴム部2との接触を防止することができる。
【0035】
また,実施の形態では複写機に本発明を適用しているがこれに限るものではない。すなわち,スキャナやFAX等であっても現像装置を有するものであれば適用可能である。また,モノクロ画像専用機であってもよい。また,タンデム方式に限らず,例えば4サイクル方式であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば,製造が容易であり,ゴムローラのゴム部の変形が抑制された取外し可能なゴムローラアセンブリおよびそのゴムローラアセンブリを備えた画像形成装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】転写ローラアセンブリの取付け前の状態を示す概略図である。
【図3】転写ローラアセンブリの取付け後の状態を示す概略図である。
【図4】第1の形態に係る転写ローラアセンブリの構成を示す断面概略図である。
【図5】第2の形態に係る転写ローラアセンブリの構成を示す断面概略図である。
【図6】第3の形態に係る転写ローラアセンブリの構成を示す断面概略図である。
【図7】軸部材の端部の形状を示す断面図である。
【図8】キャップ部材の構成を示す断面図である。
【図9】回転部材とキャップ部材とが組み合わされた状態を示す断面図である。
【図10】第4の形態に係る転写ローラアセンブリの構成を示す断面概略図である。
【図11】第5の形態に係る転写ローラアセンブリの構成を示す概略図である。
【図12】図11に示した転写ローラアセンブリ中のホルダを矢印P方向から見た斜視図である。
【図13】図11に示した転写ローラアセンブリ中のホルダを矢印Q方向から見た斜視図である。
【図14】図11に示した転写ローラアセンブリ中のホルダを矢印R方向から見た斜視図である。
【図15】従来の画像形成装置における転写ローラアセンブリの概要(通常時)を示す図である。
【図16】従来の画像形成装置における転写ローラアセンブリの概要(位置ずれ時)を示す図である。
【符号の説明】
1 軸部材(回転軸)
2 ゴム部(ゴムローラ部材)
3 取手部材(支持部材)
11 溝
12 軸方向規制部材(第1の移動規制部材)
13 軸方向規制部材(第2の移動規制部材)
14 キャップ部材(第1の移動規制部材)
15 キャップ部材(第2の移動規制部材)
33 フック(移動規制部材)
34 駆動ギア
20K 転写ローラアセンブリ(ゴムローラアセンブリ)

Claims (5)

  1. 画像形成装置に対して着脱可能なゴムローラアセンブリにおいて,
    回転軸と,
    前記回転軸上に配置されているゴムローラ部材と,
    前記回転軸を,前記ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置で支持し,前記回転軸に対して軸方向に摺動可能である支持部材と,
    前記回転軸の,前記ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置に形成されている溝と,
    前記支持部材に設けられ,先端部が前記溝内に配置されている移動規制部材とを備えることを特徴とするゴムローラアセンブリ。
  2. 画像形成装置に対して着脱可能なゴムローラアセンブリにおいて,
    回転軸と,
    前記回転軸上に配置されているゴムローラ部材と,
    前記回転軸を,前記ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置で支持し,前記回転軸に対して軸方向に摺動可能である支持部材と,
    前記回転軸上に固定され,前記支持部材の軸方向の一方の側への移動を規制する第1の移動規制部材と,
    前記回転軸上に固定され,前記支持部材の軸方向の他方の側への移動を規制する第2の移動規制部材とを備えることを特徴とするゴムローラアセンブリ。
  3. 請求項2に記載するゴムローラアセンブリにおいて,
    前記第1の移動規制部材と前記第2の移動規制部材との一方は,外部の駆動力を前記回転軸に伝達する駆動ギアであることを特徴とするゴムローラアセンブリ。
  4. ゴムローラアセンブリを備える画像形成装置において,
    前記ゴムローラアセンブリは,
    回転軸と,
    前記回転軸上に配置されているゴムローラ部材と,
    前記回転軸を,前記ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置で支持し,前記回転軸に対して軸方向に摺動可能である支持部材と,
    前記回転軸の,前記ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置に形成されている溝と,
    前記支持部材に設けられ,先端部が前記溝内に配置されている移動規制部材とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. ゴムローラアセンブリを備える画像形成装置において,
    前記ゴムローラアセンブリは,
    回転軸と,
    前記回転軸上に配置されているゴムローラ部材と,
    前記回転軸を,前記ゴムローラ部材の端部より軸方向の外側の位置で支持し,前記回転軸に対して軸方向に摺動可能である支持部材と,
    前記回転軸上に固定され,前記支持部材の軸方向の一方の側への移動を規制する第1の移動規制部材と,
    前記回転軸上に固定され,前記支持部材の軸方向の他方の側への移動を規制する第2の移動規制部材とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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