JP2004279181A - 超音波探傷装置および超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探傷装置および超音波探傷方法 Download PDF

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敏 長井
Kazunari Fujiyama
一成 藤山
Taiji Hirasawa
泰治 平澤
Kazuhiro Saito
和宏 齊藤
Toshihiro Fujiwara
敏洋 藤原
Hitoshi Kichise
仁志 吉瀬
Hirotsugu Kodama
寛嗣 児玉
Mitsuyoshi Okazaki
光芳 岡崎
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Abstract

【課題】原動機が高温にある状態で部品の異常の有無を判定可能にする。
【解決手段】金属シュー21と超音波探触子2とを一体化した超音波探傷装置10を、磁石ローラ5の磁力により被検体の一例である蒸気弁1の外表面に吸着させる。そして、超音波探傷装置10に接続された回転ハンドル6の手動操作により磁石ローラ5を回転駆動させて、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面上の所望の位置に移動させる。次に、金属シュー下部21bの底面を蒸気弁1の外表面に当接させて、金属シュー下部21bの底面と蒸気弁1の外表面との隙間に接触媒質を供給する。そして、探触子駆動装置8により超音波探触子2から金属シュー21を介在して蒸気弁1の内部に超音波を発信して、蒸気弁1内部の亀裂などの欠陥の有無を検査する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温状態にある被検体の損傷を検出する超音波探傷装置および超音波探傷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
原動機、例えば蒸気タービンにおいては、材料の経年劣化やエロージョン等に伴う損傷が懸念されるため、定期的に検査を行って、当該蒸気タービンの健全性および性能・効率の維持を図っている。蒸気タービンの主要部である動翼およびロータは、ケーシングに囲われた状態であるため、このケーシングを開放した上での検査が一般的になされている。このケーシングを開放した上での検査は大掛かりな作業となってしまうので、予め定検期間を定めて、可能な限りの検査項目を工程に組み入れて、ケーシングの開放頻度を最小限にしている。そのため、蒸気タービン内の弁や蒸気配管についても同じ定検期間内において検査されるのが一般的である。
【0003】
蒸気タービンの外表面上に現れる疲労やクリープによる亀裂、エロージョンによる著しい減肉や欠損等の損傷は、PT(浸透探傷試験)やMT(磁紛探傷試験)等を含む目視試験により比較的精度良く検査することが可能である。このため主要な蒸気弁は、分解した上での検査がなされている。
【0004】
蒸気タービン内における、目視試験により損傷の判定が出来ない部位の損傷を検査する方法として、超音波探触子を蒸気タービン内の被検体に当接させて、この超音波探触子による超音波を被検体の内部に発信して損傷を検出する超音波探傷試験が用いられる。この超音波探傷試験により、蒸気タービン内のロータの中心孔等の損傷の有無を検査する。
【0005】
これらの検査結果において発見した損傷については、その損傷を発見した部位ごとの有害度を判定して、それぞれの損傷部位に対する対策が決定される。また、損傷計測による結果は、この結果に基づく被検体の損傷程度について十分な分析を行って、プラントの長期的な保守運用計画を策定するのに用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蒸気タービンの高温部品の検査において、目視試験を実施する場合には、当該蒸気タービンを分解する、または主要部を囲むケーシングを開放して内部を目視するために、蒸気タービンを停止させた上で当該蒸気タービン内の高温状態にある被検査体の部品を常温まで低下させる必要がある。
【0007】
また、超音波探触子を用いた超音波探傷試験により蒸気タービンの高温部品を検査する際には、超音波探触子の耐熱温度が低いことから、目視試験を実施する場合と同様に、蒸気タービンを停止させた上で当該蒸気タービン内の高温状態にある被検査体の部品を常温まで低下させる必要がある。
【0008】
そのため、検査に要する運転停止期間が長くなるだけではなく、この検査により損傷が無いとの結果が得られても、ケーシングまたは蒸気タービン自体を再組立するための工程が必要となる。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、例えば蒸気タービンなどの原動機を分解せず、且つこの原動機が高温にある状態で当該原動機内の部品の異常の有無を判定可能にする超音波探傷装置および超音波探傷方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係わる超音波探傷装置は、被検体内部を検査する超音波探傷装置において、前記被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する超音波探触子と、前記超音波探触子を前記被検体表面に遠隔位置より当接させる遠隔当接手段と、この遠隔当接手段により当接させた前記超音波探触子と前記被検体との間に前記被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する接触媒質を供給する接触媒質供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
つまり、本発明に係わる超音波探傷装置では、遠隔当接手段により、被検体表面に、被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する超音波探触子を当接させ、遠隔当接手段により当接させた前記超音波探触子と前記被検体との間に、接触媒質供給手段により、被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する接触媒質を供給して、超音波探触子により被検体内部を検査することになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷装置10を示す図である。
本実施形態に係る超音波探傷装置10は、超音波ビーム(以下、超音波と称する)の反射を利用して、被検体の一例である蒸気弁1が稼動している状態、つまり蒸気弁1の温度が主に摂氏100°〜300°程度の高温にある状態で、当該蒸気弁1を分解せずに、この蒸気弁1内部の亀裂などの異常を検査するためのものである。
【0013】
この超音波探傷装置10は、超音波探触子2、探触子保持具3および磁石ローラ5を有する。この超音波探傷装置10に、操作棒4、回転ハンドル6、コントローラ7、探触子駆動装置8および調整ロッド9を取り付けて当該超音波探傷装置10を使用する。
超音波探触子2、探触子保持具3、操作棒4、磁石ローラ5および調整ロッド9は、被検体の一例である蒸気弁1のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有している。
操作棒4は、この超音波探傷装置10の蒸気弁1への当接時および蒸気弁1からの取り外し時に超音波探傷装置10に装着して作業員が当該超音波探傷装置10を支持するものである。
【0014】
超音波探触子2は、超音波を蒸気弁1の外表面を介して当該蒸気弁1の内部に向けて発信する。そして、内部で反射した超音波を受信し、この受信した超音波(以下、受信エコーと称する)の波形を、探触子駆動装置8に表示して、受信エコーの反射時間を計測する。そして、この反射時間および超音波探触子2の位置に基づいて蒸気弁1の内部における亀裂の有無ならびに当該亀裂の場所および深さを検出する。
【0015】
超音波探触子2は、金属シュー21を介在して被検体の一例である蒸気弁1の外表面に当接する。金属シュー21は、その底面が蒸気弁1の外表面に当接される短形平板状の金属シュー下部21bと、この金属シュー下部21b上に形成した、上記超音波探触子2を取り付ける傾斜面を有する金属シュー上部21aとが一体的に形成される。
【0016】
金属シュー21および超音波探触子2は、探触子保持具3に囲まれた空間内に取り付ける。この探触子保持具3は、対峙した一対の保持具側板3a,3bとこれらを連結して断面コ字状とする保持具上板3cとにより構成する。また、上記保持具側板3a,3bの下端部、上記蒸気弁1側の外面に、各2輪、計4輪の永久磁石板の車輪である磁石ローラ5を取り付ける。
【0017】
磁石ローラ5は、自身が有する磁力により超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に吸着させる。また、この磁石ローラ5のうち1対2つの車輪のみは、当該磁石ローラ5に接続する回転ハンドル6による遠隔操作により発生する駆動力を機械的に伝達させて回転駆動させる。よって、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に吸着した状態で磁石ローラ5を回転駆動させることで、吸着されている当該超音波探傷装置10が蒸気弁1の外表面上を移動する。
つまり、蒸気弁1が高温にある状態でも、磁石ローラ5の磁力を利用することで超音波探傷装置10を安定した状態で蒸気弁1の外表面上に当接できるだけでなく、遠隔操作により安全性を確保した上で、蒸気弁1上に当接させた超音波探傷装置10を当該蒸気弁1の外表面上で移動させることができる。
【0018】
また、超音波探傷装置10に、磁石ローラ5を回転駆動させるための後述する駆動軸、この駆動軸の先端部に接続されるフレキシブルシャフト6aを介して手動式の取っ手を設けた回転ハンドル6を接続する。フレキシブルシャフト6aは、蒸気弁1のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する。
【0019】
回転ハンドル6の取っ手を作業員が例えば手動で回転させることで、この回転により発生した駆動力がフレキシブルシャフト6aおよび駆動軸を介して磁石ローラ5に伝達して、この磁石ローラ5が回転駆動する。なお、この回転ハンドル6は、取っ手の代わりに駆動モータを用いて電動で回転させる構成としてもよい。
【0020】
操作棒4は、その一端を超音波探傷装置10に対して脱着可能な形態でねじ込んで取り付ける。この取り付けた状態で、当該操作棒4の他端を手に持って超音波探傷装置10を支持することで、遠隔位置より超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に対して当接、または取り外すことができる。
【0021】
これにより、蒸気弁1が高温にある状態でも、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に対して安全に当接できる。
【0022】
操作棒4は、超音波探傷装置10を支持して蒸気弁1の外表面に当接する時および当接した外表面から取り外す時にのみ当該超音波探傷装置10に取り付けるものである。
つまり、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に当接させる場合には、操作棒4を超音波探傷装置10に取り付けて当該超音波探傷装置10を支持し、この支持した超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に当接させる。そして、超音波探傷装置10が蒸気弁1の外表面に当接したことを確認した上で、操作棒4を超音波探傷装置10から取り外す。
また、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面から取り外す場合には、操作棒4を超音波探傷装置10に取り付けて支持し、この支持した超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面から取り外す。そして、この取り外した超音波探傷装置10を、別の当接対象の部材に当接したこと、または当該超音波探傷装置10の所定の収納場所に収納したことを確認した上で、操作棒4を超音波探傷装置10から取り外す。
【0023】
また、探触子保持具3内に後述するヒータを設置する。このヒータを、ケーブル7aを介して作業員側に設置したコントローラ7と接続する。このコントローラ7は、ケーブル7aを介してヒータを発熱駆動するもので、このヒータによる発熱量をコントローラ7により制御する。ケーブル7aは蒸気弁1のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する。
【0024】
また、探触子保持具3内の超音波探触子2に、ケーブル8aを介して、この超音波探触子2の駆動つまり蒸気弁1の内部への超音波の発信、内部で反射した超音波の受信ならびに発信および受信した超音波の波形の表示に係る処理を制御する探触子駆動装置8を接続する。この探触子駆動装置8により、超音波の発信を指示する駆動信号を超音波探触子2に出力する。
【0025】
次に、超音波探傷装置10の、特に探触子保持具3内部の詳細について説明する。
探触子保持具3内部の全ての部材は、蒸気弁1のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する。
【0026】
図2は、超音波探傷装置10内部の構造を側面から示す図である。
図3は、図2に示した超音波探傷装置10内部の構造を矢印Aの方向からみた図である。
図4は、図2に示した超音波探傷装置10内部の構造を矢印Bの方向からみた図である。
図5は、超音波探傷装置10の探触子保持具3内に備えられた超音波探触子2、金属シュー21(金属シュー上部21aおよび金属シュー下部21b)の構造を示す図である。同図(a)は、超音波探触子2および金属シュー21の構造を上方からみた図であり、同図(b)は、超音波探触子2および金属シュー21の構造を同図(a)に示した矢印Cの方向からみた図である。
また、図1に示した磁石ローラ5は、図2〜図4に示した磁石ローラ5a〜5dを指す。図2および図3に示したフレキシブルシャフト6aおよびケーブル7aは、図1に示したように、回転ハンドル6およびコントローラ7とそれぞれ接続される。
【0027】
また、上記図2〜図4に示したように、保持具側板3a(図2、図3参照)の左部下方および右部下方に磁石ローラ5a,5bを取り付ける。また、保持具側板3aに対して平行に位置する保持具側板3b(図3参照)の右部下方および左部下方に対して磁石ローラ5c,5dを取り付ける。
【0028】
これら取り付けた磁石ローラ5a〜5dのうち、一対の磁石ローラ5a,5cを、探触子保持具3の保持具側板3a,3b間を貫通する磁石ローラ連結シャフト31を介して互いに連結する(図3、図4参照)。この磁石ローラ連結シャフト31に、探触子保持具3の保持具上板3c(図2、図3参照)より当該磁石ローラ連結シャフト31に向かって直交する駆動軸32(図2、図3参照)に固定した一対の傘歯車33と、磁石ローラ連結シャフト31に固定した傘歯車33bとが歯合する。また、磁石ローラ5b,5dを、磁石ローラ連結シャフト31を介して互いに連結する(図4参照)。
【0029】
つまり、フレキシブルシャフト6a(図1参照)を介して駆動軸32に接続した回転ハンドル6を操作すると、この操作により発生した駆動力がフレキシブルシャフト6a,駆動軸32および傘歯車33aを介して磁石ローラ連結シャフト31側の傘歯車33bに伝達して、磁石ローラ連結シャフト31の両端に固定した磁石ローラ5a,5cが回転駆動する。
【0030】
つまり、回転ハンドル6の操作により発生した駆動力がフレキシブルシャフト6aを介して駆動軸32に伝達して、この駆動力の伝達により駆動軸32が回転すると、この駆動軸32に固定される傘歯車33aが回転し、この傘歯車33aと歯合する傘歯車33bも回転する。そしてこの傘歯車33bに固定される磁石ローラ連結シャフト31が回転して、この磁石ローラ連結シャフト31の両端に固定される磁石ローラ5a,5cが回転駆動する。そして、磁石ローラ5a,5cの回転駆動に伴って、磁石ローラ5b,5dも回転する。
【0031】
これにより超音波探傷装置10を、遠隔操作により、当該超音波探傷装置10の接触面である蒸気弁1の外表面上において移動させるので、蒸気弁1が高温にある状態でも超音波探傷装置10を当該蒸気弁1の外表面上における所望の位置に移動させることができる。
【0032】
上記超音波探触子2および金属シュー21は、箱状のハウジング22に一体化させる。このハウジング22は、探触子保持具3内部の空間に収納し、底面および対峙する一対の側面を開放した断面コ字状の筐体である。このハウジング22の内部空間に、図5に示した超音波探触子2および金属シュー上部21aを収納することで、平板状の金属シュー下部21bが底面となる。
【0033】
また、図1に示した操作棒4は、ハウジング22の上面に取り付ける操作棒取り付け軸3dに取り付ける。この操作棒4により超音波探傷装置10を支持することで、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面に対して当接、または取り外しをする。
このハウジング22は、後述する微動調整板および調整ネジにより探触子保持具3に保持され、これらの微動調整板および調整ネジにより超音波探傷装置10内における金属シュー下部21bの底面を下部とした場合の上下位置を調整できる。つまり、超音波探触子2および金属シュー上部21aを後述する接触媒質供給手段とともにハウジング22に収納し、金属シュー下部21bをハウジング22の底面として一体化することで、金属シュー下部21bの底面と蒸気弁1の外表面との接触状態を調整することができる。
このハウジング22において、超音波探触子2および金属シュー21の上面の対峙する2辺に垂直に設置する2つの部材をとくにハウジング側板22a,22bと呼ぶものとする。
【0034】
また、金属シュー下部21bの上面の複数の箇所、例えば4箇所に、後述する接触媒質供給溝23を介して当該金属シュー下部21bの底面に貫通した締付用孔21c(図5参照)を穿設する。また、ハウジング側板22a,22bの底面に、締付用孔21cに連なる図示しない螺子孔を穿設する。これらの締付用孔21cおよび螺子孔にボルト24(図4参照)を締結し、ハウジング側板22a,22bに対して金属シュー下部21bを固定する。これにより、金属シュー下部21bの底面が蒸気弁1の外表面との接触面となる。
【0035】
金属シュー下部21bの底面を蒸気弁1の外表面に当接させたときに両者に隙間が生じると、金属シュー21に取り付けられる超音波探触子2により発信した超音波の蒸気弁1内部に対する伝達効率が大幅に低下する。
そのため、金属シュー下部21bの底面を蒸気弁1の外表面に当接させたときに生じた隙間に、超音波探触子2から発信した超音波を蒸気弁1内部に対して確実に伝達させるための接触媒質を供給する必要がある。そこで、金属シュー下部21bの底面と蒸気弁1の外表面との間に接触媒質を供給するための手段(以下、供給手段と称する)をハウジング22内に内蔵する。
【0036】
接触媒質は、例えば、シリコンオイル、シリコングリス、フッ素グリスおよび水ガラスなどのいずれかである。これらの接触媒質は、被検体の一例である蒸気弁1のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有している。これらの接触媒質は、種類ごとにそれぞれ耐熱温度と扱いやすさが異なるので、使用する接触媒質の種類を温度環境に合わせて選択する。
【0037】
供給手段は、超音波探傷装置10の外部から接触媒質を注入するための注入筒25、この注入筒25から注入した接触媒質を貯蔵する接触媒質容器26および接触媒質供給溝23を有する。また、それぞれのハウジング側板22a,22bの各2箇所、計4箇所において上下方向に貫通した連結孔27を穿設する。そして、ハウジング側板22a,22b内に穿設したそれぞれの連結孔27の上端口と連結する孔を底面に穿設した接触媒質容器26を、ハウジング22の上部に設ける。さらに、接触媒質容器26の上面の一箇所に、注入筒25と連結する孔を穿設する。
【0038】
接触媒質供給溝23は、上記図4および図5に示したように、金属シュー下部21bの底面の4辺に沿って穿設する。この接触媒質供給溝23の四隅に、当該接触媒質供給溝23と、ハウジング側板22a,22b内に穿設された連結孔27とを連結する連結孔27aを穿設する。この連結孔27aは、金属シュー下部21bの上面および底面間を貫通する。
【0039】
つまり、接触媒質を注入筒25の注入口25aから注入すると、当該接触媒質が接触媒質容器26に充填され、この充填された接触媒質が連結孔27およびこの連結孔27と連結される連結孔27aを介して接触媒質供給溝23内に充填されると共に、金属シュー下部21bの底面を蒸気弁1の外表面に当接させたときに両者に隙間が存在する場合には、その隙間に当該接触媒質が供給される。
【0040】
超音波探触子2は、圧電振動子として、キューリー温度の高いニオブ酸リチウム圧電単結晶もしくはPZT、チタン酸鉛等の圧電セラミックス振動子を用いるもので、この圧電振動子を超音波探触子2上の特定の位置に固定し、この圧電振動子を用いた定点測定をする。
【0041】
金属シュー21は、被検体の一例である蒸気弁1と同一の材料もしくはSUS(ステンレス鋼)材などで構成する。ここで、金属シュー21の材質を蒸気弁1の材質と同一とすることで、超音波探触子2より発信した超音波の蒸気弁1内部に対する伝達効率を向上させる。
接触媒質容器26の上面に、ヒータ28を設置する。このヒータ28は、上記図1に示したようにケーブル7aを介してコントローラ7と接続する。コントローラ7からの制御によりヒータ28が発熱駆動すると、このヒータ28が設置される接触媒質容器26内に充填された接触媒質が蒸気弁1の外表面の温度程度に予熱される。この予熱された接触媒質を連結孔27および連結孔27aを介して金属シュー下部21bの底面と蒸気弁1の外表面との間に供給すると、蒸気弁1による熱衝撃を緩和できるだけでなく、金属シュー21に取り付けられる超音波探触子2と蒸気弁1の外表面との温度差を最小限にすることができる。
【0042】
また、探触子保持具3の保持具側板3aおよび保持具側板3bの中央下部(図2〜図5参照)に、金属シュー下部21bのガイド溝34に遊嵌させるためのガイドピン35をそれぞれ内側に突起する形で設ける。
これらのガイドピン35は、金属シュー下部21bの、保持具側板3a,3bにそれぞれ近接する面の中央部(図2〜図5参照)に設けたガイド溝34に遊嵌する。
【0043】
探触子保持具3内のハウジング22には、このハウジング22の位置を上下に微調整する微動調整板41(図2、図4参照)が取り付けられる。この微動調整板41に、探触子保持具3上部から直交する形態で調整ネジ42を螺合する。この調整ネジ42の上端部に、脱着可能な調整ロッド9(図1参照)を取り付けて、この調整ロッド9を例えば手動により回転させると、調整ネジ42を介して微動調整板41が稼動してハウジング22の探触子保持具3内における上下位置を、ガイド溝34に遊嵌されるガイドピン35の稼動範囲において調整することができる。
【0044】
つまり、金属シュー21、超音波探触子2ならびに、金属シュー下部21bの底面と蒸気弁1の外表面との間に接触媒質を供給する供給手段を全てハウジング22と一体化することで、このハウジング22を遠隔操作で上下に移動させるだけで、当該ハウジング22に一体化される金属シュー下部21bの底面と被検体の一例である蒸気弁1の外表面との接触状態を微調整することができる。
【0045】
図6は、上記第1実施形態に係る超音波探傷装置10による蒸気弁1の超音波探傷方法を説明する図である。
まず、回転ハンドル6、コントローラ7、探触子駆動装置8および調整ロッド9(いずれも図1参照)を超音波探傷装置10に取り付ける。そして操作棒4(図1参照)を超音波探傷装置10に取り付けて、当該超音波探傷装置10を支持する。
そして図6に示したようにこの超音波探傷装置10が有する探触子保持具3を、当該探触子保持具3に取り付けられる磁石ローラ5a〜5dの吸着作用により蒸気弁1の外表面に吸着させる。次に、ハウジング22に取り付けられる微動調整板41と螺合する調整ネジ42を、当該調整ネジ42に取り付けられる調整ロッド9により回転させて、探触子保持具3が保持するハウジング22に一体化される金属シュー21を介在して超音波探触子2を蒸気弁1の外表面に当接させる。
【0046】
この当接させた状態で、回転ハンドル6を手動操作して、超音波探傷装置10を蒸気弁1の外表面上の所望の位置に移動させる。次に、探触子駆動装置8により、この探触子駆動装置8に接続される超音波探触子2から検査用の超音波を、金属シュー21を介して蒸気弁1内部に向けて発信する。
【0047】
蒸気弁1内部に欠陥が無い場合には、発信した超音波に対する受信エコーの波形は一定である。この性質を利用して、予め異常が無い蒸気弁1の内部に発信した超音波に対する受信エコーの波形を探触子駆動装置8に表示して計測した上で、被検体の一例、すなわち内部に異常があるかどうか未知である蒸気弁1の内部に超音波を発信し、この発信した超音波に対する受信エコーの波形を探触子駆動装置8に表示して計測する。そして、両者の波形を比較して、それぞれが異なる波形であるならば、蒸気弁1の内部に異常の疑いがあることになる。
【0048】
したがって、蒸気弁1を分解せずに、かつ、この蒸気弁1が高温にある状態でも、当該蒸気弁1の内部における異常、例えば欠陥43の箇所およびその欠陥43の程度すなわち深さを知ることができる。
【0049】
ここで、超音波探触子2を設けた金属シュー下部21bの底面を被検体の一例である蒸気弁1の外表面に当接させた時に金属シュー下部21bの底面と蒸気弁1の外表面とに隙間が生じる場合には、注入筒25の注入口25aから適量の接触媒質を注入する。そして、この注入した接触媒質を、供給手段を介して当該隙間に接触媒質を供給した上で、金属シュー21に取り付けられる超音波探触子2から蒸気弁1の内部に向けて超音波を発信する。
【0050】
なお、本実施形態は、超音波探触子2を2つ用いて検査をする斜角二分割探傷法を用いた形態としたが、これに限らず、一探触子法または垂直探傷法を用いて検査をする構成としてもよい。
【0051】
また、本実施形態は、超音波探触子2を斜めに配置する斜角探傷法を用いたが、この他の探傷方法である直接探傷法および表面波法などを用いた超音波探傷装置10に対しても応用が可能である。
【0052】
また、本実施形態は、接触媒質を作業員により注入筒25から適量を注入する構成としたが、この注入筒25に対して接触媒質供給用のポンプを接続して、このポンプを操作することで、超音波探傷装置10内の接触媒質容器26に注入する接触媒質の注入量を調節する構成としても良い。これにより被検体が高温にある状態でも接触媒質を安全に供給することができる。
【0053】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る超音波探傷装置の構成は、上記図1〜図4に示したものと基本的にほぼ同様であるので、同一部分には同一符号を付して、その図示および説明は省略するものとする。
図7は、本発明の第2実施形態に係る超音波探傷装置10に備えられる超音波探触子2および金属シュー21−1の構造を示す図である。
同図(a)は、超音波探触子2および金属シュー21−1を上方からみた図であり、同図(b)は、超音波探触子2および金属シュー21−1を同図(a)に示した矢印Dの方向からみた図である。
図7に示した金属シュー上部21a−1の、超音波探触子2,2が取り付けられる傾斜面は、上記図5に示したように同一平面上にあるのではなく互いに角度を持って形成される。これにより2つの超音波探触子2,2が発信する超音波のビーム軸が前方で交差するようになり、被検体の一例である蒸気弁1内の欠陥検出精度をより高めることができる。
【0054】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る超音波探傷装置の構成は、上記図1〜図4に示したものと基本的にほぼ同様であるので、同一部分には同一符号を付して、その図示および説明は省略するものとする。
図8は、本発明の第3実施形態に係る超音波探傷装置10に備えられる超音波探触子2および金属シュー21−2の構造を示す図である
図8に示した金属シュー下部21b−2は、その底面の形状を、蒸気弁1の外表面の形状に合致した形状となるよう加工している。これにより、超音波探触子2が、金属シュー21−2を介在して蒸気弁1の外表面と隙間無く当接するので、超音波探触子2から発信した超音波を蒸気弁1内部に対して安定かつ確実に伝達させることができる。
【0055】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る超音波探傷装置の構成は、上記図1〜図4に示したものと基本的にほぼ同様であるので、同一部分には同一符号を付して、その図示および説明は省略するものとする。
図9は、本発明の第4実施形態に係る超音波探傷装置10に備えられる超音波探触子2および金属シュー21−3の構造を示す図である。
同図(a)は、超音波探触子2および金属シュー21−3を上方からみた図であり、同図(b)は、超音波探触子2および金属シュー21−3を同図(a)に示した矢印Eの方向からみた図である。
図9に示した3つの超音波探触子2,2,2は、金属シュー上部21a−3の互いに角度をもった傾斜面上に取り付けた構造となっている。すなわち、これら3つの超音波探触子2,2,2は、上記各傾斜面が内側に向けた角度をつけられているために自身がそれぞれ発信する超音波のビーム軸が前方で交差するようになっている。
【0056】
これら3つの超音波探触子2,2,2の組み合わせにより、蒸気弁1の内部に超音波を発信し、内部での反射により得られる超音波の受信エコーの波形および超音波探触子2の位置に基づいて三角測量の原理で超音波の反射源位置を求めることで欠陥位置を検出できる。つまり被検体の一例である蒸気弁1内の欠陥検出精度をより高めることができる。
【0057】
以上、詳述した上記各実施形態において説明した超音波探傷装置10によれば、蒸気弁1が高温にある状態でも、これを分解せず、かつその稼動を停止させずに内部の亀裂などの異常の有無を検査することができる。
【0058】
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宣な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態で示される構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、また、組み合わされても、「発明が解決しようとする課題」で述べた課題が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されまたは組み合わされた構成が発明として抽出され得る。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係わる超音波探傷装置によれば、遠隔当接手段により、被検体表面に、被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する超音波探触子を当接させ、遠隔当接手段により当接させた前記超音波探触子と前記被検体との間に、接触媒質供給手段により、被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する接触媒質を供給して、超音波探触子により被検体内部を検査するので、被検体が高温にある状態でも、当該被検体の異常の有無を検査することができるようになる。
【0060】
したがって、本発明は、原動機が高温にある状態で部品の異常の有無を判定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る超音波探傷装置を示す図。
【図2】上記第1実施形態に係る超音波探傷装置内部の構造を側面から示す図。
【図3】超音波探傷装置内部の構造を図2に示した矢印Aの方向からみた図。
【図4】超音波探傷装置内部の構造を図2に示した矢印Bの方向からみた図。
【図5】超音波探傷装置の探触子保持具内に備えられた超音波探触子および金属シューの構造を示す図。
【図6】上記第1実施形態に係る超音波探傷装置による蒸気弁の超音波探傷方法を説明する図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る超音波探傷装置に備えられる超音波探触子および金属シューの構造を示す図。
【図8】本発明の第3実施形態に係る超音波探傷装置に備えられる超音波探触子および金属シューの構造を示す図。
【図9】本発明の第4実施形態に係る超音波探傷装置に備えられる超音波探触子および金属シューの構造を示す図。
【符号の説明】
1・・・蒸気弁
2・・・超音波探触子
3・・・探触子保持具
3a・・・保持具側板
3b・・・保持具側板
3c・・・保持具上板
3d・・・操作棒取り付け軸
4・・・操作棒
5a〜5d・・・磁石ローラ
6・・・回転ハンドル
6a・・・フレキシブルシャフト
7・・・コントローラ
7a・・・ケーブル
8・・・探触子駆動装置
8a・・・ケーブル
9・・・調整ロッド
10・・・超音波探傷装置
21,21−1,21−2,21−3・・・金属シュー
21a,21a−1,21a−3・・・金属シュー上部
21b,21b−2・・・金属シュー下部
21c・・・締付用孔
22・・・ハウジング
22a,22b・・・ハウジング側板
23・・・接触媒質供給溝
24・・・ボルト
25・・・注入筒
25a・・・注入口
26・・・接触媒質容器
27・・・連結孔
27a・・・連結孔
28・・・ヒータ
31・・・磁石ローラ連結シャフト
32・・・駆動軸
33a,33b・・・傘歯車
34・・・ガイド溝
35・・・ガイドピン
41・・・微動調整板
42・・・調整ネジ
43・・・欠陥
44・・・超音波ビーム
45・・・超音波ビームの反射方向

Claims (11)

  1. 被検体内部を検査する超音波探傷装置において、
    前記被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する超音波探触子と、
    前記超音波探触子を前記被検体表面に遠隔位置より当接させる遠隔当接手段と、
    この遠隔当接手段により当接させた前記超音波探触子と前記被検体との間に前記被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する接触媒質を供給する接触媒質供給手段とを備えたことを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 前記接触媒質として、シリコンオイル、シリコングリス、フッ素グリスおよび水ガラスのいずれかを用いたことを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷装置。
  3. 前記接触媒質を予熱する予熱手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波探傷装置。
  4. 前記超音波探触子を3個以上備えたことを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷装置。
  5. 前記超音波探触子は、前記被検体表面と合致した形状の接触面を有する金属シューに取り付けた構造とし、この金属シューを介在して前記遠隔当接手段により前記超音波探触子を前記被検体表面に当接させることを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷装置。
  6. 前記金属シューの材質を前記被検体の材質と同一としたことを特徴とする請求項5に記載の超音波探傷装置。
  7. 前記超音波探触子、前記接触媒質供給手段、および金属シューを同一のハウジングに一体化したことを特徴とする請求項5に記載の超音波探傷装置。
  8. 前記遠隔当接手段は、
    前記ハウジングを保持する保持手段と、
    この保持手段を、遠隔位置より支持する支持手段と、
    この支持手段により支持された前記保持手段を前記被検体表面に吸着させる吸着手段とを備えたことを特徴とする請求項7に記載の超音波探傷装置。
  9. 前記吸着手段は、
    前記保持手段に回転自在に取り付けられた磁石ローラと、
    この磁石ローラを遠隔位置より回転させる回転伝達機構とを備えたことを特徴とする請求項8に記載の超音波探傷装置。
  10. 前記保持手段により保持された前記ハウジングの前記被検体への当接方向の位置を微調整する微調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の超音波探傷装置。
  11. 被検体内部を検査する超音波探傷方法において、
    前記被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する超音波探触子を前記被検体表面に遠隔位置より当接させ、この当接させた前記超音波探触子と前記被検体との間に前記被検体のとり得る温度範囲に対する充分な耐熱性を有する接触媒質を供給して、前記超音波探触子により前記被検体に対する超音波の送受信を行うことを特徴とする超音波探傷方法。
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