JP2004279105A - Biosensor type abnormal water quality detector - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、散気水槽によって飽和溶存酸素状態とされた被検水を、酸素電極に微生物膜を保持した測定槽に導入し、微生物膜を透過する酸素量によって被検水への有害物質の混入を検出するバイオセンサ型異常水質検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浄水場では河川水を取水し、この取水を沈殿ろ過槽に通して飲料水を供給している。このような通常の処理では除去できない有害物質、すなわち、各種の重金属や農薬および環境ホルモン等といった物質が河川水中に混入した場合は、取水停止という非常事態に至る。
【0003】
一方、下水処理場では、突発事故や不注意により、工場あるいは化学プラントの排水に各種の重金属イオンやヒ素シアン等が混入し、これらが流入すると、下水処理プロセスにおける活性汚泥微生物が大きな被害を受け、その結果、活性汚泥の活性が低下して処理能力の回復までに多大の時間を必要とする。
【0004】
したがって、浄水場および下水処理場において、上記各種の有害物質が混入した場合、流入水を迅速かつ感度良く検出する装置が望まれていた。
【0005】
この要望に応えて、浄水場では、魚行動監視型の毒物検出装置、あるいは各種の微生物膜を溶存酸素電極に取付けて、その呼吸活性の測定から毒物を検出する装置が、また、下水処理場では、特定化学物質の混入した排水を検知する各種のセンサが、それぞれの取水口等に設置されている。
【0006】
これらのうち、浄水場に設置されている魚行動監視型の毒物検出装置は、魚類が毒物に反応するまでの時間がかかるため、その検出に長時間を有する。また、魚類の反応感度も飼育されている魚類の種類や個体差、および飼育の環境状態によってかなり異なり、さらに魚行動監視型の毒物検出装置は、装置自体が大掛かりで、魚類の飼育や管理面においての必要経費が大きい等の問題がある。
【0007】
そこで、有害物質や雑菌等が繁殖し難い比較的低いpH値のところで作動させることができる鉄酸化細菌をプローブとして用いるバイオセンサ型の水質監視装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。そのバイオセンサ型水質監視装置では、図4に示すように、検査すべき水源すなわち被検水源の被検水(例えば、河川の流水や、浄水場への流入水、下水処理場への流入水など)をポンプ1により被検水導入管2を介して被検水タンク3に一旦貯留し、被検水タンク3からポンプ4により散気水槽5に被検水を送給する。散気水槽5に送られた被検水には気体供給器6から空気あるいは酸素濃度を一定に調整した気体が供給され、溶存酸素濃度が飽和状態とされた状態でポンプ7により被検水導入管8に送出される。被検水導入管8には、酸性溶液パック9からポンプ10および酸性溶液配管11を介して酸性溶液が供給されるとともに、鉄液パック12から鉄液供給ポンプ13および鉄液配管14を介して第一鉄含有溶液が供給され、ここで被検水と混合される。この混合液は、気体供給器6から供給される気体によって溶存酸素濃度が飽和状態とされた状態で導入口15から測定槽16内に流入される。
【0008】
測定槽16は温度調整器17によって温度調整される。測定槽16に被検水を供給する前に、空気あるいは酸素濃度を一定に調整した気体を気体供給器6から供給して、常に被検水を飽和溶存酸素濃度にして、酸素電極19の出力の最大値を安定させる必要がある。ここで、飽和溶存酸素濃度は液温度により変化するため、この点において、温度調整器17によって測定槽16を一定の温度に維持することは重要なことである。測定槽16内には、酸素を利用して第一鉄を第二鉄に変えることができる鉄バクテリアを保持する微生物膜18が取付けられた酸素電極19が設けられている。さらに、酸素電極19からの電気出力が取り出され、その電気出力を変換演算手段20によって増幅・変換し、演算を施して被検水の異常水質を判別する。微生物膜18に保持される鉄バクテリアは、例えば、Thiobacillus ferrooxidansである。測定槽16を通った被検水は排出チューブ管21から排出配管22を介して排水される。
【0009】
この化学的挙動の化学反応式は、
4FeSO4+O2+2H2SO4 → 2Fe2(SO4)3+2H2O
のようになり、これによってFe3+イオンが生成される。このFe3+イオンがさらに水(H2O)と反応して水酸化鉄Fe(OH)3となり、沈殿することになる。微生物膜18に保持される鉄バクテリアとしては、Thiobacillus ferrooxidans以外にも、上記化学反応式の働きを持つすべての微生物が適用可能である。例えば、Thiobacillus ferrooxidans、Gallionella ferruginea、Leptospirillum ferrooxidans、Leptothrix、Sphaerotilus等が適していることが確認されている。
【0010】
なお、鉄バクテリアの活性すなわち鉄の酸化量は、温度の影響によっても変化する可能性があるため、測定槽16は温度調整器17によって、鉄バクテリアの活性が安定するような温度に維持されるのが望ましい。温度調整器17は、そういう意味で設けられているものである。図4の水質検出装置では、鉄酸化細菌をプローブとして取付けた溶存酸素電極19に被検水と鉄液の混合液をポンプ7によって送液し、この送液時における酸素電極19からの電気出力を監視するものである。その場合、被検水中に水溶性の有害物質が混入した場合、その有害物質は鉄酸化細菌の呼吸活性の低下により隔膜を透過して酸素電極19に到達し酸素濃度が高くなる。その結果、これを検知する電流値が増加するので、これによって有害物質の混入を検知する。
【0011】
このようなバイオセンサ型水質検出装置は連続運転されると、被検水中の汚濁物質が排水配管22の内面に徐々に付着し堆積してくる。また、鉄液中の第一鉄の一部が第二鉄に酸化されて、これも徐々に堆積してくる。これらは、配管系の閉塞や、水質検出測定の感度低下につながり、検出精度を低下させる原因となり得る。そのため、図4の装置には、被検水と第一鉄液含有溶液の混合液が送液される導入管8に、酸性溶液パック9からポンプ10および酸性溶液配管11を介して酸性溶液を供給し、導入管8や測定槽16等の被検水通流路に付着堆積している汚濁物質および酸化鉄を除去し、排出する「酸洗浄」を行うことができるようにしている。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−321233号公報 (図1,2とその説明)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
微生物をプローブとして用いたバイオセンサ型の異常水質検出装置では、微生物の活性を常に一定に保つことによって有害物質の検出感度を安定化させる必要があるため、通常使用する中温菌においては、最適温度で30℃付近に保つ必要がある。一方、冬期における河川水の温度は4℃以下にまで低下する。この河川水を被検水として、散気水槽5で十分に酸素を飽和させた後に、測定槽16内に導入すると、被検水は測定槽16内で急激な温度変化を受ける。通常、気体の水に対する溶解度は温度の上昇に従って低下するため、溶存空気が気化して気泡となって電極表面に付着し、微生物膜18への被検水の流れを阻害する。その結果、異常水質の検出感度を低下させる。また、通常、バイオセンサ型異常水質検出装置では、微生物の活性を長期間維持する必要があるため、微生物に対する栄養物質を被検水に混合して供給する必要がある。しかし、上記作用によって、微生物への栄養供給量も減少し、微生物の安定的増殖を維持することができない。
【0014】
したがって本発明の目的は、被検水と測定槽内の間の温度差によって生じる気泡が微生物膜表面に付着する事態を防止し、それにより、微生物膜への被検水の流れが阻害されることなく、安定した長期運転を継続し得るバイオセンサ型異常水質検出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、散気水槽によって飽和溶存酸素状態とされた被検水を、酸素電極に微生物膜を保持した測定槽に導入し、微生物膜を透過する酸素量によって被検水への有害物質の混入を検出するバイオセンサ型異常水質検出装置において、被検水を測定槽に供給する前に予熱する被検水加熱手段と、被検水と測定槽との間の温度差を減少させるように被検水加熱手段を制御する温度制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、被検水加熱手段として、散気水槽の上流側で被検水を加熱する加温ヒータが設けられ、温度制御手段として、加温ヒータを制御する温度調節器が設けられていることを特徴とする。
【0017】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、被検水加熱手段として、散気水槽内の被検水を加熱する加温ヒータが設けられ、温度制御手段として、加温ヒータを制御する温度調節器が設けられていることを特徴とする。
【0018】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、散気水槽と測定槽との間に被検水とは絶縁された状態で共通の温水を循環させるように構成された温水循環系が構成され、被検水加熱手段として、温水循環系を循環する温水を加温する加温ヒータが設けられ、温度制御手段として、温水の温度を調整するために加温ヒータを制御する温度制御器が設けられていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0020】
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態によるバイオセンサ型異常水質検出装置を示す構成図である。
【0021】
図示の異常水質検出装置は、一つの実施形態として、図4に示した異常水質検出装置に基づいて構成されている。この実施形態においては、散気水槽5の上流側で被検水を加熱する加熱手段として加温ヒータ23を設け、温度制御手段として、加温ヒータ23を介して被検水の温度を制御する温度制御器24を設けている。測定槽16に送られる被検水の温度が測定槽16内の温度と同等になるように温度制御器24により加温ヒータ23を制御する。
【0022】
このように測定槽16内に導入する被検水を予め加温し、測定槽16内の既存の被検水との温度差を無くすか僅かなものとすることによって、測定槽16内での気泡発生を防止し、微生物膜18表面への気泡付着を防止する。
したがって本実施形態によれば、微生物膜18への被検水の流れが阻害されることなく、装置の安定した長期運転を継続することができる。
【0023】
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態によるバイオセンサ型異常水質検出装置を示す概略構成図である。
【0024】
本実施形態では、加熱手段を、散気水槽5の上流ではなく、散気水槽5そのものに設ける。すなわち、被検水を加熱する加温ヒータ25を散気水槽5に設けるとともに、加温ヒータ25にその発生熱を制御する温度制御器26を設ける。加温ヒータ25は温度制御器26による制御のもとに、散気水槽5内の被検水を測定槽16内と同等の温度にまで加温する。
【0025】
これにより、被検水と測定槽16内との温度差による気泡発生を抑制し、微生物膜18の表面に気泡が付着する事態を防止することができる。その結果、微生物膜18への被検水の流れが気泡によって阻害されることがなく、装置の安定した長期運転を継続することができる。
【0026】
<第3の実施形態>
図3は本発明の第3の実施形態によるバイオセンサ型異常水質検出装置を示す構成概略図である。
【0027】
本実施形態では、上述の散気水槽5および測定槽16に代わる散気水槽27および測定槽28を、被検水とは絶縁され温度制御された温水が循環し得るように構成し、両者間を、配管29,30を介して共通の温水が循環する温水循環系統を形成している。さらに配管30内に、循環水を加温するための加温ヒータ31と、ここで加温された温水を温水循環系統内に循環させるためのポンプ32を配置する。加温ヒータ31には、加温ヒータ31を介して循環水の温度を制御する温度制御器33が設けられる。被検水の通流系統は、すでに述べた図1,2のものと変わりがない。ただし、この実施形態では、測定槽28は温度調整器を兼ねている形であり、特別な温度調整器17(図1等)を設ける必要はない。
【0028】
本実施形態では、測定槽28と散気水槽27を共通の温水で保温する循環型温度制御システムを構成しており、測定槽28に導入される被検水とその中の既存の被検水とが同等の温度に制御され、したがって測定槽28内に気泡を発生することがなく、測定槽28内の被検水とそこに導入される被検水との間の温度差によって微生物膜18の表面に気泡が付着する事態を防止することができる。それにより、微生物膜18への被検水の流れが阻害されることなく、装置の安定した長期運転を継続することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、導入される被検水と測定槽内の温度差を緩和することにより、水に対する空気の溶解度の相違を生じることなく、バイオセンサ型異常水質検出装置の酸素電極先端に保持した微生物膜に気泡が付着する事態を防止し、したがって微生物膜への被検水の流れが阻害されることなく、異常水質の検出感度の低下を防止することができる。
【0030】
通常、バイオセンサ型の異常水質検出装置では、微生物の活性を長期間維持するため、微生物に対する栄養物質を被検水に混合して供給するが、被検水の温度制御により微生物膜の微生物への栄養供給量も安定する。この結果、微生物の安定的増殖を維持することができ、装置の安定した長期運転を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバイオセンサ型異常水質検出装置の第1の実施形態を示す概略構成図。
【図2】本発明によるバイオセンサ型異常水質検出装置の第2の実施形態を示す概略構成図。
【図3】本発明によるバイオセンサ型異常水質検出装置の第3の実施形態を示す概略構成図。
【図4】公知のバイオセンサ型異常水質検出装置の構成例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 ポンプ
2 被検水導入管
3 被検水タンク
4 ポンプ
5 散気水槽
6 気体供給器
7 ポンプ
8 被検水導入管
9 酸性溶液パック
10 ポンプ
11 酸性溶液配管
12 鉄液パック
13 鉄液供給ポンプ
14 鉄液配管
15 導入口
16 測定槽
17 温度調整器
18 微生物膜
19 酸素電極
20 変換演算手段
21 排出チューブ管
22 排出配管
23 加温ヒータ
24 温度制御器
25 加温ヒータ
26 温度制御器
27 散気水槽
28 測定槽
29 配管
30 配管
31 加温ヒータ
32 ポンプ
33 温度制御器[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention introduces test water, which has been brought into a saturated dissolved oxygen state by a diffuser water tank, into a measurement tank holding a microbial membrane on an oxygen electrode, and removes harmful substances to the test water by the amount of oxygen passing through the microbial membrane. The present invention relates to a biosensor type abnormal water quality detection device that detects contamination.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a water purification plant takes in river water, and supplies the drinking water through a sedimentation filtration tank. When harmful substances that cannot be removed by such normal treatment, that is, substances such as various heavy metals, pesticides, and environmental hormones, are mixed into river water, an emergency situation occurs in which water intake is stopped.
[0003]
At the sewage treatment plant, on the other hand, various heavy metal ions and arsenic cyanide are mixed into the wastewater of factories or chemical plants due to sudden accidents or carelessness. As a result, the activity of the activated sludge is reduced, and a large amount of time is required until the treatment capacity is restored.
[0004]
Therefore, in a water purification plant and a sewage treatment plant, when the above-mentioned various harmful substances are mixed, a device which detects inflow water quickly and with high sensitivity has been desired.
[0005]
In response to this demand, water purification plants have installed fish behavior monitoring type toxic substance detection devices or devices that attach various microbial membranes to dissolved oxygen electrodes and detect toxic substances by measuring their respiratory activity. In, various sensors for detecting wastewater mixed with a specific chemical substance are installed at respective water intakes.
[0006]
Among them, the fish behavior monitoring type toxic substance detection device installed in the water purification plant takes a long time until the fishes react to the toxic substance, so that the detection takes a long time. In addition, the reaction sensitivity of fish varies considerably depending on the type and individual differences of the breed fish and the environmental conditions of breeding.Furthermore, the toxicological detection device of the fish behavior monitoring type is large-scale, and the breeding and management of fish is difficult. There is a problem that the required expenses are large.
[0007]
Therefore, a biosensor-type water quality monitoring device using, as a probe, an iron-oxidizing bacterium that can be operated at a relatively low pH value at which harmful substances and various germs are not easily propagated has been developed (for example, see Patent Document 1). . In the biosensor type water quality monitoring device, as shown in FIG. 4, the water source to be inspected, that is, the test water of the test water source (for example, flowing water of a river, inflow water to a water purification plant, inflow water to a sewage treatment plant, ) Is once stored in the
[0008]
The temperature of the
[0009]
The chemical equation of this chemical behavior is
4FeSO 4 + O 2 + 2H 2 SO 4 → 2Fe 2 (SO 4 ) 3 + 2H 2 O
This produces Fe 3+ ions. The Fe 3+ ions further react with water (H 2 O) to form iron hydroxide Fe (OH) 3 , which precipitates. As the iron bacteria held on the
[0010]
Since the activity of iron bacteria, that is, the amount of oxidized iron, may change due to the influence of temperature, the
[0011]
When such a biosensor type water quality detection device is continuously operated, pollutants in the test water gradually adhere to and accumulate on the inner surface of the
[0012]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-32233 (FIGS. 1 and 2 and description thereof)
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
In a biosensor type abnormal water quality detection device using microorganisms as a probe, it is necessary to stabilize the detection sensitivity of harmful substances by always keeping the activity of microorganisms constant. It is necessary to keep around 30 ° C. On the other hand, the temperature of river water in winter falls to 4 ° C or less. When the river water is used as the test water, the oxygen is sufficiently saturated in the
[0014]
Therefore, an object of the present invention is to prevent a situation in which bubbles generated due to a temperature difference between the test water and the inside of the measurement tank adhere to the surface of the microbial membrane, thereby inhibiting the flow of the test water to the microbial membrane. It is an object of the present invention to provide a biosensor type abnormal water quality detection device capable of continuing stable long-term operation without any problem.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 introduces test water, which has been brought into a saturated dissolved oxygen state by a diffuser water tank, into a measurement tank holding a microbial membrane on an oxygen electrode and transmits the microbial membrane. In a biosensor type abnormal water quality detection device that detects contamination of test water with harmful substances based on the amount of oxygen to be measured, a test water heating means for preheating the test water before supplying it to the measurement tank, Temperature control means for controlling the test water heating means so as to reduce the temperature difference between the tank and the tank.
[0016]
The invention according to
[0017]
According to a third aspect of the present invention, in the biosensor type abnormal water quality detection device according to the first aspect, a heating heater for heating the test water in the diffused water tank is provided as the test water heating means, and the temperature control is performed. As means, a temperature controller for controlling the heating heater is provided.
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, in the biosensor type abnormal water quality detecting device according to the first aspect, common hot water is circulated between the diffused water tank and the measurement tank while the test water is insulated. The heating water circulating system is configured as described above, and a heating heater for heating the hot water circulating in the hot water circulating system is provided as the heating means for the test water, and as the temperature control means, a heater for adjusting the temperature of the hot water is provided. A temperature controller for controlling the heater is provided.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
<First embodiment>
FIG. 1 is a configuration diagram showing a biosensor type abnormal water quality detection device according to a first embodiment of the present invention.
[0021]
The illustrated abnormal water quality detection device is configured based on the abnormal water quality detection device illustrated in FIG. 4 as one embodiment. In this embodiment, a
[0022]
As described above, the test water introduced into the
Therefore, according to the present embodiment, the stable long-term operation of the apparatus can be continued without obstructing the flow of the test water to the
[0023]
(Second embodiment)
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing a biosensor type abnormal water quality detection device according to a second embodiment of the present invention.
[0024]
In this embodiment, the heating means is provided not in the upstream of the diffused
[0025]
Thereby, the generation of bubbles due to the temperature difference between the test water and the inside of the
[0026]
<Third embodiment>
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a biosensor type abnormal water quality detection device according to a third embodiment of the present invention.
[0027]
In the present embodiment, the diffusing
[0028]
In the present embodiment, a circulating temperature control system is configured to keep the
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by reducing the temperature difference between the test water to be introduced and the inside of the measurement tank, the difference in solubility of air in water does not occur, and the oxygen of the biosensor type abnormal water quality detection device is reduced. It is possible to prevent air bubbles from adhering to the microbial membrane held at the tip of the electrode, thus preventing the flow of the test water to the microbial membrane from being hindered and preventing the detection sensitivity of abnormal water quality from lowering.
[0030]
Normally, in a biosensor type abnormal water quality detection device, nutrients for microorganisms are mixed with and supplied to the test water in order to maintain the activity of the microorganisms for a long period of time. Nutrient supply is also stable. As a result, stable growth of microorganisms can be maintained, and stable long-term operation of the device can be continued.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a first embodiment of a biosensor type abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing a second embodiment of a biosensor type abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a third embodiment of a biosensor type abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing a configuration example of a known biosensor type abnormal water quality detection device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
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