JP2004278868A - 在室人数算出システムとその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調設備を備えた被空調空間に在室する人の在室人数をより簡易な構成で容易に計測することが可能な在室人数算出システムとその方法を提供する。
【解決手段】在室人数算出システム1は、被空調空間の給気側の空気流量を入力する供給空気流量入力手段9aと、給気側の空気のCO濃度を入力する給気側CO濃度入力手段9bと、排気側の空気流量を入力する排出空気流量入力手段9cと、排気側の空気のCO濃度を入力する排気側CO濃度入力手段9dと、給気側の空気のCO量を計算する給気側CO量計算手段9eと、排気側の空気のCO量を計算する排気側CO量計算手段9fと、被空調空間で発生したCOの量を計算する室内CO発生量計算手段9gと、被空調空間の在室人数を計算する在室人数計算手段9iと、を具備している。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調設備により空気の循環が形成されている部屋等の被空調空間に在室する在室者の人数を二酸化炭素排出量に基づいて計算する在室人数算出システムとその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、部屋等の閉空間の室内における環境を把握する装置として室内環境測定装置がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この室内環境測定装置は、温度センサ、湿度センサ、輻射センサ、風速センサ、活動量センサおよび炭酸ガスセンサを備え、室内の設置場所近傍における気温、湿度、輻射、気流、活動量および炭酸ガス濃度等の環境量を測定する装置である。
【0004】
また、建物の運用時におけるエネルギ消費量等の環境量を算出するシステムとして建物運用時性能評価システムがある(例えば特許文献2参照)。
【0005】
建物運用時性能評価システムは、各種環境量の入力装置と計算部を備え、建物の構造、稼働スケジュール、照明器具の数や在室人数等のデータを入力して建物運用時の空調設備、衛生設備あるいは電気設備のエネルギ消費量、光熱費、電気、ガス、水の使用量や年間の二酸化炭素排出量を計算して建物の性能評価をするシステムである。
【0006】
また、室内の二酸化炭素量を計測することにより空調システムの風量を制御する風量制御装置がある(例えば特許文献3参照)。
【0007】
風量制御装置は、空調機と室内とを接続するダクトにCOセンサを設け、ダクトを通過するCO濃度に応じて空調機の風量を制御するシステムである。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−147600号公報(第4頁−第5頁、図3参照)
【0009】
【特許文献2】
特開2001−349598号公報(第2頁−第4頁、図1参照)
【0010】
【特許文献3】
特開平7−19574号公報(第2頁−第4頁、図1参照)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の室内環境測定装置、建物運用時性能評価システムおよび風量制御装置においては、室内に在室する在室者の人数を算出することができない。
【0012】
すなわち、従来の室内環境測定装置、建物運用時性能評価システムおよび風量制御装置は、室内全体の環境量を計測し、計測した環境量を所要の目的に使用するものであるため、具体的な室内に在室する在室者の人数を算出することができないばかりでなく、逆に在室人数を入力情報として用いることが必要な場合がある。
【0013】
このため、従来は室内の在室人数を計測するために、例えば赤外線センサを部屋の入口に設け、赤外線センサ部を通過する人数をカウントすることにより部屋の在室人数を測定している。
【0014】
したがって、空調設備を備えた部屋において、空調設備を制御する必要があるような場合には、空調設備とは別途赤外線センサ等のセンサを最適な所要の位置に配設する必要があり、また入口が多数ある場合にはセンサの取り付け位置が増加するのみならず、センサの設置に適していない構造の部屋の場合には部屋の在室人数を適切かつ容易に測定することができない。
【0015】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、空調設備を備えた部屋等の被空調空間に在室する人の在室人数をより簡易な構成で容易に計測することが可能な在室人数算出システムとその方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成するために、次のように構成される。
【0017】
すなわち請求項1に係る発明は、空調設備を備えた被空調空間に供給される空気の流量を入力する供給空気流量入力手段と、前記被空調空間に供給される空気に含まれる二酸化炭素(CO)の濃度を入力する給気側CO濃度入力手段と、前記被空調空間から排気される空気の流量を入力する排出空気流量入力手段と、前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの濃度を入力する排気側CO濃度入力手段と、前記供給空気流量入力手段から受けた給気側の空気の流量と前記給気側CO濃度入力手段から受けた給気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間に供給される空気に含まれるCOの量を計算する給気側CO量計算手段と、前記排出空気流量入力手段から受けた排気側の空気の流量と前記排気側CO濃度入力手段から受けた排気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの量を計算する排気側CO量計算手段と、前記給気側CO量計算手段から受けた給気側のCOの量と前記排気側CO量計算手段から受けた排気側のCOの量とに基づいて前記被空調空間で発生したCOの量を計算する室内CO発生量計算手段と、前記室内CO発生量計算手段から受けたCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算する在室人数計算手段と、を具備していることを特徴とする在室人数算出システムである。
【0018】
請求項2に係る発明は、被空調空間に空気を供給する空調設備と、前記被空調空間の外部から内部に空気を給気するための給気側の流路上に配設した給気側CO濃度計と、前記被空調空間に供給される空気の流量を入力する供給空気流量入力手段と、前記給気側CO濃度計から給気側の空気に含まれる二酸化炭素(CO)の濃度を入力する給気側CO濃度入力手段と、前記被空調空間の内部から外部に空気を排気するための排気側の流路上に配設した排気側CO濃度計と、前記被空調空間から排気される空気の流量を入力する排出空気流量入力手段と、前記排気側CO濃度計から排気側の空気に含まれるCOの濃度を入力する排気側CO濃度入力手段と、前記供給空気流量入力手段から受けた給気側の空気の流量と前記給気側CO濃度入力手段から受けた給気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間に供給される空気に含まれるCOの量を計算する給気側CO量計算手段と、前記排出空気流量入力手段から受けた排気側の空気の流量と前記排気側CO濃度入力手段から受けた排気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの量を計算する排気側CO量計算手段と、前記給気側CO量計算手段から受けた給気側のCOの量と前記排気側CO量計算手段から受けた排気側のCOの量とに基づいて前記被空調空間で発生したCOの量を計算する室内CO発生量計算手段と、前記室内CO発生量計算手段から受けたCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算する在室人数計算手段と、を具備していることを特徴とする在室人数算出システムである。
【0019】
請求項3に係る発明は、前記空調設備は、前記被空調空間に供給する空気の流量を調節する機能を備え、前記供給空気流量入力手段は前記空調設備により調節された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2記載の在室人数算出システムである。
【0020】
請求項4に係る発明は、前記被空調空間の外部から内部に空気を給気するための給気側の流路上に給気側の空気の流量を計測する給気側空気流量計を配設し、前記供給空気流量入力手段は前記給気側空気流量計が計測した給気側の空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2記載の在室人数算出システムである。
【0021】
請求項5に係る発明は、前記被空調空間の外部から内部に供給される空気の流量を変更可能に設定する給気側空気流量設定手段を備え、前記供給空気流量入力手段は前記給気側空気流量設定手段により設定された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2記載の在室人数算出システムである。
【0022】
請求項6に係る発明は、前記被空調空間の内部から外部に空気を排気するための排気側の流路上に排気側の空気の流量を調節する流量調節機構を配設し、前記排出空気流量入力手段は前記流量調節機構により調節された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の在室人数算出システムである。
【0023】
請求項7に係る発明は、前記被空調空間の内部から外部に空気を排気するための排気側の流路上に排気側の空気の流量を計測する排気側空気流量計を配設し、前記排出空気流量入力手段は前記排気側空気流量計が計測した排気側の空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の記載の在室人数算出システムである。
【0024】
請求項8に係る発明は、前記被空調空間の内部から外部に排出される空気の流量を変更可能に設定する排気側空気流量設定手段を備え、前記排気空気流量入力手段は前記排気側空気流量設定手段により設定された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の在室人数算出システムである。
【0025】
請求項9に係る発明は、前記室内CO発生量計算手段が計算したCOの発生量を受けて、COの発生量人の呼吸以外の要因により発生するCOの量を減算することにより、前記被空調空間に在室する在室者の呼吸により室内に発生したCOの量を計算して在室人数計算手段に与える室内CO量補正手段を備え、前記在室人数計算手段は前記室内CO量補正手段から受けたCOの量と人が排出するCOの量に基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算する機能を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の在室人数算出システムである。
【0026】
請求項10に係る発明は、空調設備を備えた被空調空間に供給される空気の流量を入力するステップと、前記被空調空間に供給される空気に含まれる二酸化炭素(CO)の濃度を入力するステップと、前記被空調空間から排気される空気の流量を入力するステップと、前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの濃度を入力するステップと、給気側の空気の流量と給気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間に供給される空気に含まれるCOの量を計算するステップと、排気側の空気の流量と排気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの量を計算するステップと、給気側のCOの量と排気側のCOの量とに基づいて前記被空調空間で発生したCOの量を計算するステップと、前記被空調空間で発生したCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算するステップと、を具備していることを特徴とする在室人数算出方法である。
【0027】
請求項11に係る発明は、前記被空調空間で発生したCOの量から人の呼吸以外の要因により発生するCOの量を減算することにより、前記被空調空間に在室する在室者の呼吸により室内に発生したCOの量を計算するステップと、在室者の呼吸により室内に発生したCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算するステップとを備えていることを特徴とする請求項8記載の在室人数算出方法である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。尚、添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0029】
図1は本発明の第1の一実施形態に係る在室人数算出システム1の全体構成を示すシステム構成図、図2は、図1で示す在室人数算出システム1の機能ブロック図である。
【0030】
図1に示すように在室人数算出システム1は、空調設備2を具備する被空調空間の一例としての部屋3に配設され、部屋3に在室する在室者4の人数を算出することができるものである。
【0031】
空調設備2は部屋3の外部5と内部6とを連通し外部5の空気Xを供給するための給気ダクト7を具備している。そして、空調設備2は部屋3の外部5から給気ダクト7を介して空気Xを取り込んで部屋3の内部6に供給する機能を有する。
【0032】
一方、部屋3には内部6の空気Xを外部5に排出するための排気ダクト8が配設されている。
【0033】
そして、空調設備2は給気ダクト7を介して部屋3の外部5から所要流量の空気Xを取り込んで部屋3の内部6に供給する一方、供給された空気Xは排気配管と排気ダクト8を介して部屋3の外部5に排出され、部屋3の内部6と外部5との間を空気Xが循環するように構成されている。
【0034】
一方、在室人数算出システム1は、人数演算装置9とこの人数演算装置9に接続された給気側CO(二酸化炭素)濃度計10、排気側CO濃度計11、給気側空気流量計12および排気側空気流量計13を備えている。そして、在室人数算出システム1は、給気側CO濃度計10と給気側空気流量計12とを給気ダクト7に配設し、排気側CO濃度計11と排気側空気流量計13とを排気ダクト8にそれぞれ配設している。
【0035】
そして、給気側CO濃度計10は、給気ダクト7を通過する空気Xに含まれるCOの濃度を定常的に計測する機能を有する。但し、濃度の単位は任意単位であり、重量パーセント濃度(%)、モル濃度(mol/l)、重量モル濃度(mol/kg)、体積パーセント濃度(vol%)あるいは規定度(N)のいずれであってもよい。
【0036】
同様に、排気側CO濃度計11は、排気ダクト8を通過する空気Xに含まれるCOの濃度を定常的に計測する機能を有する。
【0037】
また、給気側空気流量計12は給気ダクト7を通過する空気Xの流量を定常的に計測する機能を有し、排気側空気流量計13は排気ダクト8を通過する空気Xの流量を定常的に計測する機能を有する。
【0038】
一方、人数演算装置9は、供給空気流量入力手段9a、給気側CO濃度入力手段9b、排出空気流量入力手段9c、排気側CO濃度入力手段9d、給気側CO量計算手段9e、排気側CO量計算手段9f、室内CO発生量計算手段9g、室内CO量補正手段9hおよび在室人数計算手段9iを具備している。
【0039】
供給空気流量入力手段9aは、給気側空気流量計12が計測した時系列の空気Xの流量値を給気側空気流量計12から入力して給気側CO量計算手段9eに与える機能を有する。
【0040】
給気側CO濃度入力手段9bは、給気側CO濃度計10が計測した時系列のCOの濃度を給気側CO濃度計10から入力して給気側CO量計算手段9eに与える機能を有する。
【0041】
排出空気流量入力手段9cは、排気側空気流量計13が計測した時系列の空気Xの流量を排気側空気流量計13から入力して排気側CO量計算手段9fに与える機能を有する。
【0042】
排気側CO濃度入力手段9dは、排気側CO量計算手段9fが計測したCOの濃度を排気側CO濃度計11から入力して排気側CO量計算手段9fに与える機能を有する。
【0043】
ただし、給気側CO濃度計10から入力するCOの濃度、排気側空気流量計13から入力する空気Xの流量、給気側空気流量計12から入力する空気Xの流量および排気側空気流量計13から入力する空気Xの流量は一定時間における平均値であってもよい。
【0044】
給気側CO量計算手段9eは、供給空気流量入力手段9aから受けた室内に供給された空気Xの流量と、給気側CO濃度入力手段9bから受けた給気側のCO濃度に基づいて給気側のCOの量を計算する機能と、計算した給気側のCOの量を室内CO発生量計算手段9gに与える機能とを有する。
【0045】
すなわち、給気側CO量計算手段9eは、給気側の空気Xの流量とCO濃度とが時間的に変化する値である場合には、積分あるいは平均値を用いた計算等の所要の方法により給気側のCOの量を計算する一方、給気側の空気Xの流量とCO濃度とが一定値である場合には、単純に乗じることにより給気側のCOの量を計算する。
【0046】
ここで、COの量は任意単位であり、COの量を把握することができれば重量、体積、モル数等の物理量または単位体積当たりの空気Xに含まれるCOの物理量であってもよい。すなわちCOの量は分量として示すことができる量である示量性量であればよい。
【0047】
したがって、給気側CO量計算手段9eは必要に応じて所要の単位換算を実行することができる。
【0048】
排気側CO量計算手段9fは、排出空気流量入力手段9cから受けた室外に排出された空気Xの流量と、排気側CO濃度入力手段9dから受けた排気側のCO濃度に基づいて排気側のCOの量を計算する機能と、計算した排気側のCOの量を室内CO発生量計算手段9gに与える機能とを有する。
【0049】
排気側CO量計算手段9fは、給気側CO量計算手段9eと同様な方法により排気側のCOの量を計算することができる。
【0050】
室内CO発生量計算手段9gは、給気側CO量計算手段9eから受けた給気側のCOの量と排気側CO量計算手段9fから受けた排気側のCOの量との差分をとることにより、室内で発生したCOの発生量を計算する機能と、計算したCOの発生量を室内CO量補正手段9hに与える機能とを有する。
【0051】
室内CO量補正手段9hには、予め部屋3の内部6において人の呼吸以外の要因により発生するCOの量についての情報が保存されている。このCOの量は一定値、データベース化された複数の値あるいは関数化された変数のいずれであってもよく任意の値を設定可能に構成してもよい。
【0052】
そして、室内CO量補正手段9hは、室内CO発生量計算手段9gから受けたCOの発生量から人の呼吸以外の要因により発生するCOの量を減算することにより、在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量を計算する機能と、計算したCOの量を在室人数計算手段9iに与える機能とを有する。
【0053】
在室人数計算手段9iには、予め1人の人の呼吸により所定時間当たりに排出されるCOの量が保存されている。そして、在室人数計算手段9iは、室内CO量補正手段9hから受けた在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量および1人の人の呼吸により所定時間当たりに排出されるCOの量の少なくとも一方の単位を必要に応じて換算して統一する機能と、在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量を1人の人から排出されるCOの量により除算することにより、部屋3の在室人数を計算する機能とを有する。
【0054】
次に、在室人数算出システム1における在室人数の算出の流れを図3および図4に基づいて説明する。
【0055】
図3は、図1で示す在室人数算出システム1における在室人数の算出の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
【0056】
また、図4は、図1で示す在室人数算出システム1における在室人数の算出方法の概念を示す説明図である。
【0057】
まずS1では、空調設備2を備えた部屋3に在室する任意人数の在室者4が空調設備2を運転状態にする。空調設備2が運転状態となると空調設備2は、部屋3の外部5から給気ダクト7を介して空気Xを取り込んで部屋3の内部6に供給する。部屋3の内部6に空気Xが取り込まれて部屋3の内部6の圧力が増加すると、部屋3の空気Xの一部は排気ダクト8を介して部屋3の外部5に排出される。
【0058】
この結果、空調設備2の作用により空気Xは部屋3の外部5、給気ダクト7、部屋3の内部6および排気ダクト8を循環する流れを形成する。
【0059】
そしてS2では、給気側空気流量計12が給気ダクト7を通過する空気Xの流量を定常的に計測し、計測した給気側の時系列の空気Xの流量値を供給空気流量入力手段9aに与える。
【0060】
同様に、排気側空気流量計13は排気ダクト8を通過する空気Xの流量を定常的に計測し、計測した排気側の時系列の空気Xの流量値を排出空気流量入力手段9cに与える。
【0061】
さらに、給気側CO濃度計10は、給気ダクト7を通過する空気Xに含まれるCOの濃度を定常的に計測し、計測した給気側の時系列のCOの濃度を給気側CO濃度計10に与える。
【0062】
同様に、排気側CO濃度計11は、排気ダクト8を通過する空気Xに含まれるCOの濃度を定常的に計測し、計測した排気側の時系列のCOの濃度を排気側CO濃度入力手段9dに与える。
【0063】
またS3では、人数演算装置9が給気側と排気側の空気Xの流量およびCOの濃度を給気側空気流量計12、排気側空気流量計13、給気側CO濃度計10および排気側CO濃度計11からそれぞれ入力する。
【0064】
すなわち、供給空気流量入力手段9aが、給気側空気流量計12から受けた給気側の時系列の空気Xの流量値を給気側CO量計算手段9eに与える一方、給気側CO濃度入力手段9bが、給気側CO濃度計10から受けた給気側の時系列のCOの濃度を給気側CO量計算手段9eに与える。
【0065】
同様に、排出空気流量入力手段9cが、排気側空気流量計13から受けた排気側の時系列の空気Xの流量値を排気側CO量計算手段9fに与える一方、排気側CO濃度入力手段9dが、排気側CO濃度計11から受けた排気側の時系列のCOの濃度を排気側CO量計算手段9fに与える。
【0066】
そしてS4では、給気側CO量計算手段9eが、供給空気流量入力手段9aから受けた給気側の空気Xの流量と、給気側CO濃度入力手段9bから受けた給気側のCO濃度に基づいて給気側のCOの量を計算し、計算した給気側のCOの量を室内CO発生量計算手段9gに与える。
【0067】
すなわち、給気側CO量計算手段9eは、供給空気流量入力手段9aから受けた給気側の空気Xの流量と、給気側CO濃度入力手段9bから受けた給気側のCO濃度とを用いて所要の単位換算を実行した後、例えば積分により一定時間における給気側のCOの量を計算する。
【0068】
一方、同様な手段により排気側CO量計算手段9fが、排出空気流量入力手段9cから受けた排気側の空気Xの流量と、排気側CO濃度入力手段9dから受けた排気側のCO濃度に基づいて排気側のCOの量を計算し、計算した排気側のCOの量を室内CO発生量計算手段9gに与える。
【0069】
次にS5では、室内CO発生量計算手段9gが、給気側CO量計算手段9eから受けた給気側のCOの量と排気側CO量計算手段9fから受けた排気側のCOの量との差分をとることにより、室内で発生したCOの発生量を計算し、計算したCOの発生量を室内CO量補正手段9hに与える。
【0070】
そしてS6では、室内CO量補正手段9hが室内CO発生量計算手段9gから受けたCOの発生量から予め保存された人の呼吸以外の要因により発生するCOの量を減算することにより、在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量を計算し、計算したCOの量を在室人数計算手段9iに与える。
【0071】
さらにS7では、在室人数計算手段9iが室内CO量補正手段9hから受けた在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量および1人の人の呼吸により所定時間当たりに排出されるCOの量について所要の単位換算を実行した後、在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量を1人の人から排出されるCOの量により除算することにより、部屋3の在室人数を計算する。
【0072】
この結果、在室人数算出システム1により得られた部屋3の在室人数は、空調設備2等の設備において運転制御情報等の所要の情報として利用することができる。
【0073】
すなわち、在室人数算出システム1は、空調設備2を備えた部屋3の内外を連通するダクトに給気側空気流量計12、排気側空気流量計13、給気側CO濃度計10および排気側CO濃度計11を設けることにより、部屋3に供給される空気Xに含まれるCOと部屋3から排気されるCOの量を求め、これらCOの量の差から部屋3の内部6において人以外から排出されたCOの量を減算し、さらに1人の人が排出するの量で除算することにより部屋3の在室人数を算出するシステムである。
【0074】
在室人数算出システム1においては、部屋3と空調設備2ないし部屋3の外部5とを接続する給気ダクト7および排気ダクト8にのみセンサである給気側空気流量計12、排気側空気流量計13、給気側CO濃度計10および排気側CO濃度計11を設ける構成であるため部屋3の入口の数が複数箇所ある場合や構造が複雑な場合であっても、より容易に部屋3の在室人数を算出できる。
【0075】
また、空調設備2が他の機能を備えるために必要性の高い給気側空気流量計12、排気側空気流量計13、給気側CO濃度計10および排気側CO濃度計11を使用するため、別途赤外線センサ等の装置を設ける必要がなく、より簡易な構成で部屋3の在室人数を算出することができる。
【0076】
そして、在室人数算出システム1において得られた部屋3の在室人数を空調設備2の熱源あるいは風量等の運転条件の入力パラメータとして使用すれば、空調設備2のより適切な運転を可能とすることができる。
【0077】
尚、給気側空気流量計12および排気側空気流量計13の代わりに空気Xの物性値に基づいて空気Xの流量に換算可能な物理量を計測する物理量計測装置を配設して空気Xの物理量を計測し、計測した空気Xの物理量を空気Xの流量に換算するように構成してもよい。
【0078】
また、給気側CO濃度計あるいは給気側空気流量計12は、給気された空気Xの流量を計測することができれば、給気ダクト7以外の給気側の空気Xの流路上の任意数箇所に配設してもよい。同様に排気側CO濃度計11あるいは排気側空気流量計13も排気ダクト8に限らず、排気ダクト8以外の排気側の空気Xの流路上の任意数箇所に配設することができる。
【0079】
さらに、給気側CO濃度計および給気側空気流量計12並びに排気側CO濃度計11および排気側空気流量計13を一体に構成して機能を兼ねてもよい。
【0080】
図5は本発明の第2の一実施形態に係る在室人数算出システム1Aの全体構成を示すシステム構成図、図6は、図5で示す在室人数算出システム1Aの機能ブロック図である。
【0081】
図5に示された、在室人数算出システム1Aにおいては、部屋3に複数の排気ダクト8a,8bが備えられている点と給気側空気流量計12および排気側空気流量計13が配設されていない点が図1で示す在室人数算出システム1と相違している。他の構成および作用については図1に示す在室人数算出システム1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
【0082】
図5に示すように在室人数算出システム1Aは、給気ダクト7を介して接続された空調設備2と複数の、例えば2つの排気ダクト8a,8bとを備えた部屋3に配設される。
【0083】
2つの排気ダクト8a,8bは、ともに部屋3の外部5に導かれるが、一方の排気ダクト8aは分岐して給気ダクト7と接続される。このため、給気ダクト7と接続された排気ダクト8aを流れる空気Xの一部は、給気ダクト7を介して再び空調設備2に導かれる。
【0084】
また、空調設備2は、部屋3の内部6に一定の流量の空気Xを供給する機能を有する。
【0085】
一方、在室人数算出システム1Aは、人数演算装置20とこの人数演算装置20に接続された給気側CO濃度計10と2つの排気側CO濃度計11a,11bを備えている。在室人数算出システム1Aは、給気側CO濃度計10を給気ダクト7に配設する一方、2つの排気側CO濃度計11a,11bを各排気ダクト8a,8bにそれぞれ配設している。
【0086】
人数演算装置20は、給気側空気流量設定手段20a,供給空気流量入力手段20b、給気側CO濃度入力手段20c、排気側空気流量設定手段20d、排出空気流量入力手段20e、排気側CO濃度入力手段20f、給気側CO量計算手段20g、排気側CO量計算手段20h、室内CO発生量計算手段20i、室内CO量補正手段20jおよび在室人数計算手段20kを具備している。
【0087】
給気側空気流量設定手段20aは、部屋3に供給される空気Xの流量をパラメータとして変更可能に設定する機能と、設定した空気Xの流量値を供給空気流量入力手段20bに与える機能とを有する。
【0088】
同様に、排気側空気流量設定手段20dは部屋3から排出される空気Xの流量をパラメータとして変更可能に設定する機能と、設定した空気Xの流量値を排出空気流量入力手段20eに与える機能とを有する。
【0089】
供給空気流量入力手段20bは、給気側空気流量設定手段20aから受けた空気Xの流量値を給気側CO量計算手段20bに与える機能を有する一方、排出空気流量入力手段20eは、排気側空気流量設定手段20dから受けた空気Xの流量値を給気側CO量計算手段20gに与える機能を有する。
【0090】
また、給気側CO濃度入力手段20c、排気側CO濃度入力手段20f、給気側CO量計算手段20g、排気側CO量計算手段20h、室内CO発生量計算手段20i、室内CO量補正手段20jおよび在室人数計算手段20kは、図2で示す在室人数算出システム1と同様の機能を有する。
【0091】
次に、在室人数算出システム1Aにおける在室人数の算出の流れを図7および図8に基づいて説明する。
【0092】
図7は、図5で示す在室人数算出システム1Aにおける在室人数の算出の流れを示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
【0093】
また、図8は、図5で示す在室人数算出システム1Aにおける在室人数の算出方法の概念を示す説明図である。
【0094】
まずS10では、部屋3に供給される空気Xの流量をパラメータとして給気側空気流量設定手段20aにより設定する一方、部屋3から排出される空気Xの流量をパラメータとして排気側空気流量設定手段20dにより設定する。
【0095】
給気側空気流量設定手段20aおよび排気側空気流量設定手段20dにより設定する空気Xの流量は、例えば別途流量計により計測して得ることができる。部屋3に供給される空気Xの流量は、空調設備2により部屋3の内部6に供給される一定の空気Xの流量としてもよい。
【0096】
次にS11では、空調設備2を備えた部屋3に在室する任意人数の在室者4が空調設備2を運転状態にして、部屋3の外部5、給気ダクト7、部屋3の内部6および排気ダクト8a,8bを循環する空気Xの流れを形成する。
【0097】
そしてS12では、給気側CO濃度計10が、給気ダクト7を通過する空気Xに含まれるCOの濃度を定常的に計測し、計測した給気側の時系列のCOの濃度を給気側CO濃度計10に与える一方、排気側CO濃度計11a,11bは、各排気ダクト8a,8bを通過する空気Xに含まれるCOの濃度を定常的にそれぞれ計測し、計測した各排気側の時系列のCOの濃度を排気側CO濃度入力手段20fに与える。
【0098】
またS13では、人数演算装置20が給気側と排気側のCOの濃度を給気側CO濃度計10および排気側CO濃度計11a,11bからそれぞれ入力する。
【0099】
すなわち、給気側CO濃度入力手段20cが、給気側CO濃度計10から受けた給気側の時系列のCOの濃度を給気側CO量計算手段20gに与える一方、排気側CO濃度入力手段20fが、排気側CO濃度計11a,11bから受けた排気側の時系列のCOの濃度を排気側CO量計算手段20hに与える。
【0100】
そしてS14では、供給空気流量入力手段20bが、給気側空気流量設定手段20aから受けた給気側の空気Xの流量値を給気側CO量計算手段20gに与える一方、排出空気流量入力手段20eが、排気側空気流量設定手段20dから受けた排気側の空気Xの流量値を排気側CO量計算手段20hに与える。
【0101】
さらに、給気側CO量計算手段20gが、供給空気流量入力手段20bから受けた給気側の空気Xの流量と、給気側CO濃度入力手段20cから受けた給気側のCO濃度に基づいて給気側のCOの量を計算し、計算した給気側のCOの量を室内CO発生量計算手段20iに与える。
【0102】
一方、排気側CO量計算手段20hが、排出空気流量入力手段20eから受けた排気側の空気Xの流量と、排気側CO濃度入力手段20fから受けた排気側のCO濃度に基づいて排気側のCOの量を計算し、計算した排気側のCOの量を室内CO発生量計算手段20iに与える。
【0103】
次にS15では、室内CO発生量計算手段20iが、給気側CO量計算手段20gから受けた給気側のCOの量と排気側CO量計算手段20hから受けた排気側のCOの量とから、室内で発生したCOの発生量を計算し、計算したCOの発生量を室内CO量補正手段20jに与える。
【0104】
そしてS16では、室内CO量補正手段20jが室内CO発生量計算手段20iから受けたCOの発生量から、在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量を計算し、計算したCOの量を在室人数計算手段20kに与える。
【0105】
さらにS17では、在室人数計算手段20kが室内CO量補正手段20jから受けた在室者4の呼吸により室内に発生したCOの量に基づいて、部屋3の在室人数を計算する。
【0106】
すなわち、在室人数算出システム1Aは、図1で示す在室人数算出システム1において、空調設備2を備えた部屋3の内外を連通するダクトに給気側空気流量計12および排気側空気流量計13を配設する代わりに、人数演算装置20に給気側空気流量設定手段20aと排気側空気流量設定手段20dとを設け、これら給気側空気流量設定手段20aと排気側空気流量設定手段20dとにより部屋3に供給される空気Xの流量と部屋3から排出される空気Xの流量とをそれぞれパラメータとして変更可能に設定する構成である。
【0107】
在室人数算出システム1Aにおいては、在室人数算出システム1の効果に加え、さらに部屋3と空調設備2ないし部屋3の外部5とを接続する給気ダクト7および排気ダクト8a,8bに給気側空気流量計12および排気側空気流量計13を設ける必要がないため、より簡易かつ安価な構成とすることができる。
【0108】
尚、在室人数算出システム1Aにおいて、室外から室内に供給する空気Xの流量を変更可能に調節する機能を空調設備2設け、空調設備2の流量調節値を給気側空気流量設定手段20aにおいて設定する給気側の空気Xの流量値としてもよい。
【0109】
同様に、在室人数算出システム1Aにおいて、排気する空気Xの流量を変更可能に調節することが可能な流量調節機構を排気ダクト8a,8bに配設し、流量調節機構の流量調節値を排気側空気流量設定手段20dにおいて設定する空気Xの流量値としてもよい。
【0110】
一方、在室人数算出システム1Aにおいて、給気側空気流量設定手段20aにより設定する給気側の空気Xの流量値および排気側空気流量設定手段20dにより設定する空気Xの流量値の一方あるいは双方を、部屋3の在室人数を実験的に計算し、正しい計算値が得られるように補正することにより調整して求めても良い。
【0111】
また、各実施形態の在室人数算出システム1、1Aを複合的に構成しても良い。すなわち、給気ダクト7および排気ダクト8、8a,8bに少なくとも給気側CO濃度計10および排気側CO濃度計11,11a,11bを配設して給気側および排気側のCOの濃度がそれぞれ計測されれば、給気側および排気側の空気Xの流量は、給気側空気流量計12または排気側空気流量計13により計測する方法あるいは給気側空気流量設定手段20aまたは排気側空気流量設定手段20dによりパラメータとして設定する方法を組合せて構成しても良い。
【0112】
また、在室人数算出システム1、1Aにおいて、人数演算装置9、20は、部屋3の在室人数を必要な精度により計算ができれば必ずしも室内CO量補正手段9h、20jを備えて補正する必要はない。
【0113】
また、在室人数算出システム1、1Aの算出対象は、部屋3の内部6に在室する人の数としたが、人に限らず動物やその他の二酸化炭素を排出する特定の生物を対象としてもよく、さらにこれらの生物と人の双方を対象としてもよい。
【0114】
また、在室人数を算出する被空調空間は部屋3に限らず、空調設備2を備え空気Xの循環が形成されていれば工場内の所定のエリア、オフィスあるいは車両等の移動体内部であってもよい。
【0115】
さらに、在室人数を算出する場所を水槽内等の流体内領域として水等の流体中に含まれるCO量の変化に基づいて、魚類、両生類、軟体動物等の生物を対象とすることもできる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る在室人数算出システムとその方法によれば、空調設備を備えた部屋等の被空調空間に在室する人の在室人数をより簡易な構成で容易に計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る在室人数算出システムの全体構成を示すシステム構成図。
【図2】図1で示す在室人数算出システムの機能ブロック図。
【図3】在室人数算出システムにおける在室人数の算出の流れを示すフローチャート。
【図4】在室人数算出システムにおける在室人数の算出方法の概念を示す説明図。
【図5】本発明の第2の一実施形態に係る在室人数算出システムの全体構成を示すシステム構成図。
【図6】図5で示す在室人数算出システムの機能ブロック図。
【図7】図5で示す在室人数算出システムにおける在室人数の算出の流れを示すフローチャート。
【図8】図5で示す在室人数算出システムにおける在室人数の算出方法の概念を示す説明図。
【符号の説明】
1 在室人数算出システム
2 空調設備
3 部屋
4 在室者
5 外部
6 内部
7 給気ダクト
8,8a,8b 排気ダクト
9 人数演算装置
9a 供給空気流量入力手段
9b 給気側CO濃度入力手段
9c 排出空気流量入力手段
9d 排気側CO濃度入力手段
9e 給気側CO量計算手段
9f 排気側CO量計算手段
9g 室内CO発生量計算手段
9h 室内CO量補正手段
9i 在室人数計算手段
10 給気側CO濃度計
11,11a,11b 排気側CO濃度計
12 給気側空気流量計
13 排気側空気流量計
20 人数演算装置
20a 給気側空気流量設定手段
20b 供給空気流量入力手段
20c 給気側CO濃度入力手段
20d 排気側空気流量設定手段
20e 排出空気流量入力手段
20f 排気側CO濃度入力手段
20g 給気側CO量計算手段
20h 排気側CO量計算手段
20i 室内CO発生量計算手段
20j 室内CO量補正手段
20k 在室人数計算手段
X 空気

Claims (11)

  1. 空調設備を備えた被空調空間に供給される空気の流量を入力する供給空気流量入力手段と、
    前記被空調空間に供給される空気に含まれる二酸化炭素(CO)の濃度を入力する給気側CO濃度入力手段と、
    前記被空調空間から排気される空気の流量を入力する排出空気流量入力手段と、
    前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの濃度を入力する排気側CO濃度入力手段と、
    前記供給空気流量入力手段から受けた給気側の空気の流量と前記給気側CO濃度入力手段から受けた給気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間に供給される空気に含まれるCOの量を計算する給気側CO量計算手段と、
    前記排出空気流量入力手段から受けた排気側の空気の流量と前記排気側CO濃度入力手段から受けた排気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの量を計算する排気側CO量計算手段と、
    前記給気側CO量計算手段から受けた給気側のCOの量と前記排気側CO量計算手段から受けた排気側のCOの量とに基づいて前記被空調空間で発生したCOの量を計算する室内CO発生量計算手段と、
    前記室内CO発生量計算手段から受けたCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算する在室人数計算手段と、
    を具備していることを特徴とする在室人数算出システム。
  2. 被空調空間に空気を供給する空調設備と、
    前記被空調空間の外部から内部に空気を給気するための給気側の流路上に配設した給気側CO濃度計と、
    前記被空調空間に供給される空気の流量を入力する供給空気流量入力手段と、
    前記給気側CO濃度計から給気側の空気に含まれる二酸化炭素(CO)の濃度を入力する給気側CO濃度入力手段と、
    前記被空調空間の内部から外部に空気を排気するための排気側の流路上に配設した排気側CO濃度計と、
    前記被空調空間から排気される空気の流量を入力する排出空気流量入力手段と、
    前記排気側CO濃度計から排気側の空気に含まれるCOの濃度を入力する排気側CO濃度入力手段と、
    前記供給空気流量入力手段から受けた給気側の空気の流量と前記給気側CO濃度入力手段から受けた給気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間に供給される空気に含まれるCOの量を計算する給気側CO量計算手段と、
    前記排出空気流量入力手段から受けた排気側の空気の流量と前記排気側CO濃度入力手段から受けた排気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの量を計算する排気側CO量計算手段と、
    前記給気側CO量計算手段から受けた給気側のCOの量と前記排気側CO量計算手段から受けた排気側のCOの量とに基づいて前記被空調空間で発生したCOの量を計算する室内CO発生量計算手段と、
    前記室内CO発生量計算手段から受けたCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算する在室人数計算手段と、
    を具備していることを特徴とする在室人数算出システム。
  3. 前記空調設備は、前記被空調空間に供給する空気の流量を調節する機能を備え、前記供給空気流量入力手段は前記空調設備により調節された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2記載の在室人数算出システム。
  4. 前記被空調空間の外部から内部に空気を給気するための給気側の流路上に給気側の空気の流量を計測する給気側空気流量計を配設し、前記供給空気流量入力手段は前記給気側空気流量計が計測した給気側の空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2記載の在室人数算出システム。
  5. 前記被空調空間の外部から内部に供給される空気の流量を変更可能に設定する給気側空気流量設定手段を備え、前記供給空気流量入力手段は前記給気側空気流量設定手段により設定された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2記載の在室人数算出システム。
  6. 前記被空調空間の内部から外部に空気を排気するための排気側の流路上に排気側の空気の流量を調節する流量調節機構を配設し、前記排出空気流量入力手段は前記流量調節機構により調節された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の在室人数算出システム。
  7. 前記被空調空間の内部から外部に空気を排気するための排気側の流路上に排気側の空気の流量を計測する排気側空気流量計を配設し、前記排出空気流量入力手段は前記排気側空気流量計が計測した排気側の空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の記載の在室人数算出システム。
  8. 前記被空調空間の内部から外部に排出される空気の流量を変更可能に設定する排気側空気流量設定手段を備え、前記排気空気流量入力手段は前記排気側空気流量設定手段により設定された空気の流量を入力する機能を備えていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の在室人数算出システム。
  9. 前記室内CO発生量計算手段が計算したCOの発生量を受けて、COの発生量人の呼吸以外の要因により発生するCOの量を減算することにより、前記被空調空間に在室する在室者の呼吸により室内に発生したCOの量を計算して在室人数計算手段に与える室内CO量補正手段を備え、前記在室人数計算手段は前記室内CO量補正手段から受けたCOの量と人が排出するCOの量に基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算する機能を備えていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の在室人数算出システム。
  10. 空調設備を備えた被空調空間に供給される空気の流量を入力するステップと、
    前記被空調空間に供給される空気に含まれる二酸化炭素(CO)の濃度を入力するステップと、
    前記被空調空間から排気される空気の流量を入力するステップと、
    前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの濃度を入力するステップと、
    給気側の空気の流量と給気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間に供給される空気に含まれるCOの量を計算するステップと、
    排気側の空気の流量と排気側のCOの濃度に基づいて前記被空調空間から排気される空気に含まれるCOの量を計算するステップと、
    給気側のCOの量と排気側のCOの量とに基づいて前記被空調空間で発生したCOの量を計算するステップと、
    前記被空調空間で発生したCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算するステップと、
    を具備していることを特徴とする在室人数算出方法。
  11. 前記被空調空間で発生したCOの量から人の呼吸以外の要因により発生するCOの量を減算することにより、前記被空調空間に在室する在室者の呼吸により室内に発生したCOの量を計算するステップと、在室者の呼吸により室内に発生したCOの量と人が排出するCOの量とに基づいて前記被空調空間に在室する在室者の在室人数を計算するステップとを備えていることを特徴とする請求項10記載の在室人数算出方法。
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