JP2004278020A - 管路の更生工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】不断水で使用中の既設管路内に新規管路を敷設施工する場合、下水をバイパスさせるホースとこれを内部に引き通して移動する新規単管との間の抵抗を軽減し移動を容易にすると共に、移動中の新規単管のローリングなども容易に解消することを課題とする。
【解決手段】更新される管路1の上流側2から下流部5まで、ホース4を管路1内に延在させ、次いで管路1内に更生管路用の新規単管10を、管1内にホース4を挿通させて搬入し管路1内で接続する、不断水状態で管路を更生する工法において、新規単管10内の内底面とホース4外底面との間に低摩擦製シート12を介在させて新規単管10を更新される管路1内に搬入していくことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】更新される管路1の上流側2から下流部5まで、ホース4を管路1内に延在させ、次いで管路1内に更生管路用の新規単管10を、管1内にホース4を挿通させて搬入し管路1内で接続する、不断水状態で管路を更生する工法において、新規単管10内の内底面とホース4外底面との間に低摩擦製シート12を介在させて新規単管10を更新される管路1内に搬入していくことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、下水道の管路を遮断することなく通水させたままで既設管内に新規管路を敷設していく管路の更生工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
管路が老朽化するなどして新規管路に敷設替えする場合の工法として、既設管内に新規管を搬入し既設管内に新管を付設していくパイプインパイプ工法が知られている(非特許文献1)。
【0003】
この工法を実施する場合、既設管路内に新規管を搬入し搬送する場合、新規単管を運搬台車に載せて搬送することが行われる(特許文献1)。
【0004】
【非特許文献1】
久保田鉄工株式会社、昭和60年度発行「ダクタイル管施工ハンドブック」第335頁
【0005】
【特許文献1】
特開平4−123973号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既設管路が公共下水道など長期間断水することが出来ない場合は既設管の上流側を堰き止め、ここから下流側へ必要なだけの長さのホースを既設管内に配設し、このホースによって流水を管路下流へとバイパスさせる一方、このホース末端側から新規単管を内部にホースを通すようにして既設管内に送り込んで接続していく工法が考えられるが、この場合ホース内を流れる水量が多いと、その重量が新規単管内面に加わるので、ホースとの間の摩擦抵抗が大きくなり、新規単管を既設管路に沿って移動させていくのが困難となる問題があった。
【0007】
この場合、当然、新規単管には運搬台車などが組み付けられ、移動のための抵抗を少なくされているが、これだけでは新規単管内面とホースとの間の摩擦は軽減できない。
【0008】
また、新規単管を既設管路内に挿入していく場合、到達側の立坑から牽引索を引き込んで新規単管に結止し、牽引することで既設管路内を移動させることが行われるが、移動距離が長くなると、管路の屈曲や勾配などに起因して移動中新規単管がローリングを起こし、管が大きく回転して運搬台車が管ごと転倒した状態となってしまい、牽引移動が不可能となってしまうことがあるといった問題もあった。
【0009】
この発明は、上記問題を解消し、不断水で使用中の既設管路内に新規管路を敷設施工する場合、下水をバイパスさせるホースとこれを内部に引き通して移動する新規単管との間の抵抗を軽減し移動を容易にすると共に、ローリングなども容易に解消することを課題としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため請求項1の発明は、更新される管路の上流側から下流部まで、ホースを前記管路内に延在させ、次いで前記管路内に更生管路用の新規単管を、該管内に前記ホースを挿通させて搬入し前記管路内で接続していく、不断水状態で管路を更生していく工法において、前記新規単管内の内底面と前記ホース外底面との間に低摩擦性シートを介在させて前記新規単管を更新される管路内に搬入していくことを特徴とするものである。
【0011】
従って、この治具によれば、更新される既設管内に挿入された新規単管は、その内面とホース外面との間に低摩擦性のシートが介在することになるので、新規単管を既設管内に沿って移動していく場合の抵抗が少なくなり、施工が容易となる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の管路の更生工法において、更新される管路内に更生管路用の新規単管を接続し敷設終了後に低摩擦性シートを除去することを特徴とするものである。
【0013】
この場合、新規単管を既設管路内に敷設していくとき、新規単管を接続する毎に低摩擦性シートを回収するのは困難であるが、新規単管による更生管路が敷設されてから回収することで迅速に回収が可能となる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2の管路の更生工法において、更新される管路内に搬入される新規単管には、操舵可能な走行用車輪が取付けられているものである。
【0015】
牽引移動中、新規単管が既設管内でローリングをし始めれば、直ちに操舵輪で当て舵をとり、ローリングを防止することができスムーズな移動が可能となり、作業が容易となる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項3の管路の更生工法において、走行車輪には制動装置が設けられているものである。
したがって、この走行車輪によれば、操舵輪に加え任意の車輪の制動によりさらに効果的にローリングを予防することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の管路の更生工法を説明する。
図1は、この発明の工法を実施している状態を示す断面図、図2は図1の部分拡大説明図である。
【0018】
この発明の管路の更生工法は、以下のように行われる。
即ち、更新される管路1の上流側2で管路1を栓3でせき止め、この栓3に連通させたホース4を下流側5まで延在させることで更生される管路1をバイパスする水路を設ける。次いで、下流側5の立坑6を必要であれば点線で示すように上部開口を拡径し、新規単管10を立坑6に搬入する。そして搬入した新規単管10内にホース4を挿通させ、上流側2の立坑7から引きとおした牽引索8を新規単管10の後縁1得に引っ掛け、上流側2の立坑7に設置したウインチ9で牽引して移動させ、新規単管10の挿口10aを既に推進されている他の新規単管10の受口10b内に挿入して接続する。
【0019】
なお、図1、図2は説明のため管の断面形状を単純化して示しているが、実際に使用される管は、例えば図3に示すようにシール用ゴム輪10cを介挿して受口10bに挿口10aを挿入して接続する構造の管とされる。
【0020】
この工法において、図2に拡大して示すように新規単管10の内底面11に、ホース4外底面を受けるテフロンシートなどの低摩擦性シート12を敷設して移動させるように構成されている。
【0021】
上記の低摩擦性シート12は、図3の実際の管で示すように新規単管10の進行方向の前縁13(図示例は挿口10a)に引掛けることのできる折り返し部14が形成され、また、軸方向の長さLは新規単管10の長さにほぼ等しくされている。
【0022】
さらに、折り返し部14の形状は、図3において挿口10a端面から挿口外面方向への折り返し端部14aは、受口10b内面に形成されるゴム輪10cに達しない長さとされている。
【0023】
以上の構成により、新規単管10内面とホース4外面との接触面には低摩擦性シート12が介在されることとなり、図1に示すように牽引索8で新規単管10を牽引する場合の摩擦抵抗はシート12で著しく軽減され、牽引力もそれだけ少なくて済む。
【0024】
そして、新規単管10を上流側2まで移動させ、図1に示すように到達したものから順に受口10bに挿口10aを挿入して接続していく。このとき、受口10b奥端と挿口10a先端とは密着させないように隙間を設けて管を接続していく。
【0025】
このとき、シート12はホース4の重みのため取り外すのに大きな労力が必要となる。従って、全部の新規単管10を接続したあと栓3を堰き止め、ホース4を回収する際にシート12をまとめて回収しても良い。
【0026】
このとき、挿口10a先端と受口10b奥端は隙間があること、シート12の折り返し部14先端はシール用ゴム10cに達しない長さとされている事から、シート12は簡単に取り外すことができ、回収は迅速に行える。
【0027】
また、シート12は薄く軽量であるので、例えば摩擦軽減のためにローラーなどを用いた場合より、迅速かつ楽に回収作業が出来る利点もある。
そして、ホース4を回収後、再び栓3を開き、新規管路内の流通を再開したあと栓3を回収する。
【0028】
また、回収されたシート12は再利用される。
なお、図2、図3に示すように、新規単管10の移動方向前縁13並びに後縁15には、走行車輪16、17が設けられ、更新される管1内を移動するときの抵抗が軽減されるが、このとき移動方向後縁15側の車輪17を操舵可能な車輪とし図5に示すように操舵用の柄18を移動方向後方側へ延出させ、この柄18を操作することで、新規単管10の方向を制御しつつ、移動させても良い。
【0029】
このように操舵用の柄18を設けた場合、更新される管路1の屈曲部や勾配によって新規単管10が図6に矢印Xで示すようにローリングを発生しそうになれば、直ちに柄18を操作し操舵輪17で移動方向を制御し、ローリングするのを未然に防止するのである。
【0030】
従って、著しいローリングにより新規単管10が運搬台車ごと転倒して移動不能になることも防止できるのである。
その際に、走行車輪16、17に制動装置を設けておけば、要所で新規単管10の移動速度を制動出来るほか、任意の走行車輪16、17の制動によりローリングの防止も行える。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の方法によれば、管内をせき止めることなく管内に設けたホースで流水をバイパスして新規管路を敷設するにあたり、新規単管を移動させる際のホースと新規単管との摩擦抵抗が低摩擦性シートで低減されるので移動が容易となり、また、このシートは管路敷設終了までそのまま管にセットしておいても接続作業の障害にならないので、管路敷設工事終了後にまとめて回収する事ができ、これらから既設管路内に新規管を接続して更新管路を敷設していく工事の効率が良くなる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】管路の更生工法の説明断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】新規単管の説明断面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】操舵輪の側面図である。
【図6】操舵輪の使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 更新される管路
2 上流側
3 栓
4 ホース
5 下流側
6 立坑
7 立坑
8 牽引索
9 ウインチ
10 新規単管
11 新規単管の内底面
12 低摩擦性シート
【発明の属する技術分野】
この発明は、下水道の管路を遮断することなく通水させたままで既設管内に新規管路を敷設していく管路の更生工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
管路が老朽化するなどして新規管路に敷設替えする場合の工法として、既設管内に新規管を搬入し既設管内に新管を付設していくパイプインパイプ工法が知られている(非特許文献1)。
【0003】
この工法を実施する場合、既設管路内に新規管を搬入し搬送する場合、新規単管を運搬台車に載せて搬送することが行われる(特許文献1)。
【0004】
【非特許文献1】
久保田鉄工株式会社、昭和60年度発行「ダクタイル管施工ハンドブック」第335頁
【0005】
【特許文献1】
特開平4−123973号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既設管路が公共下水道など長期間断水することが出来ない場合は既設管の上流側を堰き止め、ここから下流側へ必要なだけの長さのホースを既設管内に配設し、このホースによって流水を管路下流へとバイパスさせる一方、このホース末端側から新規単管を内部にホースを通すようにして既設管内に送り込んで接続していく工法が考えられるが、この場合ホース内を流れる水量が多いと、その重量が新規単管内面に加わるので、ホースとの間の摩擦抵抗が大きくなり、新規単管を既設管路に沿って移動させていくのが困難となる問題があった。
【0007】
この場合、当然、新規単管には運搬台車などが組み付けられ、移動のための抵抗を少なくされているが、これだけでは新規単管内面とホースとの間の摩擦は軽減できない。
【0008】
また、新規単管を既設管路内に挿入していく場合、到達側の立坑から牽引索を引き込んで新規単管に結止し、牽引することで既設管路内を移動させることが行われるが、移動距離が長くなると、管路の屈曲や勾配などに起因して移動中新規単管がローリングを起こし、管が大きく回転して運搬台車が管ごと転倒した状態となってしまい、牽引移動が不可能となってしまうことがあるといった問題もあった。
【0009】
この発明は、上記問題を解消し、不断水で使用中の既設管路内に新規管路を敷設施工する場合、下水をバイパスさせるホースとこれを内部に引き通して移動する新規単管との間の抵抗を軽減し移動を容易にすると共に、ローリングなども容易に解消することを課題としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため請求項1の発明は、更新される管路の上流側から下流部まで、ホースを前記管路内に延在させ、次いで前記管路内に更生管路用の新規単管を、該管内に前記ホースを挿通させて搬入し前記管路内で接続していく、不断水状態で管路を更生していく工法において、前記新規単管内の内底面と前記ホース外底面との間に低摩擦性シートを介在させて前記新規単管を更新される管路内に搬入していくことを特徴とするものである。
【0011】
従って、この治具によれば、更新される既設管内に挿入された新規単管は、その内面とホース外面との間に低摩擦性のシートが介在することになるので、新規単管を既設管内に沿って移動していく場合の抵抗が少なくなり、施工が容易となる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の管路の更生工法において、更新される管路内に更生管路用の新規単管を接続し敷設終了後に低摩擦性シートを除去することを特徴とするものである。
【0013】
この場合、新規単管を既設管路内に敷設していくとき、新規単管を接続する毎に低摩擦性シートを回収するのは困難であるが、新規単管による更生管路が敷設されてから回収することで迅速に回収が可能となる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2の管路の更生工法において、更新される管路内に搬入される新規単管には、操舵可能な走行用車輪が取付けられているものである。
【0015】
牽引移動中、新規単管が既設管内でローリングをし始めれば、直ちに操舵輪で当て舵をとり、ローリングを防止することができスムーズな移動が可能となり、作業が容易となる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項3の管路の更生工法において、走行車輪には制動装置が設けられているものである。
したがって、この走行車輪によれば、操舵輪に加え任意の車輪の制動によりさらに効果的にローリングを予防することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の管路の更生工法を説明する。
図1は、この発明の工法を実施している状態を示す断面図、図2は図1の部分拡大説明図である。
【0018】
この発明の管路の更生工法は、以下のように行われる。
即ち、更新される管路1の上流側2で管路1を栓3でせき止め、この栓3に連通させたホース4を下流側5まで延在させることで更生される管路1をバイパスする水路を設ける。次いで、下流側5の立坑6を必要であれば点線で示すように上部開口を拡径し、新規単管10を立坑6に搬入する。そして搬入した新規単管10内にホース4を挿通させ、上流側2の立坑7から引きとおした牽引索8を新規単管10の後縁1得に引っ掛け、上流側2の立坑7に設置したウインチ9で牽引して移動させ、新規単管10の挿口10aを既に推進されている他の新規単管10の受口10b内に挿入して接続する。
【0019】
なお、図1、図2は説明のため管の断面形状を単純化して示しているが、実際に使用される管は、例えば図3に示すようにシール用ゴム輪10cを介挿して受口10bに挿口10aを挿入して接続する構造の管とされる。
【0020】
この工法において、図2に拡大して示すように新規単管10の内底面11に、ホース4外底面を受けるテフロンシートなどの低摩擦性シート12を敷設して移動させるように構成されている。
【0021】
上記の低摩擦性シート12は、図3の実際の管で示すように新規単管10の進行方向の前縁13(図示例は挿口10a)に引掛けることのできる折り返し部14が形成され、また、軸方向の長さLは新規単管10の長さにほぼ等しくされている。
【0022】
さらに、折り返し部14の形状は、図3において挿口10a端面から挿口外面方向への折り返し端部14aは、受口10b内面に形成されるゴム輪10cに達しない長さとされている。
【0023】
以上の構成により、新規単管10内面とホース4外面との接触面には低摩擦性シート12が介在されることとなり、図1に示すように牽引索8で新規単管10を牽引する場合の摩擦抵抗はシート12で著しく軽減され、牽引力もそれだけ少なくて済む。
【0024】
そして、新規単管10を上流側2まで移動させ、図1に示すように到達したものから順に受口10bに挿口10aを挿入して接続していく。このとき、受口10b奥端と挿口10a先端とは密着させないように隙間を設けて管を接続していく。
【0025】
このとき、シート12はホース4の重みのため取り外すのに大きな労力が必要となる。従って、全部の新規単管10を接続したあと栓3を堰き止め、ホース4を回収する際にシート12をまとめて回収しても良い。
【0026】
このとき、挿口10a先端と受口10b奥端は隙間があること、シート12の折り返し部14先端はシール用ゴム10cに達しない長さとされている事から、シート12は簡単に取り外すことができ、回収は迅速に行える。
【0027】
また、シート12は薄く軽量であるので、例えば摩擦軽減のためにローラーなどを用いた場合より、迅速かつ楽に回収作業が出来る利点もある。
そして、ホース4を回収後、再び栓3を開き、新規管路内の流通を再開したあと栓3を回収する。
【0028】
また、回収されたシート12は再利用される。
なお、図2、図3に示すように、新規単管10の移動方向前縁13並びに後縁15には、走行車輪16、17が設けられ、更新される管1内を移動するときの抵抗が軽減されるが、このとき移動方向後縁15側の車輪17を操舵可能な車輪とし図5に示すように操舵用の柄18を移動方向後方側へ延出させ、この柄18を操作することで、新規単管10の方向を制御しつつ、移動させても良い。
【0029】
このように操舵用の柄18を設けた場合、更新される管路1の屈曲部や勾配によって新規単管10が図6に矢印Xで示すようにローリングを発生しそうになれば、直ちに柄18を操作し操舵輪17で移動方向を制御し、ローリングするのを未然に防止するのである。
【0030】
従って、著しいローリングにより新規単管10が運搬台車ごと転倒して移動不能になることも防止できるのである。
その際に、走行車輪16、17に制動装置を設けておけば、要所で新規単管10の移動速度を制動出来るほか、任意の走行車輪16、17の制動によりローリングの防止も行える。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の方法によれば、管内をせき止めることなく管内に設けたホースで流水をバイパスして新規管路を敷設するにあたり、新規単管を移動させる際のホースと新規単管との摩擦抵抗が低摩擦性シートで低減されるので移動が容易となり、また、このシートは管路敷設終了までそのまま管にセットしておいても接続作業の障害にならないので、管路敷設工事終了後にまとめて回収する事ができ、これらから既設管路内に新規管を接続して更新管路を敷設していく工事の効率が良くなる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】管路の更生工法の説明断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】新規単管の説明断面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】操舵輪の側面図である。
【図6】操舵輪の使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 更新される管路
2 上流側
3 栓
4 ホース
5 下流側
6 立坑
7 立坑
8 牽引索
9 ウインチ
10 新規単管
11 新規単管の内底面
12 低摩擦性シート
Claims (4)
- 更新される管路の上流側から下流部まで、ホースを前記管路内に延在させ、次いで前記管路内に更生管路用の新規単管を、該管内に前記ホースを挿通させて搬入し前記管路内で接続する、不断水状態で管路を更生する工法において、前記新規単管内の内底面と前記ホース外底面との間に低摩擦性シートを介在させて前記新規単管を更新される管路内に搬入していくことを特徴とする管路の更生工法。
- 請求項1の管路の更生工法において、更新される管路内に更生管路用の新規単管を接続し敷設終了後に低摩擦性シートを除去することを特徴とする管路の更生工法。
- 請求項1又は2の管路の更生工法において、更新される管路内に搬入される新規単管には、操舵可能な走行用車輪が取付けられている管路の更生工法。
- 請求項3の管路の更生工法において、走行車輪には制動装置が設けられている管路の更生工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003067391A JP2004278020A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 管路の更生工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003067391A JP2004278020A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 管路の更生工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004278020A true JP2004278020A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33284986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003067391A Pending JP2004278020A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 管路の更生工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004278020A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009281567A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 管体および既設管の更生方法 |
JP2011106537A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法 |
JP2013245463A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Shonan Plastic Mfg Co Ltd | 既設管の更生工法 |
JP2016164420A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 株式会社栗本鐵工所 | さや管推進工法 |
JP2017210841A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 明石セミシールド建設株式会社 | 既設管の更生方法及び既設管の更生構造 |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003067391A patent/JP2004278020A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009281567A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 管体および既設管の更生方法 |
JP2011106537A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法 |
JP2013245463A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Shonan Plastic Mfg Co Ltd | 既設管の更生工法 |
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JP2017210841A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 明石セミシールド建設株式会社 | 既設管の更生方法及び既設管の更生構造 |
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