JP2004277951A - ガラスチョップドストランドマット及びそれを用いた自動車成形天井材 - Google Patents

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Abstract

【目的】プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、端面に切れ残ったガラスチョップドストランドがなく、端部の補修を必要としないガラスチョップドストランドマットと、それを用いた自動車成形天井材を提供することを目的とする。
【構成】本発明のガラスチョップドストランドマットは、単繊維直径が13.1〜20μmであり、平均ストランド番手が10〜30テックスのガラスチョップドストランドから構成されてなり、目付が50〜150g/m であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ガラス繊維強化プラスチック(以下、GFRPという)の補強材や自動車成形天井材料等の発泡ポリウレタンの補強材として用いられるガラスチョップドストランドマット及びそれを用いた自動車成形天井材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガラスチョップドストランドマットは、多数本のガラスフィラメントの表面に集束剤を付着量が0.1〜2重量%程度となるように塗布し、これらを集束することによって得られたガラスストランドを所定長に切断してなるガラスチョップドストランドの多数本を、均等無秩序にシート状に堆積した後、その上から結合剤として、粉末ポリエステル樹脂を散布し、次いでこれらの粉末ポリエステル樹脂を加熱溶融してからプレス成形し、冷却固化させたり、あるいはシート状堆積物に樹脂を乳化したエマルジョンを塗布後、乾燥することによって製造される。
【0003】
通常、ガラスチョップドストランドマットを製造する場合、単繊維直径11μm、ストランド番手が45テックス(テックスは、長さ1000m当たりのグラム単位での質量を表す。)のガラスストランドを約50mmの長さに切断した後、目付が300〜900g/m となるように均等無秩序に堆積した後、粉末ポリエステル樹脂を、付着量が1〜6重量%となるように散布してから加熱溶融した後、冷却固化したり、あるいは樹脂を乳化したエマルジョンを、付着量が1〜6重量%となるように塗布した後、乾燥することによって、各ガラスストランド同士を接着する方法が採られる。
【0004】
従来よりガラスチョップドストランドマットは、浴槽、浄化槽等のGFRP成形品の補強材として用いられ、主にハンドレイアップ法と呼ばれる不飽和ポリエステル樹脂を含浸、成形する方法に多用されてきたが、近年では、これまで段ボールやフェルト等で成形されていた自動車成形天井材の代替として、発泡ポリウレタンシートの両表面にガラスチョップドストランドマットを接着することによって、その剛性や寸法安定性を向上させた自動車成形天井材が開発されている。
【0005】
ところで自動車成形天井材には、剛性、寸法安定性、断熱性、遮音性等の特性が必要とされるが、これ以外にも、自動車全体の重量を軽減することを目的として、単位面積当たりの重量が大きくならないことが要求される。またガラスチョップドストランドマットを発泡ポリウレタンシートと接着する際、フェノール、メラミン、イソシアネート等の接着剤を使用するが、その接着剤がガラスチョップドストランドマットの裏面まで浸透しないと、成形された自動車成形天井材の剛性が不足したり、接着後に、発泡ポリウレタンシートからガラスチョップドストランドマットが剥がれ落ちることがあるため、必ずマット裏面まで接着剤を浸透させる必要がある。
【0006】
自動車成形天井材の重量を軽減し、接着剤の浸透性を向上させるためには、ガラスチョップドストランドマットの目付を小さくすれば良いが、目付が小さくなるほど、ガラスチョップドストランドマット内のガラスチョップドストランドの分布が不均一になってマットの引張強度が低下し、マットを巻き芯に巻き取った後、その外層から引っ張ってほどき出す時に途中で破断しやすくなるため、作業性が大幅に低下するという問題がある。
【0007】
また軽量のガラス繊維補強材としては、直径が15〜24μm程度のガラスフィラメント(単繊維)を50〜100本程度束ねた後、連続繊維状態で渦状に堆積させたガラスコンティニアスストランドマットや、直径が6〜13μmのガラスフィラメントを数十本から数百本束ねた後、長さ3〜25mmに切断したガラスチョップドストランドを白水中でモノフィラメントに分散させ、抄紙したガラスペーパーが知られているが、ガラスコンティニアスストランドマットは、その製造効率が低く、その価格が高いという問題があり、またガラスペーパーは、ガラス繊維がモノフィラメント状態であるため、補強効果が小さく、自動車成形天井材としては剛性が不足するという問題がある。
【0008】
このため、自動車成形天井材には、安価で、充分な剛性を有するガラスチョップドストランドマットが使用されている。例えば、その代表的なものとして、単繊維直径10〜12μm、ストランド平均番手10〜40テックスのガラスストランドを約50mmの長さに切断したガラスチョップドストランドを、目付が80〜200g/mとなるように均等無秩序に堆積し、粉末ポリエステル樹脂を、付着量が10〜25質量%となるように散布してから加熱溶融した後、冷却固化したり、あるいは樹脂を乳化したエマルジョンを、付着量が10〜25質量%となるように塗布し、乾燥することによって、各ガラスストランド同士を接着することにより得られたガラスチョップドストランドがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−229255号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
通常、自動車成形天井材は、ガラスチョップドストランドマットにフェノール、メラミン、イソシアネート等の接着剤を含浸させた後、表皮材(自動車の室内側)、接着剤を含浸させたガラスチョップドストランドマット、発泡ポリウレタン、接着剤を含浸させたガラスチョップドストランドマット及び保護シート(自動車の天井側)の順に積層し、自動車の天井の形状に合わせてプレス成形した後、所定の寸法に切断することによって作製される。
【0011】
しかしながら、自動車成形天井材に、特許文献1のガラスチョップドストランドマットを用いると、プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、ガラスチョップドストランドが切れ残り、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドが存在し、端部の補修が必要となるという問題点があった。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、端面に切れ残ったガラスチョップドストランドがなく、端部の補修を必要としないガラスチョップドストランドマットと、それを用いた自動車成形天井材を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成すべく、種々の実験を行った結果、ループ強度が小さいガラスストランドを用いることによって、上記目的を達成することができることを見いだし、本発明を提案するに到った。
【0014】
すなわち本発明のガラスチョップドストランドマットは、単繊維直径が13.1〜20μmであり、平均ストランド番手が10〜30テックスのガラスチョップドストランドから構成されてなり、目付が50〜150g/m であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の自動車成形天井材は、発泡ポリウレタンシートの両表面に、単繊維直径が13.1〜20μmであり、平均ストランド番手が10〜30テックスのガラスチョップドストランドから構成されてなり、目付が50〜150g/mであるガラスチョップドストランドマットが接着されてなることを特徴とする。
【0016】
【作用】
本発明のガラスチョップドストランドマットにおいて、ガラスチョップドストランドの単繊維直径を13.1〜20μmに限定した理由は、単繊維直径が13.1μmよりも小さいと、ガラスストランドのループ強度が大きくなり、プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、ガラスチョップドストランドが切れにくくなって、自動車成形天井材の端面に切れ残ったガラスチョップドストランドが存在するようになるためである。また、単繊維直径が20μmよりも大きいと、ガラスチョップドストランドが硬くなり、プレス成形した後、自動車成形天井材の表皮を破ってガラスチョップドストランドが表面に出る虞があるためである。単繊維直径の好ましい範囲は、13.1〜18μmである。
【0017】
また、ガラスチョップドストランドの平均ストランド番手を、10〜30テックスに限定した理由は、平均ストランド番手を10テックスよりも小さくするには、紡糸時に使用するブッシングホール数を少なくするか、分糸数を増加させる必要があるが、ブッシングホール数を少なくすると、1ブッシングあたりの生産量が減少し、また、分糸数を増加させると、紡糸時に切断しやすく、共に材料コストの上昇につながるためである。また、平均ストランド番手が30テックスよりも大きいと、ストランドが太くなり、ガラスチョップドストランドマット内のガラスチョップドストランドの分布が不均一になりやすく、マットに穴あきが発生し、またプレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断する際、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドが存在し、端部の補修が必要となるためである。
【0018】
また、ガラスチョップドストランドマットの目付を50〜150g/m に限定した理由は、目付が50g/m より小さいと、マットに穴あきが発生しやすくなると共に、マットの引張強度が極端に低下するためである。一方、目付が150g/m より大きいと、自動車成形天井材の重量を軽減し、接着剤の浸透性を向上するという所期の目的を達成し難くなる。
【0019】
従って本発明のガラスチョップドストランドマットは、軽量で、接着剤が浸透しやすく、しかも高い引張強度を有しており、このようなマットに接着剤を浸透させ、発泡ポリウレタンシートの両表面に接着し、プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断する際、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドがなく、端部の補修を必要とせず、剛性、寸法安定性、断熱性、遮音性の特性を満足し、軽量の自動車成形天井材が得られる。
【0020】
また、本発明のガラスチョップドストランドマットは、強熱減量が6〜20質量%であると、マットの引張強度が高いため好ましい。すなわち、強熱減量が6質量%よりも少ないと、マットを構成するガラスチョップドストランド同士の結合力が弱くなり、20質量%よりも多いと、ガラスチョップドストランドの堆積物に結合剤を多量に付着させる必要があるため、粉末ポリエステル樹脂の散布量が極めて多くなり、製造コストが大幅に上昇するためである。この製造コストの上昇は、ガラスチョップドストランドの堆積物に樹脂を乳化したエマルジョンを塗布する場合でも、エマルジョンの散布量が多くなるため、同様に起こる。強熱減量の好ましい範囲は、10〜16質量%である。
【0021】
また、本発明においては、ガラスチョップドストランドの長さを30〜150mmとすることが好ましい。
【0022】
すなわちストランド長が、30mmより短いと、ガラスチョップドストランドマットの引張強度が低下しやすく、150mmより長いと、マットを構成するガラスチョップドストランドの分布が不均一になりやすく、マットに穴あきが発生しやすくなる。
【0023】
尚、ガラスストランド同士を結合させるための結合剤は、粉末ポリエステル樹脂に限定されず、その形態は、繊維状、シート状、フィルム状等であっても良く、またポリエステル以外に、ポリプロピレン、酢酸ビニル、アクリル、エポキシ等の樹脂素材も使用可能である。
【0024】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて詳細に説明する。尚、図1は、ガラスチョップドストランドマットの製造工程を示す説明図である。図2は、ループ強度の測定方法の説明図である。
【0025】
まず直径13.5μmのガラスフィラメントに集束剤(固形分50質量%のポリ酢酸ビニルエマルジョンを6質量%、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを0.3質量%、第4級アンモニウム塩を0.5質量%、イオン交換水を93.2質量%)を付着量が0.4質量%となるように塗布した後、61本集束させることによってストランド(番手22テックス)としてから、巻き取り、ガラスケーキを得た後、所定時間乾燥した。
【0026】
次に、図1に示すように、乾燥されたケーキの内層からガラスストランド10を解舒し、チャンバー11の天井部分に取り付けられた複数個の切断機12に送り込み、所定長に切断した。各切断機12は、カッターローラー12aとゴムローラー12bから構成され、互いに回転するカッターローラー12aとゴムローラー12bの間にガラスストランド10が送り込まれることによって切断される。
【0027】
チャンバー11の底部には、第1の搬送コンベア13が配置され、長さ50mmに切断されたガラスストランド10を、第1の搬送コンベア13の上で均一になるように分散、シート状に堆積してからチャンバー11の外へ搬送し、次の第2の搬送コンベア14に搬送した。第2の搬送コンベア14上で移動するガラスチョップドストランド上に散布機15によって粉末ポリエステル樹脂(花王株式会社製ニュートラック514)を、付着量が12質量%となるように均一に散布した後、次の第3の搬送コンベア16に搬送した。第3の搬送コンベア16の途中には、加熱炉17が配置され、粉末ポリエステル樹脂が散布されたガラスチョップドストランドのシート状堆積物が、加熱炉17中に移動して所定温度で加熱されることによって、粉末ポリエステル樹脂が軟化、溶融した。次いでこのガラスチョップドストランドを、加熱炉17の外部に移動した後、水冷ロール18の間を通して冷却、プレスを行い、これにより溶融していた粉末ポリエステル樹脂が固化し、実施例1のガラスチョップドストランドマット19(目付100g/m )が作製され、その後、巻き取り機20によって巻き取った。
【0028】
こうして得られた実施例1のガラスチョップドストランドマット19にイソシアネート系の接着剤を含浸させた後、表皮(自動車の室内側)、接着剤を含浸させたガラスチョップドストランドマット、発泡ポリウレタンシート、接着剤を含浸させたガラスチョップドストランドマット及び保護シート(自動車の天井側)の順に重ね合わせ、周囲に超硬刃を取り付けた成形天井の形状をしたプレス型に入れ、所定の形状にプレス成形すると同時に周囲をトリミング(切断)して自動車成形天井材を作製した。この自動車成形天井材の端部には、切れ残ったガラスチョップドストランドはなかった。
【0029】
次に、実施例1とは、ガラスチョップドストランドの単繊維直径、集束本数(平均ストランド番手)、マット目付が異なるガラスチョップドストランドマットを各種作製し、ガラスストランドのループ強度を測定するとともに、プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドの本数を測定し、その結果を、実施例1と共に表1に示した。
【0030】
【表1】
Figure 2004277951
【0031】
表1から明らかなように、実施例1〜6は、使用したガラスストランドのループ強度が0.52N以下と低かったため、いずれもプレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドはなかった。
【0032】
それに対し、比較例1、2は、ガラスストランドのループ強度はそれぞれ0.58N、0.60Nと高かったため、共にプレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドが多かった。
【0033】
尚、ガラスチョップドストランドマット中の平均ストランド番手(テックス)は、マットを構成するガラスストランドを20本抜き取り、それらの長さ(Lmm)を測定した後、感量が0.1mg以下の秤を用いて一本毎に重量(Wg)を測定し、次式により算出した値を平均することによって求めた。
【0034】
【数1】
Figure 2004277951
【0035】
またガラスチョップドストランドマットの目付と強熱減量は、JIS R3420に基づいて測定した。すなわち、ガラスチョップドストランドマットの目付(g/m)は、マットから約300×300mmの大きさに切リ取った9枚の試験片を用いて求めた目付の平均値とした。尚、それぞれの目付は、各試験片の質量と面積から算出した。また、強熱減量は、マットから約300×300mmの大きさに切り取った9枚の試験片から求めた強熱減量の平均値とした。尚、それぞれの強熱減量は、まず、試験片を、110℃で1時間乾燥した後、デシケータに入れて室温まで放冷してその質量を正確に量る。次に、これを625℃に保ったマッフル炉で90分間加熱する。その後、マッフル炉から取り出し、デシケータに入れて室温まで放冷してその質量を量る。強熱減量は、これらの質量を用いて算出した。
【0036】
ガラスストランドのループ強度は、平均ストランド番手20テックスに換算した最大破壊荷重とし、次のようにして求めた。
【0037】
図2に示すように、1mを8等分したガラスストランドのうち2本のガラスストランド21、22を、ループ状にして絡め、ストランド端部21a、21b、22a、22bを台紙23に接着剤24で貼り付け、引張試験機を用いて300mm/分の速度で台紙23を矢印方向に引張り、n=4の最大破壊荷重の平均値を算出する。その最大破壊荷重の平均値と、1mのガラスストランドの質量を測定して求めた実測ストランド番手を用いて、次式に従ってループ強度を求めた。
【0038】
【数2】
Figure 2004277951
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明のガラスチョップドストランドマットは、目付が50〜150g/m であるため、自動車成形天井材の重量を軽減することができると共に、裏面まで接着剤が浸透しやすく、また単繊維直径が13.1〜20μmであり、平均ストランド番手が10〜30テックスのガラスチョップドストランドから構成されているため、ガラスチョップドストランドが容易に切断しやすく、プレス成形して所定の寸法の自動車成形天井材に切断した際、端部に切れ残ったガラスチョップドストランドがない。そのため、作業性に優れ、自動車成形天井材を安価に製造することが可能である。
【0040】
また、このようなガラスチョップドストランドマットが、発泡ポリウレタンシートの両表面に接着されてなる自動車成形天井材は、端部を修正する必要がなく、剛性、寸法安定性、断熱性、遮音性に優れ、軽量である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスチョップドストランドマットの製造工程を示す説明図である。
【図2】ループ強度の測定方法の説明図である。
【符号の説明】
10 ガラスストランド
11 チャンバー
12 切断機
13 第1の搬送コンベア
14 第2の搬送コンベア
15 散布機
16 第3の搬送コンベア
17 加熱炉
18 水冷ロール
19 ガラスチョップドストランドマット
20 巻き取り機
21、22 ガラスストランド
21a、21b、22a、22b ストランド端部
23 台紙
24 接着剤

Claims (2)

  1. 単繊維直径が13.1〜20μmであり、平均ストランド番手が10〜30テックスのガラスチョップドストランドから構成されてなり、目付が50〜150g/m であるガラスチョップドストランドマット。
  2. 発泡ポリウレタンシートの両表面に、単繊維直径が13.1〜20μmであり、平均ストランド番手が10〜30テックスのガラスチョップドストランドから構成されてなり、目付が50〜150g/m であるガラスチョップドストランドマットが接着されてなる自動車成形天井材。
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