JP2004276296A - 構造用内装集成材 - Google Patents

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俊雄 大原
Masahiro Minoura
正広 箕浦
Yukihisa Kawakami
幸央 川上
Keita Nakamura
圭太 中村
Takahiro Suzuki
隆広 鈴木
Naoya Matsumoto
直哉 松本
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【課題】照明器具等を接続させるための配線を、屋内に露出させることなく、且つデザイン性を損なうことなく配設できる構造用内装集成材を提供する。
【解決手段】複数のラミナ材13を積層して形成され、住宅建築物の屋内の天井面から露出する化粧梁11として用いられると共に、長手方向に貫通して配線用貫通孔14が設けられた構造用内装集成材10であって、配線用貫通孔14は、集成材10を構成するラミナ材13の一部に長手方向に延設する切欠き溝15を設けておき、この切欠き溝15が設けられたラミナ材13bを他のラミナ材13と共に積層することにより、切欠き溝15による空隙によって形成される。また切欠き溝15に沿って、切断又は切削が可能な耐熱配管材16が予め取り付けられており、切欠き溝15が設けられたラミナ材13bは、最も屋内側に配置されるラミナ材13aの内側に隣接して積層される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造用内装集成材に関し、特に複数のラミナ材を積層して形成され、住宅建築物の屋内の天井面又は壁面から露出する梁用又は柱用の構造材として用いられると共に、長手方向に貫通して配線用貫通孔が設けられた構造用内装集成材に関する。
【0002】
【従来の技術】
集成材は、一般に、ひき板(ラミナ材)や小角材等を繊維方向を互いに平行にして長さ、幅、厚さ方向に集成接着することによって形成される木製の部材であり、梁や柱等の構造物の耐力部材として用いられる構造用集成材と、構造耐力を期待しない造作部材として用いられる造作用集成材とに大別される。構造用集成材は、等級分けされたラミナ材を主に厚さ方向又は幅方向に積層して構成されることにより、同様の断面の無垢材等と比較して高い曲げ剛性を得ることができる部材であり、所定の構造耐力が効率良く得られるように、ラミナ材の材質や積層方向への配置等に種々の工夫がなされている。
【0003】
また、構造用集成材の曲強度をさらに向上させることを目的として、金属板等の補強材を当該集成材の内部に埋設したもの(例えば、特許文献1参照)や、集成材の中央部分に貫通孔を設けてこの貫通孔に補強用の鋼棒等を配設したもの(例えば、特許文献2参照)が開発されている。さらに、住宅内部に効率良く光ファイバーを張り巡らすことを目的として、素片(ラミナ材)に形成した溝を介して光ファイバーを埋設した構造用集成材も開発されている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−34612号公報
【特許文献2】
特開2001−150411号公報
【特許文献3】
特開2002−156093号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、特に住宅建築物においては、上階の床構造を支持する床梁(天井梁)を天井用の化粧材によって覆い隠さないように配置して屋内空間を広く確保したり、木質材料の木質感や重厚感によるデザイン性を屋内に付与することを目的として、梁や柱等の木製構造材を屋内に露出させたままの状態で設ける場合があり、またこのような木製構造材として、複数のラミナ材を積層させてなる構造用集成材を直接屋内に露出させることにより、その装飾機能によって、無垢材や、表面に薄板等を張り付けた化粧構造材を露出させる場合と比較して、デザイン性に優れた屋内空間が得られるものと考えられる。
【0006】
しかしながら、このような構造用集成材を、屋内に露出させて用いる構造用内装集成材として使用する際には、当該構造用内装集成材に照明器具等を取り付ける必要を生じる場合があり、これらの照明器具等を接続させるための配線が、構造用内装集成材の周囲に露出すると、却って美感を損なうことになる。このため、周囲の配線を化粧材で覆うこと等によって対処することが考えられるが、周囲に余分な部材が現れて、構造用内装集成材のすっきりとした外観によるデザイン性が損なわれることになる。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、照明器具等を接続させるための配線を、屋内に露出させることなく、且つデザイン性を損なうことなく配設することを可能にする構造用内装集成材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のラミナ材を積層して形成され、住宅建築物の屋内の天井面又は壁面から露出する梁用又は柱用の構造材として用いられると共に、長手方向に貫通して配線用貫通孔が設けられた構造用内装集成材であって、前記配線用貫通孔は、前記集成材を構成するラミナ材の一部に長手方向に延設する切欠き溝を設けておき、該切欠き溝が設けられたラミナ材を他のラミナ材と共に積層することにより、前記切欠き溝による空隙によって形成されることを特徴とする構造用内装集成材を提供することにより、上記目的を達成したものである(請求項1記載の発明)。
【0009】
ここで、上記記載において、積層されるラミナ材の一部に設けられる切欠き溝は、当該ラミナ材の厚さの一部を切り欠いて形成される切欠き溝の他、当該ラミナ材の全厚さに亘って切り欠いて当該ラミナ材を分断し、分断されたラミナ片を間隔をおいて並べることにより、この間隔部分によってラミナ材の全厚さに亘って設けられる切欠き溝も含まれる。また切欠き溝の断面形状は、矩形形状に限定されるものではなく、半円形状等、その他の断面形状を有するものであっても良い。
【0010】
また、本発明の構造用内装集成材は、プレカットされた構造用内装集成材であって、前記配線用貫通孔には、照明用の配線が予め配設されていることが好ましい(請求項2記載の発明)。
【0011】
さらに、本発明の構造用内装集成材によれば、前記切欠き溝に沿って、切断又は切削が可能な耐熱配管材が予め取り付けられており、前記配線用貫通孔は、前記耐熱配管材の中空内部によって形成されることが好ましい(請求項3記載の発明)。
【0012】
さらにまた、本発明の構造用内装集成材によれば、前記切欠き溝が設けられたラミナ材は、集成材の最外層で且つ屋内側に配置されるラミナ材か、或いは集成材の最外層で且つ屋内側に配置されるラミナ材の内側に隣接して積層されるラミナ材であることが好ましい(請求項4記載の発明)。
【0013】
また、本発明の構造用内装集成材によれば、前記集成材の屋内側の面から前記配線用貫通孔に向けて穿孔形成した接続孔を介して前記配線用貫通孔に配設された配線と接続して、照明器具が取り付けられることが好ましい(請求項5記載の発明)。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の一実施形態に係る構造用内装集成材10は、図1及び図2に示すように、住宅建築物の骨組みを構成する耐力部材であると共に、天井面の下方に露出して設けられる化粧梁11の一部として用いられ、当該構造用内装集成材10から下方に吊り下げられる照明器具12を取り付けて使用されるものである。ここで、化粧梁11は、上階の床構造を支持するための構造用集成材からなる耐力部材であって、天井用の化粧材によって覆い隠さないように配置されて室内空間を広く確保すると共に、構造用集成材の木質感や重厚感によるデザイン性を付与するべく天井面の下方に露出して設けられる梁部材である。そして、本実施形態の構造用内装集成材10は、このような化粧梁11の一部として室内空間の略中央に配置され、内部には照明器具12を接続可能な配線が配設されるものである。
【0015】
すなわち、本実施形態の構造用内装集成材10は、図3及び図4にも示すように、複数のラミナ材13を積層して形成され、住宅建築物の室内(屋内)の天井面から露出する化粧梁11用の構造材として用いられると共に、長手方向に貫通して配線用貫通孔14が設けられており、且つ配線用貫通孔14は、集成材を構成するラミナ材13の一部(一枚)に長手方向に延設する切欠き溝15を設けておき、切欠き溝15が設けられたラミナ材13bを他のラミナ材13と共に積層することにより、切欠き溝15による空隙によって形成されている。
【0016】
また、本実施形態の構造用内装集成材10は、ラミナ材13bに設けられた切欠き溝15に沿って、切断又は切削が可能な耐熱配管材16が予め取り付けられており、配線用貫通孔14は、耐熱配管材16の中空内部によって形成されている。
【0017】
さらに、本実施形態の構造用内装集成材10によれば、切欠き溝15が設けられたラミナ材13bは、当該集成材10の最外層で且つ室内側(下方)に配置されるラミナ材13aの内側に隣接して積層されている。
【0018】
本実施形態の構造用内装集成材10を構成するラミナ材13は、構造用集成材を構成するラミナ材として公知の種々の木製材料を用いることができ、例えばスギやマツ等による無垢材、パーティクルランバー、配向ストランドランバー、単板積層材等を、長尺の矩形断面を有する平板形状に切断加工して使用することができる。また本実施形態によれば、構造用内装集成材10は、8枚のラミナ材13を積層した8プライの集成材として形成されており、最外層に配置されるラミナ材13a,13hは、曲げヤング係数が最も大きなラミナ材となっており、最外層の内側に隣接する中間層に配置されるラミナ材13b,13gは、曲げヤング係数が次に大きなラミナ材となっている。さらに、中間層の内側に配置される4枚のラミナ材13c〜13fは、いずれも曲げヤング係数が最も低いラミナ材となっている。
【0019】
なお、本実施形態によれば、最も室内側に配置される最下層のラミナ材13aの内側に隣接して積層される中間層のラミナ材13bには、後述するように、切欠き溝15が形成されることから、この切欠き溝15の断面欠損による強度不足を補うべく、最外層のラミナ材13a,13h及びこれに隣接する中間層のラミナ材13b,13gは、その曲げヤング係数が他の化粧梁11のラミナ材よりもグレードが高いものとなっている。
【0020】
そして、本実施形態によれば、切欠き溝15が設けられるラミナ材13bは、ラミナ材13bの全厚さに亘って切欠き溝15を切り欠いて当該ラミナ材13bを分断し、分断されたラミナ片17,17を間隔をおいて並べることにより、この間隔部分によってラミナ材13bの全厚さに亘った切欠き溝15を、ラミナ材13bの中央略1/3の領域に形成したものである。また本実施形態によれば、この切欠き溝15には、矩形断面形状の耐熱配管材16を配設し、この耐熱配管材16を挟んだ両側に、接着剤を介してラミナ片17,17を各々接合一体化することにより、その中央部分の切欠き溝15に耐熱配管材16が填め込まれたラミナ材13bが一体として形成されることになる。
【0021】
ここで、ラミナ材13bの切欠き溝15に配設される耐熱配管材16は、鋸等の切断装置や穴開けドリル等の穿孔装置によって切断又は切削が可能な材料であり、且つ耐熱・難燃効果の高い材料として、例えばスチール、Ti合金繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ケプラー繊維、木材、フェノール・ガラス繊維、スチレン・アクリロニトリル、ABS、ポリプロピレン、ポリカーボネート等からなり、本実施形態によれば、照明用の配線18を配設できる大きさの中空内部を有する矩形断面形状を備えている。また、耐熱配管材16は、接着剤として例えばエポキシ、変性酢酸ビニル、水性高分子イソシアネート、レゾルシノール、フェノール、ウレタン、アクリル系接着剤等を用いて、切欠き溝15に沿って配設された状態でラミナ片17,17に強固に接合一体化されることになる。なお、切断又は切削が可能な耐熱配管材16の材料として、例えばスチール或いは強化繊維等の高強度材料を用いることにより、ラミナ材13bに切欠き溝15が設けられることによる強度の低下を容易に補うことが可能になる。
【0022】
そして、本実施形態の構造用内装集成材10は、略同等の厚さ及び平板形状を有する8枚のラミナ材13a〜13hを、切欠き溝15に耐熱配管材16が填め込まれたラミナ材13bを最外層のラミナ材13aの内側に配置しつつ所定の順番で積層しながら、集成材用の公知の接着剤として例えばエポキシ系樹脂やイソシアネート系樹脂等を用いて接合一体化することにより、長手方向に貫通する配線用貫通孔14が設けられた化粧梁11として容易に形成されることになる。
【0023】
このように形成された構造用内装集成材10は、所定の長さに切断加工等された後に、室内の天井部分の周囲に配置された主梁19(図1,図2参照)間に架設設置されることになる。なお、本実施形態によれば、構造用内装集成材10の内部に耐熱配管材16が埋設されているが、この耐熱配管材16は切断可能な材料からなるので、切断作業に支障を来すことがない。
【0024】
また、本実施形態によれば、室内の天井部分に設置された構造用内装集成材10に照明器具12を取り付ける際には、まず、例えば当該照明器具12の取付け位置における構造用内装集成材10の下面(屋内側の面)側から、配線用貫通孔14に向けて接続孔(図示せず。)を穿孔形成する。次に、形成した接続孔から例えば針金等の線状部材を配線用貫通孔14に挿入し、構造用内装集成材10の端部において挿入した線状部材の端部に照明用の配線18を係止すると共に、当該配線18を、配線用貫通孔14の内部に配設されるように引き込む。しかる後に、配線用貫通孔14に引き込んだ配線18の端部に、接続孔を介して照明器具12を接続すると共に、構造用内装集成材10の下面から吊り下げるように係止して、照明器具12が容易に設置されることになる。なお、耐熱配管材16は切断可能な材料からなるので、接続孔を形成するための穿孔作業に支障を来すことがない。
【0025】
さらに、本実施形態によれば、構造用内装集成材10は、プレカット工場等において予め所定の長さ及び端部形状を有するようにプレカットして用いることができ、このような場合には、構造用内装集成材10は、当該構造用内装集成材10が主梁19間に架設設置される前に、照明用の配線18を配線用貫通孔14に予め配設した状態で取り付けて使用することができる。構造用内装集成材10の配線用貫通孔14に配線18が予め配設されている場合には、配線用貫通孔14に向けて穿孔形成した接続孔を介して、配設された配線18の当該接続孔を挟んだ一方の側を配線用貫通孔14から引き出し、これに照明器具12を接続することにより、上述と同様に照明器具12を容易に設置することが可能になる。
【0026】
そして、本実施形態の構造用内装集成材10によれば、照明器具12を接続させるための配線18を、室内に露出させることなく、且つデザイン性を損なうことなく容易に配設することができる。すなわち、本実施形態によれば、構造用内装集成材10は、切欠き溝15が設けられたラミナ材13bを他のラミナ材13と共に積層することによって、長手方向に貫通する配線用貫通孔14を備えているので、この配線用貫通孔14に照明用の配線18を配設することにより、化粧梁11としての構造用内装集成材10の周囲に露出させることなく、且つ化粧材で覆うことなく配線18を容易に覆い隠して、木質材料による木質感や重厚感と共に、構造用内装集成材10のすっきりとした外観によるデザイン性を効果的に発揮することが可能になる。
【0027】
また、本実施形態によれば、切欠き溝15に沿って耐熱配管材16が配置されており、これの中空内部を配線用貫通孔14として、照明用の配線18が耐熱配管材16によって周囲を覆われた状態で配設されているので、照明器具12等の使用によって配線18が熱を持っても、この熱が構造用内装集成材10に伝わるのを効果的に回避、若しくは抑制することが可能になり、これによって構造用内装集成材10の内部に配線18が埋設された状態における安全性をさらに向上させることが可能になる。
【0028】
さらに、本実施形態によれば、切欠き溝15が設けられたラミナ材13bは、構造用内装集成材10の最も室内側に配置されるラミナ材13aの内側に隣接して、室内側に近い位置に積層されているので、照明器具12を接続する接続孔の穿孔長が短くなって穿孔作業を容易且つ正確に行うことができると共に、照明器具12を取り付ける際の接続作業も容易に行うことが可能になる。
【0029】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の構造用内装集成材は、梁用の構造材の他、柱用の構造材として使用することもできる。また、切欠き溝に沿って耐熱配管材を設ける必要は必ずしもなく、ラミナ片を間隔をおいた状態で配置しつつ他のラミナ材と積層一体化することにより、ラミナ材の全厚さに亘った切欠き溝による配線用貫通孔を設けるようにしても良い。さらに、切欠き溝は、ラミナ材の全厚さに亘って切り欠かれている必要は必ずしもなく、例えば図5(a)に示すように、ラミナ材の厚さの一部を切り欠いて形成した切欠き溝15aであっても良い。さらにまた、切欠き溝の断面形状は、矩形形状の他、半円形状、三角形状等、その他の種々の断面形状でも良く、構造用内装集成材による所望の強度を損なわない範囲で、2箇所以上の切欠き溝を、一枚又は複数枚のラミナ材に形成することもできる。
【0030】
また、図5(b)示すように、例えば切欠き溝を形成することなくラミナ材13を積層することにより所望の強度が確保された構造用集成材20に対して、上面に切欠き溝15bを切欠き形成した補助ラミナ13iを、集成材の最外層で且つ屋内側に配置されるラミナ材としてさらに接合一体化することにより、当該切欠き溝15bによる配線用貫通孔が設けられた本発明の構造用内装集成材10’を形成することもできる。このような構造用内装集成材10’によれば、切欠き溝15bによる断面欠損の構造用集成材20自体への影響を回避して、構造用内装集成材10’の所望の強度を確実且つ容易に保持することが可能になる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の構造用内装集成材によれば、照明器具等を接続させるための配線を、屋内に露出させることなく、且つデザイン性を損なうことなく配設することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る構造用内装集成材を化粧梁として用いた状況を説明する景観図ある。
【図2】本発明の一実施形態に係る構造用内装集成材に照明器具を取り付けた状況を説明する部分破断斜視図ある。
【図3】本発明の一実施形態に係る構造用内装集成材の構成を説明する部分拡大斜視図ある。
【図4】切欠き溝が設けられたラミナ材の構成を説明する部分拡大斜視図ある。
【図5】(a)は切欠き溝の他の形態を説明する端面図、(b)は構造用内装集成材の他の構成を説明する端面図ある。
【符号の説明】
10,10’ 構造用内装集成材
11 化粧梁
12 照明器具
13 ラミナ材
13a 最も屋内側に配置されるラミナ材
13b 切欠き溝が設けられたラミナ材
13i 補助ラミナ
14 配線用貫通孔
15,15a,15b 切欠き溝
16 耐熱配管材
17 分断されたラミナ片
18 照明用の配線
19 主梁
20 構造用集成材

Claims (5)

  1. 複数のラミナ材を積層して形成され、住宅建築物の屋内の天井面又は壁面から露出する梁用又は柱用の構造材として用いられると共に、長手方向に貫通して配線用貫通孔が設けられた構造用内装集成材であって、
    前記配線用貫通孔は、前記集成材を構成するラミナ材の一部に長手方向に延設する切欠き溝を設けておき、該切欠き溝が設けられたラミナ材を他のラミナ材と共に積層することにより、前記切欠き溝による空隙によって形成されることを特徴とする構造用内装集成材。
  2. プレカットされた構造用内装集成材であって、前記配線用貫通孔には、照明用の配線が予め配設されている請求項1記載の構造用内装集成材。
  3. 前記切欠き溝に沿って、切断又は切削が可能な耐熱配管材が予め取り付けられており、前記配線用貫通孔は、前記耐熱配管材の中空内部によって形成される請求項1又は2に記載の構造用内装集成材。
  4. 前記切欠き溝が設けられたラミナ材は、集成材の最外層で且つ屋内側に配置されるラミナ材か、或いは集成材の最外層で且つ屋内側に配置されるラミナ材の内側に隣接して積層されるラミナ材である請求項1〜3のいずれかに記載の構造用内装集成材。
  5. 前記集成材の屋内側の面から前記配線用貫通孔に向けて穿孔形成した接続孔を介して前記配線用貫通孔に配設される照明用の配線と接続されて、照明器具が取り付けられている請求項1〜4のいずれかに記載の構造用内装集成材。
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