JP2004274284A - 電子カメラ及び撮像制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッターチャンスを失することなく所望の画質かなる被写体像を撮影して記録する。
【解決手段】通常のスルー画像及び画質調整用のスルー画像の同時表示処理を実行する(ステップS101)。すなわち、マニュアル撮影モードが設定されており、ユーザーにより絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、第2CCDにより撮像される画像を通常のスルー画像P2として表示するとともに、シャッタースピードBに対応する時間間隔で第1CCDを駆動し、得られた撮像信号に基づき画面の一部に画質調整用のスルー画像P1を表示させる。ユーザーは画質調整用のスルー画像P1より撮影記録される画像の画質を確認した後、通常のスルー画像P2を視認しつつ、シャッターキーを操作する。これにより、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質かなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、電子カメラ及び撮像制御プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
一般な電子カメラにおいては、撮像素子により被写体像を所定の短い時間間隔(電荷蓄積時間)で撮像し、この所定の時間間隔で撮像した被写体像をスルー画像として液晶モニターに表示する。撮影者は、液晶モニターに表示されるスルー画像を視認しながら、画質調整や画角調整等を行い、所望の画質や画角等からなるスルー画像が表示された時点でシャッター操作を行う。
【0005】
このときオート撮影モードが設定されている場合には、シャッター操作が行われた直前のスルー画像の明るさ等に基づき本撮影の露光条件を決定し、この決定した露光条件に応じた電荷蓄積時間で撮像素子により撮像された被写体像を保存メモリに記録する。また、マニュアル撮影モードが設定されている場合には、予めユーザーにより設定されている本撮影の露光条件に応じた電荷蓄積時間で撮像素子により撮像された被写体像を保存メモリに記録する。したがって、液晶モニターに表示される被写体像と、シャッター操作に伴って保存メモリに記録される被写体像の画質は電荷蓄積時間の違い等により異なるものとなり、液晶モニターに表示される被写体像を視認して撮影を行っても、視認した画質の被写体像とは異なる所望外の画質からなる被写体像が記録されてしまう。
【0006】
このため、本撮影と同一の撮影条件で仮撮影を実行してこの仮撮影した被写体像を表示し、この仮撮影した被写体像を視認した後、本撮影を行うことにより、予め視認した(仮撮影時の)被写体像と同質の被写体像を記録することのできる電子カメラも提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−211359号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前述のような撮影条件で仮撮影を実行してこの仮撮影した被写体像を表示した場合、仮撮影時の操作時間が不可避的に生ずることから、この仮撮影時に要する操作時間が経過した後に、当該仮撮影された被写体像が表示されることとなる。このため、仮撮影した被写体像により画質を確認した後本撮影を行おうとすると、その間に被写体が動作して構図が変化して、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。よって、所望の画質からなる被写体像を撮影できるにしても、シャッターチャンスを失していない所望の画像を撮像して記録し得るものではなかった。
【0010】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、シャッターチャンスを失することなく所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することを可能にする電子カメラ及び撮像制御プログラムを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するために請求項1の発明に係る電子カメラにあっては、第1のファインダ画像表示用の撮影条件を撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第1の撮影制御手段と、前記第1のファインダ画像表示用の撮影条件とは異なる第2のファインダ画像表示用の撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第2の撮影制御手段と、前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを表示手段に表示させる表示制御手段とを備える。
【0013】
したがって、表示手段には、第1のファインダ画像表示用の撮影条件で繰り返し撮影される第1の被写体画像と、第2のファインダ画像表示用の撮影条件で繰り返し撮影される第2の被写体画像とが表示される。ここで、第1の被写体画像と第2の被写体画像とは異なる撮影条件で撮影されるものであることから、第1の被写体画像は実際の被写体画像との間のタイムラグを生じさせずに表示できる撮影条件で撮影し、第2の被写体画像は、所望の画質に応じた撮影条件で撮影することができる。
【0014】
そして、ユーザーは第2の被写体画像により記録保存される画像の画質を確認する作業と並行して、第1の被写体画像を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つ。そして、第2の被写体画像としてユーザーが望む画質の被写体画像が表示され、且つ第1の被写体画像として所望の構図や画角からなる被写体画像が表示された時点(シャッターチャンス)で撮影指示を行う。これにより、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体画像を撮影して記録することが可能となる。
【0015】
また、請求項2の発明に係る電子カメラにあっては、前記第2のファインダ画像表示用の撮影条件は、被写体画像記録用の撮影条件である。したがって、ユーザーは、第2のファインダ画像表示用の撮影条件で撮影されて表示される第2の被写体画像を見ることにより、記録保存される被写体画像の画質を予め確認することができる。
【0016】
また、請求項3の発明に係る電子カメラにあっては、前記第2のファインダ画像表示用の撮影条件は、被写体画像記録用の撮影条件と擬似的に等価な撮影条件である。したがって、実際に記録保存される被写体画像と等価な画質からなる第2の被写体画像を表示することができ、この第2の被写体画像を見ることにより、記録保存される被写体画像の画質を予め確認することができる。
【0017】
また、請求項4の発明に係る電子カメラにあっては、前記第1の撮影制御手段と第2の撮影制御手段とを同時に動作させる手段を備え、前記表示制御手段は、前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを前記表示手段に同時表示させる。したがって、前記第1の被写体画像と第2の被写体画像とが同時表示されることとなり、第2の被写体画像により記録保存される画像の画質を確認する作業と、第1の被写体画像を視認しつつ構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つ動作とを容易に行うことができる。
【0018】
また、請求項5の発明に係る電子カメラにあっては、前記撮影手段は、第1の撮影手段と第2の撮影手段を含み、前記第1の撮影制御手段は、第1のファインダ画像表示用の撮影条件を前記第1の撮影手段に設定し、該第1の撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせ、前記第2の撮影制御手段は、第2のファインダ画像表示用の撮影条件を前記第2の撮影手段に設定し、該第2の撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせ、前記表示制御手段は、前記第1の撮影制御手段により前記第1の撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記第2の撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを前記表示手段に同時表示させる。したがって、この電子カメラにおいては、第1の撮影手段により前記第1の被写体画像が撮影され、別途設けられた第2の撮影手段により前記第2の被写体画像が撮影されて表示される。
【0019】
また、請求項6の発明に係る電子カメラにあっては、前記第1の撮影制御手段と第2の撮影制御手段とを選択的に動作させる撮影選択手段と、第1のファインダ画像表示モードと第2のファインダ画像表示モードのうちいずれか一方を選択するモード選択手段とを備え、前記撮影選択手段は、前記モード選択手段により第1のファインダ画像表示モードが選択された場合に前記第1の撮影制御手段を動作させるとともに、前記モード選択手段により第2のファインダ画像表示モードが選択された場合に前記第2の撮影制御手段を動作させ、前記表示制御手段は、前記モード選択手段により第1のファインダ画像表示モードが選択された場合、前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記モード選択手段により第2のファインダ画像表示モードが選択された場合、前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像を前記表示手段に表示させる。したがって、画質優先で撮影を行う場合には、モード選択手段により第2のファインダ画像表示モードを設定して第2の被写体画像を表示させ、構図(シャッターチャンス)優先で撮影を行う場合には、第1のファインダ画像表示モードを設定して第1の被写体画像を表示させることにより、優先させる撮影形態に応じた表示を行うことができる。
【0020】
また、請求項7の発明に係る電子カメラにあっては、撮影を指示する撮影指示手段と、この撮影指示手段により撮影が指示された場合、被写体画像記録用の撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に撮影動作を行わせる第3の撮影制御手段と、この第3の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて撮影された被写体画像を記録する記録手段とを備える。したがって、前述のように、第1の被写体画像として所望の構図や画角からなる被写体画像が表示された時点で撮影指示を行うことにより、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる第2の被写体画像が撮影されて記録されることとなる。
【0021】
また、請求項8の発明に係る電子カメラにあっては、前記第2のファインダ画像表示用の撮影条件を調整する調整手段を備え、前記第2の撮影制御手段は、前記調整手段により調整された撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせ、前記第3の撮影制御手段は、前記調整手段により調整された撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に撮影動作を行わせる。したがって、前記第2の被写体画像の画質を調整して表示させることができとともに、この調整された画質からなる第2の被写体画像が表示されてこれをユーザーが確認した後、第1の被写体画像を見てシャッターチャンス時点で撮影指示を行うことにより、確認した画質からなる被写体画像であってシャッターチャンスを失していない所望の画像が撮影されて記録されることとなる。
【0022】
また、請求項9の発明に係る電子カメラにあっては、前記撮影条件は、絞り、シャッタースピード、ゲイン、又は画像処理を含む。
【0023】
また、請求項10の発明に係る撮像制御プログラムにあっては、電子カメラが撮像装置が有するコンピュータを、第1のファインダ画像表示用の撮影条件を撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第1の撮影制御手段と、前記第1のファインダ画像表示用の撮影条件とは異なる第2のファインダ画像表示用の撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第2の撮影制御手段と、前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを表示手段に表示させる表示制御手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【発明の実施の形態】
【0024】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る電子カメラ1の概略構成を示すブロック図である。この電子カメラ1は、後述する画質調整用のスルー画像(ファインダ画像)を表示するために使用される第1CCD2と、通常のスルー画像を表示するために使用される第2CCD22を備え、両CCDの前面には絞り6、26が配置されている。絞り6、26は、DSP/CPU3からの制御信号に基づき絞り駆動部9が発生する駆動信号により駆動され、CCD2、22に入射する被写体像の光量を調整する。
【0025】
DSP/CPU3は、画像データの圧縮・伸張処理を含む各種のデジタル信号処理機能を有するとともに電子カメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。DSP/CPU3には、第1CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4と、第2CCD22を駆動するTG24とが接続されている。これらTG4、24には、各CCD2、22から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力するユニット回路5、25が各々接続されている。各ユニット回路5、25は、入力した撮像信号を保持するCDSと、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅された撮像信号をデジタルの撮像信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、各CCD2、22の出力信号はユニット回路5、25を経て各々デジタル信号としてDSP/CPU3に送られる。
【0026】
DSP/CPU3には、表示装置6、キー入力部7、時計部8が接続されるとともに、アドレス・データバス10を介してバッファメモリ(DRAM)11、内蔵フラッシュメモリ12、保存メモリ13が接続されている。バッファメモリ11は、両CCD2、22により撮像されデジタル化された被写体の画像データ等を一時保存するバッファであるとともに、DSP/CPU3のワーキングメモリとしても使用される。バッファメモリ11に一時保存された画像データは、DSP/CPU3により圧縮(符号化)が行われ、最終的には所定のフォーマット(JPEG方式等)を備えた静止画データとして保存メモリ13に記録される。内蔵フラッシュメモリ12には、DSP/CPU3の動作プログラムや各部の制御に使用する各種データが記憶されており、DSP/CPU3は、前記動作プログラムに従い動作することにより、第1及び第2及び第3の撮影制御手段、表示制御手段、調整手段等として機能する。
【0027】
また、内蔵フラッシュメモリ12には、後述するオート撮影モードのために、スルー画撮影時の露出値(EV)に対応する絞り値(F)とシャッタースピードとゲイン値との組み合わせを示すスルー画撮影用のプログラム線図と、本撮影時の露出値(EV)に対応する絞り値(F)とシャッタースピードとゲイン値との組み合わせを示す本撮影用のプログラム線図とを構成するプログラムAEデータも格納されている。なお、スルー画撮影用のプログラム線図は、所定の時間間隔(例えば秒30コマ)での撮像を確保する必要があるために電荷蓄積時間の上限が本撮影用のプログラム線図における電荷蓄積時間の上限よりも短く設定されており、これに合わせてゲインの上限が本撮影用のプログラム線図におけるゲインの上限よりも高く設定されている。また、反対に、本撮影用のプログラム線図は、画質を優先する必要があるために電荷蓄積時間の上限がスルー画撮影用のプログラム線図における電荷蓄積時間の上限よりも長く設定されており、これに合わせてゲインの上限がスルー画撮影用のプログラム線図におけるゲインの上限よりも低く設定されている。したがって、露出値(EV)が同じ場合は、通常、本撮影時の電荷蓄積時間のほうがスルー画撮影時の電荷蓄積時間よりも長くなる。DSP/CPU3は、オート撮影モード時は前記本撮影用のプログラム線図に従って、また、マニュアル撮影モード時はユーザーがマニュアル設定した絞り値とシャッタースピードに従って、前記第1CCD2の電荷蓄積時間や、前記絞り6の開放度、前記ユニット回路5のゲイン調整アンプ(AGC)のゲイン設定等を行う。また、DSP/CPU3は、オート撮影モード時は前記スルー画撮影用のプログラム線図に従って、また、マニュアル撮影モード時はユーザーがマニュアル設定した絞り値とシャッタースピードに従って、前記第2CCD22の電荷蓄積時間や、前記絞り26の開放度、前記ユニット回路25のゲイン調整アンプ(AGC)のゲイン設定等を行う。また、DSP/CPU3が本撮影用のプログラム線図又はユーザーがマニュアル設定したシャッタースピードに基づき設定した電荷蓄積時間はシャッターパルスとして、TG4を介して第1CCD2に供給され、これに従い第1CCD2が動作することにより電荷蓄積時間すなわち露光時間が制御される。つまり第1CCD2は電子シャッターとして機能する。同様に、DSP/CPU3がスルー画撮影用のプログラム線図又はユーザーがマニュアル設定したシャッタースピードに基づき設定した電荷蓄積時間はシャッターパルスとして、TG24を介して第2CCD22に供給され、これに従い第2CCD22が動作することにより電荷蓄積時間すなわち露光時間が制御される。つまり第2CCD22は電子シャッターとして機能する。
【0028】
表示装置6は、カラーLCDとその駆動回路とを含み、撮影待機状態にあるときには第2CCD22によって撮像された被写体画像を通常のスルー画像として表示し、かつ、第1CCD2によって撮像された被写体画像を画質調整用のスルー画像として表示する。また、記録画像の再生時には保存メモリ13から読み出され伸張された静止画を表示する。キー入力部7は、シャッターボタン、撮影モード設定キー、マニュアルモードにおいて撮影条件(露光条件)を設定する撮影条件設定キー、再生キー、電源キー、MENUキー、十字キー等の複数の操作キーを含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU3に出力する。時計部8は日付及び時刻をカウントするカレンダー機能と時計機能とを有しており、撮影動作時等に必要に応じて日付データ及び時刻データをDSP/CPU3へ送る。
【0029】
なお、両CCD2、22は、図示しない同一の光学系により、絞り6、26を介して被写体像が結像される。但し、CCD2用の光学系とCCD22用の光学系を別個に設けるようにしてもよい。
【0030】
次に、以上の構成からなる電子カメラ1の動作について説明する。電源スイッチが操作されて電源がオンとなっており、マニュアル撮影モードが設定されている状態において、DSP/CPU3は、内蔵フラッシュメモリ12に格納されているプログラムに従って図2のフローチャートに示す手順で処理を行う。まず、通常のスルー画像及び画質調整用のスルー画像の同時表示処理を実行する(ステップS101)。
【0031】
すなわち、ユーザーによる撮影条件設定キーの操作により、本撮影用に絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、絞り駆動部9は絞り6、26を駆動して絞り値Aを各々設定する。また、TG24は通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び所定の電荷蓄積時間で第2CCD22を駆動し、ユニット回路25は、所定の電荷蓄積時間(シャッタースピード)とシャッタースピードBとの差を補うためにシャッタースピードBに応じたゲインで、前記所定の時間間隔で第2CCD22から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面のほぼ全域に通常のスルー画像P2(第2の被写体像)を表示させる。
【0032】
したがって、この通常のスルー画像P2は、マニュアル撮影モードで設定された撮影条件に擬似的に合致したスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0033】
また、TG4はシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間に1コマ)及び電荷蓄積時間で第1CCD2を駆動し、ユニット回路5は、所定のゲインで、前記シャッタースピードBに対応する時間間隔で第1CCD2から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面の一部に画質調整用のスルー画像P1(第1の被写体像)を表示させる。
したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、シャッター操作に伴って撮影され保存メモリ13に保存される画像と同質の画質からなる画像である。よって、画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が撮影され保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0034】
次に、画質調整操作があったか否かを判断し(ステップS102)、前記スルー画像P1を視認したユーザーが記録される画像の画質を変更すべく、撮影条件設定キーの操作により、絞り値A又はシャッタースピードBを変更すると、ステップS102の判断がYESとなる。したがって、ステップS103に進み、撮影条件設定キーの操作に応じて画像処理パラメータ(絞り値A又はシャッタースピードBを含む)を変更設定して(ステップS103)、前記ステップS101の処理を再度実行する。したがって、前述のようにしてこのステップS101の処理により表示される画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、今回画像処理パラメータを変更した画像がどのような画質であるかを瞬時に確認することができる。
【0035】
また、画質調整操作がなかった場合には(ステップS102:NO)、シャッターボタンが操作されるまで(ステップS104:YES)、ステップS101からの処理を繰り返す。したがって、ユーザーはこの間表示されている画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるか認識しつつ、シャッターチャンスを待つことができる。
【0036】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、前述のようにシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間の1コマ)で変化する被写体像であるから、実際の被写体像との間には若干のタイムラグが生じている。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1のみを視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0037】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、実際の被写体像と通常のスルー画像P2の間のタイムラグは無視し得る程度である。したがって、ユーザーは画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の画質を確認する作業と並行して、通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つ。そして、画質調整用のスルー画像P1としてユーザーが望む画質の被写体像が表示され、且つ通常のスルー画像P2として所望の構図や画角からなる被写体像が表示された時点(シャッターチャンス)でシャッターボタンを操作する。
【0038】
すると、ステップS104からステップS105に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光された第1CCD2からの画像データであって、ユニット回路5により処理された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS106)。
【0039】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の画質を有するものであることから、ユーザーが予期しない画質の画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P2を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0040】
(第1の実施の形態の変形例1)
なお、図2のフローチャートにおいてはマニュアル撮影モードが設定されている場合について説明したが、オート撮影モードが設定されている場合には、AE(Auto Exposure)により決定された絞り値とシャッタースピードとに基づき、同様の処理を行えばよい。すなわち、通常AEにおいてはスルー画像表示中は、前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作をシャッター操作があるまで繰り返し実行し、本撮影時は、シャッター操作が行われた直前のスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき絞り値AとシャッタースピードBとゲインCを決定し、本撮影を実行する。
【0041】
本実施の形態の変形例1においては、スルー画像表示中、第1CCD2から前回取り込んだスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値AとシャッタースピードBとゲインCを決定するといった動作をシャッター操作があるまで繰り返し実行するのと並行して、第2CCD22から前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作をシャッター操作があるまで繰り返し実行する。絞り駆動部9は絞り6、26を駆動して、繰り返し決定される絞り値A及び絞り値aを各々設定する。
【0042】
また、TG24は通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び繰り返し決定される電荷蓄積時間bで第2CCD22を駆動し、ユニット回路25は、繰り返し決定されるゲインcで、前記所定の時間間隔で第2CCD22から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面のほぼ全域に通常のスルー画像P2を表示させる(ステップS101)。したがって、この通常のスルー画像P2は、AE制御されたスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0043】
また、TG4はAEにより繰り返し決定されるシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間に1コマ)及び電荷蓄積時間Bで第1CCD2を駆動し、ユニット回路5は、繰り返し決定されるゲインCで、前記シャッタースピードBに対応する時間間隔で第1CCD2から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面の一部に画質調整用のスルー画像P1を表示させる(ステップS101)。
【0044】
したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、AE制御されたスルー画像であって、かつ、シャッター操作に伴って保存メモリ13に保存される画像と同質の画質からなる画像である。よって、画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0045】
そして、オート撮影モードが設定されている場合には、ステップS102の判断及びステップS103の処理は行わずに、シャッターボタンが操作されるまで(ステップS104:YES)、ステップS101の処理を繰り返す。したがって、ユーザーはこの間表示されている画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるか認識しつつ、シャッターチャンスを待つことができる。
【0046】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、前述のようにシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間の1コマ)で変化する被写体像であるから、実際の被写体像との間には若干のタイムラグが生じている。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1のみを視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0047】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、実際の被写体像と通常のスルー画像P2の間のタイムラグは無視し得る程度である。したがって、ユーザーは画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の画質を確認する作業と並行して、通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つ。そして、画質調整用のスルー画像P1としてユーザーが望む画質の被写体像が表示され、且つ通常のスルー画像P2として所望の構図や画角からなる被写体像が表示された時点(シャッターチャンス)でシャッターボタンを操作する。
【0048】
すると、ステップS104からステップS105に進み、このステップS105では前述した実施の形態とは異なり、シャッター操作が行われた直前に第2CCD22側から取り込まれたスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき絞り値AとシャッタースピードBとゲインCを決定し、本撮影処理を実行する。すなわち、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光された第1CCD2からの画像データであって、ユニット回路5によりゲインCで増幅された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS106)。
【0049】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の画質を有するものであることから、ユーザーが予期しない画質の画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P2を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0050】
なお、前述のように、本変形例においては、ステップS102の判断及びステップS103の処理は行わずに、ステップS104の判断を行うこととしたが、ステップS103でオート撮影モードにおける目標パラメータ値に対する調整操作があったか否かを判断し、調整操作があった場合にはステップS103の処理を行うようにしてもよい。
【0051】
(第1の実施の形態の変形例2)
また、通常のスルー画像P2はAEによる適切な明るさからなるスルー画像とし、画質調整用のスルー画像P1はマニュアル設定された撮影条件に基づくスルー画像とすることもできる。すなわち、前記撮影モードにおいてマニュアル撮影モードが設定されており、ユーザーによる撮影条件設定キーの操作により、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとする。このとき、通常のスルー画像P2については前述した第1の実施の形態の変形例1と同様に、第2CCD22から前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作を繰り返し実行する。
【0052】
絞り駆動部9は絞り26を駆動して、該絞り26にはAEに基づく絞り値aを繰り返し設定し、他方絞り6にはマニュアル設定に基づく絞り値Aを設定する。また、TG24は通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び繰り返し決定される電荷蓄積時間bで第2CCD22を駆動し、ユニット回路25は、繰り返し決定されるゲインcで、前記所定の時間間隔で第2CCD22から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面のほぼ全域に通常のスルー画像P2(第2の被写体像)を表示させる(ステップS101)。したがって、この通常のスルー画像P2は、AEによって明るさが適切なスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0053】
他方、TG4はシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間に1コマ)及び電荷蓄積時間Bで第1CCD2を駆動し、ユニット回路5は、所定のゲインで、前記シャッタースピードBに対応する時間間隔で第1CCD2から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面の一部に画質調整用のスルー画像P1を表示させる(ステップS101)。
【0054】
したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、シャッター操作に伴って保存メモリ13に保存される画像と同質の画質からなる画像である。よって、画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0055】
次に、画質調整操作があったか否かを判断し(ステップS102)、前記スルー画像P1を視認したユーザーが記録される画像の画質を変更すべく、撮影条件設定キーの操作により、絞り値A又はシャッタースピードBを変更すると、ステップS102の判断がYESとなる。したがって、ステップS103に進み、撮影条件設定キーの操作に応じて画像処理パラメータを変更設定して(ステップS103)、前記ステップS101の処理を再度実行する。すなわち、この場合変更された撮影条件に応じて画質調整用のスルー画像P1のみを変化させる。したがって、前述のようにしてこのステップS101の処理により表示される画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、今回画像処理パラメータを変更した画像がどのような画質であるかを瞬時に確認することができる。
【0056】
また、画質調整操作がなかった場合には(ステップS102:NO)、シャッターボタンが操作されるまで(ステップS104:YES)、ステップS101からの処理を繰り返す。したがって、ユーザーはこの間表示されている画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるか認識しつつ、シャッターチャンスを待つことができる。
【0057】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、前述のようにシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間の1コマ)で変化する被写体像であるから、実際の被写体像との間には若干のタイムラグが生じている。また、ユーザーが暗い画像の記録を所望している場合には、画質調整用のスルー画像P1を見ても構図を識別することが困難となる。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1を視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0058】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、AEによる最適な明るさで表示されている。したがって、ユーザーは画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の画質を確認する作業と並行して、通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つ。そして、画質調整用のスルー画像P1としてユーザーが望む画質の被写体像が表示され、且つ通常のスルー画像P2として所望の構図や画角からなる被写体像が表示された時点(シャッターチャンス)でシャッターボタンを操作する。
【0059】
すると、ステップS104からステップS105に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光された第1CCD2からの画像データであって、ユニット回路5により処理された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS106)。
【0060】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の画質を有するものであることから、ユーザーが予期しない画質の画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P2を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0061】
(第1の実施の形態の変形例3)
また、通常のスルー画像P2はAEによる適切な明るさからなるスルー画像とし、画質調整用のスルー画像P1はマニュアル設定された撮影条件に擬似的に合致したスルー画像とすることもできる。すなわち、前記撮影モードにおいてマニュアル撮影モードが設定されており、ユーザーによる撮影条件設定キーの操作により、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとする。このとき、通常のスルー画像P2については前述した第1の実施の形態の変形例1、2と同様に、第2CCD22から前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作を繰り返し実行する。また、画質調整用のスルー画像P1については、通常のスルー画像P2と同様の絞り値aとシャッタースピードbが設定されるとともに、マニュアル設定されている絞り値Aと絞り値bとの差、およびマニュアル設定されているシャッタースピードBとシャッタースピードbとの差を補うためのゲインCが繰り返し決定され設定されるものとする。
【0062】
絞り駆動部9は絞り6、26を駆動して、該絞り6、26にAEに基づく絞り値aを繰り返し設定する。また、TG24は通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び電荷蓄積時間bで第2CCD22を駆動し、ユニット回路25は、繰り返し決定されるゲインcで、前記所定の時間間隔で第2CCD22から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面のほぼ全域に通常のスルー画像P2(第2の被写体像)を表示させる。したがって、この通常のスルー画像P2は、AEによって明るさが適切なスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0063】
また、TG4も通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び電荷蓄積時間bで第1CCD2を駆動し、ユニット回路5は、絞り値bと絞り値Aとの差および電荷蓄積時間b(シャッタースピードb)とシャッタースピードBとの差を補うために繰り返し決定されるゲインCで、前記所定の時間間隔で第1CCD2から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、図3に示すように、表示装置6の画面の一部に画質調整用のスルー画像P1を表示させる。したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、マニュアルで設定された撮影条件に擬似的に合致したスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。よって、この画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような明るさ(画質)の画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0064】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、ゲインCで、前記所定の時間間隔で第1CCD2から送られてくる撮像信号を増幅して変換された撮像信号に基づくものである。したがって、撮影環境が暗いにも拘わらずユーザーが高いシャッタースピードBを設定している場合には、画質調整用のスルー画像P1は暗く表示されることとなり、この画質調整用のスルー画像P1を見ても構図を識別することが困難となる。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1を視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0065】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、AEによる最適な明るさで表示されている。したがって、ユーザーは画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の明るさを確認する作業と並行して、通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つ。そして、画質調整用のスルー画像P1としてユーザーが望む明るさの被写体像が表示され、且つ通常のスルー画像P2として所望の構図や画角からなる被写体像が表示された時点(シャッターチャンス)でシャッターボタンを操作する。
【0066】
すると、ステップS104からステップS105に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光された第1CCD2からの画像データであって、ユニット回路5により所定のゲインで増幅された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS106)。
【0067】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の明るさを有するものであることから、ユーザーが予期しない明るさの画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P2を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の明るさからなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0068】
また、この変形例3において、画質調整用のスルー画像P1と通常のスルー画像P2との相違は、AEで決定されたゲインcで増幅され画像信号に基づくものであるか、マニュアル設定された絞り値AとシャッタースピードBに応じたゲインCで増幅された画像信号に基づくものであるか、つまりゲインが相違するに過ぎない。したがって、2個のCCD2、22を設ける必要はなく、単一のCCDを設けて、このCCDからの信号を各々異なる増幅率で増幅すればよく、必要となるCCDの数を減少させることができる。
【0069】
なお、本実施の形態においては、通常のスルー画像P2を表示装置6の画面全域に表示し、画像調整用のスルー画像P1を画面の一部に表示するようにしたが、両者を本実施の形態とは逆の表示形態としたり、画面の左右あるいは上下に均等に両者を表示する等、画像調整用のスルー画像P1と通常のスルー画像P2とを如何なる表示形態で表示するようにしてよい。
また、本実施の形態においては、本撮影時と同様の絞り値、シャッタースピード、ゲインで撮影を繰り返すことにより画像調整用のスルー画像P1を生成する場合について説明したが、本撮影時(記録時)と同様のホワイトバランス処理、ガンマ処理、色補正処理で撮影を繰り返すことにより画像調整用のスルー画像P1を生成し、通常のスルー画像P2は表示に適したホワイトバランス処理、ガンマ処理、色補正処理で撮影を繰り返すことにより生成するようにしてもよい。この場合、ホワイトバランス処理、ガンマ処理、色補正処理等の撮影処理(画像処理)を画像調整用のスルー画像P1用と通常のスルー画像P2用とで並列処理を行えるように構成すれば、変形例3と同様に単一のCCDで実現することができる。
【0070】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2実施の形態に係る電子カメラ21の概略構成を示すブロック図である。この電子カメラ21は、単一の絞り36、CCD32、ユニット回路35、TG34を有している点において第1の実施の形態に係る電子カメラ1とは異なり、他の構成は同様であるので同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0071】
次に、以上の構成からなる電子カメラの動作について説明する。電源スイッチが操作されて電源がオンとなっており、オート撮影モードが設定されている状態において、DSP/CPU3は、内蔵フラッシュメモリ12に格納されているプログラムに従って図5のフローチャートに示す手順で処理を行う。まず、キー入力部7での操作により画質調整用のスルー画像表示モードが選択されたか否かを判断する(ステップS201)。画質調整用のスルー画像表示モードが選択されておらず、通常のスルー画像表示モードが選択されている場合には、通常のスルー画像処理を実行する(ステップS202)。
【0072】
すなわち、前述のように通常のスルー画像処理においてはスルー画像表示中は、前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作をシャッター操作があるまで繰り返し実行し、本撮影時は、シャッター操作が行われた直前のスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき絞り値AとシャッタースピードBとゲインCを決定し、本撮影を実行する。絞り駆動部9は絞り36を駆動して絞り値aを繰り返し設定する。また、TG34は所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び電荷蓄積時間bでCCD32を駆動し、ユニット回路35は、繰り返し決定されるゲインcで、前記所定の時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、表示装置6の画面全体に通常のスルー画像P2を表示させる。したがって、この通常のスルー画像P2は、本撮影時に設定される撮影条件と擬似的に合致したスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0073】
他方、ステップS201での判断の結果、画質調整用のスルー画像表示モードが選択されている場合には、画質調整用のスルー画像表示処理を実行する(ステップS203)。すなわち、画質調整用のスルー画像表示処理においてはスルー画像表示中は、前回取り込んだスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値AとシャッタースピードBとゲインCを決定するといった動作をシャッター操作があるまで繰り返し実行し、本撮影時も同様に、シャッター操作が行われた直前のスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき絞り値AとシャッタースピードBとゲインCを決定し、本撮影を実行する。絞り駆動部9は絞り36を駆動して絞り値Aを繰り返し設定する。また、TG34は前記AEで設定されたシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間に1コマ)でCCD32を駆動し、ユニット回路35は、繰り返し決定されるゲインCで、前記シャッタースピードBに対応する時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、表示装置6の画面全体に画質調整用のスルー画像P1を表示させる。
【0074】
したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、シャッター操作に伴って保存メモリ13に保存される画像と同質の画質からなる画像である。よって、画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0075】
そして、画質調整用のスルー画像表示モードが選択されている間、シャッターボタンが操作されるまで(ステップS204:YES)、ステップS203の処理を繰り返す。したがって、ユーザーはこの間表示されている画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるか認識しつつ、シャッターチャンスを待つことができる。
【0076】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、前述のようにシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間の1コマ)で変化する被写体像であるから、実際の被写体像との間には若干のタイムラグが生じている。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1を視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0077】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、実際の被写体像と通常のスルー画像P2の間のタイムラグは無視し得る程度である。したがって、ユーザーは画質確認優先で撮影を行う場合には、画質調整用のスルー画像表示モードを選択して画質調整用のスルー画像P1を表示させ、構図(シャッターチャンス)確認優先で撮影を行う場合には、通常のスルー画像表示モードを選択して通常のスルー画像P2表示させることにより、優先させる撮影形態に応じたスルー画像表示を行うことができる。
【0078】
なお、画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の画質を確認したならば、キー入力部7での切り換え操作により通常のスルー画像P2を表示させ、この通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つようにしてもよい。
【0079】
そして、いずれかのスルー画像P1、P2が表示されている状態でシャッターボタンを操作すると、ステップS204からステップS205に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、シャッター操作が行われる直前のスルー画像の明るさと前述した本撮影用のプログラム線図等に基づき本撮影用の絞り値AとシャッタースピードBとゲインCが決定すると、これら絞り値A及びシャッタースピードBで露光されたCCD32からの画像データであって、ユニット回路35によりゲインCで増幅された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS206)。
【0080】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、画質調整用のスルー画像表示モードを選択して撮影を行った場合はユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の画質を有するものであることから、ユーザーが予期しない画質の画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P1、P2の少なくとも一方を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものとすることができることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0081】
(第2の実施の形態の変形例1)
なお、本実施の形態においてはオート撮影モードが設定されている場合について説明したが、マニュアル撮影モードが設定されている場合には、ユーザーにより設定された絞り値とシャッタースピードとに基づき、同様の処理を行えばよい。すなわち、前記撮影モードにおいてマニュアル撮影モードが設定されており、マニュアル撮影モードにおいてユーザーにより絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、絞り駆動部9は絞り36を駆動して絞り値Aを設定する。
【0082】
また、ステップS201での判断の結果、通常のスルー画像表示モードが選択されている場合には、TG34は所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び所定の電荷蓄積時間でCCD32を駆動し、ユニット回路35は、所定の電荷蓄積時間(シャッタースピード)とシャッタースピードBとの差を補うためにシャッタースピードBに応じたゲインで、前記所定の時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、表示装置6の画面全体に通常のスルー画像P2を表示させる(ステップS202)。したがって、ステップS202の処理で表示される通常のスルー画像P2は、マニュアル撮影モードで設定された撮影条件に擬似的に合致したスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。 他方、ステップS201での判断の結果、画質調整用のスルー画像表示モードが選択されている場合には、TG34は前記ユーザーにより設定されたシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間に1コマ)及び電荷蓄積時間BでCCD32を駆動し、ユニット回路35は、所定のゲインで、前記シャッタースピードBに対応する時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、表示装置6の画面全体に画質調整用のスルー画像P1を表示させる(ステップS203)。
【0083】
したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、シャッター操作に伴って保存メモリ13に保存される画像と同質の画質からなる画像である。よって、画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0084】
そして、画質調整用のスルー画像表示モードが選択されている間、シャッターボタンが操作されるまで(ステップS204:YES)、ステップS203の処理を繰り返す。したがって、ユーザーはこの間表示されている画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるか認識しつつ、シャッターチャンスを待つことができる。
【0085】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、前述のようにシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間の1コマ)で変化する被写体像であるから、実際の被写体像との間には若干のタイムラグが生じている。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1を視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0086】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、実際の被写体像と通常のスルー画像P2の間のタイムラグは無視し得る程度である。したがって、ユーザーは画質確認優先で撮影を行う場合には、画質調整用のスルー画像P1を表示させ、構図(シャッターチャンス)確認優先で撮影を行う場合には、通常のスルー画像P2表示させることにより、優先させる撮影形態に応じた表示を行うことができる。
【0087】
なお、画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の画質を確認したならば、キー入力部7での切り換え操作により通常のスルー画像P2を表示させ、この通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つようにしてもよい。
【0088】
そして、シャッターボタンが操作されるとステップS204からステップS205に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、マニュアルにより絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光されたCCD32からの画像データであって、ユニット回路35により処理された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS206)。
【0089】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の画質を有するものであることから、ユーザーが予期しない画質の画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P1、P2の少なくとも一方を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0090】
(第2の実施の形態の変形例2)
また、通常のスルー画像P2はAEによる適切な明るさからなるスルー画像とし、画質調整用のスルー画像P1はマニュアル設定された撮影条件に基づく明るさからなるスルー画像とすることもできる。すなわち、前記撮影モードにおいてマニュアル撮影モードが設定されており、ユーザーによる撮影条件設定キーの操作により、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとする。このとき、通常のスルー画像表示モード(スルー画像P2)が選択されている場合は、CCD32から前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作を繰り返し実行する。また、画質調整用のスルー画像表示モード(スルー画像P1)が選択されている場合は、マニュアル設定されている絞り値AとシャッタースピードBと所定のゲインが設定されるものとする。
すなわち、ステップS201の判断がNOであった場合には、絞り駆動部9は絞り36を駆動して、該絞り36にはAEに基づく絞り値aを設定する。また、TG34は通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び電荷蓄積時間bでCCD32を駆動し、ユニット回路35は、繰り返し決定されるゲインcで、前記所定の時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、画面全体に通常のスルー画像P2を表示させる。したがって、この通常のスルー画像P2は、AEによって明るさが適切なスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0091】
他方、ステップS201の判断がYESであった場合には、絞り駆動部9は絞り36を駆動して、該絞り36にはマニュアル設定されている絞り値Aを設定する。また、TG34はシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間に1コマ)及び電荷蓄積時間BでCCD32を駆動し、ユニット回路35は、所定のゲインで、前記シャッタースピードBに対応する時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、表示装置6の画面全体に画質調整用のスルー画像P1を表示させる(ステップS203)
【0092】
したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、シャッター操作に伴って保存メモリ13に保存される画像と同質の画質からなる画像である。よって、画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような画質の画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0093】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、前述のようにマニュアル設定されたシャッタースピードBに対応する時間間隔(例えば1秒間の1コマ)で変化する被写体像であるから、実際の被写体像との間には若干のタイムラグが生じている。また、ユーザーが暗い画像の記録を所望している場合には、画質調整用のスルー画像P1を見ても構図を識別することが困難となる。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1を視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0094】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、AEにより最適な明るさで表示されている。したがって、ユーザーは画質確認優先で撮影を行う場合には、画質調整用のスルー画像P1を表示させ、構図(シャッターチャンス)確認優先で撮影を行う場合には、通常のスルー画像P2表示させることにより、優先させる撮影形態に応じた表示を行うことができる。
【0095】
あるいは、ユーザーは画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の画質を確認したならば、キー入力部7での切り換え操作により通常のスルー画像P2を表示させ、この通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つようにしてもよい。
【0096】
そして、画質調整用のスルー画像P1としてユーザーが望む画質の被写体像が表示された時点、若しくは通常のスルー画像P2として所望の構図や画角からなる被写体像が表示された時点でシャッターボタンを操作する。すると、ステップS204からステップS205に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、マニュアルにより絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光されたCCD32からの画像データであって、ユニット回路35により処理された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS206)。
【0097】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の画質を有するものであることから、ユーザーが予期しない画質の画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P1、P2の少なくとも一方を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0098】
(第2の実施の形態の変形例3)
また、通常のスルー画像P2はAEによる適切な明るさからなるスルー画像とし、画質調整用のスルー画像P1はマニュアル設定された撮影条件に擬似的に合致したスルー画像とすることもできる。すなわち、前記撮影モードにおいてマニュアル撮影モードが設定されており、ユーザーによる撮影条件設定キーの操作により、絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとする。このとき、通常のスルー画像表示モード(スルー画像P2)が選択されている場合は、CCD32から前回取り込んだスルー画像の明るさと前述したスルー画撮影用のプログラム線図等に基づき今回取り込むスルー画像の絞り値aとシャッタースピードbとゲインcを決定するといった動作を繰り返し実行する。また、画質調整用のスルー画像表示モード(スルー画像P1)が選択されている場合は、マニュアル設定されている絞り値A及び所定のシャッタースピードが設定されるとともに、マニュアル設定されているシャッタースピードBと所定のシャッタースピードとの差を補うためのゲインCが設定されるものとする。 すなわち、ステップS201の判断がNOであった場合には、絞り駆動部9は絞り36を駆動して、該絞り36にはAEに基づく絞り値aを設定する。また、TG34は通常のスルー画像を表示させるための所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び電荷蓄積時間bでCCD32を駆動し、ユニット回路35は、繰り返し決定されるゲインcで、前記所定の時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき、画面全体に通常のスルー画像P2を表示させる。したがって、この通常のスルー画像P2は、AEによって明るさが適切なスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。
【0099】
他方、ステップS201の判断がYESであった場合には、絞り駆動部9は絞り36を駆動して、該絞り36にはマニュアル設定されている絞り値Aを設定する。また、TG34は所定の時間間隔(例えば1秒間に30コマ)及び所定の電荷蓄積時間でCCD32を駆動し、ユニット回路35は、所定の電荷蓄積時間(シャッタースピード)とシャッタースピードBとの差を補うためにシャッタースピードBに応じたゲインで、前記所定の時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅してデジタルの撮像信号に変換し、DSP/CPU3に送る。DSP/CPU3は、この送られてきたデジタルの撮像信号を表示装置6に供給し、表示装置6はこの撮像信号に基づき画面全体に画質調整用のスルー画像P1を表示させる。したがって、この画質調整用のスルー画像P1は、マニュアルで設定された撮影条件に擬似的に合致したスルー画像であって、かつ、所定の時間間隔で滑らかに変化するスルー画像となる。よって、この画質調整用のスルー画像P1を視認すれば、シャッター操作に伴ってどのような明るさの画像が保存メモリ13に保存されるかを予め知ることができる。
【0100】
しかし、画質調整用のスルー画像P1は、所定の電荷蓄積時間(シャッタースピード)とシャッタースピードBとの差を補うためにシャッタースピードBに応じたゲインで、前記所定の時間間隔でCCD32から送られてくる撮像信号を増幅して変換された撮像信号に基づくものである。したがって、撮影環境が暗いにも拘わらずユーザーが高いシャッタースピードBを設定している場合には、画質調整用のスルー画像P1は暗く表示されることとなり、この画質調整用のスルー画像P1を見ても構図を識別することが困難となる。したがって、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1を視認してシャッターチャンスの有無を判断すると、シャッターチャンスを失してしまう場合が生ずる。
【0101】
これに対し、通常のスルー画像P2は、頻繁かつ滑らかに変化する被写体像であって、AEによる最適な明るさで表示されている。したがって、ユーザーは明るさ確認優先で撮影を行う場合には、画質調整用のスルー画像P1を表示させ、構図(シャッターチャンス)確認優先で撮影を行う場合には、通常のスルー画像P2表示させることにより、優先させる撮影形態に応じた表示を行うことができる。
【0102】
あるいは、ユーザーは画質調整用のスルー画像P1により保存メモリ13に保存される画像の明るさを確認したならば、キー入力部7での切り換え操作により通常のスルー画像P2を表示させ、この通常のスルー画像P2を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つようにしてもよい。
【0103】
そして、画質調整用のスルー画像P1としてユーザーが望む明るさの被写体像が表示された時点、若しくは通常のスルー画像P2として所望の構図や画角からなる被写体像が表示された時点でシャッターボタンを操作する。すると、ステップS204からステップS205に進み、現在設定されている処理パラメータで撮影処理を実行する。すなわち、前述のように、マニュアルにより絞り値AとシャッタースピードBとが設定されているとすると、これら絞り値A及びシャッタスピードBで露光されたCCD32からの画像データであって、ユニット回路35により処理された画像データをバッファメモリ11に一時保存する。さらに、記録処理を行って、バッファメモリ11に一時保存された画像データを所定のフォーマットを備えた静止画データとして保存メモリ13に記録する(ステップS206)。
【0104】
この保存メモリ13に保存された静止画データにあっては、ユーザーが画質調整用のスルー画像P1により撮影直前に確認した画像と同一の明るさを有するものであることから、ユーザーが予期しない明るさの画像データが保存メモリ13されることはない。しかも、保存された静止画はユーザーがスルー画像P1、P2の少なくとも一方を視認し、所望の被写体像が表示された時点で撮影したものであることから、シャッターチャンス時にシャッターボタンを操作することにより撮影された所望の画像である。よって、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【0105】
なお、第2の実施の形態の変形例1〜3においては、ステップS203の処理に続いて、画質調整操作があったか否かを判断し、前記スルー画像P1を視認したユーザーが記録される画像の画質変更すべく、撮影条件設定キーの操作により、絞り値A又はシャッタースピードBを変更すると、この撮影条件の変更操作に応じてこれら絞り値及びシャッタースピードを変更して、前記ステップS203の処理を再度実行するようにしてもよい。この場合、ステップS203の処理により表示される画質調整用のスルー画像P1を視認することにより、今回画像処理パラメータを変更した画像がどのような画質であるかを瞬時に確認することができる。
【0106】
また、第2の実施の形態においては、単一のCCD等を有する電子カメラに本発明を適用するようにしたが、第1の実施の形態と同様に一対のCCD等を有する電子カメラに適用することもできる。
【0107】
さらに、各実施の形態及び変形例においては、画質調整用のスルー画像P1(第1の被写体像)として、撮影条件が示す露光時間で露光される被写体像を例に説明したが、ホワイトバランスや色バランス等、撮影指示に伴って記録される画像が具備すべき他の画質からなる被写体像を画質調整用のスルー画像P1(第1の被写体像)として順次表示させるようにしてもよい。
【0108】
【発明の効果】
【0109】
以上説明したように本発明によれば、表示手段に、第1のファインダ画像表示用の撮影条件で繰り返し撮影される第1の被写体画像と、第2のファインダ画像表示用の撮影条件で繰り返し撮影される第2の被写体画像とを表示させることができる。そして、第1の被写体画像と第2の被写体画像とは異なる撮影条件で撮影されるものであることから、第1の被写体画像は実際の被写体画像との間のタイムラグを生じさせずに表示できる撮影条件で撮影し、第2の被写体画像は、所望の画質に応じた撮影条件で撮影することができる。したがって、ユーザーは第2被写体像により記録保存される画像の画質を確認する作業と並行して、第1の被写体像を視認しつつ、構図や画角を調整してシャッターチャンスを待つことができ、その結果、シャッターチャンスを失していない所望の画像であって所望の画質からなる被写体像を撮影して記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電子カメラのブロック図である。
【図2】同実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態における表示例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる電子カメラのブロック図である。
【図5】同実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子カメラ
2 第1CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
7 キー入力部
9 絞り駆動部
12 内蔵フラッシュメモリ
13 保存メモリ
22 第2CCD
24 TG
25 ユニット回路
32 CCD32
34 TG
35 ユニット回路

Claims (10)

  1. 第1のファインダ画像表示用の撮影条件を撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第1の撮影制御手段と、
    前記第1のファインダ画像表示用の撮影条件とは異なる第2のファインダ画像表示用の撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第2の撮影制御手段と、
    前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記第2のファインダ画像表示用の撮影条件は、被写体画像記録用の撮影条件であることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記第2のファインダ画像表示用の撮影条件は、被写体画像記録用の撮影条件と擬似的に等価な撮影条件であることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  4. 前記第1の撮影制御手段と第2の撮影制御手段とを同時に動作させる手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを前記表示手段に同時表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記撮影手段は、第1の撮影手段と第2の撮影手段を含み、
    前記第1の撮影制御手段は、第1のファインダ画像表示用の撮影条件を前記第1の撮影手段に設定し、該第1の撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせ、
    前記第2の撮影制御手段は、第2のファインダ画像表示用の撮影条件を前記第2の撮影手段に設定し、該第2の撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせ、
    前記表示制御手段は、前記第1の撮影制御手段により前記第1の撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記第2の撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを前記表示手段に同時表示させることを特徴とする請求項4記載の電子カメラ。
  6. 前記第1の撮影制御手段と第2の撮影制御手段とを選択的に動作させる撮影選択手段と、
    第1のファインダ画像表示モードと第2のファインダ画像表示モードのうちいずれか一方を選択するモード選択手段とを備え、
    前記撮影選択手段は、前記モード選択手段により第1のファインダ画像表示モードが選択された場合に前記第1の撮影制御手段を動作させるとともに、前記モード選択手段により第2のファインダ画像表示モードが選択された場合に前記第2の撮影制御手段を動作させ、
    前記表示制御手段は、前記モード選択手段により第1のファインダ画像表示モードが選択された場合、前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記モード選択手段により第2のファインダ画像表示モードが選択された場合、前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子カメラ。
  7. 撮影を指示する撮影指示手段と、
    この撮影指示手段により撮影が指示された場合、被写体画像記録用の撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に撮影動作を行わせる第3の撮影制御手段と、
    この第3の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて撮影された被写体画像を記録する記録手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子カメラ。
  8. 前記第2のファインダ画像表示用の撮影条件を調整する調整手段を備え、
    前記第2の撮影制御手段は、前記調整手段により調整された撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせ、
    前記第3の撮影制御手段は、前記調整手段により調整された撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に撮影動作を行わせることを特徴とする請求項7記載の電子カメラ。
  9. 前記撮影条件は、絞り、シャッタースピード、ゲイン、又は画像処理を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電子カメラ。
  10. 電子カメラが撮像装置が有するコンピュータを、
    第1のファインダ画像表示用の撮影条件を撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第1の撮影制御手段と、
    前記第1のファインダ画像表示用の撮影条件とは異なる第2のファインダ画像表示用の撮影条件を前記撮影手段に設定し、該撮影手段に繰り返し撮影動作を行わせる第2の撮影制御手段と、
    前記第1の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像と前記第2の撮影制御手段により前記撮影手段を用いて繰り返し撮影される被写体画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と
    して機能させることを特徴とする撮像制御プログラム。
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