JP2004269592A

JP2004269592A - Winding core for pressure-sensitive adhesive tape and pressure-sensitive adhesive tape winding using the same winding core

Info

Publication number: JP2004269592A
Application number: JP2003059367A
Authority: JP
Inventors: Naomitsu Tanaka; 直満田中; Yoshihisa Yonemori; 義久米森; Shoichi Yamane; 正一山根
Original assignee: Nitto Denko Corp
Current assignee: Nitto Denko Corp
Priority date: 2003-03-06
Filing date: 2003-03-06
Publication date: 2004-09-30

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a winding core for a pressure-sensitive adhesive tape stabilizing the winding state of the pressure-sensitive adhesive tape in a pressure-sensitive adhesive tape winding even when a long pressure-sensitive adhesive tape is wound. <P>SOLUTION: The winding core for the pressure-sensitive adhesive tape is a winding core used when winding the pressure-sensitive adhesive tape into a roll state and is composed of the following outer tubular body and the following inner tubular body. The winding core is characterized in that the outer tubular body and the inner tubular body are in an unconnected state. The outer tubular tubular body is a spiral winding form tubular body in which a sheet piece is wound in a spiral state and both ends of the sheet piece closely adhere in an unconnected state. The inner tubular body is a three-layer form tubular body in which the three tubular body layers are integrated. The sheet piece constituting the outer tubular body is made of a plastic. In the inner tubular body, the outer tubular body layer may be formed of a paper material and an intermediate tubular body layer may be formed of at least one kind of material selected from a foam material, a low-density paper material and a corrugated sheet material made of paper. The inner tubular body layer may be formed of the paper material. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着テープをロール状に巻回する際に使用される粘着テープ用巻芯および該巻芯を使用した粘着テープ巻回体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
粘着テープ巻回体（粘着テープ巻回物）は、粘着テープ用巻芯（単に「巻芯」と称する場合がある。）の外周面上に、粘着テープが巻回されており、前記巻芯としては、粘着テープの巻回後の残留応力等による変形や潰れを防止する為、硬くて丈夫なプラスチック製管状体（プラスチック管状物）や紙製管状体（紙管状物）が通常使用されている。このような巻芯のうち、堅牢なプラスチック管状物は、例えば、プラスチック押出管を輪切りにする方法や、プラスチックの射出成型方法などを利用して製造されている。また、堅牢な紙管状物は、例えば、紙製シートをロール状に巻き付け、且つ、巻層間を接着剤で固めて堅牢な紙管を製造し、これを必要に応じ輪切りする方法などを利用して製造されている（非特許文献１参照）。
【０００３】
また、粘着テープに使用できる巻芯として、プラスチック材料などから構成されるシート片を、そのシート片の両端が非連結の状態で管状体とした巻芯が提案されている（特許文献１参照）。この巻芯は、粘着テープ巻回体の側面がテーパー状にならずテープの巻回状態を安定して保持できるものである。
【０００４】
なお、粘着テープ巻回体を製造するには、例えば、マンドレル（鉄芯）に巻芯を挿通し、マンドレルと巻芯との間を結着させ、マンドレルまたは巻芯を回転させて巻芯に粘着テープを巻取り、さらに必要に応じて、この巻取った粘着テープを巻芯と共に輪切りにし、さらにまた、マンドレルを抜き取って粘着テープ巻回体を得る方法が採用されている。
【０００５】
【非特許文献１】
「粘着ハンドブック（第２版）」、日本粘着テープ工業会、１９９５（平成７）年１０月１２日、ｐ．１８６−１８７
【特許文献１】
特開２００１−１２２５２４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般的に、堅牢な巻芯を使用した粘着テープ巻回体の場合、粘着テープが巻き絞めや残留応力に起因して縮まろうとすると、巻芯がその縮まりに対して抵抗するため、巻芯に接する粘着テープの縮まりが阻止され、その残留応力等により、粘着テープ巻回体の側面がテーパー状（タケノコ状）になり易い。
【０００７】
一方、特開２００１−１２２５２４号公報に記載されている巻芯の場合も、粘着テープの巻回状態の安定化はある程度満足させることが可能であるが、例えば、長尺の粘着テープ（長さが１００ｍ以上の長尺の粘着テープなど）を巻回する場合には、巻芯は、径が収縮せずに形状に変形（潰れ）が生じてしまい、この巻芯の形状変形により粘着テープの巻回状態にも形状変形が生じて、例えば、断面が円形の一部に凹凸部が形成されたような形状となって、巻芯と、該巻芯に巻回された粘着テープとの間に部分的に隙間が生じ、いわゆる「巣の入った状態」になってしまうという問題などがあった。このように、巻芯の潰れにより、粘着テープの内周側の数周に潰れ跡が形成されると、不良品となり、製品として粘着テープ巻回体を出荷することができなくなる。なお、前記粘着テープの巻回状態における形状の変形状態としては、具体的には、図９で示されるような変形状態が例示できる。図９は、巻芯の形状変形により、粘着テープの巻回状態に形状変形が生じた状態を示す粘着テープ巻回体の概略断面図である。図９において、７は変形が生じた粘着テープ巻回体、７１は巻芯、７２は巻芯７１に巻回された粘着テープ、７２ａは粘着テープ７２の巻回状態に形状変形が生じた凹凸部を示す。図９では、粘着テープ巻回体７において、巻回された粘着テープ７２の残留応力等により、巻芯７１に部分的に形状変形が生じて、この形状変形により巻回された粘着テープ７２にも形状変形が生じており、円形状の断面に部分的に凹凸部７２ａが形成されたような断面形状となって、巻芯７１と、該巻芯７１に巻回された粘着テープ７２との間（凹凸部７２ａ）で部分的に隙間が生じている。
【０００８】
このように、従来の巻芯では、粘着テープ巻回体における粘着テープの巻回状態の安定性が低く、巻回された粘着テープの巻き絞めや残留応力に起因して、粘着テープ巻回体の側面がテーパー状（タケノコ状）になったり、巻回された粘着テープの断面が、部分的に凹凸部が形成されたような潰れた円形状となったりする場合があった。
【０００９】
なお、特開２００１−１２２５２４号公報では、シート片がスパイラル状に巻き付けられたシート片製管状体の内周に、ブランド名等を表示した薄い紙管を補助芯として使用し、非接着の状態で残存させることもできると記載されている。しかし、補助芯としては薄い紙管が記載されているのみであり、３層構造の管状体については何ら記載されていない。
【００１０】
従って、本発明の目的は、粘着テープ巻回体における粘着テープの巻回状態を安定化させることができる粘着テープ用巻芯および該巻芯を使用した粘着テープ巻回体を提供することにある。
本発明の他の目的は、長尺の粘着テープを巻回した場合でも、粘着テープの良好な巻回状態を安定に保持することができる粘着テープ用巻芯および該巻芯を使用した粘着テープ巻回体を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意検討した結果、巻芯の構造を特定の構造とすることにより、粘着テープ巻回体における粘着テープの巻回状態を効果的に安定化させることができ、例えば、巻回された粘着テープの巻き絞めや残留応力等により粘着テープに巻き絞まりが生じても、粘着テープ巻回体の側面がテーパー状（タケノコ状）になったり、また、巻回された粘着テープの断面が、部分的に凹凸部が形成されたような潰れた円形状となったりすることを効果的に防止することができることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【００１２】
すなわち、本発明は、粘着テープをロール状に巻回する際の巻芯であって、下記の外側管状体と、下記の内側管状体とにより構成され、且つ外側管状体と内側管状体とが非連結状態であることを特徴とする粘着テープ用巻芯である。
外側管状体：シート片がスパイラル状に巻き付けられ、且つ該シート片の両端が非連結の状態で密着されているスパイラル巻形状管状体
内側管状体：３層の管状体層が一体化された３層形状管状体
【００１３】
前記外側管状体を構成するシート片としては、プラスチック製であることが好ましい。また、内側管状体において、外側の管状体層は、紙材料により形成されていてもよく、中間の管状体層は、発泡体材料、低密度紙材料および紙製波板材料から選択された少なくとも１種の材料により形成されていてもよく、内側の管状体層は、紙材料により形成されていてもよい。
【００１４】
本発明は、また、前記前記粘着テープ用巻芯に、粘着テープを巻回して形成されていることを特徴とする粘着テープ巻回体である。
【００１５】
【発明の実施の形態】
（巻芯）
本発明の粘着テープ用巻芯は、図１で示されるように、下記の外側管状体と、下記の内側管状体とにより構成されており、前記外側管状体と、前記内側管状体とは、非連結状態となっている構成を有している。
外側管状体：シート片がスパイラル状に巻き付けられ、且つ該シート片の両端が非連結の状態で密着されているスパイラル巻形状管状体
内側管状体：３層の管状体層が一体化された３層形状管状体
【００１６】
図１は、本発明の粘着テープ用巻芯の一例を示す概略断面図である。また、図２は、図１に係る粘着テープ用巻芯の概略図であり、図２（ａ）は概略斜視図であり、図２（ｂ）は図１と同様の概略断面図である。さらにまた、図３は、図１に係る粘着テープ用巻芯に粘着テープが巻回された粘着テープ巻回体の一例を示す概略断面図である。図１〜図３において、１は粘着テープ用巻芯（巻芯）、２は外側管状体（最外層）、３は内側管状体、３１は内側管状体３における外側の管状体層［第２層；管状体層（イ）］、３２は内側管状体３における中間の管状体層［第３層；管状体層（ロ）］、３３は内側管状体３における内側の管状体層［第４層又は最内層；管状体層（ハ）］、４は巻回されている粘着テープ、５は巻芯１に粘着テープ４が巻回された粘着テープ巻回体である。巻芯１は、最外層の外側管状体２と、管状体層（イ）３１、管状体層（ロ）３２および管状体層（ハ）３３が一体化された内側管状体３とにより構成されている。すなわち、巻芯１は、４層構造を有している。また、外側管状体２と内側管状体３とは非連結状態となっている。さらにまた、内側管状体３において、管状体層（イ）３１、管状体層（ロ）３２および管状体層（ハ）３３は一体化されている。
【００１７】
外側管状体２は、シート片がスパイラル状（螺旋状）に巻き付けられたスパイラル巻形状管状体である。また、外側管状体２は、スパイラル状に巻き付けられたシート片の両端が、それぞれ、スパイラル状に巻き付けられた際に接触するシート片の部分と非連結の状態で密着された構成を有している。このように、外側管状体２は、スパイラル巻形状管状体であるとともに、そのスパイラル状に巻き付けられているシート片の両端が非連結の状態となっており、しかも、外側管状体２は内側管状体３に対して非連結状態となっているので、スパイラル状にさらに巻き絞まることができる。従って、外側管状体２は、断面円形状（特に、断面真円形状）を保持しつつ、巻芯の径（内径）を容易に収縮させることが可能な構成を有している。そのため、例えば、巻芯１に巻回された粘着テープ４の巻き絞めや残留応力などによって、粘着テープ４（特に、粘着テープ基材）に収縮が生じても、巻芯１は、前記粘着テープ４の収縮に追従して、外側管状体２の径を収縮させることができる構成を有している。
【００１８】
一方、内側管状体３は、管状体層（イ）３１、管状体層（ロ）３２および管状体層（ハ）３３が一体化（特に、接着により一体化）された３層形状管状体である。従って、内側管状体３は、巻芯１に巻回された粘着テープ４の巻き絞めや残留応力などによって、少なくとも部分的に、潰れ等による変形が可能な構成を有している。
【００１９】
従って、巻芯１に粘着テープ４を巻回した粘着テープ巻回体５は、経時や加熱促進などにより、粘着テープ４に巻き絞まり力が生じると、図４で示されるように、内側管状体３に部分的に変形が生じて内側管状体３の径が縮まり、この内側管状体３の径の収縮に対応して外側管状体２がスパイラル状にさらに巻き絞まって外側管状体２の径が縮まり、これにより、巻回された粘着テープ４はさらに巻き絞まることができる。そのため、前記粘着テープ４の巻き絞まり力が消滅することができる。しかも、外側管状体２には潰れや陥没等が生じておらず、外側管状体２の外周面は、径は小さくなっているが、断面円形状（特に、断面真円形状）を保持した滑らかな曲面状の表面となっている。
【００２０】
なお、図４は、図３に係る粘着テープ巻回体において、巻芯の内側管状体に変形が生じることにより巻回された粘着テープの巻回状態が安定化されている状態の一例を示す概略断面図である。図４において、６は内側管状体３の管状体層（イ）３１に変形が生じて管状体層（ロ）３２に陥没した部分［管状体層（イ）３１の凹凸部］であり、他の符号は前記に同じである。図４では、巻芯１に巻回されている粘着テープ４に巻き絞まり力が生じることにより、管状体層（イ）３１の凹凸部６で、管状体層（イ）３１が潰れ、管状体層（ロ）３２が前記管状体層（イ）３１の潰れを吸収して、管状体層（イ）３１の一部が管状体層（ロ）３２に陥没し、管状体層（イ）３１の径が小さくなっており、さらに、管状体層（イ）３１の径の収縮に対応して外側管状体２がスパイラル状にさらに巻き絞まって外側管状体２の径が縮まり、その結果、巻回された粘着テープ４がさらに巻き絞まっている。
【００２１】
このように、巻芯１に巻回された粘着テープ４に巻き絞めや残留応力などより巻き絞まり力が生じていても、巻芯１の内側管状体３がその変形（潰れ）により、前記巻き絞まり力を吸収し、しかも、巻芯１の外側管状体２は断面円形状（特に、断面真円形状）を保持しつつ径を縮小させることができるので、巻回された粘着テープ４は良好な巻回状態が安定的に保持されている。具体的には、例えば、長尺の粘着テープを用いて巻芯に巻回した場合などで、巻回された粘着テープに大きな巻き絞まり力が生じていても、粘着テープ巻回体の側面がテーパー状（タケノコ状）になったり（粘着テープ巻回体にテレスコープが生じたり）、また、巻回された粘着テープの断面が、部分的に凹凸部が形成されたような潰れた円形状になったり（巻回された粘着テープに巻き巣又はギャプィングが生じたり）することが効果的に防止されている。
【００２２】
外側管状体２を構成するシート片としては、シート状（又はフィルム片）の成型品であれば特に制限されず、その材質（材料）や形状などは、巻芯の径、粘着テープ巻回体の硬さ、粘着テープ巻回体の厚さ（或いは粘着テープの巻回長さ）などにより適宜選択することができる。前記シート片の材料としては、例えば、プラスチック材、紙材等の各種材料や、これらの混合物などが挙げられる。外側管状体２を構成するシート片としては、プラスチック製シート片、紙製シート片を好適に用いることができ、特に強度等の観点から、プラスチック製シート片が好適である。プラスチック製シート片におけるプラスチック材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系樹脂；ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル；ポリ塩化ビニル；ポリフェニレンスルフィド；ポリアミド；ポリエーテルエーテルケトンなどが挙げられる。もちろん、これらのプラスチック材は単独で又は２種以上組み合わせて使用することができる。
【００２３】
シート片の幅や厚みは、特に制限されず、適宜選択することができる。シート片の幅としては、例えば、シート片がプラスチック製シート片であり、巻芯の幅が１０〜２０００ｍｍ（特に１０００ｍｍ程度）である場合、通常、３０〜７０ｍｍ（特に５０ｍｍ程度）の範囲から選択される。また、シート片の厚みとしては、例えば、シート片がプラスチック製シート片であり、巻芯の外径が７８〜８８ｍｍ（特に８４〜８５ｍｍ）である場合、通常、１〜３ｍｍ（特に２ｍｍ程度）の範囲から選択される。もちろん、粘着テープの巻回長さなどによっては、シート片の幅や厚みは、前記例示の範囲よりも小さくてもよく、また大きくてもよい。
【００２４】
外側管状体２は、公知乃至慣用の方法（例えば、特開２００１−１２２５２４号公報に記載の粘着フィルム付き環状体の製造方法に準じる方法など）により、シート片をスパイラル状に巻き付けることにより作製することができる。具体的には、外側管状体は、例えば、回転マンドレル等の芯材に、外側管状体用のシート片を、スパイラル状に（螺旋状に）突合せ巻きやギャップ巻きで巻き付けることにより作製することができる。なお、スパイラル状の突合せ巻きとは、シート片の側縁と側縁との間に凹凸が生じないように、側縁同士を突合せながらスパイラル状に巻き付ける巻き方を意味している。また、スパイラル状のギャップ巻きとは、シート片として、スパイラル状に巻き付ける際に一方の側縁と他方の側縁とを重ね合わせても凹凸が生じないような形状の両側縁を有するシート片（例えば、一方の側縁がＬ字型形状となっており、且つ他方の側縁が前記Ｌ字型形状に対応した逆Ｌ字型形状となっているシート片、一方の側縁が一方向に傾きを有するテーパ形状となっており、且つ他方の側縁が前記テーパ形状に対応した逆方向に傾きを有するテーパ形状となっているシート片など）を用い、該シート片の側縁同士を凹凸が生じないように重ね合わせながら、スパイラル状に巻き付ける巻き方を意味している。
【００２５】
この際、シート片の両端は非連結の状態とすることが重要である。また、外側管状体２は、内側管状体３と非連結状態（非接着状態）で、内側管状体３の外周面上に巻き付けられていることが重要である。
【００２６】
なお、外側管状体２は、シート片がスパイラル状に巻き付けられたシート片製管状体上（外周面上）に、粘着フィルムがスパイラル状に重ね巻きで巻き付けられていてもよい。すなわち、外側管状体２は、粘着フィルム付き管状体であってもよい。粘着フィルムを用いることにより、外側管状体２の外周面をより一層平滑にすることができる。
【００２７】
また、外側管状体２は、シート片がスパイラル状に巻き付けられたシート片製管状体の内側（内周面側）に、特開２００１−１２２５２４号公報に記載の捨てテープや補助芯（例えば、薄い紙管など）が、シート片製管状体とは非接着の状態で設けられていてもよい。
【００２８】
内側管状体３は、前述のように、管状体層（イ）３１、管状体層（ロ）３２および管状体層（ハ）３３の３層の管状体層が一体化されて形成されている。３層の管状体層の一体化方法としては、特に制限されないが、各層間の接着による一体化（接着一体化）方法を好適に採用することができる。なお、前記接着一体化方法では、公知の接着剤（アクリル系接着剤、ゴム系接着剤など）を用いることができる。
【００２９】
内側管状体３は、３層の管状体層がともに潰れ等の変形が可能な３層構成を有していてもよいが、外側に位置している管状体層（イ）３１が潰れ等の変形が可能な層（変形可能層）であり、中間に位置している管状体層（ロ）３２が、前記管状体層（イ）３１の潰れ等の変形を阻害せず吸収する層（緩衝層）であり、内側に位置している管状体層（ハ）３３が変形を生じない層（非変形層）である３層構成を有していることが特に好ましい。このように、内側管状体３が、管状体層（イ）３１が変形可能層であり、管状体層（ロ）３２が緩衝層であり、管状体層（ハ）３３が非変形層である３層構成を有していると、巻芯１に巻回されている粘着テープに巻き絞まり力が生じると、図４で示されるように、変形可能層である管状体層（イ）３１の一部が潰れ、緩衝層である管状体層（ロ）３２が前記管状体層（イ）３１の潰れを吸収して、管状体層（イ）３１の一部が管状体層（ロ）３２に陥没し、管状体層（イ）３１の径が小さくなる。この管状体層（イ）３１の径の減少に対応して、外側管状体２がスパイラル状にさらに巻き絞まって、外側管状体２の径が減少し、これにより、粘着テープに生じた巻き絞まり力が消滅する。なお、管状体層（イ）３１の潰れや、管状体層（イ）３１の管状体層（ロ）３２への陥没は、目視で確認できない場合がある。もちろん、外側管状体２は、スパイラル状にさらに巻き絞まることにより、その径が減少しているだけであり、断面円形状（特に、断面真円形状）は保持しているので、外側管状体２には潰れや陥没などの変形が生じていない。従って、粘着テープに生じた巻き絞まり力は、管状体層（イ）３１の径の減少により消滅しており、巻回された粘着テープは、良好な巻回状態を安定的に保持している。
【００３０】
また、内側管状体３が前記構成を有していると、内側管状体３の変形は管状体層（イ）３１および管状体層（ロ）３２で生じており、管状体層（ハ）３３は断面円形状（特に、断面真円形状）をそのままの状態で保持しているので、巻芯１自体の内径には変化が生じていない。そのため、例えば、巻芯１の外周面上における粘着テープの巻き取り工程の後に、その後の工程（例えば、切断工程、繰り出し工程など）におけるシャフト（例えば、切断シャフトや、繰り出しシャフトなど）に、粘着テープ巻回体の巻芯１を挿入する際には、何ら問題なく挿入することができ、内径の縮小により挿入することができなくなるという問題を回避することができる。
【００３１】
管状体層（イ）３１としては、変形可能層である場合、該管状体層（イ）３１を形成する材料としては、粘着テープを巻芯に巻き取る際の張力で潰れが生じない強度を有しており、さらに、粘着テープの巻き取り後における残留応力等の作用により変形（潰れなど）される層を形成することができる材料であれば、特に制限されない。管状体層（イ）３１を形成する材料としては、例えば、紙材、プラスチック材等の各種材料や、これらの混合物などが挙げられる。管状体層（イ）３１としては、紙材料により形成されていることが好ましい。なお、管状体層（イ）３１を形成する紙材料としては、特に制限されず、各種紙材料から適宜選択して用いることができる。
【００３２】
管状体層（イ）３１の強度、厚さ、硬さなどは、粘着テープの巻回長さや材質などにより適宜選択することができる。
【００３３】
管状体層（イ）３１の厚みとしては、特に制限されず、例えば、巻芯の外径が８２〜１１６ｍｍ程度である場合、０．５〜５．０ｍｍ（好ましくは１．０〜４．０ｍｍ、さらに好ましくは１．０〜３．０ｍｍ）の範囲から選択することができる。
【００３４】
管状体層（イ）３１は、単層の構成を有していてもよく、積層体の構成を有していてもよい。
【００３５】
管状体層（ロ）３２としては、緩衝層である場合、該管状体層（ロ）３２を形成する材料としては、粘着テープの残留応力等の巻絞まり力による管状体層（イ）３１の潰れ変形を阻害せず、管状体層（ロ）３２に陥没させることが可能な層を形成することができる材料であれば特に制限されない。管状体層（ロ）３２を形成する材料としては、例えば、発泡体材料、低密度紙材料、紙製波板材料等の各種材料や、これらの混合物などが挙げられる。管状体層（ロ）３２としては、発泡体材料、低密度紙材料および紙製波板材料から選択された少なくとも１種の材料により形成されていることが好ましい。
【００３６】
管状体層（ロ）３２を形成する材料において、発泡体材料としては、ポリエチレン製発泡体材料、ポリスチレン製発泡体材料、ゴム製発泡体材料など各種発泡体材料から適宜選択することができる。また、低密度紙材料としては、低密度の紙からなる材料であれば特に制限されず、低密度紙材料の密度としては、例えば、０．０１〜０．５ｇ／ｃｍ^３（好ましくは０．０５〜０．３ｇ／ｃｍ^３）程度の範囲から選択することができる。さらにまた、紙製波板材料としては、いわゆる「ダンボール紙」等の紙製波板材料が挙げられる。
【００３７】
管状体層（ロ）３２の厚みとしては、特に制限されず、例えば、巻芯の外径が８２〜１１６ｍｍ程度である場合、０．５〜５．０ｍｍ（好ましくは０．５〜４．０ｍｍ、さらに好ましくは０．５〜３．０ｍｍ）の範囲から選択することができる。
【００３８】
管状体層（ロ）３２は、単層の構成を有していてもよく、積層体の構成を有していてもよい。
【００３９】
管状体層（ハ）３３としては、非変形層である場合、該管状体層（ハ）３３を形成する材料としては、粘着テープの残留応力等の巻絞まり力により変形されない材料であれば特に制限されず、一般的に堅牢な巻芯の材料として用いられている各種材料を用いることができる。管状体層（ハ）３３を形成する材料としては、例えば、紙材、プラスチック材等の各種材料や、これらの混合物などが挙げられる。管状体層（ハ）３３としては、紙材料により形成されていることが好ましい。なお、管状体層（ハ）３３を形成する紙材料としては、特に制限されず、各種紙材料から適宜選択して用いることができる。
【００４０】
管状体層（ハ）３３の強度、厚さ、硬さなどは、粘着テープの巻回長さや材質などにより適宜選択することができる。
【００４１】
管状体層（ハ）３３の厚みとしては、特に制限されず、例えば、巻芯の外径が８２〜１１６ｍｍ程度である場合、０．５〜１０ｍｍ（好ましくは１．０〜８．０ｍｍ、さらに好ましくは１．０〜５．０ｍｍ）の範囲から選択することができる。
【００４２】
管状体層（ハ）３３は、単層の構成を有していてもよく、積層体の構成を有していてもよい。
【００４３】
内側管状体３は、管状体層（イ）３１、管状体層（ロ）３２および管状体層（ハ）３３を、それぞれの層間で接着等により一体化することにより、作製することができる。具体的には、内側管状体３は、通常の積層された紙製の巻芯の作製方法と同様の方法により作製することができ、例えば、マンドレルに紙シートを巻き付ける際の紙シートの代わりに、管状体層（イ）３１用のシート、管状体層（ロ）３２用のシート、管状体層（ハ）３３用のシートを用いて、この順で巻き付け積層して、その際、接着剤を用いて接着一体化させることにより、作製することができる。
【００４４】
なお、内側管状体３の厚みとしては、例えば、１．５〜５０ｍｍ（好ましくは４．０〜１５ｍｍ、さらに好ましくは４．０〜１０ｍｍ）の範囲から選択することができる。
【００４５】
巻芯１の製造方法としては、特に制限されず、例えば、予め作製された外側管状体２の内部に、予め作製された内側管状体３を挿入する方法、予め作製された内側管状体３の外周面に、シート片をスパイラル状に巻き付けて、外側管状体２を作製する方法などが挙げられる。
【００４６】
なお、巻芯１の径としては、特に制限されず、例えば、巻芯１の外径（外側管状体２の外径に相当する）としては、例えば、２０〜１２０ｍｍ（好ましくは８０〜１１０ｍｍ、さらに好ましくは８０〜１００ｍｍ）の範囲から選択することができる。また、巻芯１の内径（内側管状体３の内径に相当する）としては、例えば、１０〜１００ｍｍ（好ましくは２０〜８０ｍｍ、さらに好ましくは３０〜７０ｍｍ）の範囲から選択することができる。
【００４７】
さらにまた、巻芯１の総厚み（外側管状体２及び内側管状体３の厚み）としては、例えば、３〜２０ｍｍ（好ましくは４〜１５ｍｍ、さらに好ましくは４〜１０ｍｍ）の範囲から選択することができる。
【００４８】
（粘着テープ巻回体）
本発明の粘着テープ巻回体は、前記巻芯に粘着テープを巻回して形成されている。粘着テープ巻回体の製造方法としては、前記巻芯が用いられていれば特に制限されず、公知乃至慣用の製造方法を利用することができる。例えば、前記巻芯を、粘着テープ巻回体製造装置のマンドレルに挿通固定した後、マンドレルの回転により、巻芯の外周面上に粘着テープ原反を巻き取り、必要に応じて、仕様幅（又は所定の幅）に切断することにより、粘着テープ巻回体を製造することができる。
【００４９】
なお、前記粘着テープ原反を巻き取り後、または仕様幅に切断後、図３で示されるように、そのまま粘着テープ巻回体として製品化してもよく、また、巻芯から内側管状体を取り除くことにより、外側管状体のみからなる巻芯を有する粘着テープ巻回体として製品化してもよい。これは、内側管状体および外側管状体により構成された巻芯を用いることにより、長尺の粘着テープを巻芯に巻回した際に粘着テープに生じる残留応力等の巻絞まり力は、内側管状体の変形で消滅しているので、粘着テープを巻芯に巻回した後は、巻芯の内側管状体を取り除いても、粘着テープの巻回状態が安定化されているからである。なお、本発明の巻芯における外側管状体と内側管状体とは、非接着状態となっているので、前述のように、最外層である外側管状体のみを粘着テープ巻回体に残存させて、内側管状体を粘着テープ巻回体から容易に取り除くことができる。
【００５０】
従って、本発明の粘着テープ巻回体は、内側管状体及び外側管状体を有する巻芯に粘着テープを巻回して、必要に応じて内側管状体を取り除くことにより形成されている。このように、粘着テープ巻回体の製造時に粘着テープを巻回する際の巻芯として、内側管状体及び外側管状体を有する巻芯が用いられていれば、最終的に製品化された粘着テープ巻回体では、巻芯としては、少なくとも外側管状体を有する構成となっていればよい。
【００５１】
なお、粘着テープとしては、特に制限されず、如何なる形態の粘着テープ（例えば、基材の一方の面のみに粘着剤層が形成されている粘着テープ、基材の両面に粘着剤層が形成されている両面粘着テープ、基材を有していない両面粘着テープなど）であっても用いることができる。もちろん、粘着テープの粘着面は、剥離ライナーにより保護されていてもよく、基材の背面に形成された剥離処理面により保護されていてもよい。
【００５２】
【発明の効果】
本発明の粘着テープ用巻芯によれば、前記構成を有しているので、粘着テープ巻回体における粘着テープの巻回状態を安定化させることができる。また、長尺の粘着テープを巻回した場合でも、粘着テープの良好な巻回状態を安定に保持することができる。
【００５３】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、以下において部とあるのは、重量部を意味する。
（実施例１）
厚さ２ｍｍのポリエチレン製シートを５０ｍｍ幅に切断したシート片を、マンドレルを用いて、公知乃至慣用の方法により、スパイラル状に巻き付けて、所定の径（内径：約８５ｍｍ）を有する外側管状体を作製した。なお、外側管状体を構成するシート片の両端は非連結状態となっている。
また、厚さ２ｍｍの紙管の内周面側に、厚さ約１ｍｍのポリエチレン製発泡体（発泡倍率３０倍）からなる管状物、さらに、前記ポリエチレン製発泡体からなる管状物（「ＰＥ発泡体管状物」と称する場合がある）の内周面側に、厚さ１ｍｍの紙管を、接着剤により積層一体化して内側管状体（内径：７６．５ｍｍ、外径：８４．５ｍｍ）を作製した。
前記外側管状体の内周面側に内側管状体を挿入して、巻芯を作製した。すなわち、巻芯の最外層は、ポリエチレン製シートをスパイラル状に巻き付けて形成された管状体である。なお、外側管状体と内側管状体とは、接着されておらず、非接着状態となっている。
【００５４】
前記巻芯の外周面上に、粘着テープ（商品名「Ｎｏ．３３Ｔ」日東電工株式会社製）を２００ｍ巻き取り、その後、１８ｍｍ幅に切断して、粘着テープ巻回体を製造した。
【００５５】
（実施例２）
ＰＥ発泡体管状物に代えて、低密度紙（密度：０．１５ｇ／ｃｍ^３）を用いたこと以外は、実施例１と同様にして、巻芯を作製し、さらに実施例１と同様にして粘着テープ巻回体を製造した。従って、巻芯の最外層は、実施例１と同様に、ポリエチレン製シートをスパイラル状に巻き付けて形成された管状体である。
【００５６】
（比較例１）
巻芯として、厚さ２ｍｍのポリエチレン製シートを５０ｍｍ幅に切断したシート片を、マンドレルを用いて、公知乃至慣用の方法により、スパイラル状に巻き付けて、所定の径（内径：７６．５ｍｍ）を有する巻芯を用いたこと以外は、実施例１と同様にして、粘着テープ巻回体を製造した。従って、巻芯の最外層は、ポリエチレン製シートをスパイラル状に巻き付けて形成された管状体であり、巻芯は該管状体のみから構成されている。
【００５７】
（比較例２）
巻芯として、厚さ３ｍｍの紙管（内径：７６．５ｍｍ）の外周表面に、厚さ約１ｍｍのポリエチレン製発泡体（発泡倍率３０倍）を接着剤により積層一体化した巻芯を用いたこと以外は、実施例１と同様にして、粘着テープ巻回体を製造した。従って、巻芯の最外層は、ポリエチレン製発泡体からなる管である。
【００５８】
（比較例３）
巻芯として、厚さ３ｍｍのポリエチレン製プラスチック管のみからなる巻芯（内径：７６．５ｍｍ）を用いたこと以外は、実施例１と同様にして、粘着テープ巻回体を製造した。従って、巻芯の最外層は、ポリエチレン製プラスチック管であり、巻芯は該ポリエチレン製プラスチック管のみから構成されている。
【００５９】
（評価）
実施例１〜２および比較例１〜３により得られた粘着テープ巻回体を、室温（２０〜２５℃）で７日間放置した後、目視で、粘着テープ巻回体の形状（巻芯の形状、粘着テープ巻回体全体の形状）を観察し、巻芯の最外層における表面の変形の有無、粘着テープ巻回体の側面の変形の有無について評価した。具体的には、巻芯の最外層における表面の変形の有無としては、巻芯の最外層における表面が、断面が真円形となるような曲面であるか、または、凹凸（巻き巣）が形成されることなどによりいびつな形状になっていないかについて観察した。一方、粘着テープ巻回体の側面の変形の有無としては、テーパー状（テレスコープ状）となっていないか、または、テーパー状（テレスコープ状）となっているかについて観察した。評価結果は、それぞれ、表１の「巻芯の最外層の変形の有無」、「巻回体の側面の変形の有無」の欄に示した。
【００６０】
なお、表１において、「最外層の変形なし」とは、最外層の表面が、断面が真円形となるような曲面を保持している状態のことを意味している。また、「側面の変形なし」とは、粘着テープ巻回体の側面が、テーパー状（テレスコープ状）とならず、元のままの形状を保持している状態のことを意味している。
【００６１】
【表１】

【００６２】
また、室温（２０〜２５℃）で７日間放置した後の粘着テープ巻回体の写真を、それぞれ、図５〜図８に示した。図５は実施例１又は２に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図であり、左側の写真は粘着テープ巻回体側面を正面から見た状態を示しており、右側の写真は粘着テープ巻回体側面を側面から見た状態を示している。図６は比較例１に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図であり、左側の写真は粘着テープ巻回体側面を正面から見た状態を示しており、右側の写真は左側の写真の要部拡大図である。図７は比較例２に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図であり、左側の写真は粘着テープ巻回体側面を正面から見た状態を示しており、右側の写真は粘着テープ巻回体側面を側面から見た状態を示している。図８は比較例３に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図であり、左側の写真は粘着テープ巻回体側面を正面から見た状態を示しており、右側の写真は粘着テープ巻回体側面を側面から見た状態を示している。
【００６３】
表１及び図５〜図８より明らかなように、実施例１や２に係る巻芯（すなわち、シート片がスパイラル状に巻き付けられ、且つ該シート片の両端が非連結の状態で密着されている外側管状体と、３層の管状体層が一体化された内側管状体とにより構成され、且つ外側管状体と内側管状体とが非連結状態である巻芯）を用いると、２００ｍという長尺の粘着テープを巻回しても、巻芯の内側管状体が、巻回された粘着テープの残留応力等による巻絞まり力を吸収することができるので、巻芯の最外層は、断面が真円形となるような曲面を保持し、しかも、粘着テープ巻回体の側面もテーパー状（テレスコープ状）とならず、元のままの形状を保持することができる。
【００６４】
一方、比較例１に係る巻芯は、ポリエチレン製シートをスパイラル状に巻き付けて形成された管状体のみで構成されているので、粘着テープ巻回体の側面もテーパー状とならず、元のままの形状を保持することができるが、巻回された粘着テープの残留応力等による巻絞まり力によって、巻芯は、潰れて変形しており、具体的には、図９に示されるような変形が生じている（巻き巣が形成されている）。
【００６５】
また、比較例２や３に係る巻芯は、スパイラル状に巻き付けて形成された管状体を有しておらず、それぞれ、ポリエチレン製発泡体からなる管、ポリエチレン製プラスチック管のみで構成されているので、巻芯の最外層は、断面が真円形となるような曲面を保持することができるが、巻回された粘着テープの残留応力等による巻絞まり力によって、粘着テープ巻回体の側面がテーパー状となっている（粘着テープ巻回体がテレスコープ状になっている）。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の粘着テープ用巻芯の一例を示す概略断面図である。
【図２】図１に係る粘着テープ用巻芯の概略図であり、図２（ａ）は概略斜視図であり、図２（ｂ）は図１と同様の概略断面図である。
【図３】図１に係る粘着テープ用巻芯に粘着テープが巻回された粘着テープ巻回体の一例を示す概略断面図である。
【図４】図３に係る粘着テープ巻回体において、巻芯の内側管状体に変形が生じることにより巻回された粘着テープの巻回状態が安定化されている状態の一例を示す概略断面図である。
【図５】実施例１又は２に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図である。
【図６】比較例１に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図である。
【図７】比較例２に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図である。
【図８】比較例３に係る粘着テープ巻回体の形状に関する写真を示す図である。
【図９】巻芯の形状変形により、粘着テープの巻回状態に形状変形が生じた状態を示す粘着テープ巻回体の概略断面図である。
【符号の説明】
１粘着テープ用巻芯（巻芯）
２外側管状体（最外層）
３内側管状体
３１内側管状体３における外側の管状体層［管状体層（イ）］
３２内側管状体３における中間の管状体層［管状体層（ロ）］
３３内側管状体３における内側の管状体層［管状体層（ハ）］
４巻回されている粘着テープ
５巻芯１に粘着テープ４が巻回された粘着テープ巻回体
６管状体層（イ）３１の凹凸部
７変形が生じた粘着テープ巻回体
７１巻芯
７２巻芯７１に巻回された粘着テープ
７２ａ粘着テープ７２の巻回状態に形状変形が生じた凹凸部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a core for an adhesive tape used when winding an adhesive tape in a roll shape, and a pressure-sensitive adhesive tape roll using the core.
[0002]
[Prior art]
The adhesive tape roll (adhesive tape roll) has an adhesive tape wound on an outer peripheral surface of an adhesive tape core (sometimes simply referred to as “core”). In order to prevent deformation or crushing due to residual stress or the like after winding of the adhesive tape, a hard and durable plastic tubular body (plastic tubular body) or a paper tubular body (paper tubular body) is usually used. I have. Among such winding cores, a rigid plastic tubular article is manufactured by using, for example, a method of cutting a plastic extruded tube into a ring or a method of injection molding a plastic. In addition, for a robust paper tubular article, for example, a method is used in which a paper sheet is wound in a roll shape, and a solid paper tube is manufactured by solidifying the wound layers with an adhesive, and this is cut off as necessary. (See Non-Patent Document 1).
[0003]
Further, as a core that can be used for the adhesive tape, there has been proposed a core in which a sheet piece made of a plastic material or the like is formed into a tubular body with both ends of the sheet piece being unconnected (see Patent Document 1). . This core can stably hold the wound state of the tape without the side surface of the adhesive tape wound body being tapered.
[0004]
In order to manufacture an adhesive tape roll, for example, a core is inserted into a mandrel (iron core), a connection is made between the mandrel and the core, and the mandrel or the core is rotated to form a core. A method is employed in which an adhesive tape is wound, and if necessary, the wound adhesive tape is cut into a circle with a core, and further, a mandrel is removed to obtain a wound adhesive tape.
[0005]
[Non-patent document 1]
"Adhesion Handbook (2nd edition)", Japan Adhesive Tape Industry Association, October 12, 1995, p. 186-187
[Patent Document 1]
JP 2001-122524 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in general, in the case of a pressure-sensitive adhesive tape wound body using a rigid core, if the pressure-sensitive adhesive tape tries to shrink due to squeezing or residual stress, the core is resistant to the shrinkage. Shrinkage of the pressure-sensitive adhesive tape in contact with the core is prevented, and the side surface of the pressure-sensitive adhesive tape roll tends to be tapered (bamboo-shaped) due to residual stress or the like.
[0007]
On the other hand, in the case of the core described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-122524, stabilization of the wound state of the adhesive tape can be satisfied to some extent. For example, a long adhesive tape (length When a long adhesive tape having a length of 100 m or more is wound, the core is deformed (crushed) without shrinking in diameter. Shape deformation also occurs in the winding state, for example, the cross section has a shape such that a concave and convex portion is formed in a part of a circle, and between the core and the adhesive tape wound around the core. There was a problem that a gap was partially formed in the nest, resulting in a so-called “nested state”. In this way, if a crush mark is formed in several rounds on the inner peripheral side of the adhesive tape due to the crushing of the core, it becomes a defective product, and it becomes impossible to ship the roll of the adhesive tape as a product. In addition, as a deformation | transformation state of the shape in the winding state of the said adhesive tape, the deformation state as specifically shown in FIG. 9 can be illustrated. FIG. 9 is a schematic cross-sectional view of a roll of the pressure-sensitive adhesive tape showing a state in which the shape of the tape has been deformed by the deformation of the core. In FIG. 9, reference numeral 7 denotes a wound adhesive tape wound body, reference numeral 71 denotes a core, reference numeral 72 denotes an adhesive tape wound around the core 71, and reference numeral 72a denotes irregularities in which the adhesive tape 72 has been deformed in shape. Indicates a part. In FIG. 9, in the adhesive tape wound body 7, due to the residual stress of the wound adhesive tape 72 and the like, the core core 71 is partially deformed in shape. Is also deformed, and has a cross-sectional shape in which a concavo-convex portion 72a is partially formed in a circular cross-section, and the core 71 and the adhesive tape 72 wound around the core 71 are formed. A gap is partially formed between the gaps (the uneven portion 72a).
[0008]
As described above, in the conventional core, the stability of the wound state of the pressure-sensitive adhesive tape in the pressure-sensitive adhesive tape roll is low. May be tapered (bamboo-shaped), or the cross-section of the wound adhesive tape may be a crushed circular shape in which uneven portions are partially formed.
[0009]
In Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-122524, a thin paper tube with a brand name or the like is used as an auxiliary core on the inner periphery of a sheet piece tubular body in which the sheet piece is spirally wound, and is in a non-adhered state. It is described that it can also be left. However, only a thin paper tube is described as an auxiliary core, and nothing is described about a tubular body having a three-layer structure.
[0010]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a core for an adhesive tape that can stabilize the winding state of the adhesive tape in the adhesive tape wound body, and an adhesive tape wound body using the core. .
Another object of the present invention is to provide a pressure-sensitive adhesive tape core and a pressure-sensitive adhesive tape using the core, which can stably maintain a favorable winding state of the pressure-sensitive adhesive tape even when a long pressure-sensitive adhesive tape is wound. To provide a wound body.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to achieve the object, and as a result, by stabilizing the winding state of the pressure-sensitive adhesive tape in the pressure-sensitive adhesive tape roll by setting the structure of the core to a specific structure. For example, even if the pressure-sensitive adhesive tape is wound and squeezed due to residual stress or the like, the side surface of the wound pressure-sensitive adhesive tape becomes tapered (bamboo-saw-shaped), The inventor has found that the cross section of the turned adhesive tape can be effectively prevented from becoming a crushed circular shape in which an uneven portion is partially formed. The present invention has been completed based on these findings.
[0012]
That is, the present invention is a core when the adhesive tape is wound into a roll, and is constituted by the following outer tubular body and the following inner tubular body, and the outer tubular body and the inner tubular body are A core for an adhesive tape, which is in a non-connected state.
Outer tubular body: a spirally wound tubular body in which a sheet piece is spirally wound and both ends of the sheet piece are in close contact with each other in a disconnected state.
Inner tubular body: a three-layered tubular body in which three tubular body layers are integrated
[0013]
The sheet piece constituting the outer tubular body is preferably made of plastic. Further, in the inner tubular body, the outer tubular body layer may be formed of a paper material, and the intermediate tubular body layer may be formed of at least one selected from a foam material, a low-density paper material, and a paper corrugated board material. It may be formed of one kind of material, and the inner tubular body layer may be formed of a paper material.
[0014]
The present invention also provides a roll of the pressure-sensitive adhesive tape, wherein the pressure-sensitive adhesive tape is formed by winding a pressure-sensitive adhesive tape around the pressure-sensitive adhesive tape core.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Core)
The core for pressure-sensitive adhesive tape of the present invention, as shown in FIG. 1, is constituted by the following outer tubular body and the following inner tubular body, and the outer tubular body and the inner tubular body are: It has a configuration in which it is not connected.
Outer tubular body: a spirally wound tubular body in which a sheet piece is spirally wound and both ends of the sheet piece are in close contact with each other in a disconnected state.
Inner tubular body: a three-layered tubular body in which three tubular body layers are integrated
[0016]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an example of the core for an adhesive tape of the present invention. 2 is a schematic view of the core for an adhesive tape according to FIG. 1, FIG. 2 (a) is a schematic perspective view, and FIG. 2 (b) is a schematic sectional view similar to FIG. FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing an example of an adhesive tape wound body in which an adhesive tape is wound around the adhesive tape core shown in FIG. 1 to 3, reference numeral 1 denotes an adhesive tape core (core), 2 denotes an outer tubular body (outermost layer), 3 denotes an inner tubular body, and 31 denotes an outer tubular body layer of the inner tubular body 3 [second Layer; tubular body layer (a)], 32 is an intermediate tubular body layer in the inner tubular body 3 [third layer; tubular body layer (b)], 33 is an inner tubular body layer in the inner tubular body 3 [fourth] Layer or Innermost Layer; Tubular Body Layer (C)], 4 is a wound adhesive tape, and 5 is a wound adhesive tape in which an adhesive tape 4 is wound around a core 1. The core 1 includes an outer tubular body 2 as an outermost layer, and an inner tubular body 3 in which a tubular body layer (a) 31, a tubular body layer (b) 32, and a tubular body layer (c) 33 are integrated. ing. That is, the core 1 has a four-layer structure. Further, the outer tubular body 2 and the inner tubular body 3 are not connected. Furthermore, in the inner tubular body 3, the tubular body layer (a) 31, the tubular body layer (b) 32, and the tubular body layer (c) 33 are integrated.
[0017]
The outer tubular body 2 is a spirally wound tubular body in which a sheet piece is spirally (spirally) wound. The outer tubular body 2 has a configuration in which both ends of a spirally wound sheet piece are in close contact with a portion of the sheet piece that comes into contact with the spirally wound sheet piece in a non-connected state. I have. As described above, the outer tubular body 2 is a spirally wound tubular body, and both ends of the spirally wound sheet piece are in an unconnected state, and the outer tubular body 2 is an inner tubular body. Since it is not connected to the body 3, it can be further wound in a spiral shape. Therefore, the outer tubular body 2 has a configuration capable of easily contracting the diameter (inner diameter) of the core while maintaining a circular cross section (particularly, a perfect circular cross section). Therefore, even if the pressure-sensitive adhesive tape 4 (especially, the pressure-sensitive adhesive tape base material) contracts due to, for example, squeezing or residual stress of the pressure-sensitive adhesive tape 4 wound on the core 1, the pressure-sensitive adhesive tape 4 remains 4 has a configuration in which the diameter of the outer tubular body 2 can be reduced in accordance with the contraction.
[0018]
On the other hand, the inner tubular body 3 is a three-layer tubular body in which the tubular body layer (a) 31, the tubular body layer (b) 32, and the tubular body layer (c) 33 are integrated (in particular, integrated by adhesion). is there. Therefore, the inner tubular body 3 has a configuration that can be at least partially deformed by crushing or the like due to the squeezing or residual stress of the adhesive tape 4 wound around the core 1.
[0019]
Therefore, when the pressure-sensitive adhesive tape 4 is wound around the pressure-sensitive adhesive tape 4 due to elapse of time or accelerated heating, as shown in FIG. 3 is partially deformed, the diameter of the inner tubular body 3 is reduced, and in response to the contraction of the diameter of the inner tubular body 3, the outer tubular body 2 is further spirally wound to reduce the diameter of the outer tubular body 2. As a result, the wound adhesive tape 4 can be further wound and squeezed. For this reason, the curling force of the adhesive tape 4 can be eliminated. Moreover, the outer tubular body 2 is not crushed or depressed, and the outer peripheral surface of the outer tubular body 2 has a small diameter, but has a smooth circular cross section (particularly, a perfectly circular cross section). It has a curved surface.
[0020]
FIG. 4 shows an example of a state in which the wound state of the wound adhesive tape is stabilized by the deformation of the inner tubular body of the core in the wound adhesive tape body of FIG. It is a schematic sectional drawing. In FIG. 4, reference numeral 6 denotes a portion of the inner tubular body 3 which is deformed in the tubular body layer (a) 31 and is depressed in the tubular body layer (b) 32 [an uneven portion of the tubular body layer (a) 31]. Are the same as above. In FIG. 4, when the adhesive tape 4 wound around the core 1 is squeezed and drawn, the tubular body layer (a) 31 is crushed by the uneven portions 6 of the tubular body layer (a) 31, and the tubular body layer (a) 31 is collapsed. The layer (b) 32 absorbs the collapse of the tubular body layer (a) 31, and a part of the tubular body layer (a) 31 sinks into the tubular body layer (b) 32, and the tubular body layer (a) 31 Is reduced, and the outer tubular body 2 is further spirally squeezed in response to the contraction of the diameter of the tubular body layer (a) 31, thereby reducing the diameter of the outer tubular body 2, and as a result, The wound adhesive tape 4 is further squeezed.
[0021]
In this way, even if the pressure-sensitive adhesive tape 4 wound around the core 1 is wound or squeezed due to residual stress or the like, the inner tubular body 3 of the core 1 is deformed (crushed) by the deformation. Since the diameter of the outer tubular body 2 of the winding core 1 can be reduced while maintaining a circular cross section (particularly, a perfectly circular cross section), the wound adhesive tape 4 is good. Winding state is stably maintained. Specifically, for example, when wound around the core using a long adhesive tape, even if a large winding force is generated in the wound adhesive tape, the side surface of the adhesive tape wound body is It may be tapered (bamboo shoot shape) (telescope may occur on the adhesive tape roll), and the cross-section of the wound adhesive tape may be a crushed circular shape with some irregularities formed (A winding nest or a gap is formed on the wound adhesive tape) is effectively prevented.
[0022]
The sheet piece constituting the outer tubular body 2 is not particularly limited as long as it is a sheet-like (or film piece) molded product, and the material (material) and shape thereof include the diameter of the core, the pressure-sensitive adhesive tape roll, and the like. And the thickness of the roll of the adhesive tape (or the length of the roll of the adhesive tape) and the like. Examples of the material of the sheet piece include various materials such as a plastic material and a paper material, and a mixture thereof. As the sheet piece constituting the outer tubular body 2, a plastic sheet piece and a paper sheet piece can be suitably used, and a plastic sheet piece is particularly preferable from the viewpoint of strength and the like. Examples of the plastic material in the plastic sheet piece include olefin resins such as polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymer, and ethylene-vinyl acetate copolymer; polyesters such as polyethylene terephthalate; polyvinyl chloride; polyphenylene sulfide; A polyether ether ketone and the like. Of course, these plastic materials can be used alone or in combination of two or more.
[0023]
The width and thickness of the sheet piece are not particularly limited, and can be appropriately selected. As the width of the sheet piece, for example, when the sheet piece is a plastic sheet piece and the width of the core is 10 to 2000 mm (particularly about 1000 mm), it is usually selected from the range of 30 to 70 mm (particularly about 50 mm). Is done. As the thickness of the sheet piece, for example, when the sheet piece is a plastic sheet piece and the outer diameter of the core is 78 to 88 mm (particularly 84 to 85 mm), it is usually 1 to 3 mm (particularly about 2 mm). Is selected from the range. Of course, depending on the winding length of the adhesive tape, the width and the thickness of the sheet piece may be smaller or larger than the above-described range.
[0024]
The outer tubular body 2 is manufactured by winding a sheet piece in a spiral shape by a known or conventional method (for example, a method according to a method for manufacturing an annular body with an adhesive film described in JP-A-2001-122524). be able to. Specifically, for example, the outer tubular body may be manufactured by winding a sheet piece for the outer tubular body around a core material such as a rotating mandrel in a spiral (spiral) butt winding or gap winding. it can. Note that the spiral butt winding means a winding method in which the side edges of the sheet piece are spirally wound while butting the side edges so as not to cause irregularities between the side edges. Spiral gap winding refers to a sheet piece having both side edges in such a shape that no unevenness occurs even when one side edge and the other side edge are overlapped when spirally wound as a sheet piece ( For example, a sheet piece in which one side edge has an L-shape and the other side edge has an inverted L-shape corresponding to the L-shape, and one side edge is in one direction A sheet piece having a tapered shape having a slope and the other side edge having a tapered shape having a slope in the opposite direction corresponding to the tapered shape). Means a method of winding in a spiral shape while superimposing so as not to cause the occurrence.
[0025]
At this time, it is important that both ends of the sheet piece are not connected. It is important that the outer tubular body 2 is wound around the outer peripheral surface of the inner tubular body 3 in a non-connected state (non-adhered state) with the inner tubular body 3.
[0026]
In addition, the outer tubular body 2 may have an adhesive film spirally wound on a sheet piece tubular body (on the outer peripheral surface) on which a sheet piece is spirally wound. That is, the outer tubular body 2 may be a tubular body with an adhesive film. By using the adhesive film, the outer peripheral surface of the outer tubular body 2 can be further smoothed.
[0027]
In addition, the outer tubular body 2 includes, on the inner side (inner peripheral surface side) of the sheet piece tubular body in which the sheet piece is spirally wound, a disposal tape or an auxiliary core described in JP-A-2001-122524 (for example, A thin paper tube or the like may be provided in a non-adhered state with the sheet piece tubular body.
[0028]
As described above, the inner tubular body 3 is formed by integrating the three tubular body layers of the tubular body layer (a) 31, the tubular body layer (b) 32, and the tubular body layer (c) 33. . The method for integrating the three tubular body layers is not particularly limited, but an integration method (adhesion integration) by adhesion between the respective layers can be suitably adopted. In the bonding and integrating method, a known adhesive (acrylic adhesive, rubber adhesive, or the like) can be used.
[0029]
The inner tubular body 3 may have a three-layer configuration in which the three tubular body layers are all deformable such as crushing, but the outer tubular body layer (a) 31 may be crushed or the like. A layer (buffer) that is a layer that can be deformed (deformable layer) and that absorbs a tubular body layer (b) 32 located in the middle without hindering deformation such as collapse of the tubular body layer (a) 31. It is particularly preferable that the tubular body layer (c) 33 located inside has a three-layer configuration in which the layer is not deformed (non-deformed layer). As described above, in the inner tubular body 3, the tubular body layer (a) 31 is a deformable layer, the tubular body layer (b) 32 is a buffer layer, and the tubular body layer (c) 33 is a non-deformed layer. With the three-layer structure, when the pressure-sensitive adhesive tape wound around the core 1 generates a squeezing force, as shown in FIG. 4, the tubular body layer (a) 31 which is a deformable layer is formed. A part of the tubular body layer (b) 32 serving as a buffer layer absorbs the collapse of the tubular body layer (a) 31, and a part of the tubular body layer (a) 31 becomes a tubular body layer (b) 32. And the diameter of the tubular body layer (a) 31 decreases. In response to the decrease in the diameter of the tubular body layer (a) 31, the outer tubular body 2 is further spirally wound and squeezed, and the diameter of the outer tubular body 2 is reduced. The power disappears. The collapse of the tubular body layer (a) 31 and the depression of the tubular body layer (a) 31 into the tubular body layer (b) 32 may not be visually confirmed in some cases. Of course, the outer tubular body 2 is merely reduced in diameter by being further wound in a spiral shape, and retains a circular cross section (particularly, a perfect circular cross section). No deformation such as collapse or depression occurs in 2. Accordingly, the squeezing force generated in the adhesive tape has disappeared due to the decrease in the diameter of the tubular body layer (a) 31, and the wound adhesive tape stably maintains a favorable wound state. .
[0030]
When the inner tubular body 3 has the above configuration, the deformation of the inner tubular body 3 occurs in the tubular body layer (a) 31 and the tubular body layer (b) 32, and the tubular body layer (c) 33 Holds a circular cross section (particularly, a perfect circular cross section) as it is, so that the inner diameter of the core 1 itself does not change. Therefore, for example, after the step of winding the pressure-sensitive adhesive tape on the outer peripheral surface of the winding core 1, an adhesive is applied to a shaft (for example, a cutting shaft or a feeding shaft) in a subsequent step (for example, a cutting step or a feeding step). When inserting the winding core 1 of the tape winding body, it can be inserted without any problem, and it is possible to avoid the problem that the insertion cannot be performed due to the reduction of the inner diameter.
[0031]
When the tubular body layer (a) 31 is a deformable layer, the material forming the tubular body layer (a) 31 has a strength that does not cause crushing due to tension when the adhesive tape is wound around the core. The material is not particularly limited as long as it can form a layer that is deformed (crushed or the like) by the action of residual stress or the like after winding the pressure-sensitive adhesive tape. Examples of the material for forming the tubular body layer (a) 31 include various materials such as paper and plastic, and mixtures thereof. The tubular body layer (a) 31 is preferably formed of a paper material. The paper material for forming the tubular body layer (a) 31 is not particularly limited, and can be appropriately selected from various paper materials and used.
[0032]
The strength, thickness, hardness and the like of the tubular body layer (a) 31 can be appropriately selected according to the winding length and material of the adhesive tape.
[0033]
The thickness of the tubular body layer (a) 31 is not particularly limited. For example, when the outer diameter of the core is about 82 to 116 mm, the thickness is 0.5 to 5.0 mm (preferably 1.0 to 4.0 mm). , More preferably from 1.0 to 3.0 mm).
[0034]
The tubular body layer (a) 31 may have a single-layer structure or a laminate structure.
[0035]
When the tubular body layer (b) 32 is a buffer layer, the material for forming the tubular body layer (b) 32 may be a material of the tubular body layer (a) 31 due to a squeezing force such as residual stress of an adhesive tape. The material is not particularly limited as long as the material can form a layer that can be depressed in the tubular body layer (b) 32 without hindering the crushing deformation. Examples of the material forming the tubular body layer (b) 32 include various materials such as a foam material, a low-density paper material, and a corrugated paper material, and a mixture thereof. The tubular body layer (b) 32 is preferably formed of at least one material selected from a foam material, a low-density paper material, and a paper corrugated sheet material.
[0036]
In the material for forming the tubular body layer (b) 32, the foam material can be appropriately selected from various foam materials such as a polyethylene foam material, a polystyrene foam material, and a rubber foam material. The low-density paper material is not particularly limited as long as it is made of low-density paper. The low-density paper material has a density of, for example, 0.01 to 0.5 g / cm. ³ (Preferably 0.05 to 0.3 g / cm ³ ) Degree range. Furthermore, examples of the paper corrugated sheet material include paper corrugated sheet materials such as so-called “cardboard paper”.
[0037]
The thickness of the tubular body layer (b) 32 is not particularly limited. For example, when the outer diameter of the core is about 82 to 116 mm, the thickness is 0.5 to 5.0 mm (preferably 0.5 to 4.0 mm). , More preferably from 0.5 to 3.0 mm).
[0038]
The tubular body layer (b) 32 may have a single-layer configuration or a laminate configuration.
[0039]
When the tubular body layer (c) 33 is a non-deformable layer, the material for forming the tubular body layer (c) 33 is not particularly limited as long as it is a material that is not deformed due to a winding force such as a residual stress of an adhesive tape. There is no limitation, and various materials generally used as a material for a rigid core can be used. As a material for forming the tubular body layer (c) 33, for example, various materials such as a paper material and a plastic material, and a mixture thereof are exemplified. The tubular body layer (c) 33 is preferably formed of a paper material. The paper material for forming the tubular body layer (c) 33 is not particularly limited, and can be appropriately selected from various paper materials and used.
[0040]
The strength, thickness, hardness and the like of the tubular body layer (c) 33 can be appropriately selected according to the winding length and material of the adhesive tape.
[0041]
The thickness of the tubular body layer (c) 33 is not particularly limited. For example, when the outer diameter of the core is about 82 to 116 mm, the thickness is 0.5 to 10 mm (preferably 1.0 to 8.0 mm, and more preferably 1.0 to 8.0 mm. (Preferably 1.0 to 5.0 mm).
[0042]
The tubular body layer (c) 33 may have a single-layer configuration or a laminate configuration.
[0043]
The inner tubular body 3 can be manufactured by integrating the tubular body layer (a) 31, the tubular body layer (b) 32, and the tubular body layer (c) 33 between the respective layers by bonding or the like. Specifically, the inner tubular body 3 can be manufactured by a method similar to a method of manufacturing a normal laminated paper core, and for example, instead of a paper sheet when a paper sheet is wound around a mandrel. A sheet for the tubular body layer (a) 31, a sheet for the tubular body layer (b) 32, and a sheet for the tubular body layer (c) 33 are wound and laminated in this order, and an adhesive is used. It can be manufactured by bonding and integrating using
[0044]
The thickness of the inner tubular body 3 can be selected, for example, from the range of 1.5 to 50 mm (preferably 4.0 to 15 mm, more preferably 4.0 to 10 mm).
[0045]
The method of manufacturing the core 1 is not particularly limited. For example, a method of inserting a previously manufactured inner tubular body 3 inside a previously manufactured outer tubular body 2, a method of inserting the previously manufactured inner tubular body 3, and the like. A method of manufacturing the outer tubular body 2 by winding a sheet piece around the outer peripheral surface in a spiral shape, or the like can be given.
[0046]
The diameter of the core 1 is not particularly limited. For example, the outer diameter of the core 1 (corresponding to the outer diameter of the outer tubular body 2) is, for example, 20 to 120 mm (preferably 80 to 110 mm, More preferably, it can be selected from the range of 80 to 100 mm). The inner diameter of the core 1 (corresponding to the inner diameter of the inner tubular body 3) can be selected, for example, from the range of 10 to 100 mm (preferably 20 to 80 mm, more preferably 30 to 70 mm).
[0047]
Furthermore, the total thickness of the core 1 (the thickness of the outer tubular body 2 and the inner tubular body 3) is selected, for example, from the range of 3 to 20 mm (preferably 4 to 15 mm, more preferably 4 to 10 mm). Can be.
[0048]
(Wound adhesive tape)
The adhesive tape wound body of the present invention is formed by winding an adhesive tape around the core. The method for manufacturing the wound adhesive tape is not particularly limited as long as the core is used, and a known or commonly used manufacturing method can be used. For example, after inserting and fixing the core in a mandrel of an adhesive tape wound body manufacturing apparatus, the mandrel is rotated to wind the raw adhesive tape on the outer peripheral surface of the core, and if necessary, the specification width ( Or a predetermined width) to produce a roll of pressure-sensitive adhesive tape.
[0049]
After winding the pressure-sensitive adhesive tape or cutting to a specified width, the pressure-sensitive adhesive tape may be commercialized as a pressure-sensitive adhesive tape roll as shown in FIG. 3, or the inner tubular body is removed from the core. This may be commercialized as a pressure-sensitive adhesive tape roll having a core made of only the outer tubular body. This is because, by using the core constituted by the inner tubular body and the outer tubular body, when the long adhesive tape is wound around the core, the tightening force such as residual stress generated in the adhesive tape is reduced by the inner tubular body. This is because the wound state of the pressure-sensitive adhesive tape is stabilized even if the inner tubular body of the core is removed after the pressure-sensitive adhesive tape is wound around the core because the tape is disappeared due to the deformation of the body. In addition, since the outer tubular body and the inner tubular body in the core of the present invention are in a non-adhered state, only the outer tubular body that is the outermost layer is left on the adhesive tape wound body as described above. The inner tubular body can be easily removed from the adhesive tape roll.
[0050]
Therefore, the pressure-sensitive adhesive tape roll of the present invention is formed by winding the pressure-sensitive adhesive tape around a core having an inner tubular body and an outer tubular body, and removing the inner tubular body as necessary. As described above, if a core having an inner tubular body and an outer tubular body is used as a core when winding the adhesive tape at the time of manufacturing the adhesive tape wound body, the finally produced adhesive In the tape wound body, it is sufficient that the core has at least an outer tubular body.
[0051]
The pressure-sensitive adhesive tape is not particularly limited, and may be in any form of pressure-sensitive adhesive tape (for example, a pressure-sensitive adhesive tape in which a pressure-sensitive adhesive layer is formed only on one surface of a substrate, or a pressure-sensitive adhesive layer formed on both surfaces of a substrate. Or a double-sided pressure-sensitive adhesive tape having no base material). Of course, the adhesive surface of the adhesive tape may be protected by a release liner, or may be protected by a release-treated surface formed on the back surface of the substrate.
[0052]
【The invention's effect】
According to the core for an adhesive tape of the present invention, since it has the above configuration, the wound state of the adhesive tape in the adhesive tape wound body can be stabilized. In addition, even when a long adhesive tape is wound, a favorable wound state of the adhesive tape can be stably maintained.
[0053]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples. In the following, “parts” means “parts by weight”.
(Example 1)
A sheet piece obtained by cutting a 2 mm thick polyethylene sheet into a 50 mm width is spirally wound using a mandrel by a known or conventional method to form an outer tubular body having a predetermined diameter (inner diameter: about 85 mm). Produced. In addition, both ends of the sheet piece constituting the outer tubular body are in a non-connected state.
On the inner peripheral side of a paper tube having a thickness of 2 mm, a tube made of a polyethylene foam having a thickness of about 1 mm (expansion ratio 30 times), and a tube made of the polyethylene foam (“PE foam”) A 1 mm thick paper tube is laminated and integrated with an adhesive on the inner peripheral surface side of the "body tubular body") to form an inner tubular body (inner diameter: 76.5 mm, outer diameter: 84.5 mm). Produced.
The inner tubular body was inserted into the inner peripheral surface side of the outer tubular body to prepare a core. That is, the outermost layer of the core is a tubular body formed by spirally winding a polyethylene sheet. Note that the outer tubular body and the inner tubular body are not adhered and are in a non-adhered state.
[0054]
An adhesive tape (trade name “No. 33T” manufactured by Nitto Denko Corporation) was wound 200 m on the outer peripheral surface of the core, and then cut into 18 mm width to produce an adhesive tape wound body.
[0055]
(Example 2)
Instead of a PE foam tube, a low density paper (density: 0.15 g / cm ³ ) Was used, a core was produced in the same manner as in Example 1, and a roll of pressure-sensitive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 1. Therefore, the outermost layer of the core is a tubular body formed by spirally winding a polyethylene sheet in the same manner as in Example 1.
[0056]
(Comparative Example 1)
As a core, a sheet of 2 mm thick polyethylene sheet cut into 50 mm width is spirally wound using a mandrel by a known or commonly used method to a predetermined diameter (inner diameter: 76.5 mm). An adhesive tape roll was manufactured in the same manner as in Example 1 except that the core having the core was used. Therefore, the outermost layer of the core is a tubular body formed by spirally winding a polyethylene sheet, and the core is composed only of the tubular body.
[0057]
(Comparative Example 2)
As the core, a core obtained by laminating and integrating a polyethylene foam having a thickness of about 1 mm (expansion ratio: 30 times) with an adhesive on the outer peripheral surface of a paper tube having a thickness of 3 mm (inner diameter: 76.5 mm) was used. Except for this, a wound adhesive tape was produced in the same manner as in Example 1. Therefore, the outermost layer of the core is a tube made of polyethylene foam.
[0058]
(Comparative Example 3)
A pressure-sensitive adhesive tape roll was manufactured in the same manner as in Example 1, except that a roll core (inner diameter: 76.5 mm) consisting only of a polyethylene plastic tube having a thickness of 3 mm was used as the roll core. Therefore, the outermost layer of the core is a polyethylene plastic tube, and the core is composed of only the polyethylene plastic tube.
[0059]
(Evaluation)
After the adhesive tape rolls obtained in Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 3 were allowed to stand at room temperature (20 to 25 ° C.) for 7 days, the shape of the adhesive tape roll (the core The shape and the entire shape of the pressure-sensitive adhesive tape roll were observed, and the presence or absence of surface deformation in the outermost layer of the core and the presence or absence of side surface deformation of the pressure-sensitive adhesive tape roll were evaluated. Specifically, whether or not the surface of the outermost layer of the core is deformed depends on whether the surface of the outermost layer of the core is curved such that the cross section is a perfect circle, or irregularities (coils) are formed. It was observed that the shape did not become irregular due to being performed. On the other hand, the presence or absence of deformation of the side surface of the pressure-sensitive adhesive tape roll was observed as to whether it was not tapered (telescopic) or tapered (telescopic). The evaluation results are shown in Table 1 in the columns of "presence or absence of deformation of the outermost layer of the winding core" and "presence or absence of deformation of the side surface of the wound body".
[0060]
In Table 1, "no deformation of the outermost layer" means a state in which the surface of the outermost layer has a curved surface whose cross section is a perfect circle. Further, "no deformation of the side surface" means that the side surface of the adhesive tape roll is not tapered (telescope-shaped) and retains its original shape.
[0061]
[Table 1]

[0062]
5 to 8 show photographs of the pressure-sensitive adhesive tape roll after being left at room temperature (20 to 25 ° C.) for 7 days. FIG. 5 is a view showing a photograph of the shape of the adhesive tape roll according to Example 1 or 2, wherein the left photograph shows a state where the side of the adhesive tape roll is viewed from the front, and the right photograph shows The state which looked at the adhesive tape winding body side surface from the side surface is shown. FIG. 6 is a view showing a photograph relating to the shape of the adhesive tape roll according to Comparative Example 1. The left photograph shows a state in which the side of the adhesive tape roll is viewed from the front, and the right photograph shows the left photograph. It is a principal part enlarged view of a photograph. FIG. 7 is a view showing a photograph of the shape of the adhesive tape roll according to Comparative Example 2, wherein the left photograph shows a state in which the side of the adhesive tape roll is viewed from the front, and the right photograph shows the adhesive tape. The state which looked at the winding body side from the side is shown. FIG. 8 is a view showing a photograph relating to the shape of the adhesive tape roll according to Comparative Example 3, wherein the left photograph shows a state in which the side of the adhesive tape roll is viewed from the front, and the right photograph shows the adhesive tape. The state which looked at the winding body side from the side is shown.
[0063]
As is clear from Table 1 and FIGS. 5 to 8, the cores according to Examples 1 and 2 (that is, the sheet pieces are wound in a spiral shape, and both ends of the sheet pieces are in close contact with each other in a non-connected state). The outer tubular body and the inner tubular body in which the three tubular body layers are integrated, and the outer tubular body and the inner tubular body are not connected to each other. Even when the adhesive tape of the length is wound, the inner tubular body of the core can absorb the tightening force due to the residual stress or the like of the wound adhesive tape, so that the outermost layer of the core has a true cross section. A curved surface having a circular shape is maintained, and the side surface of the adhesive tape roll is not tapered (telescope-shaped), and the original shape can be maintained.
[0064]
On the other hand, since the winding core according to Comparative Example 1 is constituted only of a tubular body formed by spirally winding a polyethylene sheet, the side surface of the wound adhesive tape does not have a tapered shape and remains as it is. However, the winding core is crushed and deformed by the winding force due to the residual stress or the like of the wound adhesive tape, and specifically, the deformation as shown in FIG. (A roll nest is formed).
[0065]
Further, the cores according to Comparative Examples 2 and 3 do not have a tubular body formed by being wound in a spiral shape, and are each constituted only by a polyethylene foam tube and a polyethylene plastic tube. Therefore, the outermost layer of the winding core can maintain a curved surface such that the cross-section becomes a perfect circle, but the side surface of the adhesive tape wound body is reduced by the winding force due to the residual stress of the wound adhesive tape. It has a tapered shape (the adhesive tape roll has a telescopic shape).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an example of a core for an adhesive tape of the present invention.
2 is a schematic view of a core for an adhesive tape according to FIG. 1, FIG. 2 (a) is a schematic perspective view, and FIG. 2 (b) is a schematic sectional view similar to FIG.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing an example of a pressure-sensitive adhesive tape roll obtained by winding a pressure-sensitive adhesive tape around the pressure-sensitive adhesive tape core of FIG.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing an example of a state in which the wound state of the wound adhesive tape is stabilized by deformation of the inner tubular body of the core in the wound adhesive tape body of FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is a view showing a photograph relating to the shape of a roll of the pressure-sensitive adhesive tape according to Example 1 or 2.
FIG. 6 is a view showing a photograph relating to the shape of a wound adhesive tape according to Comparative Example 1.
FIG. 7 is a view showing a photograph relating to a shape of a pressure-sensitive adhesive tape roll according to Comparative Example 2.
FIG. 8 is a view showing a photograph regarding the shape of an adhesive tape roll according to Comparative Example 3.
FIG. 9 is a schematic cross-sectional view of a roll of pressure-sensitive adhesive tape showing a state in which the shape of the pressure-sensitive adhesive tape has been deformed by the deformation of the core.
[Explanation of symbols]
1 Adhesive tape core (core)
2 Outer tubular body (outermost layer)
3 inner tubular body
31 Outer tubular body layer in inner tubular body 3 [tubular body layer (a)]
32 Intermediate tubular body layer in inner tubular body 3 [tubular body layer (b)]
33 Inner tubular body layer in inner tubular body 3 [tubular body layer (c)]
Adhesive tape wound 4
5 Wound body of adhesive tape with adhesive tape 4 wound around core 1
6 Irregularities of the tubular body layer (a) 31
7 Rolled adhesive tape with deformation
71 core
72 adhesive tape wound around core 71
72a Uneven portion where shape deformation has occurred in the wound state of adhesive tape 72

Claims

A core for winding the adhesive tape into a roll, which is constituted by the following outer tubular body and the following inner tubular body, and the outer tubular body and the inner tubular body are not connected to each other. A core for an adhesive tape characterized by the following.
Outer tubular body: Spiral wound tubular body in which a sheet piece is spirally wound and both ends of the sheet piece are in close contact with each other in a non-connected state. Inner tubular body: Three tubular body layers are integrated. Layered tubular body

The core for an adhesive tape according to claim 1, wherein the sheet piece constituting the outer tubular body is made of plastic.

3. The core for an adhesive tape according to claim 1, wherein the outer tubular body layer in the inner tubular body is formed of a paper material.

The intermediate tubular body layer in the inner tubular body is formed of at least one material selected from a foam material, a low-density paper material, and a paper corrugated sheet material according to any one of claims 1 to 3. The core for an adhesive tape according to the above.

The core for an adhesive tape according to any one of claims 1 to 4, wherein the inner tubular body layer in the inner tubular body is formed of a paper material.

A pressure-sensitive adhesive tape roll formed by winding a pressure-sensitive adhesive tape around the pressure-sensitive adhesive tape core according to claim 1.