JP2004269188A - 在庫情報サービスシステム - Google Patents

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Koichi Tsujimoto
浩一 辻本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】利用者が、物品保管庫内の不足物品を購入する際の店舗を選択するための情報として、店舗情報及び物品情報を提供する。
【解決手段】物品保管庫の1つである冷蔵庫1500は、在庫管理部1503により検知された不足物品情報と、位置検知部1502により特定された冷蔵庫の位置情報と、入出力部1501を通して利用者により入力された各種情報とを記憶した冷蔵庫データ記憶領域1530を有し、当領域のデータを参照して料理サーバ1100と店舗サーバ1200とを検索するDB検索部1520を備える。また、DB検索部より送られたDB検索結果をもとに画面データを作成する出力画面作成部1504を備える。さらに、利用者の携帯電話1400と不足物品検索依頼メール、検索結果画面データ及び発注のメールをやりとりするためのメール受信部1508とメール送信部1509、及び発注部1507を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、格納されている物品の不足を自動検知する機能を備えた物品保管庫を用いたサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品保管庫の一種として冷蔵庫等の消費財保管庫において、保管されている消費財の在庫不足を自動で検知し、係る自動検知された消費財を自動あるいは手動でオンライン発注する技術が知られている。この技術では、在庫管理機能を有する消費財保管庫を、スーパーマーケット等の消費財を提供する流通業者の受発注システムに通信回線を介して接続し、消費財保管庫から当該流通業者に自動あるいは手動で、在庫不足となったものなど必要な消費財をオンライン注文することができる。
【0003】
この技術により、在庫があるにも関わらず同じ消費財を購入してしまうなどといった問題が解消され、また、利用者による消費財保管庫内の消費財の在庫確認後、スーパーマーケット等の消費財を提供する流通業者の店舗まで出かけて購入したり、電話で注文等するという作業負荷が軽減される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−134707号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術では、あらかじめ固定的に定められた流通業者の受発注システムに通信回線を介して接続している為、購入する物品を提供している他の流通業者に発注することはできない。発注先が固定されるということは、例えば、同じ物品であっても店舗により価格が異なる場合に、最も安い価格で購入できるとは限らず、経済的でないという不都合が生じる。
【0006】
そこで、本発明は、保管されている物品の在庫不足を自動検知する機能を備えた物品保管庫によって自動検知された物品を購入するにあたり、発注先の選択を可能にする在庫情報サービスシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、物品を格納する為の物品保管庫と、前記物品保管庫に格納されている物品とその量とを検出し、1以上の物品それぞれについての必要量を示す情報に基づいて係る物品が不足しているか否かの判断を行う不足物品検知手段と、複数の店舗それぞれについて、店舗を特定する店舗特定情報と店舗で提供している物品を識別する物品識別情報と店舗の位置とを対応付けて含む店舗データベースと、基準位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した基準位置情報と前記不足物品検出手段で不足していると判断された不足物品の物品識別情報とに基づき、当該不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗であって店舗の位置と当該基準位置情報とから特定される店舗の店舗特定情報を、前記店舗データベースから検索する検索手段と、検索された店舗特定情報を出力する検索結果出力手段とを備えることを特徴とする情報サービスシステムを提供する。
【0008】
ここで、前記不足物品検出手段における検出とは、前記物品保管庫に格納されている物品の物品識別情報を特定する為の情報とその量とを検出することをいう。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る在庫情報サービスシステムについて図1〜図21を用いて説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る在庫情報サービスシステムのシステム構成図である。
【0010】
本発明の実施形態に係る在庫情報サービスシステムは、冷蔵庫内の不足食材を購入する際に、購入する食材ごとの店舗情報と食材の販売価格を利用者の携帯電話にメール送信し、利用者が店舗を選ぶ為の情報を提供する。また、利用者は、当システムを通じて、携帯電話から選んだ店舗に食材を発注することも可能である。尚、冷蔵庫内の食材の在庫不足は、冷蔵庫が自動で検知する。
【0011】
在庫情報サービスシステム1000は、料理サーバ1100と、店舗サーバ1200と、GPS(Global Positioning System)衛星1300と、メールの送受信機能を有する携帯電話1400と、在庫管理機能を有する冷蔵庫1500とからなる。
料理サーバ1100は、複数の料理名とその材料を示す情報とが格納された料理データベース1101を具備している。
【0012】
店舗サーバ1200は、複数の店舗情報と各店舗で扱っている食材の情報とを格納する店舗データベース1201を具備している。
冷蔵庫1500は、GPS機能を搭載しており、GPS衛星1300により送信される位置を特定するためのデータにより現在位置を自動的に特定する。複数の衛星から送られてくる衛星の位置と送信時刻とその衛星から信号が冷蔵庫1500に到達する時間差とを利用して現在位置を計算する。
【0013】
冷蔵庫1500と料理サーバ1100、冷蔵庫1500と店舗サーバ1200はネットワークを介して接続されておりデータのやり取りが可能となっている。
また、冷蔵庫1500の在庫管理機能とは、庫内の食材が不足した状態になったことを検知する機能をいう。
図2は、冷蔵庫1500の機能ブロック図である。
【0014】
冷蔵庫1500は、機能面において、図2に示すように入出力部1501、位置検知部1502、在庫管理部1503、出力画面作成部1504、発注部1507、メール受信部1508、メール送信部1509及びDB検索部1520、冷蔵庫データ記憶領域1530を備える。冷蔵庫データ記憶領域1530は、検知対象の食材状況データ記憶領域1505と冷蔵庫の位置等のデータ記憶領域1506とを含む。
【0015】
冷蔵庫1500は、メモリ及びCPUを含むマイクロコンピューターを備え、メモリに格納されているプログラムが、CPUに実行されることで、前記各部の機能が実現される。
入出力部1501は、検知対象食材、その指定量、検索条件等のデータを、冷蔵庫に装備されているタッチパネル、バーコードリーダ等を通し利用者から入力し、係るデータ等を冷蔵庫に装備されているディスプレイに出力する機能を有する。検知対象食材とは、冷蔵庫内の食材であって利用者が検知の対象に指定した食材をいう。指定量とは、検知対象食材が一定量を下回った場合に不足食材であると判断する為に利用者が指定する食材の必要量をいう。
【0016】
位置検知部1502は、GPS衛星1300から送信されてくる位置を特定するためのデータから現在位置を緯度経度で特定し、冷蔵庫の検索条件データ記憶領域1506に保存する機能を有する。現在位置の特定は、冷蔵庫の電源が入った時点で位置検知部が行う。
在庫管理部1503は、庫内の検知対象食材が指定量に不足した状態であるか否かを検知する機能を有する。検知は、利用者が食材を冷蔵庫に格納する際に、バーコードもしくは手作業で検知対象食材の種類及びその量を入力し、取出す際には、同様に取出す検知対象食材の種類及びその量を入力することで庫内の在庫量の管理を行い、在庫量が予め利用者によって入力されている指定量を下回った状態であるか否かを判断することで行う。
【0017】
出力画面作成部1504は、利用者の携帯電話1400にメール送信する画面データを作成する機能を有する。当画面には、料理サーバ1100及び店舗サーバ1200の検索結果が表示される。
発注部1507は、発注情報をメール受信部1508を通して利用者の携帯電話1400から受け取り、当発注情報を店舗サーバ1200に送信する機能を有する。
【0018】
メール受信部1508は、利用者の携帯電話1400から冷蔵庫の在庫状況を要求する旨のメールである不足食材検知依頼のメール、又は料理名と人数を指定した不足食材検知依頼メールを受け取り、受け取った場合にはDB検索部1520に制御を渡す機能を有する。また、利用者の携帯電話1400から発注情報を受け取り、受け取った場合には発注部1507に渡す機能を有する。
【0019】
メール送信部1509は、出力画面作成部1504で作成されたメール画面データを受け取り、利用者の携帯電話1400にメール送信する機能を有する。
DB検索部1520は、利用者の携帯電話1400に表示する店舗情報を獲得し、係る店舗情報を出力画面作成部1504に渡す機能を有する。店舗情報は、冷蔵庫データ記憶領域1530のデータと在庫管理部1503から渡されるデータとをもとに、店舗データベース1201とを検索することで獲得する。不足食材検知依頼メールが料理名と人数を指定したものであった場合には、料理データベース1101と店舗データベース1201の両方が検索される。DB検索部は、料理DB検索部1521と店舗DB検索部1522とを有し、各検索部はそれぞれ料理サーバ1100及び店舗サーバ1200に検索を依頼する。DB検索部は、在庫情報サービスシステム1000が備える2つのサービスのうち、どちらのサービスを利用者が要求しているかを判断し、処理を実行する。在庫情報サービスシステム1000が備える2つのサービスについては、後述する。
<データ>
以下、在庫情報サービスシステム1000が用いる主なデータについて図3〜図9を用いて説明する。
【0020】
図3は、記憶領域1505に格納される検知対象の食材状況データの構成及び内容例を示す図である。
検知対象の食材状況データ1550は、冷蔵庫内の検知対象食材を管理する為の情報であり、食材名1551、食材コード1552、設定値1553及び在庫量1554により構成される。
【0021】
食材名1551は、冷蔵庫1500において検知対象となっている食材をその名前で表したもので、利用者が認識しやすい名前となっている。
食材コード1552は、食材を識別する為の情報であり、料理データベース1101と店舗データベース1201とにおける同一食材には同一食材コードが振られている。
【0022】
例えば、図3の食材名1551「たまご」の食材コード1552には「0001」が振られている。図4の店舗データベースのデータ構造における、食材名1261「有機たまご」は図3の食材名1551「たまご」と実質同一食材であるため食材コード1262には図3の食材コード1552と同一食材コード「0001」が振られている。また、図5の料理データベースのデータ構造における、食材名1161「たまご」と食材コード1162「0001」も同様である。
【0023】
設定値1553は、検知対象食材が不足しているか否かを、冷蔵庫1500が判断する為のしきい値であり、当該設定値より在庫量が下回った場合に不足食材として検知される。
在庫量1554は、検知対象食材の在庫量を表し、検知が行われるごとに更新される。
【0024】
例えば、食材名「たまご」は、食材コード「0001」である。設定値が「4」であることから冷蔵庫内のたまごの数が4個より少なくなった場合に不足食材であると判断される。在庫量が「2」であることから冷蔵庫内のたまごの数は現在2個であることを示している。
図4は、店舗データベース1201のデータの構成及び内容例を示す図である。
【0025】
店舗データベース1201は、複数の店舗情報1250を含み、各店舗情報1250は、店舗名1251、位置1252、住所1253等及び食材データ1260を含む。
店舗名1251は、店舗の名称であり、利用者が店舗を認識できるものである。
【0026】
位置1252は、店舗の位置の緯度経度を表し、利用者の冷蔵庫1500との距離を算出する為に用いられる。
住所1253は、店舗の住所であり、利用者が店舗の場所を認識する為に使用される。
店舗名1251と住所1253は、店舗を特定する為の情報として機能する。
【0027】
食材データ1260は、当店舗で扱っている食材のデータ群である。1つの食材データは、食材名1261、食材コード1262、単位1263及び価格1264により構成される。
食材名1261は、その店舗におけるその食材の名称である。
食材コード1262は、食材を識別する為の情報である。当食材コード1262と検知対象の食材状況データ1550内の食材コード1552とは、実質的に同一食材には同一のコードが振られている。
【0028】
単位1263は、当店舗における当食材の販売単位である。
価格1264は、当店舗における当食材の販売単位当たりの価格である。
例えば、店舗名「松下屋」は「大阪市守口市」に住所を有し、たまごは「有機たまご」と松下屋では呼ばれており、たまご1個16円で販売していることを示している。
【0029】
図5は、料理データベース1101のデータの構成及び内容例を示す図である。
料理データベース1101は、複数の料理情報を含み、各料理情報1150は、料理名1151と食材データ1160を含む。
料理名1151は、料理の名称である。
【0030】
食材データ1160は、当料理に使用する食材のデータ群である。1つの食材データは、食材名1161、食材コード1162及び量1163により構成される。
食材名1161は、当料理を作成する為に必要な食材の食材名である。
食材コード1162は、食材を識別する為の情報である。
【0031】
量1163は、一人当たりの必要量である。
図6は、記憶領域1506に格納される検索条件データの構成及び内容例を示す図である。
検索条件データ1650は、位置1651、住所1652、メール宛先1653、検索半径1654及びソート順1655により構成されている。
【0032】
位置1651は、当冷蔵庫1500の位置情報であり、緯度経度により表される。当位置情報は、店舗との距離を算出する際に使用する。
住所1652は、当冷蔵庫1500の所在地をいい、利用者が食材を発注した場合の配達先となる。
メール宛先1653は、店舗データベース1201及び料理データベース1101の検索結果の画面データを送る宛先であり、利用者の携帯電話1400である。
【0033】
検索半径1654は、店舗を検索する際の検索範囲を示すものであり、冷蔵庫1500の位置1651を中心点として検索する半径を表す。利用者が、自らの行動範囲等を考慮し指定する。
ソート順1655は、店舗データベース1201及び料理データベース1101の検索結果の画面を作成する際に、店舗データをどのような順序で表示したらよいかを指示するものである。係るソート順1655は、近い順、価格が安い順など、利用者が指定することができる。
【0034】
図7は、店舗データベースの検索結果のデータの構成及び内容例を示す図である。
店舗データベースの検索は、検索する食材ごとに行われ、1つの食材に対し複数の店舗が検索される。検索する食材は、在庫管理部1503により不足が検知された食材である。
【0035】
1つの食材の検索結果1280は、食材コード1281と店舗データ1290とで構成される。
食材コード1281は、検索する食材を識別する為の情報である。
店舗データ1290は、検索する食材を販売している店舗のデータ群である。1つの店舗データは、店舗名1251、距離1291、住所1253、単位1263及び価格1264で構成されている。
【0036】
距離1291は、当店舗と冷蔵庫1500との距離を表す。店舗の位置1252と冷蔵庫1500の位置1651とで算出される。
店舗名1251、住所1253、単位1263及び価格1264は、店舗データベース1201の店舗情報1250と同様である。
例えば、食材コード「0001」である食材たまごは、「松下屋」で「1」個「16」円で販売されており、「松下屋」は「大阪府守口市」にあり、冷蔵庫から「2.3km」の距離に位置していることになる。
【0037】
当店舗データベースの検索結果のデータをもとに、利用者携帯電話1400に表示する画面が作成される。
図8は、不足食材データの構成及び内容例を示す図である。
不足食材リスト1210は、冷蔵庫1500内で不足食材として判断された食材の食材コード群である。在庫管理部1503の出力データであり、店舗サーバ1200への検索依頼時に渡すデータでもある。
【0038】
不足食材リストは、利用者の携帯電話1400から冷蔵庫1500内の不足食材検知依頼がある都度に新たに作成される。
図9は、指定された料理を作成する為に必要とされる食材データの構成及び内容例を示す図である。
必要食材リスト1110は、利用者により指定された料理を指定された人数分作成するために必要な全ての食材の食材コードとその量を表したものである。
【0039】
不足食材リストは、料理サーバ1100の検索結果であり、在庫管理部1503の入力データとなる。
<動作>
以下、上述した構成を備える在庫情報サービスシステム1000の動作について図10〜図21を用いて説明する。
【0040】
利用者が在庫情報サービスシステム1000で受けることのできるサービスは、2つある。1つは、冷蔵庫1500に格納してある検知対象食材が指定量より不足した状態であるか否かを検知し、不足している食材に関して当食材を販売している店舗情報と係る店舗で販売している当食材の価格との一欄を、携帯電話に表示し、係る一欄をもとに利用者が選択した店舗に食材を発注できるというサービスである。もう1つは、不足している食材の検知方法が前記方法のように指定量を基準に判断するものではなく、利用者が指定した料理を作成するのに必要な食材が冷蔵庫1500内にあるか否かを基準に判断するものである。まず、1つめのサービスの内容を説明する。
【0041】
図10は、利用者の携帯電話1400の処理を示すフローチャートである。
利用者が携帯電話を通して当在庫情報サービスシステム1000のサービスを受けることから、携帯電話1400の処理は、利用者のオペレーション手順と対応していることになる。従って、利用者の携帯電話の処理は、利用者から不足食材検知依頼(ステップS11)を受け付けて開始される。
【0042】
依頼を受けると、携帯電話1400は、その旨のメールを冷蔵庫1500に向け送信する(ステップS12)。不足食材検知依頼のメールを受信した冷蔵庫1500は、食材検知依頼処理を行い、不足食材の情報と店舗情報とを含んだ画面データをメールにて利用者の携帯電話1400に送信する。冷蔵庫の行う食材検知依頼処理は、図11を用いて後に詳しく説明する。
【0043】
利用者の携帯電話1400は、不足食材の情報と店舗情報とを含んだ画面データをメールにて受信する(ステップS13)。
利用者の携帯電話1400は、利用者により当メールが開かれた時に、係る画面を携帯電話の画面に表示する(ステップS14)。
図20は、ステップ14で表示する携帯電話の画面の例である。
【0044】
画面1410には、1つの食材ごとの店舗データ1411が、不足食材分表示される。
利用者は、店舗までの距離や食材の値段等を考慮し、発注を行う食材、発注先の店舗及び食材の購入数を決め、発注依頼を行う。画面1410において[発注]ボタンを押下すると、ビールを松下屋に1ケース発注依頼したこととなる。
【0045】
利用者からの発注依頼(ステップS15)を受け付けた携帯電話1400は、発注情報をメールにて冷蔵庫1500に送信する(ステップS16)。
利用者が食材の発注を行わない場合には、ステップS15及びステップS16は行われない。
図11は、冷蔵庫1500の食材検知依頼処理を示すフローチャートである。
【0046】
食材検知依頼処理は、不足食材の検知依頼を受信することから始まり、利用者の携帯電話1400に画面データを送信するまでの一連の処理をいう。
食材検知依頼処理は、利用者の携帯電話1400から不足食材の検知依頼メールを受信した場合に実行される。
冷蔵庫1500は、利用者の携帯電話1400からの不足食材検知依頼をメール受信部1508を通して受信(ステップS21)すると、DB検索部1520に対しその旨通知する。
【0047】
通知を受けたDB検索部1520は、在庫管理部1503に冷蔵庫1500内の不足食材の検知を依頼する。依頼を受けた在庫管理部1503は、検知対象の食材状況データ1550の食材名1551と設定値1553とを参照し、検知対象食材の在庫数が設定値より少ない場合には不足食材と判断し、不足食材リスト1210をDB検索部1520に返す(ステップS22)。
【0048】
不足食材のリストをもらったDB検索部1520は、係る不足食材のリスト、冷蔵庫の位置1651及び検索半径1654をもとに、店舗サーバ1200に店舗の検索を依頼する(ステップS23)。店舗サーバの処理は図12を用いて後に詳しく説明する。
店舗サーバ1200から、店舗データベースの検索結果1280を受信(ステップS24)したDB検索部1520は、係る検索結果1280とソート順1655とを出力画面作成部1504に渡し、利用者の携帯電話1400の画面に表示する画面データの作成を依頼する。
【0049】
携帯電話の画面作成の依頼をうけた出力画面作成部1504は、店舗データベースの検索結果1280をもとに画面データを作成し(ステップS25)、メール送信部1509を通して携帯電話1400にメールで送信する(ステップS26)。
図12は、店舗サーバ1200の処理を示すフローチャートである。
【0050】
店舗サーバの処理は、食材コード等をもとに店舗データを検索しその結果を返す処理である。店舗サーバは、係る検索結果をもとにした発注依頼が来た場合の発注処理も行うが、当発注処理は後で説明する。
店舗サーバの処理は、冷蔵庫1500の店舗DB検索部1522からの検索依頼を受信した場合に実行される処理である。
【0051】
店舗DB検索部1522から、店舗検索依頼を受信(ステップS31)した店舗サーバ1200は、依頼と伴に受け取った不足食材のリスト1210、冷蔵庫の位置1651及び検索半径1654をもとに店舗データベース1201を検索する(ステップS32)。検索の詳細は、図13を用いて説明する。
店舗データベースの検索結果1280は、冷蔵庫1500の店舗データベース検索部1522に返される(ステップS33)。
【0052】
図13は、店舗データベース1201の検索処理を示すフローチャートである。
店舗データベースの検索処理は、不足食材のリスト1210、冷蔵庫の位置1651及び検索半径1654をもとに、条件に合う店舗を選択し、その店舗情報等を検索結果として返す処理である。
【0053】
店舗データベースの検索は、不足食材ごとに、店舗データベース1201に含まれる全店舗データについて順次行われる。図13は、複数ある検索対象の不足食材のうち、1つの不足食材についての店舗データベースの検索処理を示している。
まず、不足食材を販売している店舗の検索を行う。不足食材の食材コード1552と各店舗の食材データ1260内の食材コード1262とが同一の食材データ1260が存在する場合は、当店舗は当不足食材を販売していると判断される。一方、不足食材の食材コード1552と各店舗の食材データ1260内の食材コード1262とが同一の食材データ1260が存在しない場合は、当店舗は当不足食材を販売していないと判断される(ステップS41)。当店舗が、当不足食材を販売していないと判断された場合には、次の店舗データの検索に移る。
【0054】
当店舗が当不足食材を販売している場合には、当店舗が指定された検索圏内にある店舗であるかの判断を行う。冷蔵庫の位置1651と店舗の位置1252とで冷蔵庫と店舗との距離を算出し、係る距離が検索半径1654より小さい場合には、当店舗は指定された検索圏内にある店舗であると判断され、逆に大きい場合には当店舗は指定された検索圏外にあると判断される(ステップS42)。当店舗が指定された検索圏外にあると判断された場合には、次の店舗データの検索に移る。
当店舗が指定された検索圏内にある店舗であると判断された場合には、当店舗の情報を検索データ返却のために保存する(ステップS43、図7)。
【0055】
ステップS41,ステップS42及びステップS43の処理を全店舗データに対して行い、全店舗データの処理が終了したら(ステップS44)、当不足食材についての検索は終了する。
上記処理を、全ての不足食材に対して行い、店舗データベースの検索処理が終了する。
【0056】
次に、利用者の携帯電話1400から発注処理の依頼を受信した冷蔵庫1500の処理を説明する。
冷蔵庫の行う発注処理は、利用者の携帯電話1400から、メール受信部1508を通して発注処理のメールを受信した場合に実行される。
メール受信部1508は、発注処理のメールを受信した場合、係る発注情報を発注部1507に渡す。発注情報を受け取った発注部1507は、店舗サーバに対して発注情報を送信する。
【0057】
発注情報を冷蔵庫1500の発注部1507から受け取った店舗サーバ1200は、当発注情報をもとに店舗ごとの発注情報を作成し,各店舗に発注情報を送信する。
図14は、利用者が不足食材の検知を依頼する時から発注処理が行われるまでの手順を示すシーケンス図である。
【0058】
利用者は携帯電話1400から冷蔵庫1500に対し、冷蔵庫内の不足食材の検知を依頼するメールを送信する。不足食材の検知依頼メールを受けた冷蔵庫1500は、冷蔵庫内の食材の不足を検知する。不足食材の検知を行った冷蔵庫1500は、検知した不足食材を販売している店舗の情報を得る為に、店舗サーバ1200に店舗検索の依頼をする。
【0059】
店舗検索の依頼を受けた店舗サーバ1200は、店舗データベースを検索し、不足食材を販売している店舗であって検索範囲内にある店舗を選び、選ばれた店舗データを冷蔵庫1500に検索結果として返す。
検索結果の店舗データ(図7)を受け取った冷蔵庫1500は、係る検索結果の店舗データから利用者の携帯電話1400に表示させる画面1410のデータを作成する。画面には、不足している食材に関して当食材を販売している店舗情報と係る店舗で販売している当食材の価格の一欄が表示される。冷蔵庫1500は、作成された画面データをメールで利用者の携帯電話に送信する。
【0060】
画面データのメールを受け取った利用者の携帯電話1400は、利用者により当画面が閲覧され、発注依頼がなされた時に、発注情報をメールで冷蔵庫1500に送信する。
発注情報のメールを受け取った冷蔵庫1500は、係るメールをもとに発注情報を作成し店舗サーバに送信する。
【0061】
発注情報を受信した店舗サーバ1200は、係る発注情報をもとに発注する店舗ごとの発注情報を作成し、各店舗に発注を行う。
次に、本発明である在庫情報サービスシステム1000が提供する2つめのサービスの内容について説明する。
2つめのサービスが1つめのサービスと異なる点は、不足している食材の検知方法にある。1つめのサービスにおいては、不足している食材の検知方法が指定量を基準に判断するものであるのに対し、2つめのサービスにおいては、利用者が指定した料理を作成するのに必要な食材が冷蔵庫1500内にあるか否かを基準に判断するものである。
【0062】
図15は、料理名指定時における利用者の携帯電話1400の処理を示すフローチャートである。
料理名指定時における利用者の携帯電話の処理は、利用者から料理名と人数を指定した不足食材検知依頼(ステップS51)を受け付けて開始される。
依頼を受けると、携帯電話1400は、その旨のメールを冷蔵庫1500に向け送信する(ステップS52)。不足食材検知依頼のメールを受信した冷蔵庫1500は、料理名指定時における食材検知依頼処理を行い、不足食材の情報と店舗情報とを含んだ画面データをメールにて利用者の携帯電話1400に送信する。利用者の携帯電話は、係るメールを受信する。その後のステップS13からステップS16までは、1つめのサービスを示す図11と同様である。料理名指定時における食材検知依頼処理は、図16を用い説明する。
【0063】
但し、ステップS14で表示する携帯電話の画面が図20ではなく図21である点が異なる。
画面1420には、1つの食材ごとの店舗データ1411が、不足食材分表示されるほか、指定した料理名、指定した人数及びその材料が表示される。また、検索対象となっていない食材については、その旨表示される。
【0064】
利用者が、店舗までの距離や食材の値段等を考慮し、発注を行う食材、発注先の店舗及び食材の購入数を決め、発注依頼を行う方法は図20を用いて説明した方法と同様である。
図16は、料理名指定時における食材検知依頼処理を示すフローチャートである。
【0065】
料理名指定時における食材検知依頼処理は、不足食材の検知依頼を受信することから始まり、利用者の携帯電話1400に画面データを送信するまでの一連の処理をいう。
料理名指定時における食材検知依頼処理処理は、利用者の携帯電話1400から料理名と人数とを指定した不足食材検知依頼メールを受信した場合に実行される。
【0066】
冷蔵庫1500は、利用者の携帯電話1400から、料理名と人数とを指定した不足食材検知依頼メールをメール受信部1508を通して受信(ステップS61)すると、DB検索部1520に対しその旨通知する。
通知を受けたDB検索部1520は、料理サーバ1100に対し料理に必要な食材の検索を依頼する(ステップS62)。係る依頼は、料理名と人数を指定して行われる。料理サーバの処理は図17を用いて説明する。
【0067】
DB検索部1520は、料理サーバ1100から検索結果である必要食材リスト1110を受信する(ステップS63)。
料理サーバ1100から、必要食材リスト1110を受信したDB検索部1520は、係る必要食材リスト1110を在庫管理部1503に渡し、冷蔵庫1500内の不足食材の検知を依頼する。検知依頼を受けた在庫管理部1503は、庫内の検知を行い、不足食材リスト1210をDB検索部1520に返す(ステップS64)。この場合の在庫管理部1503の処理は図18で説明する。
【0068】
不足食材リストをもらった後の処理であるステップ23からステップ26の処理は、1つめのサービスである図11と同様である。
図17は、料理サーバ1100の処理を示すフローチャートである。
料理サーバの処理は、利用者が指定した料理名と人数とから係る料理に必要な食材及び必要な量を求める処理である。
【0069】
料理サーバの処理は、冷蔵庫1500の店舗DB検索部1522からの検索依頼を受信した場合に実行される処理である。
店舗DB検索部1522から料理の検索依頼を受信(ステップS71)した料理サーバ1100は、検索依頼と伴に受け取った料理名をもとに料理データベースを検索する。利用者が指定した料理名と同一の料理名1151を有する料理情報1150を選び出し、当料理の作成に必要な全ての食材の食材コード1162及び全ての食材の量1163を取出す。(ステップS72)。
【0070】
検索依頼と伴に受け取った人数と必要食材の量1163とから必要量を算出し、食材コード1162とともに必要食材リスト1110を作成する(ステップS73)。当必要食材リスト1110を作成後、店舗DB検索部1522に検索結果として送信する(ステップS74)。
図18は、料理名指定時の不足食材の検知処理を示すフローチャートである。
【0071】
当検知処理は、料理名指定時における冷蔵庫1500内の食材の在庫状態を検知する処理であり、在庫管理部1503が行う処理である。
当検知処理は、在庫管理部1503がDB検索部1520から不足食材の検知依頼を受けた場合に実行される。当依頼時には、料理サーバ1100からDB検索部1520に送信されてきた検索結果である必要食材リスト1110が渡される。
【0072】
まず、1つの必要食材データに着目し、必要食材データ内の食材コードと同じものが検索対象の食材状況データ1550内の食材コード1552にあるか否かの検索を行う(ステップS81)。必要食材データ内の食材コードと同じものが食材コード1552内にあった場合には検索対象の食材であると判断し、なかった場合には検索対象外の食材であると判断する。
【0073】
検索対象外の食材であると判断した場合には、その旨のデータを返す(ステップS85)。
検索対象の食材であると判断した場合には、その食材の在庫量1544と必要食材データ内の量とを比較し当食材が不足食材であるか否かを判断する。在庫量1554が必要食材データ内の量以上であれば不足食材ではないと判断し、逆に未満であれば不足食材であると判断する(ステップS82)。
【0074】
例えば、図9の必要食材リスト1110の食材コード「0001」は、図3の検知対象の食材状況データ1550内の食材名「たまご」の行のデータと対応しており、必要食材リスト1110の量は「5」であり在庫量1554は「2」であることから、食材コード「0001」で表されるたまごは不足食材ということになる。
【0075】
不足食材と判断した場合には、その旨のデータを返す(ステップS83)。
検索依頼時にDB検索部1520から渡された必要食材リスト1110の全ての食材について、ステップS81からステップS83を行った場合に当検知処理を終了する(ステップS84)。
図19は、利用者が料理名と人数を指定して不足食材の検知を依頼する時から発注処理が行われるまでの手順を示すシーケンス図である。
【0076】
利用者は携帯電話1400から冷蔵庫1500に対し、指定料理を指定人数分作成する場合における、冷蔵庫内の不足食材の検知を依頼するメールを送信する。不足食材の検知依頼メールを受けた冷蔵庫1500は、料理サーバ1100に対し指定料理を指定人数分作成する為の材料となる食材とその量を検索するよう依頼する。
【0077】
料理サーバ1100は料理データベース1101を検索し、必要な食材とその量を得て、必要食材リスト1110として冷蔵庫1500に送信する。
必要食材データを取得した冷蔵庫1500は、庫内に必要な食材が必要な量あるか否かを判断し、不足食材リスト1210を作成する。作成した不足食材リストをもとに、店舗サーバに店舗データの検索依頼を行う。以後の手順は図14の手順と同様である。
【0078】
<補足>
以上、本発明に係る在庫情報サービスシステムについて実施形態に基づいて説明したが、この在庫情報サービスシステムを部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では、店舗データベースから店舗情報を検索する際、冷蔵庫の位置を中心として利用者が指定した検索半径内にある店舗を検索することとしていたが、検索範囲の中心点を利用者の携帯電話の位置としてもよい。この場合、携帯電話は自己の位置を特定できる機能、例えばGPS機能等を搭載している必要がある。特定した位置の情報は、冷蔵庫に送信され冷蔵庫の検索条件データ記憶領域に格納され、店舗データベース検索の際に使用される。
(2)実施形態では、冷蔵庫内の不足食材の検索が開始されるのは、利用者が携帯電話から冷蔵庫内の不足食材検知依頼のメールを送信し、係るメールを冷蔵庫が受信した時であったが、利用者が指定した時間になると冷蔵庫内の不足食材の検索が開始され、検知された不足食材を販売している店舗情報等を利用者にメール送信することとしてもよい。
(3)実施形態では、冷蔵庫から利用者の携帯電話に送信する店舗情報等の画面内容が、冷蔵庫から近い順にソートして表示することとなっているが、表示には一定の決まりがあればよく、例えば、食材の価格が安い順にソートして表示すること等としてもよい。
実施形態では、利用者が冷蔵庫に対し不足食材の検知依頼メールを送信したり、店舗情報等を表示する機器は携帯電話となっているが、冷蔵庫の表面に搭載されているタッチパネルや液晶画面等でもよく、また自宅や職場等のコンピュータ等でもよい。
実施形態では、冷蔵庫に対する不足食材の検知依頼や店舗情報等の表示はメールを利用して行われているが、メール形式に限られず、所定のプロトコルによりデータのやり取りを行ってもよい。
実施形態では、冷蔵庫の不足食材の検知は、バーコードもしくは手作業で食材の入出庫管理を行うことで検知しているが、冷蔵庫内に牛乳パック、卵等の食材の専用スペースを設け、係る専用スペースを光センサー等で監視することにより検知を行ってもよい。
実施形態では、不足食材の発注は、利用者によって手動で行われているが、利用者によって指定された条件に応じて自動で発注することとしてもよい。例えば、最も低価格の店舗に発注するという条件が指定されれば、不足食材の販売価格を一番低い値に設定している店舗に当該不足食材を自動で発注することとなる。
実施形態では、冷蔵庫はGPS機能を搭載して現在位置を自動的に特定することとなっているが、冷蔵庫の位置を特定できる機能であればよく、また、利用者によって位置を特定できるデータを入力することとしてもよい。
実施形態で示した在庫情報サービスシステムの各機能を実現させる為の各制御処理(図11、図12、図13等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、頒布されたプログラムは、冷蔵庫等の機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した在庫情報サービスシステムの各機能が実現される。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る在庫情報サービスシステムは、物品を格納する為の物品保管庫と、前記物品保管庫に格納されている物品とその量とを検出し、1以上の物品それぞれについての必要量を示す情報に基づいて係る物品が不足しているか否かの判断を行う不足物品検知手段と、複数の店舗それぞれについて、店舗を特定する店舗特定情報と店舗で提供している物品を識別する物品識別情報と店舗の位置とを対応付けて含む店舗データベースと、基準位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した基準位置情報と前記不足物品検出手段で不足していると判断された不足物品の物品識別情報とに基づき、当該不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗であって店舗の位置と当該基準位置情報とから特定される店舗の店舗特定情報を、前記店舗データベースから検索する検索手段と、検索された店舗特定情報を出力する検索結果出力手段とを備えることを特徴とする。
【0080】
これにより、利用者は、保管されている物品の在庫不足を自動検知する機能を備えた物品保管庫によって自動検知された物品を購入するにあたり、当サービスシステムにより提供された店舗情報をもとに店舗を選択し、不足物品を購入することができるようになる。
ここで、本在庫情報サービスシステムは更に、複数の物品を利用して作成する作成物についてのデータベースであって、複数の作成物それぞれについて、作成物名と作成物の作成に用いる物品を識別する物品識別情報と作成物の作成に用いる物品の量とを対応付けて含む作成物データベースと、作成物名を取得する作成物名入力手段と、取得した作成物名に基づき、当該作成物の作成に用いる物品の物品特定情報とその量とを、前記作成物データベースから検索する検索手段とを備え、前記必要量は、取得した作成物名と前記作成物データベースのデータとに基づいて定められる当該作成物を作成する為に必要な物品それぞれの必要量であることを特徴とする。
【0081】
これによって、利用者は、複数物品を利用して作成する作成物を作成する際に、物品保管庫に作成に必要な物品が不足しているかを確認でき、不足している場合には、当サービスシステムにより提供された店舗情報をもとに店舗を選択し、不足物品を購入することができるようになる。
また、前記基準位置情報は、前記物品保管庫の位置を示す情報であり、店舗データベースから検索する検索手段は、当該基準位置情報と前記不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗の位置との距離が所定の値よりも小さい店舗の店舗特定情報を検索する、ことを特徴とする。
【0082】
これによって、利用者は、物品保管庫から所定の距離内にある店舗の店舗情報を知ることができるようになる。
また、本在庫情報サービスシステムは更に、利用者端末を備え、前記利用者端末は位置情報取得手段を有し、かつ、当該利用者端末には前記検索結果出力手段により検索結果が表示され、前記基準位置情報は、前記利用者端末の位置を示す情報であり、店舗データベースから検索する検索手段は、当該基準位置情報と前記不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗の位置との距離が所定の値よりも小さい店舗の店舗特定情報を検索する、ことを特徴とする。
【0083】
これによって、利用者は、利用者端末から所定の距離内にある店舗の店舗情報を知ることができるようになる。
また、前記店舗データベースには、店舗で提供している物品を識別する物品識別情報とともに、当該物品の物品情報を対応付けて含んでおり、前記店舗データベースから検索する検索手段は、前記不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗の店舗特定情報を検索するとともに、当該不足物品の物品識別情報で識別される物品の物品情報も検索する検索手段であり、前記検索結果出力手段は、検索された店舗特定情報を出力するとともに、当該物品情報を出力する検索結果出力手段であることを特徴とする。
【0084】
これによって、利用者は、店舗を選択する際に、店舗情報のみならず購入しようとしている物品情報も参考にすることができるようになる。
また、前記物品情報は、店舗で提供している物品の提供価格であることを特徴とする。
これによって、利用者は、店舗を選択する際に、店舗情報のみならず購入しようとしている物品の販売価格も参考にすることができるようになる。
【0085】
また、前記利用者端末は、前記検索結果出力手段により表示された情報をもとに店舗を選択する選択受付手段を有し、当該選択受付手段により選択された店舗に対し、通信回線を介して商品発注を行う発注手段を有することを特徴とする。
これによって、利用者は、保管されている物品の在庫不足を自動検知する機能を備えた物品保管庫によって自動検知された物品を購入するにあたり、常に、固定された発注先にのみ発注する必要はなくなり、当サービスシステムにより提供された店舗情報及び物品情報をもとに店舗を選択し、不足物品を発注することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る在庫情報サービスシステムのシステム構成図である。
【図2】冷蔵庫1500の機能ブロック図である。
【図3】記憶領域1505に格納される検知対象の食材状況データの構成及び内容例を示す図である。
【図4】店舗データベース1201のデータの構成及び内容例を示す図である。
【図5】料理データベース1101のデータの構成及び内容例を示す図である。
【図6】記憶領域1506に格納される冷蔵庫の位置等のデータの構成及び内容例を示す図である。
【図7】店舗データベースの検索結果のデータの構成及び内容例を示す図である。
【図8】不足食材データの構成及び内容例を示す図である。
【図9】指定された料理を作成する為に必要とされる食材データの構成及び内容例を示す図である。
【図10】利用者の携帯電話1400の処理を示すフローチャートである。
【図11】冷蔵庫1500の食材検知依頼処理を示すフローチャートである。
【図12】店舗サーバ1200の処理を示すフローチャートである。
【図13】店舗データベース1201の検索処理を示すフローチャートである。
【図14】利用者が不足食材の検知を依頼する時から発注処理が行われるまでの手順を示すシーケンス図である。
【図15】料理名指定時における利用者の携帯電話1400の処理を示すフローチャートである。
【図16】料理名指定時における冷蔵庫1500の食材検知依頼処理を示すフローチャートである。
【図17】料理サーバ1100の処理を示すフローチャートである。
【図18】料理名指定時の不足食材の検知処理を示すフローチャートである。
【図19】利用者が料理名と人数を指定して不足食材の検知を依頼する時から発注処理が行われるまでの手順を示すシーケンス図である。
【図20】携帯電話画面の例である。
【図21】料理名指定時の携帯電話画面の例である。
【符号の説明】
1000 在庫情報サービスシステム
1100 料理サーバ
1101 料理データベース
1200 店舗サーバ
1201 店舗データベース
1300 GPS衛星
1400 利用者携帯電話
1500 冷蔵庫
1501 入出力部
1502 位置検知部
1503 在庫管理部
1504 出力画面作成部
1505 食材状況データ記憶領域
1506 検索条件データ記憶領域
1507 発注部
1508 メール受信部
1509 メール送信部
1520 DB検索部
1521 料理DB検索部
1522 店舗DB検索部
1530 冷蔵庫データ記憶領域

Claims (7)

  1. 物品を格納する為の物品保管庫と、
    前記物品保管庫に格納されている物品とその量とを検出し、1以上の物品それぞれについての必要量を示す情報に基づいて係る物品が不足しているか否かの判断を行う不足物品検知手段と、
    複数の店舗それぞれについて、店舗を特定する店舗特定情報と店舗で提供している物品を識別する物品識別情報と店舗の位置とを対応付けて含む店舗データベースと、
    基準位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    取得した基準位置情報と前記不足物品検出手段で不足していると判断された不足物品の物品識別情報とに基づき、当該不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗であって店舗の位置と当該基準位置情報とから特定される店舗の店舗特定情報を、前記店舗データベースから検索する検索手段と、
    検索された店舗特定情報を出力する検索結果出力手段とを
    備えることを特徴とする情報サービスシステム。
  2. 前記情報サービスシステムは更に、
    複数の物品を利用して作成する作成物についてのデータベースであって、複数の作成物それぞれについて、作成物名と作成物の作成に用いる物品を識別する物品識別情報と作成物の作成に用いる物品の量とを対応付けて含む作成物データベースと、
    作成物名を取得する作成物名入力手段と、
    取得した作成物名に基づき、当該作成物の作成に用いる物品の物品特定情報とその量とを、前記作成物データベースから検索する検索手段とを備え、
    前記必要量は、取得した作成物名と前記作成物データベースのデータとに基づいて定められる当該作成物を作成する為に必要な物品それぞれの必要量である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報サービスシステム。
  3. 前記基準位置情報は、前記物品保管庫の位置を示す情報であり、店舗データベースから検索する検索手段は、当該基準位置情報と前記不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗の位置との距離が所定の値よりも小さい店舗の店舗特定情報を検索する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報サービスシステム。
  4. 前記情報サービスシステムは更に、利用者端末を備え、
    前記利用者端末は位置情報取得手段を有し、かつ、当該利用者端末には前記検索結果出力手段により検索結果が表示され、
    前記基準位置情報は、前記利用者端末の位置を示す情報であり、
    店舗データベースから検索する検索手段は、当該基準位置情報と前記不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗の位置との距離が所定の値よりも小さい店舗の店舗特定情報を検索する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報サービスシステム。
  5. 前記店舗データベースには、店舗で提供している物品を識別する物品識別情報とともに、当該物品の物品情報を対応付けて含んでおり、
    前記店舗データベースから検索する検索手段は、前記不足物品の物品識別情報で識別される物品を提供している店舗の店舗特定情報を検索するとともに、当該不足物品の物品識別情報で識別される物品の物品情報も検索する検索手段であり、
    前記検索結果出力手段は、検索された店舗特定情報を出力するとともに、当該物品情報を出力する検索結果出力手段である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報サービスシステム。
  6. 前記物品情報は、店舗で提供している物品の提供価格である
    ことを特徴とする請求項5記載の情報サービスシステム。
  7. 前記利用者端末は、前記検索結果出力手段により表示された情報をもとに店舗を選択する選択受付手段を有し、
    当該選択受付手段により選択された店舗に対し、通信回線を介して商品発注を行う発注手段を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報サービスシステム。
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