JP2004269079A - アンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このアンテナ10は、導電性のフィルムによってループ状に構成されており、棚201の間口方向の前縁部に沿うように形成されている第一部分101と、当該第一の部分101に沿うように形成されている第二部分102と、を有し、第一部分101の奥行き方向の幅aは、第二部分102の奥行き方向の幅bよりも広くなるように形成されている、ことを特徴とする
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、棚の奥行き方向には重ならないように棚の間口方向に重ねあわされて配置される資料群から、特定の資料を探索するための資料探索システムに用いられるアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
棚に配置された資料を探索する資料探索システムとしては、棚の内部にループアンテナを配置し、資料に付された非接触式のIDユニットを探索するものがある(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−180513号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載の技術では、ループアンテナを棚の内部に設けることとされている。従って、既設の書棚を利用して資料探索システムを提供することは容易ではない。
【0005】
そこで本発明では、既設の書棚を利用して容易に資料探索システムを構成することができるアンテナを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、棚の奥行き方向には重ならないように棚の間口方向に重ねあわされて配置される資料群から、特定の資料を探索するための資料探索システムに用いられるアンテナについて検討を行った。そこで、現実に資料探索システムを提供しようとすればアンテナ出力には制限があり、単にループアンテナを棚に配置しただけでは資料を探索できない領域が発生する場合があることを見出した。この発明はこれらの知見に基づいてなされたものである。
【0007】
本発明のアンテナは、棚の奥行き方向には重ならないように棚の間口方向に重ねあわされて配置される資料群から、特定の資料を探索するための資料探索システムに用いられるアンテナであって、導電性のフィルムによってループ状に構成されており、棚の間口方向の前縁部に沿うように形成されている第一部分と、当該第一の部分に沿うように形成されている第二部分と、を有し、第一部分の奥行き方向の幅は、第二部分の奥行き方向の幅よりも広くなるように形成されている、
ことを特徴とする。
【0008】
本発明のアンテナは導電性のフィルムで構成されているので、既設の棚の表面に配置できる。また、第一部分の奥行き方向の幅が第二部分の奥行き方向の幅よりも広くなっているので、棚に配置される資料の位置が前後にずれたとしてもその資料に付されている発信装置から発信される電波を受信できる確率が高まる。
【0009】
また本発明のアンテナでは、第一部分の奥行き方向の幅は4〜8cmであることが好ましい。例えば、電波法の制約を守るためにアンテナの出力を1Wに限定した場合に、第一部分の奥行き方向の幅を無制限に広げれば磁束密度が低下してしまう。そこで、本発明者らが棚に配置される資料の配置状況を詳細に検討した結果、第一部分の幅を4〜8cm、より好ましくは5〜7cmとすることで不感領域を極力狭くしつつ有効な磁束密度を確保できることを見出した。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0011】
本発明の実施形態であるアンテナについて図1を用いて説明する。図1は、本実施形態のアンテナ10を書棚20の棚201に配置した様子を示した図である。書棚20には矢印Aの方向から書籍30(資料)及び書籍31(資料)を出し入れすることが可能である。書籍30にはRFIDタグ301が、書籍31にはRFIDタグ311がそれぞれ貼り付けられている。これらのRFIDタグ301及びRFIDタグ311は、交流磁界によるコイルの相互誘導を利用してアンテナ10と交信可能なように構成されている。尚、RFIDタグの交信方式はこれに限られるものではない。
【0012】
アンテナ10は棚201の上面に貼り付けられている。アンテナ10は導電性のフィルムによってループ状に構成されているので、棚201から書籍30及び書籍31を出し入れする際に妨げとならない。アンテナ10は、棚201の間口方向の前縁部に沿うように形成されている第一部分101と、この第一部分101に沿うように形成されている第二部分102と、第一部分101及び第二部分102を繋ぐ第三部分103、104とで構成されている。
【0013】
第一部分101の奥行き方向(図中矢印A方向)の幅aは、第二部分102の奥行き方向の幅bよりも広くなるように形成されている。従って、アンテナ10に同軸ケーブル15を通して電力を供給すれば、アンテナ10の周囲には所定の磁場が生じる。第一部分101においては、間口方向に対して弧を描くように磁場500が生じる。この磁場500は第一部分101の幅aの変化に応じて棚201上における広がりが変化する。すなわち、幅aが広くなればなるほど磁場500は広がりを持つことになり、図1に示す書籍30の位置であっても書籍31の位置であってもRFIDタグ301及び311と交信することが可能となる。
【0014】
しかしながら、アンテナ10の出力を1W程度に限定しようとすれば、第一部分101の幅aを広げることには限界がある。第一部分101の幅aについて更に検討した結果を図2に示す。図2は、第一部分101の幅aを横軸に、読取範囲を縦軸にとっている。この読取範囲はRFIDタグ301及び311と交信可能な範囲を、棚201に沿った長さで表している。グラフ25は、読取高さ(RFIDタグ301及び311の高さ)が1cm以下の場合を示し、グラフ26は、読取高さが2cm以下の場合を示している。
【0015】
図2に示すように、幅aが4cmを下回ればその幅の減少に応じて読取範囲も狭くなる。また、幅aが8cmを超えると磁束密度が低下するため、実効のある読取高さが低下して読取範囲が実質的に狭くなる。従って、第一部分101の幅aが4cm〜8cmである領域27が最適領域となり、第一部分101の幅aが5cm〜7cmであればより好適である。
【0016】
引き続いて、アンテナ10を用いた資料管理システム4について図3を用いて説明する。資料管理システム4は、アンテナ10及びそれと同等のアンテナ11〜13と、アンテナ切替機44と、リーダライタ43と、ネットワーク42と、蔵書管理サーバ41とから構成される。アンテナ切替機44は、アンテナ10〜13のそれぞれとの接続を切り替えてリーダライタ43と信号の送受信をする装置である。リーダライタ43は、蔵書管理サーバ41からネットワーク42を介して送られてくる情報に基づいてアンテナ10〜13に対して所定の信号を出力する部分であり、アンテナ10〜13から出力されてくる信号を変換して蔵書管理サーバ41に出力する部分である。蔵書管理サーバ41は、アンテナ10〜13が配置されている棚にどの書籍が配置されているかを管理するサーバである。
【0017】
この資料管理システム4によれば、例えば、書籍30を探しているユーザは蔵書管理サーバ41に書籍30を探索する情報を入力する。蔵書管理サーバ41は、その入力された情報に基づいて、書籍30に貼り付けられているRFIDタグ301を特定する。蔵書管理サーバ41はRFIDタグ301を探索する指示情報をリーダライタ43に送信する。リーダライタ43は、アンテナ10〜13に所定の信号を送信してそれぞれの棚に配置されている書籍のRFIDタグを特定する情報を取得し、RFIDタグ301を特定する情報と対比して書籍30がどの棚に配置されているかを特定する。リーダライタ43はその特定した情報を蔵書管理サーバ41に送信し、蔵書管理サーバ41はその情報を出力してユーザに提供する。尚、蔵書管理サーバ41は、リーダライタ43によって各書籍の位置を予め特定して格納しておいてもよい。各書籍の位置を予め取得しておけば、ユーザからの要求に応じて迅速に特定の書籍の位置を特定して出力できる。
【0018】
【発明の効果】
本発明のアンテナは導電性のフィルムで構成されているので、既設の棚の表面に配置できる。また、第一部分の奥行き方向の幅が第二部分の奥行き方向の幅よりも広くなっているので、棚に配置される資料の位置が前後にずれたとしてもその資料に付されている発信装置から発信される電波を受信できる確率が高まる。従って本発明の目的とする、既設の書棚を利用して容易に資料探索システムを構成することができるアンテナを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるアンテナを説明するための図である。
【図2】図1のアンテナの仕様を説明するための図である。
【図3】図1のアンテナを用いた書籍管理システムを示す図である。
【符号の説明】
10…アンテナ、101…第一部分、102…第二部分、103、104…第三部分、20…書棚、201…棚、30、31…書籍、301、311…RFIDタグ。
Claims (2)
- 棚の奥行き方向には重ならないように棚の間口方向に重ねあわされて配置される資料群から、特定の資料を探索するための資料探索システムに用いられるアンテナであって、
導電性のフィルムによってループ状に構成されており、
前記棚の間口方向の前縁部に沿うように形成されている第一部分と、
当該第一の部分に沿うように形成されている第二部分と、を有し、
前記第一部分の前記奥行き方向の幅は、前記第二部分の前記奥行き方向の幅よりも広くなるように形成されている、
ことを特徴とするアンテナ。 - 前記第一部分の前記奥行き方向の幅は4〜8cmである、ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
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JP2007221584A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Nec Corp | 商品管理用アンテナ及びその制御方法 |
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JP2015510479A (ja) * | 2012-01-26 | 2015-04-09 | ハンミ アイティー カンパニー,リミテッド | 棚のスキャナー、スキャニング装置及びスキャニング方法 |
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US9864883B2 (en) | 2012-01-26 | 2018-01-09 | Hanmi It Co., Ltd. | Scanner, scanning apparatus and scanning method for a shelf |
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