JP2004266805A - カラー画像通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カラー画像形成する度毎に色調整を行わなくてもよいようにする。
【解決手段】 受信したカラー画情報に基づきプロッタ部でカラー画像形成する際に、プロッタ部16が一般的なカラー画情報を最良の色合で出力できる状態である基準状態に対して、画像形成するカラー画情報に適した色合に調整すべく色調整量を色設定情報として設定する。この色設定情報として、例えば受信画像No.1(a)に対しては、基準状態からC成分を+5%(b)、M成分を−6%(c)、Y成分を−2%(d)、K成分を±0%(e)だけ色合を増減するようにする。この色設定情報は、カラー画情報毎に記憶部に記憶し、画像形成の要求があるとこれを読込んで色調整する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、受信したカラー画情報に基づきカラー画像形成を行う際に、形成された画像と原稿との色の同一性が容易に得られるようにしたカラー画像通信装置に関する。
例えば、カラーコピー機でカラー画像を形成する際には、カラー原稿を画像読取手段で読込んでカラー画情報を取得し、このカラー画情報に基づき画像形成手段で画像形成している。
この場合、カラー原稿の色と出力画像の色との間に色の同一性があることが重要であり、カラーコピー機ではカラー原稿と出力画像との両方が手元にあるため、これらを見比べて出力画像の色調整を行うことが可能である。
しかし、例えばファクシミリ装置の場合には、カラー画情報を受信して、このカラー画情報に基づき画像形成するため、出力画像とカラー原稿とを見比べることができない。
この場合、送信側と受信側との機種が同じ(画像読取手段と画像形成手段が同じ)であれば、色調整はどうにか行えるが、送信側と受信側との機種が異なるときは色の同一性を満たすように色調整することは非常に困難である。
そこで、異なる機種間でもできるだけ正確に色の再現が行えるように、カラー画情報の色空間を標準色空間に変換して送信し、受信側で標準色空間から自機の色空間に変換して画像形成するようにしたカラーファクシミリ装置が提案されている(特許文献1参照)。
このカラーファクシミリ装置における色空間変換を図9を参照して説明する。カラー画情報の送信時は、画像入力部101でカラー画情報が取得されて、該カラー画情報が画像処理部102,103に入力する。このときのカラー画情報はRGB色空間の各色信号R、G、Bとなっている。
なお、画像処理部102は、カラーファクシミリ装置においていわゆるコピー機能またはプリンタ機能として画像出力する場合に用いられ、画像処理部103は、機種に依存しない標準的な色空間としての各色信号L、a、bに変換するのに用いられる。
この標準的な色空間として、国際照明委員会CIEが推奨するL*a*b*色空間がある。以後の説明においては、この国際照明委員会CIEが推奨するL*a*b*色空間をLab色空間と記載し、図9において「L*」は「L」、「a*」は「a」、「b*」は「b」と記載している。
先ず、自機で画像形成する場合には、画像処理部102でRGBカラー画情報を画像出力部104が取扱えるCMYK色空間の各色信号C、M、Y、Kに変換して、当該画像出力部104でカラー画像を形成する。
このとき、画像処理部104においては、RGB/CMYK色空間変換の他に画像出力部104の機器特性に合わせ、ガンマ変換、エッジ強調、減色変換等様々な画像処理が施される。
一方、カラー画情報を送信する場合には、画像処理部103でRGBカラー画情報をRGB/Lab色空間変換してLab色空間のカラー画情報とし、これを圧縮符号化部105により圧縮符号化してJPEG方式等のカラー画情報とする。
そして、符号化されたカラー画情報(図9ではL´a´b´で示している)は、通信制御部106により受信側装置に送信される。
このようにして送信されたカラー画情報は、受信側の通信制御部116により受信され復号化部115により復号化されて元のLab色空間のカラー画情報となり、画像処理部113によりLab/CMYK色空間変換してCMYK色空間のカラー画情報に変換されて、画像出力部114により画像形成される。
このように、RGB色空間のカラー画情報を機種に依存しないLab色空間のカラー画情報に変換して送信し、受信側においてLab色空間からCMYK色空間に色変換を行って、自機の出力機器の特性に適する画像形成が行える。
しかし、この場合には変換処理に伴う誤差(演算による丸め込み誤差等)が必ず存在するため、時には当該誤差による画質劣化が大きくなって、カラー原稿と出力画像との色の同一性を図ることができない場合が生じる。
また、かかる変換機能を持たせるとコストアップの要因となる問題がある。
そこで、安価で、このような変換誤差による画質劣化が発生しない方法として、送信側から標準色チャート(例えば、RGBの色チャート)を送信し、受信側はこの標準色チャートを用いて色調整(RGB色が再現できるように行う色調整)を行う方法が考えられる。
特開平10−178534号公報
しかしながら、標準色チャートによる色調整は、この標準色チャートを送信してきた送信側からのカラー画情報に対する色調整となるため、送信側が複数ある場合には、それぞれの送信側毎に色調整を行わなければならず、利便性が悪い問題があった。
また、例え色調整しても、その情報を保存等して管理しておかなければ、同じカラー画情報に基づきカラー画像形成する度に色調整を行わなければならず不便であった。
そこで、本発明は、画像形成する度毎に色調整を行わなくてもよいようにし、また同一の送信側に対して1回の色調整を行うだけでよいようにして利便性を高めたカラー画像通信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、カラー画情報の受信を行う通信手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する画像形成手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する際に、画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行い、これを色設定情報とする色調整手段と、色設定情報を当該カラー画情報毎に記憶する色設定情報記憶手段とを備えて、画像形成する度毎に色調整を行わなくてもよいようにして利便性を高めたことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、カラー画情報の受信を行う画情報通信手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する画像形成手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する際に、画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行い、これを色設定情報とする色調整手段と、該色調整手段により設定された色設定情報を、カラー画情報の送信元毎に記憶する色設定情報記憶手段とを備えて、同一の送信側に対して1回の色調整を行うだけでよいようにして利便性を高めたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、色設定情報を他の第2のカラー画像通信装置に送信する手段を備えたことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、色設定情報を受信した第2のカラー画像通信装置が、当該色設定情報を用いて色調整を行うことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、色設定情報を受信した第2のカラー画像通信装置が、当該色設定情報を他の第3のカラー画像通信装置に中継して送信することを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、色設定情報が、画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行うための色調整情報と、当該色調整情報を設定した際の当該画像形成手段等に関する機種情報とからなり、該機種情報に基づき色設定情報が自機で利用できるか否かを判断するようにしたことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、機外に外部記憶手段が設けられて、当該外部記憶手段から色設定情報を読込んで色調整を行うことを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、ネットワーク上にカラー画像通信装置が接続されると共に当該ネットワーク上のサーバが外部記憶手段をなして、ネットワークを介してサーバから色設定情報をダウンロードして色調整を行うことを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、色設定情報を外部記憶手段に記録させる記録手段を備えたことを特徴とする。
請求項10にかかる発明は、記録手段が、ネットワークを介してサーバに色設定情報をアップロードすることを特徴とする。
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、カラー画情報の受信を行う通信手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する画像形成手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する際に、画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行い、これを色設定情報とする色調整手段と、色設定情報を当該カラー画情報毎に記憶する色設定情報記憶手段とを備えたので、画像形成する度毎に色調整を行う省けて利便性が向上する。
請求項2にかかる発明によれば、カラー画情報の受信を行う画情報通信手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する画像形成手段と、カラー画情報に基づきカラー画像を形成する際に、画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行い、これを色設定情報とする色調整手段と、該色調整手段により設定された色設定情報を、カラー画情報の送信元毎に記憶する色設定情報記憶手段とを備えたので、同一の送信側に対して1回の色設定情報を行うだけで、当該送信側からのカラー画情報に対して良好な色再現性を得ることが可能になり利便性が向上する。
請求項3にかかる発明によれば、色設定情報を他の第2のカラー画像通信装置に送信する手段を備えたので、色調整情報を複数のカラー画像通信装置で共有することができるようになる。
請求項4にかかる発明によれば、色設定情報を受信した第2のカラー画像通信装置が、当該色設定情報を用いて色調整を行うようにしたので、自機で色調整情報を設定しなくても良好な色調整を行うことが可能になる。
請求項5にかかる発明によれば、色設定情報を受信した第2のカラー画像通信装置が、当該色設定情報を他の第3のカラー画像通信装置に中継して送信するようにしたので、色調整情報の共有化をさらに広げることが可能となる。
請求項6にかかる発明によれば、色設定情報が、画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行うための色調整情報と、当該色調整情報を設定した際の当該画像形成手段等に関する機種情報とからなり、該機種情報に基づき色設定情報が自機で利用できるか否かを判断するようにしたので、受信した色調整情報の有効な供給かが可能になる。
請求項7にかかる発明によれば、機外に外部記憶手段が設けられて、当該外部記憶手段から色設定情報を読込んで色調整を行うようにしたので、外部記憶手段を介して色設定情報の共有化を図ることが可能になる。
請求項8にかかる発明によれば、ネットワーク上にカラー画像通信装置が接続されると共に当該ネットワーク上のサーバが外部記憶手段をなして、ネットワークを介してサーバから色設定情報をダウンロードして色調整を行うようにしたので、サーバを介して色設定情報の共有化を図ることが可能になる。
請求項9にかかる発明によれば、色設定情報を外部記憶手段に記録させる記録手段を備えたので、外部記憶手段を介して色設定情報の共有化を図ることが可能になる。
請求項10にかかる発明によれば、記録手段が、ネットワークを介してサーバに色設定情報をアップロードするようにしたので、サーバを介して色設定情報の共有化を図ることが可能になる。
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明にかかるカラー画像通信装置の一例としてカラーファクシミリ装置のブロック図を示したものである。
当該カラーファクシミリ装置は、スキャナ部11、操作表示部12、システム制御部13、通信部14、記憶部15、プロッタ部16、符号化/複号化部17、外部記憶インタフェース部18等を備えて、バス19を介してデータの送受信を行っている。
スキャナ部11はカラー原稿等の画情報を読取りディジタルの画像データにするものであり、操作表示部12は、各種入力用のキーや表示用のLCD等を備えてマンマシンインタフェースをなしてオペレータの指示入力および機器からの情報出力を行うものである。なお、後述する色設定情報もこの操作表示部12により入力される。
システム制御部13は、CPU、ROM、RAM等から構成され、ファクシミリ装置全体の制御を行うものである。
通信部14は、電話回線等の回線やネットワーク等が接続されて、これらを介してファクシミリ装置が通信できるようにする通信インタフェースをなすものである。無論、SCSI,USB等により他の機器と通信できるようにする標準的なインタフェースであってもよく、専用の特殊インタフェースによる通信、さらには1システム中のモジュール間通信を可能にするインターフェースであってもよい。
記憶部15は、半導体メモリ,ハードディスク,光ディスク等を備えて、読取った画像データ、この画像データを所定の方式で圧縮したときに得られる画像データ、受信データ、画像形成用の画像データ、色設定情報等のデータを記憶するものである。
プロッタ部16は、インクジェット方式、電子写真方式、感熱方式、熱転写方式等の画像形成装置を備えて、画像形成用の画像データに基づき画像を記録出力するものである。
符号化/複号化部17は、画像データ等を所定の方式により圧縮符号化したり、逆に圧縮符号化された画像データを復号化するものである。
カラー画像の場合の符号化方式としてJPEG(Joint Photographic Experts Group)が用いられることが多いが、他の圧縮方式でもよい。
外部記憶インタフェース部18は、例えばフラッシュメモリ,外部ハードディスク装置,フロッピディスク装置,MO装置等の記憶手段を備えて、機器内部の色設定情報の書込み、読出しが行えると共に、記憶部15の補助装置として該記憶部15に記憶される情報と同様の情報を記憶することが可能になっている。
このような構成で、受信したカラー画情報毎に色調整情報を記憶しておく。この色調整情報は、例えば、図2に示すように、該当する画像を出力する際の基準状態(プロッタ部16が一般的なカラー画情報を最良の色合で出力できる状態)からの各色成分の増減量とすることが可能である。
図2では、例えば受信したカラー画情報No.1(a)は、基準状態からC成分を+5%(b)、M成分を−6%(c)、Y成分を−2%(d)、K成分を±0%(e)増減することにより良好な画像を得ることができることを示している。
即ち、受信したカラー画情報を画像形成する際に、このカラー画情報による画像が最適な色合になるように、標準的な値である基準状態に対して色調整量を操作表示部12から入力して設定する。この色調整量の設定においては試し出力を行う。
そして、この基準状態に対する色成分の増減量を色調整情報として当該カラー画情報に関連付けて(カラー画情報毎に)記憶部15に記憶する。
これにより色調整情報に基づきカラー画像形成が可能になるので、画像形成が要求された際には、新たに色調整の設定を行うことなく常に最適な色合で画像形成することが可能となる。
なお、色調整情報として画像形成時における色空間のパラメータでなくてもよく、受信したカラー画情報の色空間における色空間のパラメータでもよい。あるいは、例示したように一様に成分を変化させるものでなく、色調整情報として各色のガンマ値を変更するようにしてもよい。このような場合、各色あたり複数種のガンマ値を記載したテーブルを用意しておき、それらの中から適宜選択するようにしても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態を図を参照して説明する。なお、基本構成は、先に説明した第1の実施の形態と同じであるので、同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
第1の実施の形態では、受信したカラー画情報に対して色調整情報を設定して記憶し、この色調整情報に基づき色調整を行う場合について説明した。
この場合、ある1つの送信元から複数のカラー画情報を受信したような場合でも、それぞれのカラー画情報に対して色調整情報を設定し記憶しなければならない不便さが残る。
そこで、本実施の形態では、色調整情報を送信側に対応して記憶するようにして、同じ送信側であれば同じ色調整情報が利用できるようにしたものである。
例えば、図3に示すように、送信側がA社(f)の場合には、基準状態からC成分を+5%(g)、M成分を−6%(h)、Y成分を−2%(j)、K成分を±0%(k)の色調整量に設定する。
これによりA社から複数のカラー画情報が送られてきた場合であっても、1つの色調整情報に基づき色調整が行えるようになり、色調整情報を設定する手間が少なくなって利便性が向上する。
なお、このような送信側に対応した色調整情報は、当該送信側が新規の場合にのみ設定して記憶する。
また、色調整情報として画像形成時における色空間のパラメータでなくてもよく、受信したカラー画情報の色空間における色空間のパラメータでもよいことは先の実施の形態と同じである。
次に、本発明の第3の実施の形態を図を参照して説明する。なお、基本構成は、先に説明した第1及び第2の実施の形態と同じであるので、同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
これまで説明した各実施の形態では、色調整情報は自機で利用することを前提としていた。これに対して本実施の形態は、記憶している色調整情報を他の機器に送信して当該他の機器でも利用できるようにしたものである。
即ち、図4に示すように、第1のカラーファクシミリ装置21は色調整情報を第2のカラーファクシミリ装置22に送信することができ、また第2のカラーファクシミリ装置22はこの色調整情報を第3のカラーファクシミリ装置23に送信できるようになっている。
これにより、当該色調整情報を多くのカラーファクシミリ装置で共有化ができるようになり、他のカラーファクシミリ装置での色調整情報の設定手間が省けて利便性が向上する。
このような色調整情報は、第1のカラーファクシミリ装置21,第2のカラーファクシミリ装置22及び第3のカラーファクシミリ装置23が、例えばネットワーク接続されている場合には、当該ネットワーク経由でデータシェアリングすることにより送信可能である。
無論、これまで述べたように色調整情報は、カラー原稿を読取った読取手段の色特性と、カラー画像を形成する画像形成手段の色特性とを調整するための情報であるため、色調整情報を受信した側の画像形成手段の色特性が当該色調整情報を設定した側の画像形成手段の色特性と異なると、この色調整情報を利用することができない。
例えば、第1のカラーファクシミリ装置21と第3のカラーファクシミリ装置23とが同じ色特性を持つ画像形成手段を備え、第2のカラーファクシミリ装置22はこれらと異なる色特性を持つ画像形成手段を備えて、第1のカラーファクシミリ装置21で色調整情報が設定され、同じカラー画情報に基づきカラー画像形成を行う場合を考える。
この場合、第2のカラーファクシミリ装置22は、受信した色調整情報を利用することができないが、第3のカラーファクシミリ装置23はこの色調整情報を利用することができる。
従って、第1のカラーファクシミリ装置21と第3のカラーファクシミリ装置23とは色調整情報を共有することができ、各カラーファクシミリ装置で色調整情報を設定する手間が省けるようになる。
このように他の機器で設定された色調整情報を利用可能にするためには、先にも述べたようにカラー原稿を読取った読取手段の色特性と、カラー画像を形成する画像形成手段の色特性とが同じであることが要件となる。
そこで、かかる読取手段や画像形成手段の機種情報と色調整情報とをセットで送信したり受信したりすることにより、当該色調整情報が自機で利用できるか否かの判断が可能になる。以下、機種情報と色調整情報とを総称して色設定情報という。
図5は、このような色設定情報を送受信する際の処理手順を示したフローチャートで、カラー画情報の受信が完了すると(ステップSA1,SA2)、自機の記憶部15に送信側に対応した色調整情報があるか否かを調べる(ステップSA3)。
即ち、当該カラー画情報が例えばA社から送信されたものである場合に、図3に示すようなA社からのカラー画情報に対する色調整情報が記憶部15に記憶されているか否かを判断する。
この結果、該当する色調整情報が記憶されている場合には、当該色調整情報を読込み(ステップSA4)、この色調整情報に基づき色調整を行い、全てのカラー画情報の画像形成を行う(ステップSA11〜SA13)。
一方、自機の記憶部15に該当する色設定情報が記憶されていない場合には、他の機器に対して送信側に対応した色設定情報が記憶されているか否かを問い合せる(ステップSA5)。
この場合の他の機器には、送信側が含まれると共に、図4に示すような色設定情報を中継できる他のカラーファクシミリ装置が含まれる。
そして、この問い合せの結果、色設定情報がない場合には、自機で新たに色設定情報を設定すると共に、この色設定情報を記憶部15に記憶して(ステップSA9,SA10)、該色設定情報に基づき色調整を行い、全てのカラー画情報の画像形成を行う(ステップSA11〜SA13)。
また、この問い合せの結果、色設定情報がある場合には、それを受信し(ステップSA7)、この色設定情報が自機で利用できるか否かを機種情報に基づき判断する(ステップSA8)。
自機で利用できない場合には、色設定情報の新規設定、記憶部15への記憶、色調整の実行を行って、画像形成し(ステップSA9〜SA13)、自機で利用できる場合には、その色設定情報に基づき色調整を実行し、画像形成する(ステップSA10〜SA13)。
このように色設定情報の送信を可能にすることで、当該色設定情報が自機で利用できない場合(色設定情報の中継機能)も含めて色設定情報の共有化が図れるため、色設定情報の設定手間が省けるようになって良好なカラー画像を容易に形成できるようになる。
次に、本発明の第4の実施の形態を図を参照して説明する。なお、基本構成は、先に説明した第1〜第3の実施の形態と同じであるので、同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
これまで説明した各実施の形態において色設定情報は、自機の記憶部15に記憶する構成であった。これに対し、本実施の形態では、かかる色設定情報を外部記憶装置に記憶するようにしたものである。
即ち、図6に示すように、外部記憶装置としてメモリカード25を考えた場合、当該メモリカード25に色設定情報を記憶することにより、他のカラーファクシミリ装置にこのメモリカード25を装着することが可能になり、容易に色設定情報の共有化ができるようになる。
次に、本発明の第5の実施の形態を図を参照して説明する。なお、基本構成は、先に説明した第1〜第4の実施の形態と同じであるので、同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
第4の実施の形態では、外部記憶装置としてメモリカード25を用いる場合を例に説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば図7に示すように、複数のカラーファクシミリ装置29がネットワーク28で接続され、このネットワーク28上のサーバ26に色設定情報を記憶させておくようにしたものである。
但し、サーバ26を外部記憶装置として使う場合には、新たに自機で色設定情報を設定したときに、この情報をサーバ26に送り記憶する手順が必要になる。
図8は、このような手順を含む図5に対応したフローチャートである。この場合、自機にも記憶部15を備える場合があるので、図8においては、自機の記憶部15及びサーバ26に色設定情報を記憶するようにした場合を示している。従って、自機に記憶部15を備えていないような場合には、該当するステップをパスすればよい。
先ず、カラー画情報の受信が完了すると(ステップSB1,SB2)、自機の記憶部15に送信側に対応した色設定情報があるか否かを調べる(ステップSB3)。
即ち、当該カラー画情報が例えばA社から送信されたものである場合に、図3に示すようなA社からの画像に対する色設定情報が記憶部15に記憶されているか否かを判断する。
この結果、該当する色設定情報が記憶されている場合には、当該色設定情報を読込み(ステップSB4)、この色設定情報に基づき色調整を行い、全ての画像に対して画像形成を行う(ステップSB12〜SB14)。
一方、自機の記憶部15に該当する色設定情報が記憶されていない場合には、送信側に対応した色設定情報がサーバ26に記憶されているか否かを問い合せる(ステップSB5)。
なお、自機に記憶部15がない場合には、ステップSB3の判断により必然的にステップSB5に進む。
そして、この問い合せの結果、色設定情報がない場合には、自機で新たに色設定情報を設定すると共に、この色設定情報を記憶部15に記憶し(ステップSB9,SB10)、さらにサーバ26にこの色設定情報をアップロードする(ステップSB11)。
その後、該色設定情報に基づき色調整を行い、全ての画像に対して画像形成を行う(ステップSB12〜SB14)。
また、この問い合せの結果、色設定情報がある場合には、それをダウンロードし(ステップSB7)、この色設定情報が自機で利用できるか否かを機種情報に基づき判断する(ステップSB8)。
自機で利用できない場合には、色設定情報の新規設定、記憶部15への記憶、サーバ26へのアップロード、色調整の実行を行い、画像形成する(ステップSB9〜SB14)。また、自機で利用できる場合には、その色設定情報に基づき色調整を実行し、画像形成を行う(ステップSB10〜SB14)。
このようにすることにより、一度設定された色設定情報を、各機器で共有することができるようになるため、容易に良好な色同一性を得ることができるようになる。
本発明の実施の形態の説明に適用されるカラーファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。 色設定情報をカラー画情報毎に記憶する場合の設定状況を例示する図である。 色設定情報を送信側に対応させて記憶する場合の設定状況を例示する図である。 色設定情報を送受信する場合の構成を示す図である。 色設定情報を受信して設定するような場合の手順を示す図である。 色設定情報を外部記憶装置としてメモリカードに記憶する場合の構成を示す図である。 色設定情報を外部記憶装置としてサーバに記憶する場合の構成を示す図である。 サーバから色設定情報を取出し、また記憶する際の手順を示すフローチャートである。 従来の技術の説明に適用される色空間変換構成を説明する図である。
符号の説明
11 スキャナ部
12 操作表示部
13 システム制御部
14 通信部
15 記憶部
16 プロッタ
25 メモリカード
26 サーバ

Claims (10)

  1. カラー画情報の受信を行う通信手段と、
    前記カラー画情報に基づきカラー画像を形成する画像形成手段と、
    前記カラー画情報に基づきカラー画像を形成する際に、前記画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行い、これを色設定情報とする色調整手段と、
    前記色設定情報を前記カラー画情報毎に記憶する色設定情報記憶手段とを備えたことを特徴とするカラー画像通信装置。
  2. カラー画情報の受信を行う画情報通信手段と、
    前記カラー画情報に基づきカラー画像を形成する画像形成手段と、
    前記カラー画情報に基づきカラー画像を形成する際に、前記画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行い、これを色設定情報とする色調整手段と、
    該色調整手段により設定された前記色設定情報を、前記カラー画情報の送信元毎に記憶する色設定情報記憶手段とを備えたことを特徴とするカラー画像通信装置。
  3. 前記通信手段が、前記色設定情報を他の第2のカラー画像通信装置に送信することを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像通信装置。
  4. 前記色設定情報を受信した前記第2のカラー画像通信装置が、当該色設定情報を用いて色調整を行うことを特徴とする請求項3記載のカラー画像通信装置。
  5. 前記色設定情報を受信した前記第2のカラー画像通信装置が、当該色設定情報を他の第3のカラー画像通信装置に中継して送信することを特徴とする請求項3又は4記載のカラー画像通信装置。
  6. 前記色設定情報が、前記画像形成手段の特性に応じて最適な色合のカラー画像が形成できるように色調整を行うための色調整情報と、当該色調整情報を設定した際の前記画像形成手段等に関する機種情報とからなり、該機種情報に基づき前記色設定情報が自機で利用できるか否かを判断するようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載のカラー画像通信装置。
  7. 機外に外部記憶手段が設けられて、当該外部記憶手段から前記色設定情報を読込んで色調整を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像通信装置。
  8. ネットワーク上に前記カラー画像通信装置が接続されると共に当該ネットワーク上のサーバが前記外部記憶手段をなして、前記ネットワークを介して前記サーバから前記色設定情報をダウンロードして色調整を行うことを特徴とする請求項7記載のカラー画像通信装置。
  9. 前記色設定情報を前記外部記憶手段に記録させる記録手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像通信装置。
  10. 前記記録手段が、ネットワークを介して前記サーバに前記色設定情報をアップロードすることを特徴とする請求項9記載のカラー画像通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7948919B2 (en) 2005-07-08 2011-05-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Network terminal device

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