JP2004265810A - アノードキャップ取り外し工具 - Google Patents
アノードキャップ取り外し工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004265810A JP2004265810A JP2003056747A JP2003056747A JP2004265810A JP 2004265810 A JP2004265810 A JP 2004265810A JP 2003056747 A JP2003056747 A JP 2003056747A JP 2003056747 A JP2003056747 A JP 2003056747A JP 2004265810 A JP2004265810 A JP 2004265810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- anode
- crt
- anode cap
- holding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
【課題】アノード電圧供給用の端子を安全に取り外しでき、取り外し作業を容易に行なえて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【解決手段】CRT10に吸着したアノードキャップ7の内部下側に突出し、CRT10に穿設した穴部に嵌め込んだ2本のアノード電圧供給用の端子8をグランドワイヤーまで短絡させその後にアノードキャップ7をアノード電圧供給用の端子8ごとCRT10の穴部から取り外すもので、把手部1がゴムクリップ2で覆われ、把手部1から前方に向けて平板状部3が延設され、その先端に二股状の差込み部4が延設されて差込み部4は内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁5aに形成された二股状の左右両片5と左右両片5の根元部に設けられテーパーガイド縁5aの基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝6aを有する端子保持部6とで形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】CRT10に吸着したアノードキャップ7の内部下側に突出し、CRT10に穿設した穴部に嵌め込んだ2本のアノード電圧供給用の端子8をグランドワイヤーまで短絡させその後にアノードキャップ7をアノード電圧供給用の端子8ごとCRT10の穴部から取り外すもので、把手部1がゴムクリップ2で覆われ、把手部1から前方に向けて平板状部3が延設され、その先端に二股状の差込み部4が延設されて差込み部4は内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁5aに形成された二股状の左右両片5と左右両片5の根元部に設けられテーパーガイド縁5aの基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝6aを有する端子保持部6とで形成されている。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部のアノード電圧供給用の端子の短絡およびアノードキャップの取り外しを行なうためのアノードキャップ取り外し工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCRTのアノードキャップ取り外し構造は、例えば、CRTに設けられた穴部に嵌め入れられたアノード電圧供給用の2本の端子を放電するために、このアノード電圧供給用の2本の端子を覆いCRTの表面に吸着されているアノードキャップの端部に放電棒の先端を差し入れてアノード電圧供給用の端子に接触させて放電した後に、素手でアノードキャップをCRTの表面から外すとともにCRTの穴部に嵌め入れられ下面に外側に屈曲して係止されたアノード電圧供給用の2本の端子の下部の係止状態を解除するために、この2本の端子を素手で挟めてCRTの穴部から取り外すようにしていた。
ところが、アノード電圧供給用の2本の端子を素手で取り外すときに、充分放電されずに残っていた電圧で感電してしまう虞があるという問題があった。
また、本出願人は、先に実願2002−006372によって、アノードキャップ取り外し工具を出願している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アノード電圧供給用の端子を安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができるアノードキャップ取り外し工具を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップを前記アノード電圧供給用の端子ごと前記CRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部がゴムクリップで覆われ、この把手部から前方に向けて平板状部が延設され、その先端に二股状の差込み部が延設されていて、前記差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられ前記テーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されていることを特徴としている。
【0005】
請求項2に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップを前記アノード電圧供給用の端子ごと前記CRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部の先端に二股状の差込み部が延設されていて、前記差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられ前記テーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されていることを特徴としている。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記端子保持部の端子係入溝は、前記端子が入り込んで前記テーパーガイド縁側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝に形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記端子保持部の端子係入溝の左右中間部分の溝縁から前方向き且つ上向きに突設され左右両端子の間隙に入り込んで両端子を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部が設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、前記縦向き保持部の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面に形成されていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るアノードキャップ取り外し工具の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具でCRTの背面から2本のアノード電圧供給用の端子を取り外すときの状態を示し、(a)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込む前の斜視図、(b)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込んで2本の端子を掴んだときの斜視図、図2は第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具の端子係入溝に2本の端子が入り込んだ状態を示し、(a)はそのアノードキャップを含む平面図、(b)はその2本の端子を切断して示す断面図である。
【0008】
この第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具は、図1(a)に示すように、把手部1がゴムクリップ2で覆われ、この把手部1から前方に向けて平板状部3が延設され、その先端に二股状の差込み部4が延設されていて、差込み部4は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁5a、5aに形成された二股状の左右両片5、5と、この左右両片5、5の根元部に設けられテーパーガイド縁5a、5aの基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝6a、6aを有する端子保持部6とで形成されている。
【0009】
そして、図1(a)に示すように、アノードキャップ取り外し工具のゴムクリップ2で覆われた把手部1を掴んで、図1(b)に示すように、CRT10の裏面のアノードキャップ7の下側に二股状の左右両片5、5を差し入れてアノードキャップ7を浮かし、2本のアノード電圧供給用の端子8、8に左右両片5、5を接触させてアースされ、更に左右両片5、5を差し入れて、この左右両片のテーパーガイド縁5a、5aでガイドして端子8、8の間隔を狭めながら、図2(a)(b)に示すように、端子係入溝6a、6aに端子8、8を入れ込んで、CRT10の裏面の円形穴部(図示略)から端子8、8を引き抜いて取り外すようにする。
【0010】
したがって、この第1実施形態によれば、アノード電圧供給用の端子8、8をCRT10の裏面の円形穴部から安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【0011】
図3は第2実施形態のアノードキャップ取り外し工具の平面図である。
この第2実施形態のアノードキャップ取り外し工具は、図3に示すように、端子保持部6の端子係入溝6a,6aは、アノードキャップ7の2本のアノード電圧供給用の端子8、8が入り込んでテーパーガイド縁5a、5a側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝6b、6bに形成されている。
したがって、この第2実施形態によれば、端子保持溝6aの平面視円弧形状溝6b、6bに端子8、8が入り込んでテーパーガイド縁5a、5a側に抜けないので、端子8、8の間隔を狭めた状態を保持できて、安全である。
【0012】
図4は第3実施形態のアノードキャップ取り外し工具を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその部分拡大側面図である。
この第3実施形態のアノードキャップ取り外し工具は、図4(a)(b)に示すように、端子保持部6の端子係入溝6a、6aの左右中間部分の溝縁6cから前方向き且つ上向きに突設されアノードキャップのアノード電圧供給用の左右両端子8、8の間隙に入り込んで両端子8、8を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部9が設けられている。更に、縦向き保持部9の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面9aに形成されて、上端面9bの後側に上向き突起9cが突設されている。
【0013】
したがって、この第3実施形態によれば、断面略台形状の縦向き保持部9で両端子8、8を縦向きに保持できて、端子8、8が倒れたり傾いたりすることなく端子8、8の保持状態を安定化することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップをアノード電圧供給用の端子ごとCRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部がゴムクリップで覆われ、この把手部から前方に向けて平板状部が延設され、その先端に二股状の差込み部が延設されていて、差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられテーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されているので、以下に述べる効果を奏する。
【0015】
即ち、アノード電圧供給用の端子をCRTの裏面の円形穴部から安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップをアノード電圧供給用の端子ごとCRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部の先端に二股状の差込み部が延設されていて、差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられテーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されているので、以下に述べる効果を奏する。
【0017】
即ち、アノード電圧供給用の端子をCRTの裏面の円形穴部から安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、端子保持部の端子係入溝は、端子が入り込んでテーパーガイド縁側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝に形成されているので、端子保持溝の平面視円弧形状溝に端子が入り込んでテーパーガイド縁側に抜けないので、端子の間隔を狭めた状態を保持できて、安全である。
【0019】
請求項4に記載の発明は、端子保持部の端子係入溝の左右中間部分の溝縁から前方向き且つ上向きに突設され左右両端子の間隙に入り込んで両端子を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部が設けられているので、断面略台形状の縦向き保持部で両端子を縦向きに保持できて、端子が倒れたり傾いたりすることなく端子の保持状態を安定化することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、縦向き保持部の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面に形成されているので、両端子をこの端子ガイド用テーパー面に沿ってガイドできて、両端子の間に縦向き保持部を無理なくスムーズに入り込ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具でCRTの背面から2本のアノード電圧供給用の端子を取り外すときの状態を示し、(a)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込む前の斜視図、(b)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込んで2本の端子を掴んだときの斜視図である。
【図2】第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具の端子係入溝に2本の端子が入り込んだ状態を示し、(a)はそのアノードキャップを含む平面図、(b)はその2本の端子を切断して示す断面図である。
【図3】第2実施形態のアノードキャップ取り外し工具の平面図である。
【図4】第3実施形態のアノードキャップ取り外し工具を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその部分拡大側面図である。
【符号の説明】
1 把手部
2 ゴムクリップ
3 平板状部
4 二股状の差込み部
5 二股状の左右両片
5a テーパーガイド縁
6 端子保持部
6a 端子係入溝
6b 平面視円弧状溝
6c 溝縁
7 アノードキャップ
8 アノード電圧供給用の端子
9 保持部
9a 端子ガイド用テーパー面
9b 上端面
9c 上向き突起
10 CRT
【発明の属する技術分野】
本発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部のアノード電圧供給用の端子の短絡およびアノードキャップの取り外しを行なうためのアノードキャップ取り外し工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCRTのアノードキャップ取り外し構造は、例えば、CRTに設けられた穴部に嵌め入れられたアノード電圧供給用の2本の端子を放電するために、このアノード電圧供給用の2本の端子を覆いCRTの表面に吸着されているアノードキャップの端部に放電棒の先端を差し入れてアノード電圧供給用の端子に接触させて放電した後に、素手でアノードキャップをCRTの表面から外すとともにCRTの穴部に嵌め入れられ下面に外側に屈曲して係止されたアノード電圧供給用の2本の端子の下部の係止状態を解除するために、この2本の端子を素手で挟めてCRTの穴部から取り外すようにしていた。
ところが、アノード電圧供給用の2本の端子を素手で取り外すときに、充分放電されずに残っていた電圧で感電してしまう虞があるという問題があった。
また、本出願人は、先に実願2002−006372によって、アノードキャップ取り外し工具を出願している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アノード電圧供給用の端子を安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができるアノードキャップ取り外し工具を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップを前記アノード電圧供給用の端子ごと前記CRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部がゴムクリップで覆われ、この把手部から前方に向けて平板状部が延設され、その先端に二股状の差込み部が延設されていて、前記差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられ前記テーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されていることを特徴としている。
【0005】
請求項2に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップを前記アノード電圧供給用の端子ごと前記CRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部の先端に二股状の差込み部が延設されていて、前記差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられ前記テーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されていることを特徴としている。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記端子保持部の端子係入溝は、前記端子が入り込んで前記テーパーガイド縁側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝に形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記端子保持部の端子係入溝の左右中間部分の溝縁から前方向き且つ上向きに突設され左右両端子の間隙に入り込んで両端子を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部が設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、前記縦向き保持部の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面に形成されていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るアノードキャップ取り外し工具の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具でCRTの背面から2本のアノード電圧供給用の端子を取り外すときの状態を示し、(a)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込む前の斜視図、(b)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込んで2本の端子を掴んだときの斜視図、図2は第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具の端子係入溝に2本の端子が入り込んだ状態を示し、(a)はそのアノードキャップを含む平面図、(b)はその2本の端子を切断して示す断面図である。
【0008】
この第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具は、図1(a)に示すように、把手部1がゴムクリップ2で覆われ、この把手部1から前方に向けて平板状部3が延設され、その先端に二股状の差込み部4が延設されていて、差込み部4は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁5a、5aに形成された二股状の左右両片5、5と、この左右両片5、5の根元部に設けられテーパーガイド縁5a、5aの基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝6a、6aを有する端子保持部6とで形成されている。
【0009】
そして、図1(a)に示すように、アノードキャップ取り外し工具のゴムクリップ2で覆われた把手部1を掴んで、図1(b)に示すように、CRT10の裏面のアノードキャップ7の下側に二股状の左右両片5、5を差し入れてアノードキャップ7を浮かし、2本のアノード電圧供給用の端子8、8に左右両片5、5を接触させてアースされ、更に左右両片5、5を差し入れて、この左右両片のテーパーガイド縁5a、5aでガイドして端子8、8の間隔を狭めながら、図2(a)(b)に示すように、端子係入溝6a、6aに端子8、8を入れ込んで、CRT10の裏面の円形穴部(図示略)から端子8、8を引き抜いて取り外すようにする。
【0010】
したがって、この第1実施形態によれば、アノード電圧供給用の端子8、8をCRT10の裏面の円形穴部から安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【0011】
図3は第2実施形態のアノードキャップ取り外し工具の平面図である。
この第2実施形態のアノードキャップ取り外し工具は、図3に示すように、端子保持部6の端子係入溝6a,6aは、アノードキャップ7の2本のアノード電圧供給用の端子8、8が入り込んでテーパーガイド縁5a、5a側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝6b、6bに形成されている。
したがって、この第2実施形態によれば、端子保持溝6aの平面視円弧形状溝6b、6bに端子8、8が入り込んでテーパーガイド縁5a、5a側に抜けないので、端子8、8の間隔を狭めた状態を保持できて、安全である。
【0012】
図4は第3実施形態のアノードキャップ取り外し工具を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその部分拡大側面図である。
この第3実施形態のアノードキャップ取り外し工具は、図4(a)(b)に示すように、端子保持部6の端子係入溝6a、6aの左右中間部分の溝縁6cから前方向き且つ上向きに突設されアノードキャップのアノード電圧供給用の左右両端子8、8の間隙に入り込んで両端子8、8を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部9が設けられている。更に、縦向き保持部9の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面9aに形成されて、上端面9bの後側に上向き突起9cが突設されている。
【0013】
したがって、この第3実施形態によれば、断面略台形状の縦向き保持部9で両端子8、8を縦向きに保持できて、端子8、8が倒れたり傾いたりすることなく端子8、8の保持状態を安定化することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップをアノード電圧供給用の端子ごとCRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部がゴムクリップで覆われ、この把手部から前方に向けて平板状部が延設され、その先端に二股状の差込み部が延設されていて、差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられテーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されているので、以下に述べる効果を奏する。
【0015】
即ち、アノード電圧供給用の端子をCRTの裏面の円形穴部から安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップをアノード電圧供給用の端子ごとCRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部の先端に二股状の差込み部が延設されていて、差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられテーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されているので、以下に述べる効果を奏する。
【0017】
即ち、アノード電圧供給用の端子をCRTの裏面の円形穴部から安全に取り外しことができ、この取り外し作業を容易に行なうことができて、取り外し作業の効率をアップし感電の危険を防ぐことができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、端子保持部の端子係入溝は、端子が入り込んでテーパーガイド縁側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝に形成されているので、端子保持溝の平面視円弧形状溝に端子が入り込んでテーパーガイド縁側に抜けないので、端子の間隔を狭めた状態を保持できて、安全である。
【0019】
請求項4に記載の発明は、端子保持部の端子係入溝の左右中間部分の溝縁から前方向き且つ上向きに突設され左右両端子の間隙に入り込んで両端子を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部が設けられているので、断面略台形状の縦向き保持部で両端子を縦向きに保持できて、端子が倒れたり傾いたりすることなく端子の保持状態を安定化することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、縦向き保持部の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面に形成されているので、両端子をこの端子ガイド用テーパー面に沿ってガイドできて、両端子の間に縦向き保持部を無理なくスムーズに入り込ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具でCRTの背面から2本のアノード電圧供給用の端子を取り外すときの状態を示し、(a)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込む前の斜視図、(b)はそのアノードキャップ取り外し工具をアノードキャップに差し込んで2本の端子を掴んだときの斜視図である。
【図2】第1実施形態のアノードキャップ取り外し工具の端子係入溝に2本の端子が入り込んだ状態を示し、(a)はそのアノードキャップを含む平面図、(b)はその2本の端子を切断して示す断面図である。
【図3】第2実施形態のアノードキャップ取り外し工具の平面図である。
【図4】第3実施形態のアノードキャップ取り外し工具を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその部分拡大側面図である。
【符号の説明】
1 把手部
2 ゴムクリップ
3 平板状部
4 二股状の差込み部
5 二股状の左右両片
5a テーパーガイド縁
6 端子保持部
6a 端子係入溝
6b 平面視円弧状溝
6c 溝縁
7 アノードキャップ
8 アノード電圧供給用の端子
9 保持部
9a 端子ガイド用テーパー面
9b 上端面
9c 上向き突起
10 CRT
Claims (5)
- CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップを前記アノード電圧供給用の端子ごと前記CRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部がゴムクリップで覆われ、この把手部から前方に向けて平板状部が延設され、その先端に二股状の差込み部が延設されていて、前記差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられ前記テーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されていることを特徴とするアノードキャップ取り外し工具。
- CRTに吸着されたアノードキャップの内部下側に突出され、CRTに穿設された穴部に嵌め込まれた2本のアノード電圧供給用の端子をグランドワイヤーまで短絡させて、その後にこのアノードキャップを前記アノード電圧供給用の端子ごと前記CRTの穴部から取り外すようにしたアノードキャップ取り外し用工具であって、把手部の先端に二股状の差込み部が延設されていて、前記差込み部は、内側縁が先端側に向けて外向きに傾斜して開くテーパーガイド縁に形成された二股状の左右両片と、この左右両片の根元部に設けられ前記テーパーガイド縁の基部に連設されて左右外向きに凹設された端子係入溝を有する端子保持部とで形成されていることを特徴とするアノードキャップ取り外し工具。
- 前記端子保持部の端子係入溝は、前記端子が入り込んで前記テーパーガイド縁側に抜けないように先端側に向けて若干食い込んだ平面視円弧状溝に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアノードキャップ取り外し工具。
- 前記端子保持部の端子係入溝の左右中間部分の溝縁から前方向き且つ上向きに突設され左右両端子の間隙に入り込んで両端子を縦向きに保持するための断面略台形状の縦向き保持部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のアノードキャップ取り外し工具。
- 前記縦向き保持部の先端面が下側から斜め上向きに傾斜する端子ガイド用テーパー面に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のアノードキャップ取り外し工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003056747A JP2004265810A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | アノードキャップ取り外し工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003056747A JP2004265810A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | アノードキャップ取り外し工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004265810A true JP2004265810A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33120341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003056747A Pending JP2004265810A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | アノードキャップ取り外し工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004265810A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102801083A (zh) * | 2012-08-20 | 2012-11-28 | 江苏永能光伏科技有限公司 | 拆卸电缆线快速连接器的工具 |
CN110753977A (zh) * | 2018-01-25 | 2020-02-04 | 株式会社Lg化学 | 具有改进的防短路功能的扁平线缆 |
-
2003
- 2003-03-04 JP JP2003056747A patent/JP2004265810A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102801083A (zh) * | 2012-08-20 | 2012-11-28 | 江苏永能光伏科技有限公司 | 拆卸电缆线快速连接器的工具 |
CN110753977A (zh) * | 2018-01-25 | 2020-02-04 | 株式会社Lg化学 | 具有改进的防短路功能的扁平线缆 |
CN110753977B (zh) * | 2018-01-25 | 2022-12-27 | 株式会社Lg新能源 | 具有改进的防短路功能的扁平线缆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3063685U (ja) | 工具ホルダ― | |
JP4278129B2 (ja) | ソケットコネクタ | |
US8415046B2 (en) | Electric tools | |
BG65885B1 (bg) | Режещ инструмент | |
JP2017024166A (ja) | バッテリパックのためのラッチ機構 | |
KR101409961B1 (ko) | 전등 커버 결합구 | |
KR890001691B1 (ko) | 페널 장착가능한 퓨우즈 호울더 | |
JP2005266100A (ja) | 光コネクタ挿抜治具 | |
US20030068918A1 (en) | Biomedical patient electrode clasp with automatic stud lock | |
JP2004265810A (ja) | アノードキャップ取り外し工具 | |
US3903762A (en) | Golf shoe cleat wrench | |
US6712642B2 (en) | Electronic ignition device | |
JP4416582B2 (ja) | 背負式噴霧装置 | |
US7104266B2 (en) | Flossing tool | |
JPS6131501Y2 (ja) | ||
JP2005254406A (ja) | ビットホルダ | |
JPS6212323A (ja) | ケーブル取付装置用クリップ | |
JPH1186965A (ja) | コネクタ | |
JP4765926B2 (ja) | 端子保護部材 | |
KR200230376Y1 (ko) | 횡방향 배터리 삽입이 가능한 이동 단말기 | |
JP2017027894A (ja) | カバー装着用治具及びカバー装着方法 | |
US20230125198A1 (en) | Saw sheath | |
CN210811344U (zh) | 骨开孔器 | |
KR101136672B1 (ko) | 스폿용접건용 용접팁 탈거장치 | |
JP3096244U (ja) | メイン基板のホルダー取付構造 |