JP2004265506A - データ記録装置及び方法、プログラム - Google Patents

データ記録装置及び方法、プログラム Download PDF

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JP2004265506A
JP2004265506A JP2003054313A JP2003054313A JP2004265506A JP 2004265506 A JP2004265506 A JP 2004265506A JP 2003054313 A JP2003054313 A JP 2003054313A JP 2003054313 A JP2003054313 A JP 2003054313A JP 2004265506 A JP2004265506 A JP 2004265506A
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Ryogo Ito
亮吾 伊藤
Junichi Yokota
淳一 横田
Atsuo Okamoto
敦雄 岡本
Takaharu Yamada
崇晴 山田
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Abstract

【課題】少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録する場合に、複数のゾーンを跨がないようにする。
【解決手段】ゾーンの境界におけるアドレスを識別し、データを記録する前に、識別したアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するように記録媒体に対して割り当てる。また、少なくともゾーンの境界におけるアドレスを予め識別し、記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を識別したアドレスに基づき選択し、選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位でデータを記録媒体へ記録する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録するためのデータ記録装置及び方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)等の情報処理装置では、ノンリニアアクセス可能なハードディスクを始めとして、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の各種データ記録媒体が装着され、これにデータが記録される。
【0003】
このデータ記録媒体に記録されるデータを管理するためのファイルシステムが構築されるところ、その代表的なものとして例えば図13に示すようなFAT(File Allocation Table)システムが提案されている。
【0004】
FATシステム80は、MBR(Master Boot Record)81と、空き領域82と、BPB(BIOS Parameter Block)831、FAT領域832、FATで扱う1データ単位としてのクラスタが配されるデータ領域834を備え、このFATシステム80がパーティション83内に載ることになる。
【0005】
MBR81は、パーティション83の先頭と終端のアドレスが少なくとも記述されている。またBPB831には、OS(Operating System)をロードするためのブートや、FAT領域832やデータ領域834のサイズの情報等が少なくとも記述されてなる。
【0006】
FAT領域832は、ともにデータ領域834に対応して設けられ、それぞれにFATが記録される。このFAT領域832に記録されるFATは、主としてデータ領域834に記録されている所定ファイルのクラスタを検索するために使用され、係るデータ領域834を構成する複数のクラスタに対応した数のFATエントリからなる。
【0007】
データ領域834は、FATシステムにおける管理単位であるクラスタ毎にデータを記録するための領域である。クラスタのサイズは標準で4Kバイトとされるが、512バイト〜32Kバイトの間で2のべき乗の大きさをとることができる。ちなみに、1クラスタはnセクタで表される。
【0008】
このようなFATシステムによりデータファイルが管理される記録媒体に対してデータを記録するための記録装置として、記録すべきファイルによってクラスタサイズを選択し得る記録装置等(例えば、特許文献1参照。)、記録媒体内に物理的に連続した連続記録空間を確保して、これを第1のFATで管理し、その連続記録空間内の管理を第2のファイルシステムにより実行する記録又は再生装置(例えば、特許文献2参照。)等が、特に近年において提案されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−41341号公報
【特許文献2】
特開2001−325128号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したデータ記録媒体は、例えば図14(a)に示すように、ディスクを半径方向に複数のゾーンに分割するZCAV(Zone Constant Angular Velocity)方式により物理的にフォーマットされる。このZCAV方式では、各ゾーンの1トラックあたりのセクタ数を内周から外周にかけて増加させる。スピンドル・モータの回転数は、ゾーン内では一定であるが、各ゾーン間で異なり、特に内周から外周にかけてデータの転送レートは高速から低速へ遷移していくことになる。
【0011】
このようなZCAV方式でフォーマットされた光ディスクにデータを記録する場合には、当該記録するデータのサイズを識別し、識別したデータサイズに応じて、未使用の連続したクラスタ(以下、この連続したクラスタをクラスタ群という。)を選択する。
【0012】
しかしながら、図14(b)に示すように、クラスタ群が複数のゾーンを跨いで選択される場合がある。これは、論理的に存在するクラスタにおいて連続してデータを記録することができるが、互いに転送レートの異なる複数のゾーンにおいて、同一ファイルを構成するデータが記録されてしまう。その結果、ディスク回転速度を整定するための待ち時間が増大し、回転速度の調整に伴うモータへの消費電力が増加し、特に動画等のリアルタイム性の要求されるデータの読み出しが困難になるという問題点がある。
【0013】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録する場合に、複数のゾーンを跨がないようにすることで、特にリアルタイム性の要求されるデータを容易に読み出すことができるデータ記録装置及び方法、プログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ記録装置は、上述の課題を解決するために、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、データを記録するデータ記録装置において、ゾーンの境界におけるアドレスを識別する識別手段と、データを記録する前に、識別されたアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、記録媒体に対して割り当てる割当手段とを備え、割当手段は、ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するように上記パーティションを割り当てる。
【0015】
また本発明に係るデータ記録装置は、上述の課題を解決するために、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録するデータ記録装置において、少なくとも上記ゾーンの境界におけるアドレスを予め識別する識別手段と、記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を選択する選択手段と、選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位でデータを記録媒体へ記録する記録手段とを備え、選択手段は、さらに識別されたアドレスに基づき、クラスタ群を選択する。
【0016】
また本発明に係るデータ記録方法は、上述の課題を解決するために、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、データを記録するデータ記録方法において、ゾーンの境界におけるアドレスを識別し、データを記録する前に、識別したアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するように記録媒体に対して割り当てる。
【0017】
また本発明に係るデータ記録方法は、上述の課題を解決するために、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録するデータ記録方法において、少なくともゾーンの境界におけるアドレスを予め識別し、記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を識別したアドレスに基づき選択し、選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位でデータを記録媒体へ記録する。
【0018】
また本発明に係るプログラムは、上述の課題を解決するために、少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して所定の処理を実行するためのプログラムにおいて、ゾーンの境界におけるアドレスを識別し、データを記録する前に、識別したアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するように記録媒体に対して割り当てることをコンピュータに実行させる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
本発明は、例えば図1に示すようなデータ記録装置1に適用される。このデータ記録装置1は、例えばノンリニアアクセス可能なハードディスクを始めとして、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリカード等に代表される記録媒体にデータを記録するようにしたものであり、記録媒体13が挿入されるディスクドライブ3と、各構成要素を制御するためのCPU(Central Processing Unit)5と、CPU5にそれぞれ接続されてなり、データの蓄積や展開等に使用する作業領域としてのRAM8及び実行すべき制御プログラムを格納するROM9と、ユーザによる操作入力に応じた動作制御信号を生成するための操作入力部10と、他の電子機器との間で有線通信或いは有線通信により、各種情報を送受信するための通信部11と、装置全体に電源を供給するための電源12とを備えている。
【0021】
ディスクドライブ3は、挿入された記録媒体13に対してデータを記録し、或いは記録媒体13に記録されたデータを検出する光ピックアップ、記録媒体13を線速度一定(CLV: Constant Linear Velocity)又は、角速度一定(CAV: Constant Angular Velocity)で回転駆動させるスピンドルモータ等を備えている。
【0022】
CPU5は、例えばROM9に格納されている基本動作プログラムや各種処理定数に基づき、ディスクドライブ3に挿入された記録媒体13に対する記録、再生動作を制御し、また通信部11による他の電子機器とのデータ通信を制御する。このCPU5は、例えば、接続された操作入力部10から供給される信号に基づき、上述した各構成要素を制御してもよい。また、このCPU5に対して図示しないカメラ部が接続されている場合には、当該カメラ部から映像信号、音声信号が供給されることになる。
【0023】
操作入力部10は、例えばマウスやキーボード等のように、ユーザ自身が所定の入力処理を実行するためのデバイスである。
【0024】
通信部11は、他の電子機器との間で有線通信するための、イーサネット(登録商標)のケーブルやUSBケーブル等であり、またその電子機器との間でBluetooth等の無線通信方式に基づき各種情報を送受信するための無線LANカード等である。また電源12は、ユーザによる押圧操作に基づき、各構成要素に電流を供給する。
【0025】
記録媒体13は、例えば図2に示すように、ディスクを半径方向に複数のゾーンに分割するZCAV(Zone Constant Angular Velocity)方式により物理的にフォーマットされる。このZCAV方式では、各ゾーンの1トラックあたりのセクタ数を内周から外周にかけて増加させてゆく。スピンドル・モータの回転数は、ゾーン内では一定であるが、各ゾーン間で異なり、特に内周から外周にかけてデータの転送レートは高速から低速へ遷移していくことになる。
【0026】
次に、このような記録媒体13に記録されるデータを管理するためのファイルシステムにつき説明をする。
【0027】
図3は、記録媒体13におけるファイルシステムの処理階層を示している。このファイルシステム処理階層は、アプリケーションアドレス層の下に、ファイル管理処理層、論理アドレス層、物理アドレス層、フラッシュメモリアクセスが配される。本発明では、ファイル管理処理層としてFAT(File Allocation Table)システムを適用する。
【0028】
FATシステムは、記録媒体13をクラスタと呼ばれる論理単位に分割し、データサイズに応じてこのクラスタを1つ乃至複数割り当てることによりファイルを作り出すシステムであり、図4に示すようにMBR(Master Boot Record)21と、空き領域22と、BPB(BIOS Parameter Block)231、第1のFAT領域232、第2のFAT領域233、FATで扱う1データ単位としてのクラスタが配されるデータ領域234とを備え、このFATシステムがパーティション23に載ることになる。
【0029】
MBR21は、パーティション23の先頭と終端のアドレスが少なくとも記述されている。
【0030】
空き領域22は、MBR21と、パーティション23との間に配され、少なくとも各ゾーンのアドレス情報が記録される。この空き領域22は、通常数百Kバイトから数Mバイトのサイズからなるが、このサイズを必要に応じて変更することにより、パーティション23のサイズや、開始位置を自在に制御することができる。
【0031】
BPB231には、OS(Operating System)をロードするためのブートや、FAT領域232,233やデータ領域234のサイズの情報等が少なくとも記述されてなる。
【0032】
第1のFAT領域232並びに第2のFAT領域233は、ともにデータ領域234に対応して設けられてなり、クラスタのリンク構造を示すテーブルとしてのFATが記録される。第2のFAT領域233は、あくまで第1のFAT領域232を補完するための設けられたものであり、第1のFAT領域232に記録されるFATのコピーが、第2のFAT領域233に記録されることになる。これらのFAT領域232,233に記録されるFATは、主としてデータ領域234に記録されている所定ファイルのクラスタを検索し、或いは管理するために使用され、係るデータ領域234を構成する複数のクラスタに対応した数のFATエントリからなる。
【0033】
データ領域234は、FATシステムにおける管理単位であるクラスタ毎にデータを記録するための領域である。クラスタのサイズは標準で4Kバイトとされるが、512バイト〜32Kバイトの間で2のべき乗の大きさをとることができ、1クラスタはnセクタで表される(n=1,2,4,8,16,・・,128,・・)。なお、このデータ領域234の最先位置に配されるクラスタを先頭クラスタ301と称する。またこのデータ記録領域の最後尾に配されるクラスタを後端クラスタ302と称する。
【0034】
このようなFATシステムでは、例えば図5に示すように、FATのエントリ番号とクラスタのエントリ番号とが、1対1で対応している。FAT管理領域には、次のクラスタ番号が記述される。ファイルは、上述のとおりクラスタを単位として構成されているが、クラスタの記録媒体13上の物理的な位置は常に連続しているわけではない。このため、FATにより、各クラスタがどのような順に連結してファイルを構成しているか管理する必要があるため、次のクラスタ番号が付されることになる。
【0035】
またFAT管理領域には、対応するクラスタが未だ使用されてないため現在使用可能であることを示す値、対応するクラスタに欠陥があることを示す値等も記述される。
【0036】
次に、本発明を適用したデータ記録装置1において、各ゾーンの境界位置をLBA(Logical Block Addressing)によるアドレス方法に基づき特定する手順につき、図6を用いて説明をする。
【0037】
先ず、ステップS11において、CPU5は、記録媒体13の総セクタ数を識別する。この識別では、記録媒体13のインターフェースとしてATA/ATAPI(AT Attachment/ATA Packet Interface)を採用する場合に、規定されたコマンドの1つとして、”IDENTIFY DEVICE”がある。このコマンドを実行したときに取得することができる情報として、”Total number of user addressable sectors”があり、この値から総セクタ数を識別することができる。ちなみに、この識別した総セクタ数は、指定可能なLBAの最大値である。
【0038】
次にステップS12へ移行し、CPU5は、図7(a)に示すように、記録媒体13からLBA毎にデータを読み出し、その読み出しに必要な時間を順次計測する。このとき、ATA/ATAPIを採用する場合に、”READ SECTOR”又は”READ DMA”等のデータの読み出しコマンドを、読み出すデータ長を512バイトに指定することにより順次実行し、データ読み出しにおける所要時間を計測してもよい。一のLBAにつき、上記所要時間の計測を終了した場合にはステップS13へ移行する。
【0039】
ステップS13において、CPU5は、全てのセクタに対してデータの読み出し時間の計測を終了したか否か判別する。その結果、全てのセクタにつき、データの読み出し時間が求められていた場合には、ステップS15へ移行し、それ以外の場合には、ステップS14へ移行する。
【0040】
ステップS14において、CPU5は、LBAを1増加させる。ちなみに、このLBAの増分は、1に限定されるものではなく、いかなる整数であってもよい。すなわち、このステップS12〜ステップS14の処理を繰り返し実行することにより、CPU5は、全てのLBAに対するデータ読み出しの所要時間を計測することができる。
【0041】
次に、ステップS15へ移行し、CPU5は、計測した各LBAに対するデータ読み出し時間を集計し、ゾーン境界に位置するLBAを特定する。すなわち、各ゾーンの転送レートは、互いに異なるため、データ読み出しの所要時間も各ゾーン間で異なる。このため、全てのLBAに対するデータ読み出しの所要時間を計測すると、図7(b)に示すように、記録媒体13の内周から外周にかけてデータの読み出し所要時間が階段状に変化することになる。この図7(b)において、所要時間の変化点にあるLBAが、ゾーンの境界を示しており、換言すれば、各ゾーンの開始位置におけるLBAを示している。以下、この所要時間の変化点にあるLBAを開始LBAと称する。ちなみに、この開始LBAの数を識別することにより、この記録媒体13において分割されたゾーン数を識別することが可能となる。CPU5は、このステップS15において、取得した開始LBAを空き領域22に記録し、ゾーンの境界位置におけるアドレスの特定処理を終了させる。
【0042】
このように、本発明を適用したデータ記録装置1では、記録媒体13において分割された各ゾーンの境界位置を特定する際に、データの読み出し時間を計測するという比較的簡単な処理を実行するのみで実現することができ、装置全体の容量の削減による効率化を図ることができる。またこの記録媒体13として、例えば着脱不可能な備え付けのハードディスクを適用する場合には、このアドレスの特定処理を、製造時に行われるディスク全面読み出し検査工程に組み込むことにより、予めゾーンの境界位置が識別された状態で、このデータ記録装置1を製品として出荷することも可能となる。
【0043】
次に、ファイル管理処理層としてFATシステムを適用する本発明において、記録媒体13上にパーティションを定義する方法につき説明をする。
【0044】
記録媒体において分割された各ゾーンに対して、無作為的にパーティション23を定義してしまうと、図8(a)に示すように、ゾーンの境界とクラスタの境界が合致しない場合が生じてしまう。FATシステムにおいて、記録媒体13に対し、クラスタ単位でデータが記録されるところ、当該記録されたデータが複数のゾーンに跨ることなり、特に動画等のリアルタイム性の要求されるデータの読み出しが困難となってしまう。
【0045】
このため、本発明では、図8(b)に示すように、パーティション23を定義する際に、予めゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するようにパーティション23を割り当てる。これにより、クラスタ単位で構成されるデータが、ゾーンを跨いで記録媒体13上に記録されることがなくなり、ディスク回転速度を整定するための待ち時間を短縮させることができ、また回転速度の調整に伴うモータへの消費電力を軽減させることができ、ひいてはリアルタイム性の要求されるデータを容易に読み出すことが可能となる。
【0046】
図9は、データ記録装置1において、パーティション23を定義する手順を示している。
【0047】
先ずステップS21において、CPU5は、上述の如く各ゾーンの開始LBAを特定する。後においてクラスタとの境界位置を合致させるために、予め記録媒体13において分割されてなる各ゾーンの境界位置を識別しておく。
【0048】
次にステップS22に移行し、CPU5は、MBR21に記述されているパーティションテーブルを参照し、パーティション23のサイズを識別する。また、CPU5は、先頭クラスタ301における最先に位置するセクタを識別し、当該セクタのLBAを取得する。
【0049】
またCPU5は、ステップS22において、記録媒体13の総セクタ数を識別する。ATA/ATAPIを採用する場合において、CPU5は、”IDENTIFY DEVICE”コマンドを実行することにより、総セクタ数、ひいては指定可能なLBAの最大値を取得するようにしてもよい。
【0050】
次にステップS23へ移行し、CPU5は、記録媒体13において、最内周或いは最外周のいずれからパーティション23を定義し直すか選択を行う。ちなみに、このステップS23における選択は、例えば操作入力部10からの入力に応じて、CPU5が実行するようにしてもよい。
【0051】
次にステップS24へ移行し、CPU5は、記録媒体13に対してパーティション23の割り当てを実行する。以下、この記録媒体13に対するパーティションの割り当てを最適化と称する。この最適化の具体例については、後に詳述する。
【0052】
次にステップS25へ移行し、最適化処理された記録媒体13に対して通常の物理フォーマットを実行する。このステップS25における物理フォーマットの中に、ステップS24の最適化処理を組み込んでもよい。かかる場合には、上述したステップS23における選択に応じて、記録媒体13の最内周或いは最外周のいずれかより物理フォーマットを実行していくことになる。その結果、記録媒体13の最内周に位置するゾーンの開始位置がクラスタの開始位置となり、或いは、記録媒体13の最外周に位置するゾーンの終端位置がクラスタの終端位置となるようにパーティションが割り当てられることになる。
【0053】
図10は、最適化処理の具体的な例を示すフローチャートを示している。
【0054】
先ずステップS31において、CPU56は、上述したステップS23において、記録媒体13の内周或いは外周のいずれから最適化することにつき、選択されたかを識別する。その結果、記録媒体13の最内周から最適化することにつき選択されていた場合には、ステップS32へ移行する。一方、ステップS23において記録媒体13の最外周から最適化することにつき選択されていた場合には、ステップS33へ移行する。
【0055】
ステップS32では、記録媒体13の最内周に位置するゾーンのサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍となっているか判別する。このステップS32において、例えば図11(a)に示すように、記録媒体13の最内周のゾーン400が、クラスタ401の整数倍となる場合には、ゾーン400と、そのゾーン400の次に続くゾーン500との境界が、クラスタの境界と合致することを意味する。かかる場合において、クラスタ単位でデータを記録しても、同一ファイルがゾーンの境界を跨いて記録されることがなくなるため、記録媒体13の最内周からそのまま最適化処理を実行することになる。一方、図11(b)に示すように、ゾーン400のサイズが、上記クラスタ401のサイズの整数倍となっていない場合には、そのままクラスタ単位でデータを記録しても、同一ファイルがゾーンを跨いで記録されることになるため、次のステップS34に移行して所定の処理を実行することになる。
【0056】
ちなみに、このステップS32における判別は、以下の式(1)に基づいて実行してもよい。
(ゾーン500の開始LBA−ゾーン400の開始LBA)/クラスタ401のサイズ・・・・・(1)
この式(1)において、剰余が出なければ、ゾーン400のサイズが、クラスタサイズの整数倍となることを示唆しており、そのまま記録媒体13へデータを記録する。一方、式(1)において剰余が出た場合には、ゾーン400のサイズがクラスタサイズの整数倍とならないことを示唆しているため、ステップS34へ移行する。
【0057】
ステップS33では、記録媒体13の最外周に位置するゾーンのサイズが、クラスタのサイズの整数倍となっているか判別する。このステップS33において、例えば図11(c)に示すように、記録媒体13の最外周のゾーン700が、クラスタ701の整数倍となる場合には、ゾーン700と、そのゾーン700の前に配されるゾーン600との境界が、クラスタの境界と合致することを意味する。かかる場合において、クラスタ単位でデータを記録しても、同一ファイルがゾーンの境界を跨いて記録されることがなくなるため、記録媒体13の最外周からそのまま最適化処理を実行することになる。一方、図11(d)に示すように、ゾーン700のサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍となっていない場合には、そのままクラスタ単位でデータを記録しても、同一ファイルがゾーンを跨いで記録されることになるため、次のステップS34に移行して所定の処理を実行することになる。
【0058】
ちなみに、このステップS33における判別は、以下の式(2)に基づいて実行してもよい。
(パーティション23の終端LBA−ゾーン700の開始LBA)/クラスタ701のサイズ・・・・・(2)
この式(2)において、剰余が出なければ、ゾーン700のサイズが、クラスタサイズの整数倍となることを示唆しており、そのまま記録媒体13へデータを記録する。一方、式(2)において剰余が出た場合には、ゾーン700のサイズがクラスタサイズの整数倍とならないことを示唆しているため、ステップS34へ移行する。
【0059】
ステップS34では、実際に、記録媒体13の最内周に位置するゾーン400、最外周に位置するゾーン700のサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍となるように調整を行う。この調整では、例えばパーティション23の開始LBA或いは終端LBAの位置を、上述の式(1)、(2)において求められた剰余分に基づき変更する。また、このステップS34では、パーティション23のサイズを変更することにより上述した調整を実行してもよい。ちなみに、このステップS34における各調整は、空き領域22のサイズを変えることにより実現する。このようなステップS34における調整を実行することにより、最終的に、ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するようにパーティション23が割り当てられることになる。
【0060】
すなわち、この図10に示す最適化処理を実行することにより、少なくともゾーン400とゾーン500の境界位置、或いはゾーン600とゾーン700の境界位置に対してクラスタの境界を合致させることができる。他のゾーンのサイズ如何により、全てのゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するように、パーティション34が割り当てられる場合もある。
【0061】
次に、本発明を適用したデータ記録装置1において、実際にデータを記録する手順につき図12を用いて説明をする。
【0062】
先ずステップS41において、CPU5は、通信部11を介して外部から供給されるデータのサイズを識別する。このときCPU5は、識別したデータのサイズから記録するために必要なクラスタサイズを演算し、さらには記録媒体13へ記録する際に必要なクラスタ数を演算する。
【0063】
このステップS41において、記録するデータサイズが未知の場合には、先ず、当該記録するデータの種別(例えば静止画であるか、動画であるか、更には音楽データであるか等)につき確認を行う。このデータ種別の確認は、例えば、データ記録装置1における現在のモード等から容易に実行することができる。
【0064】
次にステップS42へ移行し、CPU5は、未使用の連続したクラスタから構成される一のクラスタ群を選択する。そして当該選択したクラスタ群を構成するクラスタ数が、ステップS41において演算したクラスタ数以上であれば、そのクラスタ群の先頭クラスタにおけるクラスタ番号を取得する。一方、当該選択したクラスタ群を構成するクラスタ数が、ステップS41において演算したクラスタ数に満たない場合には、よりクラスタ数の多い他のクラスタ群を順次選択してゆく。
【0065】
次にステップS43へ移行し、選択したクラスタ群における先頭のセクタ並びに後端のセクタにつきLBAを算出する。このステップS43において、クラスタ番号y1と物理的に対応するLBAの算出は、例えばFAT32システムの場合において、MBR21に存在するパーティションテーブル中の開始セクタ、BPB231に記述されている1セクタあたりのクラスタ数”BPB_BytesPerSec”、FATの数”BPB_NumFATs”、1つのFATあたりのセクタ数”BPB_FATSz32”、ルートディレクトリの開始クラスタ番号”BPB_RootClus”としたとき、以下の式(3)より実行される。
開始セクタ+(BPB_FATSz32×BPB_NumFATs)+BPB_BytesPerSec×(y1−BPB_RootClus)・・・・・(3)
例えば、パーティションテーブル中の開始セクタが3Fであり、BPB_BytesPerSec=40、BPB_NumFATs=2、BPB_FATSz32=9000、BPB_RootClus=2としたとき、クラスタ番号100と物理的に対応するLBAは、
3F+(9000×2)+40×(100−2)=15FBF
となる。ちなみに、この算出されるLBAの値は、全て16進数で表現されることになる。
【0066】
次にステップS44へ移行し、CPU5は、クラスタ群の先頭、後端につきそれぞれ演算したLBAと、各ゾーンの境界位置におけるLBAとを照合することにより、選択したクラスタ群がゾーンの境界を跨いでいるか否か判別する。その結果、ゾーンの境界を跨いでいるものと判別された場合には、ステップS45へ移行する。一方、選択したクラスタ群がゾーンの境界を跨いでいない場合には、ステップS46へ移行する。なお、ゾーンの境界位置におけるLBAにつき、取得されていない場合に、CPU5は、図6に示す方法により係るLBAを求めるようにしてもよい。
【0067】
ステップS45において、CPU5は、クラスタ群の変更が可能か判断する。その結果、クラスタ群の変更が可能な場合には、再びステップS42へ移行し、他の一のクラスタ群を順次選択してLBAを算出してゆく。一方、クラスタ群の変更が不可能な場合には、ステップS46へ移行する。ちなみに、このステップS45においてCPU5は、クラスタ群の変更が可能か否か判別する場合のみならず、選択したクラスタ群の先頭並びに後端のセクタのLBAの変更が可能である場合には、当該LBAを変更することにより、上述したステップS42の処理を代替してもよい。
【0068】
またステップS46へ移行した場合に、CPU5は、通信部11を介して供給されたデータにつき、選択したクラスタ群に記録する。すなわち、選択したクラスタ群は、ゾーンの境界を跨いでいないため、互いに転送レートの異なる複数のゾーンにおいて、同一ファイルを構成するデータが記録されることはなくなり、特にリアルタイム性の要求されるデータを転送レートが等しい位置に記録することができる。その結果、記録されたデータを読み出してリアルタイムな再生を容易に実現することができる。
【0069】
上述した手順を行う上で、記録するデータサイズが未知の場合には、先ずステップS41において、当該記録するデータの種別(例えば静止画であるか、動画であるか、更には音楽データであるか等)につき確認を行う。このデータ種別の確認は、例えば、データ記録装置1において設定されている現在のモード等から容易に行うことができる。
【0070】
次にステップS42へ移行し、ステップS41において確認したデータの種別に基づき、クラスタ群を選択する。このクラスタ群の選択では、記録するデータが静止画や音楽データである場合には、数メガバイト、動画である場合には、数百メガバイトから数ギガバイトのクラスタサイズを確保できるようにする。更にこのステップS42では、操作入力部10を介したユーザによる入力動作に基づく行動特性や、記録媒体13への物理フォーマットの種類により、クラスタ群の選択において自由度を持たせてもよい。
【0071】
なお、上述したデータを記録する手順において、選択したいかなるクラスタ群がゾーンの境界を跨ぐ場合には、任意のクラスタ群を選択するようにしてもよい。
【0072】
また、本発明は上述した実施の形態に限定されることはない。例えば、上述したデータ記録方法をコンピュータに実行させるプログラムとして適用してもよい。かかるプログラムを記録した記録媒体として適用してもよい。
【0073】
また本実施の形態では、主としてハードディスク等に適用されるZCAV方式を例にとり説明をしたが、かかる場合に限定されるものではなく、MO(Magneto Optocal disk)、PD(Phase change rewiterable Disk)、Zip、SuperDisk等のZCAV方式を適用する他の記録媒体に対しても適用可能である。
【0074】
また本実施の形態では、単一のパーティションを定義する場合を例に取り説明をしたが、かかる場合に限定されるものではなく、複数のパーティション(最大4エントリ)を定義する場合においても同様の手順を踏むことにより実行することができる。
【0075】
また、本実施の形態では、基本パーティションを記録媒体13へ割り当てる場合につき説明をしたが、かかる場合に限定されるものではなく、拡張パーティションの場合についても同様の手順により割り当てることができる。かかる場合には、MBR21の代替として、EBR(Extended Boot Record)を用いるようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るデータ記録装置及び方法、プログラムは、ゾーンの境界におけるアドレスを識別し、データを記録する前に、識別したアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するように記録媒体に対して割り当てる。
【0077】
これにより、本発明では、クラスタ単位で構成されるデータが、ゾーンを跨いで記録媒体上に記録されることがなくなり、ディスク回転速度を整定するための待ち時間の短縮、回転速度の調整に伴うモータへの消費電力を軽減を図ることができ、さらには動画等のリアルタイム性の要求されるデータを容易に読み出すことが可能となる。
【0078】
以上詳細に説明したように、本発明に係るデータ記録装置及び方法、プログラムは、少なくともゾーンの境界におけるアドレスを予め識別し、記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を識別したアドレスに基づき選択し、選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位でデータを記録媒体へ記録する。
【0079】
これにより、本発明では、選択したクラスタ群が、ゾーンの境界を跨ぐことを極力防止することができるため、互いに転送レートの異なる複数のゾーンにおいて、同一ファイルを構成するデータが記録されることはなくなり、特にリアルタイム性の要求されるデータを、転送レートが等しい位置に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ記録装置のブロック構成を示す図である。
【図2】ZCAV方式による物理的にフォーマットについて説明するための図である。
【図3】記録媒体におけるファイルシステムの処理階層を示す図である。
【図4】FATシステムについて説明するための図である。
【図5】FATのエントリ番号、FAT管理領域につき説明するための図である。
【図6】各ゾーンの境界位置をLBAによるアドレス方法に基づき特定する手順を示すフローチャートである。
【図7】”READ SECTOR”コマンドを実行した場合につき説明するための図である。
【図8】ゾーンの境界に対してクラスタの境界が合致するようにパーティションを割り当てる場合につき説明するための図である。
【図9】データ記録装置において、パーティションを定義する手順を示すフローチャートである。
【図10】最適化処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
【図11】ゾーンのサイズがクラスタのサイズの整数倍となっているか判別する場合につき説明するための図である。
【図12】本発明を適用したデータ記録装置において、実際にデータを記録する手順をフローチャートである。
【図13】FATシステムにつき説明するための図である。
【図14】ディスクを半径方向に複数のゾーンに分割するZCAV方式により物理的にフォーマットする場合につき説明するための図である。
【符号の説明】
1 データ記録装置、5 CPU、8 RAM、9 ROM、10 操作入力部、11 通信部、12 電源

Claims (14)

  1. 少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、データを記録するデータ記録装置において、
    上記ゾーンの境界におけるアドレスを識別する識別手段と、
    上記データを記録する前に、上記識別されたアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と上記複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、上記記録媒体に対して割り当てる割当手段とを備え、
    上記割当手段は、上記ゾーンの境界に対して上記クラスタの境界が合致するように上記パーティションを割り当てること
    を特徴とするデータ記録装置。
  2. 上記割当手段は、上記記録媒体の最内周に位置するゾーンの開始位置を上記クラスタの開始位置として、或いは上記記録媒体の最外周に位置するゾーンの終端位置を上記クラスタの終端位置として、上記パーティションを割り当てること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 上記割当手段は、
    上記記録媒体の最内周に位置するゾーンの開始位置を上記クラスタの開始位置とするときには、上記最内周に位置するゾーンのサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍になる場合に上記パーティションを割り当て、
    また、上記記録媒体の最外周に位置するゾーンの終端位置を上記クラスタの終端位置とするときには、上記最外周に位置するゾーンのサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍となる場合に上記パーティションを割り当てること
    を特徴とする請求項2記載のデータ記録装置。
  4. 少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録するデータ記録装置において、
    少なくとも上記ゾーンの境界におけるアドレスを予め識別する識別手段と、
    記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を選択する選択手段と、
    上記選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位で上記データを上記記録媒体へ記録する記録手段とを備え、
    上記選択手段は、さらに上記識別されたアドレスに基づき、上記クラスタ群を選択すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  5. 上記選択手段は、上記ゾーンの境界を含まないクラスタ群を優先的に選択すること
    を特徴とする請求項4記載のデータ記録装置。
  6. 上記選択手段は、選択したクラスタ群が、ゾーンの境界を含む場合には、他のクラスタ群を選択すること
    を特徴とする請求項4記載のデータ記録装置。
  7. 少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、データを記録するデータ記録方法において、
    上記ゾーンの境界におけるアドレスを識別し、
    上記データを記録する前に、上記識別したアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と上記複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、上記ゾーンの境界に対して上記クラスタの境界が合致するように上記記録媒体に対して割り当てること
    を特徴とするデータ記録方法。
  8. 上記記録媒体の最内周に位置するゾーンの開始位置を上記クラスタの開始位置として、或いは上記記録媒体の最外周に位置するゾーンの終端位置を上記クラスタの終端位置として、上記パーティションを割り当てること
    を特徴とする請求項7記載のデータ記録方法。
  9. 上記記録媒体の最内周に位置するゾーンの開始位置を上記クラスタの開始位置とするときには、上記最内周に位置するゾーンのサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍になる場合に上記パーティションを割り当て、
    また、上記記録媒体の最外周に位置するゾーンの終端位置を上記クラスタの終端位置とするときには、上記最外周に位置するゾーンのサイズが、上記クラスタのサイズの整数倍となる場合に上記パーティションを割り当てること
    を特徴とする請求項8記載のデータ記録方法。
  10. 少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録するデータ記録方法において、
    少なくとも上記ゾーンの境界におけるアドレスを予め識別し、
    記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を上記識別したアドレスに基づき選択し、
    上記選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位で上記データを上記記録媒体へ記録すること
    を特徴とするデータ記録方法。
  11. 上記ゾーンの境界を含まないクラスタ群を優先的に選択すること
    を特徴とする請求項10記載のデータ記録方法。
  12. 上記選択手段は、選択したクラスタ群が、ゾーンの境界を含む場合には、他のクラスタ群を選択すること
    を特徴とする請求項10記載のデータ記録方法。
  13. 少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して所定の処理を実行するためのプログラムにおいて、
    上記ゾーンの境界におけるアドレスを識別し、
    上記データを記録する前に、上記識別したアドレスに基づき、複数のクラスタから構成されるデータ領域と上記複数のクラスタを管理するための管理領域とを有するパーティションを、上記ゾーンの境界に対して上記クラスタの境界が合致するように上記記録媒体に対して割り当てることをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 少なくとも複数のゾーンに分割された記録媒体に対して、所定数のセクタからなるクラスタ単位でデータを記録することをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    少なくとも上記ゾーンの境界におけるアドレスを予め識別し、
    記録するデータのサイズに応じて、未使用の連続したクラスタから構成されるクラスタ群を上記識別したアドレスに基づき選択し、
    上記選択したクラスタ群を構成するクラスタ単位で上記データを上記記録媒体へ記録することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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