JP2004264959A - 輸送計画立案システム - Google Patents

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Abstract

【課題】工場に在庫がなるべく残らないように、かつ出荷に用いる鉄道用コンテナーに空きスペースが少なくなるように、出荷のタイミングを決める。
【解決手段】生産計画を用いて在庫予測を立て、出荷期限よりも前において在庫をすべてコンテナーに積み込んだときにコンテナーの空きスペースが最も少なくなる日を出荷希望日として計算する。鉄道の運行データを用いて、出荷希望日にできるだけ近く出荷できる日を出荷可能日として算出する。出荷可能日が出荷期限より後になってしまうときは、生産計画を立て直す。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナーに荷を効率的に収納する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
メーカーが製造した量産部品は、ジャスト・イン・タイム方式に代表されるように、流通経路のどの部分においても在庫の数量を少なく抑えるようになっている。すなわち、量産部品の発注、製造及び納入が、短いサイクルにおいて必要な数量毎に行われる傾向になっている。
【0003】
メーカーが製造した量産部品を遠隔地に運搬するために、鉄道によるコンテナー輸送が利用されている。コンテナーは鉄道会社が所有している。メーカーは、部品の生産計画あるいは納入期限を考慮して、部品を入れるために必要なコンテナーの個数と運搬するタイミングとを決める。この業務には長年の経験が必要であり、専属の担当者によって行われている。
【0004】
コンテナーは大きさが決まっている。そのため、製造された部品をできるだけ早く輸送しようとすると、コンテナーが満載にならずに空きスペースがある状態で輸送されることがある。輸送にかかる料金は使用するコンテナーの個数に依存しているため、空きスペースがある状態で部品を輸送すると、部品1個当りに換算した輸送コストは高くなってしまう。
【0005】
バンニング作業の前段階で行われる各種部品の梱包作業に関する梱包計画立案方法であって、輸送箱へ積み込む梱包部品を作業時間毎に指定するバンニング計画を作成する工程と、梱包ラインに対して梱包部品を発注してから納入が完了するまでに要する時間を考慮し、前記バンニング計画を時間的に進ませ、梱包計画を立案することを特徴とする梱包計画立案方法が知られている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】特開平10−187821号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、コンテナーの容量を効率よく利用することを可能にする輸送計画立案システムを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、物流費を低減させる輸送計画立案システムを提供することである。
【0009】
本発明の更に他の目的は、輸送計画の立案あるいは実行を容易にする輸送計画立案システムを提供することである。
【0010】
本発明の更に他の目的は、輸送計画の立案あるいは実行を少ない人数で行うことを可能にする輸送計画立案システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、製品(12)の種類(224)、生産量(244)、製品(12)を生産する日時(241)のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部(101)と、生産計画を用いて製品(12)の将来における在庫の予定量(114)を計算する在庫量予測部(104)と、予定量(114)を用いて、製品(12)を出荷するときに用いるコンテナー(11)の空きスペース(14)が所定の値よりも少なくなるように製品(12)の出荷日時(131)を決める出荷日時計算部(107)とを具備している。
【0013】
こうした輸送計画立案システムによれば、コンテナーの空きスペースが少なくなり、効率よくコンテナー輸送が行われる。こうした輸送計画立案システムによれば、物流費が低減する。
【0014】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、製品(12)の種類、生産量(243)、製品(12)を生産する日時(241)のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部(101)と、生産計画を用いて製品(12)の将来における在庫の予定量(114)を計算する在庫量予測部(104)と、予定量(114)を用いて、製品(12)を出荷するときに用いるコンテナー(11)の空きスペース(14)が製品(12)の出荷期限(223)内において最も少なくなるように製品(12)の出荷日時(131)を決める出荷日時計算部(107)とを具備している。
【0015】
こうした輸送計画立案システムによれば、コンテナーの空きスペースが少なくなり、効率よくコンテナー輸送が行われる。こうした輸送計画立案システムによれば、物流費が低減する。
【0016】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、製品(12)の種類、生産量(243)、製品(12)を生産する日時(241)のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部(101)と、生産計画を用いて製品(12)の将来における在庫の予定量(114)を計算する在庫量予測部(104)と、予定量(114)とコンテナー(11)1つ当りの輸送コスト(V)とを用いて、製品(12)の価格(Vtotal+Ctotal)に対するコンテナーの輸送コスト(Ctotal)の割合が所定の値(M)より小さくなるように出荷日時(131)を算出する出荷日時計算部(107)とを具備している。
【0017】
こうした輸送計画立案システムによれば、出荷した製品価格に占める物流コストの割合が小さくなるように出荷のタイミングが決められる。こうした輸送計画立案システムによれば、輸送コストの割合が小さい製品は空きスペースが大きくても出荷されるために、出荷前に在庫を蓄積しておくコストが低減し、物流費が低減する。こうした輸送計画立案システムによれば、輸送コストの割合が大きい製品は空きスペースがより小さいときに出荷されるために物流費が可能なかぎり低く抑えられる。
【0018】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、製品(12)の大きさあるいは形状を示すサイズ情報(252)を格納する製品データベース(250)と、サイズ情報(252)を用いてコンテナー(11)に入る製品(12)の数量(256)を計算し、数量(256)を用いて出荷日時(131)における予定量(114)を収納できるコンテナー(11)の数を計算するコンテナー数計算部(102)とを具備している。
【0019】
こうした輸送計画立案システムによれば、輸送計画の立案が容易に行われる。あるいは輸送計画の立案が少ない人数で行われる。あるいは輸送計画の立案が、業務に熟練していない者でも容易に行われる。
【0020】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、製品(12)の種類、生産量(243)、製品(12)を生産する日時(241)のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部(101)と、生産計画を用いて製品(12)の将来における在庫の予定量(114)を計算する在庫量予測部(104)と、製品(12)の大きさあるいは形状を示すサイズ情報(252)を格納するデータベース(250)と、サイズ情報(252)を用いて、製品(12)を出荷するときに用いるコンテナー(11)に入る製品(12)の数量(256)を計算し、数量(256)を用いて出荷日時(131)における予定量(114)を収納できるコンテナー(11)の数(132)を計算するコンテナー数計算部(102)とを具備している。
【0021】
こうした輸送計画立案システムによれば、輸送計画の立案が容易に行われる。あるいは輸送計画の立案が少ない人数で行われる。あるいは輸送計画の立案が、業務に熟練していない者でも容易に行われる。
【0022】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、生産計画と製品(12)の出荷期限(223)とを格納する生産計画データベース(240)と、出荷期限(223)と出荷日時(131)とを比較して出荷日時(131)が出荷期限(223)よりも遅いとき、生産計画を変更する変更部(105)とを具備している。
【0023】
本発明による輸送計画立案システム(6)は、出荷日時(131)が製品(12)の出荷期限(223)よりも早いとき、予定量(114)の製品(12)を収納することが可能なコンテナー数(132)のコンテナー(11)を、コンテナー(11)を管理する会社(3)に通信回線(5)を介して予約する予約部(108)を具備している。
【0024】
こうした輸送計画立案システムによれば、輸送計画の立案あるいは実行が容易に行われる。こうした輸送計画立案システムによれば、輸送計画の立案あるいは実行が少ない人数で行われる。こうした輸送計画立案システムによれば、輸送計画の立案あるいは実行が、業務に熟練していない者でも容易に行われる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、コンテナーの容量を効率よく利用することを可能にする輸送計画立案システムが提供される。
【0026】
更に本発明によれば、物流費を低減させる輸送計画立案システムが提供される。
【0027】
更に本発明によれば、輸送計画の立案あるいは実行を容易にする輸送計画立案システムが提供される。
【0028】
更に本発明によれば、輸送計画の立案あるいは実行を少ない人数で行うことを可能にする輸送計画立案システムが提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における輸送計画立案システムの実施の形態について説明する。
【0030】
図1を参照して、製品12はクレート13と呼ばれるケースに積み込まれている。クレート13は、コンテナー11に積み込まれる。クレート13がコンテナー11に満載されていないとき、コンテナー11には空きスペース14ができる。
【0031】
図2を参照して、本発明による輸送計画立案システム6は、輸送計画立案サーバ1と、輸送計画立案サーバ1にネットワーク4を介して接続された生産管理サーバ2とを具備している。輸送計画立案サーバ1は、ネットワーク5を介して鉄道会社サーバ3に接続されている。
【0032】
輸送計画立案サーバ1は、生産計画収集部101と、個数計算部102と、運行計画収集部103と、在庫量予測部104と、変更指示部105と、予約部106と、出荷時間計算部107と、出荷計画データベース108とを具備している。
【0033】
生産管理サーバ2は、生産計画作成支援プログラム210と、受注データベース220と、在庫データベース230と、生産計画データベース240と、製品データベース250と、出庫支持部260とを具備している。生産管理サーバ2またはその一部は、輸送計画立案サーバ1に含まれることがある。
【0034】
鉄道会社サーバ3は、鉄道会社が利用するサーバであり、鉄道運行データベース301を具備している。鉄道運行データベース301またはその一部分は、輸送計画立案サーバ1に含まれることがある。
【0035】
図3を参照して、在庫量予測部104は、生産計画データベース240を参照して将来の在庫の量を予測する在庫量予測プログラム111を具備している。在庫量予測部104は更に、予定在庫テーブル112を具備している。予定在庫テーブル112は、製品名224と、日時113と、予定在庫量114とを対応づけて格納している。
【0036】
図4を参照して、出荷時間計算部107は、第1出荷候補日計算部121と、第2出荷候補日計算部122と、出荷候補日選択部123とを具備している。
【0037】
図5を参照して、出荷計画データベース109は、出荷日時131と、コンテナー数132とを対応づけて格納している。
【0038】
図6を参照して、受注データベース220は、受注日221と、発注者222と、納入日223と、製品名224と、個数225とを対応づけて格納している。図7を参照して、在庫データベース230は、製品名224と、在庫数232とを対応づけて格納している。図8を参照して、生産計画データベース240は、生産予定日241と、製品名224と、生産数243とを対応づけて格納している。生産計画データベース240は更に、未確定の生産計画である生産計画案244を格納している。
【0039】
図9を参照して、製品データベース250は、製品名224と、製品サイズ252と、使用クレート253と、クレート収納数254と、コンテナー収納クレート数255と、コンテナー収納製品数256とを格納している。使用クレート253は、製品名224で指定される製品12を梱包するときに用いられるクレート13の種類を示している。クレート収納数254は、1つのクレート13に入る製品12の最大個数である。コンテナー収納クレート数255は、1つのコンテナー11に入るクレート13の最大個数である。コンテナー収納製品数256は、1つのコンテナー11に入る製品12の最大個数である。
【0040】
図10と図11とは、本発明における輸送計画立案システム6の動作を示すフローチャートである。
【0041】
顧客から製品12を受注すると、生産管理サーバ2は受注日221と、発注者222と、顧客に製品12を納入する期限である納入日223と、製品名224と、個数225とを受注データベース220に格納する(ステップS2)。
【0042】
生産管理サーバ2は、在庫データベース230を確認して、受注した製品12の製品名224から在庫数232を検索する(ステップS4)。
【0043】
生産計画作成支援プログラム210は、納入日223、製品名224、個数225、在庫数232を参照して、製品名224と、生産予定日241と、生産数243とを含む生産計画案を作成し、生産計画案244として生産計画データベース240に登録する(ステップS6)。
【0044】
生産計画収集部101は、生産計画データベース240にアクセスして生産計画案244を取得する。在庫量予測部104は、在庫量予測プログラム111を用いて将来の在庫数を予測し、日時113と対応づけて予定在庫量114として格納する(ステップS8)。
【0045】
個数計算部102は、製品サイズ252を用いて、1つのコンテナー11に積むことができる製品12の最大個数を計算し、コンテナー収納製品数256として製品データベース250に格納する(ステップS10)。
【0046】
個数計算部102が製品の個数を計算する方法は、以下の(1)〜(3)の中から選択される。
(1)製品名224を用いて、予め登録されたコンテナー収納製品数256を検索する。この方法は、輸送計画立案システム6によって取り扱われる製品12の種類が少ないときに、計算が少なく好ましい。
(2)製品データベース250を参照して、製品名224に対応して予め登録されたクレート収納数254とコンテナー収納クレート数255とを掛け合わせることによって、コンテナー収納製品数256を得る。この方法は、製品12とその製品を入れるクレート13が決まっているときに好適に用いられる。
(3)製品名224から製品サイズ252を検索し、その製品サイズ252を用いて使用クレート253を決め、製品サイズ252と使用クレート253のサイズとを用いて、クレート収納数254を算出する。得られたクレート収納数254と、予め登録されたコンテナー収納クレート数255とを掛け合わせることによって、コンテナー収納製品数256を得る。この方法は、輸送計画立案システム6によって取り扱われる製品12の種類が多いときに、製品サイズ252を入力すれば自動的にコンテナー収納製品数256を得ることができ好ましい。
【0047】
第1出荷候補日計算部121は、納入日223よりも前において、製品12を積むコンテナー11の内部で空きスペース14の容量が最も少ない日を第1出荷候補日として選び出す(ステップS12)。
【0048】
図12を参照して、第1出荷候補日を選び出す方法について説明する。図12の横軸は日時113を示している。左側の縦軸はステップS8で算出された予定在庫量114である。右側の縦軸に記載されているCは、1つのコンテナー11に入る製品12の数量(256)を示している。
【0049】
納入日223は3月8日であるとする。第1出荷候補日計算部121は、3月8日以前の日の中から第1出荷候補日を選び出す。
【0050】
3月3日における在庫の数量はS1である。このとき、在庫をすべて運ぶためには2個のコンテナー11が必要である。そのうち1個を満載にすると、他方はS1−Cだけ製品を積載し、製品が2C−S1だけ積み込める場所が空きスペース14となっている。
【0051】
3月4日における在庫の数量はS2である。このときコンテナー11は2個必要であり、1個は2C−S2だけの空きスペース14がある。
【0052】
以下、同じ手順で、各々の日付における空きスペース14を計算していって、3月8日以前でもっとも少ない空きスペース14が、3月6日における空きスペース14である3C−S4であったとすると、第1出荷候補日計算部121は、3月6日を第1出荷候補日として選び出す。
【0053】
図10に戻って、第2出荷候補日計算部122は、ステップS8で算出された予定在庫量114を用いて、コンテナー11に製品12を積んだ後に在庫として残る製品12の量が予め設定された許容在庫量よりも少ない日があるかどうかを探索し、あった場合は第2出荷候補日とする(ステップS14)。許容在庫量は、在庫を置くことができるスペースに応じて設定されることが好ましい。
【0054】
出荷候補日選択部123は、第2出荷候補日がなかった場合(ステップS14No)、第1出荷候補日を出荷候補日とする(ステップS16)。第2出荷候補日があった場合(ステップS14Yes)、第1出荷候補日と第2出荷候補日とを比較して早い方を出荷候補日とする(ステップS18)。
【0055】
運行計画収集部103は、鉄道運行データベース301から鉄道の運行スケジュールに関する情報を収集し、出荷候補日よりも後で最も早く製品12を出荷することが可能な日を調べる(ステップS20)。
【0056】
変更指示部105は、ステップS20で得られた出荷可能な日に製品12を出荷した場合に、製品が納入日223に間に合うように発注者に届くかどうかを判定する(ステップS22)。間に合わないとき(ステップS22No)、変更指示部105は、生産計画作成支援プログラム210に指示して、生産計画案を変更させ(ステップS23)、ステップS8に移行する。間に合うとき(ステップS22Yes)、出荷候補日を出荷日時131として出荷計画データベース109に格納し、ステップS24に移行する。
【0057】
図9を参照して、生産計画作成支援プログラム210は、生産計画案244を生産計画として確定し、生産予定日241、製品名224、生産数243を生産計画データベース240に登録する(ステップS24)。
【0058】
予約部106は出荷計画データベース108を参照し、ネットワーク5を介して鉄道会社サーバ3にコンテナー11を予約する(ステップS26)。
【0059】
生産計画データベース240に従って、製品12が生産される(ステップS28)。生産された製品12は、在庫データベース230に登録され、図示しない倉庫に入れられる。ただし、生産された日のうちに出荷される製品12は、倉庫に入れずに梱包する(ステップS30)。
【0060】
出庫指示部260は、その日に出荷する製品12の在庫を出庫させるように指示を出す(ステップS32)。出庫された製品12は、在庫データベース230から削除される(ステップS34)。製品12が梱包される(ステップS36)。
【0061】
鉄道会社から空のコンテナー11が届けられる(ステップS38)。バンニング(コンテナーに荷を積む作業)が行われ(ステップS40)、コンテナー11が出荷される(ステップS42)。
【0062】
次に、実施の形態の変形例について説明する。変形例においては、第1出荷候補日計算部121がステップS12において行う計算の方法が異なっている。
【0063】
変形例において、第1出荷候補日計算部121は、出荷した製品価格に占める物流コストの割合が小さくなるように出荷のタイミングを計算する。その計算の方法を以下で説明する。
【0064】
次のように変数を定義する。
…コンテナー11のひとつ当りの使用コスト
…コンテナー11のひとつ当りに積載することができる製品12の価格の合計
N…製品12を搬送するために用いられるコンテナー11の個数
R…(1つのコンテナー11に収納された製品12の数)÷(1つのコンテナー11に収納できる製品12の最大数)で定義される積載率
更に、N台のコンテナーに製品12が積まれており、そのうちN−1台のコンテナー11は積載率が1すなわち満載、あと1台のコンテナー11は積載率がRであるとする。このとき、N個のコンテナー11の使用コストである総費用Ctotalと、N個のコンテナー11に積まれた製品12の価格の合計である総製品価格Vtotalとは、
total=NV
total=(N−1)V+RV
となる。
【0065】
物流費率をCtotal/(Vtotal+Ctotal)で定義し、最大許容物流費率M(0<M<1)を決めておいて、
【0066】
【数1】
Figure 2004264959
が成立する日を第1出荷候補日とすることにする。この式を、1/Mを独立変数としてRについて解くと、
【0067】
【数2】
Figure 2004264959
となる。
【0068】
図13は、[数2]をグラフで示したものである。N=1、2および3の場合について、各々の線の左上側が[数2]の解の領域である。例えば最大許容物流費率M=Mに設定すると、コンテナー数N=1のときには、コンテナー11の積載率をR(M)より大きくなるように製品が積み込まれれば、物流費率がMよりも小さく抑えられる。コンテナー数N=2のときには、1つのコンテナー11を満載にして、もう1つのコンテナー11の積載率をR(M)より大きくなるように製品12が積み込まれれば、物流費率がMよりも小さく抑えられる。
【0069】
この実施の形態の変形例において、輸送計画立案システム6は、ステップS2〜ステップS10と同じ動作をする。ステップS12に代えて、第1出荷候補日計算部121は生産計画データベース240を用いて[数式2]を満たす日を探し、あった場合にはさらにMが最小となる日を探して、第1出荷候補日とする。それからステップS14に移行する。
【0070】
こうした輸送計画立案システム6によれば、製品価格における物流コストの割合が低く抑えられる。こうした輸送計画立案システムによれば、コンテナー11を使用するコストが高い場合、あるいはコンテナー11に積むことができる製品12の総額が低い製品の場合には空きスペース14が小さくなるような輸送計画が立てられ、コンテナー11を使用するコストが低い場合、あるいはコンテナー11に積むことができる製品12の総額が高い製品の場合には比較的大きい空きスペース14が許容されるように輸送計画が立てられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、コンテナー11を示す。
【図2】図2は、輸送計画立案システムの構成を示す。
【図3】図3は、在庫量予測部の構成を示す。
【図4】図4は、出荷時間計算部の構成を示す。
【図5】図5は、出荷計画データベースの構成を示す。
【図6】図6は、受注データベースの構成を示す。
【図7】図7は、在庫データベースの構成を示す。
【図8】図8は、生産計画データベースの構成を示す。
【図9】図9は、製品データベースの構成を示す。
【図10】図10は、輸送計画立案システムの動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は、輸送計画立案システムの動作を示すフローチャートである。
【図12】図12は、出荷時間計算部が行う計算を説明するグラフである。
【図13】図13は、出荷時間計算部が行う計算を説明するグラフである。
【符号の説明】
1…輸送計画立案サーバ
2…生産管理サーバ
3…鉄道会社サーバ
4…ネットワーク
5…ネットワーク
6…輸送計画立案システム
11…コンテナー
12…製品
13…クレート
14…空きスペース
101…生産計画収集部
102…個数計算部
103…運行計画収集部
104…在庫量予測部
105…変更指示部
106…予約部
107…出荷時間計算部
108…出荷計画データベース
111…在庫量予測プログラム
112…予定在庫テーブル
113…日時
114…予定在庫量
121…第1出荷候補日計算部
122…第2出荷候補日計算部
123…出荷候補日選択部
131…出荷日時
132…コンテナー数
210…生産計画作成支援プログラム
220…受注データベース
221…受注日
222…発注者
223…納入日
224…製品名
225…個数
230…在庫データベース
232…在庫数
240…生産計画データベース
241…生産予定日
243…生産数
244…生産計画案
250…製品データベース
252…製品サイズ
253…使用クレート
254…クレート収納数
255…コンテナー収納クレート数
256…コンテナー収納製品数
260…出庫指示部
301…鉄道運行データベース

Claims (6)

  1. 製品の種類、生産量、前記製品を生産する日時のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部と、
    前記生産計画を用いて前記製品の将来における在庫の予定量を計算する在庫量予測部と、
    前記予定量を用いて、前記製品を出荷するときに用いるコンテナーの空きスペースが所定の値よりも少なくなるように前記製品の出荷日時を決める出荷日時計算部と
    を具備する、輸送計画立案システム。
  2. 製品の種類、生産量、前記製品を生産する日時のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部と、
    前記生産計画を用いて前記製品の将来における在庫の予定量を計算する在庫量予測部と、
    前記予定量を用いて、前記製品を出荷するときに用いるコンテナーの空きスペースが前記製品の出荷期限内において最も少なくなるように前記製品の出荷日時を決める出荷日時計算部と
    を具備する、輸送計画立案システム。
  3. 製品の種類、生産量、前記製品を生産する日時のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部と、
    前記生産計画を用いて前記製品の将来における在庫の予定量を計算する在庫量予測部と、
    前記予定量と、前記製品を出荷するときに用いるコンテナー1つ当りの輸送コストとを用いて、前記製品の価格に対する前記コンテナーの輸送コストの割合が所定の値より小さくなるように前記製品の出荷日時を算出する出荷日時計算部とを具備する、輸送計画立案システム。
  4. 製品の種類、生産量、前記製品を生産する日時のうちの少なくとも1つを含む生産計画を収集する生産計画収集部と、
    前記生産計画を用いて前記製品の将来における在庫の予定量を計算する在庫量予測部と、
    前記製品の大きさあるいは形状を示すサイズ情報を格納する製品データベースと、
    前記サイズ情報を用いて、前記製品を出荷するときに用いるコンテナーに入る前記製品の数量を計算し、前記数量を用いて前記出荷日時における前記予定量を収納できる前記コンテナーの数を計算するコンテナー数計算部と
    を具備する、輸送計画立案システム。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか1項において、
    更に、前記生産計画と前記製品の出荷期限とを格納する生産計画データベースと、
    前記出荷期限と前記出荷日時とを比較して前記出荷日時が前記出荷期限よりも遅いとき、前記生産計画を変更する変更部と
    を具備する、輸送計画立案システム。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項において、
    更に、前記出荷日時が前記製品の出荷期限よりも早いとき、前記予定量の製品を収納することが可能な数の前記コンテナーを、前記コンテナーを管理する会社に通信回線を介して予約する予約部
    を具備する、輸送計画立案システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017187934A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社神戸製鋼所 出荷計画立案装置及び出荷計画立案方法
WO2022123900A1 (ja) * 2020-12-08 2022-06-16 株式会社日立製作所 出荷指示装置及び出荷指示方法

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