JP2004264755A - メカニカルスプライス - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバの損失増加を防止できる安価なメカニカルスプライスを提供する。
【解決手段】対向する光ファイバ2同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝3を有するガイド溝基板4と、ガイド溝3に挿入された光ファイバ2を押さえるための押さえ面5を有する押さえ基板6と、ガイド溝基板4と押さえ基板6とを挟持して光ファイバ2を把持するための光ファイバ把持部材7とを備え、光ファイバの突き合わせ部近傍に屈折率整合材11を充填して光ファイバ2同士を接合するメカニカルスプライス1において、光ファイバの突き合わせ部に臨むガイド溝基板4または押さえ基板6の少なくともいずれか一方に、屈折率整合材11を収容するための収容部15を形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】対向する光ファイバ2同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝3を有するガイド溝基板4と、ガイド溝3に挿入された光ファイバ2を押さえるための押さえ面5を有する押さえ基板6と、ガイド溝基板4と押さえ基板6とを挟持して光ファイバ2を把持するための光ファイバ把持部材7とを備え、光ファイバの突き合わせ部近傍に屈折率整合材11を充填して光ファイバ2同士を接合するメカニカルスプライス1において、光ファイバの突き合わせ部に臨むガイド溝基板4または押さえ基板6の少なくともいずれか一方に、屈折率整合材11を収容するための収容部15を形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線を簡易に接続できるメカニカルスプライスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通信の分野においては、高速・大容量伝送が可能な光ファイバが伝送線路の主流となり、既に中・長距離幹線のほとんどが従来のメタルケーブルから光ファイバケーブルに代わっている。さらに、各家庭までの線路も光ファイバ化しようとする光加入者系伝送システムの展開が急ピッチで進められている。
【0003】
光ファイバの接続には、従来から融着接続が行われてきた。融着接続は光ファイバの突き合わせ面を溶かし込んで接続するため信頼性が高い反面、接続後の補強等に時間がかかることと、装置が高価であり、電源が必要なこと等が問題となっていた。
【0004】
そこで、光ファイバをV溝等で軸合わせを行って固定し、簡易に接続しようとするメカニカルスプライスが案出され、開発が進められている。中でも、特許文献1に示されたメカニカルスプライスは、構造と接続方法の簡易性から、接続の低コスト化が期待されている。
【0005】
メカニカルスプライス1は、図3に示すように、光ファイバ2の位置決め用のガイド溝3(図4参照)を有したガイド溝基板4と、その上部から、ガイド溝3に挿入された光ファイバ2を押さえるための押さえ面5(図4参照)を有する押さえ基板6と、これらガイド溝基板4と押さえ基板6とを挟持して光ファイバ2を把持するための光ファイバ把持部材7とを備えている。光ファイバ把持部材7は、断面コ字状のクランプスプリングにて構成されている。
【0006】
接続を行う際には、ガイド溝基板4と押さえ基板6との接触部にそれぞれ形成されたスリット8にくさび部材9を挿入して、ガイド溝基板4と押さえ基板6との間に隙間をあけ、その隙間に端末処理した一対の光ファイバ2を、メカニカルスプライス1の両端から挿入して、その中間部で突き合わせた後に、くさび部材9を抜く。これによって、光ファイバ把持部材7たるクランプスプリングの復元力によって、ガイド溝基板4と押さえ基板6が押圧され、光ファイバ2を固定することとなる。
【0007】
図4に従来のメカニカルスプライス1の光ファイバ突き合わせ部近傍の断面図を示す。図示するように、ガイド溝基板4の上面に形成されたガイド溝3は、断面V字状に形成されたV溝18にて構成されている。そのガイド溝3に挿入された光ファイバ2は、その上部の押さえ基板6の押さえ面5及びV溝18の両傾斜壁面の3点で把持される。このとき、ガイド溝基板4の上面と押さえ基板6の下面との間には若干の間隙10があいており、クランプスプリングの復元力で光ファイバ2が把持されることとなる。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−318836号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のガイド溝基板4と押さえ基板6とは、量産性の高い樹脂成形品にて構成されている。樹脂は、周知のようにクリープ現象や応力緩和現象が起きるため、メカニカルスプライス1を長時間使用すると、ガイド溝基板4と押さえ基板6とが変形して、それらの間隙10が小さくなってしまう場合がある。この現象は、高温にさらされたときに顕著であり、樹脂によっては間隙10がなくなるまで変形する場合もある。
【0010】
一方、光ファイバ2の突き合わせ部には、反射を低減する目的で、屈折率整合材11を充填している。この屈折率整合材11は、一般にグリス状の流動性の悪いものが使用されている。
【0011】
上述のように、ガイド溝基板4と押さえ基板6との間隙10が小さくなると、メカニカルスプライス1の周辺が温度変化した際に、流動性の悪い屈折率整合材11が膨張収縮しにくく、その内部の圧力が高温状態では高く、低温状態では低くなる。そのため、屈折率整合材11の充填時に内部に巻き込まれた気泡が光ファイバ2の突き合わせ部に移動・浸入して、損失増加を起こす原因となってしまう。
【0012】
そこで、これを防止するために、ガイド溝基板4及び押さえ基板6を形成する樹脂に、フィラーと称する補強充填材を多量に添加し、樹脂の変形を可能な限り小さくすることも行われている。
【0013】
しかしながら、フィラーは高価であると共に、フィラーを添加すると樹脂成形品を製造するための金型や成形機の摩耗が激しく、コストが高くなってしまうといった問題が発生する。さらに、成形時にバリが発生しやすくなるため、バリ取りに費やす手間やコストが増加してしまう。
【0014】
そこで、本発明は上記問題を解決すべく案出されたものであり、その目的は、光ファイバの損失増加を防止できる安価なメカニカルスプライスを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決すべく、本発明は、対向する光ファイバ同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝を有するガイド溝基板と、上記ガイド溝に挿入された光ファイバを押さえるための押さえ面を有する押さえ基板と、上記ガイド溝基板と押さえ基板とを挟持して光ファイバを把持するための光ファイバ把持部材とを備え、上記光ファイバの突き合わせ部近傍に屈折率整合材を充填して光ファイバ同士を接合するメカニカルスプライスにおいて、上記光ファイバの突き合わせ部に臨む上記ガイド溝基板または上記押さえ基板の少なくともいずれか一方に、上記屈折率整合材を収容するための収容部を形成したものである。
【0016】
上記構成によれば、ガイド溝基板と押さえ基板が変形しても、屈折率整合材の収容スペースとして収容部の広さは確保できるので、温度変化しても屈折率整合材の膨張収縮が可能となる。よって、その内部の圧力の変動は小さくてすむこととなり、屈折率整合材の充填時に内部に巻き込まれた気泡が、光ファイバの突き合わせ部に移動・浸入することはない。従って、光ファイバの損失増加を防止することができる。また、収容部を設けたことによって、ガイド溝基板と押さえ基板の変形が許容されるので、フィラー等の補強充填材を多量に添加する必要がない。従って、成形品自体のコストを軽減できると共に、金型や成形機の摩耗及び成形時のバリの発生を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0018】
図1及び図3に示すように、本実施の形態に係るメカニカルスプライス1は、対向する光ファイバ2同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝3を有するガイド溝基板4と、ガイド溝3に挿入された光ファイバ2を押さえるための押さえ面5を有する押さえ基板6と、ガイド溝基板4と押さえ基板6とを挟持して光ファイバ2を把持するための光ファイバ把持部材7とを備えている。光ファイバ把持部材7の内側には、ガイド溝基板4と押さえ基板6をそれぞれ押圧するための突起部20a(図3では窪み部20bとして示される)が所定の間隔で複数、形成されている。
【0019】
かかるメカニカルスプライス1は、光ファイバ2の突き合わせ部に臨むガイド溝基板4または押さえ基板6の少なくともいずれか一方に、屈折率整合材11を収容するための収容部15が形成されていることを特徴とする。
【0020】
そして、光ファイバ2の突き合わせ部近傍に形成された収容部15に、屈折率整合材11が充填される。
【0021】
本実施の形態では、図1に示すように、ガイド溝3は、断面V字状のV溝17にて構成され、一方、収容部15は、ガイド溝基板4の上面に形成された凹部16によって構成されている。
【0022】
凹部16は、V溝17の幅方向両側に所定の幅L1で断面矩形状に窪むように切削されて形成されている。この幅L1は、凹部が形成されていないV溝18の上端の幅L2(図4参照)の略2倍となっている。凹部16が形成された後のV溝17の深さは、光ファイバ2の挿入時に、V溝17と押さえ基板6の押さえ面5とで光ファイバ2を確実に保持できる深さ、具体的にはV溝17の上端が、V溝17に挿入された光ファイバ2の中心と略同等の高さとなる深さになっている。光ファイバ2の軸方向の凹部16の長さは、所定量の屈折率整合材11を収容できる長さとなっている。
【0023】
本実施の形態では、押さえ基板6は、従来のものと同様であり、その下面に平面状の押さえ面5が形成されている。
【0024】
なお、ガイド溝3の形状は断面V字状に限られるものではなく、断面U字状等、他の形状であってもよい。また、凹部16の形状も断面矩形状に限られるものではなく、断面U字状或いは、光ファイバ2側が深く形成された断面逆三角形状であってもよい。
【0025】
上記凹部16にて構成される収容部15には、光ファイバ2の反射低減のための屈折率整合材11が充填されている。ここで、凹部16の幅方向両側には、立ち上がり部18が形成されることになり、その立ち上がり部18によって、屈折率整合材11が外部へ流出するのを防止している。
【0026】
次に、上記構成に係るメカニカルスプライス1の作用を説明する。
【0027】
通常、光ファイバ2の把持時であって、ガイド溝基板4と押さえ基板6が変形していない場合には、押さえ基板6の押さえ面5は光ファイバ2の上端にのみ接しており、その幅方向両端にはガイド溝基板4との間に隙間21が形成されており、光ファイバ2が確実に位置決め把持されている。
【0028】
メカニカルスプライス1を長時間に亘って使用すると、クリープ現象や応力緩和現象によってガイド溝基板4と押さえ基板6が変形して、その幅方向両側の隙間21が小さくなる。この現象は、高温時に顕著となる。
【0029】
しかし、上記構成によれば、光ファイバ2の突き合わせ部に、屈折率整合材11を収容するための収容部15を形成したことによって、ガイド溝基板4と押さえ基板6が変形しても光ファイバ2を中心として屈折率整合材11の収容スペースを確保できる。
【0030】
具体的には、ガイド溝基板4と押さえ基板6の変形(光ファイバ2を押さえた状態での撓み)により、その幅方向両側の隙間21が無くなったとしても、ガイド溝基板4の幅方向両端の立ち上がり部18と押さえ基板6の幅方向両端の平面部同士が当接するので、収容部15はその深さ以上に押し縮められることはなく、それ以上狭くなることはない。
【0031】
従って、ガイド溝基板4と押さえ基板6が変形した状態で、温度変化のサイクルが繰り返されたとしても、屈折率整合材11は円滑に膨張収縮することができ、その内部の圧力の変動は小さくて済む。よって、屈折率整合材11の充填時に内部に巻き込まれた気泡が、光ファイバ2の突き合わせ部に移動・浸入することはないので、光ファイバの損失増加を防止することができる。
【0032】
ここで、本発明者等は、本実施の形態のメカニカルスプライス1を試作し、従来のメカニカルスプライスとの比較試験を行った。以下にその試験について説明する。
【0033】
試験の具体的内容は、本発明に係る構造及び従来構造のメカニカルスプライスの試験サンプルを6個ずつ作製し、その試験サンプルを用いて100℃×48hの高温試験と、85℃×95%RH×48hの高温高湿試験と、−40℃〜+100℃、1サイクル8h×48hの温度サイクル試験を、順次、連続して繰り返し、損失変動を評価した。ガイド溝基板4及び押さえ基板6に使用される樹脂は、ガラスフィラー30%の熱可塑性樹脂を用いた。
【0034】
この試験によると、従来の構造では、試験サンプル6個中、6個ともが損失変動0.5dBを越えたのに対し、本実施の形態の構造では、試験サンプル6個中、6個ともが損失変動0.5dB以下であり、安定した損失であるといった結果が得られ、上記効果が立証された。
【0035】
また、上記構成によれば、収容部15を設けたことによって、上述のようにガイド溝基板4と押さえ基板6の変形が許容される。従って、これらの各基板4,6にフィラー等の補強充填材を多量に添加する必要がない。よって、汎用の安価な樹脂が使用でき、成形品自体のコストを軽減できる。また、金型や成形機の摩耗及び成形機のシリンダ、スクリューの摩耗が減り、耐久性が向上するので、コストダウンが図れる。
【0036】
さらに、使用できるベースの樹脂は流動性の良いものに限定されないので、成形時のバリの発生を抑えることができ、バリ取り等のコストアップの要因を低減できる。
【0037】
図2は本発明に係るメカニカルスプライスの他の実施の形態を示した断面図である。
【0038】
本実施の形態のメカニカルスプライス1は、図1のメカニカルスプライス1が、ガイド溝基板4に収容部15を形成したのに対し、押さえ基板6に収容部15を形成したことを特徴とする。なお、他の構成については、上記図1のメカニカルスプライス1と同様であるので、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0039】
本実施の形態における、ガイド溝3を構成するV溝17の深さは、上記図1のV溝17と同様の深さに形成され、一方、収容部15を構成する凹部16の深さは、上記図1の凹部16と同様の深さに形成される。
【0040】
すなわち、上述のV溝17の深さ及び凹部16の深さは、光ファイバ2の挿入時に、V溝17と押さえ基板6の押さえ面5とで光ファイバ2を確実に保持できる深さで、且つガイド溝基板4と押さえ基板6の幅方向両端には隙間21が形成される深さとなっていればよい。
【0041】
本実施の形態に係る構成によっても、上述した図1のメカニカルスプライス1と同等の作用効果を得ることができる。
【0042】
上記図1及び図2の実施の形態では、ガイド溝基板4或いは押さえ基板6のいずれか一方に収容部15を形成したが、ガイド溝基板4と押さえ基板6の両方に凹部を形成して、これら凹部を合わせて収容部とする構造であってもよいのは勿論である。
【0043】
また、本願発明は、既存のメカニカルスプライスであっても、ガイド溝基板4或いは押さえ基板6の少なくともいずれか一方に収容部15を形成すれば、適用可能となる。
【0044】
さらに、ガイド溝基板4或いは押さえ基板6の少なくともいずれか一方に、凸部を設けてもよい。この凸部はガイド溝3の幅方向両側に形成され、それら凸部間を収容部15とする。凸部は、ガイド溝3に光ファイバ2を挿入して固定した際の隙間21よりも低い高さに形成される。凸部はメカニカルスプライスの長手方向に連続的に或いは間欠的に形成してもよい。
【0045】
また、上記凸部を収容部15内に形成して、ガイド溝基板4と押さえ基板6の隙間21の縮小の低減を図るようにしても、同様の作用効果を得ることができる。
【0046】
上記実施の形態では、単心光ファイバ用メカニカルスプライス1を例に挙げて説明したが、ガイド溝3を複数平行に形成すれば、2心、4心等の多心光ファイバ用メカニカルスプライスにも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、光ファイバの損失増加を防止できるメカニカルスプライスを安価に製造することができるといった優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメカニカルスプライスの好適な実施の形態を示した断面図である。
【図2】本発明に係るメカニカルスプライスの好適な他の実施の形態を示した断面図である。
【図3】メカニカルスプライスを示した全体斜視図である。
【図4】従来のメカニカルスプライスを示した断面図である。
【符号の説明】
1 メカニカルスプライス
2 光ファイバ
3 ガイド溝
4 ガイド溝基板
5 押さえ面
6 押さえ基板
7 光ファイバ把持部材
11 屈折率整合材
15 収容部
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線を簡易に接続できるメカニカルスプライスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通信の分野においては、高速・大容量伝送が可能な光ファイバが伝送線路の主流となり、既に中・長距離幹線のほとんどが従来のメタルケーブルから光ファイバケーブルに代わっている。さらに、各家庭までの線路も光ファイバ化しようとする光加入者系伝送システムの展開が急ピッチで進められている。
【0003】
光ファイバの接続には、従来から融着接続が行われてきた。融着接続は光ファイバの突き合わせ面を溶かし込んで接続するため信頼性が高い反面、接続後の補強等に時間がかかることと、装置が高価であり、電源が必要なこと等が問題となっていた。
【0004】
そこで、光ファイバをV溝等で軸合わせを行って固定し、簡易に接続しようとするメカニカルスプライスが案出され、開発が進められている。中でも、特許文献1に示されたメカニカルスプライスは、構造と接続方法の簡易性から、接続の低コスト化が期待されている。
【0005】
メカニカルスプライス1は、図3に示すように、光ファイバ2の位置決め用のガイド溝3(図4参照)を有したガイド溝基板4と、その上部から、ガイド溝3に挿入された光ファイバ2を押さえるための押さえ面5(図4参照)を有する押さえ基板6と、これらガイド溝基板4と押さえ基板6とを挟持して光ファイバ2を把持するための光ファイバ把持部材7とを備えている。光ファイバ把持部材7は、断面コ字状のクランプスプリングにて構成されている。
【0006】
接続を行う際には、ガイド溝基板4と押さえ基板6との接触部にそれぞれ形成されたスリット8にくさび部材9を挿入して、ガイド溝基板4と押さえ基板6との間に隙間をあけ、その隙間に端末処理した一対の光ファイバ2を、メカニカルスプライス1の両端から挿入して、その中間部で突き合わせた後に、くさび部材9を抜く。これによって、光ファイバ把持部材7たるクランプスプリングの復元力によって、ガイド溝基板4と押さえ基板6が押圧され、光ファイバ2を固定することとなる。
【0007】
図4に従来のメカニカルスプライス1の光ファイバ突き合わせ部近傍の断面図を示す。図示するように、ガイド溝基板4の上面に形成されたガイド溝3は、断面V字状に形成されたV溝18にて構成されている。そのガイド溝3に挿入された光ファイバ2は、その上部の押さえ基板6の押さえ面5及びV溝18の両傾斜壁面の3点で把持される。このとき、ガイド溝基板4の上面と押さえ基板6の下面との間には若干の間隙10があいており、クランプスプリングの復元力で光ファイバ2が把持されることとなる。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−318836号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のガイド溝基板4と押さえ基板6とは、量産性の高い樹脂成形品にて構成されている。樹脂は、周知のようにクリープ現象や応力緩和現象が起きるため、メカニカルスプライス1を長時間使用すると、ガイド溝基板4と押さえ基板6とが変形して、それらの間隙10が小さくなってしまう場合がある。この現象は、高温にさらされたときに顕著であり、樹脂によっては間隙10がなくなるまで変形する場合もある。
【0010】
一方、光ファイバ2の突き合わせ部には、反射を低減する目的で、屈折率整合材11を充填している。この屈折率整合材11は、一般にグリス状の流動性の悪いものが使用されている。
【0011】
上述のように、ガイド溝基板4と押さえ基板6との間隙10が小さくなると、メカニカルスプライス1の周辺が温度変化した際に、流動性の悪い屈折率整合材11が膨張収縮しにくく、その内部の圧力が高温状態では高く、低温状態では低くなる。そのため、屈折率整合材11の充填時に内部に巻き込まれた気泡が光ファイバ2の突き合わせ部に移動・浸入して、損失増加を起こす原因となってしまう。
【0012】
そこで、これを防止するために、ガイド溝基板4及び押さえ基板6を形成する樹脂に、フィラーと称する補強充填材を多量に添加し、樹脂の変形を可能な限り小さくすることも行われている。
【0013】
しかしながら、フィラーは高価であると共に、フィラーを添加すると樹脂成形品を製造するための金型や成形機の摩耗が激しく、コストが高くなってしまうといった問題が発生する。さらに、成形時にバリが発生しやすくなるため、バリ取りに費やす手間やコストが増加してしまう。
【0014】
そこで、本発明は上記問題を解決すべく案出されたものであり、その目的は、光ファイバの損失増加を防止できる安価なメカニカルスプライスを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決すべく、本発明は、対向する光ファイバ同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝を有するガイド溝基板と、上記ガイド溝に挿入された光ファイバを押さえるための押さえ面を有する押さえ基板と、上記ガイド溝基板と押さえ基板とを挟持して光ファイバを把持するための光ファイバ把持部材とを備え、上記光ファイバの突き合わせ部近傍に屈折率整合材を充填して光ファイバ同士を接合するメカニカルスプライスにおいて、上記光ファイバの突き合わせ部に臨む上記ガイド溝基板または上記押さえ基板の少なくともいずれか一方に、上記屈折率整合材を収容するための収容部を形成したものである。
【0016】
上記構成によれば、ガイド溝基板と押さえ基板が変形しても、屈折率整合材の収容スペースとして収容部の広さは確保できるので、温度変化しても屈折率整合材の膨張収縮が可能となる。よって、その内部の圧力の変動は小さくてすむこととなり、屈折率整合材の充填時に内部に巻き込まれた気泡が、光ファイバの突き合わせ部に移動・浸入することはない。従って、光ファイバの損失増加を防止することができる。また、収容部を設けたことによって、ガイド溝基板と押さえ基板の変形が許容されるので、フィラー等の補強充填材を多量に添加する必要がない。従って、成形品自体のコストを軽減できると共に、金型や成形機の摩耗及び成形時のバリの発生を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0018】
図1及び図3に示すように、本実施の形態に係るメカニカルスプライス1は、対向する光ファイバ2同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝3を有するガイド溝基板4と、ガイド溝3に挿入された光ファイバ2を押さえるための押さえ面5を有する押さえ基板6と、ガイド溝基板4と押さえ基板6とを挟持して光ファイバ2を把持するための光ファイバ把持部材7とを備えている。光ファイバ把持部材7の内側には、ガイド溝基板4と押さえ基板6をそれぞれ押圧するための突起部20a(図3では窪み部20bとして示される)が所定の間隔で複数、形成されている。
【0019】
かかるメカニカルスプライス1は、光ファイバ2の突き合わせ部に臨むガイド溝基板4または押さえ基板6の少なくともいずれか一方に、屈折率整合材11を収容するための収容部15が形成されていることを特徴とする。
【0020】
そして、光ファイバ2の突き合わせ部近傍に形成された収容部15に、屈折率整合材11が充填される。
【0021】
本実施の形態では、図1に示すように、ガイド溝3は、断面V字状のV溝17にて構成され、一方、収容部15は、ガイド溝基板4の上面に形成された凹部16によって構成されている。
【0022】
凹部16は、V溝17の幅方向両側に所定の幅L1で断面矩形状に窪むように切削されて形成されている。この幅L1は、凹部が形成されていないV溝18の上端の幅L2(図4参照)の略2倍となっている。凹部16が形成された後のV溝17の深さは、光ファイバ2の挿入時に、V溝17と押さえ基板6の押さえ面5とで光ファイバ2を確実に保持できる深さ、具体的にはV溝17の上端が、V溝17に挿入された光ファイバ2の中心と略同等の高さとなる深さになっている。光ファイバ2の軸方向の凹部16の長さは、所定量の屈折率整合材11を収容できる長さとなっている。
【0023】
本実施の形態では、押さえ基板6は、従来のものと同様であり、その下面に平面状の押さえ面5が形成されている。
【0024】
なお、ガイド溝3の形状は断面V字状に限られるものではなく、断面U字状等、他の形状であってもよい。また、凹部16の形状も断面矩形状に限られるものではなく、断面U字状或いは、光ファイバ2側が深く形成された断面逆三角形状であってもよい。
【0025】
上記凹部16にて構成される収容部15には、光ファイバ2の反射低減のための屈折率整合材11が充填されている。ここで、凹部16の幅方向両側には、立ち上がり部18が形成されることになり、その立ち上がり部18によって、屈折率整合材11が外部へ流出するのを防止している。
【0026】
次に、上記構成に係るメカニカルスプライス1の作用を説明する。
【0027】
通常、光ファイバ2の把持時であって、ガイド溝基板4と押さえ基板6が変形していない場合には、押さえ基板6の押さえ面5は光ファイバ2の上端にのみ接しており、その幅方向両端にはガイド溝基板4との間に隙間21が形成されており、光ファイバ2が確実に位置決め把持されている。
【0028】
メカニカルスプライス1を長時間に亘って使用すると、クリープ現象や応力緩和現象によってガイド溝基板4と押さえ基板6が変形して、その幅方向両側の隙間21が小さくなる。この現象は、高温時に顕著となる。
【0029】
しかし、上記構成によれば、光ファイバ2の突き合わせ部に、屈折率整合材11を収容するための収容部15を形成したことによって、ガイド溝基板4と押さえ基板6が変形しても光ファイバ2を中心として屈折率整合材11の収容スペースを確保できる。
【0030】
具体的には、ガイド溝基板4と押さえ基板6の変形(光ファイバ2を押さえた状態での撓み)により、その幅方向両側の隙間21が無くなったとしても、ガイド溝基板4の幅方向両端の立ち上がり部18と押さえ基板6の幅方向両端の平面部同士が当接するので、収容部15はその深さ以上に押し縮められることはなく、それ以上狭くなることはない。
【0031】
従って、ガイド溝基板4と押さえ基板6が変形した状態で、温度変化のサイクルが繰り返されたとしても、屈折率整合材11は円滑に膨張収縮することができ、その内部の圧力の変動は小さくて済む。よって、屈折率整合材11の充填時に内部に巻き込まれた気泡が、光ファイバ2の突き合わせ部に移動・浸入することはないので、光ファイバの損失増加を防止することができる。
【0032】
ここで、本発明者等は、本実施の形態のメカニカルスプライス1を試作し、従来のメカニカルスプライスとの比較試験を行った。以下にその試験について説明する。
【0033】
試験の具体的内容は、本発明に係る構造及び従来構造のメカニカルスプライスの試験サンプルを6個ずつ作製し、その試験サンプルを用いて100℃×48hの高温試験と、85℃×95%RH×48hの高温高湿試験と、−40℃〜+100℃、1サイクル8h×48hの温度サイクル試験を、順次、連続して繰り返し、損失変動を評価した。ガイド溝基板4及び押さえ基板6に使用される樹脂は、ガラスフィラー30%の熱可塑性樹脂を用いた。
【0034】
この試験によると、従来の構造では、試験サンプル6個中、6個ともが損失変動0.5dBを越えたのに対し、本実施の形態の構造では、試験サンプル6個中、6個ともが損失変動0.5dB以下であり、安定した損失であるといった結果が得られ、上記効果が立証された。
【0035】
また、上記構成によれば、収容部15を設けたことによって、上述のようにガイド溝基板4と押さえ基板6の変形が許容される。従って、これらの各基板4,6にフィラー等の補強充填材を多量に添加する必要がない。よって、汎用の安価な樹脂が使用でき、成形品自体のコストを軽減できる。また、金型や成形機の摩耗及び成形機のシリンダ、スクリューの摩耗が減り、耐久性が向上するので、コストダウンが図れる。
【0036】
さらに、使用できるベースの樹脂は流動性の良いものに限定されないので、成形時のバリの発生を抑えることができ、バリ取り等のコストアップの要因を低減できる。
【0037】
図2は本発明に係るメカニカルスプライスの他の実施の形態を示した断面図である。
【0038】
本実施の形態のメカニカルスプライス1は、図1のメカニカルスプライス1が、ガイド溝基板4に収容部15を形成したのに対し、押さえ基板6に収容部15を形成したことを特徴とする。なお、他の構成については、上記図1のメカニカルスプライス1と同様であるので、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0039】
本実施の形態における、ガイド溝3を構成するV溝17の深さは、上記図1のV溝17と同様の深さに形成され、一方、収容部15を構成する凹部16の深さは、上記図1の凹部16と同様の深さに形成される。
【0040】
すなわち、上述のV溝17の深さ及び凹部16の深さは、光ファイバ2の挿入時に、V溝17と押さえ基板6の押さえ面5とで光ファイバ2を確実に保持できる深さで、且つガイド溝基板4と押さえ基板6の幅方向両端には隙間21が形成される深さとなっていればよい。
【0041】
本実施の形態に係る構成によっても、上述した図1のメカニカルスプライス1と同等の作用効果を得ることができる。
【0042】
上記図1及び図2の実施の形態では、ガイド溝基板4或いは押さえ基板6のいずれか一方に収容部15を形成したが、ガイド溝基板4と押さえ基板6の両方に凹部を形成して、これら凹部を合わせて収容部とする構造であってもよいのは勿論である。
【0043】
また、本願発明は、既存のメカニカルスプライスであっても、ガイド溝基板4或いは押さえ基板6の少なくともいずれか一方に収容部15を形成すれば、適用可能となる。
【0044】
さらに、ガイド溝基板4或いは押さえ基板6の少なくともいずれか一方に、凸部を設けてもよい。この凸部はガイド溝3の幅方向両側に形成され、それら凸部間を収容部15とする。凸部は、ガイド溝3に光ファイバ2を挿入して固定した際の隙間21よりも低い高さに形成される。凸部はメカニカルスプライスの長手方向に連続的に或いは間欠的に形成してもよい。
【0045】
また、上記凸部を収容部15内に形成して、ガイド溝基板4と押さえ基板6の隙間21の縮小の低減を図るようにしても、同様の作用効果を得ることができる。
【0046】
上記実施の形態では、単心光ファイバ用メカニカルスプライス1を例に挙げて説明したが、ガイド溝3を複数平行に形成すれば、2心、4心等の多心光ファイバ用メカニカルスプライスにも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、光ファイバの損失増加を防止できるメカニカルスプライスを安価に製造することができるといった優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメカニカルスプライスの好適な実施の形態を示した断面図である。
【図2】本発明に係るメカニカルスプライスの好適な他の実施の形態を示した断面図である。
【図3】メカニカルスプライスを示した全体斜視図である。
【図4】従来のメカニカルスプライスを示した断面図である。
【符号の説明】
1 メカニカルスプライス
2 光ファイバ
3 ガイド溝
4 ガイド溝基板
5 押さえ面
6 押さえ基板
7 光ファイバ把持部材
11 屈折率整合材
15 収容部
Claims (1)
- 対向する光ファイバ同士を、これらが互いに突き合うようにガイドして位置決め調心するためのガイド溝を有するガイド溝基板と、上記ガイド溝に挿入された光ファイバを押さえるための押さえ面を有する押さえ基板と、上記ガイド溝基板と押さえ基板とを挟持して光ファイバを把持するための光ファイバ把持部材とを備え、上記光ファイバの突き合わせ部近傍に屈折率整合材を充填して光ファイバ同士を接合するメカニカルスプライスにおいて、上記光ファイバの突き合わせ部に臨む上記ガイド溝基板または上記押さえ基板の少なくともいずれか一方に、上記屈折率整合材を収容するための収容部を形成したことを特徴とするメカニカルスプライス。
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JP2003057182A JP2004264755A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | メカニカルスプライス |
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JP (1) | JP2004264755A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008020869A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Keiichiro Murofushi | メカニカルスプライス |
JP2008164795A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Hitachi Cable Ltd | 光コネクタ |
WO2009099196A1 (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-13 | Kozo Yamanoi | メカニカルスプライス |
JP2011085696A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光コネクタ |
JP2012208230A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Nippon Tsushin Denzai Kk | 光ファイバ接続構造 |
CN105005116A (zh) * | 2014-04-22 | 2015-10-28 | 株式会社藤仓 | 光纤连接器,机械接头以及光纤连接方法 |
-
2003
- 2003-03-04 JP JP2003057182A patent/JP2004264755A/ja active Pending
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