JP2004264218A - 流体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の圧力の大きさに応じて流体の流れを制御することができる、弁部材を備えた流体搬送装置を提供する。
【解決手段】流体の流れを制御する弁部材を有する流体搬送装置であって、少なくとも1組の凹部または凸部を備えた流体制御部と、前記凹部または凸部と噛み合うための凸部または凹部を有する前記弁部材とを有し、前記弁部材は前記凹部または凸部が互に噛み合うことで流体制御部に固定され、前記流体の圧力により移動する流体搬送装置。
【選択図】 図1a

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ上で化学分析や化学合成を行う小型化分析システム(μ−TAS:Micro Total Analysis System)において、一定量のサンプルを圧力流により効率良く搬送するための流体搬送装置に関する。さらには、流体の流路に設置して、流体圧力により流体の流れを制御する弁に関するものである。
【0002】
【背景技術】
近年、立体微細加工技術の発展に伴い、ガラスやシリコン等の基板上に、微小な流路とポンプ、バルブ等の流体素子およびセンサを集積化し、その基板上で化学分析を行うシステムが注目されている。これらのシステムは、小型化分析システム、μ−TASあるいはLab on a Chipと呼ばれている。化学分析システムを小型化することにより、無効体積の減少や試料の分量の大幅な低減が可能となる。また、分析時間の短縮やシステム全体の低消費電力化が可能となる。さらに、小型化によりシステムの低価格を期待することができる。μ−TASは、システムの小型化、低価格化および分析時間の大幅な短縮が可能なことから、在宅医療やベッドサイドモニタ等の医療分野、DNA解析やプロテオーム解析(タンパク質、遺伝子の総合的解析)等のバイオ分野での応用が期待されている。
【0003】
μ−TASでは、流路の寸法は、μサイズとなるため、流路内の流体の流れを制御するには、μサイズの弁が必要である。そのような小型の弁としては、特許文献1に記載されている超小型弁や、特許文献2に記載されている小型電磁弁や、特許文献3に記載されている小型弁が知られている。特許文献1は、熱を用いて弁の開閉を行うものであり、特許文献2や、特許文献3は、バネや電力を用いて弁の開閉を行うものである。
【0004】
また、マイクロサイズの逆止弁として、サンディア ナショナル ラボラトリーズ(非特許文献1)の逆止弁がある。これは、微小流路内に感光性溶液を充填し、逆止弁部を露光、硬化することで、逆止弁を得るものであり、逆止弁にラッチが形成されていない。よって、流体が該微小流路内を双方向に流れる状態において、弁を一定位置に保持しておくことができない。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−241346号公報
【特許文献2】
特開平10−122415号公報
【特許文献3】
特開平11−287338号公報
【非特許文献1】
アーネスト F ハッセルブリンク等“Anal. Chem.”Vol.2002,74,p4913−4918
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、弁部材によって流体を制御し得る流体制御部に流入する流体の流体圧力が、例えば一定圧力以下のときは、流体を流し、一定圧力より大きいときは、流体の流れを止めるような、流体の圧力の大きさに応じて流体の流れを制御することができる、弁部材を備えた流体搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の液体搬送装置は、流体の流れを制御する弁部材を有する流体搬送装置であって、少なくとも1組の凹部または凸部を備えた流体制御部と、前記凹部または凸部と噛み合うための凸部または凹部を有する前記弁部材とを有し、前記弁部材は前記凹部または凸部が互に噛み合うことで流体制御部に固定され、前記流体の圧力により移動することを特徴とする流体搬送装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の液体搬送装置は、流体の流れを制御する弁部材を有する流体搬送装置であって、少なくとも1組の凹部または凸部を備えた流体制御部と、前記凹部または凸部と噛み合うための、凸部または凹部を有する前記弁部材とを有し、前記弁部材は、前記弁部材の凹部または凸部が前記流体制御部の凸部または凹部と噛み合うことで固定され、前記流体の圧力により移動することを特徴とする。
【0009】
以下に、ラッチすなわち凹部または凸部を有する流体制御部、前記凹部または凸部と噛み合うための、凸部または凹部を有する弁部材、およびこれらを備えた流体搬送装置の駆動原理及び作製方法を説明する。
【0010】
ここで、ラッチとは、例えば凹凸を備えることにより、一方の部材の凹部が他方の部材の凸部と噛み合うことにより、流体の流れを制御する、止め金具のようなもののことを言う。
【0011】
ラッチ式(歯止めとも言う)弁の駆動原理を図1(a)〜(c)を用いて説明する。図1は、本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。図1(a)は、ラッチ式弁の正面模式図である。図1(a)に示すように、弁部材駆動室104には、ラッチ弁母材102の一部よりなるラッチ103が形成されている。また、図1(a)の斜視図である図1(b)に示すように、流路▲1▼105,流路▲2▼106,流路▲3▼107および弁部材駆動室上面は、天板109で閉じられている(ラッチ式弁の正面模式図には、天板を図示していない)。弁部材駆動室内には、ラッチに引っかかるように弁部材101が形成されている。流路▲1▼105,流路▲3▼107は、流路システムの流路とつながるか、流体の廃棄口へとつながっている。
【0012】
流体を流路▲1▼105から流すと、流体流れ108a〜eが発生する。このとき弁部材は、ラッチにより保持されている。一方、流体流れ108a〜eよりも流速の速い(圧力の高い)流体流れ110a〜dを与えると、弁部材はラッチ部で保持しきれず、図1(c)のように弁部材駆動室の端まで移動する。そして、流路▲3▼への流体流れを止める。即ち、弁として機能する。
【0013】
なお、凹部または凸部を備えた流体制御部は、図1において弁部材駆動室104の部分を表わす。
【0014】
ラッチ式弁の形状は、図2にしめすように、弁部材を凸形状とし、ラッチ201を形成してもよい。
【0015】
また、図3(a),(b)に示すように、ラッチ▲1▼301を形成することで、流体圧力303(低圧力)では、流体は流れないようにできる。流体流れ303よりも流体圧力の高い(中圧力)流体流れ304a〜dを与えることで、弁部材をラッチ▲2▼302の位置まで動かすことができ、流体を流すことができる。更に、流体流れ304a〜dよりも流体圧力の高い(高圧力)流れを与えることで、図1(c)と同様に、弁部材を弁部材駆動室の端まで移動させることができるので、流体を流れないようにできる。この場合、低圧力、中圧力、高圧力は相対的圧力である。この場合、ラッチ▲2▼302寸法(出っ張り量)は、ラッチ▲1▼301の寸法(出っ張り量)よりも大きい。
【0016】
ラッチ式逆止弁の駆動原理を図4(a)〜(c)を用いて説明する。低圧力の流体を流したくない場合、図4(a)に示すように、ラッチ402を形成することで、流体流れ403(低圧力)では、流体は流れないようにできる。流体圧力403よりも流体圧力の高い(中圧力)流体流れ404a〜eを与えると、弁部材401を弁部材駆動室の端まで動かすことができるので、流体を流すことができる。更に流体流れ404a〜eよりも流体圧力の高い(高圧力)流れを与えても、これ以上弁部材は動かないので、流体は流れつづける。
【0017】
一方、図4(c)に示すように、すくなくとも中圧力以上の圧力を有する流体流れ405a〜eを与えると、弁部材は、弁部材駆動室のもう一方の端まで移動し、流体流れを止める。即ち、逆止弁として機能する。この場合、低圧力、中圧力、高圧力は相対的圧力である。
【0018】
ラッチの形状は、三角形以外の他の多角形で形成してもよいし、曲線をともなう形状としてもよい。弁部材がラッチ上を通過するときに、ラッチが破損するような構成とする(例えば、ラッチの根元を細くする)ことで、例えば、図4(c)の位置に弁部材を戻すときにラッチは既に破損して、その場に無いので、低圧力で弁を図4(a)位置にもどすことができる。
【0019】
ラッチの寸法は、おおきくなるほど弁部材を保持しやすい。また、ラッチの個数は、多くなるほど弁部材を保持しやすい。よって、ラッチの寸法または、ラッチの個数を制御することで、弁の開閉を制御できる。
【0020】
上記、ラッチ式弁をそなえる流路システムの一例を図5に示す。流路システム501は、端部に液溜502〜505が形成された流路▲1▼506,流路▲2▼507よりなる。流路▲1▼と流路▲2▼は交差する構成となっており、流路交差部508が形成されている。流路▲1▼には、図5に示すように、ラッチ式弁▲1▼509,ラッチ式弁▲2▼510が形成されている。流路▲2▼には、カラム511が形成されている。
【0021】
図5で示した流路システムの測定原理を図6(a)〜(c)をもちいて説明する。液溜502より試料601を導入し、電気浸透流により、流路▲1▼内に試料を導入する。このとき、流路▲1▼,流路▲2▼内には、試料を流すための媒体が予め導入されている。試料が流路交差部を通過したら、液溜504よりポンプ等を用いて圧力を与える。すると、ラッチ式弁▲1▼,ラッチ式弁▲2▼はポンプ等の圧力により弁を閉じる。流路交差部の試料は、ポンプ等の圧力により流路▲2▼を通って運ばれる(試料塊602が形成される)。試料塊がカラムに達すると、試料内の種種の物質が分離され、種種の分離試料603が得られる。種種の分離試料を測定装置604で測定し、試料の物性や組成等を分析できる。
【0022】
この場合、電気浸透流を用いる場合よりも、ポンプ等を用いる場合の方が流体を流すための圧力が高い。
【0023】
次に、ラッチ式弁の作製方法を説明する。
先ず、ラッチ式弁母材の加工方法を説明する。未加工のラッチ式弁母材表面に流路,弁部材駆動室,ラッチとなる部分をマスク層を用いてパターニング、開口形成する。開口部より露出したラッチ式弁母材をエッチングし、流路,弁部材駆動室,ラッチとなる部分を形成する。
【0024】
パターニングには、フォトリソグラフィー法,シルクスクリーン法,メタルマスク等を用いることができる。
【0025】
また、ラッチ式弁母材の材質に合わせてエッチングをおこなう。エッチング方法としては、ウエットエッチング、プラズマエッチング、スパッタエッチング、反応性イオンエッチング、イオンミーリング、エキシマレーザーやYAGレーザー等を用いたレーザーアブレイション、サンドブラスト等の何れかを用いることができる。
【0026】
ラッチ式弁母材の材料としては、ガラス,シリコン,樹脂等を用いることができる。樹脂などの有機系材料を用いる場合、もしくはガラスを用いる場合、流路,弁部材駆動室,ラッチとなる部分が凸状に形成された金型を用いるインジェクション法,プレス法,モールド法などの複製方法で、安価かつ大量に作製できる。
【0027】
天板の材料としては、ガラス,シリコン,樹脂等を用いることができる。ラッチ式弁母材と天板の材質に応じて、接着方法は選択できる。接着方法としては、接着剤や、陽極接合や、熱,化学薬品を用いる融着等を用いることができる。
【0028】
弁部材の作製方法を説明する。弁部材は、感光性材料を用いる光硬化により形成することができる。感光性材料を弁部材駆動室内に充填し、任意の領域をフォトマスク等を用いて露光することで、弁部材を作製することが可能である。
この場合、任意の領域が露光可能なので、弁部材の形状を“ロ”の字形状の中抜き形状とし、弁部材の柔軟性を高めることも可能である。
【0029】
材料としては、モノマーと重合開始剤と溶媒よりなる混合溶液を用いることができる。二重結合を複数箇所に有するモノマー等を複数種類用い、モノマー同士を3次元の網の目状に結合させることで、弁部材を作製できる。また、溶媒の添加量によって3次元の網の目形状を変化させることができるので、弁部材の弾性等の物性を制御することも可能である。弁部材は、ラッチ上を通過するときに、一部の形状が変形する必要がある。よって、弁部材が再度、ラッチと噛み合うには、弾性があることが望ましい。弁材料が塑性変形する材料であっても、弁、もしくは逆止弁としての機能を果たすことは可能である。
【0030】
また、モノマーにフッ素を含む分子を用いることで、弁部材に耐薬品性をもたせることができる。
【0031】
また、重合開始剤は光に反応するので、露光領域に応じた弁部材形状を得ることができる。
弁部材の材料としては、モノマー材料は、例えば1,3−ブタンジオールジアクリレート、トリフルオロエチルアクリレート等、溶剤は、例えば2−メトキシエタノール、1,4−ジオキサン、TRIS バッファ等、光増感剤は、例えばAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)等を用いることができる。
【0032】
本実施形態のラッチ式弁は、流路システムを作製するために流路を掘るときに同時に作製でき、弁部材は、モノマー溶液を充填し所望の部位のみを露光することで作製できるので、弁を非常に安価に作製できる。また、弁の設計が非常にシンプルなので、小型化に優れている。また、流路システムに直接設置できるので、弁の取り付けのわずらわしさがない。
【0033】
【実施例】
以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説明する。
【0034】
実施例1
本実施例にて、本発明のラッチ式弁の第1の作製方法を説明する。
基板としてシリコン単結晶基板を用いる。基板の片面にフォトレジストを用いるフォトリソグラフィー法を用いて、流路,弁部材駆動室,ラッチのパターンを形成する。パターンより露出した基板を反応性イオンを用いるドライエッチングにてエッチングし、溝を形成する。フォトレジストをO プラズマを用いてアッシングする。
【0035】
基板の溝形成面にガラスよりなる天板を被せ、熱と電圧を印加し、基板とガラスを陽極接合する。
弁部材を形成するためのモノマー溶液を調整する。溶液は、例えば、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート等の2つの二重結合を有するアクリル酸と、1つの二重結合を有するアクリル酸、有機溶媒、重合開始剤としてAIBN(2,2‘−アゾビスイソブチロニトリル)を適量混合する。
【0036】
モノマー溶液を流路,弁部材駆動室内に充填する。ガラス上に弁部材のパターンが開口しているフォトマスクを置き、該開口部よりモノマー溶液を露光する。露光には、紫外線を用いる。
弁部材形成後、残りのモノマー溶液を有機系の洗浄液で除去し、流路,弁部材駆動室内を洗浄することで、ラッチ式弁を形成する。
【0037】
上記、ラッチ式弁の溝は、流路システム用の溝を掘る際に、同時に形成することが可能である。弁部材は、モノマー溶液を充填,露光,除去することで作製できるので、簡便かつ安価に作製できる。ラッチと、流路の構成により、上記の弁としての機能を持たせることができる。
上記方法により作成された流体搬送装置を用いて流体を流したところ、弁部材は有効に機能した。
【0038】
実施例2
本実施例にて、本発明のラッチ式弁の第2の作製方法を説明する。
基板としてシリコン単結晶基板を用いる。基板の片面にフォトレジストを用いるフォトリソグラフィー法を用いて、流路,弁部材駆動室,ラッチのパターンを形成する。基板のもう一方の面にも、フォトレジストを成膜し、エッチングから保護する。パターンより露出した基板を、フッ酸,硝酸,酢酸よりなる混合液を用いる等方エッチングにてエッチングし、半球状の溝を形成する。両面のフォトレジストをO プラズマを用いてアッシングする。以下、第1実施例と同じである。
【0039】
上記方法により作成された流体搬送装置を用いて流体を流したところ、弁部材は有効に機能した。
【0040】
実施例3
本実施例にて、本発明のラッチ式弁の第3の作製方法を説明する。
基板としてガラス基板を用いる。基板の片面にフォトレジストを用いるフォトリソグラフィー法を用いて、流路,弁部材駆動室,ラッチのパターンを形成する。基板のもう一方の面にも、フォトレジストを成膜し、エッチングから保護する。パターンより露出した基板をフッ酸をもちいてエッチングし、半球状の溝を形成する。両面のフォトレジストをO プラズマを用いてアッシングする。
【0041】
基板の溝形成面にガラスよりなる天板を被せ、熱で融着する。以下、第1実施例と同じである。
上記方法により作成された流体搬送装置を用いて流体を流したところ、弁部材は有効に機能した。
【0042】
次に、本発明の流体搬送装置の好ましい実施態様を示す。
第一の実施態様は、前記流体制御部の凹部または凸部が複数組あることが好ましい。
第二の実施態様は、前記弁部材の凹部または凸部が、複数組あることが好ましい。
第三の実施態様は、前記流体制御部または前記弁部材の凸部が、移動時に破損することが好ましい。
第四の実施態様は、前記弁部材は、逆止弁であることが好ましい。
【0043】
また、本発明は、流体の流れを制御するための弁部材であって、前記弁部材は、少なくとも1組の凹部または凸部を有することを特徴とする弁部材である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の流体搬送装置は、流入する流体の圧力の大きさにより、流体の流れを制御することが可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図1b】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図1c】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図3a】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図3b】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図4a】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図4b】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図4c】本発明のラッチ式逆止弁の構成の一例を示す図である。
【図5】本発明のラッチ式逆止弁を搭載する流体搬送装置の構成の一例を示す図である。
【図6】本発明のラッチ式逆止弁を搭載する流体搬送装置の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
101,401 弁部材
102 ラッチ式弁母材
103,201,402 ラッチ
104 弁部材駆動室
105,506 流路▲1▼
106,507 流路▲2▼
107 流路▲3▼
108a〜e,110a〜e,303,304a〜e,403,404a〜f,405a〜e 流体流れ
109 天板
301 ラッチ▲1▼
302 ラッチ▲2▼
501 流路システム
502,503,504,505 液溜
508 流路交差部
509 ラッチ式弁▲1▼
510 ラッチ式弁▲2▼
511 カラム
601 試料
602 試料塊
603 分離試料
604 測定装置

Claims (1)

  1. 流体の流れを制御する弁部材を有する流体搬送装置であって、少なくとも1組の凹部または凸部を備えた流体制御部と、前記凹部または凸部と噛み合うための凸部または凹部を有する前記弁部材とを有し、前記弁部材は前記凹部または凸部が互に噛み合うことで流体制御部に固定され、前記流体の圧力により移動することを特徴とする流体搬送装置。
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