JP2004261429A - ゴルフバッグ用運搬具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴルフバッグ用運搬具1は、ゴルフバッグの下端部の外周面に沿う円弧状の側板部2と、その側板部2の両端部を外向きに屈曲して一体形成される左右一対の軸止部3,3とを備えている。前記側板部2の下端縁には、ゴルフバッグの底面の外周縁沿いに係合させる底板部4が連設されている。左右の軸止部3,3間には、両端部に左右の車輪6,6を備えた車軸5が架設されている。側板部2の両端部間には、ゴルフバッグの外周面に巻き付けて固定される長さ調節が可能なベルト10が取り付けられている。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ゴルフバッグの下端部に装着することにより、ゴルフバッグの運搬を容易にするゴルフバッグ用運搬具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ゴルフ練習場などへのゴルフバッグの運搬は、ゴルフバッグに備えられたショルダーベルトを肩に掛け、ゴルフバッグを担ぐことにより行われる。ゴルフバッグには、通常、十数本のゴルフクラブが収容されているので、相当の重量になり、老若男女を問わず、これを担いで移動するには身体への負担が著しく大きなものとなる。
【0003】
この問題を解消するのに、ゴルフバッグの下端部に装着してゴルフバッグの運搬を容易なものとするゴルフバッグ用簡易カートが提案されている(例えば、特許文献参照。)。この簡易カートは、バッグ底支持用の枠体と背の低い背凭れとを備え、前記枠体上にゴルフバッグを載置し、締縛バンドと垂直バンドとでゴルフバッグの底部を締め付けた後、背凭れに取り付けられた車輪が接地するようにゴルフバッグを傾けてゴルフバッグを移動させるものである。
【0004】
【特許文献】
実開平3−104369号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したゴルフバッグ用簡易カートは部品点数が多く、製作に手数がかかるため、製作コストが高くついて高価になるうえに、取り外した後は重くて嵩張り、取り扱いにくい、という問題があった。
【0006】
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、容易かつ安価に製作でき、しかも、軽くて嵩張らず、取り扱いが容易なゴルフバッグ用運搬具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明によるゴルフバッグ用運搬具は、ゴルフバッグの下端部の外周面に沿う円弧状の側板部と、その側板部の両端部を外向きに屈曲して一体形成される左右一対の軸止部とを備えたものである。前記側板部の下端縁にはゴルフバッグの底面の外周縁沿いに係合させる底板部が連設されている。左右の軸止部間には両端部に左右の車輪を備えた車軸が架設されるとともに、前記側板部の両端部間にゴルフバッグの外周面に巻き付けて固定される長さ調節が可能なベルトが取り付けられている。
【0008】
上記の構成において、「車軸」は、左右の車輪を支持する機能を有するとともに、軸止部間の間隔を保持して各軸止部の変形を防止するという補強機能も有する。
【0009】
この発明の好ましい一実施態様においては、全体が嵩張らず軽量となすために、前記側板部は、その全長がゴルフバッグの下端部の全周に対して90度を超えない角度範囲に形成されている。
【0010】
また、この発明の好ましい一実施態様においては、製作を容易にするために、前記底板部は、1枚の金属板を折り曲げることにより側板部および軸止部と一体に形成されている。
【0011】
【作用】
この発明のゴルフバッグ用運搬具は、ゴルフバッグの下端部の外周面に側板部を当て、ゴルフバッグの底面の外周縁沿いに底板部を係合させた後、ベルトをゴルフバッグの外周面に巻き付けて固定することによって、ゴルフバッグの下端部に装着される。ゴルフバッグ用運搬具が装着された側へゴルフバッグを傾け、ゴルフバッグの荷重を車輪に支持させた後、ゴルフバッグを引くことにより車輪が地面上を転動して移動させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、この発明の一実施例であるゴルフバッグ用運搬具1の構成を示している。
図示例のゴルフバッグ用運搬具1は、ゴルフバッグの下端部の外周面に沿う円弧状の側板部2と、その側板部2の両端部を外向きに屈曲して一体形成された左右一対の軸止部3,3とを備えたものである。
【0013】
前記側板部2は、その全長がゴルフバッグの下端部の全周に対して90度を超えない角度範囲(望ましくは70度)に形成されており、板面には全体の重量を軽くするために開口2a,2aが形成されている。前記側板部2の下端縁には、ゴルフバッグの底面の外周縁沿いに係合させる底板部4が連設されている。
【0014】
上記した側板部2、軸止部3,3、および底板部4は、ステンレスなどの薄板状の金属板を打ち抜いた後に曲げ加工を施して一体に形成されるもので、図3に打ち抜かれた金属板20が示してある。図示の金属板20は、側板部2に軸止部3,3が左右に連続し、側板部2と各軸止部3,3との間に2本の折線2b,2cがそれぞれ設定されている。側板部2を湾曲させかつ、各折線2b,2cの位置で金属板20をそれぞれ外向きに折り曲げて、各軸止部3,3を互いに向き合うよう形成する。底板部4は、幅が狭い矩形状であり、側板部2と底板部4との連設位置に設定された折線4aに沿って上向きに90度だけ折り曲げることにより形成される。なお、図中、2dは側板2の湾曲と底板部4の屈曲とにより生ずる歪みを吸収するための切欠である。また、底板部4は、側板部2と別の部材で形成して、側板部2の下端縁に溶接してもよい。
【0015】
左右の軸止部3,3間には、図2に示すように、両端部に左右の車輪6を備えた車軸5が架設される。車軸5は、ステンレスなどの金属棒から成り、両端部にねじ溝(図示せず。)が形成されている。各軸止部3には、円形の軸止孔3aが開設されており、各軸止孔3a,3aに車軸5の両端部を挿通させている。各軸止部3より外方へ突出した車軸5の端部には車輪6,6がそれぞれ嵌め込まれ、ねじ8によって抜け止めされている。
前記車軸5は、軸止孔3aの位置で軸止部3と溶接により止着されている。この車軸5は軸止部3,3間の間隔を保持して各軸止部3の変形を防止する。
【0016】
側板部2の下端縁から軸止孔3aの中心までの高さHは、図4に示すように、車輪6の半径と一致させてあり、これにより、側板部2の下端縁と底板部4の下面とが車輪6とともに地面に接地することになり、車輪6の回動が阻止される。ゴルフバッグ用運搬具1を車軸5を中心に側板部2を上向きに傾けると、側板部2の下端縁と底板部4の下面とが地面から離れて車輪6のみが接地するので、車輪6は回動可能となる。
【0017】
前記側板部2の両端部間には、ゴルフバッグの下端部の外周面に巻き付けて固定される長さ調節が可能なベルト10が取り付けられている。ベルト10は、弾性材などから成る左右一対の帯状体11,11と、合成樹脂製のバックル12とで構成される。各帯状体11,11は、ゴルフバッグの下端部の周長さの半分程度の長さを有する。
【0018】
バックル12は、互いに係脱が可能な雌部材12aと雄部材12bとで構成されており、雌部材12aと雄部材12bとに長さ調節具13を介して帯状体11の一端部がそれぞれ接続されている。
側板部2の両端部には留め金具9,9が取り付けてあり、各留め金具9に帯状体11の他端部が止着されている。
【0019】
上記した構成のゴルフバッグ用運搬具1をゴルフバッグ51に装着するには、図5(1)に示すように、側板部2はゴルフバッグ51の下端部54の外周面に当て、底板部4はゴルフバッグ51の底面の外周縁に係合させて、ゴルフバッグ用運搬具1を位置決めする。
つぎに、ベルト10をゴルフバッグ51の下端部54の外周面に装着してゴルフバッグ用運搬具1を固定する。
【0020】
つぎに、ゴルフバッグ51のショルダーベルト52を後ろ手に持って引っ張ると、図5(2)に示すように、ゴルフバッグ51が傾き、車輪6のみが接地した状態となって回動が可能になり、ゴルフバッグ51を移動させることができる。
【0021】
【発明の効果】
この発明のゴルフバッグ用運搬具は、製作が容易であるから、製作コストを低く抑えることができ、また、軽量であるから、着脱時の取り扱いが容易である。さらに、ゴルフバッグから取り外した後も嵩張らず、バッグなどに収納して携帯するのに支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるゴルフバッグ用運搬具の外観を示す斜視図である。
【図2】ゴルフバッグ用運搬具の外観を示す平面図である。
【図3】打ち抜かれた金属板を示す正面図である。
【図4】ゴルフバッグ用運搬具の断面図である。
【図5】ゴルフバッグ用運搬具の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフバッグ用運搬具
2 側板部
3 軸止部
4 底板部
5 車軸
6 車輪
10 ベルト
Claims (3)
- ゴルフバッグの下端部の外周面に沿う円弧状の側板部と、その側板部の両端部を外向きに屈曲して一体形成される左右一対の軸止部とを備え、前記側板部の下端縁にはゴルフバッグの底面の外周縁沿いに係合させる底板部が連設されており、左右の軸止部間には両端部に左右の車輪を備えた車軸が架設されるとともに、前記側板部の両端部間にゴルフバッグの外周面に巻き付けて固定される長さ調節が可能なベルトが取り付けられて成るゴルフバッグ用運搬具。
- 前記側板部は、その全長がゴルフバッグの下端部の全周に対して90度を超えない角度範囲に形成されている請求項1に記載されたゴルフバッグ用運搬具。
- 前記底板部は、1枚の金属板を折り曲げることにより側板部および軸止部と一体に形成されている請求項1に記載されたゴルフバッグ用運搬具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055613A JP2004261429A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | ゴルフバッグ用運搬具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055613A JP2004261429A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | ゴルフバッグ用運搬具 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004261429A true JP2004261429A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33119575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003055613A Pending JP2004261429A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | ゴルフバッグ用運搬具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004261429A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100929778B1 (ko) * | 2009-03-12 | 2009-12-02 | 선창학 | 골프백 이동장치 |
JP2012143303A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Hiroshi Aoki | ゴルフバッグの搬送具及びゴルフバッグの搬送用具 |
KR200488251Y1 (ko) * | 2017-11-28 | 2019-01-02 | 채기영 | 골프백용 캐리어 구조체 |
KR102027873B1 (ko) * | 2018-06-27 | 2019-10-02 | 장순열 | 골프 가방 캐리어 |
-
2003
- 2003-03-03 JP JP2003055613A patent/JP2004261429A/ja active Pending
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JP2012143303A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Hiroshi Aoki | ゴルフバッグの搬送具及びゴルフバッグの搬送用具 |
KR200488251Y1 (ko) * | 2017-11-28 | 2019-01-02 | 채기영 | 골프백용 캐리어 구조체 |
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