JP2004260740A - 移動通信ネットワークシステム及び該システムにおけるアドホックネットワーク端末のipネットワークへの接続方法 - Google Patents

移動通信ネットワークシステム及び該システムにおけるアドホックネットワーク端末のipネットワークへの接続方法 Download PDF

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淳一 古賀
Hiroyuki Onishi
浩行 大西
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正範 森田
Koji Takagi
康志 高木
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Abstract

【課題】アドホックネットワーク端末がグローバルなIPネットワークに収容された場合においても、グローバルなIPネットワーク内のノードからモバイルIPによってホームアドレスによる通信を継続可能とすると共に、アドホックネットワーク内の他のノードからにおいても共通の固定IPアドレスであるホームアドレスにより通信を継続可能とする。
【解決手段】アドホックネットワーク端末が、ホームアドレスとしてのIPアドレスと、気付けアドレスとしてのIPアドレスの2つを用いるようにする
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるグローバルIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続してなる移動通信ネットワークシステムであって、グローバルIPネットワークに接続するアドホックネットワークを収容するサービスに関するものであり、特にモバイルIP MN機能を有するアドホックネットワーク端末に対して、該アドホックネットワーク端末がグローバルなIPネットワークに収容された場合にも固定IPアドレスによる通信の継続サービスを提供することができる、移動通信ネットワークシステム及びアドホックネットワーク端末のグローバルIPネットワークへの接続方法並びにそれに用いるアドホックネットワーク端末及びゲートウェイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アドホックネットワークとは、ルータ、スイッチ等の中継装置を必要とせず、その都度集まった複数個のアドホックネットワーク端末により構成されるネットワークである。アドホックネットワークでは、通信媒体として主に無線が用いられるため、通信ケーブルも不要である。従って、アドホックネットワークは災害時における緊急なネットワークの構築や、一時的なネットワークの構築に際して利便性が高いネットワーク形態である。
【0003】
アドホックネットワークについての標準化はIETFのMANET WGにおいて議論されており、アドホック経路制御プロトコルとして、AODV、DSR、OLSR、TBRPF等がIETFにドラフトとして提案されている。
【0004】
さらに、アドホックネットワーク端末をグローバルIPネットワークに収容する場合に、GWが有しているグローバルなネットワークプレフィックスを持つIPアドレスを、アドホックネットワーク端末に割り当てることにより、グローバルIPネットワーク内のノードからアドホックネットワーク端末までの経路制御を行う方法がIETFにドラフトとして提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
【非特許文献1】
“Global connectivity for IPv6 Mobile Ad Hoc Networks”
URL:http://www.ietf.org/internet−drafts/draft−wakikawa−manet−globalv6−02.txt
検索日:平成14年11月3日
【0006】
上記ドラフトでは、モバイルIP MN機能を有するアドホックネットワーク端末がGWを介してグローバルIPネットワークに接続する場合には、アドホックネットワーク端末が、GWの有するグローバルなネットワークプレフィックスを取得し、取得したネットワークプレフィックスからIPアドレスを生成して、生成したIPアドレスを気付けアドレスとしてHAへ位置登録する手順が示されている。この方法によりグローバルなIPネットワークからアドホックネットワーク端末のホームアドレス宛の通信がモバイルIPにより可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
固定IPアドレスとしてホームアドレスを使用しているモバイルIP MN機能を有するアドホックネットワーク端末をグローバルIPネットワークに収容した場合に、GWが有するグローバルなネットワークプレフィックスからIPアドレスを生成し、通信インタフェースのIPアドレスとして設定すると、それまで可能であったアドホックネットワーク内における他のアドホックネットワーク端末とのホームアドレスによる通信ができなくなる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、アドホックネットワーク内でホームアドレスにより通信していたアドホックネットワーク端末がグローバルなIPネットワークに収容された場合においても、グローバルなIPネットワーク内のノードからモバイルIPによってホームアドレスによる通信を継続可能とすると共に、アドホックネットワーク内の他のノードからにおいても共通の固定IPアドレスであるホームアドレスにより通信を継続可能とするサービスを実現するための移動通信ネットワークシステム及び該システムにおけるアドホックネットワーク端末のグローバルIPネットワークへの接続方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続し、IPネットワーク上の端末及びアドホックネットワーク上の端末からの双方向の通信を可能とする移動通信ネットワークシステムにおいて、
前記各アドホックネットワーク端末が、モバイルIP MN機能と、アドホックネットワーク内でアドホック経路制御プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワーク内でアドホックネットワーク端末を識別するためのIPアドレスとなり、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1と、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス2と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェースとを具え、
前記ホームエージェントが、IPネットワークに配備され、当該ホームエージェントが管理しているホームネットワークと同じプレフィックスを持つホームアドレス宛のパケットを気付けアドレス宛に転送するモバイルIP HA機能と、IPネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェースとを具え、
前記ゲートウェイが、アドホックネットワーク内で通信プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、IPネットワーク内で通信プロトコルにより他のノードと通信して経路制御を行う経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための通信インタフェースと、IPネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための通信インタフェースとを具えていることを特徴とする移動通信ネットワークシステムにある。
【0010】
請求項2の発明は、前記ゲートウェイが、アドホックネットワーク端末からの要求に従って払出すアドレスを管理しているアドレス管理機能、前記ゲートウェイが払出した気付けアドレス宛のホームエージェントからのパケットをカプセル化するカプセル化機能及び該カプセル化機能にてカプセル化したパケットをアドホックネットワーク内に転送するために用いる宛先アドレスを決定する気付けアドレス−ホームアドレス対応表も具えていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3の発明は、少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続し、IPネットワーク上の端末及びアドホックネットワーク上の端末からの双方向の通信を可能とする移動通信ネットワークシステムにおけるアドホックネットワーク端末であって、該アドホックネットワーク端末が、モバイルIP MN機能と、アドホックネットワーク内でアドホック経路制御プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワーク内でアドホックネットワーク端末を識別するためのIPアドレスとなり、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1と、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス2と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェースとを具えていることを特徴とするアドホックネットワーク端末にある。
【0012】
請求項4の発明は、少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続し、IPネットワーク上の端末及びアドホックネットワーク上の端末からの双方向の通信を可能とする移動通信ネットワークシステムにおけるゲートウェイであって、該ゲートウェイが、アドホックネットワーク内で通信プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、IPネットワーク内で通信プロトコルにより他のノードと通信して経路制御を行う経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための第1通信インタフェースと、IPネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための第2通信インタフェースとを具えていることを特徴とするゲートウェイにある。
【0013】
請求項5の発明は、請求項4に記載のゲートウェイが、アドホックネットワーク端末からの要求に従って払出すアドレスを管理しているアドレス管理機能、前記ゲートウェイが払出した気付けアドレス宛のホームエージェントからのパケットをカプセル化するカプセル化機能及び該カプセル化機能にてカプセル化したパケットをアドホックネットワーク内に転送するために用いる宛先アドレスを決定する気付けアドレス−ホームアドレス対応表も具えていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項6の発明は、少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続される移動通信ネットワークシステムにて、アドホックネットワーク端末をIPネットワークに接続する方法において、
前記アドホックネットワーク端末が自己の通信インタフェースを介してアドホックネットワークに接続し、IPネットワークに配備されるホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1を当該アドホックネットワーク端末の識別子であるIPアドレスとして用い、アドホック経路制御プロトコル及び通信プロトコルによりアドホックネットワーク内の他のアドホックネットワーク端末及びゲートウェイと通信可能とし、
アドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能とゲートウェイのアドホック経路制御プロトコル処理機能が通信することにより、アドホックネットワーク端末がゲートウェイからグローバルネットワークプレフィックスを取得し、
アドホックネットワーク端末が、グローバルネットワークプレフィックスから、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス2を生成し、これを前記IPアドレス1に加えて、IPアドレス2を当核アドホックネットワーク端末の識別子として用い、アドホック経路制御プロトコルによりアドホックネットワーク内の他のアドホックネットワーク端末及びゲートウェイと通信可能とし、
アドホックネットワーク端末が前記IPアドレス2を用いて通信する場合に、アドホックネットワーク内ではアドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能、他のアドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能及びゲートウェイのアドホック経路制御プロトコル処理機能が通信することによりゲートウェイまでの経路制御を可能とし、ゲートウェイから先のIPネットワーク内では、ゲートウェイの経路制御プロトコル処理機能とルータの経路制御プロトコル処理機能が通信することにより経路制御プロトコル、IP及び通信プロトコルによりIPネットワーク内のノードと通信可能とし、前記IPアドレス1をホームアドレスとして用い、前記IPアドレス2を気付けアドレスとして用いて、IPネットワークにおけるホームエージェントに対して位置登録を可能とし、
ホームエージェントのモバイルIP HA機能により、IPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末とIPアドレス1を宛先とした通信を可能とし、
当該アドホックネットワーク端末以外のアドホックネットワーク内のアドホックネットワーク端末と前記IPアドレス1及びIPアドレス2を宛先とした通信を可能とすることを特徴とするアドホックネットワーク端末のIPネットワークへの接続方法にある。
【0015】
請求項7の発明は、請求項6において、モバイルIPの経路最適化後は、IPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末と前記IPアドレス2を宛先とした通信を可能とすることを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明は、少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続される移動通信ネットワークシステムにて、アドホックネットワーク端末をIPネットワークに接続する方法において、
前記アドホックネットワーク端末が自己の通信インタフェースを介してアドホックネットワークに接続し、IPネットワークに配備されるホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1を当該アドホックネットワーク端末の識別子であるIPアドレスとして用い、アドホック経路制御プロトコル及び通信プロトコルによりアドホックネットワーク内の他のアドホックネットワーク端末及びゲートウェイと通信可能とし、
前記アドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能とゲートウェイのアドホック経路制御プロトコル処理機能との通信により、ゲートウェイはアドホックネットワーク端末に割り当てる気付けアドレスを選択し、気付けアドレス払出し要求を送信したアドホックネットワーク端末のIPアドレスと気付けアドレスから気付け−ホームアドレス対応表を作成し、ゲートウェイはアドホックネットワーク端末に対して気付けアドレスを通知するための気付けアドレス払出し応答を送信可能とし、
気付けアドレス払出し応答を受信したアドホックネットワーク端末は払出されたIPアドレスをIPアドレス2として設定し、IPアドレス1をホームアドレスとして、ゲートウェイより払出されたIPアドレス2を気付けアドレスとして用い、ホームエージェントに対して位置登録を可能とし、
ホームエージェントのモバイル IP HA機能によりIPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末とIPアドレス1を宛先とした通信を可能とし、当該アドホックネットワーク端末以外のアドホックネットワーク内のアドホックネットワーク端末とIPアドレス1を宛先とした通信を可能とすることを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明は、請求項8において、モバイルIPの経路最適化後は、IPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末と前記IPアドレス2を宛先とした通信を可能とすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明による移動通信ネットワークシステムの全体の構成を示す概略図である。図中、1及び2は同一機能を有しているアドホックネットワーク端末、3はIP(Internet Protocol)による通信が可能なノード、10はモバイル(Mobile)IPホームエージェント機能を有するHA(Home Agent)、20はノード3やHA10やルータ12を含むグローバルなIPネットワーク、21は少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末1,2により構成されるアドホックネットワークであり、11はIPネットワーク20とアドホックネットワーク21を相互に接続するゲートウェイである。
【0020】
次ぎに、図1の移動通信ネットワークシステムを構成する各要素の構成について説明する。
【0021】
図2は、アドホックネットワーク端末1の構成を示す概略図であり、図中の30は、アドホックネットワーク端末1がアドホックネットワーク21における隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェース、31は、アドホックネットワーク21内で当該アドホックネットワーク端末1を識別するためのIPアドレスとなり、IPネットワーク20に配備されるHA10に対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス、32は、HA10に対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス、33は、アドホックネットワーク21内でアドホック経路制御プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能、34はモバイルIP MN(モバイル・ノード)機能である。
【0022】
図3はIPネットワーク20に含まれるノード3の概略構成図であり、図中、40はノード3の通信インタフェースであり、41は通信インタフェース40に設定可能なIPアドレスである。
【0023】
図4は、IPネットワーク20に含まれるHA10の概略構成図であり、図中、50はIPネットワーク20の隣接ノード3通信パケットを送受信する通信インタフェース、51は通信インタフェース50に設定可能なIPアドレス、52は、HA10が管理しているホームネットワークと同じプレフィックスを持つホームアドレス宛のパケットを気付けアドレス宛に転送するモバイルIP HA機能、53は、ホームアドレスと気付けアドレスの対応表であるバインディングキャッシュである。
【0024】
図5は、アドホックネットワーク21とIPネットワーク20とを接続するGW11の概略構成図であり、図中の60は、アドホックネットワーク21の隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェース、61は、IPネットワーク20の隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェース、62は通信インタフェース60に設定可能なIPアドレス、63は通信インタフェース61に設定可能なIPアドレス、64はIPアドレス62のグローバルネットワークプレフィックス、65は経路制御プロトコルによってパケットの転送先が設定される経路表、66は、アドホック経路制御プロトコルを終端し、アドホックネットワーク内で通信プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信し経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能、67は、IPネットワーク20内で他の通信プロトコルにより他のノードと通信経路制御を行う経路制御プロトコル処理機能である。
【0025】
図6はGW11の他の例を示す概略構成図であり、この例におけるGW11は、図5の構成要素以外に、アドホックネットワーク端末からの要求に従って払出すアドレスを管理するアドレス管理機能68、GW11が払出した気付けアドレス宛のHA10からのパケットをカプセル化するカプセル化機能69及びカプセル化したパケットをアドホックネットワーク21内に転送するために用いる気付けアドレス−ホームアドレス対応表70を備えている。
【0026】
本発明は特定のアドホック経路制御プロトコルに依存するものでなく、前述したIETFにドラフトとして提案されているAODV、DSR、OLSR、TBRPFといったアドホック経路制御プロトコルを用いても動作可能である。
【0027】
次に、IPネットワーク20におけるノード3がアドホックネットワーク21におけるアドホックネットワーク端末1とホームアドレスとしてIPアドレス31を用いて通信する場合における動作を説明する。
【0028】
〔1.アドホックネットワーク端末1のアドホックネットワーク21への接続〕アドホックネットワーク端末1は、通信インタフェース30を用いてアドホックネットワーク21に接続すると、アドホック経路制御プロトコル処理機能33により経路制御プロトコルもしくはネイバーディスカバリ(Neighbor Discovery)プロトコルを用いてアドホックネットワーク21内のGW探索を開始する。このGW探索において、アドホックネットワーク端末1は探索メッセージを、送信元アドレスをアドホックネットワーク端末1のIPアドレス31とし、送信先アドレスをアドホックネットワーク21内のマルチキャストアドレスとして、通信インタフェース30から隣接しているアドホックノード、本例の場合、他のアドホックネットワーク端末2に送信する。GWllがアドホックネットワーク端末1と他のアドホックネットワーク端末2等を経由してアドホック経路制御プロトコルにより通信可能、もしくはアドホックネットワーク端末1とレイヤー2リンクの機能を用いて直接通信可能である場合には、アドホックネットワーク端末1から送信された探索メッセージがGWllに到達する。
【0029】
GWllにおいては、探索メッセージの到達を契機に、もしくは周期的な経路制御プロトコルの処理を契機に、アドホック経路制御プロトコル処理機能66によりアドホック経路制御プロトコルを用いて経路表65を更新する。またGWllは、経路制御プロトコル処理機能67により経路制御プロトコルを用いて経路表65を更新する。
【0030】
探索メッセージを受信したGWllは応答メッセージを、送信先アドレスをアドホックネットワーク端末1のIPアドレス31とし、かつ送信元アドレスをGWllのIPアドレス60として、前記更新した経路表65に従って通信インタフェース60からアドホックネットワーク21におけるアドホックネットワーク端末1に送信する。この際、応答メッセージには、アドホックネットワーク21に接続されているGW11における通信インタフェース60に設定されるIPアドレス62のグローバルネットワークプレフィックス64を付与する。
【0031】
応答メッセージを受け取ったアドホックネットワーク端末1は、グローバルネットワークプレフィックス64からIPアドレス32を生成し、このIPアドレス32を通信インタフェース30のアドレスとしてあらかじめ設定されているIPアドレス31に加えて、両方を通信インタフェース30のアドレスとして設定する。アドホック経路制御プロトコル処理機能33は、IPアドレス31とIPアドレス32の両方について経路制御プロトコルを用いてアドホックネットワーク21内における経路制御を可能とし、アドホックネットワーク内のアドホックネットワーク端末からの通信を可能とする。
【0032】
〔2.アドホックネットワーク端末1のHA10への位置登録〕
アドホックネットワーク端末1は、モバイルIP MN機能34によりIPアドレス31をホームアドレスとし、かつIPアドレス32を気付けアドレスとして、IPネットワーク20におけるHA10に位置登録を行う。
【0033】
この場合、アドホックネットワーク端末1は、送信元アドレスをIPアドレス32とし、送信先アドレスをHA10のIPアドレス51として、位置登録メッセージを通信インタフェース30から隣接しているアドホックノード、本例の場合にはアドホックネットワーク端末2に送信する。GWllに位置登録メッセージが到着すると、GWllは経路表65に従いHA10が設置されているIPネットワーク20に接続されている通信インタフェース61に位置登録メッセージを転送する。
【0034】
GW11の通信インタフェース61からIPネットワーク20に転送された位置登録メッセージは、IPの経路制御によりHA10へと転送され、HA10のモバイルIP HA機能52が位置登録処理を行う。この位置登録処理によりホームアドレスと気付けアドレスの対応表であるバインディングキャッシュ53を更新する。
【0035】
〔3.モバイルIPによるパケット転送〕
IPネットワーク20内のノード3からアドホックネットワーク端末1のホームアドレスとしてのIPアドレス31宛に送信するパケットは、先ずIPの経路制御によりHA10に転送される。HA10は、バインディングキャッシュ53により宛先のホームアドレスであるIPアドレス31をキーとして、気付けアドレスであるIPアドレス32を検索し、送信パケットをIPアドレス32宛にIPのカプセル化をほどこして、通信インタフェース50からIPネットワーク20、GW11及びアドホックネットワーク21を経てアドホックネットワーク端末1へと転送する。
【0036】
IPアドレス32宛に転送されたパケットは、グローバルネットワークプレフィックス64を持つため、GWllに経路制御されて転送される。GWllは、経路表65によりIPアドレス32宛のパケットをアドホックネットワーク21と接続している通信インタフェース60から隣接ノードへ送信する。
【0037】
GWllから送信されたIPアドレス32宛のパケットは、アドホックネットワーク21内においてアドホック経路制御によりアドホックネットワーク端末1に転送される。アドホックネットワーク端末1に転送されたパケットは、モバイルIP MN機能29によりカプセル化を解かれ、ホームアドレスであるIPアドレス31宛のパケットとしてアドホックネットワーク端末1に到達することにより、IPネットワーク20内のノード3とアドホックネットワーク21内のアドホックネットワーク端末1との通信が可能となる。このような通信は、ノード3とアドホックネットワーク端末1との間にて行うモバイルIPの経路最適化後においても可能である。
【0038】
次ぎに、上記の状態において、アドホックネットワーク21内でアドホックネットワーク端末2からホームアドレスとしてIPアドレス31を用いて通信する場合の動作を説明する。
【0039】
〔4.アドホックネットワーク21内でのパケット転送〕
アドホックネットワーク端末2は、アドホックネットワーク端末1宛のパケットについて送信先アドレスをホームアドレスであるIPアドレス31として送信する。アドホックネットワーク端末2から送信されたIPアドレス31宛のパケットは、アドホックネットワーク21内においてアドホック経路制御によりアドホックネットワーク端末1に転送される。
【0040】
GW11を図6のように構成する場合には、GW11がアドホックネットワーク端末から気付けアドレスの払出し要求を受けると、このGW11はアドレス管理機能68により払出す気付けアドレスを選択し、気付けアドレス払出し要求を送信したアドホックネットワーク端末1のIPアドレスと払出す気付けアドレスから気付けアドレス−ホームアドレス対応表70を作成し、GW11はアドホックネットワーク端末1に対して気付けアドレスを通知するための気付けアドレス払出し応答を送信可能にする。
【0041】
気付けアドレス払出し応答を受信したアドホックネットワーク端末1は払出されたIPアドレスをIPアドレス32として設定し、IPアドレス31をホームアドレスとして、GW11より払出されたIPアドレス32を気付けアドレスとして用い、HA10に対して位置登録を可能とする。
【0042】
HA10のモバイル IP HA機能によりIPネットワーク20内のノード3がアドホックネットワーク端末1とIPアドレス31を宛先とした通信を可能とし、当該アドホックネットワーク端末1以外のアドホックネットワーク内のアドホックネットワーク端末とIPアドレス31を宛先とした通信を可能とする。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による移動通信ネットワークシステムによれば、アドホックネットワーク端末が、アドホックネットワークに閉じた通信であろうと、グローバルIPからのモバイルIPによる通信であろうと、統一的な固定IPアドレスであるホームアドレスを用いて通信の継続を可能とすることができるため、アドホックネットワーク端末とモバイルIP MN機能を兼ね備えた端末がどちらの通信手段で通信しようとも固定IPアドレスによりシームレスな通信サービスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動通信ネットワークシステムの概略構成図である。
【図2】本発明によるアドホックネットワーク端末の概略構成図である。
【図3】IPネットワークにおけるノードの概略構成図である。
【図4】IPネットワークに設置されるHAの概略構成図である。
【図5】本発明によるGWの一例を示す概略構成図である。
【図6】本発明によるGWの他の例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,2 アドホックネットワーク端末
3 ノード
10 ホームエージェント(HA)
11 ゲートウェイ(GW)
12 ルータ
20 IPネットワーク
21 アドホックネットワーク
30 アドホックネットワーク端末の通信インタフェース
31,32 アドホックネットワーク端末のIPアドレス
33 アドホック経路制御プロトコル処理機能
34 モバイルIP MN機能
40 ノードの通信インタフェース
41 ノードのIPアドレス
50 HAの通信インタフェース
51 HAのIPアドレス
52 モバイルIP HA機能
53 バインディングキャッシュ
60,61 GWの通信インタフェース
62,63 GWのIPアドレス
64 グローバルネットワークプレフィックス
65 経路表
66 アドホック経路制御プロトコル処理機能
67 経路制御プロトコル処理機能
68 アドレス管理機能
69 カプセル化機能
70 気付けアドレス−ホームアドレス対応表

Claims (9)

  1. 少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続し、IPネットワーク上の端末及びアドホックネットワーク上の端末からの双方向の通信を可能とする移動通信ネットワークシステムにおいて、前記各アドホックネットワーク端末が、モバイルIP MN機能と、アドホックネットワーク内でアドホック経路制御プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワーク内でアドホックネットワーク端末を識別するためのIPアドレスとなり、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1と、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス2と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェースとを具え、
    前記ホームエージェントが、IPネットワークに配備され、当該ホームエージェントが管理しているホームネットワークと同じプレフィックスを持つホームアドレス宛のパケットを気付けアドレス宛に転送するモバイルIP HA機能と、IPネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェースとを具え、
    前記ゲートウェイが、アドホックネットワーク内で通信プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、IPネットワーク内で通信プロトコルにより他のノードと通信して経路制御を行う経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための通信インタフェースと、IPネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための通信インタフェースとを具えていることを特徴とする移動通信ネットワークシステム。
  2. 前記ゲートウェイが、アドホックネットワーク端末からの要求に従って払出すアドレスを管理しているアドレス管理機能、前記ゲートウェイが払出した気付けアドレス宛のホームエージェントからのパケットをカプセル化するカプセル化機能及び該カプセル化機能にてカプセル化したパケットをアドホックネットワーク内に転送するために用いる宛先アドレスを決定する気付けアドレス−ホームアドレス対応表も具えていることを特徴とする請求項1に記載の移動通信ネットワークシステム。
  3. 少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続し、IPネットワーク上の端末及びアドホックネットワーク上の端末からの双方向の通信を可能とする移動通信ネットワークシステムにおけるアドホックネットワーク端末であって、該アドホックネットワーク端末が、モバイルIP MN機能と、アドホックネットワーク内でアドホック経路制御プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワーク内でアドホックネットワーク端末を識別するためのIPアドレスとなり、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1と、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス2と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信する通信インタフェースとを具えていることを特徴とするアドホックネットワーク端末。
  4. 少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続し、IPネットワーク上の端末及びアドホックネットワーク上の端末からの双方向の通信を可能とする移動通信ネットワークシステムにおけるゲートウェイであって、該ゲートウェイが、アドホックネットワーク内で通信プロトコルにより他のアドホックネットワーク端末と通信して経路制御を行うアドホック経路制御プロトコル処理機能と、IPネットワーク内で通信プロトコルにより他のノードと通信して経路制御を行う経路制御プロトコル処理機能と、アドホックネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための第1通信インタフェースと、IPネットワークの隣接ノードと通信パケットを送受信するための第2通信インタフェースとを具えていることを特徴とするゲートウェイ。
  5. 請求項4に記載のゲートウェイが、アドホックネットワーク端末からの要求に従って払出すアドレスを管理しているアドレス管理機能、前記ゲートウェイが払出した気付けアドレス宛のホームエージェントからのパケットをカプセル化するカプセル化機能及び該カプセル化機能にてカプセル化したパケットをアドホックネットワーク内に転送するために用いる宛先アドレスを決定する気付けアドレス−ホームアドレス対応表も具えていることを特徴とするゲートウェイ。
  6. 少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続される移動通信ネットワークシステムにて、アドホックネットワーク端末をIPネットワークに接続する方法において、
    前記アドホックネットワーク端末が自己の通信インタフェースを介してアドホックネットワークに接続し、IPネットワークに配備されるホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1を当該アドホックネットワーク端末の識別子であるIPアドレスとして用い、アドホック経路制御プロトコル及び通信プロトコルによりアドホックネットワーク内の他のアドホックネットワーク端末及びゲートウェイと通信可能とし、
    アドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能とゲートウェイのアドホック経路制御プロトコル処理機能が通信することにより、アドホックネットワーク端末がゲートウェイからグローバルネットワークプレフィックスを取得し、
    アドホックネットワーク端末が、グローバルネットワークプレフィックスから、前記ホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際の気付けアドレスとして使用するためのIPアドレス2を生成し、これを前記IPアドレス1に加えて、IPアドレス2を当核アドホックネットワーク端末の識別子として用い、アドホック経路制御プロトコルによりアドホックネットワーク内の他のアドホックネットワーク端末及びゲートウェイと通信可能とし、
    アドホックネットワーク端末が前記IPアドレス2を用いて通信する場合に、アドホックネットワーク内ではアドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能、他のアドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能及びゲートウェイのアドホック経路制御プロトコル処理機能が通信することによりゲートウェイまでの経路制御を可能とし、ゲートウェイから先のIPネットワーク内では、ゲートウェイの経路制御プロトコル処理機能とルータの経路制御プロトコル処理機能が通信することにより経路制御プロトコル、IP及び通信プロトコルによりIPネットワーク内のノードと通信可能とし、前記IPアドレス1をホームアドレスとして用い、前記IPアドレス2を気付けアドレスとして用いて、IPネットワークにおけるホームエージェントに対して位置登録を可能とし、
    ホームエージェントのモバイルIP HA機能により、IPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末とIPアドレス1を宛先とした通信を可能とし、
    当該アドホックネットワーク端末以外のアドホックネットワーク内のアドホックネットワーク端末と前記IPアドレス1及びIPアドレス2を宛先とした通信を可能とすることを特徴とするアドホックネットワーク端末のIPネットワークへの接続方法。
  7. モバイルIPの経路最適化後は、IPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末と前記IPアドレス2を宛先とした通信を可能とすることを特徴とする請求項6に記載のアドホックネットワーク端末のIPネットワークへの接続方法。
  8. 少なくとも1つ以上のホームエージェントや、ルータや、その他のノードから構成されるIPネットワークと、少なくとも1つ以上のアドホックネットワーク端末により構成されるアドホックネットワークとを1つ以上のゲートウェイで接続される移動通信ネットワークシステムにて、アドホックネットワーク端末をIPネットワークに接続する方法において、
    前記アドホックネットワーク端末が自己の通信インタフェースを介してアドホックネットワークに接続し、IPネットワークに配備されるホームエージェントに対してモバイルIPによる位置登録を行う際のホームアドレスとして使用するためのIPアドレス1を当該アドホックネットワーク端末の識別子であるIPアドレスとして用い、アドホック経路制御プロトコル及び通信プロトコルによりアドホックネットワーク内の他のアドホックネットワーク端末及びゲートウェイと通信可能とし、
    前記アドホックネットワーク端末のアドホック経路制御プロトコル処理機能とゲートウェイのアドホック経路制御プロトコル処理機能との通信により、ゲートウェイはアドホックネットワーク端末に割り当てる気付けアドレスを選択し、気付けアドレス払出し要求を送信したアドホックネットワーク端末のIPアドレスと気付けアドレスから気付け−ホームアドレス対応表を作成し、ゲートウェイはアドホックネットワーク端末に対して気付けアドレスを通知するための気付けアドレス払出し応答を送信可能とし、
    気付けアドレス払出し応答を受信したアドホックネットワーク端末は払出されたIPアドレスをIPアドレス2として設定し、IPアドレス1をホームアドレスとして、ゲートウェイより払出されたIPアドレス2を気付けアドレスとして用い、ホームエージェントに対して位置登録を可能とし、
    ホームエージェントのモバイル IP HA機能によりIPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末とIPアドレス1を宛先とした通信を可能とし、
    当該アドホックネットワーク端末以外のアドホックネットワーク内のアドホックネットワーク端末とIPアドレス1を宛先とした通信を可能とすることを特徴とするアドホックネットワーク端末のIPネットワークへの接続方法。
  9. モバイルIPの経路最適化後は、IPネットワーク内のノードがアドホックネットワーク端末と前記IPアドレス2を宛先とした通信を可能とすることを特徴とする請求項8に記載のアドホックネットワーク端末のIPネットワークへの接続方法。
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