JP2004260550A - スピーカー出力レベル調整方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】6本のスピーカーを有するマルチスピーカーシステムを例にとると、Lスピーカーを基準とし、(1)LとRが同じ音量となるように調整し、(2)LとCが同じ音量となるように調整することにより、フロントのL,C,Rの各スピーカーが同一音量となるように調整することができる。次に、(3)LとRLが同じ音量となるように調整し、(4)RLとRC、及び(5)RLとRR間のバランス調整をとることにより、6本のスピーカーの音量調整を完了することができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サラウンドシステムなどのマルチスピーカーシステムにおけるスピーカー間のレベル調整方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サラウンドシステムなどのマルチスピーカーシステムにおいて、リスニングポジションで聞こえる各スピーカーからの音の大きさが同じになるように調節することは、システムを最良の環境で使用するために必要である。
従来、このようなスピーカーの出力レベルの調整は、各スピーカーから順次テスト信号を発生させ、同じ大きさで聞こえるように音量レベルを調節することで行っていた。
図8は、従来のスピーカー出力レベル調整を説明するための図であり、ここでは、メインレフト(L)、メインセンター(C)、メインライト(R)、リアライト(RR)、リアセンター(RC)、リアレフト(RL)の6つのスピーカーを使用するマルチスピーカーシステムを例示している。なお、図示するように、サブウーファー(SWFR)が設けられていてもよい。
このようなマルチスピーカーシステムにおいて、各スピーカーの出力レベルを調整するモードが開始されると、テストトーンが、図示するように、例えば、L→C→R→RR→RC→RL→L→・・・の順で巡回しながら、それぞれ所定の時間ずつ出力される。ユーザーは、調整したいスピーカーからテストトーンが出力されている間に、リモートコントローラなどを操作して、そのスピーカーの音量が他のスピーカーと同じになるように調節する。このようにして、各スピーカーから聞こえる音の大きさが同じになるように調整するということが行われていた。
【0003】
また、このようなレベル調整を容易に行うことができるようにするための各種提案がなされている。例えば、特許文献1には、左右2つのスピーカーを有するシステムにおいて、左右スピーカーの音量バランスを制御するための音量バランス制御装置が提案されている。
この提案されている音量バランス制御装置は、左右チャンネルに対応する第1と第2の音量制御手段を備え、第1音量制御手段へのアップ信号と第2音量制御手段へのダウン信号を同時に出力する第1入力キーと、第1音量制御手段へのダウン信号と第2音量制御手段へのアップ信号を同時に出力する第2入力キーを備えるものである。
また、特許文献2には、1回の操作により、複数のスピーカーに対する音量を制御する可変抵抗器の抵抗値を変更制御することにより出力音調整を容易とすることが提案されている。
【0004】
さらに、特許文献3には、第1及び第2のスピーカーから交互にバランス調整音信号を出力させ、リモートコントローラに設けたマイクロホンにて受信した前記第1及び第2のバランス調整音信号のレベルをレベル検出器で検出し、該レベル検出器の出力により第1及び第2のボリュームを調整する左右スピーカー音バランス調整装置が提案されている。この装置によれば、視聴者が視聴位置においてリモートコントローラをオーディオ機器本体の方向に向けておくだけで、その視聴位置に適した左右スピーカー音のバランスを調整することができるというものである。
【0005】
【特許文献1】
実開昭63−87998号公報
【特許文献2】
特開平8−222978号公報
【特許文献3】
特開平5−153700号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように各スピーカーから順次テストトーンを発生させながら調整するスピーカーレベル調整方法は、直前にテストトーンを出力していたスピーカーと比較して現在テストトーンを出力しているスピーカーのレベルを調整するという作業を順次繰り返すものであるため、レベルの基準が曖昧になったり、調整順序、手順がわかりにくく、調整に手間取ることがあった。また、上述のように自動的に調整を行うものは、構成が複雑になるという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、マルチスピーカーシステムにおける複数のスピーカーの最適なバランス調整を容易に行うことができるスピーカー出力レベル調整方法及び装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のスピーカー出力レベル調整方法は、複数のスピーカーを有するマルチスピーカーシステムにおける各スピーカーの出力レベル調整方法であって、前記複数のスピーカーのうちの一つのスピーカーを基準スピーカーとし、該基準スピーカーと他の一つのスピーカーから交互にテスト信号を発生させ、両スピーカーからの音量が同じとなるように、前記両スピーカーから発生される音量を調整する工程と、前記基準スピーカーと比較するスピーカーを変更して、前記音量を調整する工程を繰り返す工程とを有するものである。
また、前記基準スピーカーと他の一つのスピーカーからの音量が同じとなるように調整したときの両スピーカーの出力レベルの差を示すデータを取得し、該取得した複数の出力レベルの差を示すデータに基づいて、前記複数のスピーカーそれぞれの出力レベルの調整値を決定する工程を有するものである。
さらに、前記基準スピーカーと比較される他のスピーカーは、設置されているスピーカーの本数及び配置に応じて、所定の順序で選択されるようになされているものである。
さらにまた、同種のスピーカーに対しては、そのうちの一つのスピーカーに対するレベル調整結果を用いて、同種の他のスピーカーに対するレベル設定値を決定するようにしたものである。
【0009】
さらにまた、本発明のスピーカー出力レベル調整装置は、複数のスピーカーを有するマルチスピーカーシステムにおける各スピーカーの出力レベルを調整するための装置であって、前記複数のスピーカーのうちの一つのスピーカーを基準スピーカーとし、該基準スピーカーと比較する他の一つのスピーカーを選択し、前記基準スピーカーと選択された他の一つのスピーカーから交互にテスト信号を発生させる手段と、前記両スピーカーから発生される音量が同じとなるように両スピーカーの出力レベルを調整する手段と、前記基準スピーカーと比較する他の一つのスピーカーを順次変更して前記テスト信号を発生させる手段とを有するものである。
さらにまた、前記両スピーカーから発生される音量が同じとなるように調整したときの該両スピーカーの出力レベルの差のデータを用いて、前記複数のスピーカーそれぞれの出力レベルの調整値を決定する手段と有するものである。
さらにまた、前記基準スピーカーと比較する他の一つのスピーカーは、設置されているスピーカーの本数及び配置に応じて、所定の順序で順次変更されるようになされているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のスピーカー出力レベル調整方法が実行されるスピーカー出力レベル調整装置の一実施の形態を含む増幅器の要部ブロック図である。この実施の形態では、スピーカーの本数が最大で6本(メインレフト(L)、メインセンター(C)、メインライト(R)、リアライト(RR)、リアセンター(RC)、リアレフト(RL)の6チャンネル)とされているものとして説明する。
この図において、1は装置全体の制御を行うマイクロコンピュータであり、図示するように、CPU11、制御プログラムなどを格納しているROM12、各種データの記憶領域やワークエリアとして使用されるRAM13などが内蔵されている。また、2は、図示しないリモートコントローラからの各種操作信号などを受信するためのリモコン受光部、3は各種スイッチ類やボリューム類などの操作子からなる入力部、4は動作状態などを表示するための表示部である。さらに、5は、前記各チャンネルに出力される信号の出力レベルを制御するための電子ボリュームであり、全体のレベルを制御するメインボリューム部5−1と、各チャンネルのレベルを個別に設定するチャンネル調整部5−2の2つの機能部からなっている。6は、スピーカー出力レベル調整時に、前記各スピーカーに対応する入力信号と図示しないテスト信号発生部からのテストトーンとを選択して前記電子ボリューム5に入力するためのセレクタ、7は前記電子ボリューム5から出力される前記各スピーカーに対応する信号を増幅して各スピーカーに対応する出力端子8に出力するためのパワーアンプ(群)である。ここで、前記電子ボリューム5及び前記セレクタ6は、前記マイクロコンピュータ1から供給される制御信号により制御されるようになされている。
【0011】
このように構成された本発明のスピーカー出力レベル調整装置において実行されるスピーカー出力レベル調整方法の一実施の形態について、図2〜図5を参照して説明する。図2はスピーカー出力レベル調整をおこなうときの処理の流れを示す図、図3はスピーカー本数とスピーカー配置との対応を示す図表、図4はスピーカー本数が6本であるときのリスニングルームにおけるスピーカー配置を示す図、図5は前記表示部4の表示画面の一例を示す図である。
ユーザは、前記表示部4などに表示されるメニューに従ってリモートコントローラなどを操作することにより、このスピーカー出力レベル調整処理を行うことができる。この処理は、前記マイクロコンピュータ1内のROM12に記憶されている制御プログラムに基づいてCPU11の制御のもとに実行されるものである。
【0012】
この処理は、マルチスピーカーシステムのセッティングを行ったときなどにまず実行すべき基本設定の一つであり、ステップS1のセットメニューにおいて「BASIC」が選択されたときに開始され、「セットアップ(SET UP)」と「スピーカーレベル調整(SP LEVEL)」の2つのメニューを有している。
ここで、「セットアップ」が選択されたとすると、サブウーファーを使用するか否か(S2)、スピーカーの本数(サブウーファーを除く)が2本〜6本のうちの何れであるのか(S3)、部屋の大きさがS,M,Lのいずれであるのか(S4)などの設定を行い、これらの設定が完了した後(S5)、設定された内容に対応してアンプの出力設定が行われる。すなわち、使用するスピーカーや部屋の大きさに合わせてアンプの出力設定が行われる。
ここで、この実施の形態においては、簡略化するために、使用するスピーカーの本数に応じて標準的なスピーカー配置があらかじめ決定されており、ユーザが前記ステップS3でスピーカー本数を選択することにより、自動的に使用するチャンネルが設定されるようになされている。図3は、スピーカー本数とチャンネルとの対応を示す表である。
図5の(a)は、セットアップを行っているときの画面表示の一例を示す図である。この例では、部屋の大きさM、サブウーファー有り、スピーカー本数6と設定されており、画面下部に対応するスピーカー配置も模式的に表示されている。
【0013】
続いて、ステップS6に進み、ホワイトノイズなどのテストトーン(テスト信号)が、前記図8を用いて説明した従来方法の場合と同様に、各スピーカーから所定時間ずつ順次発生される。図5の(b)はこのときの画面表示の一例を示す図であり、テストトーンが出力されているスピーカーの表示を点滅させるなどその表示形態を異ならしめるようにしている。図示する例では、スピーカーRからテストトーンが出力されている状態を示している。
ここで、各スピーカーから同じ音量でテストトーンが聞こえる場合は、チェックOKとなり、処理が終了する。各スピーカーから同じ音量でテストトーンが聞こえない場合には、スピーカーレベル調整に進む。図5の(c)はチェック結果がOKでなかった(NO)場合を示している。
【0014】
前記ステップS6のチェック結果がOKでないとき、あるいは、前記セットメニューからスピーカーレベル調整が選択されたときは、「スピーカーレベル調整処理」が開始される。この処理では、あらかじめ決定されているスピーカーを基準となるスピーカーとして、該基準スピーカーと他の一つのスピーカーとの2つのスピーカー間の音量が等しくなるようにスピーカーの出力レベル又はバランスを調整することを異なるスピーカーについて繰り返すことにより、全部のスピーカーの音量を最短手順で調整するものである。
ここでは、メインレフトスピーカー(L)が基準スピーカーとして選択されているものとする。
【0015】
ユーザは、まず、ステップS7において、メインレフトスピーカー(L)とメインライトスピーカー(R)との間の音量バランスの調整を行う。すなわち、初めに(1)L−Rが選択され、これにより、LスピーカーとRスピーカーとから交互に所定時間ずつ(例えば、2秒間ずつ)テストトーンが出力される。
図5の(d)は、LスピーカーとRスピーカーとの音量バランス調整を行っているときの表示画面を示す図である。この図に示すように、バランス調整の対象となっているスピーカー(L,R)と他のスピーカーとで異なる表示形態とし、さらにテストトーンが出力されているスピーカー(例えばL)についてはその表示を点滅させるなどして明示するようにしている。また、2つのスピーカー間の音量バランスを調整するバランスボリュームを示す表示も行っており、現在調整対象となっている個所と他の個所とは表示形態が異なるようにしており、さらに、ユーザのバランス調整操作に応じて中点を示す表示の位置を変更するようにしている。
【0016】
ユーザが、両方のスピーカーからの音量が同じとなるように、前記リモートコントローラに設けられている矢印キー(←,→)などを操作すると、該キー操作信号は、前記リモコン受光部2で受信され、マイクロコンピュータ1に入力されて、前記電子ボリューム2のチャンネル調整部5−2における対応するチャンネル(L又はR)の設定値が変更され、Lスピーカー又はRスピーカーの出力レベルが変更される。このとき、キー操作に応じて、一方のスピーカーについてのみそのレベルを上げる又は下げるようにしてもよいし、一方のスピーカーのレベルを上げ(下げ)るとともに、他方のスピーカーのレベルを下げ(上げ)るようにしてもよい。
ユーザがLとRとのバランス調整を終了し、次に進む操作キー(例えば、↓キー)を操作するまで、LスピーカーとRスピーカーから交互にテスト信号が出力されるため、ユーザは容易にLとRのレベル調整を行うことができる。
【0017】
LとRのレベル調整が終了し、↓キーが操作されると、今度は、Lスピーカーとセンタースピーカー(C)とのバランス調整が行われる(ステップS8)。前記LとRのバランス調整と同様にして、LスピーカーとCスピーカーとのバランス調整が行われる。ただし、このステップでは、基準スピーカーであるLスピーカーのレベルは固定とし、Cスピーカーのレベルを上下することにより、LとC間のバランスを調整する。
前記ステップS7でLとRのレベルが調整され、ステップS8でLとCのレベルが調整されたので、LとRとCのレベルが調整されたこととなる。そこで、次にLスピーカーとRLスピーカーとのバランス調整が行われる(ステップS9)。
【0018】
ステップS9では、ステップS8と同様に、Lスピーカーとリアレフトスピーカー(RLスピーカー)とのバランス調整が行われ、Lスピーカーと同じ音量となるようにRLスピーカーのレベルが調整される。
そして、今度はRLスピーカーを基準スピーカーとして、前述と同様に、リアセンタースピーカー(RC)との間でバランス調整が行われる(ステップS10)。このときは、RLスピーカーのレベルは変化させず、RCスピーカーのレベルを変化させることにより、バランス調整を行う。
最後に、リアレフトスピーカー(RL)とリアライトスピーカー(RR)間でバランス調整を行い(ステップS11)、RLスピーカーと同じ音量となるようにRRスピーカーのレベルを調整する。
【0019】
以上により、全てのスピーカーのレベル調整が行われたこととなる。なお、サブウーファーは、出力する周波数帯域が異なるため、本発明のレベル調整の対象とはならない。
前記図4の中に、矢印で示したように、本発明によれば、基準となるスピーカー(L)と選択された他のスピーカーとの2つのスピーカー間のバランス調整という容易に行うことのできる調整を、5回行うだけという簡略な手順で各スピーカー間のレベル調整を行うことができる。
【0020】
なお、上記においては、リアのスピーカー間のバランス調整は、基準となるスピーカー(Lスピーカー)との間でバランス調整されたリアのスピーカー(RLスピーカー)を新たな基準スピーカーとして行ったが、LスピーカーとRCスピーカー、LスピーカーとRRスピーカーとの間でバランス調整を行うようにしてもよい。
また、上述においては、ステップS9の後にステップS10とS11とを実行していたが、リアの各スピーカーとして同種のものが使用されている場合が多く、その場合には、前記ステップS9で決定されたRLスピーカーのレベルをRRスピーカー及びRCスピーカーにそのまま反映させて処理を省略するようにしてもよい。
【0021】
上述の実施の形態においては、2つのスピーカー間のバランス調整において、前記電子ボリュームのチャンネル調整部5−2の設定を直接行うようにしていた(絶対値設定)が、これに限られることはなく、前記ステップS7〜S11の各ステップにおけるバランス調整値をその2つのスピーカー間の相対値(出力レベルの差を示す値)として前記RAM13内に記憶しておき、該取得したそれぞれのスピーカー間の相対値に基づいて前記チャンネル調整部5−2に設定する調整値を決定するようにしてもよい。すなわち、前記ステップS7〜S11において、LとRのレベル差、LとCとのレベル差、LとRLとのレベル差、RLとRCのレベル差、RLとRRのレベル差(いずれもdB値)を求め、これらの値に基づいて最も高いレベルのスピーカー(チャンネル)を0dBと決定し、他のチャンネルをそれぞれの音量に応じたレベル分低いレベルとなるように設定するようにしてもよい。
【0022】
上述した実施の形態においては、最大6チャンネルの場合を例にとって説明したがこれに限られることはない。
図6は、前述した6本のスピーカーの他にサラウンド用のフロントレフトスピーカー(FL)とサラウンド用のフロントライトスピーカー(FR)が設置された8チャンネルの場合を示す図である。
この場合には、前記図1におけるチャンネル数がFLとFRの2チャンネル分多くなる。また、図6に示すように、前述した実施の形態における5通りのバランス調整(▲1▼〜▲5▼)に、▲6▼LとFL及び▲7▼LとFRのバランス調整ステップを加えるだけで良い。
【0023】
また、前述した実施の形態においては、スピーカー本数の選択(前記図2のステップS3)により、その本数の代表的なスピーカー配置に決定されるようにして処理の簡素化を図っていたが、これに限られることはなく、スピーカー配置を選択するようにしてもよい。図7は、最大8チャンネルの場合のスピーカー配置の例を示す図表であり、この図に示すようなスピーカー配置を選択することができるようにしてもよい。
【0024】
なお、以上の説明においては、メインレフトスピーカー(L)を基準となるスピーカーとして選択した場合について説明したが、他のスピーカーを基準となるスピーカーとして選択することができることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスピーカー出力レベル調整方法及び装置によれば、全チャンネルのレベルを意識することなく、順番に誘導された2つのスピーカー間のレベルを聴き比べ、そのバランス調整のみを行うことにより、容易に、全体の最適なバランス調整を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカー出力レベル調整方法が実行されるスピーカー出力レベル調整装置の一実施の形態を含む増幅器の要部ブロック図である。
【図2】本発明に基づいてスピーカー出力レベル調整をおこなうときの処理の流れを示す図である。
【図3】図3はスピーカー本数とスピーカー配置との対応を示す図表である。
【図4】図4はスピーカー本数が6本であるときのリスニングルームにおけるスピーカー配置を示す図である。
【図5】図5は表示画面の一例を示す図である。
【図6】8チャンネルの場合のスピーカー本数とスピーカー配置との対応を示す図表である。
【図7】図7は、最大8チャンネルの場合のスピーカー配置の例を示す図表である。
【図8】従来のスピーカー出力レベル調整方法について説明するための図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ、11 CPU、12 ROM、13 RAM、2リモコン受光部、3 入力部、4 表示部、5 電子ボリューム、5−1 メインボリューム、5−2 チャンネル調整部、6 セレクタ、7 パワーアンプ
Claims (7)
- 複数のスピーカーを有するマルチスピーカーシステムにおける各スピーカーの出力レベル調整方法であって、
前記複数のスピーカーのうちの一つのスピーカーを基準スピーカーとし、
該基準スピーカーと他の一つのスピーカーから交互にテスト信号を発生させ、両スピーカーからの音量が同じとなるように、前記両スピーカーから発生される音量を調整する工程と、
前記基準スピーカーと比較するスピーカーを変更して、前記音量を調整する工程を繰り返す工程と
を有することを特徴とするスピーカー出力レベル調整方法。 - 前記基準スピーカーと他の一つのスピーカーからの音量が同じとなるように調整したときの両スピーカーの出力レベルの差を示すデータを取得し、該取得した複数の出力レベルの差を示すデータに基づいて、前記複数のスピーカーそれぞれの出力レベルの調整値を決定する工程を有することを特徴とする請求項1記載のスピーカー出力レベル調整方法。
- 前記基準スピーカーと比較される他のスピーカーは、設置されているスピーカーの本数及び配置に応じて、所定の順序で選択されるようになされていることを特徴とする請求項1又は2記載のスピーカー出力レベル調整方法。
- 同種のスピーカーに対しては、そのうちの一つのスピーカーに対するレベル調整結果を用いて、同種の他のスピーカーに対するレベル設定値を決定するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカー出力レベル調整方法。
- 複数のスピーカーを有するマルチスピーカーシステムにおける各スピーカーの出力レベルを調整するための装置であって、
前記複数のスピーカーのうちの一つのスピーカーを基準スピーカーとし、
該基準スピーカーと比較する他の一つのスピーカーを選択し、前記基準スピーカーと選択された他の一つのスピーカーから交互にテスト信号を発生させる手段と、
前記両スピーカーから発生される音量が同じとなるように両スピーカーの出力レベルを調整する手段と、
前記基準スピーカーと比較する他の一つのスピーカーを順次変更して前記テスト信号を発生させる手段と
を有することを特徴とするスピーカー出力レベル調整装置。 - 前記両スピーカーから発生される音量が同じとなるように調整したときの該両スピーカーの出力レベルの差のデータを用いて、前記複数のスピーカーそれぞれの出力レベルの調整値を決定する手段と有することを特徴とする請求項5記載のスピーカー出力レベル調整装置。
- 前記基準スピーカーと比較する他の一つのスピーカーは、設置されているスピーカーの本数及び配置に応じて、所定の順序で順次変更されることと特徴とする請求項5又は6記載のスピーカー出力レベル調整装置。
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JP2003049022A JP2004260550A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | スピーカー出力レベル調整方法及び装置 |
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2003
- 2003-02-26 JP JP2003049022A patent/JP2004260550A/ja active Pending
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