JP2004259022A - 画像形成装置および課金管理装置並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置および課金管理装置並びにプログラム Download PDF

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Osamu Ishibashi
修 石橋
Kazuhiro Ichikawa
和弘 市川
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Abstract

【課題】暗号化された画像データを復号化して印刷する際に用いられる暗号化鍵および復号化鍵の管理を容易にする。
【解決手段】クライアントコンピュータ70により画像データを暗号化する際に用いられる暗号化鍵58a(公開鍵)と暗号化された画像データをネットワーク72を介して受け付けて画像形成装置20により復号化する際に用いられる復号化鍵58b(秘密鍵)とを画像形成装置20のトナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶させておき、クライアントコンピュータ70により画像データが暗号化されて印刷される際に暗号化鍵58aをネットワーク72を介して送信する。トナーカートリッジ40を交換可能に構成することにより、トナーカートリッジ40の交換の際に記憶素子50に記憶されている暗号化鍵58aおよび復号化鍵58bも同時に交換することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置および課金管理装置に関し、詳しくは、文字や図形などの画像データをネットワークを介して受け付けて、交換可能な記録剤カートリッジからの記録剤を用いて画像を形成する画像形成装置、および上記画像形成装置による画像の形成に対して課す課金を管理する課金管理装置、並びにコンピュータを上記課金管理装置として機能させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、暗号化鍵を用いて暗号化されたプリントジョブをネットワークを介して受信したときに、プリントジョブを暗号化鍵に対応する復号鍵を用いて復号化してプリントする装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置では、公開鍵暗号方式に準拠する公開鍵を暗号化鍵としてクライアントコンピュータにインストールしておき、公開鍵を用いて暗号化されたプリントジョブをクライアントコンピュータから受信したときに画像処理装置内に記憶されている秘密鍵を復号化鍵として用いて復号化して印刷することにより、プリントデータのセキュリティを確保している。
【0003】
【特許文献1】
特開平09−134264号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした装置では、暗号化や復号化に用いる鍵の管理が煩雑となる場合がある。プリントデータのセキュリティを十分に確保するためには、定期的に鍵を変更することが望ましいが、こうした鍵の管理は各装置のユーザや管理者各人が個別に行なわなければならない。
【0005】
本発明の画像形成装置は、こうした問題を解決し、画像データの暗号化や復号化に用いる鍵の管理をより容易にすることを目的の一つとする。また、本発明の課金管理装置は、暗号化した画像データを復号化して画像を形成可能な画像形成装置による画像の形成に対して課す課金をより適正化することを目的の一つとする。さらに、本発明のプログラムは、コンピュータを上記課金管理装置として機能させることを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の画像形成装置および課金管理装置並びにプログラムは、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の画像形成装置は、
文字や図形などの画像データをネットワークを介して受け付けて、交換可能な記録剤カートリッジからの記録剤を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
前記記録剤カートリッジに取り付けられ、画像データを暗号化するための暗号化鍵に対応する復号化鍵が記憶された記憶素子と、
画像データを前記ネットワークを介して受信する画像データ受信手段と、
該画像データ受信手段により受信された画像データが前記暗号化鍵により暗号化されているとき、該暗号化された画像データを前記記憶素子に記憶された復号化鍵を用いて復号化する復号化手段と
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の画像形成装置では、暗号化鍵により暗号化された画像データがネットワークを介して受信されたとき、記録剤カートリッジに取り付けられた記憶素子に記憶されている暗号化鍵に対応する復号化鍵を用いて暗号化された画像データを復号化する。復号化鍵は、交換可能な記録剤カートリッジに取り付けられた記憶素子に記憶されているから、記録剤カートリッジの交換に伴って復号化鍵を交換することができる。即ち、画像データの復号化に用いる鍵の管理をより容易にすることができる。
【0009】
こうした本発明の画像形成装置において、前記記憶素子は、前記暗号化鍵が前記対応する復号化鍵と共に記憶されており、前記ネットワークに接続されたクライアントコンピュータからの要求に応じて前記記憶素子に記憶されている暗号化鍵を前記クライアントコンピュータに対して送信する暗号化鍵送信手段を備え、前記画像データ受信手段は、前記送信された暗号化鍵により暗号化された画像データを前記クライアントコンピュータから前記ネットワークを介して受信可能な手段であるものとすることもできる。こうすれば、一対の暗号化鍵と復号化鍵とを一緒に記憶素子に記憶させることができるから、記録剤カートリッジの交換と共に暗号化鍵と復号化鍵の一対の鍵を同時に交換できる。即ち、画像データの暗号化および復号化に用いる鍵の管理をより容易にすることができる。尚、前記暗号化鍵と前記復号化鍵は、公開鍵暗号方式に準拠する鍵として形成されてなるものとすることもできる。
【0010】
また、本発明の画像形成装置において、前記記録剤カートリッジは、トナーカートリッジであるものとすることもできる。
【0011】
本発明の課金管理装置は、
上記各態様のいずれかの本発明の画像形成装置による画像の形成に対して課す課金を管理する課金管理装置であって、
前記画像形成装置の記録剤カートリッジの記憶素子には、画像の形成に伴って画像データの復号化の実施に関する情報が書き込まれ、
前記記録剤カートリッジが取り付けられたとき、前記記憶素子から前記復号化に関する情報を取得する情報取得手段と、
該取得された情報に基づいて課金処理を行なう課金処理手段と
を備えることを要旨とする。
【0012】
この本発明の課金管理装置では、記録剤カートリッジが取り付けられたとき、画像の形成を伴って上記各態様のいずれかの本発明の画像形成装置により記録剤カートリッジの記憶素子に書き込まれる復号化の実施に関する情報を取得し、取得された復号化の実施に関する情報に基づいて課金処理を行なう。復号化の実施に関する情報に基づいて課金処理を行なうから、暗号化された画像データを復号処理可能な画像形成装置の画像の形成に対する課金をより適正化することができる。
【0013】
こうした本発明の課金管理装置において、前記課金処理手段は、前記復号化が実施されたときの課金額が前記復号化が実施されていないときの課金額よりも高くなるよう課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。
【0014】
また、本発明の課金管理装置において、前記課金処理手段による課金処理の結果を出力する課金処理結果出力手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、課金処理の結果を知らせることができる。
【0015】
本発明のプログラムは、
上記各態様のいずれかの本発明の画像形成装置の記録剤カートリッジを取り付け可能なインタフェースを備えるコンピュータを、上記各態様のいずれかの課金管理装置として機能させることを要旨とする。
【0016】
この本発明のプログラムでは、上記各態様のいずれかの本発明の画像形成装置の記録剤カートリッジを取り付け可能なインタフェースを備えるコンピュータを、上記各態様のいずれかの本発明の課金管理装置として機能させるから、本発明の課金管理装置と同様の効果、例えば、暗号化された画像データを復号処理可能な画像形成装置による画像の形成に対する課金をより適正化することができる等の効果を奏することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である画像形成装置20とクライアントコンピュータ70a,70bとがネットワーク72に接続されたシステムの構成の概略を示す構成図であり、図2は、印刷対象の画像データがクライアントコンピュータ70a,70bにより暗号化され実施例の画像形成装置20により復号化される様子を説明する説明図である。実施例の画像形成装置20は、図示するように、CPU32やROM34,RAM36を有するコントローラ30が組み込まれたプリンタとして構成されており、暗号化鍵58aにより暗号化されてクライアントコンピュータ70からネットワーク72を介して送られてきた画像データを暗号化鍵58aに対応する復号化鍵58bにより復号化する機能を有している。
【0018】
画像データの暗号化および復号化に用いられる暗号化鍵58aおよび復号化鍵58bは、例えば、公開鍵暗号方式に準拠した鍵として形成されており、共にトナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶されている(図2参照)。暗号化鍵58aについては、必要に応じてカートリッジ接続部38を介して記憶素子50から読み出されてクライアントコンピュータ70a,70bに送信される。
【0019】
図3は、カートリッジ接続部38と記憶素子50との電気的な接続関係を示すブロック図である。記憶素子50は、図示するように、データを記憶するメモリセル52と、このメモリセル52におけるデータの読み書きを制御するリード・ライト制御部54と、クロック信号CLKに基づいてリード・ライト制御部54を介してコントローラ30とデータのやり取りを行なう際のカウントアップを行なうアドレスカウンタ56とを備える。こうした記憶素子50としては、例えば、EEPROMを用いることができる。図4は、トナーカートリッジ40の外観の一例を示す外観図である。図示するように、実施例では、トナーカートリッジ40は、その端部に設けられた収納部42の内側に記憶素子50が取り付けられている。
【0020】
図5は、トナーカートリッジ40が取り付けられた実施例の画像形成装置20としてのレーザプリンタの構成の概略を示す構成図である。実施例の画像形成装置20としてのレーザプリンタは、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式のプリンタとして構成されており、図3に示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された画像を現像器61に装着された各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kから供給される各色のトナーを用いて各色毎に露光器62により静電潜像が形成された感光体63上にトナー像として形成すると共に形成したトナー像を中間転写体としての転写ベルト64に重ねて転写し、この転写ベルト64上に重ねて転写された4色のトナー像を用紙カセット65から供給され搬送ユニット66により搬送された用紙に二次転写ユニット67で転写し、用紙上に転写されたトナー像を定着ユニット68により用紙に融着定着させてカラー像を用紙上に形成する。このように各色のトナー像を感光体63上に形成できるように現像器61は回転可能に構成されている。また、画像形成装置20は、現像器61に装着された各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの各記憶素子50C,50M,50Y,50Kが図中下部右側に位置したときにその記憶素子50に接続する前述のカートリッジ接続部38としての可動接続部69を備えており、暗号化された画像データに対する復号化の実施の有無や、用紙サイズや印刷枚数などの印刷に関する情報を接続した記憶素子50に書き込んだりする。
【0021】
クライアントコンピュータ70a,70bは、図示しないCPUやROM,RAM等からなる汎用のコンピュータとして構成されており、実施例の画像形成装置20により送られてきた暗号化鍵58aを用いて画像データを暗号化して実施例の画像形成装置20に出力する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。
【0022】
また、実施例の画像形成装置20は、通信回線78を介してカートリッジ管理会社のコンピュータ76に接続されており、トナーカートリッジ40の交換指示を所定のタイミングでカートリッジ管理会社のコンピュータ76に出力する。カートリッジ管理会社のコンピュータ76に交換指示が入力されると、カートリッジ管理会社74は、トナーカートリッジ40を回収すると共に新たなトナーカートリッジを配送する。前述したように、暗号化鍵58aと復号化鍵58bは、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶されているから、トナーカートリッジ40の交換に伴って暗号化鍵58aと復号化鍵58bも交換することができる。したがって、実施例の画像形成装置20のユーザや管理者は鍵の管理を意識する必要はなく、トナーカートリッジ40の交換サイクルと同一のサイクルで暗号化鍵58aと復号化鍵58bを交換でき、暗号化に対する秘匿性をより確実に維持することができる。
【0023】
次に、こうして構成された実施例の画像形成装置20により実施される処理について説明する。具体的には、図6に例示する暗号化鍵送信処理や図8に例示する印刷処理が実施される。以下、これらを順に説明する。
【0024】
図6は、実施例の画像形成装置20のコントローラ30により実行される暗号化鍵送信処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアントコンピュータ70a,70bにより暗号化鍵58aの送信を要求する信号を受信したときに実行される。図7は、クライアントコンピュータ70a,70bのユーザにより印刷を希望する画像が指定され印刷が指示されたときにクライアントコンピュータ70a,70bのモニタに表示される暗号化指定画面の一例を示す図である。実施例では、「暗号化を行ないますか?」に対して[はい]ボタンをクリックすると実施例の画像形成装置20に対して暗号化鍵58aの送信を要求する信号が出力されるものとした。尚、[いいえ]ボタンをクリックすると、暗号化鍵58aの送信を要求する信号は出力されない。暗号化鍵送信処理が実行されると、コントローラ30のCPU32は、記憶素子50から暗号化鍵58aを読み出し(ステップS100)、読み出した暗号化鍵58aを対応するクライアントコンピュータに送信する処理を行なって(ステップS102)、処理を終了する。これにより、暗号化鍵58aの送信を受けたクライアントコンピュータは、この暗号化鍵58aを用いて送信する画像データに暗号化を施して実施例の画像形成装置20に送信することになる。
【0025】
図8は、実施例の画像形成装置20のコントローラ30により実行される印刷処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアントコンピュータ70a,70bから画像データを送信する旨の信号を受信したときに実行される。印刷処理が実行されると、コントローラ30のCPU32は、クライアントコンピュータ70a,70bから送信されてきた画像データを受信し(ステップS110)、受信された画像データが暗号化されているか否かを判定する(ステップS112)。暗号化されていると判定されると、記憶素子50から復号化鍵58bを読み出すと共に(ステップS114)、読み出した復号化鍵58bを用いて暗号化された画像データを復号化し(ステップS116)、復号化した画像データに基づいて印刷を実行する処理を行なって(ステップS118)、処理を終了する。ステップS110で受信された画像データは暗号化されていないと判定されると、復号化の必要はないと判断して復号化は行なわずに画像データに基づいて印刷を実行する処理を行なって(ステップS118)、処理を終了する。
【0026】
以上説明した実施例の画像形成装置20によれば、トナーカートリッジ管理会社74により交換されるトナーカートリッジ40の記憶素子50に、クライアントコンピュータ70a,70bにより画像データを暗号化するための暗号化鍵58aと暗号化鍵58aを用いて暗号化された画像データを画像形成装置20により復号化するための復号化鍵58bとを記憶するから、トナーカートリッジ40の交換の際に暗号化鍵58a,復号化鍵58bも交換することができる。この結果、画像データの秘匿性をより確実に維持しつつ鍵の管理をより容易にすることができる。
【0027】
ここで、図8の印刷処理のステップS110の処理を行なうCPU32などが画像データ受信手段に相当し、図8の印刷処理のステップS112〜S116の処理を行なうCPU32などが復号化手段に相当する。また、図6の暗号化鍵送信処理のステップS100,S102の処理を行なうCPU32などが暗号化鍵送信手段に相当する。
【0028】
実施例の画像形成装置20では、暗号化鍵58aをクライアントコンピュータ70a,70bからの要求によりネットワーク72を介して提供するものとしたが、クライアントコンピュータ70a,70bに暗号化鍵58aを提供する如何なる手法を用いるものとしても構わない。例えば、トナーカートリッジ40の交換の際に暗号化鍵58aを記憶媒体(例えば、フレキシブルディスクやCD−ROMなど)に記憶させてトナーカートリッジ40に同梱して提供するものとしたり、暗号化鍵58aを提供するウェブサーバを設置しトナーカートリッジ40のシリアル番号をキーとして対応する暗号化鍵58aをダウンロードさせて提供するものとしたりするものとしてもよい。これらの場合、トナーカートリッジ40の記憶素子50には、暗号化鍵58aを記憶しないものとしても構わない。
【0029】
実施例の画像形成装置20では、暗号化鍵58aおよび復号化鍵58bを公開鍵暗号方式に準拠した鍵として形成するものとしたが、秘密鍵暗号方式の準拠した鍵として形成するものとしても構わない。この場合、暗号化鍵58a(秘密鍵)の秘密性を確保できる範囲内でクライアントコンピュータ70a,70bに提供できる如何なる手法を用いても構わないが、例えば、暗号化鍵58aをネットワーク72を用いてクライアントコンピュータ70a,70bに提供する場合には、例えば、暗号化鍵58a自体を暗号化するための暗号化鍵をクライアントコンピュータ70a,70b毎に予め画像形成装置20に登録しておくと共に暗号化された暗号化鍵58自体を復号するための復号化鍵を予めクライアントコンピュータ70a,70bに記憶しておくものとすると、暗号化鍵58a自体を画像形成装置20において登録された暗号化鍵により暗号化して対応するクライアントコンピュータ70a,70bに送信し、これを受信したクライアントコンピュータ70a,70bが暗号化された暗号化鍵58a自体を復号化鍵を用いて復号化することにより、暗号化鍵58aとして使用することができる。
【0030】
次に、こうした実施例の画像形成装置20による画像の形成(印刷)に対して課す課金の管理について説明する。図9は、本発明の一実施例である課金管理装置80の構成の概略を示す構成図である。実施例の課金管理装置80は、図示するように、CPU83やROM84,RAM85,図示しない入出力インタフェース等を有するコンピュータ本体82と、コンピュータ本体82に接続されたモニタ86と、コンピュータ本体82の図示しない入出力インタフェースを介して接続され実施例の画像形成装置20から取り外されて回収されたトナーカートリッジ40が取り付けられるカートリッジ接続部88とを備え、カートリッジ接続部88に取り付けられたトナーカートリッジ40の記憶素子50から復号化の実施に関する情報や印刷に関する情報を読み込んで印刷に対する課金処理を行なう。なお、実施例の課金管理装置80は、図1のトナーカートリッジ管理会社74に設置するものとすることができる。また、カートリッジ接続部88とトナーカートリッジ40の記憶素子50との電気的な接続関係は、実施例の画像形成装置20のカートリッジ接続部38(可動接続部69)とトナーカートリッジ40の記憶素子50との接続関係と同様であるから、その図示と詳細な説明は省略する。
【0031】
図10は、実施例の課金管理装置80により実行される課金処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、トナーカートリッジ40がカートリッジ接続部88に取り付けられたときに実行される。課金処理は、画像毎に用紙サイズや枚数、実施例の画像形成装置20による復号化の実施に関する情報を読み込み(ステップS200)、読み込んだ用紙サイズ毎に設定されている単価に印刷枚数を乗じて課金計算を行なう(ステップS202)。続いて、読み込んだ復号化情報から画像データの復号化が実施例の画像形成装置20において実施されたか否かを判定し(ステップS204)、復号化が実施されたと判定されると、ステップS202で計算された課金額に所定の割増料金を加算する(ステップS206)。復号化が実施されていないと判定されると、割増料金の加算は行なわれない。そして、計算結果を集計して情報管理データベース87に登録すると共に(ステップS208)、計算結果をモニタ86に表示出力して(ステップS210)、処理を終了する。計算結果のモニタ86への表示例を図11に示す。
【0032】
以上説明した実施例の課金管理装置80によれば、実施例の画像形成装置20による復号化の有無を課金額に反映するから、課金処理を適正化することができる。
【0033】
ここで、図10の課金処理のステップS200の処理を行なうCPU83などが情報取得手段に相当し、図10の課金処理のステップS200〜S208の処理を行なうCPU83などが課金処理手段に相当し、図10の課金処理のステップS210の処理を行なうCPU83などが課金処理結果出力手段に相当する。
【0034】
実施例の課金管理装置80では、実施例の画像形成装置20により印刷の際に画像データの復号化処理が実施されたときには、所定の割増料金を加算することにより割増処理を行なうものとしたが、所定の割増率を用いて割増処理を行なうものとしても構わない。もとより、画像データの復号化処理が実施されていないときに、所定の割引料金や所定の割引率を用いて割り引き処理を行なうものとしてもよい。
【0035】
実施例の課金管理装置80は、課金計算の結果を課金管理装置80のモニタ86に表示出力するものとしたが、モニタ86に表示出力しないものとしても構わない。
【0036】
実施例では、課金管理装置80に適用するものとしたが、コンピュータを課金管理装置80として機能させるプログラムの形態とするものとしても構わない。プログラムの形態とする場合には、図10の課金処理の各ステップを適当なプログラム言語を用いてプログラムすればよい。
【0037】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の画像形成装置20を含むシステムの構成の概略を示す構成図。
【図2】画像データが暗号化され復号化される様子を説明する説明図。
【図3】実施例の画像形成装置20の電気的な接続を示すブロック図。
【図4】トナーカートリッジ40の外観の一例を示す外観図。
【図5】実施例の画像形成装置20の構成の概略を示す構成図。
【図6】暗号化鍵送信処理の一例を示すフローチャート。
【図7】暗号化設定画面の一例を示す説明図。
【図8】印刷処理の一例を示すフローチャート。
【図9】実施例の課金管理装置80の構成の概略を示す構成図。
【図10】課金処理の一例を示すフローチャート。
【図11】課金結果の表示例を示す図。
【符号の説明】
20 画像形成装置、30 コントローラ、32 CPU、34 ROM、36 RAM、38 カートリッジ接続部、40,40C,40M,40Y,40K トナーカートリッジ、42 収納部、50,50C,50M,50Y,50K 記憶素子、52 メモリセル、54 リード・ライト制御部、56 アドレスカウンタ、61 現像器、62 露光器、63 感光体、64 転写ベルト、65 用紙カセット、66 搬送ユニット、67 二次転写ユニット、68 定着ユニット、69 可動接続部、70,70a,70b クライアントコンピュータ、72 ネットワーク、74 カートリッジ管理会社、76 カートリッジ管理会社のコンピュータ、78 通信回線、80 課金管理装置、82 コンピュータ本体、83 CPU、84 ROM、85 RAM、86 モニタ、87
情報管理データベース、88 カートリッジ接続部。

Claims (8)

  1. 文字や図形などの画像データをネットワークを介して受け付けて、交換可能な記録剤カートリッジからの記録剤を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記録剤カートリッジに取り付けられ、画像データを暗号化するための暗号化鍵に対応する復号化鍵が記憶された記憶素子と、
    画像データを前記ネットワークを介して受信する画像データ受信手段と、
    該画像データ受信手段により受信された画像データが前記暗号化鍵により暗号化されているとき、該暗号化された画像データを前記記憶素子に記憶された復号化鍵を用いて復号化する復号化手段と
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記記憶素子は、前記暗号化鍵が前記対応する復号化鍵と共に記憶されており、
    前記ネットワークに接続されたクライアントコンピュータからの要求に応じて前記記憶素子に記憶されている暗号化鍵を前記クライアントコンピュータに対して送信する暗号化鍵送信手段を備え、
    前記画像データ受信手段は、前記送信された暗号化鍵により暗号化された画像データを前記クライアントコンピュータから前記ネットワークを介して受信可能な手段である
    画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記暗号化鍵と前記復号化鍵は、公開鍵暗号方式に準拠する鍵として形成されてなる
    画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の画像形成装置であって、
    前記記録剤カートリッジは、トナーカートリッジである
    画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載の画像形成装置による画像の形成に対して課す課金を管理する課金管理装置であって、
    前記画像形成装置の記録剤カートリッジの記憶素子には、画像の形成に伴って画像データの復号化の実施に関する情報が書き込まれ、
    前記記録剤カートリッジが取り付けられたとき、前記記憶素子から前記復号化に関する情報を取得する情報取得手段と、
    該取得された情報に基づいて課金処理を行なう課金処理手段と
    を備える課金管理装置。
  6. 請求項5記載の課金管理装置であって、
    前記課金処理手段は、前記復号化が実施されたときの課金額が前記復号化が実施されていないときの課金額よりも高くなるよう課金処理を行なう手段である
    課金管理装置。
  7. 請求項5または6記載の課金管理装置であって、
    前記課金処理手段による課金処理の結果を出力する課金処理結果出力手段
    を備える課金管理装置。
  8. 請求項1ないし4いずれか記載の画像形成装置の記録剤カートリッジを取り付け可能なインタフェースを備えるコンピュータを、請求項5ないし7いずれか記載の課金管理装置として機能させるプログラム。
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