JP2004258055A - ディスプレイ用電動回転機構 - Google Patents

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JP2004258055A JP2003045311A JP2003045311A JP2004258055A JP 2004258055 A JP2004258055 A JP 2004258055A JP 2003045311 A JP2003045311 A JP 2003045311A JP 2003045311 A JP2003045311 A JP 2003045311A JP 2004258055 A JP2004258055 A JP 2004258055A
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Toshio Hirozawa
俊夫 廣澤
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MATOBA DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】ディスプレイを左右水平方向へ回動し又はチルト方向へ可動する構造を簡単な電動機構によって低コストで実現するようにしたディスプレイ用電動回転機構を提供する。
【解決手段】円形台座7の外周に多数の鋼球9を介して回動自在に嵌合された円周枠10と該円周枠の上部に固定された回転台11とを有し、該回転台に内蔵された大径ギヤ14と電動モータ12の出力軸の小径ギヤ13とを歯合した構成により回転台11を水平方向に回転可能にし、支持枠22に固設された軸受け25にディスプレイ1の背面に固定された支持プレート26の支持アーム27を回動自在に軸支すると共に、支持枠に固設された減速機30に電動モータ31を接続し、該減速機の出力軸に結合された回転アーム32と支持プレート26に回動自在に結合された連結アーム33とを軸34で回動自在に結合したことにより、ディスプレイ1をチルト方向に可動可能にした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶テレビ、プラズマテレビ等又はその他の表示物を含むディスプレイを簡単な電動機構によって左右水平方向へ回転可能にし、又はチルト方向へ可動可能にしたディスプレイ用電動回転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年になって大画面のテレビがショールーム等に設置されるほか、一般家庭においても普及しつつある。このような大画面のテレビは、液晶テレビ又はプラズマテレビ等の開発及び進歩によって薄型化、省電力化及び低価格化等がさらに実現されることにより、普及率を増すものと思われる。
【0003】
ところで、大画面テレビの画面の方向を変えることは、画面を正常な視角方向で見ることによって画面を見やすくしたり、目を保護する上でも必要である。このためには、画面を左右水平方向或はチルト方向に可動させることによって、所望の画面角度を得ることができる。
【0004】
上記のような大画面テレビを左右方向に回転するようにした従来技術としては、特許文献1に記載の発明がある。この発明は、図14に示すように、マルチビジョン本体51の下面を多数のキャスター57で支持し、かつマルチビジョン本体51の回転中心に位置する回転軸59を固定台54に設けた回転軸受60で支承するようにしたものである。
【0005】
このような構成において、マルチビジョン本体51の重力は多数のキャスター57で支持されているため、水平方向に平面的に移動でき、回転軸59と回転軸受60により固定台54に回転中心が位置決めされるため、マルチビジョン本体51はキャスター57に回動可能に支持され、回転軸59を中心としてマルチビジョン本体51の外側を押すことにより容易に回転することができる。
【0006】
一方、画面をチルト方向に可動可能にした従来技術としては特許文献2に記載の発明がある。この発明は、図15に示すように、上面に凹球面61を有しその中心に回転軸62を立設した台座63と凹球面61上に載る凸球面64を有し、かつ回転軸62が嵌合されるガイド用長穴65を備えた回転台66との組合せからなる。そして、回転台66が台座63に対して左右方向及び上下方向に首振り運動可能に回転ストッパー用リブ67を突設すると共に、台座63にリブ67が嵌り込むことによって所定角度回動し得る扇形状の凹型溝68を回転軸62を中心にその両側に配置したものである。
【0007】
このような構成による回転角ストッパー機構付チルトスタンド69は、台座63に設けられた凹型溝68と回転台66のガイド用長穴65の下面に設けられたリブ67との嵌合によるものであり、回転台66のリブ67を台座63の凹型溝68の範囲内で回動調整可能としたものである。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−176262号公報(第1頁、図2)
【特許文献2】
特開平6−189229号公報(第2頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1の発明は、マルチビジョン本体の重力をキャスターで支持することにより、該マルチビジョン本体を台上に回転可能にしたものであるが、このための回転動作は手動で行うものであり、電動力によるものでないため、大画面テレビを手動で回転するには労力を要するものである。
【0010】
また、特許文献2の発明は、回転台が上記円形台座に対して左右方向及び上下方向に首振り運動可能に回転ストッパー用リブを突設したものであるが、特許文献1と同様に、左右方向及び上下方向に首振り運動を手動によって行うものであり、電動力によるものでないため、大画面テレビを手動で回転するには労力を要するものである。
【0011】
このように大画面テレビ、特に近年において普及しつつある液晶テレビ又はプラズマテレビにおいては、画面が大画面になるほどこの画面を所定角度に調整する機構が必要になり、利用範囲も広がるものである。ところが、大画面であるだけに、手動で回動するのに労力を要し、また設置場所によっては遠隔操作が不可欠となるため、このような回転構造を電動機構によって構成する必要が生じる。
【0012】
本発明は、上記のような従来の問題点を解消するためになされたもので、液晶テレビ、プラズマテレビ等又はその他の表示物を含むディスプレイの左右水平方向への回動又はチルト方向への可動を簡単な電動機構によって低コストで実現するようにしたディスプレイ用電動回転機構を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明における請求項1のディスプレイ用電動回転機構は、円形台座の外周に多数の鋼球を介して回動自在に嵌合された円周枠と該円周枠の上部に沿って固定された回転台とを有し、該回転台の天井面に同心状に固定された大径ギヤに対して前記円形台座の上面に固定された電動モータの出力軸の小径ギヤを歯合した構成とし、前記電動モータを駆動することにより前記回転台の上面に固定したディスプレイを水平方向に回転可能にしたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明における請求項2のディスプレイ用電動回転機構は、請求項1において、前記円形台座の周部の所定位置に設けられた位置検出器の検出信号により、前記回転台の水平方向への回転角度を制御するようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明における請求項3のディスプレイ用電動回転機構は、支持枠の左右に固設された軸受けにディスプレイの背面に固定された支持プレートの左右の支持アームを回動自在に軸支すると共に、前記支持枠に固設された減速機に電動モータを接続し、該減速機の出力軸に結合された回転アームと前記支持プレートに回動自在に結合された連結アームとを軸で回動自在に結合したことにより、前記ディスプレイをチルト方向に可動可能にしたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明における請求項4のディスプレイ用電動回転機構は、請求項3において、前記回転アームの周囲の所定位置に設けられた位置検出器の検出信号により、前記ディスプレイのチルト方向への可動角度を制御するようにしたことを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明における請求項5のディスプレイ用電動回転機構は、円形台座の外周に多数の鋼球を介して回動自在に嵌合された円周枠と該円周枠の上部に沿って固定された回転台とを有し、該回転台の天井面に同心状に固定された大径ギヤに対して前記円形台座の上面に固定された電動モータの出力軸の小径ギヤを歯合した構成とし、前記電動モータを駆動することにより前記回転台の上面に固定したディスプレイを水平方向に回転可能にした機構と、前記回転台に固設された支柱に支持枠を固定し、該支持枠の左右に固設された軸受けにディスプレイの背面に固定された支持プレートの左右の支持アームを回動自在に軸支すると共に、前記支持枠に固設された減速機に電動モータを接続し、該減速機の出力軸に結合された回転アームと前記支持プレートに回動自在に結合された連結アームとを軸で回動自在に結合したことにより、前記ディスプレイをチルト方向に可動可能にした機構とを組み合わせてなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は、本発明による液晶テレビ又はプラズマテレビ等のディスプレイ1の電動回転機構における水平回転機構2を内蔵した回転テーブル3とチルト方向への回転機構4(「チルト機構」と略称する)を示す図であり、これらの機構により、ディスプレイ1を左右水平方向へ回動し、またはチルト方向へ可動することができる。
【0020】
このような構成のうち、まず、本発明によるディスプレイ1の水平回転機構2を説明する。図2はこの水平回転機構2を内蔵した回転テーブル3の上面に支柱6を立設し、該支柱6の上部に後述するチルト機構4を介してディスプレイ1を設けた構成を示す正面図であり、図3は回転テーブル3の内部の断面状況を部分的に示し、図4は回転テーブル3の円形台座7の内部構造を平面的に示し、図5は回転テーブル3の円形台座7に回転台11を設けた状況を示す一部切欠き平面図であり、図6は回転テーブル3を単独で示す斜視図であり、図7は本発明の水平回転機構によってディスプレイ1を左右水平方向に回動可能とした状況を示す上面図である。
【0021】
図3において、円形台座7はその外周にネジ8bで固定された内周枠8を有し、該内周枠8の外周には鋼球9を案内する断面円弧形溝8aが連続的に形成されている。また、内周枠8の外周に設けられた円周枠10の内周には上記の鋼球9を案内する断面円弧形溝10aが連続的に形成され、内周枠8の円弧形溝8aと円周枠10の円弧形溝10aとの組合せによる通路に適当数の鋼球9が収納されることによって、円周枠10は内周枠8の周りを自在に滑動することができる。
【0022】
さらに、上記の円周枠10の上部には回転台11が固定されている。この回転台11は、円周枠10の上部と合致する円周形の縁部11aを有し、該縁部11aから立ち上がった円形の平面板11bが形成され、縁部11aは円周枠10にネジ11cで固定されているため、回転台11は上記の円周枠10と共に内周枠8の周りを自在に滑動する。
【0023】
また、図4に示すように、円形台座7の内部には、周縁に接近した位置に電動モータ12がネジ12aで固定されている。この電動モータ12としてはステッピングモータを使用するのが好ましい。このステッピングモータを使用することによって、静音、低振動を実現し得るほか、正確な回転角度を得ることができ、さらには回転中に液晶画面が壁に当たるとか、人の手が触れるとかの過大負荷によって駆動中のモータが停止するため、安全性を確保し得る動力源として使用することができる。
【0024】
このような電動モータ12の出力軸には小径ギヤ13が結合され(図4参照)、該小径ギヤ13は回転台11の天井面に同心状にネジ14aで固定された大径ギヤ14に歯合されている(図3又は図5参照)。
【0025】
このような構成により、電動モータ12を駆動すると、小径ギア13と大径ギア14の歯合によって、大径ギア14に結合した回転台11が円形台座7の周囲の鋼球9、9・・・によって案内されつつ回転する。
【0026】
また、本実施例の水平回転機構2における位置検出器の例として、図4に示すように、上記の円形台座7の上面には周方向に所定角度だけ離間して2個のリミットスイッチ15、15が固定され、図5に示すように、それらのリミットスイッチ15、15間に回転台11の周部から内側に突出した突出片16が設けられ、上記のように回転台11が回転することによって突出片16が各リミットスイッチ15、15をON・OFFすることにより、回転台11の回転角度αを規定するようにしている(図7参照)。
【0027】
そのため、円形台座7には電動モータ12に接続された制御回路17が設けられ、リミットスイッチ15のON・OFF信号によって電動モータ12を停止したり、停止後の反対方向への回動動作を指令したりする等、様々な制御を行うことを可能とするものである。
【0028】
なお、本実施例の水平回転機構2における位置検出器として、上記のリミットスイッチのほかに、光スイッチ、磁気スイッチ、さらには他のメカスイッチ等を用いることも可能であり、さらに上記のように左右の回転限度位置に設けたリミットスイッチのほかに、その中間に光スイッチ(不図示)等を設け、回転テーブル3が正面を向いた位置を検出することによって、ディスプレイ1を正面位置に停止させることが可能となる。
【0029】
さらに、このような制御回路17に遠隔コントローラ或は有線によるコントローラを設けることにより、離れた位置からの操作が可能となる。また、ACアダプターを内蔵することによって、回転テーブル3から電源コード18のみを外方へ導くことによって、家庭用電源からの簡単な電源供給が可能となる。
【0030】
本発明によるディスプレイ1の水平回転機構2は、上記のように、この水平回転機構2を内蔵した回転テーブル3として単独で構成することも可能である。即ち、図6に示すように、円盤状の回転テーブル3として単独の構成とし、その回転台11の上面に種々の物品を固定するか、載置することによって、その物品を回転状態に展示することが可能となる。
【0031】
このような場合、本発明による回転テーブル3は、薄型に形成できるため、物品の意匠性を損なうことなく載置することができ、連続回転による展示も可能であり、また上記のようにリミットスイッチを設けることによって所定角度だけ左右に往復回転させることも可能である。
【0032】
その例として、図12に示す図は、ディスプレイ1の左右にスピーカシステム19を設置したものであり、この左右のスピーカシステム19、19の音の指向性を変えるために、左右のスピーカシステム19、19の夫々を本発明による回転テーブル3、3に載置したものである。
【0033】
さらに、図6に示すように、上記の本発明による回転テーブル3の回転台11の中央付近には、多数のネジ穴11dが形成され、そのネジ穴11dを選択することによって、その上に載置する物品のネジ止めを位置決めすることができる。そのような固定方法によって、回転テーブル3の回転台11の上面にディスプレイ1の支柱6を固定することができる。
【0034】
次に、本発明のディスプレイ1等の電動回転機構において、チルト方向への回転機構(チルト機構4)を説明する。このディスプレイ1のチルト機構4は、図1に示すように、上記の回転台11に固設された支柱6に支持枠21を固定することによって、上記の回転テーブル3と組み合わせて使用することも可能であり、またチルト機構4を単独で構成することも可能である。
【0035】
以下の説明においては、ディスプレイ1のチルト機構4として説明する。このチルト機構4は、上記のように、回転テーブル3の回転台11に固設された支柱6の上部に設けられ、図8に示すように、ディスプレイ1を所定角度だけ前傾(前傾角度β1)したり後傾(後傾角度β2)したりすることを可能としたものである。
【0036】
図1に示すように、上記の回転テーブル3の回転台11に固設された支柱6の上部には支持枠22に結合された固定軸23がナット24(図3参照)で締結されている。
【0037】
この支持枠22は、図1に示すように、前後に補強用縁部22aを有し、その間において左右に軸受け25、25(奥方の軸受け25は見えない位置にある)が固設されている。これらの軸受け25には、ディスプレイ1の背面の下部中央位置に多数のネジ26aで固定された支持プレート26の左右に離間形成された支持アーム27が支軸21を介することによって回動自在に支承されている。
【0038】
このような構成において、各軸受け25には、図9に示す形状の巻回バネ28が設けられ、該巻回バネ28の一端が軸受け25(図1参照)側に係止される一方、巻回バネ28の他端が支持アーム27に係止されたことによって、支持プレート26を弾性的に中立位置に保つようにしている。従って、通常の状態においては、ディスプレイ1は、図9に示すように中立状態を保っている。
【0039】
また、図1に示すように、支持枠22に減速機フレーム29が固設され、該減速機フレーム29に内蔵された減速機30に電動モータ31が接続され、一方、減速機30の出力軸に結合された回転アーム32と支持プレート26に回動自在に結合された連結アーム33とを軸34で回動自在に結合している。この電動モータ31としては、上記の水平回転機構2と同様の理由で、ステッピングモータを使用するのが好ましい。
【0040】
また、この実施例におけるチルト機構4における位置検出器として、図1に示すように、回転アーム32の周部に突出形成された突出片35の回動方向に所定角度だけ離間して固設された2個のリミットスイッチ36、36が設けられ、回転アーム32の回動により突出片35がいずれかのリミットスイッチ36、36に当たることでON・OFFされることにより、前傾角度β1と後傾角度β2へ規制した状態でチルト方向への可動を可能としている。
【0041】
なお、上記同様、このチルト機構4における位置検出器としても上記のリミットスイッチのほかに、光スイッチ、磁気スイッチ、さらには他のメカスイッチ等を用いることが可能である。さらに、リミットスイッチ36、36の中間に光スイッチ(不図示)等を設け、チルト機構4が正面を向いた位置を検出することによって、ディスプレイ1を正面位置に停止させることが可能となる。
【0042】
このような構成によって、図9に示すようなディスプレイ1の中立状態から、前傾、又は後傾したいときは、図10又は図11に示すように、電動モータ31を所定方向に回転駆動することにより、回転アーム32と連結アーム33を介して支持プレート26を前傾方向(前傾角度β1)は又は後傾方向(後傾角度β2)へ倒し、これによってディスプレイ1をチルト方向へ所望角度だけ回動することができる。
【0043】
なお、本発明によるディスプレイ1等の電動回転機構は、図13(a)〜(d)に示すように、その設置箇所を自由に設定することができる。即ち、図13(a)は通常の立設状態であり、回転テーブル3を設置台40等の上面に載置又は固定するようにしたものである。
【0044】
図13(b)は、ディスプレイ1を天井面41等に取り付ける場合であり、回転テーブル3を天井面41にネジ等で固定し、支柱6を介してディスプレイ1を吊下げた状態にすることができる。
【0045】
さらに、図13(c)は、ディスプレイ1を壁面42等に取り付ける場合であり、図13(d)に示すように、壁面42に固定したブラケット43に回転テーブル3を固定し、回転テーブル3に固定した支柱6の上端にディスプレイ1の画面を取付けた構造とすることにより、回転テーブル3を回動すると、ディスプレイ1を正面から見て横状態又は縦状態にすることが可能となる。なお、この場合、支柱6に対してチルト機構4を介さずに取付けることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のディスプレイ用電動回転機構は、円形台座の外周に多数の鋼球を介して回動自在に嵌合された円周枠と該円周枠の上部に沿って固定された回転台とを有し、該回転台の天井面に同心状に固定された大径ギヤに対して円形台座の上面に固定された電動モータの出力軸の小径ギヤを歯合した構成としてあるため、液晶テレビ等を電動モータによって左右回転方向へ回動する機構を簡単な構成によって低コストで実現することができる。
【0047】
このような構成による回転テーブルは、薄型に構成することができ、また単体で使用することができるため、液晶テレビやプラズマテレビ等のテレビディスプレイだけでなく、他の展示物等を載置して連続回転又は回転角を制御した状態で左右水平方向に回転することができる。
【0048】
さらに、本発明の本発明のディスプレイ用電動回転機構は、支持枠の左右に固設された軸受けに液晶テレビ等の背面に固定された支持プレートの左右に離間形成された支持アームを回動自在に軸支すると共に、支持枠に固設された減速機フレームの減速機に電動モータを接続する一方、該減速機の出力軸に結合された回転アームと支持プレートに回動自在に結合された連結アームとを軸で回動自在に結合したことにより、液晶テレビ、プラズマテレビ、他の展示物等のディスプレイを電動モータによってチルト方向へ回動する機構を簡単な構成によって低コストで実現することができる。
【0049】
上記の本発明の構成によれば、位置検出器による検出信号により電動モータに対する制御が可能となり、所定角度の左右水平方向への回動或はチルト方向への可動を遠隔コントローラ或は有線によるコントローラによって操作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を液晶テレビに適用した実施例の後部斜視図である。
【図2】本発明を液晶テレビに適用した実施例を示す正面図である。
【図3】本発明を液晶テレビに適用した実施例の水平回転機構を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明を液晶テレビに適用した実施例の水平回転機構を示す円形台座の内部構造を示す平面図である。
【図5】本発明を液晶テレビに適用した実施例の水平回転機構を示す円形台座に回転台を設け、その一部を切り欠くことによって内部構造を示すようにした平面図である。
【図6】本発明による実施例の水平回転機構の外観を示す斜視図である。
【図7】本発明を液晶テレビに適用した実施例の上面図である。
【図8】本発明を液晶テレビに適用した実施例を示す側面図である。
【図9】本発明を液晶テレビに適用した実施例のチルト方向への回転機構を示す側面図であり、液晶テレビが直立の状態を示す。
【図10】本発明を液晶テレビに適用した実施例のチルト方向への回転機構を示す側面図であり、液晶テレビが前傾の状態を示す。
【図11】本発明を液晶テレビに適用した実施例のチルト方向への回転機構を示す側面図であり、液晶テレビが後傾の状態を示す。
【図12】本発明をホームシアターに適用した状況を示す正面図である。
【図13】(a)〜(c)は、本発明を液晶テレビに適用した実施例の種々の取付状況を示す正面図であり、(d)は(c)の側面図である。
【図14】画面を左右方向へ回転可能にした従来技術を示す部分断面正面図である。
【図15】画面をチルト方向及び左右方向へ回転可能にした従来技術を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ディスプレイ
2…水平回転機構
3…回転テーブル
4…チルト機構
6…支柱
7…円形台座
8…内周枠
8a…内周枠の断面円弧形溝
9…鋼球
10…円周枠
10a…円周枠の断面円弧形溝
11…回転台
11a…縁部
11b…平面板
11c…ネジ
12…電動モータ
13…小径ギヤ
14…大径ギヤ
14a…ネジ
15…リミットスイッチ
16…突出片
17…制御回路
18…電源コード
19…スピーカシステム
21…回転軸
22…支持枠
22a…補強用縁部
23…固定軸
24…ナット
25…軸受け
26…支持プレート
26a…ネジ
27…支持アーム
28…巻回バネ
29…減速機フレーム
30…減速機
31…電動モータ
32…回転アーム
33…連結アーム
34…軸
35…突出片
36…リミットスイッチ
40…載置台
41…天井面
42…壁面
43…ブラケット

Claims (5)

  1. 円形台座の外周に多数の鋼球を介して回動自在に嵌合された円周枠と該円周枠の上部に沿って固定された回転台とを有し、該回転台の天井面に同心状に固定された大径ギヤに対して前記円形台座の上面に固定された電動モータの出力軸の小径ギヤを歯合した構成とし、前記電動モータを駆動することにより前記回転台の上面に固定したディスプレイを水平方向に回転可能にしたことを特徴とするディスプレイ用電動回転機構。
  2. 前記円形台座の周部の所定位置に設けられた位置検出器の検出信号により、前記回転台の水平方向への回転角度を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用電動回転機構。
  3. 支持枠の左右に固設された軸受けにディスプレイの背面に固定された支持プレートの左右の支持アームを回動自在に軸支すると共に、前記支持枠に固設された減速機に電動モータを接続し、該減速機の出力軸に結合された回転アームと前記支持プレートに回動自在に結合された連結アームとを軸で回動自在に結合したことにより、前記ディスプレイをチルト方向に可動可能にしたことを特徴とするディスプレイ用電動回転機構。
  4. 前記回転アームの周囲の所定位置に設けられた位置検出器の検出信号により、前記ディスプレイのチルト方向への可動角度を制御するようにしたことを特徴とする請求項3記載のディスプレイ用電動回転機構。
  5. 円形台座の外周に多数の鋼球を介して回動自在に嵌合された円周枠と該円周枠の上部に沿って固定された回転台とを有し、該回転台の天井面に同心状に固定された大径ギヤに対して前記円形台座の上面に固定された電動モータの出力軸の小径ギヤを歯合した構成とし、前記電動モータを駆動することにより前記回転台の上面に固定したディスプレイを水平方向に回転可能にした機構と、前記回転台に固設された支柱に支持枠を固定し、該支持枠の左右に固設された軸受けにディスプレイの背面に固定された支持プレートの左右の支持アームを回動自在に軸支すると共に、前記支持枠に固設された減速機に電動モータを接続し、該減速機の出力軸に結合された回転アームと前記支持プレートに回動自在に結合された連結アームとを軸で回動自在に結合したことにより、前記ディスプレイをチルト方向に可動可能にした機構とを組み合わせてなることを特徴とするディスプレイ用電動回転機構。
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