JP2004257348A - 多気筒圧縮機 - Google Patents

多気筒圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004257348A
JP2004257348A JP2003051185A JP2003051185A JP2004257348A JP 2004257348 A JP2004257348 A JP 2004257348A JP 2003051185 A JP2003051185 A JP 2003051185A JP 2003051185 A JP2003051185 A JP 2003051185A JP 2004257348 A JP2004257348 A JP 2004257348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
bearing
compression
compressor
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003051185A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
Hiroshi Nishikawa
弘 西川
Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Setsu Hasegawa
説 長谷川
Kosuke Ogasawara
弘丞 小笠原
Daiki Shioaji
大輝 塩味
Shinya Itabashi
真也 板橋
Takashi Inoue
貴至 井上
Fumihiko Kurita
文彦 栗田
Hideyuki Inoue
英之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2003051185A priority Critical patent/JP2004257348A/ja
Publication of JP2004257348A publication Critical patent/JP2004257348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

【課題】多気筒圧縮機におけるクランクシャフトの回転安定度を向上させる。
【解決手段】クランクシャフト8の軸回転によりクランクピン8aを偏心回転し、このクランクピン8aに係合しているヨーク5、6を介して複数の圧縮部のピストンをシリンダ内で往復運動させることにより気体を圧縮し、前記クランクシャフト8は上端部を副軸受け部10で軸支し、ほぼ中間部を主軸受け部12で軸支した多気筒圧縮機において、電動機7の回転子7bに軸着されたクランクシャフト8の下端部を回転子7bより下方に延長形成し、その端部を下端軸受け部13で軸支する構成とする。下端軸受け部13は、多気筒圧縮機の下部に固定されたボトムベアリングプレート15に取り付ける。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多気筒圧縮機において特にそのクランクシャフトの軸受け部を改良した多気筒圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の圧縮部を備えた多気筒型の圧縮機があり、例えば4つの圧縮部が十字型に配置され、対向する2つの圧縮部のピストンが一方のヨークの両端部に同一線上に位置して取り付けられ、他の対向する2つの圧縮部のピストンが前記一方のヨークと90°位相をずらして位置付けられた他方のヨークの両端部に同一線上に位置して取り付けられ、電動機により軸回転されるクランクシャフトに設けられたクランクピンにより前記2つのヨークを直交方向に位相をずらして往復動させ、これらのヨークを介してそれぞれ前記ピストンをシリンダ内で往復動させることにより、4つの圧縮部にてそれぞれ気体を圧縮するように構成したものである(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−82332号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された多気筒圧縮機において、図6に略図で示すように前記クランクシャフトAは下端部が電動機Mの回転子Nに軸着されて軸回転させられ、軸振れを起こさないようにクランクシャフトAの上端部は副軸受け部Dにより支持され、ほぼ中央部は主軸受け部Cにより軸支されている。このクランクシャフトAの上部にはクランクピンBが偏心して取り付けられ、このクランクピンBに2つのヨークE、Fが係合して配設されている。
【0005】
この場合、電動機Mの回転子Nと共に軸回転するクランクシャフトAは、上端部とほぼ中央部の2箇所でそれぞれ軸受け部により軸支されているため回転安定度はかなり高いが、回転子Nに軸振れや振動等が生じると回転安定度が低下する問題があった。クランクシャフトAの回転安定度が低下すると、前記クランクピンBを介してのヨークE、Fの作動が不安定になり、各圧縮部での気体の圧縮動作が不確実となり、その結果として多気筒圧縮機の機能低下及び信頼性低下を引き起こすことになる。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点を解消するためになされ、多気筒圧縮機におけるクランクシャフトの回転安定度を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、複数の圧縮部を備え、これら圧縮部のピストンに連結すると共に位相をずらして配設したヨークをクランクシャフトの軸回転により作動し、ピストンを往復運動させて各圧縮部で気体を圧縮するように構成され、前記クランクシャフトを軸受けする軸受け部が、クランクシャフトの上端部とほぼ中間部に設けられた多気筒圧縮機において、電動機の回転子に軸着された前記クランクシャフトの下端部を下方に延長形成し、この延長形成した端部を下端軸受け部により軸支したことを特徴とする。
【0008】
又、本発明の請求項2は、請求項1において、前記クランクシャフトの延長形成した端部を軸受けする下端軸受け部は、多気筒圧縮機の下部に固定したベアリングプレートに取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明では、従来のクランクシャフトの上端部及びほぼ中央部の軸受けに加えて、回転子より下方に延長形成した端部をも下端軸受け部により軸支する構成を採用することで、クランクシャフトの回転安定度を著しく向上させることができる。又、回転子より下方に延長形成したクランクシャフトの端部を軸支する下端軸受け部は、多気筒圧縮機の下部に固定したベアリングプレートに取り付けているので安定した取付状態が得られ、クランクシャフトの回転安定度を一層高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る多気筒圧縮機の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明を4気筒圧縮機に適用した実施形態を示す概略横断平面図であり、図2はその概略半縦断面図である。
【0011】
図1において、1は#1圧縮部、2は#2圧縮部、3は#3圧縮部、4は#4圧縮部であり、#1圧縮部1と#3圧縮部3とがヨーク5を介して水平軸上に配置され、#2圧縮部2と#4圧縮部4とがヨーク5と90°位相をずらして位置付けられたヨーク6(図2)を介して同じく水平軸上に配置されている。
【0012】
この場合は、#1圧縮部1で圧縮した圧縮気体と#2圧縮部2で圧縮した圧縮気体を管路P1、P2により合流して#4圧縮部4に送り込み、#3圧縮部3で圧縮した圧縮気体を管路P3により#4圧縮部4に送り込み、更にこれらの圧縮気体と#4圧縮部4で圧縮した圧縮気体を合流して吐出部4aから吐出するようにしてある。つまり、#1圧縮部1から#4圧縮部4まで順次圧縮する多段圧縮方式ではなく、各圧縮部でそれぞれ圧縮して合流させる1段圧縮方式が採用されている。
【0013】
図2において、7は電動機であり、固定子7aと回転子7bとから構成され、その回転子7bにクランクシャフト8の下端部を軸着してあり、回転子7bと共にクランクシャフト8を軸回転させる。
【0014】
上記クランクシャフト8は、従来と同様にケースの上端部に取り付けられたサブベアリングプレート9に固定した副軸受け部10により上端部が支持されて軸振れしないようにしてある。この副軸受け部10は、例えばラジアル玉軸受けにより構成されている。又、クランクシャフト8のほぼ中央部は、ケースに取り付けられた略カップ状のメインベアリングプレート11の内側下部に固定した主軸受け部12により軸支されている。この主軸受け部12も例えばラジアル玉軸受けにより構成されている。
【0015】
本発明では、図3のようにクランクシャフト8の下端部を前記回転子7bより下方に延長形成し、その端部を下端軸受け部13で軸支する構成にしてある。下端軸受け部13は、多気筒圧縮機の下部に固定されたボトムベアリングプレート15に取り付けられている。この下端軸受け部13は、例えばラジアル玉軸受けにより構成されるが、これに限定されずに軸受けメタル(ブシュ)を用いたラジアルすべり軸受けでも良く、更にスラスト玉軸受けや、スラストつば軸受け等であっても良い。
【0016】
図4はボトムベアリングプレート15の一例を示すもので、略円盤状の基部15aと、この基部15aの中央部に設けられた軸受け保持部15bと、基部15aの外周部に沿って複数個(3個)設けられた舌片状の取付部15cとから構成され、基部15aには複数の打ち抜き孔15dが形成されている。
【0017】
このボトムベアリングプレート15は、図5に示すように前記取付部15cをケース17とボトムキャップ14との間に挟み込み、ボルト等の止め具18で固定し、軸受け保持部15bに軸受けを嵌着固定することで前記下端軸受け部13を形成することができる。これにより、下端軸受け部13は、ボトムベアリングプレート15を介して多気筒圧縮機の下部に取り付けられ、堅固に安定した取付状態が得られる。ボトムベアリングプレート15の取付手段はこれに限定されず、例えばケース17の内壁又はボトムキャップ14の底壁に取付金具等を介して固定することも可能である。
【0018】
上記のように構成された4気筒1段圧縮機は、前記電動機7に通電すると回転子7bが回転し、この回転によりクランクシャフト8が軸回転して各圧縮部での気体の圧縮が始動する。即ち、クランクシャフト8の軸回転によりクランクピン8aが偏心して回転し、このクランクピン8aにスライドブロック16を介して係合しているヨーク5と、同じくスライドブロック(図略)を介して係合しているヨーク6とが90°位相をずらして往復運動させられる。
【0019】
前記のようにヨーク5には#1圧縮部1と#3圧縮部3とが連結されており、ヨーク5が往復運動(図1において上下方向に往復運動)すると、#1圧縮部1と#3圧縮部3とが圧縮動作を行い、90°位相をずらしてヨーク6が往復運動(図2において左右方向に往復運動)すると、このヨーク6に連結されている#2圧縮部2と#4圧縮部4とが圧縮動作を行う。
【0020】
各圧縮部はいずれもシリンダ内で往復運動するピストンの前後に圧縮室がそれぞれ設けられた二重圧縮方式に構成されており、圧縮機本体の上端部に設けられた吸入口から流入した気体を各圧縮部がシリンダ内に吸引してそれぞれ二重圧縮することにより高圧に圧縮する。
【0021】
そして、前記のように#1圧縮部1で圧縮した圧縮気体と#2圧縮部2で圧縮した圧縮気体を管路P1、P2により合流して#4圧縮部4に送り込み、#3圧縮部3で圧縮した圧縮気体を管路P3により#4圧縮部4に送り込み、更にこれらの圧縮気体と#4圧縮部4で圧縮した圧縮気体を合流して吐出部4aから吐出する。
【0022】
本発明では、前記のようにクランクシャフト8は、上端部が副軸受け部10により軸支され、ほぼ中央部が主軸受け部12により軸支され、電動機7の回転子7bより下方に延長形成した端部が下端軸受け部13により軸支されているため、回転子7bに軸振れや振動等が生じたとしても、クランクシャフト8の回転安定度が低下することはない。これにより、前記クランクピン8aを介してのヨーク5、6の作動が安定し、各圧縮部での気体の圧縮動作が確実なものとなり、その結果として多気筒圧縮機の機能向上及び信頼性の向上が図れる。
【0023】
上記実施形態では、特に十字型の4気筒1段圧縮機を例に挙げて説明したが、これに限定されることなく他の形態の多気筒1段圧縮機や、4気筒多段圧縮機又は他の形態の多気筒多段圧縮機等に本発明を適用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1の発明によれば、複数の圧縮部を備え、これら圧縮部のピストンに連結すると共に位相をずらして配設したヨークをクランクシャフトの軸回転により作動し、ピストンを往復運動させて各圧縮部で気体を圧縮するように構成され、前記クランクシャフトを軸受けする軸受け部が、クランクシャフトの上端部とほぼ中間部に設けられた多気筒圧縮機において、電動機の回転子に軸着された前記クランクシャフトの下端部を下方に延長形成し、この延長形成した端部を下端軸受け部により軸支したので、クランクシャフトの上下端部と中間部の3箇所で軸支することとなり、特に上下端部の軸受け部により両持ち軸支となるためクランクシャフトの回転安定度を著しく高めることができる。これにより、多気筒圧縮部の機能向上及び信頼性の向上を図る効果を奏する。
【0025】
又、請求項2の発明によれば、請求項1記載の多気筒圧縮機において、前記クランクシャフトの延長形成した端部を軸受けする下端軸受け部は、多気筒圧縮機の下部に固定したベアリングプレートに取り付けられているので、そのベアリングプレートを介して多気筒圧縮機に対して堅固に固定されることとなる。その結果として、下端軸受け部の取付状態はきわめて安定化し、クランクシャフトの回転安定度をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を4気筒圧縮機に適用した実施形態を示す概略横断平面図である。
【図2】図1に示す4気筒圧縮機の概略半縦断面図である。
【図3】本発明に係るクランクシャフトの軸支構成を示す概略説明図である。
【図4】下端軸受け部を保持するボトムベアリングプレートの一例を示す斜視図である。
【図5】下端軸受け部の取付状態を示す概略断面図である。
【図6】従来のクランクシャフト軸受け構造を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1…#1圧縮部
2…#2圧縮部
3…#3圧縮部
4…#4圧縮部
5、6…ヨーク
7…電動機
7b…回転子
8…クランクシャフト
8a…クランクピン
9…サブベアリングプレート
10…副軸受け部
11…メインベアリングプレート
12…主軸受け部
13…下端軸受け部
14…ボトムキャップ
15…ボトムベアリングプレート

Claims (2)

  1. 複数の圧縮部を備え、これら圧縮部のピストンに連結すると共に位相をずらして配設したヨークをクランクシャフトの軸回転により作動し、ピストンを往復運動させて各圧縮部で気体を圧縮するように構成され、前記クランクシャフトを軸受けする軸受け部が、クランクシャフトの上端部とほぼ中間部に設けられた多気筒圧縮機において、電動機の回転子に軸着された前記クランクシャフトの下端部を下方に延長形成し、この延長形成した端部を下端軸受け部により軸支したことを特徴とする多気筒圧縮機。
  2. 前記クランクシャフトの延長形成した端部を軸受けする下端軸受け部は、多気筒圧縮機の下部に固定したベアリングプレートに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の多気筒圧縮機。
JP2003051185A 2003-02-27 2003-02-27 多気筒圧縮機 Pending JP2004257348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003051185A JP2004257348A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 多気筒圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003051185A JP2004257348A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 多気筒圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004257348A true JP2004257348A (ja) 2004-09-16

Family

ID=33116390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003051185A Pending JP2004257348A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 多気筒圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004257348A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100772779B1 (ko) 왕복운동 압축기
US20090016917A1 (en) Compact Dual Rocking Piston Pump with Reduced Number of Parts
JP2003161278A (ja) 密閉形ロータリ圧縮機
JP3960347B2 (ja) 圧縮機
JP2005188492A (ja) 水平対向型圧縮機
JP4331588B2 (ja) 往復動圧縮機
MY124954A (en) Multi-cylinder rotary compressor
JP2008008269A (ja) 往復動圧縮機
JP2004257348A (ja) 多気筒圧縮機
JP2007205227A (ja) 圧縮機
JP2004270654A (ja) 回転型圧縮機
JP2004257349A (ja) 多気筒圧縮機のクランクシャフト軸受け構造
JP4035866B2 (ja) Abs用アクチュエータ
US6846164B2 (en) Multi-cylinder compressor having plural intake ports in a bearing plate and a cover member forming a sealed space over the bearing plate
JP2004027847A (ja) 電動圧縮機
JP2002266766A (ja) 圧縮機
JP3813376B2 (ja) 多段圧縮装置
KR20020031622A (ko) 로타리 압축기의 축진동 저감구조
JP2001003869A (ja) 可搬型コンプレッサー
JP2603133Y2 (ja) 往復ピストン型エアコンプレッサ
JPH01253586A (ja) 圧縮機
KR20070092054A (ko) 밀폐형 압축기의 회전균형장치
JP2002188588A (ja) ロータリ圧縮機
KR100767119B1 (ko) 밀폐형 압축기
JP2000257557A (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050701

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080513

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080515

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Effective date: 20080711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106