JP2004257066A - 空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材 - Google Patents
空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】カーペットタイルの穴と下地パネルの穴との合致性を高め、粘着剤によるカーペットタイルの穴づまりをできるだけ回避し、かつカーペットタイルのカーペット側から見たとき、穴があいているのが見えず、ハイヒールの踵が食い込まない空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材の提供。
【解決手段】カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなり、通気のための多数の穴が貫通しているカーペットタイルであって、各穴がカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面の穴面積に較べて、下地パネル側に接する側に相当するバッキング層裏面の穴面積が、2倍以上大きく、前記バッキング層表面の穴面積は1〜25mm2であることを特徴とする空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材。
【選択図】 図2
【解決手段】カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなり、通気のための多数の穴が貫通しているカーペットタイルであって、各穴がカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面の穴面積に較べて、下地パネル側に接する側に相当するバッキング層裏面の穴面積が、2倍以上大きく、前記バッキング層表面の穴面積は1〜25mm2であることを特徴とする空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調用通気性カーペットタイルとその製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
空調を行うには、たとえば天井部分から空気を吹き出し、床面又は壁の低部から空気を吸引するなど、空気の吹き出しおよび空気の吸引を必要とする。
床面にこれらの空気の吸引又は吹き出し口を設置する場合には、従来技術によればダクトに通じる穴を床面に穿ち、この個所にグリルやグレーチング(格子状蓋)をとりつけるといった方法が採用されていた。
しかしながら、これでは居住性や安全性に欠けるし部屋に排水溝が存在するような感を与え、部屋に高級度が全くなくなってしまうという欠点があった。
この欠点をかくすため、グレーチング上にカーペットを敷くことも考えられるが、従来のカーペットでは通風性に問題があるしグレーチングの溝部に相当する個所毎にカーペットに凹部ができ、やはり使用感、美観を損なうという欠点が生ずる。
【0003】
そこで、本出願人は先に特許文献1において、
「1個当りの穴の面積が0.05〜1.0cm2である穴がカーペットタイルの面積に対し10〜30%を占める割合で設けられていることを特徴とする通風性カーペットタイル。」
を提案した。これにより床面の美観を損なうことのない通風性を備えたカーペットタイルを提供することができたが、カーペットタイルの表面に1個当りの穴の面積が1.0cm2(100mm2)程度の穴があいているのは余り体裁のよいことではなく、またハイヒールの踵が穴に食い込んだりすることがあるという問題が残っている。
一方、穴の径を小さくし、かつ穴の数を多くする手段が考えられるが、カーペットタイルの下地パネルも下から通気させるために、多数の小さな穴が設けられており、この穴とカーペットタイルの穴がほぼ合致しないと通気性は確保できない。このときカーペットタイルの穴が小さいと下地パネルの穴との合致性が大幅に低下する。さらにカーペットタイルを下地パネルに固定するため粘着剤を用いるが、カーペットタイルの穴の径が小さいほど粘着剤により穴ずまりの可能性が高まるという問題点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−129507号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、カーペットタイルの穴と下地パネルの穴との合致性を高め、粘着剤によるカーペットタイルの穴づまりをできるだけ回避し、かつカーペットタイルのカーペット側から見たとき、穴があいているのが見えず、ハイヒールの踵が食い込まない空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来、通気性カーペットタイルにあっては、カーペット層側におけるバッキング層の穴面積と下地パネル側におけるバッキング層の穴面積とは当然同一であることを前提として、いろいろの提案が出されていたが、本発明は、今までの考え方の流れを断ち切り、カーペットタイルのカーペット側におけるバッキング層の穴面積に対して下地パネル側におけるバッキング層の穴面積を大きくすることにより従来からの問題点を一挙に解決することに成功したものである。
【0007】
本発明の第1は、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなり、通気のための多数の穴が貫通しているカーペットタイルであって、各穴がカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面の穴面積に較べて、下地パネル側に接する側に相当するバッキング層裏面の穴面積が、2倍以上大きく、前記バッキング層表面の穴面積は1〜25mm2であることを特徴とする空調用通気性カーペットタイルに関する。
本発明の第2は、前記バッキング層表面の穴面積がカーペットタイルの全面積の5〜30%を占めるものである請求項1記載の空調用通気性カーペットタイルに関する。
本発明の第3は、前記バッキング層表面の穴面積が1〜25mm2であり、前記バッキング層裏面の穴面積が2〜80mm2である請求項1または2記載の空調用通気性カーペットタイルに関する。
本発明の第4は、カーペットタイルの前記バッキング層表面の穴面積に対応する部分の穿孔部材の断面積に較べて、前記バッキング層裏面の穴面積に対応する部分の穿孔部材の断面積を大きくしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第5は、前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)が直線的に変化するものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第6は、前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)が断続的に変化するものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第7は、前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)がカーペット側に近づくにつれて急激なものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第8は、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなるカーペットタイルをバッキング層を形成している熱可塑性樹脂の塑性変形温度に加熱し、請求項4〜7いずれか記載の穿孔部材を用いてカーペットタイルのバッキング層側から圧入してカーペットタイルを穿孔し、バッキング層に形成された孔の形状が保存できる温度に前記熱可塑性樹脂が冷却された段階で前記穿孔部材を引き抜くことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の空調用通気性カーペットタイルを製造する方法に関する。
本発明の第9は、カーペットタイルのバッキング層を形成している熱可塑性樹脂の塑性変形可能温度に加熱されている請求項4〜7いずれか記載の穿孔部材を、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなるカーペットタイルのバッキング層側から圧入し、バッキング層に形成された穴の形状が保存できる温度に前記熱可塑性樹脂と前記穿孔部材の表面層が冷却された段階で前記穿孔部材を引き抜くことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の空調用通気性カーペットタイルを製造する方法に関する。
【0008】
本発明においては、カーペットタイルに穿孔される穴の外形は円形でも多角形でもよい。
【0009】
本発明のカーペット側におけるバッキング層の穴面積は、下限が1mm2以上、好ましくは2mm2以上、とくに好ましくは3mm2以上であり、上限は25mm2以下、好ましくは20mm2以下、とくに好ましくは16mm2以下である。
【0010】
本発明の下地パネル側におけるバッキング層の穴面積は、下限が2mm2以上、好ましくは4mm2以上、とくに好ましくは6mm2以上であり、上限は80mm2以下、好ましくは60mm2以下、とくに好ましくは50mm2以下である。
【0011】
カーペット層側におけるバッキング層表面の穴面積に対する下地パネル側におけるバッキング層裏面の穴面積は、通常2倍以上、好ましくは2.5倍以上、とくに好ましくは3倍以上である。
【0012】
前記カーペットタイルのカーペット層側におけるバッキング層表面の穴面積は、カーペットタイルの全面積に対して、下限は5%以上、好ましくは8%以上、とくに好ましくは10%以上であり、上限は30%以下、好ましくは25%以下、とくに好ましくは20%以下である。
【0013】
本発明の穿孔部材は、請求項1〜3の空調用通気性カーペットタイルを得られる形状を持つものでありカーペットタイルを任意の支持体(たとえばゴム板)上に保持し、そこに本発明の穿孔部材を所定の条件で突き刺すことにより、所望の形状の穴をカーペットタイルに形成する。穿孔部材はロールまたは板の表面に所望の間隔で複数林立させた形で使用することができる。
【0014】
本発明の穿孔部材の1つのタイプは、穿孔に利用される部分の形状が図1の(a)に示すように穿孔部材1の断面積(垂直方向の断面積)の変化割合が直線的に変化しているタイプのものであり、いわばもっとも単純な形状のものである。図1の(a)において、ライン3は、カーペットタイルに穿孔部材を突き刺したとき、この位置がカーペットタイルのカーペット最上層に達することを想定した位置、いいかえればこの位置がカーペットタイルのカーペット最上層(カーペット層表面)に対応する位置である。ライン4は、カーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面に対応する位置を示し、ライン5は、カーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層裏面に対応する位置を示している。
【0015】
本発明の穿孔部材の他のタイプは、前記断面積の変化割合が断続的に変化しているタイプである。
そのタイプのものは、断続的に変化するがその変化割合が直線的なタイプ、例えば図1の(b)や(c)のタイプのものと、断続的に変化するが穿孔部材の先端に近い部分はその変化割合が直線的に変化しており、後段部分は曲線的に変化しているタイプ例えば図1の(d)のタイプである。なお、断続的に変化するポイントの数は図1の(b)〜(d)では1〜2個であるが、もっと多数の断続的変化点があってもよい。
【0016】
図1の本発明の穿孔部材例は、いずれも穿孔部材を穿孔方向に沿って真二つに切断したときの断面図であるが、図1の穿孔利用部分6を穿孔方向に直角方向に切断したときの断面図は、通常円形が一般的であるが、楕円形でもよいし、多角形でもよい。また、図1の(b)〜(c)のように不連続のタイプにおいては、不連続の部分から断面が円形から多角形に、あるいは円形から楕円形に変化させることも可能である。
【0017】
図2の(a)〜(d)は、図1の(a)〜(d)の穿孔部材を用いて得られた本発明の空調用通気性カーペットタイルの断面図である。図中11は本発明のカーペットタイルであり、12はカーペット層、13はバッキング層、14はカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層13の表面に設けられた穴部分(図1のライン4の部分に対応)であり、15はカーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層13の裏面に設けられた穴部分(図1のライン5の部分に対応)であり、16は穴であり、この穴はカーペット層12をも貫通しているものである。
【0018】
本発明の空調用通気性カーペットタイルを製造する一つの方法としては、カーペット層とバッキング層(熱可塑性樹脂製)より構成されているカーペットタイルに、本発明の穿孔部材をバッキング層側から所定の深さまで突き刺して穴をあけ、その状態で穴の形状を固定化するこにより達成することができる。そのためには、バッキング層を構成している熱可塑性樹脂を成形加工温度(熱可塑性樹脂の塑性変形温度)に加熱しておき、そこに常温の穿孔部材を突き刺すと、穿孔部材は金属製であるため熱伝導性がよく、穿孔された周辺部分は速やかに放熱され、変形しない温度まで冷却されるので、この段階で穿孔部材を引き抜くと、カーペットタイルには突き刺した穿孔部材の形状が写しとられて残ることにより、所望の形状の穴を形成することができる。これがすなわち請求項8の製造方法である。
【0019】
本発明の空調用通気性カーペットタイルを製造するもう一つの方法としては、カーペット層とバッキング層(熱可塑性樹脂製)より構成されている常温のカーペットタイルに、バッキング層の熱可塑性樹脂の塑性変形可能温度に加熱した本発明の穿孔部材をバッキング層側から突き刺し、穿孔部材の温度によりバッキング層の穴周辺の温度を一時的にそれを構成している熱可塑性樹脂の塑性変形温度に加熱する。一時的にバッキング層の穴周辺温度が塑性変形温度に到達しても直ちにその熱は周囲に逃げ、穴周辺温度が塑性変形温度を下廻るので、この段階で穿孔部材を引く抜くと、カーペットタイルには突き刺した穿孔部材の形状がそのまま写しとられて残ることにより、所望の形状の穴を形成することができる。これがすなわち請求項9の製造方法である。
【0020】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何等限定されるものではない。
【0021】
実施例1
カーペット層(ナイロン製ループタイプ)の厚さが3.5mm、下面のPVC製バッキング層の厚さが3.0mmであるカーペットタイル(500mm×500mm×厚さ6.5mm)を、バッキング層の温度が150℃になるように加熱し、この温度で図1(a)のタイプの穿孔部材をバッキング層側から突き刺し、バッキング層表面の穴面積が13mm2、バッキング層裏面(下面)の穴面積が50mm2、カーペットタイルの表面積に占めるバッキング層表面の穴面積が15%である空調用通気性カーペットとした。このものは空調用カーペットとして極めて良好な通気性を有していた。
【0022】
実施例2
実施例1のカーペットタイルを用い、バッキング層を加熱せず、穿孔部材そのものの温度を150℃に加熱し、これを用いてカーペットタイルを穿孔し、実施例1とほぼ同一のカーペットタイルを得た。
【0023】
【発明の効果】
(1)本発明により、全く新しいタイプの空調用通気性カーペットタイルへの道を開くことができた。
(2)従来、下地パネルの穴と空調用通気性カーペットタイルの穴とが連通する確立が非常に低かったが、本発明によりこの確率を大幅に向上することができた。
(3)前述の確率が大幅に向上したことにより、バッキング層上方の穴を左程大きくしなくても、充分の通気性を確保することができるので、ハイヒールの踵が穴に食い込むようなことがないし、見掛け上も穴が目立たないので優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿孔部材を垂直方向に真二つに切断したときの断面図であり、(a)はその断面積の変化割合が直線的に変化している場合の1例であり、(b)〜(d)はその断面積の変化割合が断続的に変化しているケースであり、(b)と(c)は一部分のみ断続的に変化しているほかは他の部分は直線的に変化している例であり、(d)は前半は直線的に変化しているが、断続点以降は曲線的に変化している例を示す。
【図2】図2は、本発明の空調用通気性カーペットタイルの穿孔部分の断面図であり、図2の(a)は図1の(a)に示す穿孔部材を用いて製造したものであり、図2の(b)は図1の(b)に示す穿孔部材を用いて製造したものであり、図2の(c)は図1の(c)に示す穿孔部材を用いて製造したものであり、図2の(d)は図1の(d)に示す穿孔部材を用いて製造したものである。
【符号の説明】
1 穿孔部材
2 穿孔部材の先端
3 カーペットタイルのカーペット最上層に対応する位置を示すライン
4 カーペットタイルのカーペットに接する側に相当するバッキング層表面に対応する位置を示すライン
5 カーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層裏面に対応する位置を示すライン
6 穿孔利用部分
7 穿孔利用部分の支持部分
11 カーペットタイル
12 カーペット層
13 バッキング層
14 カーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層13の表面に設けられた穴部分
15 カーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層13の裏面に設けられた穴部分
16 カーペットタイルに設けられた空調用通気性を付与するための穴
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調用通気性カーペットタイルとその製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
空調を行うには、たとえば天井部分から空気を吹き出し、床面又は壁の低部から空気を吸引するなど、空気の吹き出しおよび空気の吸引を必要とする。
床面にこれらの空気の吸引又は吹き出し口を設置する場合には、従来技術によればダクトに通じる穴を床面に穿ち、この個所にグリルやグレーチング(格子状蓋)をとりつけるといった方法が採用されていた。
しかしながら、これでは居住性や安全性に欠けるし部屋に排水溝が存在するような感を与え、部屋に高級度が全くなくなってしまうという欠点があった。
この欠点をかくすため、グレーチング上にカーペットを敷くことも考えられるが、従来のカーペットでは通風性に問題があるしグレーチングの溝部に相当する個所毎にカーペットに凹部ができ、やはり使用感、美観を損なうという欠点が生ずる。
【0003】
そこで、本出願人は先に特許文献1において、
「1個当りの穴の面積が0.05〜1.0cm2である穴がカーペットタイルの面積に対し10〜30%を占める割合で設けられていることを特徴とする通風性カーペットタイル。」
を提案した。これにより床面の美観を損なうことのない通風性を備えたカーペットタイルを提供することができたが、カーペットタイルの表面に1個当りの穴の面積が1.0cm2(100mm2)程度の穴があいているのは余り体裁のよいことではなく、またハイヒールの踵が穴に食い込んだりすることがあるという問題が残っている。
一方、穴の径を小さくし、かつ穴の数を多くする手段が考えられるが、カーペットタイルの下地パネルも下から通気させるために、多数の小さな穴が設けられており、この穴とカーペットタイルの穴がほぼ合致しないと通気性は確保できない。このときカーペットタイルの穴が小さいと下地パネルの穴との合致性が大幅に低下する。さらにカーペットタイルを下地パネルに固定するため粘着剤を用いるが、カーペットタイルの穴の径が小さいほど粘着剤により穴ずまりの可能性が高まるという問題点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−129507号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、カーペットタイルの穴と下地パネルの穴との合致性を高め、粘着剤によるカーペットタイルの穴づまりをできるだけ回避し、かつカーペットタイルのカーペット側から見たとき、穴があいているのが見えず、ハイヒールの踵が食い込まない空調用通気性カーペットタイル、その製造方法およびそれに用いるカーペットタイル用穿孔部材を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来、通気性カーペットタイルにあっては、カーペット層側におけるバッキング層の穴面積と下地パネル側におけるバッキング層の穴面積とは当然同一であることを前提として、いろいろの提案が出されていたが、本発明は、今までの考え方の流れを断ち切り、カーペットタイルのカーペット側におけるバッキング層の穴面積に対して下地パネル側におけるバッキング層の穴面積を大きくすることにより従来からの問題点を一挙に解決することに成功したものである。
【0007】
本発明の第1は、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなり、通気のための多数の穴が貫通しているカーペットタイルであって、各穴がカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面の穴面積に較べて、下地パネル側に接する側に相当するバッキング層裏面の穴面積が、2倍以上大きく、前記バッキング層表面の穴面積は1〜25mm2であることを特徴とする空調用通気性カーペットタイルに関する。
本発明の第2は、前記バッキング層表面の穴面積がカーペットタイルの全面積の5〜30%を占めるものである請求項1記載の空調用通気性カーペットタイルに関する。
本発明の第3は、前記バッキング層表面の穴面積が1〜25mm2であり、前記バッキング層裏面の穴面積が2〜80mm2である請求項1または2記載の空調用通気性カーペットタイルに関する。
本発明の第4は、カーペットタイルの前記バッキング層表面の穴面積に対応する部分の穿孔部材の断面積に較べて、前記バッキング層裏面の穴面積に対応する部分の穿孔部材の断面積を大きくしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第5は、前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)が直線的に変化するものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第6は、前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)が断続的に変化するものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第7は、前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)がカーペット側に近づくにつれて急激なものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材に関する。
本発明の第8は、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなるカーペットタイルをバッキング層を形成している熱可塑性樹脂の塑性変形温度に加熱し、請求項4〜7いずれか記載の穿孔部材を用いてカーペットタイルのバッキング層側から圧入してカーペットタイルを穿孔し、バッキング層に形成された孔の形状が保存できる温度に前記熱可塑性樹脂が冷却された段階で前記穿孔部材を引き抜くことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の空調用通気性カーペットタイルを製造する方法に関する。
本発明の第9は、カーペットタイルのバッキング層を形成している熱可塑性樹脂の塑性変形可能温度に加熱されている請求項4〜7いずれか記載の穿孔部材を、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなるカーペットタイルのバッキング層側から圧入し、バッキング層に形成された穴の形状が保存できる温度に前記熱可塑性樹脂と前記穿孔部材の表面層が冷却された段階で前記穿孔部材を引き抜くことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の空調用通気性カーペットタイルを製造する方法に関する。
【0008】
本発明においては、カーペットタイルに穿孔される穴の外形は円形でも多角形でもよい。
【0009】
本発明のカーペット側におけるバッキング層の穴面積は、下限が1mm2以上、好ましくは2mm2以上、とくに好ましくは3mm2以上であり、上限は25mm2以下、好ましくは20mm2以下、とくに好ましくは16mm2以下である。
【0010】
本発明の下地パネル側におけるバッキング層の穴面積は、下限が2mm2以上、好ましくは4mm2以上、とくに好ましくは6mm2以上であり、上限は80mm2以下、好ましくは60mm2以下、とくに好ましくは50mm2以下である。
【0011】
カーペット層側におけるバッキング層表面の穴面積に対する下地パネル側におけるバッキング層裏面の穴面積は、通常2倍以上、好ましくは2.5倍以上、とくに好ましくは3倍以上である。
【0012】
前記カーペットタイルのカーペット層側におけるバッキング層表面の穴面積は、カーペットタイルの全面積に対して、下限は5%以上、好ましくは8%以上、とくに好ましくは10%以上であり、上限は30%以下、好ましくは25%以下、とくに好ましくは20%以下である。
【0013】
本発明の穿孔部材は、請求項1〜3の空調用通気性カーペットタイルを得られる形状を持つものでありカーペットタイルを任意の支持体(たとえばゴム板)上に保持し、そこに本発明の穿孔部材を所定の条件で突き刺すことにより、所望の形状の穴をカーペットタイルに形成する。穿孔部材はロールまたは板の表面に所望の間隔で複数林立させた形で使用することができる。
【0014】
本発明の穿孔部材の1つのタイプは、穿孔に利用される部分の形状が図1の(a)に示すように穿孔部材1の断面積(垂直方向の断面積)の変化割合が直線的に変化しているタイプのものであり、いわばもっとも単純な形状のものである。図1の(a)において、ライン3は、カーペットタイルに穿孔部材を突き刺したとき、この位置がカーペットタイルのカーペット最上層に達することを想定した位置、いいかえればこの位置がカーペットタイルのカーペット最上層(カーペット層表面)に対応する位置である。ライン4は、カーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面に対応する位置を示し、ライン5は、カーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層裏面に対応する位置を示している。
【0015】
本発明の穿孔部材の他のタイプは、前記断面積の変化割合が断続的に変化しているタイプである。
そのタイプのものは、断続的に変化するがその変化割合が直線的なタイプ、例えば図1の(b)や(c)のタイプのものと、断続的に変化するが穿孔部材の先端に近い部分はその変化割合が直線的に変化しており、後段部分は曲線的に変化しているタイプ例えば図1の(d)のタイプである。なお、断続的に変化するポイントの数は図1の(b)〜(d)では1〜2個であるが、もっと多数の断続的変化点があってもよい。
【0016】
図1の本発明の穿孔部材例は、いずれも穿孔部材を穿孔方向に沿って真二つに切断したときの断面図であるが、図1の穿孔利用部分6を穿孔方向に直角方向に切断したときの断面図は、通常円形が一般的であるが、楕円形でもよいし、多角形でもよい。また、図1の(b)〜(c)のように不連続のタイプにおいては、不連続の部分から断面が円形から多角形に、あるいは円形から楕円形に変化させることも可能である。
【0017】
図2の(a)〜(d)は、図1の(a)〜(d)の穿孔部材を用いて得られた本発明の空調用通気性カーペットタイルの断面図である。図中11は本発明のカーペットタイルであり、12はカーペット層、13はバッキング層、14はカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層13の表面に設けられた穴部分(図1のライン4の部分に対応)であり、15はカーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層13の裏面に設けられた穴部分(図1のライン5の部分に対応)であり、16は穴であり、この穴はカーペット層12をも貫通しているものである。
【0018】
本発明の空調用通気性カーペットタイルを製造する一つの方法としては、カーペット層とバッキング層(熱可塑性樹脂製)より構成されているカーペットタイルに、本発明の穿孔部材をバッキング層側から所定の深さまで突き刺して穴をあけ、その状態で穴の形状を固定化するこにより達成することができる。そのためには、バッキング層を構成している熱可塑性樹脂を成形加工温度(熱可塑性樹脂の塑性変形温度)に加熱しておき、そこに常温の穿孔部材を突き刺すと、穿孔部材は金属製であるため熱伝導性がよく、穿孔された周辺部分は速やかに放熱され、変形しない温度まで冷却されるので、この段階で穿孔部材を引き抜くと、カーペットタイルには突き刺した穿孔部材の形状が写しとられて残ることにより、所望の形状の穴を形成することができる。これがすなわち請求項8の製造方法である。
【0019】
本発明の空調用通気性カーペットタイルを製造するもう一つの方法としては、カーペット層とバッキング層(熱可塑性樹脂製)より構成されている常温のカーペットタイルに、バッキング層の熱可塑性樹脂の塑性変形可能温度に加熱した本発明の穿孔部材をバッキング層側から突き刺し、穿孔部材の温度によりバッキング層の穴周辺の温度を一時的にそれを構成している熱可塑性樹脂の塑性変形温度に加熱する。一時的にバッキング層の穴周辺温度が塑性変形温度に到達しても直ちにその熱は周囲に逃げ、穴周辺温度が塑性変形温度を下廻るので、この段階で穿孔部材を引く抜くと、カーペットタイルには突き刺した穿孔部材の形状がそのまま写しとられて残ることにより、所望の形状の穴を形成することができる。これがすなわち請求項9の製造方法である。
【0020】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何等限定されるものではない。
【0021】
実施例1
カーペット層(ナイロン製ループタイプ)の厚さが3.5mm、下面のPVC製バッキング層の厚さが3.0mmであるカーペットタイル(500mm×500mm×厚さ6.5mm)を、バッキング層の温度が150℃になるように加熱し、この温度で図1(a)のタイプの穿孔部材をバッキング層側から突き刺し、バッキング層表面の穴面積が13mm2、バッキング層裏面(下面)の穴面積が50mm2、カーペットタイルの表面積に占めるバッキング層表面の穴面積が15%である空調用通気性カーペットとした。このものは空調用カーペットとして極めて良好な通気性を有していた。
【0022】
実施例2
実施例1のカーペットタイルを用い、バッキング層を加熱せず、穿孔部材そのものの温度を150℃に加熱し、これを用いてカーペットタイルを穿孔し、実施例1とほぼ同一のカーペットタイルを得た。
【0023】
【発明の効果】
(1)本発明により、全く新しいタイプの空調用通気性カーペットタイルへの道を開くことができた。
(2)従来、下地パネルの穴と空調用通気性カーペットタイルの穴とが連通する確立が非常に低かったが、本発明によりこの確率を大幅に向上することができた。
(3)前述の確率が大幅に向上したことにより、バッキング層上方の穴を左程大きくしなくても、充分の通気性を確保することができるので、ハイヒールの踵が穴に食い込むようなことがないし、見掛け上も穴が目立たないので優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿孔部材を垂直方向に真二つに切断したときの断面図であり、(a)はその断面積の変化割合が直線的に変化している場合の1例であり、(b)〜(d)はその断面積の変化割合が断続的に変化しているケースであり、(b)と(c)は一部分のみ断続的に変化しているほかは他の部分は直線的に変化している例であり、(d)は前半は直線的に変化しているが、断続点以降は曲線的に変化している例を示す。
【図2】図2は、本発明の空調用通気性カーペットタイルの穿孔部分の断面図であり、図2の(a)は図1の(a)に示す穿孔部材を用いて製造したものであり、図2の(b)は図1の(b)に示す穿孔部材を用いて製造したものであり、図2の(c)は図1の(c)に示す穿孔部材を用いて製造したものであり、図2の(d)は図1の(d)に示す穿孔部材を用いて製造したものである。
【符号の説明】
1 穿孔部材
2 穿孔部材の先端
3 カーペットタイルのカーペット最上層に対応する位置を示すライン
4 カーペットタイルのカーペットに接する側に相当するバッキング層表面に対応する位置を示すライン
5 カーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層裏面に対応する位置を示すライン
6 穿孔利用部分
7 穿孔利用部分の支持部分
11 カーペットタイル
12 カーペット層
13 バッキング層
14 カーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層13の表面に設けられた穴部分
15 カーペットタイルの下地パネルに接する側に相当するバッキング層13の裏面に設けられた穴部分
16 カーペットタイルに設けられた空調用通気性を付与するための穴
Claims (9)
- カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなり、通気のための多数の穴が貫通しているカーペットタイルであって、各穴がカーペットタイルのカーペット層に接する側に相当するバッキング層表面の穴面積に較べて、下地パネル側に接する側に相当するバッキング層裏面の穴面積が、2倍以上大きく、前記バッキング層表面の穴面積は1〜25mm2であることを特徴とする空調用通気性カーペットタイル。
- 前記バッキング層表面の穴面積がカーペットタイルの全面積の5〜30%を占めるものである請求項1記載の空調用通気性カーペットタイル。
- 前記バッキング層表面の穴面積が1〜25mm2であり、前記バッキング層裏面の穴面積が2〜80mm2である請求項1または2記載の空調用通気性カーペットタイル。
- カーペットタイルの前記バッキング層表面の穴面積に対応する部分の穿孔部材の断面積に較べて、前記バッキング層裏面の穴面積に対応する部分の穿孔部材の断面積を大きくしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のカーペットタイル用穿孔部材。
- 前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)が直線的に変化するものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材。
- 前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)が断続的に変化するものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材。
- 前記断面積の変化割合(カーペットタイルのカーペット表面に対応する部分から、下地パネル側のバッキング層に至る部分までの断面積の変化割合)がカーペット側に近づくにつれて急激なものである請求項4記載のカーペットタイル用穿孔部材。
- カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなるカーペットタイルをバッキング層を形成している熱可塑性樹脂の塑性変形温度に加熱し、請求項4〜7いずれか記載の穿孔部材を用いてカーペットタイルのバッキング層側から圧入してカーペットタイルを穿孔し、バッキング層に形成された孔の形状が保存できる温度に前記熱可塑性樹脂が冷却された段階で前記穿孔部材を引き抜くことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の空調用通気性カーペットタイルを製造する方法。
- カーペットタイルのバッキング層を形成している熱可塑性樹脂の塑性変形可能温度に加熱されている請求項4〜7いずれか記載の穿孔部材を、カーペット層と熱可塑性樹脂製のバッキング層よりなるカーペットタイルのバッキング層側から圧入し、バッキング層に形成された穴の形状が保存できる温度に前記熱可塑性樹脂と前記穿孔部材の表面層が冷却された段階で前記穿孔部材を引き抜くことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の空調用通気性カーペットタイルを製造する方法。
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