JP2004256414A - 有機ナノチューブの製法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】疎水性の炭化水素基及び親水基から成る界面活性有機化合物を溶媒中で自己集合させることによる有機ナノチューブの製法において、油/水界面を反応場に用いる。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、脂質分子の自己集合による有機ナノチューブの製法に関し、より詳細には、油/水界面を反応場として用いた脂質分子の自己集合による有機ナノチューブの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
1984年以来、合成化学的に有機ナノチューブの構造が報告されている(非特許文献1)。発明者らの研究室では、有機物分子が水中(或は溶媒中)で自己集合(self−assembly)して形成した有機ナノチューブについて研究が行われており、このような有機ナノチューブは簡単に大量合成ができ、しかも、生体由来のものが多いので、新規材料として期待が寄せられている(特許文献1及び2、特願2002−35035、特願2002−49238、特願2002−49239、特願2002−61797、特願2003−13266)。
【0003】
【非特許文献1】
Molecular Crystals and Liquid Crystals vol.106, 271−381 (1984)
【特許文献1】
特開2002−80489、
【特許文献2】
特開2002−322190
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、水中で脂質分子を自己集合させて有機ナノチューブを形成させる方法は、一般的にチューブの生成までに時間がかかり、また生成した有機ナノチューブが水中にランダムに存在するため、液中における集積化は困難であった。
本発明は、有機ナノチューブを迅速に、かつ集積化された形で提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、油/水界面を反応場として用いると有機ナノチューブを迅速に、かつ集積化された形で提供できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、疎水性の炭化水素基及び親水基から成る界面活性有機化合物を、水相及び油相からなり油/水界面が安定な平面を形成している2相溶媒中で、
自己集合させることから成る有機ナノチューブの製法である。この界面活性有機化合物を予め水相に溶解させておくことが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる界面活性有機化合物は、疎水性の炭化水素基と親水基から成る。この炭化水素基は、炭素数が約6〜50程度の炭化水素鎖が好ましく、直鎖であることが好ましく、飽和でも不飽和でもよい。不飽和の場合には3個以下の二重結合を有することが好ましい。親水基は、糖鎖、ペプチド鎖、金属塩から成る群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。これら親水基と疎水基は直接又はアミド結合、アリーレン基(arylene)又はアリーレンオキシ基を介して結合する。
【0007】
この界面活性有機化合物として、発明者らの研究室で開発された以下のような化合物が挙げられる。
(a)下記一般式
(式中、Gは糖残基を表し、Rは炭素数6〜25の炭化水素基を表す。)で表わされる構造を有するO−グリコシド型糖脂質(特許文献1、特願2002−61797等)。
(b)一般式 R’−NHCO−(CH2)n−COOH(式中、R’はアルドピラノースの還元末端水酸基を除いた残基、nは6〜20を表す。)で表わされる非対称双頭型脂質(特許文献2)。
【0008】
(c)下記一般式
G’−NHCO−R’’
(式中、G’は糖のアノマー炭素原子に結合するヘミアセタール水酸基を除いた糖残基を表し、R’’は炭素数が10〜39の不飽和炭化水素基を表す。)で表わされるN−グリコシド型糖脂質(特願2003−13266)。
(d)一般式
R’’’CO(NHCH2CO)mOH
(式中、R’’’は炭素数6〜18の炭化水素基、mは1〜3の整数を表す。)で表わされるペプチド脂質と遷移金属とから成る化合物(特願2003−039276)。
【0009】
次に、このような界面活性有機化合物を用いて有機ナノチューブを製造する方法について述べる。
界面活性有機化合物を予め水相に溶解させる等により、界面活性有機化合物を含む、水相及び油相からなり油/水界面が安定な平面を形成している2相溶媒を用意すると、界面活性有機化合物はその油/水界面で自己集合する。これら2相は、油相の比重が水相の比重よりも小さい場合、又は油相の比重が水相の比重よりも大きい場合のいずれでもよい。これら2相の界面に安定な平面、即ち水平面が形成されていることが必要である。
油は、広範囲の有機物を使用できるが、常温において液体であり、極性が十分に低く、かつ水と混和しにくい溶媒であることを要する。例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、2,2−ジメチルブタン、四塩化炭素などが挙げられる。この油として、界面活性有機化合物の炭化水素鎖部分と類似構造を持つ長鎖炭化水素(例えば、テトラデカン、ペンタデカンなど)は好ましくない。これらは集合化に時間がかかり、油水界面に自己集合体が形成するという効果が顕著でない場合がある。また、エタノールは極性が高く、ジオキサンは極性が低いものの水と任意割合で混和するため好ましくない。
水相には、蒸留水、精製水、超純水等の水、その他各種塩溶液、リン酸などから成るpH緩衝溶液等を用いることができる。
【0010】
具体的には、例えば、界面活性有機化合物を水に加え攪拌しながら加熱することにより、水中に界面活性有機化合物を分散させる。この際、界面活性有機化合物の濃度は高いことが望ましいが、界面活性有機化合物に対して水の量が少なすぎると十分に分散させることができない。そのため、加える水の量は界面活性有機化合物の1,000〜40,000重量倍の範囲で選ばれる。この際の加熱温度は、ゲル−液晶相転移温度よりも高い温度であり、かつ水相の沸点以下であることが必要であり、界面活性有機化合物を十分に分散させるために、できるだけ高いことが好ましい。
このゲル−液晶相転移温度は示差走査熱量分析により測定することができる。具体的には、界面活性有機化合物1〜5mgを水30〜50マイクロリットルと混ぜて完全に化合物を水和させた試料をこの熱分析計にかけ、吸熱ピークとして、ゲル−液晶相転移現象が現れ、その最大ピークを与える位置の温度が相転移温度として求まる。
このゲル−液晶相転移温度は、コロイド化学でいう界面活性剤の水中での融点の意味であり、この温度以上に水分散液を熱すると、チューブ構造は球状の小胞体(ベシクル)に瞬間に形態変化を起こし、チューブ構造が破壊されるため、好ましくない。このゲル−液晶相転移温度は、界面活性有機化合物の種類に依存し、通常約30〜90℃である。
【0011】
このようにして調製した界面活性有機化合物を分散させた水を徐冷して、室温下に静置する。この「徐冷」とは、特に加熱や冷却操作を行なわないで温度を下げるという意味と、加熱や冷却操作を行ない温度をコントロールしながらゆっくり下げるという2つの意味がある。従って、徐冷時の温度は、周囲の温度や装置の熱容量などによって異なる場合と、温度をコントロールする装置の設定に依存する場合がある。また、「室温」とは、試料に対して特に過剰な加熱や冷却が行なわれない温度と いう意味であり、具体的には0〜40℃、好ましくは20℃付近の温度をいう。
次いで、水と油の界面を形成し、界面において中空繊維状有機ナノチューブを生成させる。この時、油相の比重が水相の比重よりも小さい場合は、水相上に 油相を静かに注ぎ込むことになり、油層の比重が水相の比重よりも大きい場合は油相上に水相を静かに注ぎ込むことになる。このようにして、界面形成後室温にて静置すると、溶液の水/油界面に繊維状ナノチューブが析出してくる。この際、形成時間は界面活性有機化合物の種類によって異なるが、いずれの場合においても、油水界面を形成すること無く水中において ナノチューブを析出させる場合(1日以上)に比べ遥かに速い。
【0012】
この繊維状物質を捕集し、風乾又は真空乾燥することにより、空気中で安定な、平均外径が70〜500nm、好ましくは200〜500nm、平均内径(中空の平均径)が40〜300nm、好ましくは50〜300nmであり、長さが数百nm〜数百μmのサイズを有する中空繊維状有機ナノチューブが得られる。
得られた中空繊維状有機ナノチューブの形態は、通常の光学顕微鏡を用いて容易に観察することができる。チューブ構造体はレーザー顕微鏡、原子間力顕微鏡、電子顕微鏡を用いることにより、より詳細に確認することができる。
【0013】
【実施例】
以下、実施例にて本発明を例証するが、本発明を限定することを意図するものではない。
合成例1
フラスコに、D−(+)−グルコピラノース(Fluka社製、1.0g、5.55ミリモル)を採り、水50mLを加えて溶解した。これに炭酸水素アンモニウム(Wako社製)10gをフラスコの底に結晶が析出するまで加えた。これを3〜5日間、37℃の油浴中で磁気撹拌した。反応中飽和状態を保つために、炭酸水素アンモニウムをときどき加えた。炭酸水素アンモニウムの全体量は40〜50gであった。反応は薄層クロマトグラフィーにより追跡した(Rf値=0.40、展開溶媒:酢酸エチル/酢酸/メタノール/水(容積比4/3/3/1))。
後処理として反応系から未反応の炭酸水素アンモニウムを除くために、冷却して炭酸水素アンモニウムを結晶として析出させた。この方法以外にも、反応系に水を適当量加えて濃縮することで気化させたり、又は脱塩装置を利用して、未反応の炭酸水素アンモニウムを除いてもよい。このようにしてβ−D−グルコピラノシルアミンを得た。
【0014】
合成例2
フラスコに、11−cis−オクタデセノイック アシド(WAKO社製、282mg、1.0ミリモル)をジメチルスルホキシド1mLに溶解させたものを入れて、反応系とした。HOBt(WAKO社製、153mg、1.0ミリモル)及びBOP(WAKO社製、1.33g、3.0ミリモル)をジメチルスルホキシド1.5mLに溶解させたものを、反応系に加え25℃で10分間磁気撹拌した。
次に、合成例1で得たβ−D−グルコピラノシルアミン(1.24g、6.9ミリモル)を反応系に加え、25℃で5時間以上磁気撹拌して、反応させた。この反応は薄層クロマトグラフィーにより追跡した(Rf値=0.56、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(容積比4/1))。
得られた粗生成物をクロロホルム/メタノール(容積比4/1)混合溶媒を溶出液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行い、次にメタノールを溶出液としてゲルろ過剤トヨパールHW−40Sカラムクロマトグラフィー(東ソー社製)を行い、白色固体のN−(11−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミン(85mg、収率19%)を得た。
この生成物の物理的性質は次のとおりである。
【0015】
合成例3
フラスコに、合成例1で得たβ−D−グルコピラノシルアミン(40mg、0.22ミリモル)を採り、メタノール10mLに溶解させ、反応系とした。これにトリエチルアミン(154μL、1.10ミリモル)を加え、0℃の氷浴に浸けた。これにオレオイル クロライド(ALDRICH社製、514μL、1.32ミリモル)を2回に分けて加え、19時間磁気撹拌した。反応は薄層クロマトグラフィーにより追跡した(Rf値=0.47、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(容積比4/1))。
得られた粗生成物をクロロホルム/メタノール(容積比4/1)混合溶媒を溶出液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行い、白色固体のN−(9−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミン(24mg、収率25%)を得た。
この生成物の物理的性質は次のとおりである。
【0016】
合成例4
フラスコに9−cis,12−cis−オクタデカジエノイック アシド(SIGMA社製、9−cis, 12− cis −octadecadienoic acid)(280mg、1.0ミリモル)を採り、ジメチルスルホキシド1mLに溶解させ、反応系とした。HOBt(153mg、1.0ミリモル)及びBOP(537mg、3.0ミリモル)をジメチルスルホキシド1.5mLに溶解したものを、反応系に加え25℃で10分間磁気撹拌した。
次に、合成例1で得たβ−D−グルコピラノシルアミン(537mg、3.0ミリモル)を反応系に加え25℃で5時間以上磁気撹拌した。得られた粗生成物をクロロホルム/メタノール(容積比4/1)混合溶媒を溶出液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行い、次にメタノールを溶出液としてゲルろ過剤トヨパールHW−40Sカラムクロマトグラフィーを行い、N−(9−cis,12−cis−オクタデカジエノイル)−β−D−グルコピラノシルアミンを得た。
【0017】
実施例1
合成例2で得たN−(11−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミン1mgをフラスコに取り、水20mLを加え、加熱して30分間沸騰還流させた。室温まで空冷後、この水溶液4mlを四塩化炭素3ml上に静かに注ぎ、四塩化炭素/水界面を形成し自己集合を行なった。界面形成から60分後の界面近傍の写真を図1に示す。この時の油水界面、特にガラスと壁面のメニスカス部分に目視で白い多くの自己集合体の生成と集積を確認できた。また、界面部分生成物の透過型電子顕微鏡による写真を図2に示す。生成物はチューブ状構造となっていることがわかる。内径50〜100nm、外径100〜200nm、光学顕微鏡による観察によると長さは1〜数百μmである。
【0018】
比較例1
合成例2で得たN−(11−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミン1mgをフラスコに取り、水20mLを加え、加熱して30分間沸騰還流させた。その後室温まで空冷させた。試料を室温まで到達させてから60分後では、まだ目視による繊維状ナノチューブの形成は見られなかった。10時間以上経過後に水溶液を、透過型電子顕微鏡を用いて観察すると、内径が45〜200nm、外径が75〜500nmの中空繊維状の有機ナノチューブ材料を確認された。
実施例1と、直接目視および顕微鏡下での生成物個数の比較により、四塩化炭素/水界面を用いることで有機ナノチューブが迅速に得られ、また四塩化炭素/水界面に有機ナノチューブが集積化していることがわかった。
【0019】
実施例2
合成例3で得たN−(9−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミン1mgをフラスコに取り、水20mLを加え、加熱して30分間沸騰還流させた。室温まで空冷後、この水溶液4mlを四塩化炭素3ml上に静かに注ぎ、四塩化炭素/水界面を形成し自己集合を行なった。この場合においても、実施例1と同様に、試料を室温まで到達させてから60分後に内径50〜100nm、外径100〜200nm、長さ1〜数百μmの有機ナノチューブを四塩化炭素/水界面に得た。
【0020】
実施例3
合成例4で得たN−(9−cis,12−cis−オクタデカジエノイル)−β−D−グルコピラノシルアミンについても実施例1と同様にして自己集合を行なった。この場合においても、試料を室温まで到達させてから60分後に内径50〜100nm、外径100〜200nm、長さ1〜数百μmの有機ナノチューブを四塩化炭素/水界面に得た。
【0021】
実施例4
合成例2で得たN−(11−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミン1mgをフラスコに取り、水20mLを加え、加熱して30分間沸騰還流させた。室温まで空冷後、この水溶液4mlの上にヘキサン3mlを静かに注ぎ、水/ヘキサン界面を形成し自己集合を行なった。この場合においても、実施例1と同様に、試料を室温まで到達させてから60分後に内径50〜100nm、外径100〜200nm、長さ1〜数百μmの有機ナノチューブを水/ヘキサン界面に得た。
【0022】
実施例5
合成例3で得たN−(9−cis−オクタデセノイル)−β−D−グルコピラノシルアミンについても、実施例4と同様に水/ヘキサン界面において自己集合を行なった。この場合においても、実施例2と同様に、試料を室温まで到達させてから60分後に内径50〜100nm、外径100〜200nm、長さ1〜数百μmの有機ナノチューブを水/ヘキサン界面に得た。
【0023】
実施例6
合成例4で得たN−(9−cis,12−cis−オクタデカジエノイル)−β−D−グルコピラノシルアミンについても、実施例3と同様に水/ヘキサン界面において自己集合を行なった。この場合においても、実施例3と同様に、試料を室温まで到達させてから60分後に内径50〜100nm、外径100〜200nm、長さ1〜数百μmの有機ナノチューブを水/ヘキサン界面に得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の溶液の、界面形成から60分後の界面近傍の写真を示す図である。
【図2】実施例1の溶液の、水/油界面に生成した構造体の電子顕微鏡写真を示す図である。右上の白抜き縦線は実寸の200nmに相当する。
Claims (3)
- 疎水性の炭化水素基及び親水基から成る界面活性有機化合物を、水相及び油相からなり油/水界面が安定な平面を形成している2相溶媒中で、自己集合させることから成る有機ナノチューブの製法。
- 前記界面活性有機化合物を予め水相に溶解させておく請求項1に記載の製法。
- 前記炭化水素基が炭素数が6〜50の直鎖炭化水素鎖であり、前記親水基が、糖鎖、ペプチド鎖及び金属塩から成る群から選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の製法。
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