JP2004256363A - 常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硫化鉱の常圧法による浸出残渣からイオウを回収する方法において、浸出残渣を予め酸溶液により前処理し、次いで浮選処理を行い選択的にイオウを回収する常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
【選択図】図8
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、硫化鉱(銅精鉱等)を常圧法により浸出し、発生する浸出残渣からのイオウの回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銅製錬プロセスは、歴史的に乾式製錬法が圧倒的であったが、近年、湿式法であるSX−EW法は主として酸化銅鉱及び二次銅鉱物を処理対象としてその伸びが著しく、世界の全銅生産シェアーの約20%を占めるに至っている。
【0003】
湿式法による鉱山山元での銅地金生産は、乾式法に比較して、生産コスト、環境対策の面から優位であり、これが湿式法の進展してきた理由である。しかし、湿式法は、銅鉱物の主体である、初生銅鉱;黄銅鉱を対象とした処理技術の完成には至っていない。このため技術的ブレークスルーを目指して幾つかの研究が進んでいる。
【0004】
初生銅鉱を対象に、湿式法の中から、浸出を容易にする効果及び一価銅電解による電力コスト半減等の利点が期待できる塩化物溶液による湿式銅製錬法:Intec法等においては、塩化浸出残渣中のイオウを効率的に回収する方法が要望されている。
【0005】
例えば、Intec法の浸出工程では電解尾液に含まれるCu(2+)とBrCl2(−)とにより黄銅鉱を浸出し、浸出液としてCu(+)を、浸出残渣には、FeOOH及び元素Sを生成する。該浸出残渣からイオウと鉄を工業的、経済的に分離回収する方法が要望されている。
更に他の方法としては、常温常圧下でFe(3+)を用いて、銅精鉱を酸化浸出する方法であり、この方法においても浸出残渣中のイオウの回収が問題となっている。
【0006】
分離回収する方法として、例えば▲1▼溶剤でイオウを抽出し、鉄と分離する方法、▲2▼加圧処理+篩い別け(浮選分離)法等がある。
▲1▼の溶剤によりイオウを回収する方法は、溶剤のコストが高く、溶剤の取り扱いが工業的に煩雑であり好ましくない。
▲2▼の加圧法は、加圧処理のコストが高く好ましくない等いずれも工業的、経済的に効率的な方法ではない。
また、特公平6−43619「亜鉛と鉄とを含有する硫化物の浸出方法」(特許文献1)には、加圧浸出、常圧浸出の組み合わせた記載はあるが、あくまで加圧浸出を前提としている。
ここで、硫化鉱を加圧浸出した場合、残渣中に残留する硫黄は、浮選で回収しやすいことが分かっている。このため、この方法には、加圧浸出が含まれており、この処理の時点で、浸出残渣中の硫黄は、浮選回収しやすいものになっている。
加圧処理した時点で、イオウは、融点に達して、一旦、溶融し、再結晶後にある程度の粒子となっており、比較的浮遊し易い形態となる。
一方、常圧浸出では、残渣中のイオウは、微粒子のままであり、選択的に浮選分離するのは困難である。
今回も、常圧塩化浸出残渣の前処理について加圧浸出をした場合は、硫黄も容易に回収できることが分かっている。
【0007】
【特許文献1】特公平6−43619
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点を解決するため、硫化鉱を常圧において浸出し、発生する浸出残渣からのイオウを経済的、工業的に効率よく回収する方法を本発明は、提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、種々のイオウの回収法を検討した以下の発明をなした。
(1)硫化鉱の常圧法による浸出残渣からイオウを回収する方法において、浸出残渣を予め酸溶液により前処理し、次いで浮選処理を行い選択的にイオウを回収する常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
(2)上記(1)の酸溶液が、硫酸である常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
(3) 上記(1)における硫酸溶液による前処理をパルプ濃度10〜50mass%、処理時間20〜60分、処理硫酸溶液pH=1.5以下、処理温度30〜90℃である常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
【0010】
(4)上記(1)における浮選処理をパルプ濃度10〜35mass%、浮選溶液pH=2.2以下、処理温度20〜90℃である常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
(5)上記(1)の浮選処理後、得られた精鉱の精選処理を行う常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
【0011】
(6)上記(5)における精選処理後において、イオウ含有物中に未浸出硫化物等が多い場合に比重選鉱処理により未浸出硫化物を選択的に除去する常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
を提供するものである。
【0012】
【作用】
以下本発明の構成を詳しく説明する。なお構成は例を挙げて説明しているが、本発明はこの例に制限されるものではない。
【0013】
本発明における処理対象である浸出残渣は、例えばFeが10〜35mass%、Sが15〜35mass%、Cuが0.7〜1.2mass%である。
【0014】
例えば、塩化浸出残渣の場合であると図1のX線回折分析法(以下XRDと称す。)による分析結果が示すように、Feは黄銅鉱から浸出し、FeOOHの形態で存在し、Sの大部分は元素イオウの形態で存在する。他に少量の未浸出鉱石を含んでいる。
【0015】
イオウは本来、自然疎水性が強く、一方FeOOHは親水性が強いので、両者の粒子が物理的に分離していれば、疎水性、親水性の性状を利用した浮選法で分離出来ると考えられる。
【0016】
しかし、粒子径は、図2の粒度分布に示すように、浸出前の銅精鉱よりも細かく、50%通過サイズが2〜4μと非常に微細である。
【0017】
浮選法は適用粒度限界以下の微粒子は気泡に付着せず、分離不可能である。その粒度限界は、通常の鉱石の場合で20〜30μとされており、最も細かいとされるマッカサーリバー鉱石で7μである。
以上から浮選分離法は、コストが安い魅力があるとはいえ、相当な難度の高い処理となる。
【0018】
本発明においては、予め酸溶液にて前処理することが特徴の一つである。
特に酸の中でも後述するように硫酸が好ましい。
浸出残渣と硫酸溶液の比率は、パルプ濃度が10〜50mass%と成る範囲が好ましい。10mass%より少なくては、工業的に効率が悪く、35mass%より多いと液の攪拌が良好に出来ないため、前処理が困難と成るからである。
【0019】
前処理の時間は、図3に示すように20〜60分が好ましい。20分より短くては、硫酸溶液による前処理が十分に行われず最終のS回収率が90mass%以上にならないからであり、60分より長くては、工業的に効率が悪くなるためである。
また、より好ましくは、30分〜60分である。30分より多く処理を行えば、最初の浮遊選鉱(以下粗選と称す。)でのS回収率が95mass%以上となるからである。
【0020】
前処理における酸処理液性は、表1に示すように、同一pHの処理条件では、塩酸でのS回収率44.8mass%、硝酸でのS回収率58.5mass%においても効果がみられるが、硫酸でのS回収率96.0mass%からみて硫酸が好ましい。
ただ、塩酸、硝酸においても酸濃度を濃くすることにより、処理可能であるが、経済性、その後の処理の煩雑さから硫酸が望ましい。
処理後の液性から判断すると、硫酸処理後液と塩酸、硝酸のそれぞれの処理後液で比較した場合、硫酸処理後には、鉄濃度が高い。このことから、イオウ粒子表面を覆っているFeOOHが下記の反応式(1)で表せるように溶出し、イオウ表面から除去されてイオウ本来の浮遊性があれわれたため、浮遊性が改善されたと考えられる。
【化1】
【表1】
また、前処理の処理硫酸溶液は、図4に示すようにpH=1.5以下となるように調節すると好ましい。粗選工程でのSの回収率が、90mass%以上と成るからである。より好ましくは、pH=1.0以下である。これは、粗選工程でのSの回収率が95mass%以上と成るからである。
【0021】
また処理温度は、図5に示すように30〜90℃が望ましい。粗選工程のSの回収率が、90mass%以上と成るからである。より好ましくは、40〜90℃である。40℃以上であれば、粗選工程におけるSの回収率が、95mass%以上と成るからである。
【0022】
前処理後の粗選処理におけるパルプ濃度は、10〜35mass%と成る範囲が好ましい。10mass%より少なくては、工業的に効率が悪く、35mass%より多いと液の粘性が高くなり粗選処理が困難と成るからである。
【0023】
硫酸溶液による前処理の時間は、5〜75分が好ましい。5分より短くては、硫酸溶液による前処理が十分に行われず粗選工程のS回収率が90mass%以上にならないからであり、75分より長くては、工業的に効率が悪くなるためである。
またより好ましくは、30分〜75分である。30分より多く処理を行えば、粗選工程のS回収率が95mass%以上となるからである。
【0024】
粗選処理の処理硫酸溶液は、図6に示すようにpH=2.2以下となるように調節すると好ましい。粗選工程でのSの回収率が、90mass%以上と成るからである。より好ましくは、pH=1.5〜2.1である。粗選工程でのSの回収率が95mass%以上と成るからである。
【0025】
また粗選処理における処理温度は、20〜90℃が望ましい。粗選工程のSの回収率が、90mass%以上と成るからである。より好ましくは、40〜90℃である。40℃以上であれば、粗選工程におけるSの回収率が、95mass%以上と成るからである。90℃以上では、効果が上昇しないためである。
また粗選においては、起泡剤であるMIBC(メチルイソブチルカビノール)等を40〜80g/t乾燥残渣添加することは言うまでもない。
更に浮選機は、カラム浮選機等を用いる。
【0026】
粗選処理後は、精選処理を行う。精選処理は、2段以上行うことが好ましい。2段処理以上行えば回収されるイオウの品位が、図7に示すように約80mass%以上と成るからである。
精選処理は、粗選における起泡剤による起泡性が保持されており、新たに、起泡剤を添加する必要はなく、空気吹き込み(250〜700 L/分/m2)を行いつつ、気泡を上昇保持させ、通常の工業用水中で精選分離が行われる。
また浮選機は、カラム浮選機等を用いる。
【0027】
この段階で、得られるS含有物品位は、
第1段では、S品位65〜69mass%、Fe品位13.0〜17.0mass%、Cu品位1.7〜2.1mass%
第2段では、S品位77〜81mass%、Fe品位3.0〜7.0mass%、Cu品位1.6〜1.9mass%
とS品位が高くなる。
【0028】
上記のS含有物中の銅、鉄品位が高い場合は、それら未浸出硫化物を回収するため、比重選別を行う。硫化物の比重は、約5、イオウの比重が約2であるため、例えば、水において振動(振動数:毎分230〜280回、振動幅:13〜25mm)を利用し、約0.5〜1.0度傾斜した板上で比重選別を行う。
また、遠心分離を用いた、比重浮選機等であっても良い。
【0029】
この最終段階で得られる、
S精鉱品位は、S品位78.0〜82.0mass%、Fe品位3.0〜3.8mass%、Cu品位1.0〜1.4mass%
未浸出硫化物品位は、S品位40.0〜48.0mass%、Fe品位34.0〜38.0mass%、Cu品位13.0〜17.0mass%
であり、S精鉱中のS品位が上昇し、銅、鉄分が減少する。
以上説明したように、簡便な常圧法における硫化鉱(銅鉱石等)の浸出残渣からのイオウ回収方法を確立した。
【実施例】
【0030】
以下本発明の実施例を説明する。なお本発明は実施例に制限されるものではない。
【0031】
本発明の実施例を図7及び図8の処理フローシート及びの各段階の処理対象物或いは処理結果を示す表1にそって詳細に説明する。
処理対象の銅精鉱の塩化浸出残渣は、表2の▲1▼に示すようにS品位が、30.0mass%、Fe品位が、29.0mass%、Cu品位が、1.0mass%である。
【表2】
【0032】
対象処理物は、硫酸溶液により前処理を行う。処理条件は、pH=1.0、パルプ濃度は、30mass%、処理液温度80℃、処理時間は、60分で処理した。
【0033】
次いで、粗選を行った。粗選条件は、pH=1.0、パルプ濃度は、30mass%、処理液温度20℃、処理時間(浮選時間)は、10分で処理した。
起泡剤は、MIBC(メチルイソカビノール)を用いた。MIBCを60g/t乾燥残渣を添加した。 装置としては、カラム浮選機を使用した。
この処理の結果、粗選後の粗選精鉱は、表2の▲2▼、図7の▲2▼で示すようにS品位が54mass%、Fe品位が、22.0mass%、Cu品位が、1.6mass%である。
【0034】
この処理により処理対象物に対して、イオウ品位が約2倍となった。
【0035】
次いで、図8の処理フローシートで示す▲3▼の工程である精選を行った。
精選は、前工程の粗選の気泡が、流れ込むため溶液は工業用水のみを使用し、気泡を上昇させるための空気を装置下部より318 L/分/m2(0.1 L/分/3.14cm2)装入した。
液温は、20℃と常温で行った。
浮選機は、カラム浮選機を用いた。
【0036】
精選は、2段階行った。1段目では、表2の▲3▼で示す如く、イオウ品位が67.0mass%、Fe品位が、15.0mass%、Cu品位が、1.9mass%となり、イオウ品位が、粗選に較べ上昇した。
【0037】
精選の2段目においては、表2の▲4▼に示す如く、イオウ品位79.0mass%、Fe品位が、5.0mass%、Cu品位が、1.8mass%となり、イオウ品位が、第1段目の精選に較べ上昇した。鉄品位が、低下している。
【0038】
更に、精選において得られたイオウ含有物を水と振動(振動数:毎分250回、振動幅:20mm)を利用し、約0.5度傾斜した板上で比重選別を行った。
これにより、表2の▲5▼及び▲6▼で示す如く、銅品位15mass%の未浸出硫化物を得ることができた。一方S精鉱の品位も80.6mass%と上昇し鉄、銅の品位が低下し、好ましいS精鉱を得ることが出来た。
図7において、示すように各処理の段階▲1▼から▲4▼(図8においても番号を対応させた。)に応じて、イオウ品位が上昇していることが、把握できる。
【0039】
ここで、イオウの回収率とイオウの品位の望ましい所で、その処理工程の条件等を決定することが望ましい。
本発明においては、精選工程を2段階行い、更に比重選別を加えた実施例を示した。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により
(1)硫酸溶液による前処理を加えたため、簡便な浮遊選鉱法で硫化鉱の塩化浸出処理残渣から高純度イオウの回収が可能となった。
(2)粗選及び精選を行うことによりより高いイオウ濃度のイオウ含有物を得ることができる。
(3)また、比重選別を最終工程に加えることにより、効率良く未浸出硫化物を除去でき、高品位イオウを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のXRDの分析結果を示す。
【図2】本発明の対象鉱石の原鉱及び残渣の粒度分布を示す。
【図3】本発明の前処理における加温時間とS回収率の関係を示す。
【図4】本発明の前処理におけるpHとS回収率を示す。
【図5】本発明の前処理における加温温度とS回収率の関係を示す。
【図6】本発明の粗選工程のpHとS回収率の関係を示す。
【図7】本発明の各工程におけるS品位とS回収率の関係を示す。
【図8】本発明の処理フローの一態様を示す。
Claims (6)
- 硫化鉱の常圧法による浸出残渣からイオウを回収する方法において、浸出残渣を予め酸溶液により前処理し、次いで浮選処理を行い選択的にイオウを回収することを特徴とする常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
- 請求項1の酸溶液が、硫酸であることを特徴とする常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
- 請求項1における硫酸溶液による前処理をパルプ濃度10〜50mass%、処理時間20〜60分、処理硫酸溶液pH=1.5以下、処理温度30〜90℃であることを特徴とする常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
- 請求項1における浮選処理をパルプ濃度10〜35mass%、処理時間5〜75分、処理硫酸溶液pH=2.2以下、処理温度20〜90℃であることを特徴とする常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
- 請求項1の浮選処理後、精選処理を行うことを特徴とする常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
- 請求項5における精選処理後において、イオウ含有物中に未浸出硫化物等が多い場合に比重選鉱処理により未浸出硫化物を選択的に除去することを特徴とする常圧法による浸出残渣からのイオウの回収方法。
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