【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はミラーを用いて、車両のフロントピラーで死角になるところを見ることができるようにした車両のフロントピラー廻りミラー配置構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
運転者の斜め前に存在するフロントピラーは、運転者の視界の一部を遮る邪魔物となる。この様な現象をフロントピラーの死角というが、この死角をミラーの組合わせによって解決する試みが、従来から提案されてきた。（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−４９２５号公報 （第２頁、図７）
【０００４】
特許文献１を、図面を参照の上、詳しく説明する。
図５は従来の鏡２枚及びそれ以上複数枚使用した障害物透視システムの説明図である（特許文献１の図７を写したもの。）。
従来の障害物透視システムは、フロントガラスの内方近傍に第一の鏡５を死角が映るように配置し、第一の鏡５の近傍に第二の鏡４を配置した構成で、第二の鏡４を運転者が見ることで、車の柱障害物２，３で見えないところを見ることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図５に示す特許文献１の障害物透視システムは、フロントガラスに重なるように第一の鏡５および第二の鏡４を配置した構成で、死角を無くするために配置した第一の鏡５および第二の鏡４自身により新たな死角を生じるとともに、前方視界の妨げになる。
また、第一の鏡５および第二の鏡４を取り付けるためのフレームが必要になる。
【０００６】
そこで、本発明の目的は、ミラーによる死角を無くし、ミラーを取り付けるフレームを省ける車両のフロントピラー廻りミラー配置構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、車両のフロントピラーの高さ方向途中からサブピラーを下げ、フロントピラーを斜辺とし、サブピラーを縦辺とした略三角形の窓部を備える車両において、サブピラーに車両前方の像を映す第１ミラーを取り付け、この第１ミラーの反射光を受けて、運転者へ反射させる第２ミラーをフロントピラーに取り付けたことを特徴とする。
【０００８】
略三角形の窓部はドアの窓と同様にサイドに位置する。この窓部の縦辺となるサブピラーに第１ミラー、斜辺となるフロントピラーに第２ミラーを取り付けたので、フロントウインドに第１・第２ミラーによる死角は無い。
【０００９】
サブピラーに車両前方の像を映す第１ミラーを取り付け、この第１ミラーの反射光を受けて、運転者へ反射させる第２ミラーをフロントピラーに取り付けたので、第１・第２ミラーを取り付けるフレームを省ける。
【００１０】
第２ミラーをフロントピラーに取り付けたので、第２ミラーの反映をフロントピラーを透視して見ているかのような感覚で見ることができ、フロントピラーを見る目線で目線をほとんど変えずに自然に死角内の像を確認することができる。すなわち、見たい方向を見たときに、見たい方向にある対象物を見たい方向に映し出すことができ、運転者は自然に認知することができる。
【００１１】
請求項２は、第１ミラーは凸面鏡であり、第２ミラーは平面鏡であることを特徴とする。
第１ミラーを凸面鏡にすることで、取り付けスペースが小さいところで小さい鏡を用いても、死角の像を見る効果を得られる。
また、第１ミラー３１を凸面鏡にすることで、死角のポイントだけでなく、周囲を反映させ、視界を広げて運転者の不安感を和らげる。
【００１２】
第２ミラーを平面鏡にすることで、第１ミラーに映る像とともに第１ミラーの周囲のものが広範囲に映り込むのを防止し、第１ミラーからの死角の像を運転者へ反映させる。つまり、必要最小限の部分を映すことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係る車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の第１斜視図であり、車両１１は、フロントウインド１２と、運転席１３と、ステアリングホイール１４と、右前ドア１５と、フロントピラー１６と、を備える。
【００１４】
フロントピラー１６は、フロントピラー１６の高さ方向（矢印▲１▼の方向）途中２１から下げたサブピラー２２と、フロントピラー１６を斜辺としサブピラー２２を縦辺とした略三角形の窓部２３と、サブピラー２２に取り付けた第１ミラー３１と、フロントピラー１６に取り付けた第２ミラー３２と、を備える。３３は窓部２３に嵌めた三角ガラスを示す。
【００１５】
図２は本発明に係る車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の第２斜視図であり、サブピラー２２に車両前方の像３５（図３参照）を映す第１ミラー３１を取り付け、この第１ミラー３１の反射光（反映した像）３６を受けて、運転者３７へ反射させる第２ミラー３２をフロントピラー１６に取り付けたことを示す。
【００１６】
図３は図１の３−３線断面図であり、フロントピラー１６、第２ミラー３２、第１ミラー３１、サブピラー２２、三角ガラス３３およびフロントウインド１２を示すとともに、第１ミラー３１を角度調整機構３８で取り付け、第２ミラー３２を角度調整機構３９で取り付けたことを示す。
【００１７】
角度調整機構３８は、サブピラー２２のガーニッシュ４１に凹部４２を形成し、凹部４２に旋回板４３を旋回可能に嵌合したもので、第１ミラー３１の角度を調整する。
角度調整機構３９は、フロントピラー１６のガーニッシュ４４に凹部４５を形成し、凹部４５に旋回板４６を旋回可能に嵌合したもので、第２ミラー３２の角度を調整する。
【００１８】
第１ミラー３１は凸面鏡であり、車両前方の像が映る。
第２ミラー３２は平面鏡であり、第１ミラー３１の像が映る。
第１・第２ミラー３１，３２を旋回板４３，４６に接着または圧入で固定する。接着または圧入で第１・第２ミラー３１，３２を取り付けることで、組立て作業は容易になる。
なお、接着または圧入で第１・第２ミラー３１，３２を取り付けたが、取り付ける手段は任意であり、例えば、ボルト（小ねじ）や金具で固定してもよい。
【００１９】
第１・第２ミラー３１，３２を運転席１３側に取り付けたが、助手席側にも設け、フロントピラー１６に取り付けた第２ミラー３２を運転者に向ける。
【００２０】
次に車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の作用を説明する。
図４（ａ），（ｂ）は本発明に係る車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の作用図であり、模式的に示す。
（ａ）において、運転者３７が前方を見たときに、フロントピラー１６で死角５１ができ、運転者３７は像３５を見ることはできない。そこで、サブピラー２２に車両前方の像３５を映す第１ミラー３１を取り付け、この第１ミラー３１の反射光３６を受けて、運転者３７へ矢印▲４▼の如く反射させる第２ミラー３２をフロントピラー１６に取り付けると、運転者３７は死角５１に入った像３５を見ることができる。
【００２１】
フロントピラー廻りミラー配置構造では、サブピラー２２に車両前方の像３５を映す第１ミラー３１を取り付け、この第１ミラー３１の反射光３６を受けて、運転者３７へ矢印▲４▼の如く反射させる第２ミラー３２をフロントピラー１６に取り付けたので、フロントウインド１２に第１・第２ミラー３１，３２による新たな死角は無く、ミラーによる死角を無くすることができる。
【００２２】
サブピラー２２に車両前方の像３５を映す第１ミラー３１を取り付け、この第１ミラー３１の反射光３６を受けて、運転者３７へ矢印▲４▼の如く反射させる第２ミラー３２をフロントピラー１６に取り付けたので、略三角形の窓部２３、フロントウインド１２および右前ドア１５の窓に新たな死角はできない。その結果、右の略三角形の窓部２３、左の略三角形の窓部、フロントウインド１２、右前ドア１５の窓および左前ドアの窓によって車体近傍を確認することができる。
【００２３】
また、フロントピラー廻りミラー配置構造では、サブピラー２２に車両前方の像３５を映す第１ミラー３１を取り付け、この第１ミラー３１の反射光３６を受けて、運転者３７へ矢印▲４▼の如く反射させる第２ミラー３２をフロントピラー１６に取り付けたので、第１・第２ミラー３１，３２を取り付けるフレームを省くことができる。
また、第１・第２ミラー３１，３２を取り付けるフレームを必要としないため、内装のデザインを損なうこと無く、且つ設計の自由度を増すことができる。
【００２４】
フロントピラー廻りミラー配置構造では、サブピラー２２に車両前方の像３５を映す第１ミラー３１を取り付け、この第１ミラー３１の反射光３６を受けて、運転者３７へ矢印▲４▼の如く反射させる第２ミラー３２をフロントピラー１６に取り付けたので、第２ミラー３２による間接的な反映があたかも直接フロントピラー１６を透視して、死角５１内の像３５を見ているかのような感覚で自然に像３５を確認することができる。
【００２５】
第１ミラー３１を凸面鏡にすることで、取り付けスペースが小さいところで小さい鏡を用いても、死角５１の像３５を見る効果を得ることができる。
また、第１ミラー３１を凸面鏡にすることで、死角のポイントだけでなく、周囲を反映させ、視界を広げて運転者の不安感を和らげることができる。
【００２６】
第２ミラー３２を平面鏡にすることで、像３５とともに第１ミラー３１の周囲のものが広範囲に映り込むのを防止し、第１ミラー３１からの像３５を運転者へ反映させることができる。つまり、必要最小限の部分を映すことができる。
【００２７】
第１ミラー３１を角度調整機構３８で取り付けることで、第１ミラー３１の角度を矢印▲５▼の如く調整することができるとともに、角度調整を簡単な構成で行うことができ且つ、組み付けは容易になる。
第２ミラー３２を角度調整機構３９で取り付けることで、第２ミラー３２の角度を矢印▲６▼の如く調整することができるとともに、角度調整を簡単な構成で行うことができ且つ、組み付けは容易になる。
【００２８】
（ｂ）において、第１ミラー３１を角度調整機構３８で取り付け、第２ミラー３２を角度調整機構３９で取り付けたので、第１ミラー３１を矢印▲７▼，▲５▼（（ａ）参照）の如く調整し、第２ミラー３２を矢印▲８▼，▲６▼（（ａ）参照）の如く調整して、第１・第２ミラー３１，３２を適切な角度に変えることができる。その結果、座高などの体格差によるアイポイントの違いを矢印▲９▼，▲９▼（（ａ）参照）の如く補正することができる。
【００２９】
また、第１ミラー３１を矢印▲７▼，▲５▼（（ａ）参照）の如く調整し、第２ミラー３２を矢印▲８▼，▲６▼（（ａ）参照）の如く調整して、第１・第２ミラー３１，３２を適切な角度に変えることができ、シート５３を前後にスライドさせて身体を矢印ａの如く移動させたときに生じるアイポイントの違いを矢印▲９▼，▲９▼（（ａ）参照）の如く補正することができる。
【００３０】
尚、本発明の実施の形態に示した第１ミラー３１として凸面鏡を採用したが、平面鏡でもよい。平面鏡を用いることで、量産効果による生産コストの削減を図ることができる。
第１・第２ミラー３１，３２を角度調整機構で取り付け、手動で角度を調整したが、電動で角度を調整する構成でもよい。電動の構成は、任意であり、例えば、ドアミラーなど既存の構成を用いる。
窓部２３を略三角形のとしたが、第１・第２ミラー３１，３２を取り付ける窓部の形状は四角以上でもよい。
【００３１】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１では、サブピラーに車両前方の像を映す第１ミラーを取り付け、この第１ミラーの反射光を受けて、運転者へ反射させる第２ミラーをフロントピラーに取り付けたので、フロントウインドに第１・第２ミラーによる死角は無く、ミラーによる死角を無くすることができる。
【００３２】
また、サブピラーに車両前方の像を映す第１ミラーを取り付け、この第１ミラーの反射光を受けて、運転者へ反射させる第２ミラーをフロントピラーに取り付けたので、第１・第２ミラーを取り付けるフレームを省くことができる。
【００３３】
第２ミラーをフロントピラーに取り付けたので、第２ミラーの反映をフロントピラーを透視して見ているかのような感覚で見ることができ、フロントピラーを見る目線で目線をほとんど変えずに自然に死角内の像を確認することができる。すなわち、見たい方向を見たときに、見たい方向にある対象物を見たい方向に映し出すことができ、運転者は自然に認知することができる。
【００３４】
請求項２では、第１ミラーを凸面鏡にすることで、取り付けスペースが小さいところで小さい鏡を用いても、死角の像を見る効果を得ることができる。
また、第１ミラー３１を凸面鏡にすることで、死角のポイントだけでなく、周囲を反映させ、視界を広げて運転者の不安感を和らげることができる。
【００３５】
第２ミラーを平面鏡にすることで、第１ミラーに映る像とともに第１ミラーの周囲のものが広範囲に映り込むのを防止し、第１ミラーからの死角の像を運転者へ反映させることができる。つまり、必要最小限の部分を映すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の第１斜視図
【図２】本発明に係る車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の第２斜視図
【図３】図１の３−３線断面図
【図４】本発明に係る車両のフロントピラー廻りミラー配置構造の作用図
【図５】従来の鏡２枚及びそれ以上複数枚使用した障害物透視システムの説明図
【符号の説明】
１１…車両、１６…フロントピラー、２１…フロントピラーの途中、２２…サブピラー、２３…窓部、３１…第１ミラー、３２…第２ミラー、３５…像、３６…反射光、３７…運転者。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a mirror arrangement around a front pillar of a vehicle, in which a blind spot can be seen at a front pillar of the vehicle using a mirror.
[0002]
[Prior art]
The front pillar, which is located diagonally in front of the driver, is an obstacle that blocks part of the driver's view. Such a phenomenon is referred to as a blind spot of the front pillar, and attempts to solve this blind spot by combining mirrors have been conventionally proposed. (For example, refer to Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-4925 A (page 2, FIG. 7)
[0004]
Patent Document 1 will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 5 is an explanatory view of an obstacle see-through system using two conventional mirrors and a plurality of mirrors (a copy of FIG. 7 of Patent Document 1).
The conventional obstacle fluoroscopy system has a configuration in which a first mirror 5 is arranged near the inside of a windshield so that a blind spot is reflected, and a second mirror 4 is arranged near the first mirror 5. When the driver looks at the mirror 4 of the vehicle, it is possible to see what is not visible at the pillar obstacles 2 and 3 of the car.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the obstacle see-through system of Patent Document 1 shown in FIG. 5 has a configuration in which the first mirror 5 and the second mirror 4 are arranged so as to overlap the windshield, and the first mirror 5 is arranged to eliminate a blind spot. The new mirror 5 and the second mirror 4 themselves create a new blind spot and hinder forward vision.
Further, a frame for mounting the first mirror 5 and the second mirror 4 is required.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a mirror arrangement around a front pillar of a vehicle, which eliminates blind spots caused by mirrors and eliminates a frame for mounting the mirrors.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, claim 1 is a vehicle provided with a substantially triangular window portion in which the sub pillar is lowered from the middle of the front pillar of the vehicle in the height direction, the front pillar is an oblique side, and the sub pillar is a vertical side. A first mirror for displaying an image in front of the vehicle is attached, and a second mirror for receiving reflected light of the first mirror and reflecting the reflected light to a driver is attached to a front pillar.
[0008]
The substantially triangular window is located on the side as well as the door window. Since the first mirror is attached to the sub-pillar which is the vertical side of the window and the second mirror is attached to the front pillar which is the oblique side, there is no blind spot due to the first and second mirrors in the front window.
[0009]
A first mirror for displaying an image in front of the vehicle is mounted on the sub-pillar, and a second mirror for receiving the reflected light of the first mirror and reflecting it to the driver is mounted on the front pillar, so that the frame on which the first and second mirrors are mounted. Can be omitted.
[0010]
Since the second mirror is attached to the front pillar, the reflection of the second mirror can be seen as if seeing through the front pillar, and the front pillar looks naturally with almost no change in the eyes. The image in the blind spot can be confirmed. That is, when the user looks in the desired direction, the object in the desired direction can be projected in the desired direction, and the driver can naturally recognize the object.
[0011]
A second aspect is characterized in that the first mirror is a convex mirror and the second mirror is a plane mirror.
By using a convex mirror as the first mirror, an effect of viewing a blind spot image can be obtained even when a small mirror is used in a small mounting space.
In addition, by making the first mirror 31 a convex mirror, not only the point of the blind spot but also the surroundings are reflected, the visibility is widened, and the driver's anxiety is reduced.
[0012]
By using the second mirror as a plane mirror, it is possible to prevent the surroundings of the first mirror from being reflected in a wide range together with the image reflected on the first mirror, and reflect the blind spot image from the first mirror to the driver. That is, the minimum necessary portion can be projected.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings should be viewed in the direction of reference numerals.
FIG. 1 is a first perspective view of a mirror arrangement around a front pillar of a vehicle according to the present invention, and a vehicle 11 includes a front window 12, a driver's seat 13, a steering wheel 14, a right front door 15, a front pillar 16 And.
[0014]
The front pillar 16 includes a sub-pillar 22 lowered from the middle 21 of the front pillar 16 in the height direction (the direction of the arrow {circle around (1)}), a substantially triangular window 23 having the front pillar 16 as an oblique side and the sub-pillar 22 as a vertical side, A first mirror 31 attached to the sub pillar 22 and a second mirror 32 attached to the front pillar 16 are provided. Reference numeral 33 denotes a triangular glass fitted to the window 23.
[0015]
FIG. 2 is a second perspective view of a mirror arrangement around the front pillar of the vehicle according to the present invention. A first mirror 31 for displaying an image 35 (see FIG. 3) in front of the vehicle is attached to the sub-pillar 22, and the first mirror 31 is mounted. This shows that the second mirror 32 that receives the reflected light (reflected image) 36 and reflects it to the driver 37 is attached to the front pillar 16.
[0016]
FIG. 3 is a sectional view taken along line 3-3 of FIG. 1, showing the front pillar 16, the second mirror 32, the first mirror 31, the sub-pillar 22, the triangular glass 33 and the front window 12, and adjusting the angle of the first mirror 31. This shows that the second mirror 32 is attached by the angle adjusting mechanism 39 by the attachment with the mechanism 38.
[0017]
The angle adjusting mechanism 38 is formed by forming a concave portion 42 in the garnish 41 of the sub pillar 22 and fitting a turning plate 43 to the concave portion 42 so as to be able to turn, and adjusts the angle of the first mirror 31.
The angle adjusting mechanism 39 is formed by forming a concave portion 45 in the garnish 44 of the front pillar 16, and pivotally fitting a revolving plate 46 to the concave portion 45, and adjusts the angle of the second mirror 32.
[0018]
The first mirror 31 is a convex mirror and reflects an image in front of the vehicle.
The second mirror 32 is a plane mirror, and an image of the first mirror 31 is reflected.
The first and second mirrors 31 and 32 are fixed to the revolving plates 43 and 46 by bonding or press fitting. By attaching the first and second mirrors 31 and 32 by bonding or press-fitting, the assembling work is facilitated.
Although the first and second mirrors 31 and 32 are attached by bonding or press-fitting, the attaching means is arbitrary, and may be fixed with, for example, bolts (small screws) or metal fittings.
[0019]
Although the first and second mirrors 31 and 32 are mounted on the driver's seat 13 side, they are also provided on the passenger seat side, and the second mirror 32 mounted on the front pillar 16 is directed to the driver.
[0020]
Next, the operation of the mirror arrangement structure around the front pillar of the vehicle will be described.
FIGS. 4 (a) and 4 (b) are action diagrams of the mirror arrangement around the front pillar of the vehicle according to the present invention, which are schematically shown.
In (a), when the driver 37 looks forward, a blind spot 51 is formed at the front pillar 16, and the driver 37 cannot see the image 35. Therefore, a first mirror 31 for reflecting an image 35 in front of the vehicle is attached to the sub-pillar 22, and a second mirror 32 which receives the reflected light 36 of the first mirror 31 and reflects it to the driver 37 as shown by an arrow {circle around (4)}. When attached to the pillar 16, the driver 37 can see the image 35 entering the blind spot 51.
[0021]
In the mirror arrangement around the front pillar, a first mirror 31 for displaying an image 35 in front of the vehicle is attached to the sub-pillar 22, and receives the reflected light 36 of the first mirror 31 and reflects it to the driver 37 as shown by an arrow (4). Since the second mirror 32 is attached to the front pillar 16, there is no new blind spot in the front window 12 due to the first and second mirrors 31, 32, and the blind spot due to the mirror can be eliminated.
[0022]
A first mirror 31 for reflecting an image 35 in front of the vehicle is attached to the sub-pillar 22, and a second mirror 32, which receives the reflected light 36 of the first mirror 31 and reflects it to a driver 37 as indicated by an arrow {circle around (4)}, is attached to the front pillar 16. No new blind spots can be made in the windows of the substantially triangular window portion 23, the front window 12 and the right front door 15. As a result, the vicinity of the vehicle body can be confirmed by the right substantially triangular window 23, the left substantially triangular window, the front window 12, the right front door 15, and the left front door.
[0023]
In the mirror arrangement around the front pillar, a first mirror 31 for displaying an image 35 in front of the vehicle is attached to the sub-pillar 22, and receives the reflected light 36 of the first mirror 31 to the driver 37 as shown by an arrow (4). Since the second mirror 32 to be reflected is attached to the front pillar 16, a frame for attaching the first and second mirrors 31, 32 can be omitted.
Further, since a frame for mounting the first and second mirrors 31 and 32 is not required, the degree of design freedom can be increased without impairing the interior design.
[0024]
In the mirror arrangement around the front pillar, a first mirror 31 for displaying an image 35 in front of the vehicle is attached to the sub-pillar 22, and receives the reflected light 36 of the first mirror 31 and reflects it to the driver 37 as shown by an arrow (4). Since the second mirror 32 is attached to the front pillar 16, the indirect reflection by the second mirror 32 naturally looks through the front pillar 16 directly, as if looking at the image 35 in the blind spot 51. The image 35 can be confirmed.
[0025]
By using the first mirror 31 as a convex mirror, the effect of viewing the image 35 of the blind spot 51 can be obtained even when a small mirror is used in a small mounting space.
Further, by using the first mirror 31 as a convex mirror, not only the point of the blind spot but also the surroundings can be reflected, the visibility can be widened, and the driver's anxiety can be reduced.
[0026]
By using the second mirror 32 as a plane mirror, the surroundings of the first mirror 31 together with the image 35 can be prevented from being reflected in a wide range, and the image 35 from the first mirror 31 can be reflected to the driver. That is, the minimum necessary portion can be projected.
[0027]
By attaching the first mirror 31 with the angle adjusting mechanism 38, the angle of the first mirror 31 can be adjusted as shown by the arrow (5), the angle can be adjusted with a simple configuration, and the assembling is easy. become.
By attaching the second mirror 32 with the angle adjusting mechanism 39, the angle of the second mirror 32 can be adjusted as shown by the arrow (6), the angle can be adjusted with a simple configuration, and the assembling is easy. become.
[0028]
In (b), since the first mirror 31 is attached by the angle adjusting mechanism 38 and the second mirror 32 is attached by the angle adjusting mechanism 39, the first mirror 31 is moved by arrows (7) and (5) (see (a)). And the second mirror 32 is adjusted as indicated by arrows (8) and (6) (see (a)) to change the first and second mirrors 31 and 32 to appropriate angles. As a result, differences in eye points due to differences in physique such as sitting height can be corrected as indicated by arrows (9) and (9) (see (a)).
[0029]
Further, the first mirror 31 is adjusted as indicated by arrows (7) and (5) (see (a)), and the second mirror 32 is adjusted as indicated by arrows (8) and (6) (see (a)). The first and second mirrors 31 and 32 can be changed to an appropriate angle, and the difference in eye point caused when the body is moved as indicated by arrow a by sliding the sheet 53 back and forth is indicated by arrows {9}, It can be corrected as shown in (9) (see (a)).
[0030]
Although a convex mirror is used as the first mirror 31 shown in the embodiment of the present invention, a flat mirror may be used. By using a plane mirror, it is possible to reduce production costs due to mass production effects.
Although the first and second mirrors 31 and 32 are attached by the angle adjusting mechanism and the angle is manually adjusted, the angle may be electrically adjusted. The electric configuration is arbitrary, and for example, an existing configuration such as a door mirror is used.
Although the window 23 has a substantially triangular shape, the shape of the window for attaching the first and second mirrors 31 and 32 may be square or larger.
[0031]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects by the above configuration.
According to the first aspect of the present invention, a first mirror for displaying an image in front of the vehicle is mounted on the sub-pillar, and a second mirror for receiving the reflected light of the first mirror and reflecting it to the driver is mounted on the front pillar. There is no blind spot due to the first and second mirrors, and the blind spot due to the mirror can be eliminated.
[0032]
In addition, a first mirror for displaying an image in front of the vehicle is mounted on the sub-pillar, and a second mirror for receiving the reflected light of the first mirror and reflecting it to the driver is mounted on the front pillar, so that the first and second mirrors are mounted. The mounting frame can be omitted.
[0033]
Since the second mirror is attached to the front pillar, the reflection of the second mirror can be seen as if seeing through the front pillar, and the front pillar looks naturally with almost no change in the eyes. The image in the blind spot can be confirmed. That is, when the user looks in the desired direction, the object in the desired direction can be projected in the desired direction, and the driver can naturally recognize the object.
[0034]
According to the second aspect, by using a convex mirror as the first mirror, an effect of viewing an image of a blind spot can be obtained even when a small mirror is used in a small mounting space.
Further, by using the first mirror 31 as a convex mirror, not only the point of the blind spot but also the surroundings can be reflected, the visibility can be widened, and the driver's anxiety can be reduced.
[0035]
By using the second mirror as a plane mirror, it is possible to prevent the surroundings of the first mirror from being reflected in a wide range together with the image reflected on the first mirror, and reflect the blind spot image from the first mirror to the driver. it can. That is, the minimum necessary portion can be projected.
[Brief description of the drawings]
1 is a first perspective view of a mirror arrangement around a front pillar of a vehicle according to the present invention; FIG. 2 is a second perspective view of a mirror arrangement around a front pillar of a vehicle according to the present invention; FIG. FIG. 4 is an operation diagram of a mirror arrangement structure around a front pillar of a vehicle according to the present invention. FIG. 5 is an explanatory diagram of an obstacle see-through system using two or more conventional mirrors. Description】
11: Vehicle, 16: Front pillar, 21: Middle of front pillar, 22: Sub pillar, 23: Window, 31: First mirror, 32: Second mirror, 35: Image, 36: Reflected light, 37: Driver .
