JP2004254754A

JP2004254754A - Method and device for seasoning and boiling solid foodstuff

Info

Publication number: JP2004254754A
Application number: JP2003046002A
Authority: JP
Inventors: Akio Nakai; 昭夫中井; Yoshinori Nakagawa; 義則中川
Original assignee: Nakai Kikai Kogyo KK
Current assignee: Nakai Kikai Kogyo KK
Priority date: 2003-02-24
Filing date: 2003-02-24
Publication date: 2004-09-16
Anticipated expiration: 2023-02-24
Also published as: JP3740130B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To efficiently obtain a boiled/aged state of a solid foodstuff impregnated with seasoning liquid comprising various kinds of seasoning liquid and molasses, etc. <P>SOLUTION: The method is for boiling the solid foodstuff M such as a raw material for sugar-glazed adzuki beans, an ingredient of Japanese pot-au-few, etc. which is temporarily stored in a boiling basket B and after that, seasoned in the seasoning liquids S1 and S2 reserved in a boiling pot 1. The seasoning liquid S is evenly agitated/circulated on the whole inside the boiling pot 1 by driving/rotating agitator blades 61 and 62 inserted into the boiling pot 1 in such a way that the blades can be freely inserted/taken out, while heating the foodstuff M with steam on the bottom 1a of the boiling pot 1 and/or with electricity on the body surface 1b of the boiling pot 1. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は固形食材の漬け込み煮炊き方法とそのための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
本発明者は和菓子の製餡用豆類（小豆）を水中へ漬け込み煮炊きする煮炊き装置として、先に特願２００２−１５０６７９号を提案した。
【０００３】
この業務用の煮炊き装置によれば、豆類（Ｍ）を煮篭（Ｂ）へ一旦収容させた状態として、煮釜（１）内の水中へ漬け込むようになっているため、所謂バラ煮と異なって、その煮釜（１）に対する豆類（Ｍ）の出し入れ作業を便利良く行なえるほか、煮炊き中の踊り現象による表皮の破裂や形崩れなどを防ぐことができ、又煮釜（１）内の湯水や煮汁を循環経路（Ｒ）とその途中のロータリーポンプ（３７）によって、強制的に対流させるようになっているため、必らずしも完全に沸騰させることなく、全体的にムラの無い煮炊き熟成状態を得られる利点がある。
【０００４】
そして、このような通水性に富む煮篭（Ｂ）の使用と、湯水や煮汁の強制的な対流作用は、その水やダシ汁（調味液）、糖蜜、シロップなどの漬け込み液へ漬け込んだ状態のもとに煮炊きする方法である以上、製餡用豆類のみに限らず、例えばおでんの具材や蜜漬けされる甘納豆の原料、シロップ煮の果実、甘露煮の魚介、煮豚の肉塊、惣菜、その他の主に形崩れと焼け焦げ変色が許されない各種の固形食材についても、同様に必要であると言える。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記先願発明の構成ではボイラーからの供給蒸気のみを加熱源としており、そのボイラーを戸外に設置する必要があるため、特に煮炊き作業を何回も繰り返して行なう甘納豆の蜜漬けや、比較的長時間漬け込み煮炊きするおでんの調理などに供した場合、夜間での無人運転を行ない難い。近隣の住民から苦情を受ける騒音が発生するばかりでなく、火災事故の危険性も伴なうからである。
【０００６】
又、蒸気供給管路（１２）における開閉用電磁弁（１４）の開度（蒸気供給量又は加熱力）を自動的に調整制御することは可能であるが、その電磁弁（１４）を閉止しても、必らずや余熱が残ることになるため、その余熱による食材の形崩れや焼け焦げ変色を生じやすく、厳密な加熱温度の制御が不可能である。
【０００７】
更に、物理的な煮炊き装置としても、その煮釜（１）の外部へ循環経路（Ｒ）の配管とロータリーポンプ（３７）の設置を行なう必要があるため、甚だ煩らわしく、据付けスペースの大型化や装置自体のコストアップを招くことになり、便利良く完全に清掃作業できないほか、煮釜（１）の外部からロータリーポンプ（３７）の圧送力により、その煮釜（１）内の湯水や煮汁を対流させるようになっている関係上、未だ煮釜（１）内の垂直中心線上や底部周辺での攪拌・対流作用に劣り、食材の全体を効率良く均一に煮炊き熟成させることも困難である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題の更なる改良を企図しており、そのための構成上甘納豆の原料やおでんの具材、その他の固形食材をその形崩れ防止用煮篭へ一旦収容させた上、煮釜内の水や糖蜜、各種調味液などの漬け込み液へ漬け込んだ状態のもとに煮炊きする方法であって、
【０００９】
上記煮釜の底面から蒸気又は／及び煮釜の胴面から電気により加熱し乍ら、その煮釜の内部へ出し入れ操作自在に挿入した攪拌羽根の回転駆動により、上記漬け込み液を煮釜内の全体的に万遍なく攪拌・対流させて、その漬け込み液が浸透した固形食材の熟成状態を得ることを特徴とし、
【００１０】
又、上記固形食材の漬け込み煮炊き装置として、その固形食材の漬け込み液を貯溜する断面ほぼＵ字型の煮釜と、
【００１１】
その煮釜の底面を被覆する蒸気ジャケットから導出された蒸気供給管路並びにその途中に介挿設置された開閉用電磁弁と、
【００１２】
同じく煮釜の胴面を包囲する電気ヒーターと、
【００１３】
固形食材やその漬け込み液の加熱温度を検知すべく、上記煮釜の内部に臨まされた加熱温度センサーと、
【００１４】
その加熱温度センサーからの出力電気信号に基いて、上記電磁弁を開閉制御又は／及び上記電気ヒーターの電源スイッチをオン・オフ制御するコントローラーと、
【００１５】
上記煮釜の胴面から一定高さだけ一体的に垂立する攪拌機用取付ブラケットの上端部へ、一定角度だけ起伏的な回動操作自在に枢着され、且つその煮釜の真上に張り出し横架する水平な支持状態として使用される天板と、
【００１６】
その天板の上面に搭載された攪拌用駆動モーターから、上記煮釜の中心に向かって一定長さだけ垂下するＰＴＯ軸と、
【００１７】
そのＰＴＯ軸の下端部へ着脱自在に連結一体化されることにより、上記煮釜内の垂直中心線上に沿って垂立する回転羽根軸と、
【００１８】
その回転羽根軸が上記煮釜内の底面に臨む下端部と中途高さ位置から、各々横向き一体的に張り出す攪拌放射羽根並びに一連の攪拌スクリュー羽根と、
【００１９】
その攪拌羽根逃し入れ中心口が開口する平面視のドーナツ型に作成された固形食材形崩れ防止用の煮篭とを備え、
【００２０】
甘納豆の原料やおでんの具材、その他の固形食材が収容された上記煮篭を、その煮釜内の水や糖蜜、各種調味液などの漬け込み液へ漬け込んだ状態のもとで、蒸気ジャケットへの供給蒸気又は／及び電気ヒーターにより加熱し乍ら、上記回転羽根軸の攪拌放射羽根と攪拌スクリュー羽根により、その漬け込み液を煮釜内の全体的に万遍なく攪拌・対流させて、その漬け込み液が浸透した固形食材の熟成状態を得るように定めたことを特徴とするものである。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、その本発明に係る固形食材（Ｍ）の漬け込み煮炊き装置を示した図１〜１１において、（１）はステンレス鋼板から一定な直径（例えば約４５０ｍｍ）と深さ（例えば約４８０ｍｍ）の断面ほぼＵ字型に作成された煮釜、（２）はその底面（１ａ）を被覆する気密状態に溶接一体化された蒸気ジャケットであって、複数の脚柱（３）により据付け盤（４）の約一半部に固定支持されている。
【００２２】
（５）は同じく据付け盤（４）の残る他半部から一体的に垂立された操作ボックス用支持台であり、図１２、１３のような電気制御回路のプリント基板を備えた操作ボックス（６）が、その支持台（５）上に搭載されている。尚、上記据付け盤（４）は平面視の長方形をなし、その四隅部に付属するレベルジャッキ（７）の昇降操作によって、作業床への据付け高さと水平度を調整することができるようになっている。
【００２３】
（８）は上記煮釜（１）の胴面（１ｂ）へ密着状態に巻き付けられた面状の電気ヒーターであって、その詳細を図示省略してあるが、シリコンゴムシートによって挟持一体化されたニクロム線などの発熱体から成り、煮釜（１）の内部を間接抵抗加熱することになる。（９）はその電気ヒーター（８）を包囲する断熱材、（１０）はその断熱材（９）を更に包囲するステンレス鋼板の化粧カバーであり、上記煮釜（１）の胴面（１ｂ）から一体的に張り出す上下一対のカバー受けフランジ（１１）へ、複数の固定ボルト（１２）によって取り付けられている。
【００２４】
又、（１３）は上記煮釜（１）における底面（１ａ）の中心に形成された円形の排水口、（１４）はその排水口（１３）から蒸気ジャケット（２）を貫通して、下方へ導出された排水管路であり、その出口部付近には開閉弁（１５）が設置されている。
【００２５】
（１６）は蒸気ジャケット（２）の底面から導出された蒸気供給管路であり、その入口部がボイラーなどの蒸気供給源（図示省略）へ接続使用されることになる。（１７）はその蒸気供給管路（１６）の入口部付近に設置された開閉弁、（１８）は同じく中途部に介挿設置された開閉用電磁弁、（１９）は蒸気供給管路（１６）の出口部に対応する関係として、上記排水管路（１４）の中途高さ位置から蒸気ジャケット（２）の内部へ一体的に張り出された蒸気分散板である。
【００２６】
（２０）は蒸気供給管路（１６）との振り分け並列状態として、やはり蒸気ジャケット（２）の底面から導出された復水用ドレン管路であり、その一端部と他端部には蒸気トラップ（２１）と開閉弁（２２）とが設置されている。（２３）（２４）（２５）は同じく蒸気ジャケット（２）の円周面から導出されたエヤートラップと安全弁並びに圧力計を各々示している。
【００２７】
（２６）は上記煮釜（１）の胴面（１ｂ）とその電気ヒーター（８）の断熱材（９）並びに化粧カバー（１０）を貫通する差し込み状態に取り付け固定された加熱温度センサーであって、抵抗温度計（白金測温抵抗体）などから成り、煮釜（１）内の固形食材（Ｍ）やその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の加熱温度を検知する。
【００２８】
そして、図１２、１３の電気制御回路に示す如く、その加熱温度センサー（２６）により検知した現在温度と、固形食材（Ｍ）とその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の種別や性状などに応じて予じめ設定された目標の加熱温度とを比較して、コントローラー（シーケンサー）（２７）により蒸気供給管路（１６）の電磁弁（１８）を開閉制御する一方、電気ヒーター（８）の電源スイッチをオン・オフ制御するようになっている。
【００２９】
（２８）は上記煮釜（１）における胴面（１ｂ）の上端部に溶接一体化された攪拌機用支持架台であって、その胴面（１ｂ）の言わば外接状態に一定幅（Ｗ）（例えば約３００ｍｍ）だけ延在するフラットな垂直壁片（２８ａ）と、その下端部から外向きに張り出す水平床片（２８ｂ）とを備えており、しかも支持架台（２８）の垂直壁片（２８ａ）には複数の昇降ガイド長孔（２９）が、並列状態に開口分布されている。
【００３０】
（３０）は上記煮釜（１）の開口上面から一定高さ（Ｈ１）（例えば約２４０ｍｍ）だけ垂立する攪拌機用取付ブラケットであって、ステンレス鋼板から平面視のほぼコ字型に折り曲げられており、その下端部が上記昇降ガイド長孔（２９）を通じ、垂直壁片（２８ａ）へ螺入締結される固定ボルト（３１）の複数によって、その支持架台（２８）へ昇降調整自在に取り付け一体化されている。
【００３１】
（３２）は同じく取付ブラケット（３０）から上記水平床片（２８ｂ）の貫通状態に垂下する左右一対のスタッドボルトであり、その支持架台（２８）の水平床片（２８ｂ）へ固定ナット（３３）によって締結一体化されている。他方、上記取付ブラケット（３０）の上端部は並列する左右一対の天板受け止め用ストッパーエッジ（３４）として、外下がりの傾斜状態に形成されている。
【００３２】
（３５）は上記取付ブラケット（３０）における煮釜（１）の開口上面から垂立する中途高さ位置に形成された送風口、（３６）はその送風口（３５）に臨む冷却ファンであり、複数の固定ボルト（３７）によって上記取付ブラケット（３０）へ裏当て状態に付属一体化されているが、これは例えば固形食材（Ｍ）を甘納豆の原料（大納言やうずら豆、空豆、栗、甘藷芋など）とし、その漬け込み液（Ｓ２）を糖蜜として漬け込み煮炊きするような場合に、その糖蜜からの水分蒸発作用を促進するために使用される。尚、その冷却ファン（３６）のカバーフィルターは図示省略してある。
【００３３】
更に、（３８）は同じく取付ブラケット（３０）の上端部へ複数の水平な回動支点ピン（蝶番）（３９）を介して、一定角度（α）の起伏的な回動操作自在に枢着された天板であり、断面ほぼ倒立Ｕ字型のステンレス鋼板から上記煮釜（１）よりも若干大きな直径（例えば約５００ｍｍ）の円形に作成されている。
【００３４】
そして、その天板（３８）を支点ピン（３９）の廻りに、煮釜（１）の開口上面から退避する方向へ起し上げた状態では、図９の鎖線に示す如く、上記取付ブラケット（３０）の両ストッパーエッジ（３４）により安定良く受け止められて、その煮釜（１）に対して後述の煮篭や攪拌羽根を支障なく出し入れできるようになっている。上記天板（３８）の回動する一定角度（α）が、例えば約１３０度の鈍角として設定されているのである。
【００３５】
（４０）は上記天板（３８）のフリーな先端側から煮釜（１）の開口縁部を指向して、一体的に垂下された左右一対の突っ張り支持脚であり、その各支持脚（４０）の下端部に被着一体化された合成樹脂製の二叉フォーク（４１）が、上記煮釜（１）の開口縁部へ係脱自在に係止することにより、その天板（３８）を煮釜（１）の真上に張り出し横架する水平設置状態として、安定良く維持できるようになっている。（４２）はその両支持脚（４０）の左右相互間に固定横架された水平な連結アームである。
【００３６】
（Ａ）は上記煮釜（１）内に貯溜される固形食材（Ｍ）の漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を攪拌する攪拌機の総称であり、上記天板（３８）へ次の通り組み付けられているため、その天板（３８）との一体的に起伏操作することができ、後述の攪拌羽根を煮釜（１）に対して上方から出し入れ可能である。
【００３７】
即ち、（４３）は天板（３８）の上面へ複数の固定ボルト（４４）を介して搭載された攪拌用駆動モーター（ギャードモーター）であり、例えば約６０ｒ．ｐ．ｍ／６０Ｈｚの回転数を有するが、その回転数は固形食材（Ｍ）と漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の種別や性状などに応じた可変として、インバーター（４５）により調整制御されるようになっている。（４６）はその駆動モーター（４３）から回転動力を取り出すＰＴＯ軸であって、上記煮釜（１）の中心に向かって一定長さ（Ｈ２）だけ垂下している。
【００３８】
（４７）は同じく天板（３８）の下面へ複数の固定ボルト（４８）によって取り付け一体化されたベアリングケースであり、その内部には上記ＰＴＯ軸（４６）のラジアルベアリング（４９）とスラストベアリング（５０）並びにオイルシール（５１）が封入設置されている。（５２）はそのベアリングケース（４７）の下面を施蓋するエンドカラーであり、押圧ボルト（５３）によってＰＴＯ軸（４６）へ押し付けられている。
【００３９】
上記煮釜（１）の開口上面まで到達しないＰＴＯ軸（４６）の下端部は半割り面（４６ａ）として、ほぼ倒立Ｌ字型に切り欠かれており、その半割り面（４６ａ）からはキーピン（５４）が横向き一体的に突出している。（５５）はそのキーピン（５４）の真上に並列する分布状態として、同じくＰＴＯ軸（４６）の中途高さ位置から横向き一体的に突設されたカバースリーブ用係止ピン、（５６）は上記ＰＴＯ軸（４６）へ昇降自在に套嵌されたカバースリーブであり、これに切り欠かれた昇降ガイド長孔（５７）が、ＰＴＯ軸（４６）から突出する上記係止ピン（５５）と係合しているため、そのＰＴＯ軸（４６）からカバースリーブ（５６）の抜け落ちるおそれはない。
【００４０】
他方、（５８）は上記ＰＴＯ軸（４６）の下端部へ着脱自在に継ぎ足し連結される一定長さ（例えば約５６０ｍｍ）の回転羽根軸であり、その上端部がＰＴＯ軸（４６）の上記半割り面（４６ａ）と咬み合う半割り面（５８ａ）として、対応的なほぼＬ字型に切り欠かれている。（５９）はその回転羽根軸（５８）の半割り面（５８ａ）に開口形成されたキーピン受け入れ孔である。
【００４１】
つまり、上記カバースリーブ（５６）をその昇降ガイド長孔（５７）の一定長さ分だけ上昇操作すれば、ＰＴＯ軸（４６）のキーピン（５４）が裸状態に露出するため、そのＰＴＯ軸（４６）と上記回転羽根軸（５８）との半割り面（４６ａ）（５８ａ）同志を咬み合わせて１本化する如く、上記キーピン（５４）へ回転羽根軸（５８）のキーピン受け入れ孔（５９）を差し込むことによって、その回転羽根軸（５８）をＰＴＯ軸（４６）へすばやく連結することができるようになっており、その連結状態では回転羽根軸（５８）がＰＴＯ軸（４６）と一体に回転作用する。
【００４２】
その連結後に上昇操作手を離せば、自づと下降するカバースリーブ（５６）が、上記ＰＴＯ軸（４６）と回転羽根軸（５８）との咬み合い部分を包囲・拘束することになる結果、その回転羽根軸（５８）の抜け落ちるおそれはない。このような連結状態から再度カバースリーブ（５６）を上昇させて、その回転羽根軸（５８）を上記ＰＴＯ軸（４６）から取りはずすことができることは、言うまでもない。
【００４３】
（６０）は上記回転羽根軸（５８）の下端部から一体的に下向く振れ止め凸子であって、煮釜（１）の底面（１ａ）に開口している上記排水口（１３）へ抜き差し自在に差し込まれることにより、その回転羽根軸（５８）を煮釜（１）内の垂直中心線上に沿って垂立する安定な振れ止め状態に保つ。
【００４４】
（６１）は同じく回転羽根軸（５８）の下端部から横向き一体的に張り出す攪拌放射羽根であって、一定の回転直径（Ｄ）（例えば約１０５ｍｍ）を備えており、その回転遠心力によって煮釜（１）内の漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を周囲へ拡散する。（６２）はその攪拌放射羽根（６１）とほぼ同じ回転直径（Ｄ）を有する一連の攪拌スクリュー羽根であって、上記回転羽根軸（５８）の中途高さ位置から一体的に張り出されており、その螺旋リードによって漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を煮釜（１）内の垂直中心線に沿って、その底面（１ａ）から上方へ流動させるようになっている。
【００４５】
又、（６３）は例えば固形食材（Ｍ）を甘納豆の原料（大納言やうずら豆、空豆、栗、甘藷芋など）とし、その漬け込み液（Ｓ２）を糖蜜として漬け込み煮炊きするような場合に、液面（Ｌ−Ｌ）に生成される皮膜により、糖蜜からの水分蒸発作用が遮断されてしまうことを予防すべく、その液面（Ｌ−Ｌ）を波立たせるための合成樹脂製補助攪拌羽根である。
【００４６】
このような補助攪拌羽根（６３）は、固形食材（Ｍ）やその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の種類に応じて使用される予備品であり、一定長さのハンガーアーム（６４）と挟持クランプ（６５）を介して、上記回転羽根軸（５８）の上端部付近へ着脱自在に挟み付けられており、その回転羽根軸（５８）と一体に回転作用する。従って、不必要な場合には上記挟持クランプ（６５）の固定ボルト（６６）を抜き出すことにより、その回転羽根軸（５８）から取りはずすことができる。
【００４７】
甘納豆の原料である大納言やうずら豆、空豆、栗、甘藷芋など（以下、豆類と総称する。）を固形食材（Ｍ）の典型例として、本発明の上記漬け込み煮炊き装置により、甘納豆を製造する方法について説明すると、予じめ水漬けされた生状態の豆類（Ｍ）を、一定容量（例えば約５升）の形崩れ防止用煮篭（Ｂ）へ一旦収容する。
【００４８】
その煮篭（Ｂ）は図１４〜１８に抽出して示す如く、上記回転羽根軸（５８）の攪拌スクリュー羽根（６２）や攪拌放射羽根（６１）と干渉しない直径（例えば約１４０ｍｍ）の攪拌羽根逃し入れ中心口（６７）（６８）を備えた平面視のドーナツ型篭本体（６９）と蓋体（７０）とから成る組立品であり、その何れも漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の流通孔（７１）（７２）が多数開口分布するパンチングメタルや金網、その他の保形強度に富む多孔材から作成されている。
【００４９】
しかも、蓋体（７０）は篭本体（６９）の内部に落ち込む大きさ（例えば約４２０ｍｍの直径）の相似な円板形態をなし、その上記攪拌羽根逃し入れ中心口（６８）から放射対称分布状態に派生する複数の補強板片（７３）には、各々把手（７４）が直径方向（横方向）に沿って進退スライド操作できるように枢支されている。
【００５０】
つまり、その把手（７４）の枢支ピン（７５）を篭本体（６９）の胴面に開口分布している流通孔（７１）へ差し込み進出させれば、蓋体（７０）が篭本体（６９）との固定状態に維持されることになる一方、同じく把手（７４）の枢支ピン（７５）を篭本体（６９）の上記流通孔（７１）から抜き出し退避させれば、その蓋体（７０）が篭本体（６９）内への所謂落し蓋として、上記豆類（Ｍ）の嵩張り変化する膨軟作用に追従する如く、経時的に自づと上昇することができるようになっているのである。
【００５１】
尚、（７６）は篭本体（６９）の開口縁部へ起伏的な回動操作自在に枢着された向かい合う一対の把手、（７７）は同じく篭本体（６９）の上記攪拌羽根逃し入れ中心口（６７）から胴面と底面へ派生する複数の補強板片であり、このような篭本体（６９）は把手（７６）の伏倒状態において、その複数を安定良く積み重ねることもできるが、図例では上記煮釜（１）に対する１個の使用状態を示している。
【００５２】
そして、豆類（Ｍ）が収容された煮篭（Ｂ）を、上記煮釜（１）の内部へ吊り込んで静置させ、その篭本体（６９）の攪拌羽根逃し入れ中心口（６７）へ挿入した攪拌機（Ａ）の回転羽根軸（５８）を、攪拌用駆動モーター（４３）のＰＴＯ軸（４６）と連結一体化することにより、煮釜（１）内の垂直中心線上に沿って垂立させた上、その煮釜（１）へ先ず漬け込み液（Ｓ１）となる水を投入して、豆類（Ｍ）の全体を水漬け状態に保つ。
【００５３】
その場合には、上記煮篭（Ｂ）の蓋体（７０）を、その篭本体（６９）内への落し蓋として、豆類（Ｍ）の上面へフィットさせると共に、上記補助攪拌羽根（６３）を回転羽根軸（５８）から取りはずしておき、好ましくは煮釜（１）の開口上面を図１９のように、別個なトップカバー（７８）により放熱しない状態に施蓋する。
【００５４】
このような準備後、上記煮釜（１）の蒸気ジャケット（２）へ蒸気を供給して、その加熱により豆類（Ｍ）を第１次的に煮炊き作業すると共に、その過程では上記攪拌機（Ａ）の回転羽根軸（５８）を駆動モーター（４３）により回転駆動して、その攪拌スクリュー羽根（６２）と攪拌放射羽根（６１）により豆類（Ｍ）の漬け込み液（水）（Ｓ１）を適度にゆっくりと攪拌・対流させる。
【００５５】
又、その豆類（Ｍ）の水漬け煮炊き中には、煮釜（１）内の加熱温度を上記加熱温度センサー（２６）により検知して、その現在温度が予じめ設定された目標の加熱温度まで一旦上昇・沸騰したならば、その後は約９５℃〜９８℃の沸騰しない加熱温度を安定良く維持し得るように、単位時間当りの温度上昇率を検知し乍ら、その加熱温度センサー（２６）からの出力電気信号に基いて、コントローラー（２７）により上記蒸気供給管路（１６）における電磁弁（１８）の開度を調整制御し、一定時間の経過後に蒸気の供給を停止して、渋切り（アク抜き）する。
【００５６】
その渋切り作業は上記攪拌用駆動モーター（４３）を停止した状態のもとで、排水管路（１４）の開閉弁（１５）を開放することによって行ない、渋切り後には再度煮釜（１）の内部へ漬け込み液（水）（Ｓ１）を投入し、豆類（Ｍ）の全体を水漬け状態に保ち、引き続き蒸気の供給により豆類（Ｍ）の第２次的な煮炊き作業を行なう。
【００５７】
その第２次的な水漬け煮炊き中にも、上記攪拌機（Ａ）を駆動して、その回転羽根軸（５８）の攪拌スクリュー羽根（６２）と攪拌放射羽根（６１）により、豆類（Ｍ）の漬け込み液（水）（Ｓ１）を適度にゆっくりと攪拌・対流させる一方、やはり煮釜（１）内の加熱温度を上記加熱温度センサー（２６）により検知して、その現在温度が予じめの設定目標温度まで一旦上昇・沸騰したならば、その後は約９０℃〜９５℃の沸騰しない加熱温度を保つように、上記加熱温度センサー（２６）からの検知出力信号に基いて、そのコントローラー（２７）により上記電磁弁（１８）の開度を調整制御し、一定時間の経過後に蒸気の供給を止めて、そのまま一定時間だけ放置することにより、豆類（Ｍ）を蒸らし作用する。
【００５８】
尚、その一定時間の蒸らし作用後には、煮釜（１）の開口上面から所謂打ち水を施すことにより、豆類（Ｍ）を緩やかに冷却し、煮釜（１）の排水管路（１４）から排水する。
【００５９】
このようにして煮炊き終了した豆類（Ｍ）は、その煮篭（Ｂ）を煮釜（１）から吊り出すことなく、依然として煮釜（１）内での静置状態に保ち、又攪拌機（Ａ）の上記回転羽根軸（５８）も煮釜（１）内の垂立状態に維持したままで、次に豆類（Ｍ）の漬け込み液（Ｓ２）となる糖蜜を投入して、引き続き蜜漬け作業を行なう。
【００６０】
そのための糖蜜は一定量の水と、その約３倍の砂糖（グラニュー糖）とから成る混合物として、その砂糖が溶解した透明度の高い液体であり、これを特別に調製するか、又は市販品を買い求め、好ましくは豆類（Ｍ）とほぼ同じ重量比率として、上記煮釜（１）の内部に貯溜させる。
【００６１】
そして、豆類（Ｍ）の蜜漬け作業を行なう場合には、上記煮釜（１）のトップカバー（７８）を取りはずして、その開口上面を図２０、２１のような水分が蒸発しやすい全開状態に保つ一方、煮篭（Ｂ）の蓋体（７０）をその篭本体（６９）への固定状態として、豆類（Ｍ）の飛び出ないように維持する。又、上記補助攪拌羽根（６３）を或る程度まで漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）の液面（Ｌ−Ｌ）に沈む設置高さとして、回転羽根軸（５８）の上端部付近へ挟み付け使用する。
【００６２】
このように準備された蜜漬け当初、未だ豆類（Ｍ）には糖蜜が吸収されておらず、その豆類（Ｍ）自身の糖度（ブリックス）が約５２〜５３度の淡蜜状態にある。
【００６３】
そこで、このような状態から上記煮釜（１）の蒸気ジャケット（２）へ蒸気を供給し、豆類（Ｍ）とその漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）を加熱して、これから水分を蒸発させることにより、豆類（Ｍ）の糖度を徐々に高めてゆくのである。
【００６４】
その加熱温度が高ければ高いほど、単位時間当りの水分蒸発量は多くなるが、約８０℃以上の高温では豆類（Ｍ）の黒く焼け焦げ変色するおそれがあるため、その蜜漬け中の加熱温度をやはり加熱温度センサー（２６）により検知して、その加熱温度が約６０℃〜７５℃の一定として安定良く維持されるように、上記加熱温度センサー（２６）からの出力電気信号に基いて、コントローラー（２７）により蒸気供給管路（１６）における電磁弁（１８）の開度を調整制御する。
【００６５】
又、同じく漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）への蜜漬け煮炊き中には、上記攪拌用駆動モーター（４３）を回転駆動して、その回転羽根軸（５８）の攪拌スクリュー羽根（６２）と攪拌放射羽根（６１）により、上記漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）を適度にゆっくりと攪拌・対流させると同時に、上記補助攪拌羽根（６３）の回転によって液面（Ｌ−Ｌ）を波立たせる一方、上記煮釜（１）の開口上面に指向している冷却ファン（３６）も使用して、その回転風力により液面（Ｌ−Ｌ）から蒸発する水分を吹き飛ばす。
【００６６】
つまり、加熱が進むに連れて、漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）の徐々に煮詰まる如く、豆類（Ｍ）の糖度が高まると、その漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）の液面（Ｌ−Ｌ）に皮膜が生成され、その皮膜が引き続く水分の蒸発を遮断してしまうことになるため、上記攪拌機（Ａ）の攪拌スクリュー羽根（６２）と攪拌放射羽根（６１）によって、漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）を煮釜（１）内での全体的に攪拌・対流させると共に、その皮膜が生成されることを、上記補助攪拌羽根（６３）によって予防するのである。
【００６７】
しかも、煮釜（１）の開口上面から浮上する湯気を、上記冷却ファン（３６）の風力により吹き飛ばして、その漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）における液面（Ｌ−Ｌ）の湿度を低下させ、更には冷却ファン（３６）の負圧作用（ピトー管の原理）により気圧も低下させて、水分の蒸発を積極的に促進し、その蒸発量を増加させるのである。その際、上記天板（３８）は冷却ファン（３６）による水分の吹き飛ばし上、その風洞的な誘導作用を果すことになる。
【００６８】
このような豆類（Ｍ）の蜜漬け中、煮釜（１）内の垂直中心線上に沿っては、攪拌機（Ａ）の攪拌スクリュー羽根（６２）が漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）に上昇螺旋流を起生させると同時に、煮釜（１）内の液面（Ｌ−Ｌ）と底面（１ａ）では、補助攪拌羽根（６３）と攪拌放射羽根（６１）との上下一対が同じく漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）に旋回拡散流を起生させるため、その攪拌・対流作用が煮釜（１）内の全体的に万遍なく波及し、冷却ファン（３６）の風力による水分の蒸発促進作用とも相俟って、その豆類（Ｍ）の蜜漬け所要時間を大幅に短縮することができ、熱効率の向上にも役立つ。
【００６９】
但し、甘納豆を製造する過程での経験則に従えば、上記蜜漬け所要時間が約１２時間よりも短かいと、その漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）が豆類（Ｍ）の中芯まで完全に吸収・浸透し難く、未だ蒸発せずに残る水分によって、豆類（Ｍ）の早期に腐るおそれがあるため、その蜜漬け所要時間としては短かくとも約１２時間に設定することが望ましい。
【００７０】
何れにしても、上記豆類（Ｍ）の蜜漬け中にあって、その水分の蒸発が進行することは、煮釜（１）内に貯溜の漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）が徐々に豆類（Ｍ）へ吸収されて煮詰まり熟成する如く、その糖度が当初の淡蜜状態から濃蜜状態へと高まることを意味し、上記漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）の液面（Ｌ−Ｌ）は徐々に低下することになる結果、これを作業者の目視や図外のレベルセンサーにより知得すれば、その液面（Ｌ−Ｌ）の低下した程度から最終目標とする糖度の数値を判定することができる。
【００７１】
これを換言すれば、最終目標の糖度を仕上げ蜜の数値である約７０〜７４度に設定して、その漬け込み液（糖蜜）（Ｓ２）の液面（Ｌ−Ｌ）がこれと対応する程度に達したことを、レベルセンサーが検知した時、その出力電気信号に基いて上記コントローラー（２７）により、蒸気供給管路（１６）の電磁弁（１８）を閉鎖させ、蒸気の供給を止める一方、攪拌用駆動モーター（４３）や冷却ファン（３６）の回転も停止させるのである。
【００７２】
このような短かくとも約１２時間の蜜漬け作業を終了した時には、例えば約３０分の一定時間だけ蜜切りを行なった後、上記攪拌スクリュー羽根（６２）や攪拌放射羽根（６１）の回転羽根軸（５８）を駆動モーター（４３）のＰＴＯ軸（４６）から取りはずして、その駆動モーター（４３）が搭載されている天板（３８）を上記支点ピン（３９）の廻りに、煮釜（１）の開口上面から退避する方向へ起し上げ操作する。
【００７３】
そうすれば、煮釜（１）の開口上面に障害物が無くなるため、上記攪拌機（Ａ）の回転羽根軸（５８）と引き続き煮篭（Ｂ）とを、その煮釜（１）から支障なく取り出すことができ、更に煮釜（１）内の清掃作業も完全に便利良く行なえる。尚、その煮篭（Ｂ）から取り出した豆類（Ｍ）には、少量づつの砂糖がまぶし付けられることにより、良好な食感の甘納豆として仕上がることは、言うまでもない。
【００７４】
図１９〜２１の作業工程図に基き、蒸気を加熱源とする甘納豆の製造法について説明したが、本発明に係る漬け込み煮炊き装置の煮釜（１）には電気ヒーター（８）も設けられているため、図１２、１３の電気制御回路から明白なように、その電気ヒーター（８）を使用して、固形食材（Ｍ）とその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の加熱や、その加熱温度センサー（２６）からの検知出力信号に基く調整制御並びにヒーター用電源スイッチのオン・オフ制御などを、上記とほぼ同様に行なうことができ、又蒸気と電気とを加熱源として併用し、その蒸気により煮釜（１）の底面（１ａ）を加熱すると同時に、煮釜（１）の胴面（１ｂ）を電気ヒーター（８）により抵抗加熱しても良い。
【００７５】
殊更、上記甘納豆の製造法から例示されるように、固形食材（Ｍ）の漬け込み煮炊き作業に短かくとも約１２時間の長時間を要し、その作業が夜間にまで及ぶ場合には、電気ヒーター（８）を使用して無人運転することが好ましく、これによれば騒音の発生や火災事故の危険性を防止できるほか、特に固形食材（Ｍ）の煮炊き熟成状態を厳密に制御された一定温度として、例えば約６０℃〜７０℃に保温し得る効果がある。
【００７６】
又、先には豆類を固形食材（Ｍ）とする甘納豆の製造法について説明した。そして、これでは本発明に係る漬け込み煮炊き装置の使用上、その豆類（Ｍ）を煮釜（１）の内部へ漬け込む液（Ｓ１）（Ｓ２）として、水と糖蜜との２種類を代替的に貯溜させるようになっている。
【００７７】
但し、本発明の対象とする固形食材（Ｍ）は上記豆類のみならず、おでんの具材やシロップ煮の果実、甘露煮の魚介、煮豚の肉塊、惣菜などであっても良く、本発明の漬け込み煮炊き装置を例えばおでんの調理に供する場合には、図２２から明白なように、その大根や豆腐、こんにゃく、里芋、つみれ、卵、はんぺんなどの練り製品、その他の必要な各種具材（Ｍ）を、やはり形崩れ防止用煮篭（Ｂ）へ一旦収容する一方、その漬け込み液（Ｓ１）となるダシ汁（しょう油調味液）を煮釜（１）の内部へ貯溜させる。
【００７８】
そして、上記煮篭（Ｂ）を煮釜（１）の内部へ吊り込み静置させ、やはり蒸気供給管路（１６）からの蒸気又は／及び電気ヒーター（８）により加熱する一方、その漬け込み液（Ｓ１）を適度にゆっくりと攪拌・対流させて、必要な一定時間（例えば約１７〜２０時間）だけ漬け込み煮炊き作業すれば良い。
【００７９】
その方法は、煮篭（Ｂ）の蓋体（７０）を篭本体（６９）への固定状態に保つこと以外について、図１９に基き説明した豆類（Ｍ）の水漬け煮炊き作業と実質的に同一であるため、図２２に図１９〜２１との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【００８０】
要するに、本発明の漬け込み煮炊き装置では固形食材（Ｍ）の漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）としても、その調理内容に応じた水や糖蜜、シロップ（砂糖溶液）、各種ダシ汁（調味液）を広く使用することができ、これらの種別や性状などに応じて加熱温度は勿論のこと、その上記攪拌用駆動モーター（４３）の回転数も調整制御されるようになっており、又上記固形食材（Ｍ）やその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を変更使用する場合にも、煮釜（１）から攪拌機（Ａ）の回転羽根軸（５８）を取り出して、その内部をすばやく完全に水洗い清掃作業できる点で、利便性と汎用性に優れる。
【００８１】
【発明の効果】
以上のように、本発明は甘納豆の原料やおでんの具材、その他の固形食材（Ｍ）をその形崩れ防止用煮篭（Ｂ）へ一旦収容させた上、煮釜（１）内の水や糖蜜、各種調味液などの漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）へ漬け込んだ状態のもとに煮炊きする方法であって、
【００８２】
上記煮釜（１）の底面（１ａ）から蒸気又は／及び煮釜（１）の胴面（１ｂ）から電気により加熱し乍ら、その煮釜（１）の内部へ出し入れ操作自在に挿入した攪拌羽根（６１）（６２）の回転駆動により、上記漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を煮釜（１）内の全体的に万遍なく攪拌・対流させて、その漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）が浸透した固形食材（Ｍ）の熟成状態を得るようになっているため、冒頭に述べた従来技術の課題を悉く改良できる効果がある。
【００８３】
即ち、本発明の上記方法では特願２００２−１５０６７９号のような煮釜（１）の外部へ配管した循環経路（Ｒ）や、その途中に設置されたロータリーポンプ（３７）の圧送力によって、煮釜（１）内の水や煮汁を外部から対流させる方法と異なり、固形食材（Ｍ）とその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の煮炊き中、煮釜（１）の内部へ挿入した攪拌羽根（６１）（６２）の回転駆動によって、上記漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を強制的に攪拌・対流させるようになっているため、全体的にムラや形崩れが無い固形食材（Ｍ）の煮炊き熟成状態を効率良く得ることができる。
【００８４】
しかも、上記煮釜（１）の内部へ挿入された攪拌羽根（６１）（６２）は、これをその煮釜（１）から取り出すこともできるようになっているため、例えば固形食材（Ｍ）の漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を変更使用するような場合に、その新旧混じり合うおそれなく、煮釜（１）の内部を隅々まで完全に便利良く清掃作業できるのである。
【００８５】
又、煮釜（１）の底面（１ａ）から供給蒸気によって加熱できるほか、同じく煮釜（１）の胴面（１ｂ）から電気によって加熱することもでき、その加熱源の併用による同時加熱も可能であるため、固形食材（Ｍ）とその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の種別や性状などに応じて使い分けることができ、特に電気を加熱源とする夜間での安全な無人運転や、固形食材（Ｍ）における煮炊き熟成状態の保温に著しく有効である。
【００８６】
その際、請求項２の構成を採用するならば、各種の固形食材（Ｍ）とその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）に対する対応性がますます広がり、汎用性と利便性が向上する。
【００８７】
更に、請求項３の構成を採用するならば、ドーナツ型煮篭（Ｂ）の攪拌羽根逃し入れ中心口（６７）（６８）を通じて、煮釜（１）内への垂立状態に挿入された回転羽根軸（５８）の攪拌放射羽根（６１）と攪拌スクリュー羽根（６２）により、上記漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の攪拌・対流作用を煮釜（１）内の全体へ一層万遍なく波及させることができ、固形食材（Ｍ）の目標とする熟成状態を極力短時間での熱効率良く得られる効果がある。
【００８８】
他方、請求項４に特定記載した漬け込み煮炊き装置の構成によれば、天板（３８）の上面に搭載された攪拌用駆動モーター（４３）から、そのＰＴＯ軸（４６）を経て垂下する回転羽根軸（５８）が、ドーナツ型煮篭（Ｂ）の攪拌羽根逃し入れ中心口（６７）（６８）と相俟って、煮釜（１）内の垂直中心線上に沿う垂立状態にあり、その回転羽根軸（５８）の攪拌放射羽根（６１）と攪拌スクリュー羽根（６２）によって、固形食材（Ｍ）の漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を強制的に攪拌・対流させるようになっているため、その攪拌・対流作用が上記漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の種別や性状などに左右されることなく、常時煮釜（１）内の全体へ万遍なく波及し、固形食材（Ｍ）の煮炊き熟成状態を目標通りに効率良く得ることができる。
【００８９】
しかも、上記攪拌用駆動モーター（４３）を搭載している天板（３８）は、煮釜（１）の胴面（１ｂ）へ攪拌機用取付ブラケット（３０）を介して、起伏的な回動操作自在に枢着されており、その天板（３８）を煮釜（１）の開口上面から退避する方向へ起し上げ操作すれば、上記駆動モーター（４３）のＰＴＯ軸（４６）に対する回転羽根軸（５８）の着脱操作や、煮釜（１）に対する煮篭（Ｂ）の出し入れ作業を行なえるようになっているため、便利良く使える合理的な漬け込み煮炊き装置として提供することができる。
【００９０】
又、固形食材（Ｍ）やその漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）の加熱温度を検知する加熱温度センサー（２６）が、煮釜（１）の内部に臨まされており、その加熱温度センサー（２６）からの出力電気信号を受けたコントローラー（２７）によって、蒸気用電磁弁（１８）の開閉制御又は／及び電気ヒーター（８）のオン・オフ制御を行なえるようになっているため、各種の固形食材（Ｍ）を焼け焦げ変色させるおそれなく、常時適正に制御された加熱温度のもとで、しかもロスなく煮炊きできる効果がある。
【００９１】
請求項５の構成を採用するならば、例えば固形食材（Ｍ）を甘納豆の原料とし、その漬け込み液（Ｓ２）を糖蜜として、これから水分を蒸発させる必要があるような場合に、その補助攪拌羽根（６３）による液面（Ｌ−Ｌ）の波立たせ攪拌作用と、冷却ファン（３６）から煮釜（１）の開口上面を指向する風力とが相俟って、上記水分の蒸発を積極的に促進させることができ、その甘納豆の優れた糖度を容易に得られる効果がある。
【００９２】
請求項６の構成を採用するならば、煮釜（１）の底面（１ａ）に開口する排水口（１３）を活用して、回転羽根軸（５８）を煮釜（１）内の垂直中心線上に沿う安定な垂立状態に維持することができ、その回転羽根軸（５８）の攪拌放射羽根（６１）と攪拌スクリュー羽根（６２）が、煮篭（Ｂ）と不慮に干渉するおそれを確実に防止し得る。
【００９３】
又、請求項７の構成を採用するならば、上記天板（３８）の起し上げ状態を攪拌機用取付ブラケット（３０）のストッパーエッジ（３４）によって、安定良く確固に受け止め支持することができ、その結果煮釜（１）に対する煮篭（Ｂ）と回転羽根軸（５８）との出し入れ作業を、一層安全裡に行なえる効果がある。
【００９４】
請求項８の構成を採用するならば、攪拌用駆動モーター（４３）のインバーター制御によって、各種固形食材（Ｍ）の漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）に応じた常時適正な攪拌・対流作用を営なませることができ、その汎用性と合理性に優れる。
【００９５】
更に、請求項９の構成を採用するならば、例えば固形食材（Ｍ）を甘納豆の原料である豆類とし、その漬け込み液（Ｓ１）（Ｓ２）を水と糖蜜との２種類として、煮釜（１）内へ代替的に漬け込み煮炊きするような場合、煮篭（Ｂ）の蓋体（７０）をその篭本体（６９）への組み付け固定状態と、同じく篭本体（６９）内への落し蓋として昇降し得る状態に、すばやく使い分けることができるのであり、その利便性がますます向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る漬け込み煮炊き装置の全体を示す正面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】煮釜を破断して示す図１に対応する正面図である。
【図４】図１の煮釜を抽出して示す据付け状態の正面図である。
【図５】図４の背面図である。
【図６】図４の平面図である。
【図７】図１の天板を抽出して示す拡大平面図である。
【図８】図７の側面図である。
【図９】図８の９−９線断面図である。
【図１０】図９の一部を抽出した拡大図である。
【図１１】攪拌補助羽根を抽出して示す斜面図である。
【図１２】本発明の電気制御回路である。
【図１３】同じく本発明の電気制御回路である。
【図１４】煮篭の篭本体を示す平面図である。
【図１５】図１４の正面図である。
【図１６】図１４の１６−１６線断面図である。
【図１７】煮篭の蓋体を示す平面図である。
【図１８】図１７の正面図である。
【図１９】固形食材の水漬け煮炊き作業を示す説明図である。
【図２０】同じく固形食材の図１９に続く蜜漬け煮炊き作業を示す説明図である。
【図２１】図２０の２１−２１線断面図である。
【図２２】別な固形食材の漬け込み煮炊き作業を示す説明図である。
【符号の説明】
（１）・煮釜
（１ａ）・底面
（１ｂ）・胴面
（２）・蒸気ジャケット
（４）・据付け盤
（８）・電気ヒーター
（９）・断熱材
（１３）・排水口
（１４）・排水管路
（１６）・蒸気供給管路
（１８）・開閉用電磁弁
（２０）・ドレン管路
（２６）・加熱温度センサー
（２７）・コントローラー
（２８）・攪拌機用支持架台
（３０）・攪拌機用取付ブラケット
（３４）・ストッパーエッジ
（３６）・冷却ファン
（３８）・天板
（３９）・回動支点ピン
（４０）・突っ張り支持脚
（４３）・攪拌用駆動モーター
（４５）・インバーター
（４６）・ＰＴＯ軸
（４７）・ベアリングケース
（５４）・キーピン
（５６）・カバースリーブ
（５８）・回転羽根軸
（６０）・振れ止め凸子
（６１）・攪拌放射羽根
（６２）・攪拌スクリュー羽根
（６３）・補助攪拌羽根
（６５）・挟持クランプ
（６７）（６８）・攪拌羽根逃し入れ中心口
（６９）・篭本体
（７０）・蓋体
（７１）（７２）・漬け込み液流通孔
（７４）（７６）・把手
（７５）・枢支ピン
（７８）・トップカバー
（Ａ）・攪拌機
（Ｂ）・煮篭
（Ｄ）・回転直径
（Ｌ−Ｌ）・液面
（Ｍ）・固形食材
（Ｓ１）（Ｓ２）・漬け込み液
（α）・回動角度[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a method for immersing solid foods and apparatus therefor.
[0002]
[Prior art]
The present inventor previously proposed Japanese Patent Application No. 2002-150679 as a boiled and cooked apparatus that immerses and cooks Japanese confectionery beans (red beans) in water.
[0003]
According to this business-use boiled cooking device, the beans (M) are once stored in the boiled rice cake (B), so that they are soaked in the water in the boiled pot (1). In addition, the bean (M) can be taken in and out of the boiled pot (1) conveniently, and can prevent the skin from rupturing or losing its shape due to the dance phenomenon during boiled cooking. Since hot water and boiled juice are forced to convection by the circulation path (R) and the rotary pump (37) on the way, it is not necessarily completely boiled, and there is no overall unevenness. There is an advantage that it can be boiled and aged.
[0004]
And the use of such water-permeable boiled rice cake (B) and the forced convection action of hot water and boiled soup is the state of being soaked in the water, dashi soup (seasoning liquid), molasses, syrup, etc. As long as it is boiled and cooked underneath, it is not limited to bean making beans, such as ingredients for oden and natto pickled natto, syrup-boiled fruits, boiled seafood, boiled pork meat, side dish In addition, it can be said that other various kinds of solid foods that are not allowed to be deformed and burnt and discolored are also necessary.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of the above-mentioned prior application, only steam supplied from the boiler is used as a heating source, and it is necessary to install the boiler outdoors. It is difficult to perform unattended operation at night when it is used for cooking oden that is soaked for a long time. This is because it not only generates noise that causes complaints from neighboring residents, but also carries the risk of fire accidents.
[0006]
In addition, it is possible to automatically adjust and control the opening degree (steam supply amount or heating force) of the open / close solenoid valve (14) in the steam supply line (12), but the solenoid valve (14) is closed. However, since the remaining heat is inevitably left, the food is liable to be deformed or burnt and discolored due to the remaining heat, and it is impossible to strictly control the heating temperature.
[0007]
Furthermore, since it is necessary to install the circulation path (R) piping and the rotary pump (37) outside the cooking pot (1) as a physical cooking apparatus, it is very troublesome and requires a lot of installation space. In addition to increasing the size and cost of the device itself, it is not possible to clean it conveniently and completely, and the hot water in the boiled pot (1) is pumped from the outside of the boiled pot (1) by the pumping force of the rotary pump (37). Due to the convection of simmered broth and soup, it is still inferior to the stirring and convection action on the vertical center line in the boiling pot (1) and around the bottom, and it is difficult to simmer and ripen the whole ingredients efficiently and uniformly. It is.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention contemplates further improvement of the above-mentioned problems. In view of the above structure, the raw materials for sweet natto, oden ingredients, and other solid foods are once stored in the noodles for preventing deformation, and then boiled. It is a method to boil under the state of being immersed in the immersion liquid such as water, molasses, various seasoning liquid in the kettle,
[0009]
While the steam is heated from the bottom of the boiled pot and / or electricity from the barrel surface of the boiled pot, the above-mentioned soaked liquid is put into the boiled pot by rotating the stirring blade inserted into and out of the boiled pot. It is characterized by the fact that it is agitated and convected uniformly throughout the whole to obtain a mature state of solid food that has been soaked with the soaking solution,
[0010]
In addition, as the above-mentioned solid food simmering and cooking device, a substantially U-shaped boiled pot for storing the solid food simmering liquid,
[0011]
A steam supply line led out from the steam jacket covering the bottom of the boiled kettle, and a solenoid valve for opening and closing installed in the middle of the steam supply line,
[0012]
An electric heater that also surrounds the body of the boiled kettle,
[0013]
In order to detect the heating temperature of the solid food and its soaking liquid, a heating temperature sensor facing the inside of the above boiled pot,
[0014]
Based on the output electrical signal from the heating temperature sensor, a controller for opening / closing the electromagnetic valve or / and on / off controlling the power switch of the electric heater,
[0015]
It is pivotally attached to the upper end of the mounting bracket for the stirrer, which is integrally suspended from the body surface of the boiling pot by a certain height, so that it can be swung up and down by a certain angle, and projects directly above the boiling pot. A top plate used as a horizontal support state,
[0016]
A PTO shaft hanging from the stirring drive motor mounted on the top surface of the top plate by a certain length toward the center of the boiled pot;
[0017]
A rotary blade shaft that suspends along the vertical center line in the boiled pot by being detachably connected and integrated with the lower end portion of the PTO shaft,
[0018]
A stirring radiation blade and a series of stirring screw blades each projecting laterally integrally from the lower end of the rotary blade shaft facing the bottom surface in the boiling pot and the midway height position,
[0019]
With a stirrer blade for preventing the collapse of the solid food material created in a donut shape in plan view with the stirring blade escape center opening open,
[0020]
To the steam jacket, the above-mentioned boiled rice cake containing the ingredients of Amanatto, oden ingredients, and other solid foods is immersed in water, molasses, various seasoning liquids, etc. While being heated by the supply steam or / and the electric heater, the soaking liquid is stirred and convected throughout the whole of the boiling pot by the stirring radiation blade and the stirring screw blade of the rotary blade shaft, and the soaking is performed. It is characterized in that it is determined so as to obtain a mature state of the solid food material infiltrated with the liquid.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the specific configuration of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In FIGS. 1 to 11, which shows a device for immersing solid food (M) according to the present invention, (1) is a constant diameter from a stainless steel plate. (2) is a steam jacket welded and integrated in an airtight state to cover the bottom surface (1a), for example (about 450 mm) and a depth (for example, about 480 mm) in cross section. Thus, it is fixedly supported by about one half of the installation board (4) by a plurality of pedestals (3).
[0022]
(5) is a support box for the operation box that is integrally suspended from the remaining half of the installation panel (4), and is an operation box (FIG. 12 and 13) equipped with a printed circuit board of an electric control circuit ( 6) is mounted on its support base (5). The installation board (4) has a rectangular shape in a plan view, and the height and level of installation on the work floor can be adjusted by raising and lowering the level jacks (7) attached to the four corners. ing.
[0023]
(8) is a sheet-like electric heater wound in close contact with the body surface (1b) of the boiled pot (1), the details of which are omitted in the figure, but are sandwiched and integrated by a silicon rubber sheet. It consists of a heating element such as nichrome wire, and the inside of the boiled pot (1) is heated indirectly by resistance. (9) is a heat insulating material surrounding the electric heater (8), (10) is a stainless steel steel decorative cover that further surrounds the heat insulating material (9), and the body surface (1b) of the boiled pot (1) Are attached to a pair of upper and lower cover receiving flanges (11) projecting integrally from each other by a plurality of fixing bolts (12).
[0024]
Further, (13) is a circular drainage port formed at the center of the bottom surface (1a) of the above-mentioned boiled pot (1), and (14) passes through the steam jacket (2) from the drainage port (13), An on-off valve (15) is installed in the vicinity of the outlet of the drain pipe.
[0025]
(16) is a steam supply pipe led out from the bottom surface of the steam jacket (2), and its inlet is connected to a steam supply source (not shown) such as a boiler. (17) is an on-off valve installed near the inlet of the steam supply pipe (16), (18) is an on-off solenoid valve installed in the middle of the steam supply pipe, and (19) is a steam supply pipe ( 16) is a steam dispersion plate integrally projecting from the middle height position of the drain pipe (14) into the steam jacket (2).
[0026]
(20) is a condensate drain line that is led out from the bottom surface of the steam jacket (2) in a distributed parallel state with the steam supply line (16), and has a steam trap at one end and the other end. (21) and an on-off valve (22) are installed. Similarly, (23), (24) and (25) respectively show an air trap, a safety valve and a pressure gauge derived from the circumferential surface of the steam jacket (2).
[0027]
(26) is a heating temperature sensor that is attached and fixed in a state of insertion through the body surface (1b) of the boiled pot (1), the heat insulating material (9) of the electric heater (8), and the decorative cover (10). The heating temperature of the solid food material (M) in the boiled pot (1) and the submerged liquid (S1) (S2) is detected by a resistance thermometer (platinum resistance thermometer).
[0028]
12 and 13, according to the current temperature detected by the heating temperature sensor (26) and the type and property of the solid food (M) and the soaking liquid (S1) (S2). The controller (sequencer) (27) controls the opening and closing of the solenoid valve (18) of the steam supply line (16) by comparing with the target heating temperature set in advance, while the electric heater (8) The power switch is turned on / off.
[0029]
(28) is a support frame for a stirrer which is welded and integrated with the upper end of the body surface (1b) of the boiled pot (1), and the body surface (1b) has a constant width (W) ( For example, a flat vertical wall piece (28a) extending by about 300 mm) and a horizontal floor piece (28b) projecting outward from the lower end of the flat vertical wall piece (28a), and the vertical wall piece (28) of the support frame (28) ( In 28a), a plurality of elevating guide slots (29) are distributed in a parallel state.
[0030]
(30) is a mounting bracket for a stirrer that is suspended from the upper surface of the boiling pot (1) by a certain height (H1) (for example, about 240 mm), and is bent from a stainless steel plate into a substantially U-shape in plan view. The lower end portion of the support guide (28) is attached to the support frame (28) in a freely adjustable manner by a plurality of fixing bolts (31) screwed and fastened to the vertical wall piece (28a) through the lift guide long hole (29). It is integrated.
[0031]
(32) is a pair of left and right stud bolts that hang down from the mounting bracket (30) to the horizontal floor piece (28b). The fixing nut (33) is attached to the horizontal floor piece (28b) of the support frame (28). ). On the other hand, the upper end portion of the mounting bracket (30) is formed in a downwardly inclined state as a pair of left and right top plate receiving stopper edges (34) arranged in parallel.
[0032]
(35) is a blower port formed at a mid-height position that hangs down from the upper surface of the opening of the boiling pot (1) in the mounting bracket (30), and (36) is a cooling fan facing the blower port (35). , A plurality of fixing bolts (37) are attached to and integrated with the mounting bracket (30) in a back-up state. For example, solid ingredients (M) are mixed with raw materials of Amanatto (Daimanto, quail beans, empty beans, chestnuts, It is used to promote the water evaporation action from the molasses when the pickled liquid (S2) is used as the molasses. The cover filter of the cooling fan (36) is not shown.
[0033]
Further, (38) is pivotally attached to the upper end portion of the mounting bracket (30) via a plurality of horizontal rotation fulcrum pins (hinges) (39) so as to be able to freely rotate and swing at a constant angle (α). The top plate is made of a stainless steel plate having an approximately inverted U-shaped cross section, and is formed into a circle having a slightly larger diameter (for example, about 500 mm) than that of the boiled pot (1).
[0034]
In the state where the top plate (38) is raised around the fulcrum pin (39) in the direction of retreating from the upper surface of the opening of the cooking pot (1), as shown by the chain line in FIG. 30), both of the stopper edges (34) are stably received so that a boiled rice cake and a stirring blade described later can be taken in and out of the boiled pot (1) without any trouble. The fixed angle (α) at which the top plate (38) rotates is set as an obtuse angle of about 130 degrees, for example.
[0035]
(40) is a pair of left and right support legs that are suspended integrally from the free top end of the top plate (38) toward the opening edge of the boiled pot (1). 40) A bifurcated fork (41) made of a synthetic resin, which is attached and integrated with the lower end of the boil 40, is detachably engaged with the opening edge of the boiled pot (1) so that its top plate (38 ) Overhanging the boiled kettle (1) and installed horizontally so that it can be stably maintained. (42) is a horizontal connecting arm fixedly mounted horizontally between the left and right sides of the both support legs (40).
[0036]
(A) is a general term for a stirrer that stirs the liquids (S1) and (S2) of the solid food (M) stored in the boiling pot (1), and is assembled to the top plate (38) as follows. Therefore, the raising and lowering operation can be performed integrally with the top plate (38), and a stirring blade to be described later can be taken in and out with respect to the boiling pot (1).
[0037]
That is, (43) is an agitation drive motor (gard motor) mounted on the top surface of the top plate (38) via a plurality of fixing bolts (44). p. It has a rotation speed of m / 60 Hz, and the rotation speed can be adjusted and controlled by the inverter (45) as variable according to the type and properties of the solid food (M) and the immersion liquid (S1) (S2). It has become. (46) is a PTO shaft for taking out rotational power from the drive motor (43), and hangs down by a predetermined length (H2) toward the center of the boiled pot (1).
[0038]
Similarly, (47) is a bearing case integrally mounted on the lower surface of the top plate (38) with a plurality of fixing bolts (48), and the radial bearing (49) of the PTO shaft (46) and the thrust bearing are contained therein. (50) and an oil seal (51) are enclosed and installed. (52) is an end collar that covers the lower surface of the bearing case (47), and is pressed against the PTO shaft (46) by a pressing bolt (53).
[0039]
The lower end of the PTO shaft (46) that does not reach the upper surface of the opening of the boiled pot (1) is cut into an inverted L-shape as a half surface (46a), and from the half surface (46a) The key pin (54) protrudes sideways and integrally. (55) is a cover sleeve locking pin that is integrally projected sideways from the midway height position of the PTO shaft (46) as a distributed state directly above the key pin (54), and (56) A cover sleeve fitted to the PTO shaft (46) so as to be movable up and down, and an elevating guide slot (57) cut out in the cover sleeve and the locking pin (55) protruding from the PTO shaft (46) Since it is engaged, there is no possibility that the cover sleeve (56) will fall off from the PTO shaft (46).
[0040]
On the other hand, (58) is a rotary blade shaft of a fixed length (for example, about 560 mm) that is detachably added to and connected to the lower end portion of the PTO shaft (46), and the upper end portion is the half of the PTO shaft (46). As a split surface (58a) that bites the split surface (46a), it is cut out in a corresponding substantially L-shape. Reference numeral (59) denotes a key pin receiving hole formed in the half surface (58a) of the rotary blade shaft (58).
[0041]
That is, if the cover sleeve (56) is lifted by a certain length of the elevation guide slot (57), the key pin (54) of the PTO shaft (46) is exposed to the naked state. 46) and the half blade surfaces (46a) (58a) between the rotary blade shaft (58) and the key pin receiving hole (59) of the rotary blade shaft (58) to the key pin (54) so as to unite each other. ), The rotary blade shaft (58) can be quickly connected to the PTO shaft (46). In this connected state, the rotary blade shaft (58) is integrated with the PTO shaft (46). Rotating action.
[0042]
If the lifting operation hand is released after the connection, the cover sleeve (56) that descends itself surrounds and restrains the meshing portion of the PTO shaft (46) and the rotary blade shaft (58). There is no risk that the rotary blade shaft (58) will fall off. It goes without saying that the cover sleeve (56) is raised again from such a connected state, and the rotary blade shaft (58) can be detached from the PTO shaft (46).
[0043]
Reference numeral (60) denotes a steady-state convex that integrally faces downward from the lower end portion of the rotary blade shaft (58), and to the drain port (13) that opens to the bottom surface (1a) of the boiled pot (1). By inserting the rotary blade shaft detachably, the rotary blade shaft (58) is kept in a stable steady state in which the rotary blade shaft (58) is suspended along the vertical center line in the boiling pot (1).
[0044]
Similarly, (61) is a stirring radiation blade that protrudes laterally and integrally from the lower end of the rotary blade shaft (58), and has a constant rotational diameter (D) (for example, about 105 mm). The immersion liquid (S1) (S2) in the boiling pot (1) is diffused to the surroundings. (62) is a series of stirring screw blades having a rotational diameter (D) substantially the same as that of the stirring radiation blade (61), and is integrally projected from a midway height position of the rotating blade shaft (58). The pickled liquid (S1) (S2) is caused to flow upward from the bottom surface (1a) along the vertical center line in the boiling pot (1) by the spiral lead.
[0045]
Also, (63) is, for example, when the solid food material (M) is used as a raw material for sweet natto (Daimanto, quail beans, empty beans, chestnuts, sweet potatoes, etc.), and the pickled solution (S2) is pickled and cooked as molasses. Synthetic resin auxiliary stirrer blade for making the liquid surface (LL) rippled in order to prevent the water evaporation from molasses from being blocked by the film formed on the surface (LL) It is.
[0046]
Such an auxiliary stirring blade (63) is a spare part used in accordance with the type of the solid food (M) or the pickled liquid (S1) (S2), and is sandwiched between the hanger arm (64) of a certain length. The rotary blade shaft (58) is detachably sandwiched between the rotary blade shaft (58) via the clamp (65) and rotates integrally with the rotary blade shaft (58). Therefore, when unnecessary, the fixing bolt (66) of the clamping clamp (65) can be removed from the rotary blade shaft (58).
[0047]
As a typical example of the solid food (M), large natto, quail beans, empty beans, chestnuts, sweet potatoes, etc. (hereinafter collectively referred to as beans), which are raw materials of Amanatto, are used to produce Amanatto by the above-described pickled and boiled cooking apparatus of the present invention. The method will be described. Raw beans (M) that have been soaked in advance are temporarily stored in a fixed-capacity (for example, about 5 升) shape-preventing boiled rice cake (B).
[0048]
The boiled rice cake (B) is agitated with a diameter (for example, about 140 mm) that does not interfere with the agitating screw blade (62) and the agitating radiation blade (61) of the rotating blade shaft (58) as shown in FIGS. It is an assembly consisting of a donut-shaped bowl main body (69) in plan view and a lid (70) provided with a blade escape center opening (67) (68), both of which are used for the immersion liquid (S1) (S2). It is made from a punching metal, a metal mesh, and other porous materials having a high shape retaining strength in which a large number of circulation holes (71) and (72) are distributed.
[0049]
In addition, the lid (70) has a similar disk shape with a size (for example, a diameter of about 420 mm) that falls into the interior of the bag main body (69), and has a radially symmetrical distribution from the stirring blade escape center port (68). Each of the plurality of reinforcing plate pieces (73) derived from the state is pivotally supported so that the handle (74) can be moved forward and backward along the diameter direction (lateral direction).
[0050]
That is, if the pivot pin (75) of the handle (74) is inserted into the flow hole (71) distributed in the body surface of the rod main body (69) and advanced, the lid (70) is moved to the rod main body (70). 69), while the pivot pin (75) of the handle (74) is pulled out from the flow hole (71) of the bag main body (69) and retracted, the lid body thereof is maintained. As a so-called dropping lid into the main body (69) of the cocoon body (70), it can rise over time so as to follow the swelling and softening action of the beans (M). It is.
[0051]
In addition, (76) is a pair of opposed grips pivotally attached to the opening edge of the bowl main body (69) so as to be freely rotatable, and (77) is the above-described stirring blade escape center of the bowl main body (69). It is a plurality of reinforcing plate pieces derived from the mouth (67) to the body surface and the bottom surface, and such a bag main body (69) can be stably stacked in a state in which the handle (76) is lying down, In the illustrated example, one use state for the above-mentioned boiled pot (1) is shown.
[0052]
Then, the boiled rice cake (B) containing the beans (M) is hung inside the boiled kettle (1) and allowed to stand, and then to the stirring blade escape central port (67) of the main body (69). The rotating blade shaft (58) of the inserted stirrer (A) is connected and integrated with the PTO shaft (46) of the stirring drive motor (43) so as to hang along the vertical center line in the boiling pot (1). After standing up, first, the water used as the pickling liquid (S1) is put into the boiled pot (1), and the whole beans (M) are kept in the submerged state.
[0053]
In that case, the lid (70) of the boiled rice cake (B) is fitted to the upper surface of the beans (M) as a drop lid into the rice cake body (69), and the auxiliary stirring blade (63) is fitted. It is removed from the rotary blade shaft (58), and preferably the upper surface of the opening of the boiled pot (1) is covered with a separate top cover (78) so as not to dissipate heat as shown in FIG.
[0054]
After such preparation, steam is supplied to the steam jacket (2) of the boiling pot (1) and the beans (M) are first boiled by heating, and in the process, the stirrer (A ) Of the rotating blade shaft (58) is driven to rotate by the drive motor (43), and the pickled liquid (water) (S1) of beans (M) is moderately driven by the stirring screw blade (62) and the stirring radiation blade (61). Stir and convection slowly.
[0055]
In addition, during the boiling of the beans (M), the heating temperature in the boiling pot (1) is detected by the heating temperature sensor (26), and the current temperature is set in advance for the target heating. Once the temperature has risen and boiled, the heating temperature sensor (after detecting the temperature rise rate per unit time so that the non-boiling heating temperature of about 95 ° C. to 98 ° C. can be stably maintained. 26), the controller (27) adjusts and controls the opening degree of the solenoid valve (18) in the steam supply pipe (16) based on the output electric signal from the controller 26, and stops supplying steam after a certain period of time. , Cut the astringency.
[0056]
The astringent cutting operation is performed by opening the on-off valve (15) of the drain pipe (14) with the stirring drive motor (43) stopped. The soaking liquid (water) (S1) is put into the inside of the sushi and the whole of the beans (M) is kept soaked, and the secondary cooking of the beans (M) is subsequently performed by supplying steam.
[0057]
During the second submerged cooking, the agitator (A) is driven, and the beans (M) are driven by the stirring screw blade (62) and the stirring radiation blade (61) of the rotary blade shaft (58). While stirring and convection moderately and slowly, the soaking liquid (water) (S1) is also detected by the heating temperature sensor (26), and the current temperature is predicted. Once the temperature has risen and boiled to the set target temperature, the controller (on the basis of the detection output signal from the heating temperature sensor (26) so as to keep the heating temperature at about 90 ° C. to 95 ° C. without boiling). 27), the degree of opening of the electromagnetic valve (18) is adjusted and controlled, and after a certain period of time has elapsed, the supply of steam is stopped, and the beans (M) are steamed by leaving them alone for a certain period of time.
[0058]
After the steaming action for a certain period of time, the beans (M) are slowly cooled by applying so-called water spray from the upper surface of the opening of the boiling pot (1), and then from the drain line (14) of the boiling pot (1). Drain.
[0059]
The beans (M) that have been boiled and cooked in this way are still kept stationary in the boiled pot (1) without hanging the boiled rice cake (B) from the boiled pot (1), and the stirrer (A ) The rotating blade shaft (58) is maintained in the vertical state in the boiled pot (1), and then molasses to be used as the pickling liquid (S2) for beans (M) is added, and then the honey is pickled. To do.
[0060]
The molasses for that purpose is a highly transparent liquid in which the sugar is dissolved as a mixture of a certain amount of water and about three times as much sugar (granulated sugar). It is purchased and preferably stored in the inside of the boiled pot (1) at approximately the same weight ratio as the beans (M).
[0061]
When the bean (M) is pickled, the top cover (78) of the boiled pot (1) is removed, and the upper surface of the opening is fully opened as shown in FIGS. On the other hand, the lid (70) of the boiled rice cake (B) is fixed to the rice cake main body (69) so that the beans (M) do not jump out. The auxiliary stirring blade (63) is sandwiched near the upper end of the rotary blade shaft (58) as the installation height that sinks to a certain level (LL) of the submerged liquid (molasses) (S2). use.
[0062]
At the beginning of the honey soaking prepared in this way, the bean (M) has not yet absorbed the molasses, and the bean (M) itself has a sugar content (Brix) of about 52 to 53 degrees.
[0063]
Therefore, steam is supplied from the above state to the steam jacket (2) of the boiled pot (1), and the beans (M) and its soaking liquid (molasses) (S2) are heated to evaporate the water. As a result, the sugar content of the beans (M) is gradually increased.
[0064]
The higher the heating temperature, the greater the amount of water evaporated per unit time. However, at a high temperature of about 80 ° C or higher, the beans (M) may be burnt and discolored black. Based on the electric signal output from the heating temperature sensor (26), the controller detects the temperature by the heating temperature sensor (26) and maintains the heating temperature stably at a constant temperature of about 60 ° C to 75 ° C. (27) adjusts and controls the opening degree of the electromagnetic valve (18) in the steam supply line (16).
[0065]
Similarly, during the cooking of honey in the pickled liquid (molasses) (S2), the agitating drive motor (43) is rotationally driven to agitate the agitating screw blade (62) of the rotating blade shaft (58). While the above-mentioned soaking liquid (molasses) (S2) is moderately and slowly stirred and convected by the radiating blade (61), the liquid surface (LL) is made rippled by the rotation of the auxiliary stirring blade (63). The cooling fan (36) directed to the upper surface of the opening of the boiled pot (1) is also used to blow away the water evaporated from the liquid level (LL) by the rotating wind force.
[0066]
That is, as the sugar content of the beans (M) increases so that the pickling liquid (molasses) (S2) gradually boils as heating proceeds, the liquid level (LL) of the pickling liquid (molasses) (S2) A film is formed on the surface, and the film prevents the subsequent evaporation of water. Therefore, the stirrer (molasses) (molasses) (by the stirring screw blade (62) and the stirring radiation blade (61) of the stirrer (A) is used. While stirring and convection of S2) in the boiling pot (1) as a whole, the auxiliary stirring blade (63) prevents the film from being formed.
[0067]
In addition, the steam rising from the top of the opening of the boiled pot (1) is blown off by the wind of the cooling fan (36) to reduce the humidity of the liquid level (LL) in the soaking liquid (molasses) (S2). Furthermore, the atmospheric pressure is also lowered by the negative pressure action (Pitot tube principle) of the cooling fan (36), and the evaporation of moisture is positively promoted and the evaporation amount is increased. At that time, the top plate (38) blows off moisture by the cooling fan (36) and performs its wind tunnel-like guiding action.
[0068]
While the beans (M) are pickled, the stirring screw blade (62) of the stirrer (A) rises to the pickling liquid (molasses) (S2) along the vertical center line in the boiled pot (1). At the same time that the flow is generated, the upper and lower pairs of the auxiliary stirring blade (63) and the stirring radiation blade (61) are also immersed in the liquid level (LL) and the bottom surface (1a) in the boiling pot (1). (Molasses) (S2) causes a swirling diffusion flow to occur, and its agitation and convection effects spread throughout the boiled pot (1) as a whole, promoting the evaporation of moisture by the wind of the cooling fan (36) Combined with the action, the time required for pickling the beans (M) can be greatly shortened, which helps to improve the thermal efficiency.
[0069]
However, according to the rule of thumb in the process of manufacturing Amanatto, if the time required for pickling is shorter than about 12 hours, the pickled solution (molasses) (S2) will completely reach the core of the beans (M). It is difficult to absorb and permeate, and there is a risk that the beans (M) may rot at an early stage due to moisture remaining without evaporating. Therefore, it is desirable to set the time required for honey soaking to at least about 12 hours.
[0070]
In any case, while the beans (M) are being pickled, the evaporation of the water proceeds because the pickled liquid (molasses) (S2) in the storage pot (S2) gradually becomes beans ( M) means that the sugar content increases from the original honey state to the thick honey state as it is boiled and ripened, and the liquid level (LL) of the soaking liquid (molasses) (S2) gradually increases. As a result, if this is obtained by visual inspection of the operator or a level sensor outside the figure, the numerical value of the final target sugar content can be determined from the degree of decrease in the liquid level (LL). Can do.
[0071]
In other words, the final target sugar content is set to about 70 to 74 degrees, which is the value of the finished nectar, and the liquid level (LL) of the soaking liquid (molasses) (S2) corresponds to this. When the level sensor detects that the pressure reached, the controller (27) closes the solenoid valve (18) of the steam supply line (16) based on the output electric signal, and stops the supply of steam. The rotation of the agitation drive motor (43) and the cooling fan (36) is also stopped.
[0072]
When the honey soaking operation for about 12 hours at the shortest is completed, for example, after the honey is cut for a predetermined time of about 30 minutes, the rotating blades of the stirring screw blade (62) and the stirring radiation blade (61) are used. Remove the shaft (58) from the PTO shaft (46) of the drive motor (43), and place the top plate (38) on which the drive motor (43) is mounted around the fulcrum pin (39). 1) Raise from the upper surface of the opening in the direction of retraction.
[0073]
Then, since there is no obstacle on the upper surface of the opening of the boiled pot (1), the rotating blade shaft (58) of the stirrer (A) and the boiled rice cake (B) can be moved from the boiled pot (1) without any trouble. It can be taken out, and cleaning work in the boiled pot (1) can be done completely and conveniently. In addition, it goes without saying that the beans (M) taken out from the boiled rice cake (B) are finished as sweet natto with a good texture by being sprayed with a small amount of sugar.
[0074]
Although the manufacturing method of the sweet natto which uses steam as a heating source was demonstrated based on the work process drawing of FIGS. 19-21, the electric heater (8) is also provided in the boiled pot (1) of the pickled simmering cooking apparatus which concerns on this invention. Therefore, as is apparent from the electric control circuit of FIGS. 12 and 13, the electric heater (8) is used to heat the solid food (M) and the soaking liquid (S1) (S2), and the heating temperature. Adjustment control based on the detection output signal from the sensor (26) and on / off control of the heater power switch can be performed in substantially the same manner as described above, and steam and electricity are used in combination as a heating source. The bottom surface (1a) of the boiled pot (1) may be heated by heating, and at the same time, the body surface (1b) of the boiled pot (1) may be resistance-heated by the electric heater (8).
[0075]
In particular, as exemplified by the above-mentioned method for producing Amanatto, when the work of immersing the solid food (M) in a long time of at least about 12 hours is required and the work extends to the night, an electric heater It is preferable to use (8) for unattended operation, which can prevent the occurrence of noise and the risk of fire accidents, and in particular, the constant temperature at which the boiled and matured state of the solid food (M) is strictly controlled For example, there is an effect that the temperature can be kept at about 60 ° C to 70 ° C.
[0076]
Moreover, the manufacturing method of the sweet natto which uses beans as solid foodstuff (M) was demonstrated previously. And in this, the use of the pickled simmering apparatus according to the present invention, as a liquid (S1) (S2) for pickling the beans (M) into the inside of the boiled pot (1), two kinds of water and molasses are alternatively used. It is designed to be stored.
[0077]
However, the solid food material (M) that is the subject of the present invention may be not only the above-mentioned beans, but also oden ingredients, syrup-dried fruits, boiled seafood, boiled pork meat chunks, side dishes, etc. In the case of using the simmered simmering device for cooking oden, for example, as is apparent from FIG. 22, the radish, tofu, konnyaku, taro, tsumi, egg, hampen and other necessary ingredients (M ) Is once accommodated in the shape-preventing boiled rice bran (B), while dashi juice (soy sauce seasoning liquid) as the dipping liquid (S1) is stored in the boiled pot (1).
[0078]
And the above-mentioned boiled rice cake (B) is suspended in the inside of the boiled pot (1) and allowed to stand, and is also heated by steam from the steam supply pipe (16) and / or the electric heater (8), while the soaking liquid What is necessary is just to stir and convect (S1) moderately slowly, and to immerse and boil only for a required fixed time (for example, about 17 to 20 hours).
[0079]
The method is substantially the same as the step of immersing the beans (M) described above based on FIG. 19 except that the lid (70) of the boiled rice cake (B) is kept fixed to the rice cake body (69). Since these are the same, only the corresponding reference numerals to those in FIGS. 19 to 21 are entered in FIG. 22, and the detailed description thereof is omitted.
[0080]
In short, in the pickled and boiled cooking apparatus of the present invention, water, molasses, syrup (sugar solution), and various dashi juice (seasoning liquid) according to the cooking contents are also used as the pickled liquid (S1) (S2) of the solid ingredients (M). It can be used widely, and the heating temperature as well as the number of rotations of the stirring drive motor (43) are adjusted and controlled according to the type and properties of these, and the solid food Even when (M) or its soaking liquid (S1) (S2) is changed, the rotating blade shaft (58) of the stirrer (A) is taken out from the boiling pot (1), and the inside is quickly and thoroughly washed with water. Excellent workability and versatility in terms of work.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the raw material of sweet natto, the ingredients of oden, and other solid foods (M) are once stored in the boiled rice cake (B) for preventing the collapse of the shape, and then the water in the boiled pot (1). And boiled under the state of being soaked in pickling liquids (S1) and (S2) such as molasses, molasses and various seasoning liquids,
[0082]
The steam was heated from the bottom surface (1a) of the boiled pot (1) and / or the body surface (1b) of the boiled pot (1) by electricity, and was inserted into the boiled pot (1) so that it could be freely operated. By the rotational drive of the stirring blades (61) and (62), the above-mentioned soaking liquid (S1) (S2) is stirred and convected evenly in the whole cooking pot (1), and the soaking liquid (S1) (S2) ) Is in the aging state of the solid food material (M) infiltrated, so that the problem of the prior art described at the beginning can be greatly improved.
[0083]
That is, in the above method of the present invention, the circulation path (R) piped to the outside of the cooking pot (1) as in Japanese Patent Application No. 2002-150679 and the pumping force of the rotary pump (37) installed in the middle thereof, Unlike the method of convection of water and broth in the boiled pot (1) from the outside, the stirring blade inserted into the boiled pot (1) during the cooking of the solid food (M) and its soaking liquid (S1) (S2) (61) Since the above-mentioned soaking liquid (S1) (S2) is forcibly agitated and convected by the rotational drive of (62), the solid food material (M) having no unevenness or shape deformation as a whole. The boiled and matured state can be obtained efficiently.
[0084]
And since the stirring blade (61) (62) inserted in the inside of the said cooking pot (1) can also take this out from the cooking pot (1), for example, solid foodstuff (M) When the soaking liquids (S1) and (S2) are changed and used, the inside of the boiled pot (1) can be cleaned completely and conveniently without fear of mixing the old and new.
[0085]
Moreover, in addition to being able to heat from the bottom surface (1a) of the boiled pot (1) by supply steam, it can also be heated from the body surface (1b) of the boiled pot (1) by electricity. Because it is possible, it can be used properly according to the type and properties of the solid food (M) and its soaking liquid (S1) (S2), especially in the unattended operation at night using electricity as a heating source, It is remarkably effective for the heat retention of the boiled and matured state in the foodstuff (M).
[0086]
In that case, if the structure of Claim 2 is employ | adopted, the correspondence with respect to various solid foodstuffs (M) and its immersion liquid (S1) (S2) will spread further, and versatility and convenience will improve.
[0087]
Furthermore, if the structure of Claim 3 is employ | adopted, it inserted in the standing state in the boiling pot (1) through the stirring blade escape center port (67) (68) of a donut-shaped boiled rice cake (B). By the stirring radiation blade (61) and the stirring screw blade (62) of the rotary blade shaft (58), the stirring / convection action of the above-mentioned soaking liquid (S1) (S2) is more evenly distributed throughout the boiling pot (1). There is an effect that the target aging state of the solid food (M) can be obtained in a short time as efficiently as possible.
[0088]
On the other hand, according to the configuration of the pickled simmering device specified in claim 4, the rotating blades hang down from the stirring drive motor (43) mounted on the top surface of the top plate (38) via the PTO shaft (46). The shaft (58) is in a suspended state along the vertical center line in the boiling pot (1) in combination with the stirring blade escape center opening (67) (68) of the donut-shaped boiling bowl (B), By the stirring radiation blade (61) and the stirring screw blade (62) of the rotary blade shaft (58), the immersion liquid (S1) (S2) of the solid food material (M) is forcibly stirred and convected. Therefore, the stirring and convection action does not depend on the type or properties of the above-mentioned soaking liquids (S1) and (S2), but spreads throughout the entire cooking pot (1), and the solid food (M) Simmered and ripened can be efficiently obtained as desired
[0089]
Moreover, the top plate (38) on which the agitation drive motor (43) is mounted is undulatingly rotated via the agitator mounting bracket (30) to the body surface (1b) of the boiled pot (1). If the top plate (38) is pivoted so that it can be operated freely and then lifted in a direction to retract from the upper surface of the boiling pot (1), the drive motor (43) rotates relative to the PTO shaft (46). Since the operation of attaching and detaching the blade shaft (58) and the work of taking out and taking in the boiled rice cake (B) with respect to the boiled pot (1) can be performed, it can be provided as a reasonable soaking and cooking apparatus that can be used conveniently and conveniently.
[0090]
Further, a heating temperature sensor (26) for detecting the heating temperature of the solid food material (M) and its soaking liquid (S1) (S2) is exposed to the inside of the boiling pot (1), and the heating temperature sensor (26 Since the controller (27) that receives the output electric signal from the controller) can perform the open / close control of the steam solenoid valve (18) and / or the on / off control of the electric heater (8), There is an effect that the solid food material (M) can be cooked without loss, without fear of causing scorching and discoloration, at a constantly controlled heating temperature.
[0091]
If the structure of Claim 5 is employ | adopted, for example, when solid foodstuff (M) is used as the raw material of sweet natto and the pickling liquid (S2) is molasses, and it is necessary to evaporate water from now, the auxiliary stirring blade The liquid level (L-L) swaying stirring action by (63) and the wind force directed from the cooling fan (36) to the upper surface of the boiling pot (1) are combined to positively evaporate the water. And has the effect of easily obtaining the excellent sugar content of the sweet natto.
[0092]
If the structure of Claim 6 is employ | adopted, the drainage port (13) opened to the bottom face (1a) of a boiling pot (1) will be utilized, and a rotary blade shaft (58) may be made into the vertical center in a boiling pot (1). It can be maintained in a stable vertical state along the line, and the stirring radiation blade (61) and the stirring screw blade (62) of the rotating blade shaft (58) may inadvertently interfere with the boiled rice cake (B). It can be surely prevented.
[0093]
If the structure of claim 7 is adopted, the raised state of the top plate (38) can be received and supported stably and firmly by the stopper edge (34) of the mounting bracket (30) for the stirrer. As a result, there is an effect that the operation of taking in and out the boiled rice cake (B) and the rotary blade shaft (58) with respect to the boiled kettle (1) can be performed more safely.
[0094]
If the structure of Claim 8 is employ | adopted, the proper stirring and convection action according to the submerged liquid (S1) (S2) of various solid foodstuffs (M) is always carried out by the inverter control of the drive motor (43) for stirring. It can be used and is excellent in versatility and rationality.
[0095]
Furthermore, if the structure of Claim 9 is employ | adopted, for example, solid foodstuff (M) will be beans which are raw materials of Amanatto, and the pickled liquid (S1) (S2) will be two types of water and molasses, 1) In the case of immersing and simmering alternatively, the lid (70) of the boiled rice cake (B) is assembled and fixed to the main body (69), and the lid is also dropped into the main body (69). It can be used quickly in a state where it can be moved up and down, and the convenience is further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing the whole of a pickled simmering apparatus according to the present invention.
2 is a plan view of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a front view corresponding to FIG.
4 is a front view of an installation state in which the cooking pot of FIG. 1 is extracted and shown. FIG.
FIG. 5 is a rear view of FIG. 4;
FIG. 6 is a plan view of FIG. 4;
FIG. 7 is an enlarged plan view showing the top plate of FIG. 1 extracted.
FIG. 8 is a side view of FIG. 7;
9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 of FIG.
10 is an enlarged view of a part extracted from FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is a perspective view showing extracted stirring assist blades.
FIG. 12 is an electric control circuit according to the present invention.
FIG. 13 is also an electric control circuit of the present invention.
FIG. 14 is a plan view showing the body of the boiled rice cake.
15 is a front view of FIG. 14;
16 is a cross-sectional view taken along line 16-16 in FIG.
FIG. 17 is a plan view showing a lid of boiled rice cake.
18 is a front view of FIG. 17. FIG.
FIG. 19 is an explanatory diagram showing the work of immersing the solid food in the water.
FIG. 20 is an explanatory view showing the operation of cooking the honey pickles following the solid food of FIG.
21 is a cross-sectional view taken along line 21-21 in FIG.
FIG. 22 is an explanatory view showing another solid food pickling work;
[Explanation of symbols]
(1) Boiled kettle
(1a)-Bottom
(1b)-Body surface
(2) Steam jacket
(4) ・ Installation panel
(8)-Electric heater
(9) ・ Insulation material
(13) Drain outlet
(14)-Drainage pipeline
(16)-Steam supply pipeline
(18) · Solenoid valve for opening and closing
(20) ・ Drain pipeline
(26) Heating temperature sensor
(27) Controller
(28)-Support stand for agitator
(30) ・ Mounting bracket for agitator
(34) Stopper edge
(36)-Cooling fan
(38)-Top plate
(39) ・ Pivoting fulcrum pin
(40) ・ Stretch support leg
(43) · Stirring drive motor
(45) ・ Inverter
(46) · PTO shaft
(47) ・ Bearing case
(54) Keypin
(56) Cover sleeve
(58) ・ Rotating blade shaft
(60) ・ Stabilizer convex
(61) ・ Stirring radiation blade
(62) ・ Agitating screw blade
(63) ・ Auxiliary stirring blade
(65) ・ Clamp
(67) (68)-Stirring blade escape center entrance
(69) ・篭 body
(70)-Lid
(71) (72)
(74) (76)-Handle
(75) ・ Pivot pin
(78)-Top cover
(A) ・ Agitator
(B) ・ Boiled rice cake
(D) ・ Rotating diameter
(LL) Liquid level
(M) ・ Solid food
(S1) (S2) ・ Steep liquid
(Α) ・ Rotation angle

Claims

Once the sweet natto ingredients, oden ingredients, and other solid foods (M) have been stored in the shape-preventing boiled rice cake (B), water and molasses in the boiled pot (1), various seasoning liquids, etc. It is a method of cooking under the state of being immersed in the immersion liquid (S1) (S2),
The steam was heated from the bottom surface (1a) of the boiled pot (1) and / or the body surface (1b) of the boiled pot (1) by electricity, and was inserted into the boiled pot (1) so that it could be freely operated. By the rotational drive of the stirring blades (61) and (62), the above-mentioned soaking liquid (S1) (S2) is stirred and convected evenly in the whole cooking pot (1), and the soaking liquid (S1) (S2) ) Is obtained by immersing the solid food material (M) infiltrated with a solid food material.

The heating temperature and the number of rotations of the stirring blades (61) and (62) are electrically adjusted and controlled according to the type and properties of the solid food material (M) and its soaking liquid (S1) (S2). A method for immersing and solid-immersing the solid food product according to claim 1.

The boiled rice cake (B) is formed into a donut shape in plan view with the stirring blade escape center port (67) (68) opened, and the inside of the boiled pot (1) is passed through the stirring blade escape center port (67) (68). A stirring radiation blade (61) from the lower end of the rotating blade shaft (58) inserted in a vertically suspended state, and a series of stirring screw blades (62) from a midway position of the rotating blade shaft (58), respectively. Projecting sideways in one piece,
While the stirring radiation blade (61) causes a swirling diffusion flow to occur in the soaking liquid (S1) (S2) of the solid food material (M), the stirring screw blade (62) also causes the soaking liquid (S1) (S2). 2. A method for immersing and solidifying solid foods according to claim 1, wherein an upward spiral flow is generated.

A boiled kettle (1) having a substantially U-shaped cross-section for storing the pickled liquid (S1) (S2) of the solid food (M);
A steam supply pipe (16) led out from a steam jacket (2) covering the bottom surface (1a) of the boiled pot (1), and an opening / closing solenoid valve (18) interposed in the middle of the steam supply pipe (16);
An electric heater (8) that also surrounds the body surface (1b) of the boiled pot (1);
In order to detect the heating temperature of the solid food (M) and its soaking liquid (S1) (S2), a heating temperature sensor (26) facing the inside of the boiled pot (1),
A controller (27) for controlling opening / closing of the electromagnetic valve (18) and / or on / off control of a power switch of the electric heater (8) based on an output electric signal from the heating temperature sensor (26);
An undulating rotation operation by a certain angle (α) from the body surface (1b) of the boiled pot (1) to the upper end of the mounting bracket (30) for the stirrer that is integrally suspended by a certain height (H1). A top plate (38) that is freely pivotally mounted and is used as a horizontal supporting state that extends over and directly above the boiling pot (1);
A PTO shaft (46) hanging from the stirring drive motor (43) mounted on the top surface of the top plate (38) by a fixed length (H2) toward the center of the boiled pot (1);
A rotary blade shaft (58) that hangs along the vertical center line in the cooker (1) by being detachably connected and integrated with the lower end of the PTO shaft (46),
The rotating blade shaft (58) and the stirring radiation blade (61) projecting from the lower end facing the bottom surface (1a) in the boiled pot (1) and the middle height position, respectively, and a series of stirring screw blades (62)
The stirrer blade escape center opening (67) (68) is provided with a boiled rice cake (B) for preventing the collapse of the solid food material shape formed in a donut shape in plan view with an opening,
The above-mentioned boiled rice cake (B) containing the raw materials of Amanatto, oden ingredients, and other solid foods (M) is soaked with water, molasses, various seasoning liquids, etc. (S1) Under the condition of being immersed in (S2), while being heated by the steam supplied to the steam jacket (2) and / or the electric heater (8), the stirring radiation blade (61) of the rotary blade shaft (58) The soaked liquid (S1) (S2) is stirred and convected uniformly throughout the boiling pot (1) by the stirring screw blades (62), and the soaked liquid (S1) (S2) is infiltrated. An apparatus for immersing and solid-immersing solid foods, characterized in that the aging state of the foodstuffs (M) is determined.

While the auxiliary stirring blade (63) for making the liquid level (LL) of the immersion liquid (S2) rippled is detachably attached to the vicinity of the upper end of the rotary blade shaft (58),
A cooling fan (36) for blowing air toward the upper surface of the opening is attached to an intermediate height position where the mounting bracket (30) for the stirrer is suspended from the upper surface of the opening of the boiling pot (1). Item 5 is a pickled and boiled apparatus for solid ingredients.

A steady-state convex (60) is integrally projected downward from the lower end of the rotary blade shaft (58), and the steady-state convex (60) is opened at the center of the bottom surface (1a) of the boiling pot (1). The rotary blade shaft (58) is kept in a steady state in which the rotary blade shaft (58) is suspended along the vertical center line in the boiling pot (1) by being detachably inserted into the drain outlet (13). Item 4 is a pickled and boiled apparatus for solid foods.

The upper end of the mounting bracket (30) for the stirrer is formed as a stopper edge (34) for receiving the top plate in a downwardly inclined state,
In a state where the top plate (38) is raised in the direction of retreating from the upper surface of the opening of the boiling pot (1) by a certain angle (α) until it is received by the stopper edge (34), the boiling pot (1) 5. The apparatus for immersing and solid-immersing solid foods according to claim 4, characterized in that the boiled rice cake (B) and the rotary blade shaft (58) can be taken in and out from the upper surface of the opening.

The number of rotations of the drive motor for stirring (43) is determined so that it can be adjusted and controlled by the inverter (45) as variable according to the type and properties of the solid food (M) and its soaking liquid (S1) (S2). The device for immersing and solid-immersing solid foods according to claim 4.

A plurality of handles (74) are attached to the lid (70) as an assembly consisting of the bowl body (69) and a disk-shaped lid (70) of similar size that falls into the bowl body (69). It is pivoted so that it can be moved back and forth in the horizontal direction.
The lid (70) is moved forward by inserting the pivot pin (75) of the handle (74) into the immersion liquid flow hole (71) distributed in the body surface of the rod body (69). (69) can be used in a fixed state,
Similarly, by removing the pivot pin (75) of the handle (74) from the immersion liquid flow hole (71) and withdrawing it, the lid (70) can be used as a drop lid into the bag main body (69). 5. The apparatus for immersing and solid-immersing solid ingredients according to claim 4, wherein